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目次 Ⅰ. タンカーのサイズ分類 p.1 Ⅱ. 中東地域のチョークポイント p.2 1. スエズ運河 p.2 2. ホルムズ海峡 p.4 3. マンダブ海峡 p.5 Ⅲ. アジア地域のチョークポイント p.6 (マラッカ海峡) Ⅳ. 欧州地域のチョークポイント p.8 1. ボスポラス海峡 p.8 2. デンマークの2海峡 p.9 Ⅴ.アメリカ大陸のチョークポイント p.10 (パナマ運河) 平成 24 年 2 月 14 日 「タンカー輸送のチョークポイント」 本レポートでは、「タンカー輸送のチョークポイント」について紹介する。 先般の JPEC レポート(イランのエネルギー産業と ホルムズ海峡)で、ホルムズ海峡が「タンカー輸送 のチョークポイント」になっていることを報告したが、 今回は、昨年 12 月 30 日付けの米国 DOE・エネル ギー情報局(EIA)のレポートを主なベースとして、 世界のチョークポイントを纏めて紹介する。2011 年の世界の石油生産量合計は約 8,800 万 BPD で、 その 1/2 超がタンカーによって海上輸送された。 国際エネルギー市場は信頼性のある輸送に依存 しており、一時的であれ、海上石油輸送のチョー クポイント(狭い航路)が封鎖されればエネルギー コストの増大に繋がる。加えて、チョークポイント はタンカーが海賊による乗っ取り・テロ攻撃・政治 的な敵対行為の的にされ易く、悲惨な石油流出をもたらす船舶事故を起こし易い場所でもある。 このように、チョークポイントはエネルギーセキュリティにおける重大な箇所となっている。当レ ポートで、世界の8大チョークポイントとして 2 運河(スエズ運河、パナマ運河)と 6 海峡(ホルム ズ海峡、マンダブ海峡、マラッカ海峡、ボスポラス海峡、デンマークのカテカット海峡とスカゲラ ック海峡)の現状について記載する。 Ⅰ.石油タンカーのサイズ分類 いくつかのチョークポイントでは通航するタンカーのサイズが制限される。そのタンカーのサ イズによる一般的な分類は以下のとおりである。 ①パナマックス(Panamax)タンカー パナマ運河を通航出来る最大船型のタンカーをいう。船体の最大幅が 108 フィート(32.9m)に 制限されるため、載貨重量 6~8 万トン級のタンカーが相当する。そのタンク容積は概ね 50 万 バレルとなる。 ②アフラマックス(Aframax)タンカー

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会が作成している原油タンカーのサイズ別運賃指数である。「AFRA」では 45,000-79,999DWT, 80,000-159,999DWT 及びそれ以上、以下の分類にて毎月運賃レートを発表するが、8 万トンを 超えると運賃レートがかなり割安になる傾向であり、載貨重量が上限ぎりぎりの79,999トンとした タンカーが広く扱われたことからアフラマックスと呼称したことに由来する。しかし現在では、載 貨重量 8~12 万トン程度のタンカーを広くアフラマックスタンカーと呼んでいる。 ③スエズマックス(Suezmax)タンカー スエズ運河を満載で通航出来る最大船型(最大喫水18m)のタンカーをいう。原油の国際取引単 位である 100 万バレルの原油を積載できる船型が相当し、載貨重量は 12~20 万トン程度となっ ている。 ④ULCC/VLCC

超大型原油タンカーの略称で、ULCC は Ultra Large Crude Oil Carrier、VLCC は Very Large Crude Oil Carrier の頭文字である。一般的に載貨重量 20~32 万トンまでのタンカーを VLCC、 それ以上のものを ULCC と呼んでいるが、32 万トンの境界値に特別な意味はない。1970 年代に 世界的な原油需要の増大及び造船技術の進歩により大型化が進み50万トンクラスのULCCが建 造されたが、現在では原油の国際取引単位である 100 万バレルの 2 倍の 200 万バレルの原油 を積載可能な載貨重量 20~32 万トンの VLCC が主流となっている。VLCC まではマラッカ海峡を 通過できるが、満載の ULCC は水深の深いロンボク海峡回りとなる。但し、空船の ULCC はマラッ カ海峡を通ることができる。 Ⅱ.中東地域のチョークポイント 中東地域のチョークポイントとしては、スエズ運河・ホルムズ海峡・マンダブ海峡が挙げられる。 以下、これらのチョークポイントとその代替ルートについて記載する。 1.スエズ運河 エジプトに位置する全長 193km のスエズ運河は紅海と地中海を繋いでいる。スエズ運河は閘 門のない水平式運河であるため、運河内の水流は常に変動している。スエズ運河を通る原油 の多くは地中海沿岸諸国や北アフリカ諸国向けに当該運河を北向きに通過する。2010 年には 42.8 万 BPD の原油が北向きに・30.7 万 BPD が南向きに通過している。同年、「SUMED パイプライ ン」(後述)では 115 万BPD の原油が北向きに流れた。従って、合計150 万BPD 超の原油が北向 きに流れたことになる。一方、同年の石油製品通過実績は北向きに 72.6 万 BPD・南向きに 50.6 万 BPD・合計 123.2 万 BPD であった。又、同年の石油タンカー(原油および石油製品)の通過数 は 3,219 隻であった。スエズ運河の喫水制限により通れるタンカーはスエズマックス(Suezmax) 級までで、VLCC や ULCC は半積載か空船時でしか通航できないため、現在・スエズ運河庁(SCA) が当該運河の拡大(浚渫)工事を続けている。1977年に、スエズ運河を通れないVLCC以上の大

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型タンカーのために、スエズ運河のバイパスルートとして紅海沿岸の Ain Sukhna から地中海沿 岸の Sidi Kerir まで「SUMED パイプライン」が敷設された。全長 320km の「SUMED パイプライン」 は口径 42 インチの配管が 2 本並行に走り、輸送能力は 230 万 BPD である。1956 年に発生した スエズ危機のような事態が再び起こり、スエズ運河と「SUMED パイプライン」が同時に使用できな くなった場合はアフリカ大陸最南端のアガラス岬(喜望峰より更に南に位置する)沖まで南下し て同大陸を迂回しなければならず、航行距離が 9,700km も長くなる。 表 1.スエズ運河を通過した炭 化水素貨物の年次推移 写真 1.スエズ運河(閘門がなく地中海と紅海を水平に連結している) 図 1.スエズ運河の位置図 (赤い楕円形内がスエズ運河) 図 2.スエズ運河バイパスライン :「SUMED パイプライン」 口径 42 インチ×2 本

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2.ホルムズ海峡 ホルムズ海峡はイランとオマーン(アラビア半島北端の UAE の領土に囲まれた飛び地)の間 に位置し、ペルシア湾とアラビア海を繋いでいる。当該海峡の最も狭い部分は幅 33.8km、水深 は73~84mで、国際分離通航帯が北側に湾内向け航路2.2マイル(4.1km)・南側に湾外向け航 路 2.1 マイル(3.9km)・中央に緩衝帯 2 マイル(3.7km)にてオマーン海域に設定され、タンカー がペルシア湾を通り抜けるための世界で最も重要なチョークポイントとなっている。2009~2010 年は毎日1,550~1,600万バレル・2011年には毎日約1,700万バレルの石油が通過した。2011 年実績によれば、世界中で取り引きされた石油のほぼ 20%(海上輸送分合計の約35%)が通過し たことになる。即ち、毎日平均で 14 隻の原油積載タンカーおよび同数の空タンカーが通過し、 その積荷の 85%以上はアジア市場(日本、インド、韓国、中国)に向った。加えて、LNG タンカー も航行しており、2011 年 1 月~10 月の間に約 7,000 万トンの LNG が当該海峡を通過した。 米軍はバーレーンに第5艦隊基地を有し、常時1~2隻の空母を待機させている。又、カタール 等に空軍基地を保有してホルムズ海峡を含むペルシア湾での警戒を行っている。 万一、ホルムズ海峡が封鎖された場合の代替ルートとして: ①サウジアラビアのペルシア湾岸の都市・アブカイク(Abqaiq)から「East-West パイプライン」を 経由してサウジアラビアを縦断して紅海のヤンブーに至るルート。公称輸送能力は約 500 万 BPD だが、現在の実能力は約 200 万 BPD である。 ②「East-West パイプライン」と並行して走っている「Abqaiq-Yanbu 天然ガス液(NGL)パイプライ ン」を使用するルート。輸送能力は 29 万 BPD に過ぎない。 ③「Iraq-Turkey パイプライン」を経由して、地中海沿岸の都市セイハン(Ceyhan)に至るルート。 但し、輸送能力は大幅に制限される。 ④現在完成しつつあるアラブ首長国連邦(UAE)の「Abu Dhabi 原油パイプライン」を経由して、ア ブダビからホルムズ海峡の南側のフジャイラ港に至るルート。輸送能力は 150 万 BPD である。 このように、ホルムズ海峡を通らない代替ルートがあるが、いずれも輸送容量が制限され且つ 輸送コストも高く現実的ではない。従って、ホルムズ海峡が封鎖された場合の影響は中東原油 に依存しているアジア諸国にとって致命的となると同時に、世界経済にとっても甚大な悪影響 が出ると予想される。 図 3.ホルムズ海峡の位置図 (赤い楕円形内がホルムズ海峡) 図 4.ホルムズ海峡の分離通航帯

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3.マンダブ海峡 マンダブ海峡はジブチとイエメンの間に位置し、紅海とアラビア海を繋いでいる。当該海峡は アフリカの角(ソマリア半島)と中東間のチョークポイントであり、地中海とインド洋間の戦略的な 接点でもある。最も狭いポイントは幅 18 マイル(約 29km)で、2 マイル(約 3.7km)幅の往復各 1 本の航路がタンカーの航行を難しくしている。2009 年に 320 万 BPD の石油がマンダブ海峡を通 って欧州・米国・アジアに送られた。そのうちの約 180 万 BPD は紅海を北に向い、スエズ運河ま たは「SUMED パイプライン」を通過した。従って、140 万 BPD は南に向いアラビア海に出たことに なる。ペルシア湾から欧州諸国へ輸出される石油の大半はアラビア海からマンダブ海峡を抜け て紅海に入り、その後「SUMED パイプライン」又はスエズ運河を経由して地中海に出ている。近 年、ソマリア北部沖のアデン湾とマンダブ海峡を含む紅海南部でのソマリアの海賊の出没が増 えてきている。当該海峡が有事の際、ペルシア湾から地中海へ到達するための代替ルートは アフリカ南端の喜望峰回りとなり、輸送時間と運賃が膨大となる。又、ペルシア湾岸の都市・アブ カイクから「East-West パイプライン」を経由してサウジアラビアを縦断して紅海のヤンブーに至 るルートがあるが、現在の実能力は約 200 万 BPD(公称輸送能力は約 500 万 BPD)である。 図 5.中東地域の石油パイプライン網(緑色ライン) ① ② ③ ④

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Ⅲ.アジア地域のチョークポイント アジア地域唯一のチョークポイントとしてマラッカ海峡が挙げられる。マラッカ海峡はインドネ シアとマレーシアおよびシンガポールの間に位置し、アンダマン海(インド洋)と南シナ海(太平 洋)を繋いでいる。当該海峡はペルシア湾からアジア市場へ石油を海上輸送するための最短 ルートに当り、重要なシーレーンとなっている。年間 60,000 隻超の船舶がマラッカ海峡を通過 しており、2009 年には 1,360 万 BPD の石油が通過した。海峡の最も狭い部分の幅は 1.5 海里 (2.8km)で、国際分離通峡帯が 250 海里(約 460km)に渡りIMOにて定められており、シンガポ ール沖では東航向けが1,617m、西航向けが530mと非常に狭い幅で設定されている。常に船舶 の衝突と石油流出の危険性や海賊によるタンカーハイジャックの脅威に晒されている。マラッカ 海峡の最浅部の水深は 22.5m で、VLCC は満載時には時間を調整し、高潮にてシンガポール沖 を通峡する必要があり、ULCC は通れない。従って、ULCC はバリ島~ロンボク島間の水深の深い (約 250m)ロンボク海峡を通る遠回りコースとなる。但し、空荷時の ULCC のマラッカ海峡通過は 可能である。マラッカ海峡有事の際は、VLCC 以下のサイズのタンカーもロンボク海峡を通るコー スに変更しなければならない。 図 6.マンダブ海峡の位置図(赤い楕円形内)

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図 7.マラッカ海峡およびロンボク海峡の位置図

図 10.ロンボク海峡付近の拡大図 マラッカ海峡

ロンボク海峡

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Ⅳ.欧州地域のチョークポイント 欧州地域のチョークポイントとしてトルコのボスポラス海峡とデンマークの 2 海峡(カテカット海 峡、スカゲラック海峡)が挙げられる。以下、これらのチョークポイントとその代替ルートについて 記載する。 1.ボスポラス海峡 ボスポラスとダータネルスから成るトルコの海峡はアジアと欧州を分けている。ボスポラス海 峡はマルマナ海と黒海を繋ぎ、ダータネルス海峡はマルマナ海とエーゲ海を繋いでいる。全 長27kmのボスポラス海峡の最も狭い部分は698mしかなく、且つ曲がりくねった地形のため航行 するのに世界で最も難しい水路の一つになっている。又、年間約 5,500 隻の石油タンカーを含 む約 50,000 隻もの船が通過する船舶事故の危険性が最も高いチョークポイントでもある。黒海 沿岸のロシアと他の旧ソ連諸国の石油輸出積み出し港からの重要なルートの一つである。トル コの海峡を通過した石油の量は 2004 年のピーク(340 万 BPD 超)から 2006 年には 260 万 BPD まで減少した。この理由は、ロシアが原油輸出ルートをバルト海沿岸の港にシフトしたためであ る。しかし近年、アゼルバイジャンとカザフスタンの原油生産量が増え、カスピ海地域から西欧 および南欧への石油輸出量が増加し、再びトルコの海峡を通過する石油の量も増え、2009 年 には 290 万BPD(うち、250 万BPD 超が原油)に増えた。現在、黒海やカスピ海地域から西向きの 石油出荷に対する代替ルートがないため、いくつかのパイプライン建設プロジェクトが検討また は進行中である。 図 11.ボスポラス海峡の位置図(赤い楕円形内)

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写真 2.ボスポラス海峡の最も狭いポイント(698m) 2.デンマークの 2 海峡 2005 年にデンマークの 2 海峡(カテカット海峡、スカゲラック海峡)を西向きに 240 万BPD のロ シア産原油が通過した。2009 年にはその量が 330 万 BPD に著しく増加した。ロシアは欧州諸国 向けの原油輸出をバルト海沿岸の港にシフトしており、特に新しい港・プリモリスク港はその合 計量の半分を取り扱っている。近年、デンマークの 2 海峡はロシア産原油の欧州諸国への輸出 ルートのチョークポイントとして、益々重要になってきている。現在、これらの海峡の代替ルート は建設されていない。 図 12.デンマークの 2 海峡(カテカット海峡、スカゲラック海峡)の位置図

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Ⅴ.アメリカ大陸のチョークポイント アメリカ大陸唯一のチョークポイントとしてパナマ運河が挙げられる。パナマ運河は太平洋と カリブ海および大西洋を繋ぐ重要なルートである。運河中央部の標高が高いため、閘門を設け て水位を上下して船を通す閘門式運河となっている。全長 50 マイル(80.5km)・最小幅 110 フィ ート(33.5m)で、パナマックス(Panamax)タンカーまでしか通れない。パナマ運河庁(PCA)はより 大きいタンカーが通れるようにパナマ運河の拡大プロジェクトを2014年末までに完了したいとし ている。拡大プロジェクトにより幅 180 フィート(55M)となりスエズマックス(Suezmax)タンカーまで 通航できることになる。年間 14,000 隻超の船舶がパナマ運河を通過しており、そのうちの 60% 超が「米国行き」又は「米国から」の船舶である。パナマ運河を通過する船腹の約 1/5 がタンカ ーで、2011 会計年度中に石油(原油と製品)が 76.6 万 BPD 通過し、そのうちの 64.5 万 BPD が 石油製品で残り(12.1 万 BPD)が原油であった。その石油製品の大部分は北(大西洋側)から南 (太平洋側)へ向った。パナマ運河不通の場合は、南米大陸の最南端・ホーン岬沖を通り同大 陸を迂回しなければならず、8,000 マイル(12,870km)もの遠回りになる。代替ルートとは言えな いが、パナマのコスタリカ国境近くの「元の運河地帯(former Canal Zone)」の外側に 1982 年に 敷設された「パナマ横断(Trans Panama)パイプライン」(全長 130km、輸送能力 8.6 万 BPD)が走 っている。太平洋沿岸の Charco Azul からカリブ海沿岸の Bocas Toro までのルートで、アラス カのノーススロープ原油をカリブ海沿岸やメキシコ湾沿岸の製油所へ運ぶことが当初の目的で あった。しかし、1996 年に石油会社が別ルートでノーススロープ原油の輸送を始めたため停止 した。その後、2009 年 8 月に逆フロー(大西洋側から太平洋側へ)で石油を送るプロジェクトが 完了し、再利用されている。

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図 14.パナマ運河、パナマ横断パイプラインの位置図

図 15.パナマ運河のルートおよび途中の標高差 パナマ運河

パナマ横断 パイプライン

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<出典および参考資料>

(1)米国 DOE・エネルギー情報局(EIA)レポート:“World Oil Transit Chokepoints” http://www.eia.gov/countries/regions-topics.cfm?fips=WOTC )

(2)米国 DOE・エネルギー情報局(EIA) Today in Energy:

“The Strait of Hormuz is the world's most important oil transit chokepoint”、 http://www.eia.gov/todayinenergy/detail.cfm?id=4430 )

(3)Wikipedia 、Oil Tanker 、

http://en.wikipedia.org/wiki/Oil_tanker )

(13)

(4)Wikipedia 、Suez Canal 、

http://en.wikipedia.org/wiki/Suez_canal ) (5)Wikipedia 、SUMED Pipeline 、

http://en.wikipedia.org/wiki/Sumed_pipeline ) (6)Wikipedia 、Strait of Hormuz 、

http://en.wikipedia.org/wiki/Strait_of_Hormuz ) (7)205.254.135.7 、 http://205.254.135.7/EMEU/cabs/World_Oil_Transit_Chokepoints/images/Oil%20and%20 Gas%20Infrastructue%20Persian%20Gulf%20(large).gif ) (8)zerohedge.com 、 http://www.zerohedge.com/sites/default/files/images/user5/imageroot/2011/12/Stra it_of_Hormuz.jpg ) (9)Wikipedia 、Bab-el-Mandeb 、 http://en.wikipedia.org/wiki/Bab_el_Mandab ) (10)Image Shach 、 http://imageshack.us/photo/my-images/189/mandab.jpg/ ) (11)Wikipedia 、Strait of Malacca 、

http://en.wikipedia.org/wiki/Strait_of_Malacca ) (12)Wikipedia 、Lombok Strait 、

http://en.wikipedia.org/wiki/Lombok_Strait ) (13)robertamsterdam.com、

http://www.robertamsterdam.com/primorsk.jpg ) (14)Wikipedia 、Panama Canal 、

http://en.wikipedia.org/wiki/Panama_canal ) (15)Wikipedia 、Trans Panama pipeline 、

http://en.wikipedia.org/wiki/Trans-Panama_pipeline )

本資料は、一般財団法人 石油エネルギー技術センターの情報探査で得られた情報を、整理、分析 したものです。無断転載、複製を禁止します。本資料に関するお問い合わせは pisap@pecj.or.jp までお願いします。

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