中国地域における人材育成・確保ベストプラクティス集
∼ひと∼
平成20年度版
創刊号
人材育成
・
確
保
支援
メ
ニ
ュ
ーも満載
!
﹁使える﹂
堀 隆一
氏
神鋼JFE機器(株)原 耕一
氏
(有)糸賀製作所澤本 浩
氏
エイコー電子工業(株)三澤 誠
氏
(有)エヌ・イー・ワークス池田 晃
氏
池田精工(株)・(株)アイ・エス二宮 清太郎
氏
中国精油(株)白根 佳雅
氏
オタフクソース(株)石田 正彦
氏
(株)テイケン野村 保夫
氏
(株)野村工電社はじめに
一口に人材育成といっても、人は一朝一夕に育つものではありません。
「やってみせ、言って聞かせて、させて見せ、ほめてやらねば人は動かじ」
とは、山本五十六語録として有名な言葉ですが、人材を確保し、育て、一人
前にするにはそれなりの覚悟が必要です。
しかしながら、日々の仕事に追われる状況下では、「分かってはいるが思う
に任せない」と悩んでおられる中小企業の皆様も多いのではないでしょうか。
「∼ひと∼ 中国地域における人材育成・確保ベストプラクティス集」は、
こうした悩みに対して、取組のきっかけを提供したいとの思いから企画した
ものです。当省としても、これまで若手技術者の育成から製造現場のリーダー
育成まで、それぞれの年代層に必要とされる支援メニューを提供してきたと
ころですが、こうしたメニューの有効活用といった面にも注目してみてくだ
さい。
現在、景気は急速な悪化が続いており、厳しい状況にありますが、このよ
うな状況だからこそ、ピンチをチャンスととらえ、将来を見据えた人材の確
保や育成に取り組む時期ではないでしょうか。
この事例集を手にとっていただき、他の中小企業の取組事例や活用されて
いる国の支援メニューの存在を知っていただくことを通じ、少しでも皆様の
人材育成・確保のヒントとしてお役に立てれば幸いです。
最後になりましたが、創刊号の発刊にあたり、ご協力いただきました企業
の皆様や各地の産業支援団体の皆様に深く感謝申し上げます。
平成 21 年 3 月
中国経済産業局 産業人材政策課
産業界
、学
校
、地域
・
家
庭
の
力を結集し
、
経済成長を支え
る
人材を育成
する
我が国が人口減少社会に突入し
、﹁労働﹂
と
﹁資本﹂の伸びに限界が見られる中で
、
中長期的に新しい成長を実現するための源
泉は
、﹁我が国の財
︵タカラ︶であるヒト
の質的向上
︵人財力の向上︶
﹂にある
。持
続的な経済成長を実現するためには
、一人
当たりの生産性向上と
、イノベーションを
生み出すための人材の育成が鍵となる
。人
材の育成
・確保に関する国際競争の視点も
含めて﹁人財立国﹂を推進する。
﹁新経済成長戦略﹂
︵平成
18年
制定
、
平
成
20
年
改訂︶
より
﹁人は財
たから
﹂
鳥 取 県
神鋼JFE機器
︵株︶
鳥取県倉吉市専務取締役
堀
隆一氏
﹁
社員の能力 ︵技能︶ 、知識、 マインドの3つの向上を図る﹂
6
山 口 県
三田尻化学工業
︵株︶
山口県防府市代表取締役
日南本
一成氏
﹁会社のレベルアップ
・
体力づくり﹂
15
︵株︶
野村工電社
山口県宇部市代表取締役
野村
保夫氏
﹁人材は人財﹂
14
岡 山 県
中国精油
︵株︶
岡山県岡山市取締役営業 ・ 生産本部長
二宮
清太郎
﹁生き生きとした会社生活を送って欲しい﹂
11
池田精工
︵株︶
・︵株︶
アイ
・
エス
岡山県鏡野町代表取締役
池田
晃氏
﹁ 何事においても ﹁やらされている﹂ から、 心から ﹁やりたい﹂ への意識変化 ﹂
10
広 島 県
︵株︶
テイケン
広島県呉市取締役製造部部長
石田
正彦氏
﹁技術を伝承し、
社会、
企業に貢献する人を育てること﹂
13
オタフクソース
︵株︶
広島県広島市人事総務部長
白根
佳雅氏
﹁仕事を通じて自己実現を可能にする為のもの﹂
12
島 根 県
︵有︶
エヌ
・
イ
ー
・
ワークス
島根県奥出雲町取締役社長
三澤
誠氏
﹁夢と希望を与えること﹂
9
︵有︶
糸賀製作所
島根県出雲市専務取締役
原
耕一氏
﹁教育は現場で
・
知
識︵人︶
は財産=人財﹂
7
エイコー電子工業
︵株︶
島根県出雲市常務取締役
澤本
浩氏
﹁
人は、 企業の財産ー ﹃人の心を大切に﹄ した取組み。 世界適応企業を目指す﹂
8
∼ひと∼
中国地域における
人材育成・確保ベストプラクティス集
C
o n t e n t s
Key Word
●XXXXXXXXXX (詳細は16ページ) xxxxxxxxxxxxxxxx社内での再教育には限界
当社は、高圧ガス容器や製缶・プレス加工品の製造販 売を主としている会社です。我々の業界は、高圧ガス などを取り扱う性質上、法的に厳守しなければならな い部分が数多くあります。 その中でいかに競争に勝ち、 生き残っていくかが大きな課題です。そのために不可 欠なのが社員の教育ですが 、困ったことに 、近年 、 安 全性への意識の低下や新卒の勉強不足で頭を悩ませて きました。特に安全意識の欠如は、マインドやモラル を低下させ、質の高い製品づくりにも悪影響を及ぼし かねません 。そのため 、常日頃から ﹁安全﹂について の意識の向上を、現場でしつこいくらいに徹底指導を 繰り返し行ってきています。また、それを教えていな い大学にも責任があるのですが、新卒の知識不足 ・ 勉 強不足については私自身が講師となり 、平日の終業 後の 2時間を勉強の時間に充てるなどしてきました。外部を活用しながら独自の教育体
系をつくる
しかし、内部の教育だけでは限界があります。多くの 中小企業には教育部署がなかったり、社内講師も限ら れていますから、外部の力を借りて刺激を与えながら 育成していくことも一つの方法です。当社はこれまで も親会社である神戸製鋼や、産業技術短大、合宿研修 などいろんな教育機関を利用してきましたが、特に近 年は 高専︵米子高専︶の社会人向け講座 など身近な教 育機関を積極的に活用しています。特に昨年は、米子 高専の品質管理講座に 5名を送り込み、その後、彼ら が講師となって社内研修を実施しました 。この様に 、 外部講座の活用により、 着実に成果が出始めています。 また、平成 19年度からは、地域の若者の育成支援の観 点から 自社の技術者を講師として工業高校に派遣 し、 未来の技術者を育てるお手伝いをしています。平成 20 年度には キャリア形成促進助成金 も利用しました。今 後、会社を担っていく 40歳未満の社員をいかに育てる かが当社の課題ですが、 21年度はさらに本腰を入れて 外部の制度や機関を活用したいと思っています。そし て、それらを活かしながら、数年後には社内の社員教 育をもっともっと体系化し、当社に合った教育システ ムに仕上げていきたいと考えています。ところで当社 では 、年間約 200 万本も廃棄していた高圧ガス容 器を 、新しいリサイクル商品として園芸用のプラン ターや傘立て、ベンチやバーベキューテーブルとして 製作し 、販売しています 。プランターと傘立ては 、 19 年度の﹁鳥取県グリーン商品﹂に認定されました。今 後は、若い社員から斬新なアイデアがどんどん出てく るようになって欲しいと期待しています。体系的な教育シ
ス
テ
ム
を構築
∼高専の活用や工業高校への講師派遣を通じた人材育成∼
倉吉市
神鋼
JFE
機器︵株︶
神鋼JFE機器(株)
専務取締役堀 隆一
氏
Hori Ryuichi 鳥取県倉吉市海田東112番地 ℡ 0858-26-8111 http://www.shinkojfe-kiki.jp ●設 立 平成17年 ●資 本 金 3億円 ●従 業 員 178名 ●事 業 内 容 各種高圧ガス容器および第2種圧力容 器の製造販売、製缶・プレス加工品の製 造販売、バルク貯槽メンテナンスサー ビス(MGPシステム)、建設機械部品 ●企 業 理 念 ∼神戸製鋼グループ企業理念∼ ● 信頼される技術、製品、サービスを提 供します ● 社員一人ひとりを活かし、グループ の和を尊びます ● たゆまぬ変革により、新たな価値を 創造します 会 社 概 要 ∼ C o m p a n y D a t a∼社員の能力(技能)、知識、マインド
の3つの向上を図る
人 材 育 成 とは !Key Word
●高専の社会人向け講座 「高等専門学校等を活用した中小企業人材育成事業」 【経 済 産 業 省 】(詳細は16ページ) ●工業高校の支援 工業高校等実践教育導入事業 【経 済 産 業 省 】(詳細は16ページ) ●キャリア形成促進助成金 【厚 生 労 働 省 】(詳細は17ページ) 鳥取県Tottori
(有)糸賀製作所
専務取締役原 耕一
氏
Hara Kouiti 島根県出雲市神西沖町1678番地1号 ℡ 0853-43-1199 ●設 立 昭和60年 ●資 本 金 500万円 ●従 業 員 49名 ●事 業 内 容 ステンレス・銅板・アルミ・亜鉛鉄板 などの板金、溶接、仕上げ加工 主に、厨房機器、医療機器の部品製 造・板金加工 ●企 業 理 念 ● “ノー”と言わないモノづくり ● ご要望にキメ細かく、迅速に対応 する事をモットーに日々努力する ● 確かな技術(納期・単価・対策)の積 み重ねで信頼を築く 会 社 概 要 ∼ C o m p a n y D a t a∼「教育は現場で」
知識(人)は財産=人財
人 材 育 成 とは !社員の
80
%
が中途採用者
ステンレスやアルミ素材を使った厨房機器や医療機器 の部品製造、板金加工などが、当社の主な事業内容で す。会社設立当初、メーカー工場の現場スタッフから 直接技術指導を仰ぎながら技術力アップを目指した経 緯もあり、現在も﹁教育は現場で﹂が人材育成の基本 です。社員の 80% が 多種多様な職歴からの中途採用者 ということもあり 、積極的な OJT に加え 、製造過 程のなかで一人ひとりに複数の現場を持ち回りで担当 させることで、技術力アップと高品質な製品づくりの ための共同作業意識を養っています。また、各種資格 ︵溶接多種、フォークリフト運転資格など︶の取得を、 性別問わず希望者に受講させたり 、各種講習 、セミ ナー、展示会、新規事業開拓などへの参加費用は会社 が負担するなど、常に前向きに考え、それに向かって 挑戦・実践できる人材育成のための環境づくりに力を 入れています。計画的に人を育てる仕組みづくり
機械加工の技術は社内で指導できますが、一歩先に進 んだより専門的なことや新しい事業に向う時には情 報・知識が必要ですから、どうしても社内の体制や人 材だけでは限界があります。以前より ︵財︶ しまね産業 振興財団から各種説明会などで情報をいただいてお り、タンク加工の開発費助成金を受けたことをきっか けに 、外部講習や研修に参加するようになりました 。 高専︵松江高専︶の社会人向け講座 である平成 18年度 の若手技術者人材育成講座 ︵第 1回︶ に参加して以来、 その後も 3次元 CAD 講座 、シーケンス制御講座 、 マイコンロボット講座、総合組込みシステム講座、も のづくり生産革新リーダー・後継者意識改革塾、経営 革新﹁生産管理セミナー﹂など継続的に支援メニュー を活用しています 。そのお陰で 、 社員の意欲向上や 、 自社生産管理システム再構築 、板金加工 CAD デー タ作成、工場内設備製作など社内での取組強化につな がっています。また、その成果としてスクラップ端材 分別装置、松江工業高等学校教材パーツ製作及び高専 の講座で使用するロボットキット教材製作などを手掛 けました。現在はマイコン技術を活用した加工設備の 治具作成も検討中です。会社としては、今後も外部講 習や研修などを積極的に活用するとともに、人財づく りのために 、﹁ 計画的に人を育てる仕組み ︵メニュー ︶ づくり﹂に取り組みたいと考えています。Key Word
●高専の社会人向け講座 「高等専門学校等を活用した中小企業人材育成事業」 【経 済 産 業 省 】(詳細は16ページ)〝
一
歩
先
〟に
対応できる人材育成
∼高専など外部機関を活用した計画的な人材育成∼
出雲市︵有︶糸賀製作所
島根県Shimane
Key Word
●XXXXXXXXXX (詳細は16ページ) xxxxxxxxxxxxxxxx 山口県Yamaguchi
エイコー電子工業(株)
常務取締役澤本 浩
氏
Sawamoto Hiroshi 島根県出雲市知井宮町5番地1号 ℡ 0853-22-8489 http://eikoh-elc.jp ●設 立 昭和44年 ●資 本 金 3,500万円 ●従 業 員 118名 ●事 業 内 容 フィルムコンデンサの製造、 各種合理化機器の開発及び製作 ●企 業 理 念 ○経営方針:礼節を重んじ、人格を高め る。創意工夫をし、社業を通じ社会に 貢献する。相互に信頼し、一致協力する。 ○社訓:全員が、経営者の心を持とう! 全員が、原価意識を持とう! 全員が、目標を持とう! ○品質方針:∼品質は企業の命∼ 工程で品質を創り込むことにより 市場での品質を保証する。現場、原 物、現状により品質問題を解決する。 会 社 概 要 ∼ C o m p a n y D a t a∼人は、企業の財産ー『人の心を大切に』
した取組み。世界適応企業を目指す
人 材 育 成 とは ! 増 や すと 同時 に 、 会社自体 も ガ ラ ス 張り の 経 営 に 徹底 。 さ ま ざ ま な 情 報を 社員 に オ ー プ ン に す る こ と で、 会社全 体 が 活性化 し 、 意 識 の 向上と 統 一 を 期待す る こ と が でき ま す 。 社 外 か ら の 知的な 刺激 も 大 切 で す か ら 、 講座 や 研 修制度を 継続的 に 活用 し て い ま す 。 10年前 か ら 係長な ど の 役職者 は 昇進時 に 管 理者養成学校 ︵基礎 コ ー ス ︶ の 修了を 義 務 づ け て い ま す が 、行動力な ど 目 に 見 え て 効果 が 出 て い ま す 。一 方 、 若手 の 技 術系社員 に は 高専 ︵松江 高専︶ の 社会人向け 講 座 を毎 年 5名程度受講 さ せ て い ま す 。 高 専 の 講座 は 基礎的な ス キ ル を 体系的 に 修 得 で き る た め 、マ イ コ ン 技術な ど 実際 の 開 発 ・ 製作 に 役 立 っ て い ま す 。 ま た 、 若者 の 確保と い う観点 か ら は 、 ジョブ カ フ ェ を 利 用 し た 学 生 へ の P R を 行 っ て お り 、実際 に こ れま で 20人 の 採用 に つ な が りま し た 。 併 せ て 、 高校生 の 工場見 学 や 企業実習 も 積極的 に 受 け 入 れ て お り 、会 社 に と っ て よ い 刺激 に な っ て い ま す。人が働きや
す
く
、
やる気を
つ
くる環境づ
く
り
当社 は 、電子部品 であ る フ ィ ル ム コ ン デ ン サ の 製 造と 、各 種合理化機械 の 開 発 ・ 製作を 行う会社 です 。 近 年 は 、 産 学 連 携 で ロ ボ ッ ト研 究にも 携 わ っ て い ます。 当 社で は創 立 か ら 今 日 ま で 、﹁人 が 主役﹂ ﹁社員 は 家族﹂ と い う こ と を 第 一 に 考え て き ま し た 。 社 員 ひ と り 一 人 の ﹁や る 気 ﹂ を 引き出す こ と が 会社全体 の 意 識を 高め 、 そ の 確 か な 結 束力 か ら 満足 し て い た だ け る 製 品 が 生ま れ 、顧客 ニ ー ズ に 応 え る こと が で き る と 考え る か ら で す 。 私 た ち の 工 場は 、 人 ・ 設 備 ・ 材 料 が ど こか ら で も見 渡せ る設 備 レ イ ア ウ ト で 、 明 る く オ ー プ ン な 空 間 、 随所 に 緑葉植物 が あ り 、 製品を 無 人 で運ぶ 可愛 い 汽関車 ︵自動運搬 シ ス テ ム ︶ が 走 る な ど 、 見学者 か ら ﹁工場ら し く な い 工場 です ね ﹂ と 驚 か れ て い ま す 。 ま た 、 生産 ラ イ ン の すぐ近く で デ ス ク ワ ー ク を す る 工場部門と 事務部門 の 融 合 は 、品 質 や 効 率 の 向上 に 有 利な だ け でな く、 合理化 や ト ラ ブ ル 処 理 に ス ピ ー デ ィ に 対応 し て い ま す 。 社員 の 誇 り は 、 工 場 で使われ て い る 設備 の 多 く が 、自分た ち が 使 い や す い 自 社開発だ と い う こ と で す 。 憩 い の 場 ︵非生産空間︶ も 、 ゆと りあ る デ ザ イ ン 、明 る い 色 調 、落ち着 い た 照明 、ヒ ー リ ン グ音楽 、ア ー ス テ ィ ッ クな 調度品を 施し た 独 特 の 安 ら ぎ 感 で満た し ま し た 。 ま た 、 毎年 、 仕 事 や 職場環境 の 満足度調査 、 上 司 の 評価な ど 社 員 ア ン ケ ー ト を 実 施 。 結 果を 公表 し 、改善 に 努 め て い ま す。 す べ て が 、﹁ 人 が 主役﹂ ﹁社員 は 家族﹂ か ら の 発 想 です。オープ
ン
化を通
じ
内から外から活性化
人を 中心と し た 会 社 づ くり は 、 活性化 が キ ー ワ ー ド で す 。 社員自ら が 自 分 の 現在 の 位 置を 自覚 し 、 次 の ス テ ッ プ ア ッ プ の た め に 必要な こ と を ﹁ 気 づ か せ る ﹂ 社 内教育 もそ の 一 つ と 考 え 、社 員に は経 営に 参 画 で き る チ ャ ン ス を企
業
の
未
来は人
と
共にあ
る
∼ジョブカフェ活用による人材確保と高専を活用した人材育成∼
出雲市
エイコー電子工業︵株︶
Key Word
●高専の社会人向け講座 「高等専門学校等を活用した中小企業人材育成事業」 【経 済 産 業 省 】(詳細は16ページ) ●ジョブカフェ 「若者と中小企業とのネットワーク構築事業」 【経 済 産 業 省 】(詳細は16ページ) 島根県Shimane
島根県
Shimane
Key Word
●地方の元気再生事業 【内閣官房・経 済 産 業 省 ほか】(詳細は17ページ) 地方再生を進めるため、ソフト分野を対象にテーマを限定しない自由な提案を支援。江津市では、地 元企業の人材を他県企業で“修行”させて、技術と仕事を持って帰り、内発型の産業おこしを行う、い わゆる「ごうつモデル」の社会実験を平成20年度に実施。 ︵数 カ 月 か ら 数年間︶ 他県 の 会 社 に 受け 入れ て い た だ き 、 技術 ・ 技 能を 習得 し 、研修後 は 当 社 が 協力会社と し て 受注 生産を 行 うと い う も の です 。 地 域 に な い 技術を 他 県 か ら 技 術移転す る こ と で 、新 た な 雇 用 や 産業を 生 み 出 す こ と が で きま す 。 派遣先 の 会 社 に も 受 注 の 拡大 や 流 通 コ ス ト 削減 に つ な が る メ リ ッ トがあ り ま す。 こ の よう な 仕 組みを 使 うこ と に よ り 、 今 後 は 、 閉 鎖 さ れ る 工 場 の 技 術 や 設 備 を そ の ま ま 引き継 い だ り 、設備 や 技 術 は あ っ て も 後継者 が い な く て 継続 できな い と い っ た よ うな ケ ー ス に 対応 でき る と 思 い ま す。 こ の ノ ウ ハ ウ は ﹁地方 の 元気再生事業﹂ に 取り組ん だ 江津市役所な ど 行 政 に も 提 供 し て い ま す 。 私 が お 世 話 に な っ て い る 奥出雲町 に 恩 返 し を し て い く こ と 、 ま た 、 将 来 は 社員 が 自 ら の 出身地 に 新 た な 雇 用 や 産業 を 生み出 すこ と で 恩 返 し を して く れ るよう に な れ れ ば と 願 っ て い ま す 。地域で産業人材を育成
す
る
当社 は 前 身 の 会社 の 法 人解散を き っ か け に 、電子部品製 造部門 の 約 30名 の 社員と 共 に 設立 し 、 そ の 後 、 平成 16年 に は 新規 に 人材派遣事業 に 参 入 。 更 に 平成 20年か ら は 食品製造業 に も 参入 し 、現在 は 人 材 、製造 、販 売 、商社と い う複数 の 事 業を 行 っ て い ま す 。 私 に は 人材を 確保す る と い う 考 え方は な く、 雇 用 の 場 を 求 め る 人が い る か ら そ こ に 産 業 を生 み 出 さ な けれ ばならな い と い う 思 い で い ます。 ま た 、 求 め る人 材に つ い て も 、 思 い の な い 人に 何 を 求め て も 無駄 です し 、 夢と 希望を 追 え る 人と 仕事 が し たい とい う 思 い と 、 夢 と 希 望 を 持 て る 産 業 を 地 域 に 起 こす こと が 大 切 だ と 思 っ て い ま す。 技 術 や技 能は 思 い が ある人で なけれ ば習 得で き な い と 思 い ます し、 思 い の な い技 術 や 技 能 は 役 に立 た な いと 感 じ て い ま す 。 夢 と 希 望を 与 え る こ と が できれ ば 、 人 は 放 っ て お い て も 育 ちま す 。 逆 に 、 仕 組 み の 中 でな い と 育た な い 人と 、 任 せ る こ と で自分 の 個 性を 出 し て育 つ 人 が い ま す 。 特 に 感 じ る の は 、夢 や 希望を 自 分 で 見 つ け る こ と が できな い か ら 動 き 出 せ な い 人 が 多く い ま す の で 、経営者 の 役 目 は 多く の 人 の 前 で 夢 を語る こ とだと思 い ま す。 一 人 で 見る夢 は夢で し か な い が 、 大勢 で見 る 夢 は 現 実 に な る と 言 っ た 人 が い ま す が 、 本当 に そ の 通りだ と 思 い ま す 。 夢 や 希望 が 自 分 で見 つ け ら れ な い 人 が い れ ば 自 分 の 夢 の 実現 に 巻き込 ん で し ま う の が 、一 番 の 人 材育成と 確保な の で は な い で し ょ う か 。新たな雇用や産業を生み出
す
﹁戦略的派遣﹂
当社 で は 、﹁戦略的派遣﹂ と い う新 し い 独自 の 研 修 シ ス テ ム を 積極的 に 行 っ て い ま す。 こ れ は 当 社 の 若手社員を 一 定期間夢と希望を持てる産業を地域
に
∼他社への派遣を通じた技術習得と地元への恩返し∼
奥出雲町︵有︶エヌ・イー・ワークス
(有)エヌ・イー・ワークス
取締役社長三澤 誠
氏
Mizawa Makoto夢と希望を与えること
人 材 育 成 とは ! 島根県仁多郡奥出雲町三成1354番地2号 ℡ 0854-54-1386 http://www.new-workus.jp ●設 立 平成14年 ●資 本 金 600万円 ●従 業 員 120名(平成20年11月現在 パート含む) ●事 業 内 容 電子部品組立・検査、人材事業(人材 派遣、有料職業紹介)、機械加工の商 社機能、お菓子の製造・販売および製 造設備の製造・販売 ●企 業 理 念 ∼経営方針∼ 『最高の品質の提供』『最良の精算技 術の構築』『最高のコストパフォーマ ンスの実現』 行動指針 ①速いこと:速い⇔怠慢 ②勇気を持つこと:勇気⇔無知 ③継続して努力すること:努力⇔無目標 会 社 概 要 ∼ C o m p a n y D a t a∼池田精工(株)
・
(株)アイ・エス
代表取締役池田 晃
氏
Ikeda Akira 岡山県苫田郡鏡野町小座1833番地 ℡ 0868-54-0176 http://www3.tvt.ne.jp/~ikeda-is/ ●設 立 昭和47年 ●資 本 金 3,000万円(内(株)アイ・エス1,000万円) ●従 業 員 67名(内(株)アイ・エス(18名)) ●事 業 内 容 食品・医薬品・化学繊維等の製造用機械 部品の製作、盲人誘導用点字鋲の製作、 半導体製造部品の製作 ●企 業 理 念 「顧客の満足」「会社の発展」 「社員の幸福」の実現を図る 会 社 概 要 ∼ C o m p a n y D a t a∼何事においても「やらされている」
から、心から「やりたい」への意識変化
人 材 育 成 とは ! 岡山県Okayama
やる気と自信を持たせる
社内外で
の
人材教育
弊社 は 、 創業以来 、一 貫 し て ス テ ン レ ス 加工事業を 行 っ て い る 会社 です 。 私 が 会 社を 興 そ うと 決意 し た の は 、地 元 ・ 津山工業高校 2年生 の 時 です 。﹁ 将来 は 工 場を 作 っ て 、 日 本 の た め に ⋮ ﹂ と い う少年 の こ ろ の 淡 い 夢を 今 で も 追 い か け て い ま す 。 地域 の た め に 活躍 し た い 、 地元 に 雇 用 の 場 を 作 りた い 、でき る だ け 多 く の 人を 雇用 し て 幸 せ に な っ て も らい たい とい う 強 い 思 い で き ま し た の で 、 今 ま で雇用 で苦労 し た こ と は あ りま せ ん 。 企 業 の 発展 の 礎 は 何 よ り も ﹁ 人﹂ です 。 で す か ら 、 人材育成 に つ い て は 、 社内外 の 教 育 の 機会を 積極的 に 活 用 し て い ま す 。 幹 部 候補生 は 、 民間 の 管理者養成学校 や 管理者能力養成 コ ー ス で ﹁経営能力﹂ や ﹁ 心 の 教育﹂ を 勉 強 し て も ら っ て い ま す 。 若 い 人 材 の 育成 に つ い て は 、﹁津山 ス テ レ ス ・ ク ラ ス タ ー ﹂ と い う 、 津山地域 の 同 業 23社 の ネ ッ トワー ク 組 織を 活用 し 、 産学官 が 一 緒 に な っ た 教 育を 進め て い ま す 。 基礎的な 教育 ・ 技 術 は 高専 ︵津山高専︶ の 社会人向け 講座 で 、 ま た 、 実 務 は ネ ッ ト ワ ー ク各社 の 熟練技術者 が 、 そ れ ぞ れ の 得意分野を 担 当 し て他社 の 社員 に も 教 え る と い っ た 、 当地域独自 の 教 育 シ ス テ ム が 整 っ て い ま す 。 社 内 で は 、ベ テ ラ ン 技術者 が マ ン ツ ー マ ン で教育す る 人 材 育成 シ ス テ ム が ありま す 。 短期間 に 技 術を 習得す る こ と が 可能 です 。 ま た 、 優れた 技術者 や 管理者を 育成す る た め の 社 内 セ ミ ナ ー を 開催 し て い ま す 。 技術開発 に つ い て は 、 社 外 の セ ミ ナ ー や 勉強会 に も 積極的 に 参 加 で き る 体制を 整 え て お り 、 新 し い 技術 や 資 格を 身 に つ け る た め の 奨励金制度 ・ 技能資格手当 てな ど も 充実 し て い ま す 。 ま た 、 地 域の た め にと い う 同 様 の 考 え を 持 つ 島 根 県の ︵有︶ エ ヌ ・ イー ・ ワ ー ク ス か ら 社員を 研修生と し て 受け 入れ、 技 術を 磨 い て い た だ い て い ま す 。 将 来 は 当社 の 協 力 会 社 と し て 仕 事 を請 け負 っ て い ただけれ ばと思 っ て い ま す。会社も社員も地域
の
ト
ッ
プをめ
ざす
ここ で ﹁ 津 山 ス テ ン レ ス ・ ク ラ ス タ ー ﹂ の 23社の こ と を 紹介 し ま すと 、 グ ル ー プ 内 の 技 術 や 人材を 、 お 互 い に 補 完 し 合 お うと い う の が 基本的な 考 え 方 で す 。 幸 い な こ と に 、 個 々 の 会 社 が 異 な る ク ラ イ アント か ら 受 注 し て いる の で 、 仕 事を 譲 る こ と は あ っ て も 、 奪 い 合うと い っ た 競 合 は あ りま せ ん 。 反 対 に 、 自 社 の 技術だ け で は 難 し い 製 作 依頼 が あ っ た 場合 で も 、 グ ル ー プ 他 社 の 技術力を 借 り る こ と が で きる の で 、 どんな注 文にも 応 じ る こ と が で き ま す。 23社は 協 力 し合 い 、 ま た 、 良 きラ イ バ ル と し て 切 磋 琢 磨しな が ら 共 存し て い ま す 。 当 社が 、 新 し い 第三工 場を 建設 し た の も 、 他 社 に 刺激 さ れ た か ら で す 。 私達 は 、こ の グル ー プ 力 を さ ら に 発 展 さ せ 、 津 山 を 日 本 の ス テ ン レ ス 加工基地 に し た い と 考 え て い ま す 。 そ の た め に 、 自社 は グ ル ー プ の 一 員と し て ま ず は 、機械加工を 始 め と し た ス テ ン レ ス 加工技術 で は 地域 の ナ ン バ ー ワ ン を 目指 し た い と 思 っ て い ます 。 社 員にも、 そ れ ぞ れ の 技 術に お い て 地 域 の 1番 に な れ と 言 っ て い ま す 。 当社 の 代 表電話番号 は 、﹁イ チバ ン ニ ナ ロ ウ ︵ 0176︶ ﹂ で す 。 創 業 当 時、 こ の 番 号 を決 め たとき の 決 意 を 、あ らため て 実 感 し て い ます 。津山を日本
の
ス
テ
ン
レ
ス
加工基地
に
∼高専の活用と地域企業間の強みをいかした人材育成∼
鏡野町
池田精工︵株︶
・︵株︶アイ・エス
Key Word
●高専の社会人向け講座 「高等専門学校等を活用した中小企業人材育成事業」 【経 済 産 業 省 】(詳細は16ページ)外部研修を活用した安全意識
の
向
上
戦前 の 廃油精製事業 か ら 始ま っ た 当社 は 、 し ば ら く の 間 、 ガ ソ リ ン ス タ ン ド ︵ G S ︶ に 力 を 入れた 時期 が あ りま し たが 、 業 界の 不 振 から G S 経営 か ら は 全面撤退 。 現 在 は 、 そ の 後 の フ ァ イ ン ケ ミ カ ル へ の 事業転換 が ほ ぼ 終 わ っ た 段階 です 。 G S 時代 の 接 客 や 車 の 保全と は 異 な り 、 フ ァ イ ン ケ ミ カ ル 事 業 で は 化学プ ラ ン ト の 専門技術 や 知 識 、 安全性 へ の 教 育 が 必要な た め 、 教 育内容を 大きく変 え て い く必要 が ありま し た 。 社 内 で は 部 署 ご と に 年間教育を 立 て て そ れ ぞ れ に 取り組ん できま し た が 、 中 小企業 で の OJT の 難 し さ や 教 え る 側 の限 界 も あ っ た こ と か ら 、 10 年 ほ ど 前 か ら 外部機関 の 教 育を 取り入れ てきま し た 。 特 に、 平 成 19年か ら 参 加し て い る ︵社︶ 山陽技術振興会 の 教 育プ ロ グ ラ ム ︵製造中核人材育成事業︶ は、 コ ン ビナ ー ト に お け る 安全教育 に つ い て 、 系統立 て て 教 え てくれ る の でと て も 重宝 し て い ま す。 研修会参加者 は 、安全意識 が 高 くな り 、 自信を 持 つ よ う に な り ま し た 。 ま た 、 参加者 に は 研修報告書を 提 出 さ せ 、他 の 社員 へ の 水平展開を 図 っ て い ま す 。 こ れら は 経 費を か け る 以 上 の 効果 が ありま し た 。 ま た 、安全教育 の 一 環と し て 災害 に 対 す る 教 育 も 実施 し て お り、 毎 年 、 6∼ 7名が 3泊 4日 の 消防署訓練 に 参 加 ︵ 10年 間 で全社員 の 7割 が 参加︶ す る な ど 、 怪我を さ せ な い 、 事 故を 起 こ さ な い た め の 教育を 徹 底 し て い ま す 。﹁技術
・
技
能
の
見える化﹂
人材育成 に つ い て は 、 全社員 の 持 て る 能力を 発 揮 さ せ 、 ギ ブア ッ プ し な い 強 さ を 持つ人 材 の 育 成 に 努 め て い ま す 。 毎 年 の よ う に 地元工業高校 か ら 定期採用 し て い ま す の で 、 先輩 ・ 後 輩 の 関係 も 出来上 が り 、 良好な O J T の 環境 は 整 っ て い ま す 。 当 社 で は 、入社間 も な い 社員だ け で な く 、ベ テ ラ ン 社 員 も 業界団体 が 開催す る ﹁工場見学﹂ ﹁技術講 習会﹂ 他 へ 積極的 に 参 加 さ せ る よ う に し て い ま す 。一 流企 業 の 工場見学 で は 、設 備 や 仕事振りだ け で な く 、会 社 の 雰 囲気 や 佇 ま い 、 受 付 や 案内係 の 接客対応な ど か ら も 大 い に 学 ぶ べ き点 が あ り 、 社員 の 意 識改革 に 期待 し て い ま す 。 また 、I S O を 導 入 し て教育 レ ベ ル を 数量的 に 表 す試 み か ら 、 職 場 ご と に ﹁ ス キ ル マ ッ プ ﹂ を 作 ら せ 、 社 員 の 技 量 を 1点∼ 5点の 点 数 を 付 ける こ と でス キ ル ア ッ プ を 図 っ て い ます。 例 えば 、 3点 し か 取れな い 人 の 平均点を 何 点 ア ッ プ すると か 、 4点以上 の 人 を 何 人 に す る と か の 目標設定 に よ り 、﹁技術 ・ 技 能 の 見 え る 化 ﹂ に 取り組ん で い ま す 。 そ の 間 の 社内講習会 や グ ル ー プ 教 育 も 併行 し て 行 っ て い ま す 。 し か し 、 当社 は 会 社 の 規模 の 割 に 仕 事 が 多岐 に 渡 る た め 、 職場 ご と の 教 育 が 異な り 、 全社あげ て の 教育 が 難 し い と い う こ と が ありま す 。 だ か ら 今 後 も 、自 社 で の 教育体制を 作 る こ と は 困難だ と 思 い ま す の で、 各団体 の 行 事 へ の 参 加 を推 進 する予 定で す 。 事 実 、 現 在 、 当 社 が 活 用 し て い る岡 山県 、 岡山商工会議所 、︵社︶ 山陽技術振興会等 の 教育プ ロ グ ラ ム は と て も よ く 、他 の 中小企業 に も お 勧 め です。Key Word
●製造中核人材育成事業 「産学人材育成パートナーシップ等プログラム開発・実証/中小企業産学連携製 造中核人材育成事業」 【経 済 産 業 省 】(詳細は16ページ)会社
の
外から4Sを考える
∼外部研修機関の活用と社内における﹁技術・技能の見える化﹂による人材育成∼
岡山市
中国精油︵株︶
岡山県Okayama
中国精油(株)
取締役営業・生産本部長二宮 清太郎
氏
Ninomiya Seitaro 岡山県岡山市中山下2丁目1番77号 ℡ 086-224-5771 http://www.chusei-oil.com/ ●設 立 昭和16年 ●資 本 金 8,300万円 ●従 業 員 140名 ●事 業 内 容 石油製品・石油化学製品の製造・販売、 環境保全事業 ●企 業 理 念 社訓 「着実、秩序、規律」 ISO社長方針 「お客様に実感できるサービスを提供 し、あわせて会社の質の向上を図る」 会 社 概 要 ∼ C o m p a n y D a t a∼生き生きとした会社生活を送って
欲しい
人 材 育 成 とは ! 4S 整理 整頓 清潔 清掃Key Word
●中小企業大学校 【中小企業基盤整備機構】(詳細は17ページ) 全国9箇所に設置されている中小企業大学校等を活用しながら、中小企業の“人づくり”のため、中小企業支援 担当者等に対する研修と、中小企業の経営者・管理者等に対する高度で専門的な研修を実施。独自
の
採用基準と新人教育
当社 で は 毎年 15名か ら 30名 の 新卒を 定期採用 し て い ま す 。 当社 の 主力商品 は 、 お 好 み ソ ー ス です 。 人 材 の 採 用 に あた っ て は 、 こ れ ま で の 生 活 の 中 で馴染ん できた お好み焼 へ の 思 い を 、 こ れ からは企 業の 中 で 活 か して も ら いた いと いう 基 本 的 な 考 え 方 が あ り ま す の で 、 広 島 と 縁 の ある方々 ︵広島育ち 、広島 の 大学を 卒 業 、 他 県 の 大学卒業後 に Uタ ー ン な ど ︶ が 自 然 に 多く集ま っ てい ま す 。 当社 で は 、入社 が 決 ま っ た 学 生 は 全員 、入社半年前 か ら オ リ ジ ナ ル の 通信教育を 受 講 し ま す 。 希望者 は 例 年 1月 か ら当 社で ア ル バ イ ト が で き ま す 。 入 社 式 前 に は 連帯感を 養う目的 で 4日 間 の 合 宿 が ありま す 。 特徴的 な の が ﹁家族同伴可﹂ の 入 社式 です 。 式 の 後 半 、 新 入社員 一 人 ひ と り が ﹁声 の 手 紙﹂ を 発 表 し ま す が 、 例 え ば 、両親 へ の 感 謝を 涙な が ら で語 る 様 子な ど は 感動 的 で す 。 そ れ を 聞 い て い る と 、履歴書だ け で は 分 か ら な い 、人柄 や 考 え 方 な ど が よ く分 か り ま す 。 自画自賛 です が 、 い い 人材 に 入 社 し て も ら っ た と 思う瞬間 です 。 入社式 は 、会社と の 結婚式 です か ら 、 こ の セ レ モ ニ ー は 今 後 も 継続 し た い と 思 い ま す 。 入社後 の 2週間研修 で は 、会社 の 理 念を 学 び 、材料 ︵野菜 ・ 果 実 、香辛料 など︶ か ら 実 際 に ソ ー ス を作 っ た り 、 お 好 み 焼 を徹 底 的 に 焼きま す 。 そ の 後 、約 1カ 月間社内と お 好 み 焼 店 様 や ス ー パ ー 様な ど で の 職場体験 が ありま す 。 こ の よ う に 、新人教育 に つ い て は 、盛りだ く さ ん の メ ニ ュ ー を 用意 し て 対応 し て い ま す。入社
4年目以降
の
教育環境づ
く
り
当社 で は 、入社 3年 ま で は プログ ラ ム に 基 づ い て 社 員 教育を 義務付け て行 い ま す が 、 そ の 後 は 、自ら が 学 び た い と思 えば そ れ が で きる環 境 を 作 っ て い ます 。 特 徴 的な の が 社内通信教育 です 。 オ リ ジ ナ ル 資料を テ キ ス ト に 、食品 や 法律な ど に 関係す る 知 識 が 学 べ ま す 。 3 カ 月単位 で 、 一 人 2教科 、年 4回 、 テ ス ト は ウ ェ ブ上で 実施 し ま す 。 ま た 、社員 の お 好 み 焼 の 知 識 や 技術 の 向 上を 目指す社内資格 の ﹁ お 好 み 焼士﹂ ︵初級 ・ 中 級 ・ 上級︶ の 実施 。 そ の 他 、係長 、課長対象 の 中堅管理者 研修 、営業 ・ 製造な ど 各 部門 ご と の 研 修 も 社内 で実施 し て いま す 。 そ れ ぞ れ のプ ロ グ ラ ム の受 講 は 強 制 で あ りま せ ん が 、多く の 社 員 が 挑戦 し て い ま す の で 、 こ の 点 か ら も 当社 が 求 め る ﹁素直、勤勉、謙虚﹂ な 社 員気 質を う か が い 知 る こ と が できま す。 外部研修と し て は 、 中小企業大学校 ︵広島校︶ を 活 用 し て 、後継者研修 、 管理職研修 、各種 コ ー ス 講 座な ど 、社長を は じ め 毎年 15名か ら 20名が 受 講 し て い ま す 。 こうした 様 々 な 教 育 と 、 ﹁ お 天道様 に 恥 じ な い 企業と し て 、法令と 企業倫 理を 遵守 し ま す﹂ な ど の 企業理念を 毎 日 唱和 し 、 社員 一 人 ひ と り が ﹁食﹂ に 携 わ る 企業人 であ る こ と を 強く 意識す る よ う に 努め て い ま す 。学ぶ、
学
べ
る環境づ
く
り
∼伝統的な独自の自社教育と中小企業大学校の活用による人材育成∼
広島市
オタフクソース︵株︶
オタフクソース(株)
人事総務部長白根 佳雅
氏
Shirane Yoshimasa 広島県広島市西区商工センター7丁目4番地27号 ℡ 082-277-7111 http://www.otafuku.co.jp ●設 立 昭和27年 ●資 本 金 1億円 ●従 業 員 470名 ●事 業 内 容 ソース、酢、たれ、その他調味料の開発・ 製造・販売 ●企 業 理 念 健康と豊かさと和をもたらすことによ り、社会に貢献します。 会 社 概 要 ∼ C o m p a n y D a t a∼仕事を通じて自己実現を
可能にする為のもの
人 材 育 成 とは ! 広島県Hiroshima
●キャプションが入ります。 広島県
Hiroshima
﹃人
材
は人
財
﹄を実践
す
る
∼モノづくりの価値観継承と新商品開発のための高専等を活用した人材育成∼
呉市
︵株︶テイケン
Key Word
●高専の社会人向け講座 「高等専門学校等を活用した中小企業人材育成事業」 【経 済 産 業 省 】(詳細は16ページ) ●中小企業大学校 【中小企業基盤整備機構】(詳細は17ページ) 講 が き っ か け に な り 、 実用新案 や 特 許を 取得 し た 新製品 も 誕 生 し ま し た 。 外部機関を 活用 し た 研修 に は 、 今 後 も 大 い に 期 待を し て い ま す。 社内 で は 過去 に 、経営 コ ン サ ル タ ン ト 会 社 の 指導 に よ る 生産性 ア ッ プ の 運動 や 、T Q C の 導 入 、 大学 か ら 講師を 招 い た 学術指導な ど も 行 い ま し た 。 そ れら を 踏 み 台 に 、 平成 20年の 9月か ら 導 入し た の が ﹁ TPM ︵Total Productive M a n a g e m e n t ︶ ﹂ で す 。 ま ず管理職 が 学 習 し 、 次 に 現 場 に 降 ろ し 、 キ ッ クオ フ し て全社的 に 展開す る 予 定 です 。 T P M は 、具体的な フ ッ ト ワ ー ク を 伴う の で 、必 ず 成 果 が あ が る と思 っ て い ま す 。 また 、外 部 研 修 を き っ か け に 、 学と の 交 流 や 力を 借り る こ と の 大切 さ が 分 か りま し た。 つ な がり が で き て から の 4∼5 年 間 は 、確 実 に よ い 成 果 が 現れ て い ま す 。 ま すま す社内外 で人材 ︵人財︶ を 育 成 し 、 良 質 の 製品 、 ど こ に も な い 商 品 の 開発 に 取り組 み たい と 考 え て い ま す 。一
番の財
産
は
技
術
、
そ
れ
を
継
承
す
る
人
財
当社 は 、研削盤 に 取付け て工作物を 加工す る 研削作業用 の 砥 石を 製造、 販売す る 会 社 で す。 創業 か ら 72年、 多く の 技 術 者 が 蓄 積 し て き た技 術 が 、当 社 の 一 番 の 財 産で す 。 そ し て 、 新 し い 人材 に そ の 技術と モ ノ づ く り の 価値観を 伝 承し 、 発 展さ せ て い く こと が 我 々 の 使 命 だ と 考 え て い ま す 。 言うな れ ば 、﹁人材 は 人財﹂ そ の も の 。 人 を 大 切 に す る姿 勢 は ﹁テイ ケ ン の 社 員 は 皆 幸 福で なけれ ば ならな い ﹂ と 、 企業理念 の 一 番 に も 定 め ら れ て い ま す 。 人材 ︵人 財︶ の 育 成 に つ い て は 、 製造部門 は O J T に よ る 教 育を 中 心 に 行 い ま す 。 教 え る者 と教 え ら れる者 の 関 係 だ け で な く 、先輩と 後輩 が 職 場を 離れ て も 人間同士 の 付き合 い が で き る 環 境 が 職場 に は ありま す 。 営業職 も 入社後 は 、 ま ず製造部 で 3カ 月 間 の 現場研修を 行 い 、現場 の 流 れを 理解 し て か ら 、 営 業 に 配属 さ れ ま す 。 自 ら 進 ん で資格を 取りた い 人 た ち の 、 社内勉強会 も 活 発 で す 。 資格試験 に 合格 し た 人 に は 会 社 が 費用を 負担す る バ ッ ク ア ッ プ 体 制 も整 っ て い ま す 。 ま た 、一 昨 年 か ら は 社 員 の 評 価 制 度 を定 め 、 目標達成度評価と 行動評価を ベ ー ス ア ッ プ に 反映す る制 度 を 導 入 し ま し た 。 意 欲 の ある社 員に は 、 う れ し い 制度 です 。 当 社 で は 現 在 、 技術部門と 営業部門 の 専 業化 を 進行中 です 。 営業担当者 が 、 お 客 様 の 技術的な 質問 に も回 答 で き る よ う ス キ ル ア ッ プ を 図 っ て い ま す 。一 方 、 技 術職 は 技術開発 の 仕 事 に 専念す る こ と で 、お 客様 の 要 望 に よ り ス ピ ー デ ィ ー に 対 応 で きる体 制 の 構 築 を目 指 し て いま す 。学
の
力を借りて成長
す
る
外部研修 は 、 4∼ 5年前 に F A X で受講 や 発 表会な ど の案 内 を いた だ い た の が き っ か けで す 。 技 術 職 の参 加 が 主で す が 、 現 在 も 中小企業大学校 ︵広島校︶ や 高専 ︵呉 高専︶ の 社会人向け 講 座 な ど の 外部研修を 継 続的 に 活 用 し て い ま す。 そ の 中で、 高 専 の ﹁3D -CAD 講座﹂ の 受(株)テイケン
取締役製造部部長石田 正彦
氏
Ishida Masahiko (本社)東京都港区高輪2丁目17番地13号 (工場)広島県呉市川尻町西6丁目1番地40号 ℡ 0823-87-3333 http://www.teiken.co.jp ●設 立 昭和11年 ●資 本 金 3,670万円 ●従 業 員 114名 ●事 業 内 容 人造研削砥石、人造ダイヤモンド、 CBNホイールの製造販売 ●企 業 理 念 ① テイケンの社員は皆幸福でなければ ならない ② テイケンは安全で高品質な商品と サービスを顧客に提供する 会 社 概 要 ∼ C o m p a n y D a t a∼技術を伝承し、社会、
企業に貢献する人を育てること
人 材 育 成 とは !﹁規制緩和﹂
=
﹁廃業﹂
?
当社 は 、電動機 や ポ ン プ と い っ た 産業用電気機械設備 の メ ン テ ナ ン ス ・ 修 理を 行う会社 です 。 産業設備 の 安 定稼働を 後方支援 し 、産業界 や 地域社会 に 貢献す る こ と を 使命と し て い ま す 。 近年 、 メ ン テ ナ ン ス 業 界 で は 、 規制緩和 の 影 響な ど か ら 、 主要な 収入源 であ る プ ラ ン ト 設 備 の 定期修理 の 間 隔 が 延 び 、毎年 の 修 理 が 数年 に 1 回 に な る な ど 、非常 に 厳 し い 業況 に ありま す 。 こ の た め 、毎年 の よ う に 地域 の 同業者 が 廃 業 し て い く の を 見て い ま す 。自ら人を育てるしくみを
作るしかな
い
こ う し た 中 、我 々 が 生き残 っ て い く た め に は 、将来性 の あ る 若 手を 確保 し 、 育 て 上げ 、危機を 乗り切 っ て い く し か な い の です が 、実際 は 新卒者 が な か な か 門 戸を た た い て くれな い 上 に 、 O J T 以外 に 若 手を 鍛 え る 場 が ほ とんどな い の が 現 状で す 。 そ こ で 、 まず は体 系 的 に 基 礎 を たたき 込 む 場 を 作る必 要 が あると思 い 、 地 域 の 関係機関 に 相 談 し ま し た が 、な か な か 思 い に マ ッ チ し た タ イム リ ー な支 援 メ ニ ュ ーが 見 つ か り ま せ ん 。 しか し あきら め ず に 方策を 考 え て い た と こ ろ 、 地元 の 知 人 が 、 高専 ︵宇部高専︶ を活用 し た社会人向け の 講座 を開 講 すると の 話 が あ り、 平 成 19年度 に 、手始め に 社 員を 送 り 込 ん でみまし た 。 こ れ ま で 、 地 元 に は こ の よう な 設 計 や 切削な ど の 基礎的 か つ 体系的な 講座 が な か っ た た め 、 こ れ は 助 か り ま し た 。 さ ら に 、平成 20年度 に は 、 1 段 ス テ ッ プ ア ッ プ し 、 メ ン テ ナ ン ス の 専門的な 部分 に つい て 、 高度熟練技能者 の認 定 を 受 け た ベ テ ラ ン技 術 者を 会社 に 招 き 、定期的 に 勉強会を 開催す る 試 み を 始 め ま し た 。 せ っ か く の 貴重な 場 で す の で 、 こ の 勉強会 は 他 社 の 若手 に も オ ー プ ン に し 、と も に 勉強 し て い ま す 。 こ の 勉強会 に は 、 キ ャ リ ア 形成促進助成金 も活 用 し て い ま す。 また 、 20年度 か ら 教育費用 に 対 す る 税制 優遇制度 が 使 い や すくな っ た よ う です の で 、利用を 検 討 し て い ま す 。 こ の よ うな 地道な 取組を 通 じ 、若手 の 意識 も 次 第 に 変化 し 、 自ら 技能検定 の 勉 強を 始め る な ど、 徐 々 に 効 果 が 現 れ て き て い ま す 。 私 も 、 その気 持 ち に 応 え る べ く、今年 は 社 員 一 人 一 人 に 勉強用 の パ ソ コ ン を 購 入 し 、社員 が い つ で も 勉強 でき る 場 を 提 供 し ま し た 。 私た ち の 業界 で は 、今後 、業界を 挙 げ て 人材を 育 て て い か な く て は な り ま せ ん 。 将来的 に は 、同業者間 で人材育成 の た め の 組織を 設 立 し 、継続的 に 人 を 育 て る 仕 組 み を 作 っ て いき た い と 思 っ て いま す 。 そ れ まで は 地道 に 今 の 取 組を 続け て い きた い と 思 っ て い ま す 。Key Word
●高専の社会人向け講座 「高等専門学校等を活用した中小企業人材育成事業」 【経 済 産 業 省 】(詳細は16ページ) ●高度熟練技能者の活用 【厚生労働省】(詳細は17ページ) ●キャリア形成促進助成金 【厚生労働省】(詳細は17ページ) ●教育訓練費用に対する税額控除制度(人材投資促進税制) 【経 済 産 業 省 】(詳細は17ページ)(株)野村工電社
代表取締役野村 保夫
氏
Nomura Yasuo 山口県宇部市浜町2丁目3番19の1号 ℡ 0836-31-0601 http://www.nomurakoudensha.co.jp/ ●設 立 昭和21年 ●資 本 金 1,000万円 ●従 業 員 25名 ●事 業 内 容 産業用電気機械設備の メンテナンス ●企 業 理 念 設備保全・修理を通じ産業設備の安 定稼働を後方支援することにより産 業界および地域社会に貢献します。 会 社 概 要 ∼ C o m p a n y D a t a∼人材は人財
人 材 育 成 とは ! 山口県Yamaguchi
業界
の
危
機
に
立ち向か
う
∼他社の若手もまるごと教育、支援メニューもまるごと利用した人材育成∼
宇部市︵株︶野村工電社
山口県
Yamaguchi
三田尻化学工業(株)
代表取締役日南本 一成
氏
Hinamoto Kazunari 山口県防府市大字浜方27番地1号 ℡ 0835-22-3311 http://www.mitajiri.co.jp ●設 立 昭和11年 ●資 本 金 4,851万円 ●従 業 員 18名 ●事 業 内 容 化学工業薬品の製造販売業 ●企 業 理 念 ∼私たちの約束∼ 「存在理由」 私たちは、製品やサービスを通じて社会に貢献します 「営業目標」 私たちは、お客様と共存共栄をめざします 「存在理由」 私たちは、常にカイゼン、創意工夫を続けます 「存在理由」 私たちは、社員全員で会社を支え発展させます 「存在理由」 私たちは、全社員の物心両面の幸福をめざします 会 社 概 要 ∼ C o m p a n y D a t a∼会社のレベルアップ・体力づくり
人 材 育 成 とは !中小零細企業だからと
い
っ
て
人材育成を諦めて
は
い
けな
い
当社 は 、 化学工業薬品 の 製 造 ・ 販売を 行う会社 です 。 設 立以来 、 時 代 や 産業構造 の 変 化 に 翻弄 さ れ な が ら も 、 多 く の 独自商品を 開 発 し てきま し た 。 成功例 も あ れ ば 、 失敗 し た ケ ー ス も 多くありま す が 、 現在 も 、 社員 18名の 内、 開 発 に 3名、 製 造 に 9名を 充 て る な ど 、 開発 ・ 製 造 に 力を 注 い で い ま す 。 中小零細企業 に と っ て 、 会 社 の 基盤 と な る の が 人材 です が 、 地方 の 中小零細企業 へ は 、 な か な か 若 い 優秀な 人材 が 集 ま り ま せ ん 。 当社 の 人材確保 に つ い て は 、 定期採用 が 困難な た め 、 即戦力と な る 出来上 が っ た 人 材 の 中途採用 が 主体と な ら ざ る を 得 ま せ ん 。 求 め る 人材と し て は 、 謙虚 さ を 持 ち 、 真面目 で素直な 性格 の人 、 技 術 ・ 技 能 の内 容 や レ ベ ル よ り も 、 本 人 の や る 気 、 また何 をや り た い か を重 視 し て い ます 。 自 社で の 人 材 育成 の 研 修 が 困難な た め 、 他 の 機 関 に よ る O F F -JT に 頼 っ て い る の が 現状 です 。 実用的な 方法 や 技 術 に つ い ては 、 中小企業大学校 ︵広島校︶ の 各種研修を 積極的 に 活用 し て い ま す 。 中小企業大学校 は 他 と 比 べ て 費用 が 安く 、 内 容 も 良く 、﹁ h o w to﹂ を 教 え て も ら う に は う っ て つ け で す。 また 、 平 成 10年以降 は 、 キ ャ リ ア 形成促 進助成金 を 社 員 の 研修な ど の 受講料 や 賃金 の 助 成 に 活 用し て い ま す 。オ
ー
プン化によ
る
ベ
ク
ト
ル
合
わ
せ
技術的な 講習 に 加 え て 大切な の が 、 社 員 の 意識改革だ と 思 い ま す 。 縁あ っ て 京 セ ラ の 稲盛和夫氏 が 主催す る ﹁盛和塾﹂ に 参 加 し た 私自身 が ま ず 、 そ の 重要性 に 目 覚 め ま し た 。 そ れま で の 私 は 、 営 業 が 頑張 っ て い れ ば 会 社 は何 と か な る んだと い う 意 識 を強 く 持 っ て い ま し た 。 し か し 、 皆 が 進 行 方 向 ︵ ベ クト ル ︶ を合 わ せ て や らな い と 会社 は 良 く は な ら な い 、 言 い 換 え れ ば 、 ト ッ プ が 明確な 方向性を 打ち出 し て い か な く て は な ら な い と い う 考 え に 気 付 か さ れ ま し た 。 そ の 後 、 会 社 の 予算目標を 全 員 に 開示 し 、 経理的な 情報 ︵四半期 ご と の 売 上 、 銀行借入︶ も す べ て オープ ン に すると 、 社 員 の 意 識 が 変 わ っ て き ま し た 。 み ん な が 経営者 の 発 想を 持ち は じ め る と 、 働き方 や 意 見 の 出方 も 変 わ っ てきま し た し 、 改 善提案 も 出 て く る よ う に な りま し た 。 今 は 、 全員 の ベ ク ト ル を 合わ せ て い く こ と の 重要性を 、 全社員 が 実感 し て い ま す 。 現在 の 社内研修 は 幹部研修 が 中 心 で す が 、今 後 は 全員参加 ・ オ ー プ ン 化 の 方針 の 下 、一 般社員 に も 社外研修 に 加 え て 社内研修を 充 実 さ せ 、会社 の レ ベ ル ア ッ プ ・ 体力 づ く りを 進展 さ せ て い きた い と 考 え て い ま す 。全社員が
ベ
ク
ト
ル
を合わせる
∼中小企業大学校の活用と全員参加の社内研修による人材育成∼
防府市
三田尻化学工業︵株︶
Key Word
●中小企業大学校 【中小企業基盤整備機構】(詳細は17ページ) ●キャリア形成促進助成金 【厚生労働省】(詳細は17ページ)活用企業紹介ページ/6P 活用企業紹介ページ/11P 活用企業紹介ページ/6、7、8、10、13、14P 活用企業紹介ページ/8P
高専を活用した人材育成
﹁高等専門学校等を活用した
中小企業人材育成事業﹂
︻経済産業省︼
︵平成 18年度∼ 20年度︶工業高校への実践教育導入支援
﹁工業高校等実践教育導入事業﹂
︻経済産業省・文部科学省︼
︵平成 19年度∼ 21年度︶経営に携わる高度技術人材の育成
/
製造現場のリーダー育成
﹁産学人材育成パートナーシップ等
プログラム開発・実証﹂
︻経済産業省︼
︵平成 20年度∼︶﹁中小企業産学連携製造中核人材育成事業﹂
︻経済産業省︼
︵平成 17年度∼ 19年度︶ジョブカフェを活用した人材確保
﹁
若者と中小企業とのネットワーク構築事業
︵ジョブカフェ機能強化型事業︶
﹂
︻経済産業省︼
︵平成 18年度∼ 20年度︶ ○高専 の 設 備を 活用 し 、 高専 の 教 員 や 企業 の 技術者 の 協 力 の 下 、 地域 の 中小企業 ニ ー ズ に 対応 し た基礎的な講義 ・ 実習を実 施 す る こ と に よ り 、中小企業 の 若手技術者 の 育 成を 支援。 ○国 の 支 援 が 終了 し た 地域 に お い て も 、主 に も の づ くり系企業 を対 象 に 、 各地域 で 独自 に 講 座を実施中 。 ○工業高校と地域産業界が連携 し 、 若手ものづくり人材を育 成するための実践的なプログ ラム ︵企業実習 、企業技術者 による実践指導等︶を開発 ・ 実証。 ○ 企業にとっては 、 インターン シップの受入や講師の派遣を 通じ 、学校とのつながりを強 化 することが可能。 ○ 地域の雇用 ・ 産業特性等に合っ た若者の就業促進及び能力向上 を図るため 、都道府県が設置 。 民間ノウハウを積極的に活用し て、キャリアカウンセリングや 人材育成研修等の一貫した就職 支援サービスを提供。 ○これまで 、厚生労働省と経済 産業省がジョブカフェ立ち上 がり期の運営基盤を支援 。 平 成 18年度以降は 、経済産業省 では 、これまでのジョブカ フェ支援の成果 ・ノウハウ を活用した自立化の側面的 支援を実施 。具体的には 、 中小企業の人材確保課題の 解決を図るための中小企業 の魅力発信や中小企業と若 者のネットワーク構築 を支 援。 ○製造業を始めとした我が国の産 業を支える技術系人材を育成 するため、 産学連携の下、 知識 ・ スキルの体系化 、製造現場を 活用した教育効果の高いプロ グラムの実施等 、産業界の視 点に立った 実践的な人材育成 プログラムを開発・実証 。 ○対象は 、将来 、企業の経営 に携わる技術人材 ︵高度技 術 人 材 ︶ 及 び 製 造 現 場 の リーダー︵製造中核人材︶ ○製造中核人材の育成支援は 19年度で終了するが 、引き 続き 各地域で独自に講座を 実施 。 ・ニーズ調査 ・カリキュラムの 開発・実証 等高専
(中国地域では、 米子、松江、津山、 呉、徳山、宇部 の各高専)産業界
(地場協力 企業)管理法人
中小企業
経済産業省
情報提供 カウンセリング セミナー インターンシップ 人材育成研修 職業紹介 採用コンサルティング 採用力向上セミナー 企業の魅力情報提供 若者との接点提供 企業の魅力体験 若者向け就職支援 企業向け人材確保支援 ジョブカフェ 厚生労働省 都道府県 経済産業省 連 携携 連経済産業省
文部科学省
管理法人
(産業振興財団、商工会議所等)教育委員会
生徒の企業学習 学校での実践的指導 教員の企業実習 企業からの課題研究 支 援 支 援産業界
工業高校
連 携 連携 連携経済産業省
管理法人 コンソーシアム ○修了生の適切な採 用・配置・処遇 ○受講生の派遣 ○企業人講師の派遣 ○研修現場の提供 等 産業界 ○企業人講師の教育 ○実践的な教育手法 の開発、試行 ○産業ニーズを反映 した教材の開発 等 教育機関 ◆産業界の一体的取組の促 進・コーディネート ◆成果の普及・自立化の促 ◆スタートアップ時に必要 な資金面での支援 等 連 携 支援 支援 連携 連携 受講生 支援 支援 設置・運営 若 者 中小企業人材育成・確保支援メニュー 一覧
∼まずは中国経済産業局 産業人材政策課(082-224-5683)までお問い合わせください∼
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