宮崎市の財政状況
~「宮崎市の財政状況」の公表にあたって~
本市では、平成15年度より住民参加型市場公募債「みやざきアイビー債」を発行しており、
平成27年度で13回目の発行となります。
発行にあたりましては、みやざきアイビー債を購入される皆様が、本市の財政状況を客観的に
確認できる指標として、格付け機関による発行体格付けを平成20年度より取得してきました。
一方で、地方自治体の財政の健全度を表す財政健全化判断比率(平成19年度制度化)が定着
化してきたことから、これまで取得してきた格付けについて、平成26年度をもって終了したと
ころです【最終格付け:A(シングルエ-)、アウトルック:ポジティブ】。
このため、格付けに代わる財政情報の資料として、決算状況や財政健全化判断比率などを分か
りやすい形で公表することを目的に、今回、「宮崎市の財政状況」を作成いたしました。
これまで実施してきました下記の財政健全化の取組についても、これまで同様に取組んでいく
こととしております。
今後とも、みやざきアイビー債を購入される方はもとより、市民の皆様に本市の財政状況につ
いて、ご理解いただけるよう努めてまいりたいと考えております。
【財政健全化へ向けた主な取組】
➢
中期財政計画による市債残高の圧縮・基金残高の確保・歳入歳出改革による一般財源の
確保・削減
➢
公共施設の見直し(施設数の削減、民間活用など)による維持管理費・更新費用の削減
➢
滞納処分の強化や不動産公売の定例化・口座振替の推進などによる市税の収納率の向上
歳入決算額(普通会計)
歳出決算額(普通会計)
~歳入・歳出決算の推移~
➢平成26年度の歳入は、前年度比3.4%増の1,611億円
となっています。
➢市税は、景気回復に伴う企業業績回復による法人市
民税の増や、新築家屋が増えたことによる固定資産 税の増などにより、前年度比1.4%増の519億円とな っています。
➢地方譲与税・交付金は、平成26年4月からの消費
税増税に伴う地方消費税交付金の増などにより、前 年度比10.4%増の74億円となっています。
➢平成26年度の歳出は、前年度比3.4%増の1,577億円
となっています。
➢人件費は、国家公務員の給与減額に合わせて実施し
ていた減額措置が終了したことから、前年度比4.4 %増の212億円となっています。
➢扶助費は、生活保護世帯の増や障がい者関連事業の
増などにより、前年度比3.4%増の472億円です。
➢物件費は、指定管理料の増などにより前年度比3.6%
増の192億円となりました。
2 24 4 02 2 28 1 90 1 21 1 82 1 81 21 8 42 9 23 4 18 8 10 6 15 6 17 7 2 19 4 45 2 38 1 80 1 03 1 51 2 01 20 3 45 6 22 6 18 5 9 7 17 4 18 4 2 12 4 72 2 24 1 92 1 16 1 65 1 96 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800
H22 H23 H24 H25 H26
その他 普通建設費 補助費等 物件費 公債費 扶助費 人件費 1, 525
1 ,53 7 1, 508
1, 52 8 1 ,57 7
億円
4 9 5 7 2 3 4 9 3 0 8 1 7 3 3 6 1 2 3
4 9 5 6 9 3 5 3 3 1 5 1 6 6 3 7 1 0 2
4 9 8 6 7 3 4 4 3 1 6 1 7 2 3 6 1 3 1
5 1 2 6 7 3 7 2 3 1 4 1 6 4 3 6 9 2
5 1 9 7 4 3 8 5 2 9 7 1 6 7 3 4 1 3 5
0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800
H22 H23 H24 H25 H26
その他 使用料・手数料 市債
地方交付税 国・県支出金 地方譲与税・交付金 市税
億円
1 , 5 5 6 1 , 5 3 7 1 , 5 6 4 1 , 5 5 7 1 , 6 1 1
市税(市民税・固定資産税・事業所税など)
地方交付税(標準的な収入・需要額を基準として国から交付されるもの)
市債(公共施設整備等の経費に充てる借金)
使用料・手数料(公共施設の使用料など)
~主な歳入決算の推移~
495 495 498
512 519 627 607
601 610
614
400 450 500 550 600 650
H22 H23 H24 H25 H26
宮崎市
中核市平均 億円
➢市税は、企業の業績回復等による市民税の増などにより、平成26年度は前年度比7億円の増となっており年々増加しています。
➢地方交付税は、地方消費税交付金の増などに伴う基準財政収入額の増により、平成26年度は前年度比17億円の減となっています。
➢市債は、児童福祉施設関連の市債などが増えたことにより、平成26年度は前年度比3億円の増で中核市平均より高くなっています。
➢使用料・手数料は、小児診療所使用料の減などにより、平成26年度は前年度比2億円の減で中核市平均とほぼ同水準となっています。
308 315 316 314
297
171 178
184 186
185
100 150 200 250 300 350 400
H22 H23 H24 H25 H26
宮崎市
中核市平均 億円
173
166
172
164 167
149 152
145
135 159
100 120 140 160 180 200
H22 H23 H24 H25 H26
宮崎市
中核市平均 億円
36
34 37
36
36 36
36 36
36 39
20 25 30 35 40
H22 H23 H24 H25 H26
宮崎市
中核市平均 億円
職員数
扶助費(福祉関連の費用)
公債費(市債を返済するための費用)
人件費(職員等の給料・手当など)
職員数の推移
2,663 2,617
2,570 2,549 2,663
2,624 2,599
2,562 2,547
2,147
1,500 2,000 2,500 3,000
H17.4 H18.4 H19.4 H20.4 H21.4 H22.4 H23.4 H24.4 H25.4 H26.4 (人)
~義務的経費の推移~
➢人件費は、「第六次宮崎市定員適正化計画」による定員削減により職員数は減少しているが、国家公務員の給与減額に合わせて実施し
ていた減額措置が終了したため、平成26年度は前年度比で9億円の増となっています。
➢扶助費は、生活保護費の増や障がい者関連事業の増により増加傾向が続いており、中核市平均より高い状況となっています。
➢公債費は、中期財政計画による市債圧縮の取組により、年々減少しています。
224 218 219 203 212
233 231
241 249
258
0 50 100 150 200 250 300
H22 H23 H24 H25 H26
宮崎市
中核市平均
億円
402 429 445 456 472
403 380
376 370
357
0 100 200 300 400 500
H22 H23 H24 H25 H26
宮崎市
中核市平均
億円
228 234 238 226 224
162 167
169 174
176
0 50 100 150 200 250
H22 H23 H24 H25 H26
宮崎市
中核市平均
億円
市民一人あたりの市債残高(普通会計)
公債費負担比率の推移(普通会計)
市債残高(普通会計)
~市債残高の推移~
➢平成26年度末の市債残高(普通会計)は、プライマリーバ
ランスの黒字化の遵守により、前年度比1.7%減の2,012億 円で、年々減少しています。
➢一般会計では、普通建設事業に係る市債残高は減少してい
る一方、地方交付税の財源不足分として発行する臨時財政 対策債の残高は増加しています。
➢普通会計ベースでの市民一人あたりの市債残高は、中核市
と比較して高い状況ではあるものの、市債圧縮の取組によ り年々減少しています。
21.0 21.5
22.5 22.7
21.4
15.6 16.1
16.6 16.9
16.7
10 12 14 16 18 20 22 24
H22 H23 H24 H25 H26
宮崎市
中核市平均
(%)
2,037 (368)
99
2,021 (417)
97
1,987 (466)
95
1,954 (518)
92
1,924 (561)
88
1,700 1,800 1,900 2,000 2,100 2,200
H22 H23 H24 H25 H26
特別会計
(住宅・公園墓地・用地・ 母子父子寡婦)
一般会計
( )は臨時財政対策債
億円
2,136
2,012 2,118
2,082
2,046
52.7 52.1
51.2
50.3 49.5
39.7
38.6 38.7 38.2 38.1
20 25 30 35 40 45 50 55 60
H22 H23 H24 H25 H26
宮崎市
中核市平均 万円
土地開発基金
地域振興基金
地域振興の事業に充てる基金で、毎年2 億円の積立を実施
その他基金
特定の目的のため取り崩しを行う
公共用に供する土地等を取得するための 基金で定額で運用
財政調整基金の残高推移
財源対策債等償還基金(減債基金)の残高推移
財政調整基金
財源対策債等償還基金(減債基金)
ルールによる積立てを実施し、将来の償 還等に備える
計画的な財政運営を行うため、決算譲与 金等を積立てる
101億円
50億円
35億円
88億円
97億円
~基金の状況~
➢平成27年3月31日現在、29基金を設置。平成26年度末現在の残高は371億円となっています。
➢財政5基金(財政調整基金、財源対策等償還基金、公共施設整備等基金、地域振興基金、土地開発基金)については、「宮崎市中期
財政計画」において平成29年度末で200億円の残高確保を掲げています。
合計29基金
371億円
(※H27.3月末現在)
109 110 114
97
104 100
97 88
81 77
0 20 40 60 80 100 120
H22 H23 H24 H25 H26
宮崎市 中核市平均 億円
58
69
81
88
72
28 29
27 24
23
0 20 40 60 80 100
H22 H23 H24 H25 H26
宮崎市 中核市平均 億円
~中期財政計画~
➢将来にわたって真に必要な市民サービスを提供する上で、必要不可欠な健全財政を実現するための具体的な取組をまとめた財政運営の
基本的な指針です(普通会計を対象)。
➢現計画は、平成27年度から平成29年度の3か年を計画期間としており、平成26年度に策定したものです。
「将来に責任ある、自立した財政運営」
■負担を先送りしない、将来に責任ある財政運営 ■身の丈に合った、自立した財政運営
「将来に責任ある、自立した財政運営」を実現するために 取り組む3つの財政健全化対策
■歳入確保対策
①市税の収納率の向上 ②市債の抑制 ■歳出削減対策
①人件費の削減 ②普通建設事業費の抑制 ③補助費等の削減 ④物件費の削減
⑤扶助費の抑制 ■財政運営対策
①事業評価制度を活用した予算編成 ②財政情報の積極的な公表
財政健全化対策を着実に推進するための3つの財政目標
■市債残高120億円以上の圧縮(H26決算比) ■財政5基金残高200億円以上の確保
※財政調整基金、財源対策債等償還基金、公共施設整備等基金、
地域振興基金、土地開発基金
■歳入歳出改革による一般財源の確保・削減(13億円) (H26予算比 一般財源ベース)
平成27年度ローリングの結果 ■市債残高の圧縮
計画42億円⇒実績45億円(達成) ■財政5基金残高の確保
計画257億円⇒実績283億円(達成) ■歳入歳出改革による一般財源の確保・削減 計画1億円⇒実績1億円(達成)
理想とする
財政のすがた
財政健全化対策
財政目標
実質赤字比率・資金不足比率等
➢一般会計等(一般会計に特別会計を含めたもの) において、実質赤字比率および連結実質赤字比率 は発生していません。
中核市の健全化判断比率の分布図(平成26年度)
➢公営企業会計(法適用・非法適用)において、資 金不足比率は発生していません。
宮崎市の実質公債費比率の推移
宮崎市の将来負担比率の推移
~健全化判断比率~
➢宮崎市中期財政計画に基づく財政健全化の取組により、実質公債費比率・将来負担比率とも改善しています。
➢今後も、将来に責任ある、自立した財政運営を目指して、更なる財政健全化に取り組んでいきます。
145.6 145.1 139.0 121.4 106.0 93.2 78.8 66.1 48.1 56.2 62.7 110.8 96.8 98.0 89.0 74.0 0 20 40 60 80 100 120 140 160
H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 宮崎市 中核市平均
%
12.1
12.9 12.6 12.0
11.8 11.1 10.1 9.2 7.3 8.1 8.6 10.6 10.3 10.1
9.8 9.2 0 2 4 6 8 10 12 14
H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 宮崎市 中核市平均
%
8
高知市
那覇市 青森市
尼崎市 富山市
奈良市 秋田市
和歌山市 盛岡市
いわき市
下関市 高松市
越谷市 豊中市
前橋市 函館市 大分市
金沢市 大津市
倉敷市
豊橋市 高崎市
旭川市
松山市
川越市 長崎市
姫路市
横須賀市 柏市
福山市
長野市 宇都宮市
西宮市
高槻市
岡崎市
八王子市 船橋市 枚方市
久留米市 鹿児島市 岐阜市 豊田市 郡山市 東大阪市
-150 -100 -50 0 50 100 150 200 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18
実質公債費比率(%)
将 来 負 担 比 率(
%)
中 核 市 平 均
公 債 費 負 担 : 小 債 務 水 準 : 低