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確率対応法の効率について()

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Academic year: 2021

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(1)

U.D.C.

確率対応法の効率について(ⅠⅠ)

OC曲線の数値計算結果について

On

the

Efhciency

ofthe

Method

ofRandom

Combination

OfFractionalFactorialDesigns(II)

On the NumericalResults of OC CurveS

519.283:d58.5る2

宏*

Norihiro Yamakawa

筆者はわ赤岡においてほ田口玄一札 アメリカにおいてはSatterthwaiteによっておのおの独立に脚昌され た確率対応法の性能が,非心力イニ乗の比の分和こよって表現され,その二つの非心率が構造模型とどのよう なF 係で結ばれているかということを前報で報告した。】 本報はその詳細な数値計算結果で,前報でも若干の計銅-∫i架によって説明した実 山鹿が5以仁の場合ほ,確率対応

l.緒

l司教が30以上,残差仁1 の検汁りプが非常に1封、ことを本職でさらに明確にした、 ∬11…∬ブl‥・∬〃1 工場での生産工程には非′瀞こ多くの変動困が存在している。これ らを整印するとお互いに関係のない,いくつかの群に分けられるの が普通である。この分けられたいくつかのグループの要田をおのお の別々に直交配列などの実験配抑こ割り付けて変動分析を行なえば よいのであるが,こうすると実験回数が増し,したがって時間が経 過Lて多くの不良を出し続けることも多い。このような場合,それ ぞれの 験をパラレルに行なうことも考えられるが,やはり実験試 料は数多くなり,コスト高はまぬがれない。 このような場合,これらを同一試料に対して実施するプチ法を田口 氏(1)は考案している。すなわち1群の要因を一つの直交配列に,も う一つの群の要因をもう一つの直交配列に割り付けて,それぞれを 等確率的に対応させようというアイデアである。これを確率対応法 と名づけている。その後数年してアメリカでもF.E.Satterthwaite

が全く独立にRandom Balance Experimentation(2)という概念を

提案した。これは確率対応法と直交性を 確率性でおき換えた点は 同じであるが,田口氏の確率対応法が部分的に直交性を残している のに対してPurelyRandom Balanceというさらに完全なランダム 対応をも ても多くの 案しているなどかなり幅の広い概念である。これに対し 論(a)(4)(5)が始められている。 著ほ前報(6)において,mロ氏の確率対応法における最初のステ ップにおける検定の性能を数理的に論じたっ さらにその一部の数値 計算結果をも前報で述べたが,ここではさらに 細な数値計算結果 を整理して数値表としてまとが),いくつかの数値的考察を行ない, 今後の見通しを良くした。

2.数値計算の方針

2.1前矧こおける結果の要約 前報で与えたように,確率対応法は次のとおり数学的に る。 現でき いま特性yα(α=1,…・t・,Ⅳ)に対するす個の未知パラメータ(ふ) (i=1,……,ヴ)をもつ線形回帰モデル yα=∑βォ∬ォ爪+g代 ∫=1 を考えよう。ここでgαは平均0,分散け2をもつ正規分布からのラ ンダムサンプルとL,J㍑は次の計画行列で与えられる指定変数と する。実験計画の計画行列を * u立製作所笠戸工場 上)= ∬1什‥㍉γ力…∬〃α ∬トV・=∬ノ〃…∬小Ⅴ とする。これが ガ(l) ∬11・‥∬り・t・∬♪1 ,(∬メ代=+1,--1)………(2) ∬1∧√・‥∬JⅣ‥・∬♪Ⅳ

・(;三三∴竺♪)

なる直交行列(珠伊なるi白:交配列 .打(2)= より♪くⅣ列抜き取った)と ∬♪+1,1こr♪+2,1・‥∬上1・‥∬〃1 ∬♪+1,α・… ∬♪+1I〃 ∬血・‥芳叩 ∬飢V…∬ヴ〟 なる直交行列(ガ2,〃なる直交配列 ,(ゑ=♪十1,……,す) より㌢イくⅣ列抜き取った)と に分解される。さらに1,2,‥…,ⅣなるⅣ個の数列の可能な順列の 中からある→つの順列

Pβ=(よ;孟;孟;ニニニ;£)

を等い、確率1/Ⅳ!で選んでそのおのおのに対して ∬11……∬β1∬♪+1,∂l……∬〃,∂l ガ1Ⅳ……∬♪Ⅳ∬♪+1,∂Ⅳ……∬ヴ,如 なる計画行列で定義すれば,これが確率対応法の計画行列である。 この場合,特定のり1≦f≦♪)に対する掃無仮説ガ。:β`=0に 対する・仮設の検定の際の統計量 ダ= Ⅳ(Ⅳ一夕)わ∫2 ∑α(恥-∑`あ∼∬fα)2‥ の分布関数は統計量祝=ダ/((Ⅳ-♪)+ダ1が分布関数 エ(視;んリス2)=∑ C=Og=0 e-jlま んC

)(g-ス2霊㌻-)

×昭予,ぜ;た+g)…………(9)

に従うことから求められる。ここで,デザインごとに変動している 非心パラメ・-タjl∫,んの期 間の期待値セ示す)は 値(ここでき(J)は∬に対するデザイソ 皇.、

(2)

ぎ(ス1J)= ぎ(ス2)= 2(72 Ⅳ-1

〔Ⅳ十両竺・1-〕∑点β鳥2

ゝ----1

t、 となる。 したがって(1)式のモデルにおいて(7)式で定義される実験を計 画し その結 (1)仮説 によF),次の仮説の検定を行なう場合 〟。:βi=0が貞であるとき,これを棄却する確 率は Ql=1-上(祝;ん1,j2) (2)仮説 〝.:βヰ0が真であるとき,これを 率は 却する確 Q2=上(祝;ん1,ス2) ..(12) で与えられる。 2.2 数値計算の方針 以上の第1種過誤Q.,第2榎過ごを¢2の値を求め,この傾向を論 ずるのが本報の目的である。ここで /、 Jl一 ] 々=カ+1げ2

7・2≡連子-

r72 rl… ∑ レ…Ⅳ-一久 祝(α1)三 凡1((Yl) (レ+凡1((l・1)) とおけば,おのおのの過誤Ql,Q2はそれぞれ Ql=1一エ(α1,rl,r20,叫レ) Q2=エ(α-,rl,r21,Ⅳ,シ) ..(13) と表現される。ここで7■20は〟0が正い、場合のフノ2を,r21はガ1が 財 -・ β/ βg 〔 d`/ α/ 第1図 見かけの危険率呵によるQl(検定の漉さ) Q2(1一校定の強さ)の変動およびその和の最′」\値 の例示 正しい場合の7/2をそれぞれ示している。 前報でも述べたように確率対応法は研究者が対象に対する知識を ほとんど持ち合わせていない場合に有効と思われるので βg12>βぶ22>…・=>ノウぶ。2・ ‥(15) のような順序ざノ(ノ=1,=‥‥,¢)が実 老にとって未知である場合を これからけり題にしよう。このような場合ノ=1,2,……,♪の要因のみ を〟(1)ヘノ=♪+1,・‥,曾の要閃をガ(2)へ判り付けるということは 不‖∫能であるり し∴たがってほとんど無児なく βざ2<β恒12+ノ〕♪+22-ト・・‥+ノラヴ2 を仮定できる。すなわち)ノ1:二>r2】となるし-,また未知でほあるが(15) 式は実際にほ存在しているし,さらに実用上ガ1を満足するβ-が (β1,β2,……,β。)の申にあまり人きくない比率でLか存在していな いことを考慮に人れると(q-♪)フー21>7-1が得られる。・また1巨1り一二 Ⅳでなければならないので Ⅳ7■21>β1………(17) の条件が得られる._Jここで7・21は7′2の検出したい人きさであるので 実川上の]rl勺から

7■21=(一慧プ=1

を目標とすることができる。 また, 実 の大きさⅣは通常の10∼30国程度を目標とし,実際 よく用いられているガ2,8;g2,16;ガ2,32の直交配列の実験の大きさ 8,16,32を計算数値として選んだ。見かけ上の誤差の自由度レほ Ⅳ一♪であるから♪=1,……,Ⅳ一1として計算しておけばよい。 さらに最初の検定の際の見かけの危険率α1は真の危険率吼の 目安としての値である。(rlの撰択基準についてはBancroftらによ るいろいろの研究(7)(8)があるが,ここで採用したQl+Q2→minと いう基準にほ次のような実際的意味が存在する。すなわち,ここで 仇=.∑β∫∬∫α+こ【Y ・: 第1表 Ql の 第2表 勘=0.05とした場合のQ2の数値衷 1.0 0.8 ∴ll

(3)

1058 昭和37年7月 第3表(1)Ⅳ=8,(Yl=0.20の場合の¢2の数値表 第44巻 第7号 第3表(2)Ⅳ=16,α1=0.20の場合のQ2の数値表 という構造模型を考えた人が,α=1,=…・,Ⅳまでの実験を完了し たという段階でガ。:ノ弓g=0なる仮設を検定して,有意な要閃のみを 集めて yβ=∑βブ∬ノβ+叩 ブ=1 という第2段の推測を行ない,さらに 密な検定によって,確から

い、構造模型に至るという,逐次的推測過

を前提にしているとい うことである。このことによって,方0:一軌=0を満足する要因∬.を ふたたび第2段で取り上げる確率Q.を小さくしなければならない と同じ,またはそれ以上のウエイトで,ガ1:βヰ0なる対立仮設を 満足する要因ズJ′をすててしまう確率Q2を小さくしなければなら ないことになるのである(弟1図参照)。

(4)

第3表(3)Ⅳ=32,α1=0.20の場合のQ2の数値表 〃β ∩以 ′∴〔パリ 二 一一 札み〃 L \■、_\ \■J、、J \\、ヾ-ノ ・、\.\」J

t京

トーー ーー ♂ J 4 J /♂ ㌃J 第2岡 α1=0.20,r2=1.0,〟=8 の場合のレをパラメータとした 7′1によるQ=Ql+吼の変動

l r 1二= ♂ ∠ メ J β Jl ・ ‥ \_ ′「 ノr / /♂ ′′ ∬ ♂ ヱ イ J ♂ 、 `J .イT rrU ヮ∠ / 一‖‖u 【〃】 〃机 ∧‖】 ハ払 い. 咲/=dご♂ ㌃,=ノ♂ (n=α∫

雨:.♂

「 〟=/♂ 旦三プア β J ∠♂ リ 第3岡 α1=0・20,r2=1・0,Ⅳ=16 第4図 α1=0.20,r2=1.0,Ⅳ=32 第5図 α1=0.20,rl=10,γ2=0.5 の場合のレをパラメータとした の場合のレをパラメー・タとした の場合のⅣをパラメータとした 7■1によるQ=Ql+Q2の変動

3,数値計算結果

以上の方針に従って,次の計算結果をうる。 にQlの数値計算結見

第2表にα1=0.05におけるQ2の値

rlによるQ=Ql+Q2の変動 レによるQ=Ql+Q2の変動 にα1=0.20におけるQ2の値((1)(2)(3)はⅣ=8,16,32 に対応)をそれぞれ表示する。

(5)

1060 昭和37年7月 d/=a∠♂ れ=/♂ れ=/β ハU っ∠ハレn〃 戊」→ 二 -‥ ∩‖レ ?」J 珊→づ αわれ 第44巻 第7号 〃二♂ =′/♂

l

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〟=j2 〃 J /♂ /J gβ ● ロU n∂ ∧¶u ハu + ./ノ 予 lノ ト く二 n _イー ざ-・ 一拍= /

`ノ

∴// / β J ノり /J プ♂ ガ .ガ 〟 〃目 口J ▼/ ハ‖u ■I 銅

「1

、 第6図 α1=0・20,rl=10,r2=1.0 第7図 α1=0.20,rl=1.0,r2=1.0 第8図 の場合のⅣをパラメータとした の場合のンをパラメータとした ンによるQ=Ql+Q2の変動 肌こよるQ=Ql+Q2の変動 ペ/=aク♂ 〃 〟

覧名

/富川ガ

相/J.ガ イ ウ

署…h/※子;

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1・・、.

1

n 】

l

l ノ ∠ ♂ イ J J 7 β ♂ /♂ 第10図 α1=0.20に固定した場合の叫レをパラメータ としたrlによるQlの変化

4.男

Alれ の 影 響 上述の計算結果からⅣ≧32,レ≧5で実験した場合rlが10程度 は存在しても0.8∼1.0程度のr2は検出できるということがわかる。 そのほかの場合についても計算表から調べられる。 rlの影響をⅣごとにグラフ化すると弟2図(Ⅳ=8,r2=1.0,α1= 0.20),弟3図(Ⅳ=16,r2=1.0,α1=0.20),策4図(Ⅳ=32,r2=1.0, α1=0・20)のとおりである。これらの図からr2=1.0程度に対しては Ⅳ=16においてもレ=3,4,5,6と見かけの自由度が増加することに より,効率はかなり改善される。さらに∴Ⅳ=32とするとレ=3,4,5, 6と大変に高効率を示し,ここではrlが増加するほど良いという傾 向さえも示している。 4.2 ∬,pの影響 以上の結果をさらにンについて傾向をみてみると弟5,る図のとお りである。いずれの場合も,ン=5程度で飽和してしまい,見かけの 自由度は5以上ではあまり大きい影響がないことを示している。 さらに,Ⅳを横軸にグラフ化してみると弟7,8,9図のとおりで, Ⅳ=30程度以上では効率の改善は期しがたく,したがって,実験回 数Ⅳ=30程度で第一段の実験を終えたほうがよいことがわかる。 ん3 真の危険率Qlの変化 α1は見かけの危険率で其の危険率Qlの目安としての値である。 ーしノリ′Jノ∧∵〃〓 、 -、 α1=0・20,rl=5・0,7・2=1.0 第9図 α1=0.20,rl=10.0,r2= の場合のレをパラメータとした 1.0の場合のレをパラメータと ⅣによるQ=Ql+Q2の変動 したⅣによるQ=Ql+2()の変動 rlのQlに及ぼす影響を弟10図に示す。

5.結

l:::1 確率対応法の検定の力について考察を加え,次の結論を得た。 (1)確率対応法の平均の非心率をもった検定力関数の数値表を 作成した。 (2)Ⅳ≧32,ン≧5程度の確率対応法は直交実験と変わらない 高効率を示していて,特に7′2=1,0程度の要因の検定力は非常に 良いことがわかった。 (3)見かけの危険率α1を0.2として検定を行なった場合rlが 大になるほど真の危険率は減少し,7′1=10.0程度でQlは0.1以下 となり,通常の検定と変わらなくなることがわかった。 終わりにのぞゑご指導いただいた九州大学北川敏男教授に深く感 謝の意を表する。また,計算の労をいただいた小林,山江輌氏に深 謝する。 参 薯 文 献 田口玄一:実験計画法(上),132(tl召32,丸善)

F・E・Satterthwaite= Random Balance Experimentation,

Technometrics,1,111(May.1959)

(3)W.J.Youden,Oscar Kempthorne,J.W.Tukey,G.E.P.

Box andJ.S.Hunter:"Discussion

Messrs.Satterthwaite and Budne,

157(May.1959)

(4)A.P.Dempster:Random A1location

neralClasses of Estimation Method,

31,885(Dec.1960)

(5)A.P.Dempster:Randon Allocation

Ximate Theory for Simple Random

Of the papers of Technometrics,1, DesignsI:On GeT Ann.Math.Statリ DeaignsII:Appro-Allocations,Ann. Math.Stat.,32,387(1961) (9)山川典宏:確率対応法の効率について,日立評論,43,980 (昭36-8) (7)H.Bozivich,T.A.Bancroft,and H.0∴Hartley:Power

Of Analysis of Variance Test Procedures for Certain Incompletely Specified ModelsI.,Ann.Math.Statリ27,

1017(1956)

(8)北川敏男二 推測過程諭,岩波講座,現代応用数学(昭34,

参照

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