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012) Carcinological Society of Japan福島県における現状
Present status of the alien signal crayfish /eniuscu/us in F u k u s h i m a Prefecture
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J a p a n砂川光朗
l Mitsuaki S u n a g a w a ウチダザリガニPacifastacus leniusculus は, 1930 年,北海道の摩周湖に導入された( 川井ら, 2002) ほか,1926 年,滋賀県の淡海湖( 三宅, 1982), 1928 年,石川県( 近江,1937) に導入されるなど, 極めて限られた場所で,限 られた回数での導入記録 のみが残っている . これに対し,人為的な移動によ るもの以外での生息域拡大に関する記録または情報 は残っていない. 福島県中央部に位置する磐梯山の北麓にあたる裏 磐梯地区( 耶麻郡北塩原村) には ,1888 ( 明治21 ) 年7 月 15日に発生した磐梯山噴火に伴う大規模な山 体崩壊と地形変化よって形成された大小300 余の湖 沼群が存在 しており,こ のうちのlつである小野川 湖にて, 1998 年ご ろよりウチダザリガ ニが発見さ れるようになった(中谷 ・横山, 2003). その後,当該地区内での生息数や生息域は,年を 追うごとに漸増傾向にあると見られ,2003 年には, 当該地区最大規模の湖である絵原湖でも確認された ( 新井,2004) ほか,秋元湖,曽原湖などを始めと した他の大規模湖沼でも確認されるようになってき て い る (川井 ら,201 1). 筆者らは, こうした状況を踏まえての当該地区内 生息状況に関する調査を継続するとともに,流出す る長瀬川を通じて生息域が猪苗代湖方面へ拡大して いるかどうかの確認を行 なっているが, 2011 年 8月 現在,秋元湖から長瀬川への流出付近における個体 ! ジャノマンクレイフィッシュクラフ' 千葉県佐倉市佐倉ザリガニ研究所内 lapan Cray制1C lub, Sakura, C hiba, JapanE-mail: 13sunagawa @ gmail.co m
生息は確認しているものの,猪苗代湖へ注ぐ長瀬川 下流域での確認事例はない( 砂川,未発表資料) . 当該地区には,小野川水力発電所,秋元水力発電 所という2 ヶ所の水力発電所があり,いずれも東京 電力の管轄する発電施設である. また,これ らの発
1998
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2004
図1 . 福島県の裏磐梯地区におけるウチダザリガ ニの 分布拡大傾向. 日本申穀類学会 旬 郁 脚m R・
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8 7裏磐梯観光健会がお届けする