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海洋プラスチックごみ対策の推進に関する関係閣僚会議議事要旨 1 日時 令和元年 5 月 31 日 ( 金 ) 午前 8 時 25 分 ~ 午前 8 時 40 分 2 場所 総理大臣官邸 4 階大会議室 3 出席者安倍内閣総理大臣 菅内閣官房長官 原田環境大臣 ( 司会 ) 宮腰内閣府特命担当大臣 (

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1 海洋プラスチックごみ対策の推進に関する関係閣僚会議 議事要旨 1 日時 令和元年5月31 日(金)午前8時 25 分~午前8時 40 分 2 場所 総理大臣官邸4階大会議室 3 出席者 安倍内閣総理大臣、菅内閣官房長官、原田環境大臣(司会) 宮腰内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全、海洋政策)、平井内閣府特命担当大臣 (科学技術政策)、山本国家公安委員会委員長、石田総務大臣、河野外務大臣、麻生財 務大臣、柴山文部科学大臣、吉川農林水産大臣、石井国土交通大臣、西村内閣官房副長 官、野上内閣官房副長官、関経済産業副大臣、杉田内閣官房副長官、古谷内閣官房副長 官補、濱野内閣審議官、森本環境事務次官 4 議事内容 【原田環境大臣】 ただ今から、海洋プラスチックごみ対策の推進に関する関係閣僚会議を開催いたします。 まず、内閣官房から、アクションプランの説明をお願いします。 【内閣官房】 本アクションプランは、本年2月から、原田環境大臣が議長を務める「海洋プラスチック ごみ対策の推進に関する関係府省会議」において検討してきたものです。「新たな汚染を生 み出さない世界」の実現を目指し、プラスチックごみの海への流出を抑えるため、我が国と して率先して実施する具体的・実効的な対策を、8つの分野にとりまとめました。まず、① 国内回収処理体制の更なる増強等により、回収・適正処理をこれまで以上に徹底するととも に、②ポイ捨て・流出防止のため、清涼飲料メーカーによる専用リサイクルボックスの設置 への支援、漁業者による漁具の適正管理の徹底等を行います。それでもなお、環境中に排出 されるものについては、③陸域で様々な主体が連携して参加する全国一斉清掃の実施、④海 洋・海岸においても、漂着ごみの回収、漁業者の操業機会等を活用した海底ごみの回収等を 通じて汚染を防止します。さらに、⑤海洋に流出しても影響の少ない素材の開発・普及をロ ードマップに基づき推進するとともに、⑥「プラスチック・スマート」キャンペーンの展開 等により、関係者の連携協働を促進します。また、⑦国際的には廃棄物発電等の質の高い環 境インフラの導入を進める等、ODA による支援等も含めた途上国での対策に貢献するとと もに、⑧マイクロプラスチックのモニタリング手法の国際調和を推進する等、実態把握・科

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2 学的知見の集積にも努めます。我が国からは毎年2~6万トンのプラスチックごみが海洋 に流出していると推計されています。アクションプランに基づき、関係府省が緊密に連携し、 幅広い主体の協力を得ながら、「新たな汚染を生み出さない世界」を目指した実効的な対策 に我が国として率先して取り組んでいくものです。 私からの説明は以上になります。 【原田環境大臣】 ただいま説明のあったアクションプランに関し、まず私から、一言申し上げます。 本アクションプランは、「新たな汚染を生み出さない世界」の実現を目指して、我が国が 率先して取り組む上での具体的な対策を取りまとめたものです。環境省では、廃プラスチッ クの回収・適正処理について、中国をはじめとした外国政府の輸入規制措置等に対応するた め、国内の処理・リサイクル体制を早急に強化します。また、昨日私も出席した江の島をキ ックオフとして、「海ごみゼロウィーク」で、数十万人が参加する全国一斉清掃アクション を行います。海洋に流出したごみの回収については、水産庁と連携し、漁業者の操業機会を 活用した海底ごみの回収等を支援します。本アクションプランで取りまとめた我が国のベ ストプラクティスを国際的に発信・展開することで世界をリードし、来るG20 でも、新興 国・途上国も巻き込んだ実効性のある枠組みの構築を目指して尽力します。 次に、吉川農林水産大臣からご発言をお願いします。 【吉川農林水産大臣】 農林水産業・食品産業では、飲料用ペットボトルや漁具など、多くのプラスチック製品を 利活用しており、そのうちの一部は海洋プラスチックごみになっていると思われます。農林 水産省としては、新たな汚染を生み出さないよう、環境省等関係各省と連携し、これらプラ スチック製品の回収や適正管理の徹底、更には漁業者による海洋ごみの回収・処理等、本ア クションプランに即した取組を強力に推進してまいります。 【原田環境大臣】 次に、関経済産業副大臣からご発言をお願いします。 【関経済産業副大臣】 経済産業省としては、ごみの適切な回収・処分はもとより、経済活動を制約するのではな く、イノベーションによる解決を図ることも重要と考えています。本年1月には、プラスチ ックのサプライチェーン全体の幅広い企業で構成される「クリーン・オーシャン・マテリア ル・アライアンス(CLOMAク ロ マ)」を官民連携で設置し、環境配慮型製品の利用や代替素材の 開発を進めています。また、世界の中でも先進的な海洋生分解性プラスチックの開発・導入 普及を図るため、今月7日、ロードマップを策定し、技術開発や国際規格整備等に取り組み

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3 ます。さらに、経団連による「業種別プラスチック関連目標」の策定をはじめ、産業界の自 主的取組も促進します。今後ともイノベーションを通じた海洋プラスチックごみ問題の解 決に貢献していきます。 【原田環境大臣】 次に、石井国土交通大臣からご発言をお願いします。 【石井国土交通大臣】 国土交通省における対策でありますが、まず、海洋における漂流ごみ等の回収については、 東京湾などの閉鎖性海域において、海面に漂流する海洋プラスチックごみを含めた浮遊ご み等を回収してまいります。さらに、海上保安庁においては、海ごみゼロウィーク一斉清掃 に全国の部署が連携・協力するとともに、違法行為に対しては、関係法令に基づき、適切に 対処してまいります。また、直轄河川等へのごみ等の投棄の防止を図るため、監視カメラや 看板の設置などを行うとともに、地域と連携した清掃活動を実施して、ごみ等の投棄がしに くい地域環境の創出等に努めてまいります。 【原田環境大臣】 次に、平井科学技術政策担当大臣からご発言をお願いします。 【平井内閣府特命担当大臣(科学技術政策)】 海洋プラスチックごみ対策において、イノベーションは大変重要であると考えておりま す。現在、昨年12 月の統合イノベーション戦略推進会議における官房長官からの指示を受 け、バイオプラスチックも含む「バイオ戦略2019」の策定を進めているところです。この 中で、本アクションプランにある「バイオプラスチックの開発・転換等のイノベーション」 についてもしっかりと位置付け、関係省庁とより緊密に連携し、取組を強力に推進してまい ります。 【原田環境大臣】 次に、宮腰海洋政策担当大臣からご発言をお願いします。 【宮腰内閣府特命担当大臣(海洋政策)】 海洋プラスチックを含めた海洋ごみ問題は、地球的規模、かつ、次世代にも続く、重要な 課題であると認識しています。昨年5月に閣議決定された第3期海洋基本計画では、豊かな 海を子孫に引き継ぐという観点から、海洋環境の維持・保全を主要施策として位置付けたと ころです。本日提出された海洋プラスチックごみ対策アクションプランを踏まえ、関係省庁 と緊密に連携して、海洋プラスチックごみの実態把握、回収処理、発生抑制対策及び国際連

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4 携を推進してまいります。 【原田環境大臣】 次に、河野外務大臣からご発言をお願いします。 【河野外務大臣】 海洋プラスチックごみ問題の解決は、来月の G20 大阪サミットの主要テーマの一つにな っています。プラスチックごみの大部分は途上国から流出しており、途上国を含む世界全体 での対策が不可欠であります。途上国ではプラスチックを含むごみ収集体制がまだ不十分 であること、オープンダンピング等に見られるように最終処分場が整備されていないこと、 また、リサイクル・焼却施設の不備等が大きな課題となっております。途上国が抱えるこれ らの問題解決に貢献すべく、二国間ODA、国際機関との連携や企業・NGO・地方自治体 との連携を通じて、リデュース・リユース・リサイクルの「3R」に関する技術協力・人材 育成や、廃棄物処理関連のインフラ支援を推進してまいります。 【原田環境大臣】 それでは、本件議題について、当会議として了承させていただきたいと思いますが、よろ しいでしょうか。 ≪異議なしの声≫ ありがとうございます。総理にご発言をいただきますが、その前に、カメラが入りますの で、しばらくお待ちください。 それでは最後に、安倍総理からご発言いただきます。 【内閣総理大臣】 海洋プラスチックごみ問題は、本年のG20 大阪サミットの最大のテーマの一つです。そ の解決には、世界全体での取組が不可欠です。世界全体で目指すべきビジョンを共有しなが ら、その実現に向けて、各国が、実効性のある具体的な対策を実行に移していくことが求め られます。議長国として、この地球規模課題の解決に向けて、リーダーシップを発揮してい く考えです。まずは、隗より始めよ。我が国では、昨日から海ごみゼロウィークが始まり、 全国の海岸、河川敷、街中などでごみの一斉回収活動が行われていますが、このほか、漁業 者の皆さんなどの幅広い協力による海洋ごみの回収・処理の強化、海で分解されるバイオプ ラスチックの開発・増産など、我が国としても、あらゆる手段を尽くす必要があります。さ らには、これまでの我が国の経験と技術をフルに活用し、途上国の能力構築支援などの国際 貢献や、国内外での汚染の実態把握にも積極的に取り組むことで、世界全体の取組を力強く けん引してまいります。関係大臣は、本日決定したアクションプランに基づき、新たな汚染 を生み出さない世界を目指して、しっかりと取り組んでください。

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5 【原田環境大臣】 ありがとうございました。プレスの方はご退室ください。 本日の議事要旨は速やかに公開したいと思います。 以上をもちまして、海洋プラスチックごみ対策の推進に関する関係閣僚会議を終了いた します。どうもありがとうございました。 以 上

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