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目次 1. キャッシュレス社会の概要 1. キャッシュレスの範囲と検討会の議論範囲 1. キャッシュレスの支払手段 2. 各国のキャッシュレスの状況 3. キャッシュレスの意義 2. 消費者 事業者目線でのキャッシュレス社会の進め方 3. 目指すべき方向性キャッシュ ゼロ社会 4. 支払データ利活用

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(1)

クレジットカードデータ利用に係るAPI連携に関する検討会

第六回検討会資料(多様な支払&データ利活用)

2017年11月20日

株式会社NTTデータ経営研究所

資料2

(2)

目次

1. キャッシュレス社会の概要

1. キャッシュレスの範囲と検討会の議論範囲

1. キャッシュレスの支払手段

2. 各国のキャッシュレスの状況

3. キャッシュレスの意義

2. 消費者・事業者目線でのキャッシュレス社会の進め方

3. 目指すべき方向性 キャッシュ・ゼロ社会

4. 支払データ利活用に関する問題意識

(3)

1.1.キャッシュレスの範囲と本検討会の議論範囲

モノ・サービス

対価(支払い)

モノ・サービス

対価(支払い)

モノ・

サービス

対価(支払い)

モノ・

サービス

対価(支払い)

サービス

サービス

サービス

【B to C】

【B to B】

【C to C】

【C to G】

【B to G】

消費者

消費者

政府

企業

企業

狭義のキャッシュレス

広義のキャッシュレス

プレイヤーとして、C(消費者)、B(事業者)、G(政府)が存在する。

本検討会では、消費者周りを中心に議論の対象とする。

(4)

1.1.1.キャッシュレスの手段と比率

プリペイド

(前払い)

リアルタイムペイメント

(即時払い)

ポストペイ

(後払い)

主なサービス例

電子マネー

(交通系、流通系)

デビットカード

(銀行系、国際ブランド系)

モバイルウォレット

(QRコード、NFC等)

※プリペイ,ポストペイ可能

クレジットカード

(磁気カード、ICカード)

特徴

利用金額を事前に

チャージ

リアルタイム取引

リアルタイム取引

後払い、与信機能

加盟店への

支払いサイクル

月2回など

月2回など

即日、翌日、月2回

など様々

月2回など

主な支払い方法

タッチ式(非接触)

スライド式(磁気)

読み込み式(IC)

カメラ読み込み

(QRコード、バーコード)

タッチ式(非接触)

スライド式(磁気)

読み込み式(IC)

【参考】

民間最終消費支出

に占める比率

(日本国内)

1.7%

0.3%

18.0%

現状、日本ではクレジットカードを中心に利用されている。

海外においてはデビットカードやモバイルウォレットの利用率が高い国も存在している。

(5)

1.2.【再掲】各国キャッシュレス推進背景の事例

韓国

スウェーデン

アメリカ

キャッシュレス比率

89%

49%

45%

キャッシュレス実績

インターネット専用銀行の認可

個人消費支出に占めるカード支払いの比率

70%(2014年時点世界最上位/VISA発表)

1,600の銀行の内、900は現金取扱なし

鉄道・バスなどの交通機関現金利用不可

デビットカード利用率が30%

Square・Paypal・ApplePayなど

モバイルペイメント利用も急増

主な推進体制

国・銀行

企業

推進の背景

企業へのクレジットカード導入義務

(年商240億円以上)

2020年までに小額硬貨の廃止を決定

現金支払の上限額を法律で規定

クレジットスコア等の民間指標

現金を持たない文化(小切手・クレジット・デ

ビットカードの高い保有率)

共通するキャッシュレスのねらい

支払(納税)の透明化・補足率の向上、犯罪防止

利用者

利便性が高い、手数料の低減

加盟店

現金取扱管理コストの削減、マーケティング機会の拡大

銀行

金融機関の運営コスト削減(支店網・ATM含む)、手数料収入の獲得

代表的な推進事例

共通する課題

・極端なキャッシュレス推進における高齢者など現金利用者への対応

・キャッシュレスを維持するためのデジタルインフラの整備・保守

・銀行や政府やペイメント業者などが全取引内容を把握することによる匿名性の担保

・クレジットカード推進による破産者の増加

キャッシュレス先進国の展開背景は、透明性、利便性、コスト削減の徹底追及によって進展している。

(出典)「キャッシュレス比率」:

世界銀行「Household final consumption expenditure(2015年)」及びBIS「Redbook Statistics(2015年)」の非現金手段による支払金額から算出

(6)

【参考】キャッシュレスを促進する海外事例

小額支払手段を簡易(Suicaの様な非接触タッチ式)にすることで、キャッシュレスが促進されうる。

(7)

1.3.【再掲】消費者・事業者のキャッシュレスの意義

消費者

メリット

普及に向けた課題

現金の煩わしさの軽減 決済スピードの向上 ポイント、割引、キャンペーン等 手ぶら感(スマホ決済、生体認証等含む) 現金の紛失・盗難のリスク軽減 取引場所・時間の自由さ(例:ECサイト) 購買における 利便性向上 お得感 安全性の確保 消費管理が可能(自分、家族…) データ利活用 不安感 情報漏えい カードの紛失・盗難 使いすぎ 漠然とした不安 好き嫌い 様々な要因によるもの 不便さ 使えない場所やシーンあり 時間がかかる(端末の手間等) (プリカ)チャージの手間

事業者

(小売等)

経済効果 売上単価の向上 売上機会の増加 新たな顧客の獲得(外国人観光客等) 現金コストの低減 現金出納事務、現金管理の軽減 多様な誘客・送客手法の実現(CLO等) 盗難リスクの低減 データ利活用 売上管理、記録保管の簡易化 売上分析の実現 経済的 費用 加盟店手数料 端末導入費 店舗都合・ 煩わしさ 端末スペースの確保 決済スピードの向上 セキュリティ 情報漏えいリスク オペレーションの手間 選好 業種的マッチング(老舗,寺社等) 顧客からの声がない 店員教育の手間 データ 利活用の 障壁 中小企業はデータ分析能力なし 商品情報なし 決済データと消費者行動 (購買プロセス)が紐づかない

その他

(公共等)

現金発行コストの低減 紙幣印刷、廃棄等のコスト削減 取引の透明化 脱税、マネロンの抑制効果 消費分析の実現

(8)

【参考】訪日観光客(外国人消費者)目線での意義

現金しか使えないことに不満を持つ外国観光客は4割存在

(9)

2. キャッシュレス社会の進め方

キャッシュレス目標は40%で良いのか?

どうして、40%

なのだろう。

中途半端な目標は

現金とキャッシュレスが

混ざって面倒くさい

(非効率では?)

40%で、現金が混ざるなら、

キャッシュレスの方が、

対応も楽か?

しかし、現金は手数料ゼロだ。

!?

(10)

2.1.消費者目線でのキャッシュレス促進の方策(例)

メリット促進型

簡単・便利・スピーディ・お得

安心・安全・確実

デメリット回避型

加算金・課税

強制使用型

給与支給がデジタルマネー

現金レーンとキャッシュレーンでスピードの違いを実感

現金よりキャッシュレス払いを安くする

非接触支払いの簡単さを体験(広く周知)

ポイントなどお得が大きい

家計の可視化が用意になり、管理も確実

支払いデバイスを落としたときに停止処理が簡単

現金支払い時に手数料を設ける

現金支払いでの課税が増える

現金利用不可の店舗での不便さ

高額紙幣の廃止

給料・年金・給付金の一部を、電子マネーで給与

メリット促進の方策が多く、一見その方策を追及することがキャッシュレス促進に寄与するように

見えるが、享受できるメリットに大きなインパクトがない。

海外では、強制使用型の取り組みが進められている例もあり。

具体例

(11)

2.2. 事業者目線でのキャッシュレス促進の方策(例)

インバウンド取り込み

安心・安全・確実

データの利活用

デメリット回避型

現金管理コストの低減

課税

キャッシュレス端末の導入強制

給与方法がデジタルマネー

訪日外国人観光客の売上げ増加

現金とキャッシュレスで行列に差がある(支払スピード向上)

会計処理が簡易になる

購買データの活用による施策

現金手扱いはコストがかかるため、現金禁止店を増やしていく

キャッシュレス導入で税優遇

キャッシュレス端末の導入の強制

事業者目線においては、直接事業者の売上を上げることに寄与するメリット促進型を追及することで

事業者にキャッシュレスを推進させる理由ができ、促進が進むと考えられる。

強制使用型

メリット促進型

具体例

(12)

3.目指すべき方向性 キャッシュ・ゼロ社会

事業者

消費者

ペイメント事業者

キャッシュレス支払

<デジタルインフラの整備>

デジタルな通信

<IoTデバイス>

<IoTデバイス>

キャッシュレス

支払手段

キャッシュレス

支払データ

融資・資産運用・

信用情報サービス

マーケティング

クラウド会計

融資サービス

オファー

双方向コミュニケーション

ライフスタイル変革

事業経営への貢献

<支払データ利活用>

デジタルな手段で支払が行われ、そこで生み出されたデータを利活用することによって、それぞれの

業界の生産性が向上し、消費者・事業者にとって付加価値の高い社会を実現する。

デジタル化周知・理解サポート

デジタル化推進サポート

革新的な購買体験

強制使用の施策

No Cash

メリット促進の施策

(13)

【参考】キャッシュレスによる経済効果

キャッシュレスによる東京への経済効果

10%のユーザーがキャッシュレス化した場合の経済効果

想定年間累積利益

消費者

約2,300億円/年間

成人一人辺り

約8,000円/年間

事業者

約4兆円/年間

年間売上高1.1億円の内、

約120万円が純利益

政府

約1.4兆円/年間

年間税収の内、約2%増加

出典:Visa「キャッシュレスシティ:デジタル決済がもたらす恩恵の実現」

キャッシュレスを推進することで、消費者・事業者・政府それぞれに大きな経済効果が期待できる

(14)

3.目指すべき方向性 キャッシュ・ゼロ社会

現状のカード取引のコスト構造(例)

国際ブランド

イシュア

(カード会社等)

加盟店

(商店等)

カード

利用者

加盟店手数料A

(イシュア分+

アクワイアラ分)

カードオーソリ・

売上データプロセシング

ネットワーク(CAFIS、JCN等)

ブランドライセンスフィー

ネットワーク利用料

ネットワーク接続料

(基本料)

回線利用料

ネットワーク接続料

(基本料+取引処理料)

回線利用料

カード年会費

振込手済料

(売上精算時)

全銀システム

会員管理コスト

(含むシステムコスト)

インセンティブコスト

信用コスト 等

加盟店開拓コスト

加盟店管理コスト

(含むシステムコスト)

ブランドライセンスフィー

ネットワーク利用料

加盟店手数料B(イシュア分)

加盟店手数料には、カード会社やネット

ワークの維持コストがオンされている・・

既存カードスキームを使わない支払手段も

一考の余地があるかも・・

キャッシュレス支払担当者

既存カード取引において、各プレイヤーが負担するコスト構造は、以下の通り。

アクワイアラ

(カード会社等)

(15)

支払情報はそれぞれの情報が分散して存在しているため、データを活用した効果的な

マーケティング分析ができず、キャッシュレス化のメリットとしての効能を発揮できていない。

なにを

いつ、どこで

いくらをどのよう

に支払った

過去何を

購入した

顧客の

ライフスタイル

加盟店

(店頭対応範囲)

(自店のみ)

(自店のみ)

アクワイアラ

PSP

×

(支払時の範囲)

×

×

イシュア

×

(加盟店名まで)

(支払情報に

基づく)

外部サービス

プロバイダ

(例:家計簿サービス)

(ユーザー情報)

(イシュア情報)

(イシュア情報)

(ユーザー情報)

(ユーザー情報)

4.支払データ利活用に関する問題意識

(16)

米国では「VISA(ブランド)」、「銀行」、「加盟店を抑える決済代行会社(PSPs)」が自ら互いにAPIを開示。

連携先の支払のデジタル化とデータ利活用するための仕組みを提供し、自らもサービス向上を行う流れ

が実現

され始めている。

中小加盟店

大手加盟店

決済代行会社

(PSPs)

イシュア・ブランド

(VISA, 銀行等)

Super

Simple API

オープン

API

Customized

API

イシュアサービスの利用を

容易にするAPIのオープン化

=データ利活用の道具

加盟店が簡単に導入可能な

APIベースの支払サービス

大手向けは、個社毎のサービス要件に

マッチするカスタマイズされたAPIを提供

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家電・自動車

メーカー等

時計や家電、自動車等がIoTサービスを検討する際に、

煩雑な支払入力が不要で支払を可能とするAPIを提供

消費者

業界標準型

オープンAPI

メーカー向け

IoT支払標準API

EC事業者向け

カードAPI

4.支払データ利活用に関する問題意識

データ利活用を促進するサービス 【事例】VISA(米国)

(17)

4.支払データ利活用に関する問題意識

データ利活用を促進するサービス 【事例】mastercard(海外)

Qkr! (クイッカー)アプリ

• テーブルNo.でレストランにチェックインして

店員の注文デバイスと連携

• 同じテーブルNo.でチェックインすれば

友人との割り勘も可能

【導入例】レストランの支払

⇒CXの配慮:お支払の時間を短縮

• 人気の “Quick Service Restaurant” と提携

• 「テーブルでの支払に長時間かかる」問題を解決、

食事後にアプリで支払、完了画面を店員に見せるだけ

あらゆるシーンでストレスのない(「欲しい」から「買う」までの即時化)購買体験(Magical Shopping Experience)

を提供

するため、スマートかつシンプルな支払サービス「masterpass」を提供。

今後IoTの進展に向けて、様々なデバイスを通じた支払データの生成とデータ利活用に対応

し始めている。

出典:2016年10月26日CXC2016カンファレンス@ロンドンにおけるMastercard社Vice President Grant Sidwell氏プレゼン資料 画像はMasterPassホームページとGoogle PlayのQkrダウンロードページ 一部文言追加

③冷蔵庫、自動車

等のデバイス

①オンライン

②店舗

④レストラン

⑤メッセージAPPで

トラベル・買い物

⑥店内インタラクション

⑦ウェアラブル

⑧無人店舗

①オンラインの支払

⇒CXの配慮:一目でわかるアイコン

• Samsung, Google,

Microsoftと提携

• 「支払オプションが

多すぎて戸惑う」

問題を解決

データは価値を

生み出す

様々なデバイスを

使ってもらい、

データを生み出すか

に焦点をあてる

(18)

参照

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各国でさまざまな取組みが進むなか、消費者の健康保護と食品の公正な貿易 の確保を目的とする Codex 委員会において、1993 年に HACCP

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(2)工場等廃止時の調査  ア  調査報告期限  イ  調査義務者  ウ  調査対象地  エ  汚染状況調査の方法  オ 

項目 番号 指摘、質問事項等 事業者の説明等 取扱い 317 ページの最後の行 「保存樹木. に配慮する計画」 、321 ページの第 2 段落目の