• 検索結果がありません。

平成 26 年度の税制改正に 関する要望について 各府省庁からの平成 26 年度の税制改正要望に 関する内容が明らかになりました 主な府省庁 の税制改正要望事項について解説します 中小企業庁からの要望 中小企業庁からの税制改正要望のうち 主なものは以下の通りです 1 中小企業投資促進税制 による 3

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "平成 26 年度の税制改正に 関する要望について 各府省庁からの平成 26 年度の税制改正要望に 関する内容が明らかになりました 主な府省庁 の税制改正要望事項について解説します 中小企業庁からの要望 中小企業庁からの税制改正要望のうち 主なものは以下の通りです 1 中小企業投資促進税制 による 3"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

吉川和良税理士事務所

注目トピックス

01|平成 26 年度の税制改正に関する

要望について

各府省庁からの平成26年度の税制改正に関する要望の内 容が明らかになりました。ここでは主な府省庁の税制改正 要望事項について解説します。

特集

02|消費増税と住宅購入時期について

消費税率の引き上げが予定されていますが、住宅の購入時 期は増税前、増税後のどちらの方が得になるのでしょうか。

03|受贈者が海外留学中の場合の

教育資金贈与について

教育資金の一括贈与の非課税特例は、受贈者が海外留学中 の場合などにも適用を受けられます。ここでは、その手続 きについて解説します。

話題のビジネス書をナナメ読み

04|トヨタの片づけ(中経出版)

「整理・整頓」という言葉か ら、無駄が無くなる・効率が 上がる・売り上げが上がる「片 づけ」は、仕事や職場を変え る成果を出すための「ビジネ スツール」であると元現場リ ーダーたちは述べています。

平成 26 年度の税制改正

に関する要望について

吉川和良税理士事務所

ニュースレター

2013 年 10 月号

YOSHIKAWA TAX JOURNAL

(2)

吉川和良税理士事務所

中小企業庁からの要望

中小企業庁からの税制改正要望のうち、主なものは以下の 通りです。 ① 中小企業投資促進税制による 30%特別償却100%即時償却への拡大 ※中小企業における生産性・事務能率の向上などをはか るため、一定の設備投資を行った場合に、税額控除(7%) または特別償却(30%)の選択適用を認める措置 ② 中小企業者が取得した30万円未満の減価償却資産の 即時償却制度の延長 ※中小企業者が 30 万円未満の減価償却資産を取得した 場合、当該減価償却資産の合計額 300 万円を限度とし て、全額損金算入(即時償却)を認める制度 ③ 中小企業者の交際費課税の特例※の延長 ※定額控除限度額(800 万円)までの交際費の損金算入 を認める特例措置

経産省からの要望

経産省からの要望のうち主なものは以下のように、日本再 興戦略に盛り込まれたものが中心となっています。 ① 先端設備の導入などについての即時償却および税額 控除措置の導入 ② 事業再編促進税制※の導入 ※有望事業・産業の成長加速・グローバル市場での勝ち 残りを目指す企業について、課税負担の軽減措置 ③ ベンチャー投資促進税制※の導入 ※事業拡張期のベンチャー企業への資金供給を拡大す るため、経営・技術指導を行うベンチャーファンドへ出 資する企業に税制上の支援措置 研究開発税制の拡充および延長 償却資産課税制度の抜本的な見直し

金融庁からの要望

金融庁からの要望のうち主なものは以下のように、金融証 券税制や事業再生・国際課税に関するものが中心となって います。 ① 少額投資非課税制度(NISA)※についての要件緩和 少額投資非課税口座(NISA口座)を開設して上場 株式や株式投資信託などを購入すると、本来 20%課税 される配当金や売買益などが、非課税となる制度 ② 金融所得課税一体化に向けての適用対象拡充 ③ 事業再生税制の導入 国際課税原則※の見直し ※外国法人などの申告対象を恒久的施設(PE)に帰属す る所得に限定する原則

国交省からの要望

国交省では、「安全・安心の確保と地域活性化」「成長戦略 の推進」「クリーンで経済的なエネルギー社会の実現」を 柱に以下の要望を行っています。 ① 都市機能を誘導すべき区域の外に所在する事業用資 産を譲渡して、同区域内に所在する事業用資産を取得 した場合の買換特例の導入 ② 都市機能の整備の用に供するために土地などを譲渡 した場合の買換特例 ③ 新築住宅に関する固定資産税の減額措置の延長 これらのうち、どの要望が平成26 年度の税制改正に織り 込まれるかはまだ不透明ですが、安倍首相による大胆な政 策が期待されています。

平成 26 年度の税制改正に

関する要望について

各府省庁からの平成26 年度の税制改正要望に 関する内容が明らかになりました。主な府省庁 の税制改正要望事項について解説します。

(3)

吉川和良税理士事務所

土地には消費税が課税されない

住宅の購入にかかる消費税には、消費税の課税対象になる ものと、消費税の課税対象にならないものがあります。 まず、土地には消費税が課税されません。一戸建ての場合 はもちろんですが、マンションであっても土地部分には消 費税か課税されません。 また、新築物件の場合は売主が事業者であるため消費税が 課税されますが、中古物件の場合で売主が事業者ではなく 一個人である場合には消費税が課税されません。

住宅ローン減税の拡充

消費税率引き上げの前後における駆け込み需要やその反 動による影響を考慮して、平成25 年度の税制改正により 住宅ローン減税の拡充が行われます。 改正前は最大200万円であった税額控除額が最大400万 となる大きな減税措置です。

住宅ローン減税の注意

控除額の上限が 400 万円となっているため、収入が低い 場合や物件の価格が低い場合は 4000 万円もの借入をし ないことが考えられます。 そうなれば控除額は400 万円に達しなくなり減税措置の 影響を最大限に受けられない場合があります。また、借入 から10 年間の間に借入額が4000 万円を下回る場合も、 控除額が徐々に減少していくため 400 万円の控除額全て を使うことができません。

増税前に購入することは得なのか?

消費税の増税前に駆け込みで購入することが本当に得な のかどうかは蓋を開けてみないとわかりません。 なぜなら、消費税の増税額と住宅ローンの減税額の拡充額 は試算すればすぐにわかりますが、消費税増税後の不動産 価格や金利の動向は誰にも予想できないからです。 不動産価格や金利の今後の見通しを当てることは極めて 難しいといえます。エコノミストや経済評論家の意見を参 考にするのは良いですが、鵜呑みにするのではなく最終的 には自己責任で判断するという姿勢が望ましいと考えら れます。 ただし、増税前後での消費税の増税額と住宅ローンの減税 額の拡充額については確実に計算することが可能ですか ら、一度試算してみることをお薦めします。 住宅購入にあたっての消費増税額や住宅ローン減税額に ついてのご相談は、当事務所までお気軽にお問合せくださ い。

消費増税と住宅購入時期に

ついて

消費税率の引き上げが予定されていますが、住 宅の購入時期は増税前、増税後のどちらの方が 得になるのでしょうか。 売主が事業者の場合 新築物件 売主が一個人の場合 中古物件

(4)

吉川和良税理士事務所

はじめに

教育資金贈与とは、両親や祖父母などから子・孫に教育資 金を一括して贈与する場合に、子・孫毎に 1,500 万円ま でを非課税(※学校など以外の者に支払われる金額は 500 万円を限度)とする措置のことです。 教育資金の一括贈与の非課税特例は、受贈者が日本国内に 住所を所有しなくなった場合(例えば海外留学中の場合な ど)にも適用を受けられます。ただし、諸々の手続きが必 要となりますので、ここで解説します。

必要となる手続き

通常、教育資金の一括贈与の非課税特例を適用する場合に は、教育資金管理契約を金融機関と結び、その金融機関に 「教育資金非課税申告書」を提出しなければなりません。 その非課税申告書の提出を受けた金融機関は、受贈者の納 税地の所轄税務署長に申告書を提出することになります。 受贈者が国内に住所を所有している場合には、その住所地 が納税地となるため何の問題も生じません。 しかし、受贈者が海外留学中などで国内に住所を所有しな くなる場合には、申告書の提出先となる納税地を定めなけ ればなりません。また、納税者が国内に住所を所有しない 場合には、申告書の提出や諸々の手続きのため納税管理人 を定めなければなりません。

1 年以上の海外留学の場合

3か月や6か月程度の短期留学であれば必要はありません が、1 年以上の長期の海外留学をする場合には、国外への 転出届を市役所などに提出する必要があります。 国外への転出届を提出することによって住民登録がなく なるため、日本国内に住所を所有しなくなります。 そのため、受贈者が国外への転出届の提出を要するような 長期の海外留学中に教育資金の一括贈与の非課税特例を 適用しようとする場合は以下のような手続きが必要です。 受贈者は税務署に納税管理人届出書を提出し、納税管理人 および納税地を定めた上で、納税管理人が金融機関に「教 育資金非課税申告書」を提出するという流れになるものと 考えられます。

国税庁 HP のご紹介

国内に住所を所有しない受贈者が教育資金の一括贈与の 非課税特例を適用する場合の手続きについては、国税庁の HP においても公開されております(下記URL をご参照く ださい)。 【国税庁のHP 】 http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/joh o-zeikaishaku/sozoku/130709/pdf/01.pdf 相続税・贈与税の「納税管理人届出書」や受贈者の納税地 や受贈者の納税管理人の氏名などを記載した「教育資金非 課税申告書」の記載例が掲載されているため参考にしてい ただければと思います。 教育資金の一括贈与の非課税特例についての不明点は、当 事務所までお問い合わせください。

受贈者が海外留学中の場合

の教育資金贈与について

教育資金の一括贈与の非課税特例は、受贈者が 海外留学中の場合などにも適用を受けられま す。ここでは、その手続きについて解説します。

(5)

吉川和良税理士事務所

はじめに

トヨタ在籍40 年以上のベテラン技術者が「トレーナー」 となり、よく耳にする「整理」「整頓」という言葉から「無 駄がなくなる・効率が上がる・売り上げが上がる片づけは あなたの仕事や職場を変える成果を出すためのビジネス ツールである」と説きます。

片づけ

著者は、「あなたのデスクまわりは、こんな状態ではあり ませんか?」と読者に問いかけます。本書に記述されてい る事柄に該当するならば仕事の「ムダ」が発生しており、 片づけをする必要があると述べます。そして「片づけをし ないことで下記のような「ムダ」発生する」と続けます。  スペースのムダ 倉庫費用やスペースは無料ではなく、モノを放置して いればコストはどんどん膨らみ続ける。  時間のムダ デスクまわりに書類やファイルが無造作に積み重な っていれば、必要な書類を探し出すのに時間がかかり、 貴重な時間を失うことになる。  間違えるムダ いろいろな資料が混在していれば、間違った資料を打 ち合わせ先に持って行ってしまう可能性がある。  取りに行くムダ 取りに行く時間は価値を生まない。「移動する」とい うムダを生み出す。 片づけをするということは、こうした無駄の数々を確実に 取り除き、利益に変えることができると著者は述べます。 従って、片づけは雑務ではなく「仕事そのもの」であると いう認識が必要です。トヨタでは片づけは「仕事の合間に するもの」ではなく仕事の一部と考えられているそうです。

片づけの習慣化

片づけを奨励しても一時的な イベントに終わることがよく あります。「整理・整頓は仕事 の一部である」と現場のリー ダーやトップが理解していな いと、絶対に浸透しないと著 者は述べます。リーダーが率 先してそれに取り組む姿勢を 部下に見せることが重要です。 トヨタでは「三現主義」という考え方で、「現場・現物・ 現実」の3つの「現」を重視していますが、著者はさらに 「原理」と「原則」2つの「現」を加えます。 「現」とは「なぜそうなっているのか」という「基本的な 判断基準」のことです。整理・整頓は目的が分かっていな いと、一時的な活動で終わってしまい継続できません。片 づけを習慣化するには、最初に整理・整頓の効果を実感す ることが必要です。

片づけのメリット

著者は「整理・整頓や清掃が自分の利益になることを伝え ないと、自発的に取り組むようにならない」と述べます。 本書では、整理・整頓の具体的な方法として「他人が 30 秒で探せるように定位置を決めること」「置く場所を誰か らも見えるようにすること」など、トヨタでの経験を具体 的に述べています。 「ムダの排除が利益を生む」ということを、トヨタの元現 場リーダーたちが語り、その知見をまとめた1 冊です。

トヨタの片づけ

OJT ソリューションズ

単行本:239 ページ

出 版:中経出版社

価 格:1,365 円(税込)

参照

関連したドキュメント

地域の中小企業のニーズに適合した研究が行われていな い,などであった。これに対し学内パネラーから, 「地元

登録車 軽自動車 電気自動車等(※) 非課税 非課税. 2030年度燃費基準85%達成

・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認め

・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認

「必要性を感じない」も大企業と比べ 4.8 ポイント高い。中小企業からは、 「事業のほぼ 7 割が下

旧法··· 改正法第3条による改正前の法人税法 旧措法 ··· 改正法第15条による改正前の租税特別措置法 旧措令 ···

過少申告加算税の金額は、税関から調査通知を受けた日の翌日以