Sublimation Ink for Textiles & Apparel
出力ガイド
グローバルマーケティング部
2016/7/11
Ver0.4
本内容は技術改善等により、予告なく変更する場合があります
自動色置換で指定色を簡単に出力
Artista Textile Color Collection
for Fluorescence
目次
2
1. ARTISTA TEXTILE COLOR COLLECTION
P.3
2.蛍光インクの効果・メリットとデメリット
P.4
3.蛍光インク対応機種・RIP・インクセット
P.5
4.カラーチャートデータ・スウォッチカラーファイル
P.6
5.自動色置換 準備(データ作成)
P.7
5-1.出力手順 RasterLink6を使用する場合
P.8
5-2.出力手順 TxLink3を使用する場合
P.9-10
6.RIPソフトによる色置換機能比較
P.11
付録①.マルチカラー出力(TxLink3のみ対応)
P.12
付録②.蛍光インクの転写条件
P.13
3
1.ARTISTA TEXTILE COLOR COLECTION
(for Fluorescence)
■ ARTISTA TEXTILE COLOR COLECTION( for Fluorescence )とは
・昇華転写におけるテキスタイルプリントで、ユーザー様の色指定工程を簡単にできるツール
《提供するもの》
①カラーチャート
プロセスカラーチャート・蛍光カラーチャートのEPSデータ
②デザインアプリ用カラースウォッチファイル
- Adobe
®Illustrator
®用カラースウォッチ(aseファイル)
- CorelDraw
®用カラースウォッチ(cpl/xmlファイル)
③ Mimaki RIP用カラーコレクションファイル
- RasterLink6:カラーコレクションデータ
- TxLink3:Namedカラーデータ
《提供方法》
-デザインアプリ用カラースウォッチファイルおよびMimaki RIP用カラーコレクションファイルは、
RIPインストーラを使用して提供する
- カラーチャートはMimaki公式サイトより単独でダウンロード提供する
■ARTISTA TEXTILE COLOR COLLECTION 特長
・イラストレーター上でスウォッチカラーで色を指定できる
・RIPソフトから出力する際に、ソフト上での色置換作業が不要で自動置換できる
・カラーチャートデータがあるので生産側と発注側で同じ色が管理でき、色合わせの
時間が短縮できる
2.蛍光インクの効果・メリットとデメリット
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■蛍光インクの効果
・蛍光インクを特色として画像の一部に使用することで、周りの基本色に比べて発色が際立つ
・スポーツアパレルやファッション等の色表現にメリハリを持たせられる
■蛍光インクのメリット・デメリット
メリット
・プロセスカラー(BL/M/Y/K)だけでは表現できない色域を表現することが可能
・ユニフォームやファッションで目を引くロゴや柄の色表現が可能
デメリット
・プロセスカラー(BL/M/Y/K)のインクに比べ、蛍光イエローの耐光性が低い
・蛍光色とプロセスカラーの混色の表現では、プロセスカラーの比率が多くなった場合
蛍光色の表現感がなくなってしまう
3.
ARTISTA TEXTILE COLOR COLLECTION
動作環境
5
RIP
対応ver
対応日程
TxLink3 Lite/Std/Pro
Ver3.1.3以降
2016年7月15日
RasterLink6
Ver6.5.0以降
2016年7月15日
機種
対応ファーム
TS300P-1800
Ver1.7.0以降
対応可能インクセット
6C+蛍光Y,蛍光P
4C+蛍光Y,蛍光P
Bl
M
Y
K
Lbl Lm
+
FY
FP
Bl
Bl
M
M
Y
K
+
FY
FP
■対応機種
■対応RIP
■対応インクセット
ソフト
対応Ver
Adobe
®
Illustrator
®
CS2以降
CorelDRAW
®
11以降※
■デザインソフト
※プリンタ導入時に、RIPソフトををご選択ください
※ご選択されるRIPソフトにより色置換機能に違いがあります(11ページ参照ください)
※CorelDRAW®のスウォッチファイルは、バージョンにより 使用できる拡張子が異なります ※CorelDRAW®X4以下の場合は「CPL」、 ※CorelDRAW® X5 以上の場合は、「XML」を使用して下さい4.カラーチャートデータ・スウォッチカラーファイル
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■カラーチャートデータ(EPSデータで提供)
・プロセスカラーと蛍光色を含むカラーチャートデータを提供
※カラーチャートは、プロセスカラーチャートと蛍光色チャート全7ページ
《プロセスカラーチャート(1ページ)》
・BL/M/Y/Kを使用したカラーチャート
・グレースケールチャート
《蛍光カラーチャート(6ページ)》
・蛍光イエロー、蛍光ピンクを使用した
カラーチャート
■スウォッチカラーファイル「Artista Textile Color Collection.ase」
・イラストレーターのスウォッチカラーに色指定用のファイルをインストール
【インストール方法】
①パソコン上のイラストレーターが入っているホルダーを
開き、スウォッチホルダーを開く
例:ローカルディスク(C:)⇒ Program Files ⇒ Adobe ⇒
⇒ Adobe Illustrator CC 2015 ⇒ プリセット ⇒ ja_JP ⇒ プリセット
②ファイル「Artista Textile Color Collection.ase 」を
スウォッチホルダーにコピーする
③イラストレーターのスウォッチライブラリーに
「Artista Textile Color Collection」ができる
カラー見本として出力し
データの色変更時に
活用できる
カラーチャートの番号とスウォッチカラーの番号が同じ番号でリンクしているので
RIPソフトで自動色置換設定が可能となります
Artista Textile Color Collection.ase5.自動色置換 準備(データ作成)
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■蛍光色データを作成する
【元データ】
《配色》 ボディ:赤(MY100%) 脇下/マーク:紺(CM100%)、マゼンタ(M100%)【蛍光カラー変換データ】
《配色》 ボディ:蛍光イエロー(ASC-FL001) 脇下:蛍光ピンク(ASC-FL002)、蛍光グリーン(ASC-FL0011) マーク:蛍光バイオレット(ASC-FL072)【色置換 操作手順】
1)メニューの「ウィンドウ」から「スウォッチ」を選択
2)「スウォッチ」を開き
「スウォッチライブラリー
メニュー」を選択
3)「スウォッチライブラリー
メニュー」内にある
「 Artista Textile Color
Collection 」
を選択
4)「Artista Textile Color
Collection」のスウォッチ
ライブラリーが表示される
5)元データの各色を選択し
変更したい色を「 Artista
Textile Color Collection」の
ライブラリーの中から選択
6)元データが蛍光カラーに
置換したデータが簡単に
作成できる
スウォッチライブラリー メニューを選択※カラーチャートに同じ番号の
カラー番号が振られているので
色見本として活用できます
※グラデーション色置換に関しては、11ページを参照ください
5-1.RasterLink6を使用する場合
■蛍光色を自動置換⇒出力条件設定⇒出力
【操作手順】
1)RasterLink6を立ち上げ、メニューバーの
「ツール」から「カラーコレクション」を
選択
2)カラーコレクション内の
「Artista Textile Color Collection」を選択(☑)
※RsaterLink6 Ver6.5.0以降からカラーコレクション内に
「Artista Textile Color Collection」が追加されています
3)ツールバーの「色置換設定」を選択
4)イラストレータのスウォッチカラー「Artista Textile Color
Collection」で指定した色が自動的に色置換されている
5)ツールバーの「実行」でプリンタに出力
拡大
入力:Artista Textile Color Collectionの番号 出力:Mimaki設定の配色値(蛍光含む)
※カラーチャートデータもカラーコレクションの入力番号と同じ
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5-2.TxLink3を使用する場合
■蛍光色を自動置換できるように設定
【操作手順】
1)ミマキWebページよりプリンターのカラー数に合わせてカラーセット名に
「FyFp」が入っているプリント環境ファイルをダウンロード
(※)カラーセットの“+”の有無により色再現が異なります。P.12を参照のこと。
2)TxLink3立ち上げ、プリント環境を保存先のフォルダーからインポートする
3) メニューの「ツール」から「オプション」を選択
4)オプション内の「プレファレンス」の「画像」内の「カラーマネージメント」にある
「PostScript/PDF」を選択
5)下記の4項目に☑を入れる
《チェック項目》 □ スポットカラーの色置換に「Namedカラープロファイル」を使用 □ Postscript/PDF Interpreterを使用して、カラーマネジメントを行う □ PDF/X及び詳細設定を表示 □「Namedカラープロファイル」を使ってDeviceN カラースペースを変換10
5-2.TxLink3を使用する場合
■スウォッチライブラリーをTxLink3にインストール
【操作手順】
1)プリント環境の設定画面を開き[拡張]を選択
2)[Namedカラープロファイル]欄の[外部]チェックボックスを
ONにする
3)ドロップダウンリストより「Artista Textile Color
Collection.icm」を選択
※TxLink4.1.3以降からNamedカラープロファイルとして
「Artista Textile Color Collection」が追加されています
4) プリント設定画面を【OK】で閉じる
5)メニューより[ツール]-[カラー&特殊機能]-[Namedカ
ラー]を選択し、Artista Textile Color Collectionが
表示されることを確認
■蛍光色を自動置換⇒出力
【操作手順】
1)プリントするデータを開く
2)イラストレーターの「Artista Textile Color Collection」を使用して作成した
データはTxLink3で開くと自動的に色置換される
3)プリントを選択して、出力を行う
《自動色置換で出力する場合のデータ作成時の注意事項》
・自動色置換をする場合は、RasterLink6/TxLink3ともにイラストレーターの
スウォッチカラーライブラリーの「Artista Textile Color Collection」を使用して
色指定を行ってください
・データ上の色番号とRIPソフト側の色番号が異なってしまうと自動色置換が
されません
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6.RIPソフトによる色置換機能比較
■RIPソフトの色置換操作の比較
項目
RasterLink6
TxLink3
ウォッチカラー 「Artista Textile Color Collection」 の自動色置換○
「Artista Textile Color Collection」のカラー番号を設定した色を自動色置換⇒P9で説明
○
「Artista Textile Color Collection」のカラー番号を 設定した色を自動色置換
⇒P9で説明
ウォッチカラー 「Artista Textile Color Collection」 の濃度変化を色置換 に反映✕
「Artista Textile Color Collection」の濃度をイラ ストレータ上で調整すると、入力の色%が変わって しまうため、色置換に反映できない ※入力のカラー番号(名前)が同じなので、 濃度の薄い色を置換する為の追加ができない ※イラストレーター上でスポットカラー設定必要
○
「Artista Textile Color Collection」の濃度をイラス トレーター上で調整しても、カラー番号が同じであれ ば、濃度差も反映してくれる 出力結果を確認するプリフライト機能で、吐出してい るインクカラーを確認(濃度差が反映されている) ウォッチカラー 「Artista Textile Color Collection」 を使用したグラデー ション色置換
✕
「Artista Textile Color Collection」を使用したグ ラデーションデータの色置換は出来ない
※RasterLink6では、グラデーションを色置換する 場合、単色(K100%)を蛍光イエローもしくは 蛍光ピンクへの置換しかできない
○
「Artista Textile Color Collection」を使用したグラ デーションデータも自動色置換可能 出力結果を確認する プリフライト機能で 吐出しているインク カラーを確認 (蛍光色グラデー ションが反映) ASC-FL002 100% ASC-FL00250% ASC-FL00220% 3色ともすべて同じ 「ASC-FL002」で 濃度を変更 濃度の薄い2色は、色置換 されずに出力される 色置換 される A SC -FL 002 100 % A SC -FL 001 100 % 入力データの読み取りができない ため、色置換操作もできない ASC-FL002 100% ASC-FL00250% ASC-FL00220% 3色ともすべて同じ 「ASC-FL002」で 濃度を変更 チャンネル9:蛍光ピンクのカラー版 ASC-FL002 100% 出力結果表示 ASC-FL002 50% 出力結果表示 ASC-FL002 20% 出力結果表示 A SC -FL 002 100 % A SC -FL 001 100 % チャンネル8:蛍光イエローのカラー版 チャンネル9:蛍光ピンクのカラー版 AS C -F L 0 0 1 100% 出力結果表示 AS C -F L 0 0 2 100% 出力結果表示