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目標物の処理時間を考慮した探索労力配分問題

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Academic year: 2021

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1999年度日本オペレーションズ・リサーチ学会 秋季研究発表会

2−A−4

目標物の処理時間を考慮した探索労力配分問題

01007584 大阪工業大学 一森哲男ICHIMORITbtsuo

1 はじめに 探索労力の配分問題は資源配分問題の応用として大変興味深い.さて,これまでの探索問題では目標 物を発見することが極めて重要視されてきた.実際,海や山での遭難者の発見では,発見さえすれば, 後のことはあまり重要ではない.しかしながら,地雷の発見や不審者の発見などは,発見後の処理も重 大になってくる.このような問題では,探索者が目標物を処理するので,手持ちの探索労力をすべて目 標物の発見に費やすのではなく,発見後の目標物の処理にも労力を費やさなければならない.もちろん, 路面の損傷の発見とその修理のように,探索者と処理者とが別々の暗もある. 探索労力と発見率の関係は指数関数を仮定する.これは目標物がランダムに動く場合やランダムに探 索することを意味する.一つの目標物の処理時間は一定とする. 2 定式化 上で述べた問題を定式化する. †l

max∑pゴ(トe ̄晒)

ゴ=1 (P) ∫ノー。 J=1 れ ∑pJ(1−e ̄晒) j=1 ≦Q S.t. 勺≧0(J=0,…,れ) ここで定数pj>0,αJ>0(メ=0,…,m)は,それぞれ,探索対象領域ブでの潜在的目標物の総数 と発見し易さを表す・また,すべての目標物の処理時間cは同じとし,手持ち資源の総量は0<Q<∞ とする. 問題(P)は非凸集合上の凹関数の最大化問題である.明らかに,資源は使えば使うほど発見できる目 標物の数は増加するので目的関数の最大値を与える角牢では,問題(P)の制約不等式は等号の関係となっ ている・つまり,問題(P)の制約不等式は等式に直しても最適解は変わらない・問題(P)の目的関数は 制約関数の一部分ということに注意すれば,この間題の目的は配分される資源の総量の最小化に置き換 −170− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

えることができる.さらに,この制約関数は単調増加関数なので,この等式は逆向きの不等式で置き換 えても構わない・よって,問題(P)は次のように,一書き牢せる・

(P,)

minxj

J=1 s・t・

墓頼〈墓p押エて)卜占

勺≧0 (メ=0,…,m)

問題(P′)は凸領域上の線形関数の最小化問題となっている.

3 解法 問題(P′)の制約関数の争成分は狭義の増加由関数であるので,問題(P′)の最適解は制約関数の各成 分の微分係数が等しいときに得られる. 新しい変数入>0を導入して (∬j+甲メ(1−e ̄α苗))′=入 と置く.つまり, 土 log αJ が問題(P′)の最適解である.ただし より大きければ,そこの配分資源はゼロである. 4例題 れ=3,C=0・1,Q=100,p=2000,α1=0・005,p2=150q,α2=0・do6,p3=1000,α3=0・008とす

る・微分係数(勺+呼ゴ(トe ̄α苗))′の原点での値は.ブ=3で1.8,メ=2で1.9,■ブ=1で2なの

で,それぞれの値に対して次式を計算してみる.

?メ=ma小吉log警〉・

するとブ=3のとき∬1+∬2+∬3=120.9,j=2のとき∬1+∬2+∬3=41.1,ブ=1のとき∬1+エ2+エ3三=0 となる・Q=100なので1.8<入<1.白となる・実際,入●=1.8255が得られ,最適解はヱ;=38.35, ∬;=14・40,エ;=0となる・ −171− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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