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Microsoft Word - FE練習問題- doc

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Academic year: 2021

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基本情報技術者試験の練習問題-第9回

この問題は平成20年度秋期の問題から抜粋しています。 問 1 浮動小数点演算において,絶対値の大きな数と絶対値の小さな数の加減算を行ったとき,絶対値の小さな数 の有効けたの一部又は全部が結果に反映されないことを何というか。 ア 打切り誤差 イ けた落ち ウ 情報落ち エ 絶対誤差 問 2 関数 eq(X,Y)は,引数XとYの値が等しければ 1 を返し,異なれば 0 を返す。整数A,B,Cについて,eq(eq (A,B),eq(B,C))を呼び出したとき,1 が返ってくるための必要十分条件はどれか。 ア (A=BかつB=C)又は(A≠BかつB≠C) イ (A=BかつB=C)又は(A≠B又はB≠C) ウ (A=BかつB=C)又はA=C エ (A=B又はB=C)又はA=C 問 3 nの階乗を再帰的に計算する関数F(n)の定義において,a に入れるべき式はどれか。ここで,n は非負の整数 である。 ア n+F(n-1) イ n-1+F(n) ウ n×F(n-1) エ (n-1)×F(n) 問 4 キャッシュメモリのアクセス時間及びヒット率と,主記憶のアクセス時間の組合せのうち,主記憶の実効アクセス 時間が最も短くなるものはどれか。 問 5 シリアル ATA の特徴として,適切なものはどれか。 ア SAS(Serial Attached SCSI)と双方向の互換性がある。 イ デイジーチェーン接続を採用している。

ウ パラレル ATA とケーブル,コネクタに互換性がある。 エ ホットスワップ対応が可能である。

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問 6 図はマルチタスクで動作するコンピュータにおけるタスクの状態遷移を表したものである。実行状態のタスクが 実行可能状態に遷移するのはどれか。 ア 自分より優先度の高いタスクが実行可能状態になった。 イ タスクが生成された。 ウ 入出力票求による処理が完了した。 エ 入出力要求を行った。 問 7 システムの稼働モデルが図のように表されるとき,システムの MTBF と MTTR を表した式はどれか。ここで,ti はシステムの稼働時間,riはシステムの修理時間を表すものとする(i=1,2,…,n)。 問 8 プログラム言語における関数呼出し時の引数の性質のうち,適切なものはどれか。 ア 値呼出しでは,仮引数の値を変えると実引数の値も変わる。 イ 実引数から仮引数に情報を渡す方法として,値呼出し,参照呼出しなどがある。 ウ 実引数は変数だけであるが,仮引数は変数でも定数でもよい。 エ 実引数は呼び出される関数の中だけで有効であるが,仮引数は関数の呼出し側でも有効である。

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問 9 プログラム中の図の部分を判定条件網羅(分岐網羅)でテストするときのテストケースとして,適切なものはどれ か。 問 10 A 社の会員登録処理では,次の形式の ID を発行している。各年度末での発行済 ID 数の推移は表のとおりで ある。今後もこの傾向が続くと仮定した場合,この形式による ID は何年度に使い尽くすと予想されるか。ここで, 脱会した会員の ID は欠番として管理し,再利用は行わない。 〔ID の形式〕 XXNNN(例:AZ059 など) ・X には英大文字(A~Z の 26 文字)を設定する。 ・N には数字(0~9 の 10 文字)を設定する。 〔各年度末における発行済 ID 数の推移〕 ア 2008 年度 イ 2009 年度 ウ 2010 年度 エ 2011 年度 問 11 LAN において,伝送距離を延長するために伝送路の途中でデータの信号波形を増幅・整形して,物理層で の中継を行う装置はどれか。 ア スイッチングハブ(レイヤ 2 スイッチ) イ ブリッジ ウ リピータ エ ルータ

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問 12 次の SQL 文の実行結果が A 表のようになった。a に入れるべき適切な字句はどれか。

問 13 データの破壊,改ざんなどの不正な機能をプログラムの一部に組み込んだものを送ってインストールさせ,実 行させるものはどれか。

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問 14 データ形式としての CSV に関する記述として,適切なものはどれか。 ア 文字データ,数値データだけでなく,計算式や書式情報も記録できる。データ間の区切りとして,タブを使用 する。 イ 文字データ,数値データと改行を含む幾つかの制御文字だけの情報を記録する。データ間の区切り記号と して,空白文字,コロン,セミコロンを使用する。 ウ 文字データ,数値データをコンマで区切り,レコード間は改行で区切って記録する。文字データは引用符で くくることもある。 エ 文字データだけでなく,画像や Java アプレットなども記録できる。データ間の区切りの位置にタグと呼ばれる コマンドを挿入する。 問 15 PDPC を説明したものはどれか。 ア アンケートなどで得られる言語データを,それが語っている意味の近さに注目し,意味の近いもの同士を統 合することで,言語データを要約する手法であり,断片的で漠然としたイメージを具体化するときに役立つ。 イ 工程の開始から完了までの各作業を,それぞれの関係を保ちながら時系列に並べて矢印で結んだ図であり, ある作業に遅れが生じたときの全体日程への影響を把握したり,最短日程を算出したりするのに役立つ。 ウ 実施過程で起こりうる不測の事態を事前に予測しながら,計画の開始から最終結果に至る過程や手順を時間 の推移に従って矢印で結合した図であり,試行錯誤を避けられない状況における最適策の立案に役立つ。 エ 左端に最も大きな目的を書き,その右側に目的を達成するための手段を書き,さらに目的と手段の連鎖を展 開して右端を最終手段である実施項目とする図であり,その実現可能性や経済性などを検討して,採用す べき実施項目の決定に役立つ。 問 16 特許権の付与に関して二つ以上の同一特許出願が競合した場合,我が国の特許法において優先的に取り扱 われる者はどれか。 ア 抽選によって選ばれた者 イ 特許の出願実績が最も多い者 ウ 最も先に出願した者 エ 最も先に発明した者 問 17 次のアルゴリズムの説明を読んで,設問 1,2 に答えよ。 〔アルゴリズムの説明〕 N 個(N>1)の地点から構成されるグラフにおいて,出発地点からそれ以外の地点までの最短距離を求める アルゴリズム ShortestLength である。 (1) 図 1 に示す地点数 N=6 のグラフを例として,ShortestLength を説明する。図 1 において,丸は地点を,矢 印の向きは進行方向を,矢印に付けた数字は地点間の距離を表す。

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(2) ShortestLength では,次の配列を用いる。要素番号は 1,2,…,N で,地点と対応している。配列の添字は 1 から始まる。 Dt[i][j]:地点 i から地点 j までの距離が格納されている N×N 個の要素からなる配列。地点 i から地点 j までの 直接の経路がない場合,進行方向が逆向きの場合及び Dt[i][i]の場合には∞(最大値を表す定数) が格納されている。図 1 の例では,Dt[i][j]の一部は次のとおりである。 Dt[1][1]=∞,Dt[1][2]=10, Dt[1][3]=∞,Dt[2][1]=∞ Sd[i]:出発地である地点 1 から地点 i までの仮の最短距離(以下,仮最短距離という)を格納する配列。初期 設定ではすべての要素に∞を格納する。 Pe[i]:最短距離を求める過程で処理済となった地点を識別するための配列。初期設定ではすべて false に設 定する。Pe[i]が true となったとき,Sd[i]には地点 1 から地点 i までの最短距離が求まっている。すべ ての要素が true になると処理は終了する。 (3) 最短距離を求める手順を,図 1 の例を使って示す。 (i) 出発地は地点1なので,Pe[1]にtrueを設定し,地点1から直接つながる地点2,4,5までの距離Dt[1][2], Dt[1][4],Dt[1][5]をそれぞれ Sd[2],Sd[4],Sd[5]に設定する。その結果,Sd[2]=10,Sd[4]=20,Sd[5]= 30 となる。この結果を図 2 に示す。地点 i の上又は下にある[ ]内の数値は,地点 1 から地点 i までの仮最 短距離 Sd[i]を表し,網掛けの地点は処理済(Pe[i]=true)を表す。 (ii) 未処理の地点のうち,地点 1 からの仮最短距離が最も短い地点 2(2 は Pe[k]=false かつ Sd[k]が最小と なる添字 k の値)を選択し,Pe[2]を true にする。この時点で,Sd[2]=10 が地点 1 から地点 2 の間の最短 距離として確定する。 次に,地点 2 から直接行ける地点 3 と地点 5 の仮最短距離 Sd[i]を更新する。ただし,Sd[i]の値が小さく ならない場合は置き換えない。 (更新前) (更新後) Sd[3]=∞ → Sd[3]=Sd[2]+Dt[2][3]=50 Sd[5]=30 → Sd[5]=Sd[2]+Dt[2][5]=20 このとき,地点 k(k=2)を経由する地点 i(i=3,5)の仮最短距離 Sd[i]を更新するための代入文を擬似 言語で書くと,次の〔プログラムの一部〕のとおりになる。ここで,関数 min は二つの引数のうち,小さい方

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の値を返すシステム関数である。 〔プログラムの一部〕 この結果を図 3 に示す。 (iii) 未処理の地点のうち,仮最短距離が最も短い地点は,地点 4 と地点 5 の二つである。このように複数あ る場合は,要素番号の小さい地点 4 を選択し,処理済とする。この時点で,Sd[4]が地点 1 から地点 4 の間 の最短距離として確定する。 次に,地点 4 から直接行ける地点の仮最短距離を更新する。 Sd[4]+Dt[4][5]=40 となり,現在の Sd[5]の値より大きいので,更新しない。この結果を図 4 に示す。 (iv) 未処理の地点のうち,仮最短距離が最も短い地点 5 を選択し,処理済とする。この時点で,Sd[5]が地点 1 から地点 5 の間の最短距離として確定する。 次に,地点 5 から直接行ける地点の仮最短距離を更新する。 Sd[3]=50 → Sd[3]=Sd[5]+Dt[5][3]=30 Sd[6]=∞ → Sd[6]=Sd[5]+Dt[5][6]=50 この結果を図 5 に示す。 (v) 未処理の地点のうち,仮最短距離が最も短い地点 3 を選択し,処理済とする。この時点で,Sd[3]が地点 1 から地点 3 の間の最短距離として確定する。 次に,地点 3 から直接行ける地点 6 の仮最短距離を更新する。

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手順(iii)と同様に計算し,地点 6 の仮最短距離 Sd[6]の値は[ b ]となる。 この結果を図 6 に示す。 (vi) 未処理の地点のうち,仮最短距離が最も短い地点 6 を選択し,処理済とする。この時点で,Sd[6]が地点 1 から地点 6 の間の最短距離として確定する。 すべての地点が処理済となったので終了となる。この結果を図 7 に示す。 設問 1 アルゴリズム ShortestLength の説明中の[ ]に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。 a に関する解答群

ア Sd[i]+Dt[i][k] イ Sd[i]+Dt[k][i] ウ Sd[k]+Dt[i][k] エ Sd[k]+Dt[k][i] b に関する解答群 ア 30 イ 40 ウ 50 エ 60 設問 2 次の記述中の[ ]に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。 図8 のグラフの場合,出発地を地点1 としてアルゴリズム ShortestLength を実行したとき,最短距離が確定 する順番は,次のとおりになる。 また,配列 Sd の要素 Sd[3],Sd[5]及び Sd[6]の値は,それぞれ[ d ],[ e ]及び[ f ]となる。

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c に関する解答群

ア 地点 2,地点 4,地点 3,地点 5 イ 地点 2,地点 4,地点 5,地点 3 ウ 地点 4,地点 2,地点 3,地点 5 エ 地点 4,地点 2,地点 5,地点 3 d~f に関する解答群

参照

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