Rehabilitation after Anterior
Cruciate Ligament Reconstruction
In any rehabilitation, the important factor
is your belief. Without belief there
can be no successful outcome.
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Skier: Takeshi Kodama Photo: Hiroshi Suganuma
TABLE OF CONTENTS
The best way to predict the future is
to invent it. The real secret of success is enthusiasm.
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前十字靭帯(Anterior cruciate ligament; 以下ACLと略す)は、膝関節の中にある靭帯で あり、太ももの骨(大腿骨外側顆)とすねの骨 (脛骨顆間隆起)に付着している(右図参 照)。ACLは太ももの骨に対して、すねの骨が 前方にずれないように制御している靭帯であ り、膝関節を安定させる役割を担ってい る。ACL損傷はスキー、バスケットボール、 サッカーなどの選手に起こりやすいケガの一つ であり、競技復帰までに半年以上の期間を要す る重症なケガの一つでもあります。ACLを損傷 すると、膝関節がグラグラと不安定になるため、ランニングやジャンプ時に膝くずれ(giving way)などの症状が生じ、スポーツ動作に支障をきたします。そのため、スポーツ復帰を目指す選手 や、運動を継続したい運動愛好家の方には、ACLを再建する手術が薦められます。ACLを再建した 後は、筋力増強訓練、スポーツ動作練習などのリハビリをしっかり行い、術後6ヶ月∼1年を目標に スポーツ復帰します。 3 A C L 手術の様子
前十字靭帯(Anterior cruciate ligament;以下ACL)の再建術を受けていない方のトレーニング の進行は次のようになります。 (1) 腫れ、熱感などの炎症症状を抑える (2) 膝の動きが悪くなる、筋力低下などの2次的な症状を改善する (3) 膝のケガをしないような体作りをする ACLを損傷すると、膝に腫れや熱感などの炎症症状が現れます。これらの炎症症状が続くと、膝の 動きが悪くなったり筋力低下が起こり、結果として、階段昇降ができない、走れないなどの運動制限 が生じます。ACL損傷後、膝に腫れや熱感などの炎症症状がある場合は、RICE処置(写真参照)を 行い、可能な限り早くにこれらの炎症症状を取り除きましょう! RICE処置とは、R=rest(安静)、I=ice(患部の冷却)、C=compression(患部の圧迫)、 E=elevation(患部の挙上)のことです。 腫れや熱感などの炎症症状が落ち着いてきたら、トレーニン グを開始します。多くの場合、この時点で膝の動きが悪くなっ たり、筋力低下(右写真参照)などの症状があります。膝 の可動性低下、筋力低下を取り除いてあげることで、早期 の日常生活自立、競技復帰につながります。 ただし、筋力回復には時間がかかりますので、根気よくがん ばりましょう!! 4 太ももの筋肉の萎縮
ACL損傷をしたら、まずはRICE(ライス)処置!!
E
:挙上C
:圧迫I
:アイシングR
:安静 +前十字靭帯(Anterior cruciate ligament;以下ACL)の再建術を受けていない方のトレーニング
の進行は次のようになります。
(1)
腫れ、熱感などの炎症症状を抑える
(2)
膝の動きが悪くなる、筋力低下などの2次的な症状を改善する
(3)
膝のケガをしないような体作りをする
ACLを損傷すると、膝に腫れや熱感などの炎症症状が現れます。これらの炎症症状が続くと、膝の
動きが悪くなったり筋力低下が起こり、結果として、階段昇降ができない、走れないなどの運動制限
が生じます。ACL損傷後、膝に腫れや熱感などの炎症症状がある場合は、
RICE処置
(写真参照)を
行い、可能な限り早くにこれらの炎症症状を取り除きましょう!
RICE処置とは、R=rest(安静)、I=ice(患部の冷却)、C=compression(患部の圧迫)、
E=elevation(患部の挙上)のことです。
腫れや熱感などの炎症症状が落ち着いてきたら、トレーニン
グを開始します。多くの場合、この時点で膝の動きが悪くなっ
たり、筋力低下(右写真参照)などの症状があります。膝
の可動性低下、筋力低下を取り除いてあげることで、早期
の日常生活自立、競技復帰につながります。
ただし、筋力回復には時間がかかりますので、根気よくがん
ばりましょう!!
4太ももの筋肉の萎縮
ACL損傷をしたら、まずはRICE(ライス)処置!!
E
:挙上
C
:圧迫
I
:アイシング
R
:安静 +
術前、術後のトレーニングを実施する前に、理学療法士が下記の検査を実施いたします。 筋力検査 膝関節不安定性検査 膝関節可動域検査 パフォーマンス検査 これらの検査は、トレーニング前の膝や全身の身体能力の状態を把握するためにとても大切な検 査であると同時に、その後のトレーニングを実施する上でもとても大切な情報になります。トレーニ ング後、筋力はどのくらい回復したのか、膝の可動性はどのくらい良くなったのか、パフォーマン スはどのくらい改善したのか、などの評価をトレーニング前のこれらの検査結果をもとに考察しま す。その上でより適切なリハビリメニューをその都度作成していきます。 また、これらの検査はあなたが前十字靭帯を損傷しやすい特徴を有するかどうかを把握するため のものでもあります。これまでの多くの研究からACL損傷しやすい人の特徴がわかってきています。 例えば、女性であること、関節がやわらかいこと、ジャンプの着地時に膝が内側に入ってしまうこ と、などがあげられます。これらの特徴を有するかどうかを考慮し、トレーニングメニューを作成し ていきます。ACLを損傷する前よりも、ケガをしない体、より強い体作りを目指してトレーニング してきましょう! なお、これらの検査の際、膝を診せて頂くことになりますので、 ハーフパンツなど膝が見える服装とシューズを持ってリハビリ室に来てください! 整形外科・リハビリテーションセンター 8
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術前、術後のトレーニングを実施する前に、理学療法士が下記の検査を実施いたします。 筋力検査 膝関節不安定性検査 膝関節可動域検査 パフォーマンス検査 これらの検査は、トレーニング前の膝や全身の身体能力の状態を把握するためにとても大切な検 査であると同時に、その後のトレーニングを実施する上でもとても大切な情報になります。トレーニ ング後、筋力はどのくらい回復したのか、膝の可動性はどのくらい良くなったのか、パフォーマン スはどのくらい改善したのか、などの評価をトレーニング前のこれらの検査結果をもとに考察しま す。その上でより適切なリハビリメニューをその都度作成していきます。 また、これらの検査はあなたが前十字靭帯を損傷しやすい特徴を有するかどうかを把握するため のものでもあります。これまでの多くの研究からACL損傷しやすい人の特徴がわかってきています。 例えば、女性であること、関節がやわらかいこと、ジャンプの着地時に膝が内側に入ってしまうこ と、などがあげられます。これらの特徴を有するかどうかを考慮し、トレーニングメニューを作成し ていきます。ACLを損傷する前よりも、ケガをしない体、より強い体作りを目指してトレーニング してきましょう! なお、これらの検査の際、膝を診せて頂くことになりますので、 ハーフパンツなど膝が見える服装とシューズを持ってリハビリ室に来てください! 整形外科・リハビリテーションセンター 8!
術前、術後のトレーニングを実施する前に、理学療法士が下記の検査を実施いたします。 筋力検査 膝関節不安定性検査 膝関節可動域検査 パフォーマンス検査 これらの検査は、トレーニング前の膝や全身の身体能力の状態を把握するためにとても大切な検 査であると同時に、その後のトレーニングを実施する上でもとても大切な情報になります。トレーニ ング後、筋力はどのくらい回復したのか、膝の可動性はどのくらい良くなったのか、パフォーマン スはどのくらい改善したのか、などの評価をトレーニング前のこれらの検査結果をもとに考察しま す。その上でより適切なリハビリメニューをその都度作成していきます。 また、これらの検査はあなたが前十字靭帯を損傷しやすい特徴を有するかどうかを把握するため のものでもあります。これまでの多くの研究からACL損傷しやすい人の特徴がわかってきています。 例えば、女性であること、関節がやわらかいこと、ジャンプの着地時に膝が内側に入ってしまうこ と、などがあげられます。これらの特徴を有するかどうかを考慮し、トレーニングメニューを作成し ていきます。ACLを損傷する前よりも、ケガをしない体、より強い体作りを目指してトレーニング してきましょう! なお、これらの検査の際、膝を診せて頂くことになりますので、 ハーフパンツなど膝が見える服装とシューズを持ってリハビリ室に来てください! 整形外科・リハビリテーションセンター 8!
術前、術後のトレーニングを実施する前に、理学療法士が下記の検査を実施いたします。 筋力検査 膝関節不安定性検査 膝関節可動域検査 パフォーマンス検査 これらの検査は、トレーニング前の膝や全身の身体能力の状態を把握するためにとても大切な検 査であると同時に、その後のトレーニングを実施する上でもとても大切な情報になります。トレーニ ング後、筋力はどのくらい回復したのか、膝の可動性はどのくらい良くなったのか、パフォーマン スはどのくらい改善したのか、などの評価をトレーニング前のこれらの検査結果をもとに考察しま す。その上でより適切なリハビリメニューをその都度作成していきます。 また、これらの検査はあなたが前十字靭帯を損傷しやすい特徴を有するかどうかを把握するため のものでもあります。これまでの多くの研究からACL損傷しやすい人の特徴がわかってきています。 例えば、女性であること、関節がやわらかいこと、ジャンプの着地時に膝が内側に入ってしまうこ と、などがあげられます。これらの特徴を有するかどうかを考慮し、トレーニングメニューを作成し ていきます。ACLを損傷する前よりも、ケガをしない体、より強い体作りを目指してトレーニング してきましょう! なお、これらの検査の際、膝を診せて頂くことになりますので、 ハーフパンツなど膝が見える服装とシューズを持ってリハビリ室に来てください! 整形外科・リハビリテーションセンター 8!
★ ★ ∼ ∼ 足首の運動 • • ✦ ✦ ✦
100 250 25 50 80 90
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✓ 中等度保護期:術後3∼6ヶ月
✓ スポーツ復帰準備期:術後6ヶ月∼
メニュー 特記事項・目標 靭帯の状態
∼
✓
✓
✓
✓
✓
前十字靭帯(Anterior cruciate ligament;以下ACL)の再建術を受けていない方のトレーニング
の進行は次のようになります。
(1)
腫れ、熱感などの炎症症状を抑える
(2)
膝の動きが悪くなる、筋力低下などの2次的な症状を改善する
(3)
膝のケガをしないような体作りをする
ACLを損傷すると、膝に腫れや熱感などの炎症症状が現れます。これらの炎症症状が続くと、膝の
動きが悪くなったり筋力低下が起こり、結果として、階段昇降ができない、走れないなどの運動制限
が生じます。ACL損傷後、膝に腫れや熱感などの炎症症状がある場合は、RICE処置(写真参照)を
行い、可能な限り早くにこれらの炎症症状を取り除きましょう!
RICE処置とは、R=rest(安静)、I=ice(患部の冷却)、C=compression(患部の圧迫)、
E=elevation(患部の挙上)のことです。
腫れや熱感などの炎症症状が落ち着いてきたら、トレーニン
グを開始します。多くの場合、この時点で膝の動きが悪くなっ
たり、筋力低下(右写真参照)などの症状があります。膝
の可動性低下、筋力低下を取り除いてあげることで、早期
の日常生活自立、競技復帰につながります。
ただし、筋力回復には時間がかかりますので、根気よくがん
ばりましょう!!
4
太ももの筋肉の萎縮
ACL損傷をしたら、まずはRICE(ライス)処置!!
E
:挙上
C
:圧迫
I
:アイシング
R
:安静 +
アイシング
足首の運動
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ステップアップ
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N AM E : DA Y : / / ( ) NOTE : ID :