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地 ぢ獄 ごくに墮 だすれば

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Academic year: 2021

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(1)

─ 251 ─

だうは忿 いかるかをばせを現 げんじ口より鉄 てつの鋒 ほこさきを吐 はきて罪 ざい人を縛 ばくしうして。 前 セんの罪 ざいごうを白 はく

じやうすること。 朙 あきらかにして隱 かくれなし。此 このときに琰 ゑんわう。人頭 とうたうの白 はくじやうにまかせて。罪 ざい人を執 とつて。八寒 かん八t ねつ一百三十六の。地 ごくに墮 だすれば。おのれが罪 ざいごうをば顧 かへりミす。唯 たゞ人頭 とうとうを恨 うらむるなり。 此 このときに地 ざうの悲 ぐわんりきをもつて。 人頭 とうだうを執 とつて。 舌 したを卷 まきくちを閉 とぢて語 かたらせずして。 白 はくじやうをやめさするを。A だんざうとなづくるとなり。 扨 さてざうほんぐわんぎやうに。佛 ほとけげんさつに告 つげて娑 しやかい一切 さいしゆじやう

あくごうの報 むくひのe とがの輕 きやうじうに依 よつて。地 ごくの名 も。さま〳〵に有 あることなり

12この

ざうは惣 さうじて。 現 げんざいの利 しやうは。男 なんによあいきやうを守 まもりて。 子 のなき女 によにんには。子

をあたへて。平 へいさんを守 まもり。難 なんざんの人をすくひ給ふなり。 さて六道 だうりんの業 ごうを除 のぞき。一切 さいの諸 しよぐわんをかなへて。 無 じやうだいにいたらしめんとなり。 地 ざうほん

ぐわんきやうゑんめいぎやう十輪 りんぎやうとうを。見 たまふべし。利 やくは地 ざうれいげん。利 やくしう.書 しよもつたくさんに出 しゆつしやうセり地 ごくの歌 うたとて新 しんぞくきんに    つくりこし罪 つミを友にてしる人もなく〳〵     こゆるしての山道 ミち 二條 しやうゐんのふむね     もく しう    ひとつ身をあまたにかせの吹きりて

    ほむらになすぞかなしかりけり 西 さいぎやうほつ       第七  ずいたい ざう こしぬけ ほん ぶく こと

。 ま橋草外に。淺爰〳〵すに或應Bは國尊のg大馰中込瑞家sの寺此名地 あるめうほかくにちうはしこまごミずいたいこのざうくさそんかんあふこゝあさ 12

に。 中 なかうじなにがしの息 そくによ。 十五歳 さいになるまで。 生 しやうとくとして。 腰 こしぬけたつことを得 ざれば。k つねに是 これを悲 かなしミ。 彼 かのによ四五歳 さいの時 ぶんより。 百醫 をつくすに。其 そのこうなければ。 さては藥 やくりきにては治 し難 がたし。此 このうへは佛 ぶつじんの冥 ミやうぢよを。頼 たのまずんば本 ほんぶくすべからずとて。 まづ淺 あさくさくわんをんへ。 代 だいさんをもつて。 一七日を限 かぎりとして。 日 につさんさせて祈 せいするに。 其 そのなければ。 また神 かんの明 ミやうじん

ゑ一七日を限 かぎりとして。 代 だいさんをたつるに。其 そのしるしなし。また其 そのゝちかめのU てんじんへ。一七日代 だいさんをたつるに。 其 そのかんあふなければ。 其 そのときこれこそ業 こうびやう

にて。 佛 ぶつじんの威 りきにも叶 かなはずとて。 元 げんろく五年 ねんの春 はるまで。

。。。な中Fr根佛僧ら。一前諸語はけがのるのg地はに行に中て薩立 なかたちさうかたりゆきうぢまへざうなかさつぶつしよ 。。。 瑞込馰kをの⺼二年此頃伴前寺りけるに彼門の人より法寺師s三通 ほつともないずいこのとしころこまごミちゝたいもんゼんとうかのてら13た置捨ちうり をきすて

さつほど。利 やくふかき㕝 ことはなし。此 このごろの事 ことなるに。 近 きんじよの去 さるこしぬけ。 瑞 ずいたいの地 ざうさつの。霊 れいある事 ことをY きゝて。一七日を限 かぎりとして。 立 りうぐわんして祈 いのるに。 其 その

まゝへいぶくしたると語 かたれバ。餘 の二人の僧 そうのいはく。 されば彼 かのざうそんへ諸 しよぐわん

を祈 いのるに。一として成 じやうじゆせずと。 云 いふことなしと語 かたりゆくを。 中 なかうぢつく〴〵とY きゝ。夫 それより屋 しきにかへり。 娘 むすめを乗 のりものにのせて。 k ちゝどうだうして瑞 ずいたいへ參 さんけいし。香 かう

とうミやうを尊 そんざうに。供 やうし奉 たてまつり。一心 しんに立 りうぐわんし。 k ちゝむすめともに一日に。地 ざう

そんの名 ミやうごうを百遍 へんづゝとなへ。 一七日を限 かぎり

となり成したる所就願 しよぐわんじやうじゆ にはに目日七一.にるす參日.と二無信透復本女.し詣參て歩し息單. そくすきしんけいぶくにつさんさんあゆミほんによたん .. よ〳〵ばかな早二日めよ足少宛。立しかりkに.てし喜隨い大き毋 すこしあしづゝずいたちはやく13なすして.日參るに不思る議 さん

   第八  六地 ざう二番 はん ざう しやう こと

こまごミせんばやしにて. 淨 じやうしう一心 しんざんせんねんの. 寳 ほうしゆざうは餓 たうの能 のふにて. 如 によを持 もちたまふ.餓 だうの衆 しゆじやうの. 前 ぜんじやうけんどんの罪 つミに依 よつて.五百歳 さいふれども飮 をんじきの. 名をY きくこともなし. おのれがL なふを摧 くだき散 ちらし.自 ミづからの子 を取 とりて. ⻝ しよくして飢 うへを暫 しばらくも息 やすめるとなり. 此 このごとくに.𫝆日娑 しやにても.人々我 わがを賣 うりて.その金 きんぎんをもつて.身 しんめいをつなぐこと目 もくぜんにあり. さて此 このときに如 によほう

. 賣の人にはじて六地Z惣かなへ給ふとのことなり.をの望々買その品. またばいばい〳〵のぞミさうしな ... く.人の煩のりかZな事ふまた願立ば事とりかくれな本を復のする ことくわんぶくわづらいりうほん . 冨きものにあ貴をたへぼしとの扨こと.如宝珠のごとし意⻝一切物の によもつしよくさてほうさいしゆふつ... 種の所好の生よ衆の道鬼餓.り珠子てのを飽し⻝aす⻝る飮E まんたちまちしゆばうしゆだうじやうしよくこのむじきところおんしゆ 14

(2)

─ 252 ─

ざうは. 衆 しゆじやう二世の所 しよを.悉 こと〴〵くじやうしゆせずんは. 正 しやうがくをとらじとなり.延 ゑんめいぎやうほんぐわんぎやうしやくもんのごとくなり. 餓 だうのうたとて. 新 しんぞく𫝆 きんに    すずしやと.かわせのなミに.立よれば     もゆるおもひの.ミづからぞうき さきだいさうしやうだうげん     月清集に    身をせむる.うへのこゝろに.たへかねて.子を    おもふ道ぞわすれはてぬる 後 きやうこくせつしやう

  14

   第九  六地 ざう三番 ばん ざう やく こと

なかの新 につほりむら. 諏 の社 やしろしんごんしう.宝 ほうりんざんじやうくわうの. 地 ざうハ寳 ほうゐんざうと申なり. E このざうは輪 りんぼうと. 花 まんを持 もちたまふなり. 畜 ちくしやうだうの. 苦 くるしミを助 たすけたまふなり. 畜 ちくしやうの互 たがいに. 殘 ざんがいの苦 をq ぬきて. 微 みやうしやうじやうの. 飮 をんじきをあたへて.各 おの〳〵に實 じつさうかんの. 法 ほうを含 ふくませたまふとなり. 一切 さいの畜 ちくしやうの苦 をq ぬきて. 樂 らく

をあたへたまふなり. 扨 さてまた人間 けんかいにては.子そだてなき人. E このそんに立 りう

ぐわんあるべし.E このさうを信 しんじんする人は. 盗 たうぞくの厄 あやうきをのがれ. 他 こくに出ては. 山 さんの難 なん.諸 もろ〳〵の横 わうなんを. のがるゝとなり. 一切 さいどくのむし.蛇 へびなどに障 さハりなし.萬 よろずの畜 ちくしやうに. 痛 いためられぬとなり. 延 ゑんめいぎやうのことく. 山 さんじんもくじん。江 こう

かいすいじん.蛇 じやじんじんとうは.地 ざうしんじん

.. にぬとの.ことなり.さ畜て生道のうたとて山家集され化もに狸狐 ちくしうたぬききつねさんだうしやうばか ..15ある衆りな生をばへ守ゆ護 じやうしゆしゆ

   かぐらうた.草とりかふは.よけれども      なをその馰 こまに.なることはうし 西 さいぎやうほつ     月清集に    水にすミ。雲 くもにかける.こゝろにも     うき世のあみは. いかゞかなしき 後 きやうごくせつしやう       第十  六地 ざう れい げん こと

だい三番 ばんの. 地 ざうさつに.御 をんかごまちに.八 うちなにがしとて.眼 がんびやうを煩 わつらいて. E このざうに毎 まいにちさんけいして. W ねんぶつを。我 わがせいりきの盡 つくるほと申外 ほかには. 别 べつの羪 やうじやうはなし.初 はじめは子 に手 をひかれて. 二三十日は參 さんけいもうせしが。後 のちには杖 つえばかりにて. 一人宛 づゝ

.. 其を知す人もなきゆへに趣.意よの六躰に其慥あるといへどもにも數 たいしりそのかずたしかそのしゆ... にの寺誰とりとめて.さて六ヶ寺地るなりをg方しるの霊じて驗B てらかんたれざうげんれいがた .. 堂gけるなり地に見上元名實名假とて礼御して其復本のごとくにけ あげミへざうミやうじつミやうれいをんそのぶくほんもとだう .. 15。り两まいりW佛して漸々內になての日百明にに眼 ねんりやうぶつあきらかゼんがん〳〵うち

がたし. Y きゝおよびにまかセ.粗 ほゞかきG しるしをく所 ところに. 未 ひつじの年 としるいくわに燒 しやうしつセり. 地

ざうしんじんの故 ゆへとせり    第十一  六地 ざう四番 ばん ざう しやう こと

したいけの端 はたかやてう. 淨 じやうしうようごうさんしんぎやうは. 持 ざうと申なり。修 しゆだうの能 のふたり. 幡 はたと御 をんきやうを持 もちたまふ.扨 さてしゆハ地 にすむ。帝 たいしやくはU てんにあつて.毎 まいげつ十六日辰 たつのとき.决 けつじやうして.

16とにるあ羅戦合羅修毎修.と釈度帝. まいかつしゆセんしゆしやくたい

いくさに屓 まけて. ひき退 しりぞき. 闘 たうじやうの楯 たて.大海 かいの底 そこに落 おつるに.U てんの雷 らいの鳴 なるがごとくなれば. 帝 たいしやくは軍 いくさだいこを.Y きゝたまひて. 肝 きもを消 けしたましいを失 うしないて. 苦 げんりやうなり. E このときに.持 ざうは. 大 たいを持 もちて. 修 しゆの合 かつセんの. 城 じやうくわくを警 けいしたまふ.其 そのときしゆぐうは安 あんおんとなりて. 闘 とうじやうの苦 げんを脱 だつするを.持

ざうとなづくとなり。惣 さうじて人間 げんの. 嗔 しんいのほのふを消 しやうめつし.横 わうわうなん.時 とき

のはやり病 やまいを除 のぞき.また菩 だいしんを增 ざうしんしたまへて. 男 なんによ一切 さいの. 病 やまいしやうめつしたまふとなり. 修 しゆの歌 うたとて. 拾 しうぎよくしうに    須 しゆの上は.めでたき山と。Y きゝしかど.      しゆらの軍 いくさぞ.なをさはがしき 慈 ちんしやう

   浪たてし.心の道の.すへはまた    月清集に  16

     くるしき海の.そこにすむかな 後 きやうごくせつしやう

  

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