鶏に於る紫雲英乾燥粉末の飼料億値に裁て
中 虞 毒義 雄
Thefeeding、7乱1ueoftbe dr・ypOuder・ed
milk vetcbin tlle pOultry
tモ、
Yosiく)N.むKAHIROしLaborataryofiootechinic81Science)
Ⅰ緒
口 我閣の琴鶏界は患部事変を・契期として:次郎下向し終敬後把至って滅滅し舟が其め後経済界の復興と 食糧事情の綬和に依って再び上昇の傾向誓ある。黎鵜菜の発達む随上し1た鱒因は農と㌧て飼料不足にあるが、其れと共に経済的鶴積め改良不備の点に
も依るのである。即ち我が国の養鶏が余りにも海外よりの輸入飼料に依存して発達して釆た番情にある
とも謂へ・ろのである。 併し乍ら蓉鶏界の打撃は必ずしも輸入飼料の減少にのみ比例したものとも謂へない○之は革利用賛瀕の開発に依り或程変まで防き・得るものであり現在侭−・部には全然之等飼料に依存し.ない小堀槻の蕃鶴部
門もあって日本の雀鶏糞は此処忙大きな鴨換間瀬迫ってこゐると謂へる。従って今後の蕃鶏は線卵のみを
目的とし世界記銘を・目標とし・た白色レグホー・ン種だけでなく農家の鋸称及至10網の自給雀鶏としてごの乗用痙恕此の際特に必聾とする『.であり、我が閣の畜産の必然の結果として教官な粗飼料を‥如何に利用す
るかが問題であり、■凡ゆる経済手段を講じて御飼料の高安利用化を・計り貧房尋な賓源である濃厚飼料は極
度に之.を節約しなければならなぃ。 飼料極化の影響絃育成申あ著雛より産卵鶴に及ぼす影響が特笹著しく鮮料の栄養円聯関即ち番白乳脂肪、可溶無象葉物、次分、ビタミン等の適正なる配列を・質するは勿論、傭配合材料の粟島の晴好如何と
調理及給餌法の諸悪て■ついてこも洞化吸収に遷大貪関係が診る0紫雲英は、主打線肥として栽培せられるが線餉とL.てこの数巣嫁矧仁認められ、乾昔としても利用されつ
1ある桝ピあるが、畢に腐加飼料としての著昧焚けでなく裳忙進んで不足膠ちの濃厚飼料の代用として
の利用債倍耳薦潤し之を実験研究したので其の拝具を発案するものである0 格、りに本研究に.当り御懇切なる指導を賜った恩師宮崎大学農学部岩村菌数授に深甚なる感謝の普を発し、 する次第である。
甘 紫雲英乾燥協末の調製大体梅雨貯佗諸勺1ケ月の後に扱へた5月中旬を・以て紫雲英刈取の中心期とする。暖地に於ては稚早く
4月の下旬に挽刈.取りが出来る。穏鶏用乾燥飼料F供すべき刈取の適期は花の満開期以前少くとも年開
花の時を・以て液も適期とする。盈雨のとき大気中の濾安は殆んど飽和点一仁近ぐ専乞快適程忙ある未乾燥の
資材は醗酵を・始める。皮質の製品を得んとすれば少からず菅心の伴ふ時節である。紫放漫は1反歩の乾
田より態と・若芽を乾燥せるもの80貰と茎の乾燥せるもの8(唱と合計160貰億匿である0 (イ)刈 取 乾燥飼料としての枚穫ほ・目的とするものであるから一般鰭肥用と異り刈取つ一なものが少くとも本臼に於て順調なる乾燥を統け得べき天気を甘党めて、成、るべく午前■中に刈取を一発了して刈代の全面に不同な
く分布し午病中変に1回争入を碓して乾晩の・平均を助ける。更に良好なる天候が統く場合は更に1何の
手入む施すを得策とする。第2回の手入を加へて乾燥過程の精進んだものは眈に其の葉部誓乾燥度を過Lて手入なて層ヒ睨落の恐れあるを普通とするから、其の取入作業抹年蹄中か牛後何れでも其の葵部の乾
燥過程−て幾分乾燥柔軟性の回復時期を・選ん畑結束を施して這擬しなけれぼならぬ。其の結束の時期を誤
ると最も栄澄分に富んだ薬部を・2劉以上晩落せL・炒る危険が魯るから注意を督する。
(ロ)≧栄 乾 此の取入れた牛乾燥わものむ据二衆の皇」放置し得べき最大限は先づ1塞夜は越えることは出来ない。 何となれば直ちケて二含有操密 より急速なる醗酵を■起して栄養分を■失ふに至る。少くとも即日か止むを得 ざれぼ翌朝予め用静せる軒下か小屋等の周囲r〇桂を・利用し基気の流通の良好なろ場所を選んご取酵む促 さゞる程度¢集横を加へて滋体式常乾を施すてとを■要する。次に一定の乾燥過程む硯察して晴天の日を 選び−一億蚤づつ取出して靡湛席ほ敷きつめた上に散乾し反軍乾燥を加へ午後2−3時頃最も乾燥度の進 んだ刻限に金融庖頚髄して庭才丁を「施せば基部と岩穿と絃完全忙脱藩してそのま1罵赦に耐へ得るもので ある0この作業む終れば其の筏容積は年滅するから更に・之を押切琴濫て舶昭して乾煉を加へれば1日の 乾燥忙.て完全将二其の過横を終了Lノ得る。 (ハ)粉 砕 出来上ったもの拭/j、片になってゐるが厳に臼又は粉砕群忙かけ■て細粉とする。 以上によって調製せられた紫雲呉春乞燥粉末の成分を分新した結果は次の通りであるq 第2表可滑化成分(%) 第1表一般成分(%)
可滑化 餐 分・ 聡 菟
警雷匝脂肪【芸墓雛綴璃署 1望い8l■■1.針:泊..5」1慧..・引11..8‡38.引∴訂..4 以上の数字より見るに含有成分中蛋白質極めて多く、之を他の敷物副産物たる米糠、勉と比較す■れば 之等に/匹敵する多量の数字を不し、而も其の賓白質が他の追随を許さゞる良質のものでありリジン、シ スチシ等も含み久ビタミンA忙富み、其他8、iC、Dを:も含有してゐるので敷実額忙混興すれば其の成 践が良好なる寄は自ら明らかどある。洞化窄も、…般家畜につき60%−80%が報告され殊樗某部の杓化率 総高い。 Ⅱ 動物試験方法 6月に.乾燥銅製せる紫芸英数燥粉末を㌧使伺し笑験は3種に分ち第・−・実験に於て按配合飼料中紫賽英乾 燥粉末わ占める割合に依る産卵畳の変化に放いて調香した。第二無敵虹於てこは成長中の著雛に射し其あ 混栴の成長に 白色レグホン・ン健次各古屋碗を使用せり。 以上より紫雲其の栄養贋礁並忙輯化利用の適量を・知り以て二紫雲英乾晩粉末の登鵜飼絆として山・部軸用 の成績む牧めんとLたもの王ある。 班 賓 験 の 部 第一・箕輪 産卵難応対する給典弘験1“供 試 鮎
同一僻化捌こ依り同時忙醇化され同一億件の下に軍養した盟冠白色レグホト・ン積む選定し、選択意志 を持たず略平等なるものを・名群共10オオ宛使用Lプ己。2.方港及別間
試験群はⅠ.ⅠⅠ区とし対称群と共打■下記の如き配・余儀料を2.5mmの節目を通過する粉状となし粉餌 として輿へ玉褐黍のみ挽割粒状となサー。管理應は全く同山・とな′し晴天の日審問は温軌場にて自由に犀外 遊勅をな.さLめさ藍劾場は厳縛に帯革を扱者取りたる榛地となす。 毎雲 雰英紛粉炭 骨石 萄掌 塩酸 玉累角食炭・ミl
試験群∬ 30開202。1緒 対 称 群 和50 幻1 宜 泡 銅 舶刷 鮒0 餌 1普 通 繁粒 粉粉炭 骨石 野 塩酸 玉米敷魚.食炭︼黎炎 粉粉炭
ドト竺︰“け・、 試 傲 群Ⅰ上記の如く配合した飼料を給せる鶉の産卵状態を調各す−るため名辞共2ケ月間トラップネストむ使用 して産卵盈及び健康状態を舵密疫.調香した。 3.結 果 其の産卵数並に卵露盤は攻め如し。 第3蛮、試験前産卵数 第4家 試験中床卯数 舐1= 70
.㌧ :;・−−・
鞘群】74 第一周 各群訓産卵曲線 以上の結果より見ると産卵数は対称群が最も多く試験 群Ⅱが最も憩い。就除群1妹比駿的優秀なる成続を「示し局 部的忙は対称群を凌ぐ結具さへも見られる。然し螢般を 通じて食慾梢低下するため飼料梼坂盈の減少が慣腰嘩卵 !㌣影響せるものと考へられる。卵藷に於ては大差なく健 靡状態は覿紛群Ⅰ対称群共に.良好何等異状を認めず試儲 産 卵 教 0 )り ミグへヽ 試l 褒梢 群ITは−・般忙飼料の帝取状態が鈍く途中−・部に瀾化不良/\、−/璃沌
らト音鶴も見られた。倭卵鶉に於て或程度の浄鮮畳ある ことは支障なきことが独キT・ルステーシペック零発馬場の ¢ れの家畜叉河−・家畜に於てこも英紙熊に依り同・−・ではなレ、 けれ共此の鉄粉繚農より見て紫雲英乾燥粉末の窄鵜飼料として許さるべき混合簸は栄零、経済の南朝点より30%を・衆
大数率と見七差貴へない慄である。
侍給輿紅際しての往昔は混合蚤多くなるに従ひ嗜好も悪 くなるので其の欠喝を補ふため食塩其他の噂好物を添加し ょく蹄取せしめるこ主に依り併せて洞化吸収を句艮ならし 30.9020.10−10・l.ユ0 20 30 _40 50】β 」 試政前・こJ」二・−■試験中 −−」 第5表 卵の平均愚愚(g) める0 第二実験 成長中の莞雛に対する給輿1.供 試 鶴
嫡化後8週間の白色レグ卒−・ン種止堆む傭用した。2.万準及期間
前記つ雛を訊翰対称両群共10カオ宛匪用し次の如き配合飼料を’給輿L・た0 3邁叫洛‘r飼料配合剤含(%) 試験開墟−:;週間飼料配合割合(%) 玉 萄 黎 小 参 野 蛮 35 i】8 粉 12 糠 頭 磯 物 仝魔のHノ10)・−ら/ユ00 彊 零 さ;ろ 褒 英 30 崇3 粉 13 贋 物 仝退り:りユ00−5/iO() 、U l∂ 聖∵一⊥ 称 対 群 10 20 25 仝鷺の3/■100−5/100 糖粉物 穿二資英紛物 楼 閣 察 綬 米魚無二玉小紫魚無 試 傲 群 群 試 騒 群 30 慧5 仝魔の3/100−5/10)以上の飼料を姶興して時化後8週呂より16週まご談紛む行ひ其の体亀増加量を記録し舟。 3.結 果 眈連の如くして餉零したる雛の平均休憩を・比較す ̄れば次の如くである。イ凱試験群1朋病死せるが故 町発死魔の鍬要は平均中に入れず対称群9秀句試験群10羽の平均体重を\示した。 第6衣 侍 藷 増 加盈(g) 第2図 体雷増加率 ∃をつ体重増加曲線恕見るに紫雲英配合・の結果初期に於て・梢 其の増加遅れ 称群以ととなヴてゐ畠。之は繊維の利阻性又は其の弊野が発 育初潮匿於て:著Lいととに依ると思はれる。試験群は悉く冠 色よく対称群と相違するも成長に従って略臥㌻七な為。之は 紫雲英の薙餌としての致兼帯よるものと息はれる。 第三実験 卵用種二と乗用踵の利用度比較試験
1.供 h試、鶏
名古屋橙、白色レグホrン踵共に.3月卵字化つ−−・年鶏。2.方絵及期間
名古屋種潜、白色レグホーン穆群共こ10調宛使用し同・山飼 料を以て武儀前後に於る産卵数の増減匿ついて記録した。期 間は2ヶ月とし次の如き2種の配合飼料を−各1ケ月づつ用ひ た。 州 Il」 【 J 白 数(週) 去 筍 歪 米 糠 苛 雷 :11 肇 英 ごd SO 粉 1コ 磯 物 仝鼠色)3/100−う/ユ00 吾ら 30 90 12 前記飼料 怨魚無 粉 校 物 仝蔑の筈/ユ00−う/100 3.舘 ・果 其の産卵数こ欠の如し。 節5表 品種別産・卵数 第3図 品種別産卵軋線名 古 蜃種 白色レグホーン種
...._一′‖且と.グ生と偲 ■ 膏﹁\\/ ̄t…柁
′一 飢=け:一しぃ川I10 20 30 」二武儀Ⅶ一一 t−ぺ盤一巨」 日 数 以上の結果よ:り白色レグホ←ン僅は紫雲英乾燥粉末む加 用することにより産卵・蚤減少するが名古屋種に・於ては犬L た変化がない。此の数字上から見るも飼料の経済的利用は22
乗用観が捗り瀞恕な餉蕃控二も比較的耐へる寄が拭如と謂へる? Ⅴ 線 路1.紫雲期乞煉粉末の輩鵜飼料とL・ての利用慣偲を明ら呵こするため、鵜につき敷物飼葦試験を行つ
た。 2.試験の結果飼料の配合に留意すれば紫雲英を・混用すること把よって産卵率並に発育に患お竜野む及 搾すことなく経済的な飼葦が出雑考。 3.紫零英む\混用する場合基本飼料に対L・紫雲共乾燥粉諦3()%む混合せるものが健康状態、産卵率共 に.艮ぐ添加挙が之より大なる場合ほ胃腸障碍を■起し久産卵率も低■Fする。 4.㌧耕漱給興する場合は邦字化後8ケ月以後のもの匿対して使用するのが適当である。 5.白色レグホ叶・ン櫻よりも名古屋種の方が凝済的飼牽に∴耐へ間飼料中の繊維の利用変が高い。 蓼 照 文・ 献 (り 汲多野 正;、家禽飼薬学肢感化学仝革No・・15い(昭和23年) (2)谷 本 保 夫:飼料自給増産の痛覚(昭郎8牢)(f!)Lewis,H小Rl= TheNeⅣboQk o董po711try(ユ90B)
(i)Cha〇..D,、Woods,=McthodofPouhyManagementa亡TheMaincAgriclllturalExperimentstatio:1
r19ユ6) l
(5)Storfヲ,Agr∴・Exp・・S乱臥】1100,(19SO)
(6)Lewis,Ho R・・:ProductiveP(〉u王tIy Husbandry(ユ豆26)
(・7)‡,amOn,H∴M・ilJee,AlR・:Po‘=・11tIy Feed an・d Feeding(1927)
1(占sum(ち
1:With the view to utilize・the dr.Y POuderedmi1k vetch芦SPOultry feed,Which distlibutes
wildlyin country ofJapan,theautherpreparedmi1kvetchand examinedits feeding value
by the feeding expe‡iment with th?POultry・
Thedrypouderedmi1kvctchノCOn七草ins38・5クる starch value and19・2% diges扇ble true protei、n,SOitisl−0七Onlylessfihr・oushthigherinpr・(・teinthan other・3apane已egraS$・
2・As>ther・esult ofthis experiment
lf attention tomiⅩture Of the董eed,tIle utilizati6n ofmi1k vetch given,t badinfluenc
fbr egg production ordevelopement,andit can feed more economieal1y
3.‡tisprovedthatth9mOStVigor・OuSandhigberlayingpoultryare glVenthefeed,Which
rnixture430ク多ofdrypouderedmilkvetchtムthehasalrIa仁ion・
In the case ofusemere quantltythanthat)the poultry$u汀er・f王・Omindigestion andlower
in egg pr■Oduction