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(1)

http://y2u.be/8ettiFbSmjY 検索 (禁無断転載) 2016.6.25 改定

施工要領書

監督・大工・左官用

【重点事項】

① 本材料は石膏ボード下地に直接塗る材料のため、

下地作業がとても大切です。

② 本材料は石膏系です。P5・6 注意事項は必ず、

お守りください。

③ 練り混ぜは充分すぎるくらい、しっかり行ってください。

漆喰/モルタル金ゴテ押え/磨きのように、強くこすって

押さえないでください。色むらになります。

電話:0120-011-535 Email:sekou@takachiho-corp.co.jp

施工参考動画も是非ご覧ください。 中霧島壁ライト LN-7-3次-011 改訂20 2016/6/25 日本建築仕上材工業会登録 登録番号 0305038 放散等級 区分表示 F☆☆☆☆ 問合せ先 http://www.nsk-web.org/ ■既調合 ■国土交通省認定 不燃材料 NM-0088 号 <内装用左官材/2.5 ㎜厚> な か ぎ り し ま か べ

ビオセラカラー共通

施工前には必ず、本要領書をしっかりと読み、

下記担当者による電話施工サポートをお受けください。

担当 尾田 謙:080-5428-9824

(2)

目 次

■はじめに···2

■下地処理

[基本下地:石膏ボード(平・Vカット)] 1.下地の取扱い ···

2.石膏ボードのジョイント処理 ···

■施工前の注意事項 ···5

■施工前の準備

1.事前に準備するもの ···

2.材料の準備および練り混ぜ ···

■仕上げ施工・重点注意事項 ···9

■材料塗り付け施工<各仕上げ共通> ···10

1.コテの目仕上げ ···

11

2.スチロゴテ仕上げ ···

11

3.引きずり仕上げ ···

12

4.アラバケ引きヘッドカット仕上げ ···

12

5.わだち仕上げ ···

13

◇石膏ボード下地以外の下地処理方法 ···14

◇リフォームの場合の下地処理方法 ···15

◇補修剤の使用方法···17

■その他の注意事項···19

(3)

はじめに

自然素材のもつ機能と安全性への再評価とともに、左官壁の良さも再発見されるようにな りました。「中霧島壁ライト」は、九州南部に広く分布する火山噴出物「シラス」を精製・加 工し、左官壁に応用した高耐久性素材です。優れた調湿・消臭機能、独特の美しい風合い、 多彩なデザイン性、低コストなど、珪酸質系自然素材の特性を活かした安全な内装材です。 住環境がまた一歩、理想へと大きく近づきます。

施工者の皆様へ

1. 本材は、石膏ボード下地に直接塗れる左官材料として開発した、100%自然素材の多機 能壁です。 2. 本材は 100%自然素材のため、金ゴテなどで強く押さえたり、磨き仕上げの様な平滑に 仕上げる方法はできません。 3. 施工には特別な下地処理を必要としませんので施工能率が大変良く、また施工も簡単で す。 4. 初めて施工される方で、本施工要領書を読んで不明な点や疑問点のある方は、お気軽に お問合せいただければ専任の施工指導員が分かりやすくご説明いたします。 5. 施工後、浮雲状の斑点が現われた場合、また引渡し後引越しなどで壁をこすったり浅い 傷を付けたりして壁の表面が白っぽく色変わりした場合のため、補修剤をご用意してお ります。当社までご注文いただき、修正してください。 ※補修剤 使用方法(P.17)参照

色変化、発色について

1.本材の大きな特長の一つとして発色があります。まず、塗付け直後から 2~5 時間かけて 黒ずんできます(色番号によってはあまりの変化に不安にかられるほどです)。その後 8 時間ほど経過すると落ち着いた少し濃い発色となり、乾燥とともに徐々に本来の色へと 近づいていきます。完全な色になるのには約 3~4 週間かかります。これも自然素材 100% がもつ神秘的な現象と捉えていただきたいと思います。 2.主材となるシラスの堀出し層によって多少粒子・色に変化があり、出荷ロットによって は調色に多少色違いが発生しますが、これも 100%自然素材ならではの特長なので、あ らかじめご承知おきください。

(4)

1

.下地の取扱い

①下地は 12.5 ㎜厚の石膏ボード(平又はVカ ット)張りとしてください。 ②塗り厚が 2.5 ㎜のため、廻り縁、枠、幅木の チリ寸法は 10 ㎜程度が理想的です。 ※廻り縁、枠、幅木の使用を標準としてくださ い。 ③石膏ボードは下地の動きを抑えるため、約 150mm 間隔で亜鉛メッキビスまたはステンレス ビス/ボードビス止めしてください。 ④石膏ボードのジョイント部分、石膏ボードと 廻り縁、枠、幅木などとの取合い部はできるだ け隙間のないよう張り込んでください。 ⑤エアコンやカーテンレール・額を取り付ける際 は、石膏ボードを張る前に、合板などで下地をつ くってください。

2

.石膏ボードのジョイント処理(出隅・入隅/コーナー部含)

※当社だけの特殊工法 <準備するもの ※専用サプライ品>

下地処理

[基本下地:石膏ボード(平・Vカット)] ★すでに釘止めで石膏ボード張りが完了し ている場合は、釘を抜いてジョイント列部 分のビス止め施工を行ってください。 クラック防止とサビの浮き出し防止のため です。 注意!:石膏ボードと合板が同じ仕上げ面にあると、色むらやクラックの恐れがありますので避け てください。見切り縁、目地などによる処理をしてください。 やむを得ず施工する場合は、石膏ボード下地以外の下地処理方法(P.14)を参照ください。 「LNパテ」 「LNメッシュ(ハード)」 い ず れか を選 択

(5)

①LNパテ 1kg:水 0.4~0.5 ㍑の割合で練り混ぜ、ペースト 状にしてください。 ②石膏ボードのジョイント部分に、①を 60 ㎜くらいの巾で塗 りつけてください。 ③LNメッシュを②のジョイント部分に伏せ込み、よくしごい て平らにしてください。 ※「LN メッシュ(ソフト)」は、1mくらいの長さにカットして使うと作業 性が良くなります。 ④V カット部分がふくらんだ場合は、乾き具合を見ながらコ テやヘラで押さえて平らにしてください。 ※仕上げが 2.5mm 厚のため、下地の凹凸による影響が出やすい ためです。 ⑤1回目のパテが硬化後(約1時間以上)、さらにジョイント部 分にLNパテを 250 ㎜以上の巾で平らにしごいてください。 ※巾がせまいと、横からの光でジョイント部分がはっきりと 見えてしまいます。(不陸調整) ⑥LN パテが完全に乾いたことを確認してから、本材「中霧 島壁ライト」の施工をはじめてください。 ◆ビス頭も LN パテでしごいてください。 ◆入隅・出隅・天井に施工する場合も、同様に上記工程を 行ってください(天井と壁との見切り等がない場合もジョイント 処理を行います)。※シーラーは不要です。 ◆パテ処理は、本材を施工する前日~数日前に作業する ことをおすすめします。 ◆コーナー部は、コーナー定木を使用すると作業性がよ く、仕上がりもきれいになります。 推奨品:ニューツーウェーコーナー定木3K (フクビ化学工業㈱) 【注意】 ★LNパテと他種のパテ、材料等と混合しないでくだ さい。 ★必ずきれいな水を使ってください。 ★練ったLNパテは1時間以内に使用してください。 約 60 ㎜巾 約 250 ㎜巾

★本材は、塗り厚 2.5 ㎜と薄いため、下地処理が大変重要です。

★専用のパテ・メッシュを必ず使用ください(他社製品を使うと、水引きが変わり、色むらの

原因になります)。

(6)

気温が5℃以下になる場合は施工を避け

、やむを得ず施工する場合は温度管理を十 分に行ってください。 □本材は弱アルカリ性のため、廻り縁や枠、幅木などの塗り面との接触面に、ニス、 養生用テープなどで特に養生する必要はありません(各仕上げとも共通です)。 ただし、万全を期すためには、マスキングテープで養生することをお勧めします。

塗り厚 2.5mm+0.5mm 分の逃げを取って、3㎜でマスキングテープを貼ってくださ

い。水ハケで掃除する際、水気が仕上面に付着すると白華します

のでご注意くださ い。 □

本材の加水量と仮練り・練り置き・本練りの撹拌時間を必ずお守りください。

不十分の場合、斑点など色ムラや赤いスジ(かすみ)の原因となります。 □本材は、水和反応によって約1 時間後から硬化し始めますので注意してください。 その為、

1時間以内に塗りつけ、仕上げを終えてください。

硬化が始まってからこす ると雲のような色むらや顔料のスジが出る原因になります。 □本材は、

塗り継ぎができません

。その為、一面一面仕上げるようにしてください。練り 時間の違う材料を同じ塗り面で使いますと色ムラになりますので、ご注意ください。 □本材は、2.5 ㎜厚を標準としています。

2.5 ㎜厚以下で仕上げた場合、硬化不良・

色むら・骨材の転がりによるパターン不良の恐れがあります

ので、ご注意ください。 □

施工中・施工後12時間(一晩)は窓・出入り口など開口部を閉めて、養生をしてく

ださい。

窓や出入り口を開けておくとドライアウト(硬化不良)する危険性があります。 □

施工後約12時間経過後(翌日)は、1 週間程度は通気をよくして乾燥させてくだ

さい。乾きムラ・カビを防ぐ為です。

特に、梅雨時期や降雨時は、扇風機※や除湿機など を使用して高温・多湿状態を防ぎ、室内の空気を滞留させないよう注意してください。(※ 扇風機を使用する際は、施工面に直接あたらないよう調整してください) ※本商材は、100%自然素材で構成されています。防カビ・防腐剤などの化学物質は一切含まれ ておりません。なお、この商材が栄養源となってカビが発生することはありません。 ※塗り面積 1㎡当り 約1㍑の水を含んでおります。

施工前の注意事項

※この頁は施工前に必ずお読みください

(7)

□本材は、内装用のため外部への使用はできません。又、浴室・台所などの常時水や水蒸 気に触れる恐れのある場所にも使用しないでください。 □本材は、既調合の左官材料です。その為、他の物を混入しないで下さい。 □

夏季施工時の注意点。

①石こうボードに直射日光が当たり、ボード面が熱くなる可能性がある場合 ②施工する室内の温度が 35℃を超えそうな場合 ①および②のような状況では、天窓や窓からボード面への直射日光が入らないよう養生 してください。また、練り水もため置きすると温まってしまいます。常温の水道水を使 うなどの工夫をしてください。(塗りつけた材料から水分が早く奪われてしまい、色ムラ の原因となる硬化不良やドライアウトを防ぐ為)

□その他ご心配な点がありましたら、表紙に記載してある施工サポートスタッフまで、

お電話にてお問合せください。

(8)

アラバケ わだちローラー スムーディ

1

.事前に準備するもの

①練り用 中型練り用樽、大型練り用樽、又は舟 ②本練り・運搬用 左官用ポリバケツ(φ300mm) ③撹拌機(高速用) 材料をよく混ぜるため、大型の攪拌機で、羽根はスサがからまな いように丸みのある大きなものが必要です。(右写真) 例:リョービ株式会社/パワーミキサーPM-501 TOSHIBA/2段変速ミキサーBMV-150A ④練り混ぜ用の上水 ⑤コテ ステンレス製またはプラスチック製(錆による色ムラの発生を防ぐためです)。 ⑥ムラ直し用コテ ステンレス製先丸タイプ(l=255 又は 270 厚さ 0.3mm)。 プラスチック製 波消し仕上げコテ又は、下記 スムーディ。 ⑦各仕上げサプライ品(別売り) 1.わだちローラー(わだち仕上げ用) 2.アラバケ(アラバケ引きヘッドカット仕上げ用) ※コテの目仕上げには、金ゴテを使用してください。 ※スチロゴテ仕上げには、スチロゴテを使用してください。 ※引きずり仕上げには、金ゴテ(小)を使用してください。 3.スムーディ(コテ波消し用)

施工前の準備

推奨羽根

(9)

2

.材料の準備および練り混ぜ

①材料の重量と基準水量 色番号により、材料の重量と基準水量が異なり ますのでご注意ください。 ・L-21/LB-70 材料重量 17 ㎏/袋、基準水量:約 8~9 ㍑/袋 ・L-22~L32/LB-72~LB79 材料重量 20kg/袋、基準水量:約 7.2 ㍑/袋 注意:基準水量のきれいな練り水を用意してください 【仮練り】 ②材料を開封して練り用樽または舟に入れ、基 準水量を徐々に加えて、十分に練ってくださ い。※練り用樽の場合、約5分間撹拌してください。 ③約10分間、練り置きます。 ※主原料のシラスが多孔質のため、水分を含むのに時 間が掛かるためです。 【本練り】 ④左官用ポリバケツ(φ300mm)に入れ、高速撹 拌機で約2分間再度練ります。 ⑤施工環境により、固い場合はヒシャクで水を 加え(加え水は毎回同じ量とします)、撹拌して から塗り付けてください。 ★コテやコテ板を洗った水を使用しないで ください。色むらの原因になります。 ★セメント、モルタルが練り水に混入する と硬化不良になります。 ★壁一面一面で仕上がるよう、材料の分量 を計算し、練り混ぜ準備をしてください。 ※1袋で約8㎡施工可能です。 注意! ■練り残しの材料に新しく開封した材料 を混ぜると、硬化不良、テクスチュアの不 揃いなどの原因になりますので、絶対に しないでください。 ■道具類(舟、バケツ、コテ、コテ板、 鍬)は 1 回ごとに水洗いしてください。 ■撹拌不足は、色むらやかすみの原因 になりますので、十分ご注意ください。 ★本材は十分過ぎるほど練り混ぜるのがポイントです。 ★仮練りの加え水から本練り完了まで最低 10 分間は締まり具合を見て、固い場合はさらに水 を加え、撹拌してから塗り付けてください。 ★撹拌後はおおむね 1 時間以内に塗り終え、仕上げてください。 【仮練り】 水を加えて少し固めに練る

【練り置き

(約 10 分)

(10)

【仕上げ施工・重点注意事項】

塗り付けはていねい

に、

仕上げはサッ

行い

決して、こすり過ぎない

ことが鉄則です。

(11)

<各仕上げ共通>

①湿らしこすり(約 1.5mm 厚) 標準施工厚は 2.5 ㎜ですが、最初に湿らしこす り(骨材が転ばない程度)を均一に塗ってくだ さい。壁一面の乾きを均一にするための作業で す。★塗り厚ムラがあると仕上げ塗りの乾きム ラにつながる為。 ②仕上げ塗り(約1mm 厚) 湿らしこすり後 10~15 分ほどしたら、追い塗 りで 2.5 ㎜厚まで塗り付けてください。 ※約 1.2 ㎜径の骨材が入っていますので、この 骨材を塗り厚の目安(骨材が転がらない程度) にしてください。 ★骨材が転がってしまうのは、塗り厚が薄いた めで、これは色むら(ジョイント跡)など施工 不良の原因となります。 ③ムラ直し ②の後、時間をあけずに多少の水引き具合を見 て、ムラ直しを始めてください。 多少のコテ波は残ってもかまいませんので、決 して何回も押さえたりしないでください(色む らの原因になります)。 ※先丸タイプのステンレスコテ(厚さ 0.3mm)を 使用してください。 ★コテ波を消す際、スムーディ(P.7 参照)を使 用すると作業が効率的です。 ④チリ拭き・チリ押さえ 廻り縁、枠、幅木などのチリを左官用チリぼう きで水拭きしてください。チリぼうきの溝がで きた場合は、コテで押さえて直してください (テープで養生した場合、この工程は必要あり ません)。※施工前の注意事項参照

材料塗り付け

施工

~ つづきは、各仕上パターン毎の項目を参照ください ~

(12)

⑤仕上げ ステンレスゴテの金ゴテを使い、コテを起こさ ずに寝かせ、表面の材料を引っ張りながら8の 字(∞)を描くようにパターンをつけます。 表面が乾きすぎるとパターンが付きにくくなる ため、②仕上げ塗り後にパターンを付けます。 (③のムラ直しを抜かします) ワンポイントコテの当たるところと当たらないところでは、 色違いになる可能性があります。必ず全面にコテ を当ててください。 以上、①湿らしこすり~⑤仕上げまでの工程は、 途中をあけないで一気に進め、約1時間ほどで 完了するよう仕上げてください。 ⑤仕上げ 発泡スチロールのコテを、左右に扇を描くよう に整えていきます(扇形にコテ波を残し、パタ ーンをつけます)。 ① ワンポイント仕上げの際、廻り縁・幅木部分は、はじめ にパターンをつけておくと、仕上がりが整います。 また、強く押さえながらパターンをつけると、塗り厚 が薄くなりやすいので、気をつけてください。 以上、①湿らしこすり~⑤仕上げまでの工程は、 途中をあけないで一気に進め、約1時間ほどで 完了するよう仕上げてください。

1.コテの目仕上げ[金ゴテを使用]

2.スチロゴテ仕上げ[

スチロゴテを使用

]

★メーカーからのお願い★ このパターンは、施工者によって、仕上 りが違ってきます。施工前に必ず、実際 に施工する施工者が見本を作り、それを 確認の上、施工してください。 ★メーカーからのお願い★ このパターンは、施工者によって、仕上 りが違ってきます。施工前に必ず、実際 に施工する施工者が見本を作り、それを 確認の上、施工してください。

(13)

⑤仕上げ 仕上げゴテ(小)を横にして、コテの先端で(コテ の後部を少し浮かせる)軽く押さえながら横に(15 ~30 ㎝)引いて離す感じで、これを繰り返しなが らパターンを整えてください。 以上、①湿らしこすり~⑤仕上げまでの工程は、 途中をあけないで一気に進め、約1時間ほどで完 了するよう仕上げてください。 ⑤仕上げー1 指定のアラバケで、軽くゆっくりと横に引きなが らラインを出してください。一気に引かないで 50 ~70 ㎝ずつ引くときれいなラインが引けます。 ※同じ場所で継ぎ手が重ならない様に、継ぎ手ラ ンダムしてください。 ⑥仕上げー2 ラインが整ったら水引き具合を見て、仕上げゴテで 横に引くようにして表面を軽く押さえながらアラバ ケの目をつぶすよう(ヘッドカット)に仕上げてくだ さい。全体につぶれた感じでもアラバケの目がわず かに残っていれば、ソフトな感じが出ます。 ワンポイントスムーディを使うと、水引き具合を見なくても、 ヘッドカットできます。 以上、①湿らしこすり~⑤仕上げまでの工程は、 途中をあけないで一気に進め、約1時間ほどで完 了するよう仕上げてください。

3.引きずり仕上げ[金ゴテ(小)を使用]

4.アラバケ引きヘッドカット仕上げ[アラバケを使用]

アラバケが汚れた場合は、きれいな水で洗 ってしっかりと水を切り、ハケ先を整えて 繰り返し仕上げてください。 仕上げゴテを洗う場合は、水をしっかりと 拭き取って、ヘッドカッドを繰り返してく ださい。

(14)

⑤仕上げ-1 指定のわだちローラーを当て、ゆっくりと上下に転がしてパ ターンを付けます。次に位置をずらし、わだちの間隔を狭め ながら同様にパターンを重ねて付け、整えていきます。 ⑥仕上げ-2 ラインが整ったら水引き具合を見て、仕上げゴテで縦 に引きながら表面を軽く押さえて、ローラーの目を軽 くつぶすよう(ヘッドカット)に仕上げてください。 ワンポイントスムーディを使うと、水引き具合を見なくても、ヘッ ドカットできます。 以上、①湿らしこすり~⑤仕上げまでの工程は、途中 をあけないで一気に進め、約1時間ほどで完了するよ う仕上げてください。

5.わだち仕上げ[わだちローラーを使用]

ローラーの目が汚れた場合は、きれ いな水で洗ってしっかりと水を切 り、よく拭いて、繰り返しパターン を付けてください。 仕上げコテも同じ要領で、水を切っ て仕上げてください。

(15)

■シーラー処理 □部分的に合板T-1・1種(耐水合板)がある場合 シーラー処理(上記参照)2回塗りを行った後、ジョイント部分にはLNパテをしごいて LNメッシュを伏せ込み、さらに全面パテしごきを行います。 □コンクリート・ブロック・の場合 下地処理材(モルタル・補修剤等)で平らに下地処理を行ってください。その後、上記の シーラー処理(上記参照)を行います。※モルタル部分と石膏ボードが、1面の中に混在している場 合は、石膏ボードの部分への上記のシーラー処理を行います(水引を一定にするため)。 □中国製石膏系のパテの場合 LNパテを全面塗り(1mm厚)後、完全乾燥後に本材塗りを行って下さい。

上記以外の下地で施工する場合は、必ず当社までご相談ください。

◇石膏ボード下地以外の下地処理

方法

石膏ボード下地以外は、必ず、シーラー処理が必要です

下地の急激な水の吸い込みによるドライアウトを防ぐ為と接着性を良くするために行います 【シーラー処理方法】 ●シーラーは、日本プラスター㈱の「NPシーラック」をご使用ください。 代用品:日本化成㈱ NS ハイフレックス HF-1000 ●シーラーは2回塗りをしてください(2倍液)。施工する面に、1回目のシーラーを塗 ります。シーラーが完全に乾いてから、2回目のシーラーを塗ってください。(塗りむら があると水の吸い込みが違い、色むらの原因になるためです) ●材料の塗りつけは、シーラーが完全に乾燥してから行ってください。その為、シーラ ー処理を行った場合、翌日以降の施工をお勧めします。 本材の施工できない下地 合板(部分的なら可・下記参照)、無垢の羽目板、タイル貼り、吹付けタイル、ガン吹 き面、 ケイカル板、大平板、ダイライト、ALCなど。

(16)

□クロス下地の場合 <クロスの上へ直接塗り付ける場合>

①クロスが下地にしっかりと接着しており、タッカー止めができ る下地であり、かつ、巾木や廻り縁が、塗り厚(2.5mm)以上あ ることを確認します。 ・タッカー止めが出来ない下地(RC下地等)は、クロスを剥がしてから 施工してください(クロスを剥がしてからの施工方法は次ページ参照)。 ・天井面は避けてください(重量負荷がかかるため)。天井に施工する 場合は、クロスを剥がし、かつ下地の確認をした上で施工してくださ い。 ②電気器具・スイッチ類を取り外し(又は浮き上がらせ)、養生を 行います。 ③タッカー又は、エアータッカーを使い、クロスのジョイント部 分・入隅・開口部廻りなど、7㎝間隔で止めます。 ・クロスが部分的に剥がれている箇所は、シーラーで接着し、タッカー で止めます。浮き上がっている箇所は、カッターで裂き、同様にシー ラーで接着してタッカーで止めます。 ・クラックがある場合は、「LNパテ」「LNメッシュ」で処理します。 ④シーラー(2 倍液)を全面に塗り、その際、クロスが浮き上がっ てきた箇所をカッターで裂いてシーラーで接着し、更にタッカ ーで留めます。 ⑤シーラーが乾いてからもう一度シーラー(2 倍液)を全面に塗 ります(2 度塗り)。※シーラー処理は、14 ページ参照。(塗りむら があると色むら等の原因になります) ⑥完全乾燥後(翌日以降)に、施工に入ります。

◇リフォームの場合の下地処理方法

直接塗り付けることができないクロスもあります! 下記に該当する場合は、クロスを剥がしてから施工してください。 ※「中霧島壁ライト」は、塗り厚が 2.5 ㎜、重量が約 2.5 ㎏/㎡あります。よって以下の状況で施工した 場合、剥がれてくる危険性があります。必ず下地の状況を確認してから施工にあたってください。 ◇紙クロス、布クロスで袋貼りの場合。(部分接着のため) ◇下地がしっかり取り付けられていない、またはクロスが破れ、下地がむき出しの場合。(例:下地 が薄く手で押すと動く、雨漏り跡がある等) ◇油の付いた面やクレヨンなどのらくがきがある場合。 ◇カビなどが付着している場合。 注意:クロスの上へ直接塗り付けた場合は、他の下地に比べ乾燥が遅いため、扇風機※ や除湿機などを使用して高温・多湿状態を防ぎ、室内の空気を滞留させないよう注意して ください。(※扇風機を使用する際は、施工面に直接あたらないよう調整してください)

(17)

□クロス下地の場合 <クロスを剥がしてから塗り付ける場合>

クロスを剥がす際、残っている裏紙をできるだけ剥がした後、 シーラー(2倍液)を1回塗ります。裏紙が浮き上がった部 分は、ケレンベラなどで剥がし、その部分にシーラー(2倍 液)を塗ります。乾燥後にもう一度全面にシーラーを塗って ください。 ※石膏ボードの紙が剥がれた部分には十分にシーラーを塗ってく ださい。 ※塗りむらがあると、色むら等の原因になります。 ※シーラー処理は、14 ページ参照。(塗りむらがあると色むら等の 原因になります)

□京壁・繊維壁の場合

現在塗られている、上塗り部分を剥がしてください。中塗りに凹凸がある場合パテ処理を 行い(不陸調整)、シーラー(2倍液)2回塗りを行った上、施工してください。 ※ シーラー処理は、14 ページ参照。(塗りむらがあると色むら等の原因になります) 注意:既存の仕上げを剥がした後、合板などが薄いものや、しっかり止まっていない場 合、ジョイント部分に下地が入っていない場合、鉄釘が使用されていた場合などは、そ れぞれ下地をしっかりと補強・処理した上で、シーラー塗りを2回行ってください。

(18)

注意:左官塗り壁材は完全な補修は不可能です。多少の色違いはご容赦ください。

【使用用途】

※サポートセットには、“サポートパウダー” と“サポートスプレー”の2種類があります。 <サポートパウダー> 壁面をえぐった箇所、クラック部分を埋める場合。 ※サポートスプレーと併用して使用します。 <サポートスプレー>(500ml ボトル入) 壁面をこすったりして白っぽくなってしまった部分に色をのせる場合。 ※色物のシミをつけた場合は、先の尖った物又は目の粗いサンドペーパー 等で色を落とし、白くしてから使用します。

1.事前に準備するもの

ヘアードライヤー、養生用ビニルシート(新聞紙等でも可)、マスキングテープ、霧吹き(水)、目 地ゴテ等、チリぼうき

2.-1 使用方法<サポートパウダー>

①サポートパウダーを水で練ります。 ③①を目地ゴテ等でクラック部分に埋め込み、チリぼうき等でパターンを合わせます。 ④埋め込んだ部分をヘアードライヤーで強制的に乾燥させます。 ⑤乾燥後、サポートスプレーにて色合わせを行います。

◇サポートセットの使用方法

スプレー パウダー ②クラック部分とその周りに霧吹きでたっぷり水を与えます。 ※乾燥中に、まだ埋め込みが足りないと感じたら、 ③を再度行い、さらに乾燥をください。 クラ ッ ク 部分に 埋 め込 みます。 ★ ヘアー ク ラックの場 合は 、 パ ウダ ーの ま ま ク ラッ ク 部 分に 擦り 込 ん で くだ さい。 チ リ ぼ う き 等 で パ タ ー ンを 合わせます。

(19)

2.-2 使用方法<サポートスプレー>

①補修する部分の周り、特にサポートスプレーが付着してはまずい所は養生ビニルシート(新聞紙 等でも可)で必ず養生をしてください。 ②サポートスプレーを必ずよく振ってから空打ちを数回行い、補修部分から 30 ㎝ほど離して2~ 3回、軽く噴霧します。 ③サポートスプレーした部分をヘアードライヤーで強制的に乾燥させます。 ④乾燥したら、再度サポートスプレーをよく振り、また2~3回、軽く噴霧します。 “スプレーしては乾かし”の作業を色が周りの色に近くなるまで繰り返してください。 (回数の目安は、2~3回又は5~6回) ※スプレーのノズルが詰まった場合は、ノズル部分より液体が垂れ落ちるまで、スプレーボトルを つぶし、その後、空打ちを数回行ってください。 30cm 程度 スプ レ ー ボ ト ル を よく 振 ります。 空打ちを数回 行った後、 30 ㎝ほど壁 面から は なし て、軽く 噴霧 します。 ★霧状にならない場合は、 スプレー先端のノズ ル で調 整して く ださい。 注意! 一度に目安回数より多く噴霧したり、至近距離で噴霧すると、色がのりすぎて周り より濃くなってしまいます。必ずこの要領を繰り返して、徐々に色あわせをしてください。

(20)

本品は改良のため、予告なく仕様を変更する場合がありますのでご了承ください。 指定の用途、施工方法以外でのご使用は避けてください。

[取扱い上の注意]

本材は自然素材である火山噴出物「シラス」を使用した精製品です。弱アルカリ性なので衣 類や肌に付着しても無害ですが、取扱い時には以下の事項に注意してください。 ●本品は食べ物ではありません。口や鼻に入れないようにしてください。 ●万一、本品が目や呼吸器等に入った場合には専門医の診断を受け、適切な処置をしてく ださい。 ●子供の手の届かない所に保管してください。 ●本品は製造日から 60 日以内のご使用が最適です。

[使用上の注意]

●施工方法を守り、塗り過ぎないように十分注意してください。強度の通風および日光に よる急速な乾燥を避けてください。必要に応じてシート養生を行ってください。 ●他の材料を追加混合しないでください。混練りはせず、材料は加水後1 時間以内に使用 してください。 ●練り残しの材料に新しく本材を足して混ぜないでください。 ●天然の原料を使用しているため、色のバラツキなどが出ることがあります。 ●配送や保管時には、水濡れなどにご注意ください。廃棄する際には産業廃棄物として適 当な処置をしてください。

◇その他注意事項

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