運賃計算の仕方
本記事は 2013 年 10 月 21 日時点での計算方法であり、次回ダイヤ改正等で一部変更さ れる可能性があります。運賃計算の原則
運賃・料金は実際の乗車経路、発着順序により計算されます。 1. JR 線が連続する場合 JR 線の営業キロは同一方向に連続する場合、距離を通算します。 経路が同一駅を 2 度通過するため環状線1周になるとき、一部又は全てが復乗になるとき は環状線一周となる駅、または折返しとなる駅の前後の区間を打ち切り計算します。 2. 通過連絡運輸を挟む場合 通過連絡運輸を行う社線が JR 線の中間に挟まれる場合、前後の JR 線の営業キロ又は犠 牲キロを通算します。 ☞連絡運輸とは、JR 線~東急田園都市線のような形態をとる。 近距離間では割引されることもある。 ☞通過連絡運輸とは JR~他社線~JR の形態である。JR 線の営業キロは通算されるため、 運賃料金が打ち切り計算より低廉となる。乗車券の種類
ここでは以下について説明します。
・片道乗車券 A→B のような経路のときに用いる。 ・往復乗車券 A→B のような経路を往復する際に用いる。往復乗車券にすることで割引証が 1 枚で済む、 距離によっては割引が適応になる、有効期間が通算されるなどのメリットがある。 ・連続乗車券 A→B→C→B→D のような一部重複している経路に乗車するときなどに用いる。 メリットは割引証が 1 枚で済む、有効期間が通算されるなど。大人と小児
1.年齢区分 大人:12 歳以上 小児:6 歳以上 12 歳未満 幼児:1 歳以上 6 歳未満 乳児:1 歳未満 ※12 歳以上 13 歳未満の小学生児童は小児、6 歳以上 7 歳未満の小学校入学前の小児 は幼児として取り扱う(規程 111 条) ※小学校を卒業する児童は学年の周期(3/31)までの比を有効開始日とする小児の乗 車券(定期券、回数券を除く)をその有効期間中に試用することが出来る。また同時 に使用する場合特急券も小児用のものを使用出来る(規程 140 条) ☞12 歳以上は 12 歳を含みます。12 歳未満は 12 歳を含みません。 2.計算方法 ・小児の運賃・料金 小児の乗車券、特急券、座席指定券、急行券は大人の半額となります。 10 円未満の端数は切り捨てる。 ☞10 円未満の端数を切り捨て 10 円単位にすることをは数整理と言います ・幼児の運賃・料金 原則、幼児・乳児は無料です。例外は以下の通りです。 ・幼児だけで乗車するとき ・乗車券を所持する大人又は小児に同伴される 3 人目からの幼児 ・幼児または乳児が指定席券又は寝台を単独で使用するとき3.寝台料金・特別車両料金・コンパートメント料金
寝台料金、特別車両料金、コンパートメント料金は大人・小児共に同額です。 ☞特別車両とは営業上ではグリーン車と言われます ※運賃:乗車券の値段。移動の際の対価として支払う。 ※料金:急行券、指定券、特別急行券(特急券)、特別車両券、コンパートメント券、寝台 券などの値段。設備や速度の対価として支払う。普通旅客運賃
1.運賃計算の原則
JR の運賃計算は、営業キロ(または運賃計算キロ)から運賃表(時刻表のピンクのページ にあります)をもとに算出します。 また、運賃表の運賃は次の計算式で算出されます。 ☞営業キロが 10 キロまでのものは特定額です。賃率 × 営業キロ(または運賃計算キロ )× (1+消費税率) = 運賃
※出発駅から到着駅までの営業キロ(地方交通線を跨ぐ場合は運賃計算キロ)を通算して 1 キロ未満は切り上げ計算する。 ※営業キロを元に中間キロを参照し、その中間キロの中間を計算時の営業キロとします ※運賃の端数は 100 キロ以下は 10 円未満は 10 円単位に切り上げる。 101 キロ以上は 49 捨 50 入で 100 円単位とする。 その後消費税を加え四捨五入をし、10 円単位にする。 ※10 キロ未満は特定額です2.賃率
◆JR 東日本、JR 東海、JR 西日本 第 1 地帯 第 2 地帯 第 3 地帯 1km につき 300km まで 301~600km 601km 以上 A 幹線(B、C を除く) 16 円 20 銭 12 円 85 銭 7 円 05 銭 B 電車特定区間相互発着(C を除く) 15 円 30 銭 12 円 15 銭 ― C 山手線内または大阪環状線内相互発着 13 円 25 銭 ― ― B、C の 10 キロ未満は消費税率変更時の運賃改定により JR 東日本と西日本では運賃が異なる 1km につき 273km まで 274~546km 547km以上 D 地方交通線 17 円 80 銭 14 円 10 銭 7 円 70 銭 ◆JR 北海道 1km につき 200km まで 201~300km 301~600km 601km 以上 E 幹線 17 円 85 銭 16 円 20 銭 12 円 85 銭 7 円 05 銭 1km につき 182km まで 183~273km 274~546km 547km 以上 F 地方交通線 19 円 60 銭 17 円 80 銭 14 円 10 銭 7 円 70 銭◆JR 四国 1km につき 100km まで 101~300km 301~600km 601km 以上 G JR 四国全線 18 円 21 銭 16 円 20 銭 12 円 85 銭 7 円 05 銭 ◆JR 九州 1km につき 100km まで 101~300km 301~600km 601km 以上 H JR 九州 特定額 17 円 75 銭 12 円 85 銭 7 円 07 銭 中間キロ 例えば 14 キロの場合は 11~13 キロのところを参照し、13 キロと読み替えて計算する。 例:11~15 キロ:13 キロを元に計算 51~60 キロ:55 キロを元に計算 11~50 キロまで:5 キロ刻み 51~100 キロまで:10 キロ刻み 101~600 キロまで:20 キロ刻み 601 キロ~:40 キロ刻み 計算例 東京~大阪(距離:556.4 キロ→550 キロと読み替えて計算する) 第一地帯:16.20×300 第二地帯:12.85×250 16.20×300+12.85×250=8072.5 →(49 捨 50 入をして)8100 円 →(消費税を計算する)8100×1.05=8505 →(10 円未満四捨五入)8510 円