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◉ モパファ・マンスリー・コラム NO.19 「路線価」、「公示価格(公示時価)」、「基準地価」。生活に全く関係がないわけでもない。 8 月 1 日に 2005 年分の路線価が発表されました。 路線価は 8 月に、公示価格は 3 月、基準地価は 9 月に毎年発表されます。それぞれ、土地の評価に関する ことですが、この発表にはどんな意味があるのか、またそれらの関係性をまとめてみました。 路線価は主要な道路に面した土地の 1 ㎡(1メート×1 メートル)あたりの標準価額をあらわします。相続税や 贈与税の税額を計算するときの基準となり、今回の 2005 年分であれば、05 年 1 月 1 日から 12 月 31 日まで の間に相続、贈与があった場合に適用されます。 8 月 1 日付の日経新聞では「路線価」について 国土交通省が毎春発表する公示地価(公示価格)の 8 割程度を目安に、国税庁が不動産鑑定士の意見などを参考に して算出する。3 月発表の公示地価では、東京都心 5 区の全用途平均が 04 年に比べ 0.8%上昇、15 年ぶりにプラスに 転じた。 と書かれていました。 また、「公示時価」(公示価格)、「基準地価」については 地価動向を示す指標には、国税庁の「路線価」のほか、国土交通省の「公示地価」と都道府県の「基準地価」がある。公 示地価と基準地価は、土地の適正価格を一般人などが判断する上で客観的な指標となる。一方、路線価は公示地価 の 8 割程度を目安に鑑定士の意見を取り入れ算定、相続税と贈与税を計算するのが目的。 と書かれています。 つまり、「公示価格」と「基準地価」は土地取引の目安となる価格で、「路線価」は「公示価格」の 8 割程度で 相続・贈与があった場合に基準となる価格ということになります。 公示価格・基準地価の算定方法、基準となる日付も 8 月 1 日付日経新聞に記載されていました。 算定はいずれも不動産鑑定士が担当。公示地価は1地点を二人の鑑定士が別々に調べ、取引状況や土 地の持つ収益力などから価額を分析する。基準地価もほぼ同じ。異なるのは調査地点。公示地価は都市計 画区域内の約 3 万 2 千ヵ所を1 月 1 日時点で調べる。基準地価は同域外の隣地も含み、7 月 1 日時点で 約 2 万 7 千ヵ所を調査。路線価も 1 月 1 日時点だが、税額調査のため約 41 万地点とより細かい。 公示価格は 1 月 1 日時点の土地価格ですから、同じ地点の基準地価(7 月 1 日時点の土地価格)を調べ れば、半年の間にその土地が上がったのか、下がったのか、またどの程度変化したのかなど、見当をつけることが できます。 路線価は 1 月 1 日時点の評価ですが、同じ年の 1 月に相続・贈与があっても 12 月に相続・贈与があっても、 その年に発表された路線価を使用することになります。 路線価の入手方法 最寄りの税務署の資産税課または税務相談所へ行けば調べることができます。 国税庁に問い合わせれば、所轄の税務署の連絡先を知ることができます。 (代表)03-3581-4161
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Management Of PERsonal Finance with Assurance MOPERFA 沖縄県在住の方は沖縄国税事務所(098-867-3101)で聞くことができます。 沖縄県の税務署 那覇税務署・北那覇税務署・沖縄税務署・名護税務署・平良税務署・石垣税務署 インターネットを利用して路線価を入手することも可能です。 ヤフーなど検索サイトなどから「国税庁(http://www.nta.go.jp/)」を調べる。ホームページの左側の「税目別検索」の「相続 税」をクリック。「専門的な相続税の取り扱いを調べる」の一番下の部分の「路線価図を見る」をクリック。 路線価の評価の仕方 例えば、路線価が 10 万円/㎡の道路に面した土地、100 ㎡の場合。 10 万円/㎡×100 ㎡=1,000 万円 ということになります。 実際には、相続・贈与税を求める際の土地の価格を算出するには、「奥行価格補正」「側方路線影響加算」 「不整形地補正率」など様々な補正を行いますので、1㎡あたりの価額はこれよりも小さくなります。また、アパ ートなどに利用している土地は「貸家建付地」として評価が下がりますし、居住用の土地では「小規模宅地等 の課税価格参入額の特例」により、土地の評価を下げられます。ですから、路線価の㎡当たりの評価額の半 分以下の価格になることも珍しいことではありません。 補正や特例の算出は難しい計算を伴いますが、上の例で言いますと、1,000万円以上の評価額にはならな いということを、路線価を把握することで、確認できるという事がいえます。 相続・贈与税の評価額には「路線価方式」のほかに「倍率方式」がある。 「倍率方式」は郊外にある土地や農村部の宅地に使われます。 一般的に市街地にある住宅(建物)は、「路線価方式」になります。 保有している土地が「路線価方式」か「倍率方式」か、そして「倍率方式」の「倍率」がいくつかなどは税務署で 調べることができます。(上記、国税庁の HP でも確認できます) 評価額の算出方法は「固定資産税評価 額」に「倍率方式」の倍率をかけるだけです。固定資産税の評価額は市町村役場の固定資産税課で、「評 価証明書」という形で発行してくれます。なお、毎年4月に送られてくる、固定資産税の納税通知書に記載さ れているのは「課税標準額」で「固定資産税評価額」とは異なります。 《参考文献:「相続・贈与 かしこい節税の実際」小池正明 日本実業出版社》 1 坪とは 1坪=約 3.30 ㎡。100 坪は約 330 ㎡ということになります。100 ㎡は約 30.25 坪ということになります。単位が㎡の大きさの ものを坪数で換算したいときは、約 3.3 で割ればいいわけです。坪数を㎡であらわすには、約 3.3 倍すればでてきます。 次回、相続・贈与税についてもう少し詳しく書いていきます。
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Management Of PERsonal Finance with Assurance MOPERFA NO.20 大学の学費と学生の生活費用。 先月 8 月分のコラムNO.17 子どもの教育費。高校を卒業するまでいくらかかるか。で高校卒業までの費用の調査 結果を記載しましたが、今回は大学に通うときに目安となる費用についてまとめました。 下記のデータは文部科学省が行った学生生活調査結果(平成 14 年度)です。 全国 53,262 人を調査対象として、調査有効数は 36,588 人。(回収率68.7%) この数には、短期大学、 大学夜間部、大学院の学生も含みますが、下記データは、大学昼間部のみの調査結果です。 表の見方(学生の 1 年間の収入と支出の調査結果です) ・収入部分は学生の収入手段になります。「家庭からの給付」の項目が親の負担額です。 ・「自宅」は自宅から大学に通う。「学寮」は寮生活。学生がアパート、マンションを借りて生活している場合は 「下宿・間借、その他」の項目に入ります。 「平均」はこれら 3 つの項目の平均値ということになります。 居住形態別の学生の収入と支出
区 分 自 宅 学 寮 国 立 公 立 私 立 平 均 国 立 公 立 私 立 平 均 家庭からの給付 746,400 650,700 1,308,600 1,219,500 850,000 1,082,200 1,857,800 1,623,300 収 奨学金 137,400 188,300 193,500 186,500 391,600 248,200 360,300 365,700 アルバイト 332,500 401,700 421,900 410,400 240,100 280,600 162,700 181,500 入 定職収入・その他 64,600 98,900 105,600 100,400 49,000 102,800 111,800 97,700 計 1,280,900 1,339,600 2,029,600 1,916,800 1,530,700 1,713,800 2,492,600 2,268,200 授業料 468,700 472,700 867,700 806,800 422,900 489,700 869,200 764,900 その他学校納付金 7,800 12,900 240,500 205,100 12,300 15,100 252,800 196,200 支 修学費 49,700 54,200 51,700 51,500 57,200 45,500 54,200 54,800 課外活動費 44,600 33,100 44,800 44,400 50,200 39,900 65,600 61,800 通学費 114,600 117,500 115,300 115,300 15,800 14,400 20,900 19,700 小計(学費) 685,400 690,400 1,320,000 1,223,100 558,400 604,600 1,262,700 1,097,400 出 食費 117,200 112,300 124,600 123,300 292,000 253,300 282,500 284,200 住居・光熱費 1,600 5,100 1,700 1,800 144,900 286,900 346,300 300,600 保険衛生費 37,400 44,300 46,300 45,100 40,300 45,600 43,200 42,600 娯楽・嗜好費 137,400 152,300 151,500 149,900 149,400 157,200 132,800 136,800 その他日常費 149,600 154,500 166,100 163,800 167,300 261,300 168,900 169,700 小計(生活費) 443,200 468,500 490,200 483,900 793,900 1,004,300 973,700 933,900 計 1,128,600 1,158,900 1,810,200 1,707,000 1,352,300 1,608,900 2,236,400 2,031,300
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Management Of PERsonal Finance with Assurance MOPERFA 区 分 下宿・間借・その他 平均 (自宅、学寮、下宿・間借・その他、平均値) 国 立 公 立 私 立 平 均 国 立 公 立 私 立 平 均 家庭からの給付 1,474,400 1,294,400 2,167,300 1,942,400 1,193,400 1,026,500 1,671,600 1,556,700 収 奨学金 222,000 283,900 264,300 254,400 205,000 244,000 229,900 225,800 アルバイト 306,700 340,000 323,900 320,300 310,900 364,300 369,900 358,700 入 定職収入・その他 53,600 97,900 105,900 92,000 57,000 98,400 106,000 96,600 計 2,056,700 2,016,200 2,861,400 2,609,100 1,766,300 1,733,200 2,377,400 2,237,800 授業料 473,100 474,600 916,100 778,400 468,400 474,100 886,600 792,100 その他学校納付金 9,300 10,800 267,000 187,000 9,000 11,800 251,500 196,700 支 修学費 53,500 51,500 54,500 54,100 52,500 52,500 52,900 52,800 課外活動費 47,700 37,900 51,500 49,800 46,800 35,900 48,500 47,700 通学費 18,800 26,400 31,100 27,600 50,300 63,600 77,500 71,900 小計(学費) 602,400 601,200 1,320,200 1,096,900 627,000 637,900 1,317,000 1,161,200 出 食費 325,300 305,900 317,100 318,600 254,400 225,500 207,900 217,200 住居・光熱費 567,300 512,500 578,500 572,100 353,000 300,300 244,200 266,800 保険衛生費 39,500 44,000 47,300 45,100 38,900 44,200 46,500 45,000 娯楽・嗜好費 165,300 176,400 172,500 170,800 155,000 166,200 158,700 158,300 その他日常費 167,500 177,800 178,200 175,400 161,600 169,700 171,000 169,200 小計(生活費) 1,264,900 1,216,600 1,293,600 1,282,000 962,900 905,900 828,300 856,500 計 1,867,300 1,817,800 2,613,800 2,378,900 1,589,900 1,543,800 2,145,300 2,017,700 出所:文部科学省 学生生活調査(平成 14 年度) 作成:FP 事務所モパファ 同じ国立大学に通う場合でも、自宅から大学に通う場合とマンション、アパートを借りて大学へ通う場合とでは、 親の負担が大きく変わるということがよくわかる調査結果になっています。 上記結果は学生の収入と支出を調査したものなので、親が子のために使うお金は別途、発生する可能性があ ります。 また、沖縄県の場合、県外の大学への進学は、交通費、通信費などが増加することが考えられます。 [学生生活調査]の調査結果の詳細を見るには 文部科学省、平成 14 年度「学生生活調査」の詳しい調査結果は文部科学省のホームページでご覧いただけます。「ヤフ ー」などのポータルサイトで「文部科学省」を検索。文部科学省のホームページの左下、桃色の[1.総合案内]の[各種統 計案内]をクリック。次の画面の[3.教育費に関する調査]の[学生生活調査]をクリックすると調査の概要、結果の画面 があらわれます。 今回記載したのは、大学の昼間部へ通う学生の調査結果ですが[学生生活調査]は、大学(夜間部)、短期 大学(昼間部・夜間部)、大学院(修士課程・博士課程)の学生の調査結果も載っています。
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Management Of PERsonal Finance with Assurance MOPERFA NO.21 教育資金の捻出のための運用期間を 10 年、または 15 年と考えると・・・・。 子の教育資金を考える場合、保険商品(子ども保険など)や預貯金(積み立て型の預金)などの利用を中心 に考える方も多いと思いますが、当事務所は「証券仲介業者」として、証券を扱っていますので、証券の運用と いう面から考えてみます。運用する商品は、通常はリスクの少ないと思われる商品からの選択となります。 保険商品や預貯金、金融機関からの借り入れ等を利用した費用捻出についても、今後記載していきます。 毎月一定額の資金を積み立て、その資金で運用する場合をシミュレーションしてみます。 運用の計算は複利でおこないます。 100 万円を年 3%で運用すると 103 万円。次の年も年 3%で運用できると 103 万円に対し 3%の利回りなので 106 万 9000 円。同じ、年 3%の利回りなのに 1 年目の利益は 3 万円。2 年目の利益は 3 万 9000 円。対象となる元本が増えている ので同じ利回りでも利益の額が増えます。これが「複利」の考え方です。詳しくは 2005 年 2 月NO.2 利子や利率の話。 単利、複利、そして年平均利回り。に書いています。 1. 毎月 3 万円ずつ積み立てる。(運用する) (1)積立期間 10 年間 総積立額=3 万円×12 ヶ月×10 年=360 万円 ①年利回り 3%で運用 10 年後=4,192,243 円 ②年利回り 5%で運用 10 年後=4,658,468 円 ③年利回り 10%で運用 10 年後=6,145,349 円 (2)積立期間 15 年間 総積立額=3 万円×12 ヶ月×15 年=540 万円 ①年利回り 3%で運用 15 年後=6,809,181 円 ②年利回り 5%で運用 15 年後=8,018,668 円 ③年利回り 10%で運用 15 年後=12,434,110 円 2.毎月 5 万円ずつ積立てる。(運用する) (1)積立期間 10 年間 総積立額=5 万円×12 ヶ月×10 年=600 万円 ①年利回り 3%で運用 10 年後=6,987,071 円 ②年利回り 5%で運用 10 年後=7,764,114 円 ③年利回り 10%で運用 10 年後=10,242,249 円 (2)積立期間 15 年間 総積立額=5 万円×12 ヶ月×15 年=900 万円 ①年利回り 3%で運用 15 年後=11,348,634 円 ②年利回り 5%で運用 15 年後=13,364,447 円 ③年利回り 10%で運用 15 年後=20,723,517 円
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Management Of PERsonal Finance with Assurance MOPERFA 3.毎月 10 万円ずつ積み立てる(運用する) (1)積立期間 10 年間 総積立額=10 万円×12 ヶ月×10 年=1200 万円 ①年利回り 3%で運用 10 年後=13,974,142 円 ②年利回り 5%で運用 10 年後=15,528,228 円 ③年利回り 10%で運用 10 年後=20,484,498 円 (2)積立期間 15 年間 総積立額=10 万円×12 ヶ月×15 年=1800 万円 ①年利回り 3%で運用 15 年後=22,697,269 円 ②年利回り 5%で運用 15 年後=26,728,894 円 ③年利回り 10%で運用 15 年後=41,447,035 円 まとまった資金を 10 年または 15 年間、運用した場合のシミュレーション。 ○運用資金 100 万円 (1)運用期間 10 年 ①年利回り 3%で運用=1,343,916 円 ②年利回り 5%で運用=1,628,895 円 ③年利回り 10%で運用=2,593,742 円 (2)運用期間 15 年 ①年利回り 3%で運用=1,557,967 円 ②年利回り 5%で運用=2,078,928 円 ③年利回り 10%で運用=4,177,248 円 ○運用資金 300 万円 (1)運用期間 10 年 ①年利回り 3%で運用=4,031,749 円 ②年利回り 5%で運用=4,886,684 円 ③年利回り 10%で運用=7,781,227 円 (2)運用期間 15 年 ①年利回り 3%で運用=4,673,902 円 ②年利回り 5%で運用=6,236,785 円 ③年利回り 10%で運用=12,531,745 円 注意点 [上記計算結果は売買手数料などの手数料、税金は考慮していません。] 現在の預貯金の利率を考えると、3%の利回りで運用することは容易いことではありませんし、元本を割ってしま うかもしれないというリスクもあります。 しかし、証券での運用を活用することで、例え年利回り3%という一見小さな利回りでも(1 年のみの運用だと 100 万円が 103 万円です)、中長期で運用することで金融資産(教育資金)を大きく増やす可能性があるとい うことも理解してください。 当コラムは投資を勧誘するものではありません。金融商品、不動産などの選択・購入はご自身の 判断で行ってください。使用するデータ・表現等の欠落・誤謬等につきましては、その責を負いかね ますのでご了承ください。無断で複製及び転送等を行わないようお願いします。