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JR 東日本における超高齢社会への対応と ICT の活用 2012 年 3 月 14 日 東日本旅客鉄道株式会社 代表取締役副社長冨田哲郎

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全文

(1)

JR東日本における

超高齢社会への対応とICTの活用

2012年3月14日

東日本旅客鉄道株式会社

代表取締役副社長

冨 田 哲 郎

(2)

68% 15% 9% 8%

JR東日本グループの事業概要

営業エリア: 関東、甲信越、東北エリア

営業収益(連結):

25,373億円

当期純利益(連結):

762億円

従業員数(連結):

71,749人

駅数:

1,689駅

営業キロ:

7,512.6キロ

利用者数:

約1,600万人/日

JR東日本

JR北海道 JR東海 JR西日本 JR九州 (数字は2011年3月期または2011年3月31日現在) 2兆5,373億円 運輸業 駅スペース活用事業 ショッピング・オフィス事業 その他 運輸業 (鉄道事業・バス事業 等) 駅スペース活用事業 (駅における小売事業・飲食事業 等) ショッピング・オフィス事業 (ショッピングセンターの運営・ オフィスビル等の賃貸 等) その他 (広告代理業・ホテル事業・ クレジットカード事業 等) 売上高 1兆7,219億円 営業利益 2,271億円 売上高 3,858億円 営業利益 313億円 売上高 2,232億円 営業利益 642億円 売上高 2,062億円 営業利益 230億円

会社概要

JR東日本グループの事業概要

<鉄道事業>

(3)

被害箇所数 約1,200 ■東北新幹線 ■在来線(津波の被害を受けた7線区を除く) ■在来線(津波の被害を受けた7線区) 被害箇所数 約4,400 被害箇所数 約1,730* *11年11月1日時点 ※4月7日以降の地震で、さらに約550箇所 ※4月7日以降の地震で、さらに約850箇所 【電化柱の折損】 【高架橋柱の損傷】 【線路流失】 【乗降場変状】

8,500名/日

(最大)が復旧作業に従事

(11年3月末時点)

東日本大震災による被害状況

(4)

盛岡~新青森

4月13日運転再開

一ノ関~盛岡

仙台~一ノ関

福島~仙台

那須塩原~福島

東京~那須塩原

※(カッコ内)は4月7日の余震前に運転再開した日 (上越・長野新幹線は3月12日に運転再開)

(3月22日)

4月23日運転再開

(4月7日)

3月15日運転再開

4月25日運転再開

4月12日運転再開

4月29日運転再開

東日本大震災からの復旧

~つなげよう、日本。~

9月23日通常ダイヤに

東北新幹線

~50日目での全線運転再開

首都圏と東北をつなぐ新幹線の復旧により

経済活動・観光流動を促進し、地域に貢献

(5)

社会環境の構造的変化とJR東日本の挑戦

安全・防災意識

の高まり

●東日本大震災の教訓を活かした 取組みの推進 ●安全文化の創造 ●安全マネジメント体制の再構築 ●安全設備の整備 etc. こどもからお年寄、 外国人旅行者まで、 誰でも快適に使える 移動手段

少子化・高齢化

●バリアフリー環境の整備 ●ストレスフリーで 安心かつ快適な駅づくり etc.

電力不足、

エネルギー政策見直し、

地球温暖化

●CO排出量抑制による 地球環境への貢献 ●スマートグリッド技術・ 再生可能エネルギーの活用 etc.

構造的変化

JR東日本の挑戦

安全、安心な 移動手段 エネルギー効率に優れ、 環境に優しい 移動手段

鉄道への期待

究極の安全をめざして

環境・エネルギー問題への対応

少子化・高齢化社会への対応

(6)

究極の安全をめざして(1)

◆大震災の教訓を活かした取組みの推進 ~首都直下地震への備え

新幹線・在来線の設備強化

○耐震補強対策、電化柱損傷対策、地震計の増設、盛土補強

○衛星通信設備の整備、停電対策 など

現場即応能力向上に向けた取組み

○初動対応マニュアルの作成

○社員一人ひとりが「考える」訓練 など

帰宅困難者対策の推進

○駅の一時滞在場所確保等地域との連携、災害備蓄品の配備 など

早期運転再開に向けた取組み

○ルールの見直しやマニュアルの整備 など

(7)

大地震発生前に実施していた対策

○ 海岸地震計の配置

○ 海岸沿いの全線区においてハザードマップを作成

○ 乗務員や駅員向けにマニュアルを作成

○ 乗務員・駅員その他社員への定期的な訓練の実施

避難場所案内図 ハザードマップ 訓練

大地震発生時、27本の列車(うち5本が津波により流失)でお客さまを避難誘導。

お客さまや地域住民の協力、乗務員・駅社員・指令員の連携により

死傷者ゼロ

今回の対応を検証し、抽出した課題の対応策を検討中

究極の安全をめざして(2)

◆大震災の教訓を活かした取組みの推進 ~沿岸部での津波対策

(8)

環境・エネルギー問題への対応(1)

ディーゼルハイブリッド

NE Train スマート電池くん

◆CO

排出抑制による地球環境への貢献

世界初(2007年小海線に導入)のディーゼルハイブリッド鉄道車両

⇒その後、五能線、津軽線、大湊線などにも拡大

■「エンジンで発電機を回して作られた電気」と

「走行中にバッテリに貯めた電気」を併用

蓄電池を搭載した試験車両

(2009年10月試験走行開始)

■ 非電化区間において電車の走行が可能

環境負荷低減、車両運用の効率向上、 車両メンテナンスの効率化

地上 充電設備 電鉄用 変電所 専用送電線 汎用配電線

電化区間

非電化区間

蓄電池を充電 力行アシスト 回生電力を蓄電 ◎蓄電池で走行 回生電力を蓄電 急速充電

(9)

「余った電気を貯めて使う、遠くで使う」

「自動節電などにより電気を有効利用する」

◆スマートグリッド技術・再生可能エネルギーの活用

環境・エネルギー問題への対応(2)

鉄道応用において注目している方向性

今後、検討していくスマートグリッド技術

•駅舎、ホーム屋根など鉄道施設・用地を活用

した太陽光発電

•蓄電池を組み合わせ、夜間も含めて駅負荷

全体を太陽光発電でまかなう

●太陽光発電等の活用によるゼロエミッションステーション

●回生電力の有効利用

●スマートメーターの導入

電気使用量の「見える化」

必要な量を自動的に節電するシステム

によるエネルギーマネジメント

回生電力

(電車がブレーキをかける際に発電する電力)

貯蔵、異なる電力系統への融通

余剰分 駅負荷で消費 駅負荷へ供給 夜間 昼間 蓄電池 貯蔵して、必要なときに消費 (時間的ミスマッチの解消) 9

(10)

202X年の駅に求められるもの

安全・安心を前提として、

A.高齢者や外国人等の交通弱者にとってもストレスフリーで安心かつ快適な駅の実現

B.個々のお客さまニーズに応じた案内情報、サービスの提供

C.地域との共生をめざした駅と駅併設施設の充実

D.環境に配慮された低炭素な駅の実現

E.利用者の減少及び労働力不足による効率性の追求

①ひとりでも楽しく

移動できます

Smart Station構想で目指す202X年の駅の姿

②低炭素化を実現し

地域と共に歩みます

③サービス向上と

お客さまの

期待を超え

るサービス

社会への

貢献

経営の視点

Smart Station構想の

コンセプト

「ICTによる効率的であたた

かいサービスの創造」

適切なサービスコスト

◆Smart Station 構想

少子化・高齢化社会への対応(1)

(11)

1990年自動改札機導入 ★1988年「FeliCa」開発開始 ★1997年 ICカード実用化(香港オクトパスカード) ★1990年代 ・コンピュータの高性能・高機能・小型化 ・ネットワークの高速化 ★1990年代後半~ ・モンデックス ・ビザキャッシュ ・スーパーキャッシュ などの電子マネー実験 ⇒2000年頃ほとんど終了 ★2001年 Edy開始

ICカードによる新しい出改札システム導入を決定

他の電子マネーの動き

2000年以降、老朽取替の必要 取替にあたって、 ・メンテナンスコスト低減 ・鉄道事業の競争力強化 ・鉄道事業と生活サービス事業の相乗効果 などを考慮

技術の革新

当社内の背景

Suicaサービス開始

2001.11.18

Suica導入により、シームレスな移動が可能に。

少子化・高齢化社会への対応(2) ~Suica

発行枚数 約3,850万枚

2011年 Suica 10周年

(12)

新たな駅でのご案内方法:WiMAXを利用した

タブレット端末

を導入

【タブレット端末で提供する主な案内サービス】 WiMAX内臓型タブレット端末

速やかな資料の提示や、インターネット検索によるリアルタイムの情報提供、ビジュアルでお客さまに

案内することが可能に。

【携行している資料のペーパーレス化】 駅構内のコインロッカー案内 【インターネット】 えきねっと(乗換・運賃案内) ※アプリケーションは一例です。 【一般アプリケーション】

■タブレット端末の配備駅

・サービスマネージャーが配

置されている首都圏の主要駅、

地方の乗換拠点駅

・・・43駅 112台

・訪日外国人のお客さまが多

少子化・高齢化社会への対応(3)

(13)

車両内でのパーソナル情報提供

◆トレインネット◆

お客さまがご乗車の列車の中で、お手元の

スマートフォンへ、現在位置に応じた情報を

タイムリーに提供することができるシステム。

2011年10月、山手線営業車両1編成にて試験を

実施。

トップ画面

運行情報

駅構内案内

車内状況

クーポン

提供する情報(例)

提供する情報(例)

Wi-Fi アンテナ

少子化・高齢化社会への対応(4)

(14)

◆ ICTの活用と「人だからこそできるサービス」の充実

Ex.改札口の総合案内カウンター化 サービスマネージャーの配置 サービス介助士 Ex.WiMAX内臓タブレット端末の 案内業務への活用 Ex.指定席券売機の導入推進

ICTの活用による

業務の省力化と

案内業務へのシフト

人だからこそできる

サービスの充実

ICTを活用した

きめ細かいサービス

少子化・高齢化社会への対応(5)

(15)

コミュニティにおける鉄道・駅の価値向上(1)

◆ 相互に連携する公共交通ネットワークの核としての駅

【街のコンパクト化】 徒歩移動や自転車で の移動を促進。 【パークアンドライド】 郊外の停留所等に設けた駐車場で自動 車から公共交通への乗換えを促し、都 市中心部への自動車進入を抑制。

【鉄道・駅の方向性】

他交通モードとの接続利

便性向上などにより、地域

と他都市を結ぶ駅の交通

結節機能を強化。

【デマンドバス】 利用者の有無などに応じて停留所や運 行ルートを柔軟に変更し、周辺地域の 交通インフラを補完。 。 【シェアリング】 会員間で特定の自動車を共有するシェアリング は域内の自動車の絶対量と利用の抑制に効果。

●鉄道が持つ特性を活かしつつ、自治体や他の交通機関と連携

【LRT、BRT】 建設費・維持費の抑制を図り つつ、多頻度運行・定時運行を 可能にし、マイカー利用抑制の 受け皿に。

(16)

オープンカレッジ、 カルチャースクールなど

世代間交流の場

親子コミュニティカフェ

駅型保育園・学童

●人が集い、世代を超えて交流する場としての駅

●通勤・通学をだけでなく、日常生活のさまざまなニーズに対応した機能を持つ駅

ショッピングセンター 行政サービス窓口

◆ 街と街、街と人、人と人がつながる駅

医療モール

コミュニティにおける鉄道・駅の価値向上(2)

参照

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