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ジベレリン処理によって着生したメタセコイアおよびセコイアの花芽の発育経過について

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Academic year: 2021

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(1)

脆 ι

α

σクοケ

クサ

Hayato]IASHIZUME半

林木の開花

,結

実の促進お よび調節は育種期間の短縮 ならびに採種園の経営上重要であることはい うまで もな い。開花

,結

実の促進には環状象1皮,ま き締 め

,根

切 り 等の機械的処理 とンペ レリン等のホルモン剤の散布が有 効であつて,これ らの方法はすでに林木育種の実際に と り入れ られている。開花

,結

実を入為的に調 節 す る場 合

,対

象樹種の花芽分化期およびその後の花芽の発育経 過を精密に調査 し

,把

握 してお くことは人為処理の効果 を一層有効ならしめ るために必要である。 筆者は数年前から主要針葉樹の花芽分化期お よび花芽 の発育経過を調査 し,アカマノ1),ク ロマノ2),スギ3), ヒノキ4),コ クョウザ ン5)についてはすでにその結果を 報告 した。 これ らの一連の研究から

,花

芽の分化 と発育 の様相は樹種に よつて特異的であつて

,植

物の系統的分 類 と密接な関係がある。スギ科の中で も 財冴クSワTクο〆α お よび 膨?クοゲαはすでに報告 した 音横 チοttρπ力,CtV ″万ηg力α″Jα と多少ことなるので 今回報告す ることに した。なお供試木は自然着花期に至J達していないので, シベ レリンで着花させ,その花芽の発育経過 を し らべ ,こ。 材 料 お よ び 方 法 6年生メタセコイア (さし木

)お

よび 4年 生 セコイア (実生

)を

用い

,ジ

ペ b/)ン100ppmおよび300ppm水 溶液をメタセコイアに対 しては 6月 15日から 8月 15日 (1962年

)の

期間に 3回,セコイアに対 しては 7月14日 から8月21日の間に 4回 散布 した。 8月 上句 頃芽がぶ く らみはじめ

,花

芽分化の徴候がみられたので

,以

後大体 10日間隔で花芽を採取 した。採取 した花芽はファーマー 氏液で24時間固定 した後,70/99/アルコール溶液に貯蔵 し

た。貯蔵花芽はずい時 とりだして,Free hand method

で縦断切片をつ くり,アセ ト・ カー ミンで染色 して検鏡 調査 した。 結

果 1・ 着花習性 メタセコイア

:

雄花芽は長枝 に腋生 した小枝の葉腋 に1個あて形成され

,総

状花序状を呈す る場合 と

,葉

を 着生す る小枝の先端に 1個 頂生す る場合 とがある。暇 ヒ 芽は長枝の冬芽内に形成され る。一般に側枝の上部ない し中部の腋芽が分化 して花芽にな るが

,頂

芽が花芽に分 化す る場合 もまれに認められ る。すなわち

,雌

雄いずれ の花芽 も頂腋生花芽 ということができる。 セコィア

:

雄花芽は主 として主枝の先端 あるいは主 枝から分枝 した小枝の先端に1個あて形成さん る。すな わち

,新

条の頂芽が花芽に分化す る場合 と側枝の先端部 の葉腋に直接形成され る 場合 とが 認め られた。 すなわ ち,メタ之コイアと同様頂腋生花芽である。雌花芽はジ ペ ッリンにより着生 しなかつたので着花習性は不明であ る。

2.花

芽分化の標徴 前述の如 く,メ タセコイアや セコイアの花芽はその性 に よつて形成位置がことな る。また花芽はその分化初期 に生長点の大 きさおよび形状が変イとす るので

,未

分化の 芽あるいは葉芽 と容易に区別す ることができる。花芽の 形成位置お よび生長点の形態変化に もとず く識別基準は 次の如 くである。 メタセコイア: (→ 未分化の芽 生長点は肥厚肥大 しない (図

-1,A

B,図

-2,A)。 12)葉芽 長枝に形成され る。生長点は未分化の芽に 比 して肥大する。同時に生長点の下部に葉の初生突起を κ鳥取大学農学部造林学研究宝 Lab.of Silviculture,Fact of Agr,,Tottori Univ"Tottori

(2)

(2)

-1.メ

タセコイアの雄花芽 の発育経過

A∼

B:木

分化 (8月 5日)。

C:花

芽分化初期 (8月15日)。

D:花

芽分化期

,生

,点が肥大す る (8月中句 ∼下旬)。 E∼

F:雄

しべ分化期 (8月下旬 ∼9月上旬)。

G:造

胞組織分化期 (9月上句 ∼ 中旬)。

H:造

胞 細胞 (9月15日)。 I:花粉形成期 の雄花 (10月下句)。

J:花

粉母細胞 (10月15日 )。

K:花

(10月24日 )。

Fig, 1.Devdopmental process of male flower buds in ν跨,s¢920ゲα

g勒

チοs″οう0ゲ】,d.

A― B:undifferentiatiOn stage;August 5. C i Early stage of floral differentiatlon ,Atlgust 15. D:

Floral differentiatiOn stage.「rhe growing point becomes thick ;Fnid tO late August. E‐ψF:Initiation

and development of stamen prilnordia,late August to early September. G:Initiation Of sporogenous

tissue in basal part of rudimentary stamens i early to mid Septeコ nber. H i Sporogenous cel i Septe―

mber 15. I:A male strobilus of pollen formation stage,late OctOber. JI Po■en mOther ce■ i October 15, K:POuen grain i October 24.

B

J⑧

生ず る(図

-2.B∼

C)。 俗

)雄

花芽 小枝に形成され る。生長点は未分化の芽 に比 して著 しく肥厚肥大 し

,そ

の頂部が丸味をおびてく る(図-1.D)。 ゃゃ時 日の経過 した ものはその下部に 雄 しべの初生突起を生ず る(図-1.E)。 14)離花芽 長枝に形成され る。生長点は葉芽に比 し てやや肥厚す る。同時にその下部に葉の初生突起 よりも ややBLl厚した竜鱗の初生突起が分化す る (図-2,D)。 セコイア: は

)未

分化の芽 生長点は肥厚肥大 しない (図

-3.A

)。 12)雄花芽 生長点は未分化の芽に比 して著しく肥厚 肥大 し

,そ

の頂部が丸味をおびてくる (図-3.C)。 同 時にその下部に雄 しべの初生突起を生ず る (図-3,D)。 以上のごとく雄花芽は着生位置 と生長点の肥厚肥大の 状況に より外観的に容易に識別することができる。 しか し,メタセコイアの雌花は冬芽に形成され るので

,外

観 的に早期に葉芽 と区別す ることは困難である。 しか し, 也鱗形成期 (9月 下旬 ∼10月上旬

)に

なれば花軸が仲長 して花芽が細長 くな るので

,熟

練すれば肉限により区別 す るこ とができる。

3.花

芽分化期 ジペ L/)ン に よつて誘起され る花芽分化期はジペb/) ンの散布時期によつて影響 され るので,自然の7と芽分化

(3)

-2.メ

タセコイアの雌花芽 の発育経過

A:未

分化 (8月15日 )。 B∼

Ci葉

,葉

の初生突起 が認 め られ る (8月下句 ∼9月上句)。

D:花

芽分化期,

色鱗 の初生 突起が認 め られ る (9月 5日)。

E∼ F:葉

,実

腋 に小枝 の モ トが認 め られ る(9月15日 )。

G:

也鱗分化期 (9月15日 )。

H:胚

珠分化期 (9月下句 ∼10月上旬)。 I∼」:10月 上

,中

旬 の胚珠

,珠

皮 と珠心 の分化が認 め らォtる。

K∼

L ill月 中旬 の離花お よび胚珠。

Fig。2 Developmentd process of female flower buds in Ⅲ

`♂

チαs♂?″0ブα gr)クチοdチ幻うοブルs.

A: Undifferentiation stage;August 15. B´ wC:Leaf buds. Leaf prilnordia vere recognized,late

August to early September. D:Floral differentiation stage. Primordia of bract scales were recognized

in the basal part of the bud;September 5. E― F:Leaf buds, Origin of smal shoots was formed in

the ax■ of young leaves,September 15。 G:Formation of bract scales,September 15, H:Initiation

of ovular primOrdia in basal part of bracts ; late September to early October. I∼ J:State of ovules

in early to nlid October, Differentiation of the integument and the nucelus was seen. K― L:Deve―

(4)

(4)

-3.セ

コィァの雄花芽の発育経過

A:未

分化 (8月 15日)。

B:棄

芽 (8月25日)。

C:イ

ヒ芽分化期

,生

長点が肥大する (8月25日 )。

D:

雄 しべ分化期 (8月 下旬 ∼ 9月 上旬)。

E:造

胞組織分化期 (8月 下句∼ 9月 中旬)。

F:9月

中旬 の雄花。

G:造

胞細胞 (9月15日)。

H:花

粉母細胞 (10月15日 )。

I:花

(11月 25日 )。 Fig.3. Developmental process of male f10、 ver buds in S診?″οガα sι妙 夕′υゲ′セ″s.

A:Undifferentiation stage,August 15. B:Leaf bud;August 25. C:Floral differentiation stage. The grOwing pOint becomes thick;August 25, D:Initiation of stamen prilnordia;late August to

early September. E I Initiation Of spOrOgenous tissue,late August to n d September. F i Condition

of male strobttus cOnected On September 15. G:Sporogenous ce■s and their cell division,September

15. H:P01en mother cell;October 15. I I PoHen grain;Noveコ aber 25.

期 と多少 ことなるもの と思われる。花芽が形態的に識別

での期間が長いのは

,生

育前期にシペ7リン処理をは じ できる時期

,す

なわち雄花芽では花芽の生長点が肥大す

めたためであると思われ る。またセコイアの花芽分化終 る時期

,雌

花芽では芭鱗の初生突起が分化す る時期を花

止期が メタセコイアよりもおそいのはツペ レリン散布の 芽分化期 とす ると,メ タセコイアの雄花芽の分化期は

8

終期がおそいためであると思われ る。雌花芽の分化開始 月中旬 ∼ 9月 上句 (盛期は 8月 中旬∼下句

)で

あつた。

期が雄花芽 よりもお くれ ることは針葉樹で一般的に認め 雌花芽 の分化期は 9月 上旬∼下旬であつて

,花

芽分化開

られ る現象である1`5)。 始期は雄花芽 よりも15∼ 20日おそいようである。花芽分

4.花

芽の発育経過 化期間は離雄両花芽 とも約30日であつた。 セコイアの雄

メタセコイア: 花芽の分化期はメタセコイアと大体同様で

,8月

中旬∼

雄花芽では生長点が肥大 して問 もな くその下部および 9月 中旬であつた。分化期間は約40日である。

lRl方

に雄 しべの初生突起が 分化 してくる(図

-1.E∼ F

シペ ン)ン の散布時期 と花芽分化期 との関係について

)。

この初生突起の分化は 8月 下旬∼10月上旬の期間に 筆者のが スギで調べた ところに よると

,生

育前期の処理

認められ る。雄 しべの初生突起は急速に生長 し

,間

もな (5, 6月 処理

)は

生育後期処理 (7∼9月 処理)より

くその下側基部に造胞組織が識別 さ れ る よ うになる。 も花芽分化開始期までの所要 日数が長い。メタセコイア

(図

-1,G)。 造胞組織の分化は 8月 下旬 より認められ がセコイアよりもジペ ツプン散布から花芽分化開始期 ま

た。雄 しべの初生突起お よび造胞組織は 1個 の花芽では

(5)

8.6.1 8.15. ″ 8 25, ″ 9. 5. 〃 9.15.〃 9.25, 〃 10。 7.〃 10.12. 〃 10,15. ″ 10 25, 〃 11. 5. 〃 11.15. 〃 雄 花 芽 Male 化 11 5 1 7 6 5 4 2 2 5 6 6 3 2 2 1 20 28 25 24 16 15 14 14 16 9 2 5 5 1 1 2 2 1 1 3 5 6 4 9 late望

屋餌Ξ畠ど

ptemttr

脱盟離 二

:!品

tottr

Й

寛報粗。

ttr early培

∴紐寛避月

淑α

vember

mid躍

超 τ牌 聰

emb∝ 自 o ど 、 F 営 ω 猟 0 中沼 0 目 D 数 づ = 雨 神 拐 Φ > ・ 日 H ω や 日 事 Z 20 豹 20 20 20 10 10 ・0 ︲O Ю l0 20 キ ︵   勒 目 < 炉 0 常 Ч o ∞ 目 ︻ 目 ω 、 脇 馬 ぃ 成     のO 冒 儀 お 目 0 ︼駕 日 8 伽

分化

甥゛

馬龍

の 営 0 営 ︼ ω や ∽ ふ ﹁ ω や 目 Φ 質 培 0 多 H 哨 0 日 0 ﹁ ゛ F 口 ω ︼ ω ︼ ︼∩ 成 の 営 ︻ “ ︼ 枷 g O 寓 o 臼 ︼ o 営 o ︼ N 雪 猟 卜 0 伽 化 め ω ︻ コ > o ぁ ︼ 僣 中 留 ω F ・︺善 口 H ︼ F O ︼や 、 ︻中 目 ω ” 0 ﹁ ︼ パ H 化 ∽ ω H 、 0 の   や o 、 ﹁ や ︺ 目 や 中拇 や Y o ︼ 引∩ 芽 ︺ J や 一﹁ o 日 数 可 o ゃ 、 軸 ︻ や め ω > 営 ︼ ︻ O p 日 J Z 20 30 30 30 20 20 20 20 20 20 のョ ︻ 。 。事 岬 境 調 ︼ 鶴 譴 灘 5 5 2 4 4 表 -2‐

A.メ

タセコイアの花芽の発育経過

Taue 2‐A. Developmental process of fiower buds inル

`ォ ,d99クο力 gゥ″οs″οうοゲカS, 3 5 5 6 20 n

欄醜

ora

Fl

後ヱ鋼色籍留鶴

menttry ttamens

残鸞麟

attt of sporogenous tる sue

nen moth∝ ctts 育

Developmental process

(6)

(6)

隼 TaЫe 2‐B. 離 花 芽 Female 花芽分化期 Floral differentiation 芭鱗分化期

Differentiation of bract scales

胚珠分化期

Differentiation of rudimentary Ovules 珠 皮 と珠心の分化期

Differentiation of integument and

nucenus

TE期

Time of fiowering

dy Se&鸞

1ヨ

ゼ報

e14ber

early Seitttμ

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tober

Й

俺艶

&熙

■報

『 歿乳税

r

ea』yぢ

農∴算二焼♂

属盈

ber late F:Υ

E?ge:規

2rch

表 -2‐B. 発 育 経 過 Developmental process 下部から上部へ求頂的に発生す ることはこれまでに調べ た樹種 と同様である。造胞組織は9月に盛んに分裂増殖 し,10月 上旬には大部分の花芽で全鱗片にその形成が認 められ る。分裂期の造胞細胞は核が大きく

,細

胞は角ば つ ている (図-1.H)。 造胞細胞は成熟 して

,早

期に着 生 した花では10月上句頃花粉母細胞になる。花粉母細胞 は造胞細胞 よりも大きくて円く

,各

細胞は分離 しやすい (図-1.J)。 花粉母細胞は10月中旬から11月中旬 の期間 (盛期は10月

,下

)に減数分裂 して花粉になつた (図 -1.K)。 開菊期は翌年の 2月 下句∼ 3月 上旬 である。 雌花芽は葉芽 と同様長枝に形成 された芽が分化 してで きるもので

,早

期に両者を識別することは困難である。 9月 上句になると

,芽

の生長点の下部に葉の初生突起 よ りもさらに肥厚 した色鱗の初生突起が分化 して くる(図

-2.D)。

rFt花芽はその後急速に生長 して花軸が仲長す る。也鱗の分化は 1個 の花芽では求頂的に進行 し, 9月 下句には花軸のほとん ど全面に形成されている (図-2.

G)o 方

この時期の葉芽は葉の初生突起が一層明瞭に 表

-3.セ

コイァの雄花芽の発育経過 Table 3. Developmental process of male

な り

,将

来長枝に発達する葉芽では葉の初生突起の腋部 に小枝のモ トが認められ る。 したがつて

,離

花芽 と形態 的にはつ きり区別 され る。発育の早い雌花芽は 9月 の終 わ り頃から芭鱗 の内側基部の細胞が分裂 して胚珠 の初生 突起が分化 して くる。 (図

-2.H∼

I)。 BIN珠の初生突 起 はЮtt 10日頃から珠皮 と珠心に分化す る (図-2.J), 10月 下旬には大部分の花芽で珠皮 と珠心の完全に分化 した胚珠が観察 され る(図

-2.K∼ L)。

発育 初 期 の メタセコイアの雌花芽の鱗片の大部分は竜鱗であるが, 胚珠が分化す る頃になれば胚珠に隣接 してその上側に種 鱗 の初生突起 と思われ るものが認められ る (図

-2.J∼

L)。 なおンペ レリンで着生 した花芽の中には途 中で発育が 停止 して完全な花芽に発達 しない,いわゆ るblindが往々 み られた,例えば雄花芽で10月中,下旬になつても雄 しベ 初生突起分化期で発育が停止 し

,莉

の分化がみ られない もの,また離花芽で,■月中旬以降になつても也鱗分化期 で発育が とまり,胚珠が形成されないもの等がみ られた。 だiover buds in S,920ケα d♂η夕¢・υど″″′ S・

街講盆

(縄

rentiation 雄 しべ初生 突起分化期

Differentiation of rudilnentary stamens

浅踏撃盆

1解

f sporogenous tるsue

花粉母細胞形成期

Formation of ponen mOther ce■s 花粉形成期

Formation Of po■ en grains 開 花 期

Time of flowering

InidⅦ

熟 ご紹 輔

elnber

Й

俺盟烈 こ

1ユ

♂靱

emttr

te盟

烈 二報

f8縄

r earlyユ Oを

itt

「と

venaber

mtt。

読解Ξ農

『百

ember e鼻

1謡

ch

発 育 経 i

(7)

織の分化は 1個 の花芽ではやは り下部から上部へ求頂的 に進行する。発育の早い花芽では 9月 中旬にすでに全鱗 片に造胞組織の分化が認め られる (図-3.F)。 造胞細 胞は 9月 か ら10月上句にかけて盛んに 分裂増殖 して(図

-3.G),

早い ものは10月上

,中

旬頃花粉母細胞にな る (図-3.H)。 花粉母細胞の減数分裂は10月 15日から11月 25日の期間にみ られた。 しか し

,分

裂の盛期は10月下句 ∼■月上旬 の ようである。発育の早い花では10月下旬 に 4分 子から分離 した花粉 がみ られる (図-3.I)。 開約 期は翌年の 3月 上句 である。 考

察 メタセコイアおよびセコイアの花芽分化期を同 じ科の スギ8)ぉょびコクヨクザ ン5)と比較 してみると

,ズ

ギの 自然状態におけ る乾芽分化期は

,雄

花芽は 6月 下句∼9 月下旬

,雌

花芽は 7月 中旬 ∼ 9月 中旬である。ジペ レジ ン処理の場合は処理後約30日で花芽分化がみ られ

,分

化 期間は自然分化 よりも2ヵ 月長い。 コフコタザ ンの自然 状態におけ る花芽分化期は

,雄

花芽は 8月 上句∼10月下 句

,離

花芽は 8月 下句∼ 9月 下旬である。本研究に よる とメタセコイアの雄花芽の 分化期 は 8月 中旬 ∼ 9月 上 句

,離

花芽は 9月 上旬∼下旬

,セ

コイアの雄花芽の分化 期は 8月 中旬∼ 9月 中旬であつて

,雄

花芽の分化開始期 は スギに比 しておそ く

,終

上期はコウヨウザ ンよりも早 い。また雌花芽の分化開始期はスギよりもおそい。 しか し

,終

上期はあまりちがわない。ただし

,前

記の花芽分 化期はスギの場合は数個体について調べた結果の最大 巾 を示 した もので

,個

体に よりかな り差異がみ られ, 8月 に分化を開始する個休 もある。またシベ ツリン処理の場 合の花芽分化期は白然分化期 よりもややお くれ るようで あるから7)メタセコイア

,セ

コイアの花芽分化期はおお むねスギに近いもの と考えられ る。 次に花芽の発育の様相を花粉および胚珠が形成され る 時期により比較 してみ ると

,今

迄調査 した針葉樹では次 の 4っ の型がみ られ る。 (→ マツ9uFl 胚珠

,花

粉 ともに花芽分化の翌年に形成 され る (アカマノ,クロマノ,テーダ マノ等)。 同 じスギ科で もコンヨクザ ンとはかな り異なる。自然状 態におけるスギの胚珠分化期は 8月 上旬∼10月上旬

,花

粉形成期は 9月 下旬∼10月下旬である。

7, 8月

にジベ L/リ ンを散布して着生 した花芽 も大体同様である。一方 メタセコイアの胚珠分化期は 9月 下句∼10月中旬

,花

粉 形成期は10月中旬∼11月中旬

,セ

コイアの花粉形成期は 10月中旬∼11月下旬である。すなわち,メタセコイアの 胚珠分化期および花粉分化期はスギよりもややおそい よ うである。セコイアの花粉形成期はメタセコイアと著 し く相違 しない。LAWSON8)によるとセコイアの4分子形 成期は12月初句である。 したがつて

,本

研究 の 結 果 は

LAWSONの

報告 よりも少 し早 くなつているが,これは 生育場所の異同にもとず く差異であると思われ る。 要

約 シベ ッリン処理に よつて着生 したメタセコイアお よび セコイアの花芽 の発育経過を調べた。 6年 生 メタセコイ ア(さし木

)お

よび4年生 セコイアを用い, ジ ベ ン ノ ン 100お よび300 ppm水溶液をメタセコイアに対 して は 6∼ 8月 に3回

,セ

コイアに対 しては 7∼ 8月 に4回 散布 した。ジベ レジン散布後

,10日

間隔で 12月 まで花 芽を採取 し

,縦

断切片をつ くつて発育状況を検鏡調査 し ,こ。 ジベ ンリン処理に よつてメタセコイアでは離雄両花芽 が

,セ

コイアでは雄花芽が着生 した。花芽分化期に雄花 芽は生長点が急激に肥大する。離花芽は芭鱗の初生突起 が分化す るので

,早

期に未分化の芽あるいは葉芽 と形態 的に識別できる。 メタセコイアの雄花芽の分化期は 8月 中旬∼ 9月 上旬 であつた。雌花芽の分化期は 9月 上句∼下旬であつて, 花芽分化開始期は雄花芽 よりも15∼ 20日おそい ようで あ る。 セコイアの雄花芽の分化期は 8月 中旬 ∼ 9月 中旬で あつた。 メタセコイアでは花芽分化後間 もな く雄 しべ の初生突 起が分化 した。造胞組織は 8月 下旬頃か ら 分 化 を 開始 し,10月 上旬には花芽の全鱗片に約の形成が 認 め ら れ た。花粉は10月中旬∼11月中旬の期間に形成された。雄

(8)

(8)

II 花芽では 9月 上旬頃か ら奄鱗の分化が認められ, 9月 下 旬∼10月上旬には胚珠の初生突起が形成された。胚珠の 初生突起は10月

,下

旬 に珠皮 と珠心に分化 した。セコ イアの雄花芽の発育経過はメタセコイアと大体同様であ つた。なお

,ジ

ミ ッリンで着生 した花芽の中には途中で 発育が停と した

,ぃ

ゎゅ る Ыindの 花芽が往々 み られ ,こ。 引 用 文 献

1)橋

詰 :鳥 取農孝会報,13,141∼149,1961. 四手井・市チII・ 木平:日林誌,42,363∼368, 1960, 早田 :植 物分類学

,第

1巻 裸子植物篇,1933. 橋 年 2) 3) 4) 5) 6) 7) 8) 入 日林誌,43, 日林誌,44, 日林誌,45, 日林誌,45, 未発表 297-30S, 1961. 312-319, 1962. 135-141, 1963. 181-185, 1963.

SuHinary

The development of gibberellininduced flower buds in ル五″αsヮ9クοゲα gby,チοdチ″οうοケ′ιs and S,9P/ο′,

S¢妙 ιπυぢ′ο″s was studied. As the ttaterials fOr gibbere■ in treatment, 6‐year‐old trees of Mcチ,sι

9クοガα

giJ,チοSチποιOゲ冴♂s(cuttings)and 4‐year‐old trees of Se写 クοケrr sθ″留姥夕・υゲπιηd vere used. Foliar spray of

gibberenin at the cOncentrations Of loo and 300 ppm was done on M9ナ αd9920ガ,g'y多ο

d′rοうοゲ

',s3times during June 15 to August 15, and On δ諺

9クοガαsヮ″%ク?″υゲ″ι%d4tilnes during」uly 14 to August 21. After

spraying with gibberellin, the induced fiOwer buds vere collected at intervals Of lo days to early December,「rhey were 10ngitudina■ y dissected and investigated under a microscope,

By spraying with glbberellin,bOth male and female fiower buds vere formed in Mttρs¢

9クοケα giヴタナο―

sチποιοゲ′修s,and Only male fiower buds,in δ♂

?クοどα d9靱夕9″υガπθηS.The flower buds vere morphologically

discriminated in the early stage of floral differentiation from buds of undifferentiatiOn stage or leaf buds, because in the tiFne Of floral differentiation the grOwing pOint thickened rapldly in male flower buds, and in female fiOwer buds primOrdia of bract scales differentiated.

In ν坊,s,σクο力 gゥ″οsチ′υうοガカs,the differentiatiOn Of male flover buds Occurred during mtt Allgust

to early September, and that of female f10wer buds, during early to late September. Consequently,

the tilne Of starting Of differentiation of female flover buds lagged 15 to 20 days behind male Ones. On the Other hand, male flower buds Of 6セ

?クοゲ,s診妙 ¢′υび″¢ηS Were differentiated during niid August

to mid September,

The male f10wer buds Of 力f♂チρdι92οがクgゥ´ナοsチ′οう0ガプ♂d started tO form rudimentary stamens in a shOrt period after fiO、 ver bud differentiatiOn. The spOrOgenous tissue began to differentiate during late August, and during early October the formatiOn Of anthers was observed in all stamens of one

fIOwer bud, Po■ en grains were formed during nlid OctOber tO ■lid November. In female fiover buds,

bract scales started to differentiate during ea』 y September. During late September to early October,

the ovular primordia were initiated in inside basal Part Of the bracts,and they differentiated the integu‐

ment and the nucelus during mid tO late October. The developmental process of mak〕 flower buds in

もし9クο′,∫ι笏″ヮ″υガ″診″s waS muCh the same as that of Mcチ,sι 9クοゲ

' g;)oナοstrοうοガ,¢s, In f10wer buds induced by gibberellin treatment,however, so‐ called bhnd fiower buds whose development stopped at stamen fOrmatiOn stage or at bract scale formation stage were sOrnetimes recOgnized.

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