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平成 28 年 11 月 22 日 関西消費者団体連絡懇談会殿 大阪ガス株式会社 ご質問事項に対する回答書 謹啓平素は弊社事業活動につきまして格別のご高配を賜り 厚くお礼申し上げます さて 先般ご質問の件につきまして 別添付の通り回答いたします ご査収くださいますよう お願い申し上げます 謹白

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(1)

平成 28 年 11 月 22 日

関西消費者団体連絡懇談会 殿

大阪ガス株式会社

ご質問事項に対する回答書

謹啓

平素は弊社事業活動につきまして格別のご高配を賜り、厚くお礼申

し上げます。

さて、先般ご質問の件につきまして、別添付の通り回答いたします。

ご査収くださいますよう、お願い申し上げます。

謹白

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1 1. ガスの長期需要の見通しについて 平成 28 年度供給計画では、平成 32 年度までの 5 ヵ年平均で 1.0%程度の増加を想定 しています。 2. 平成 28 年度のガス需給計画について (千㎥、45MJ/㎥(約 10,750kcal/㎥)) 平成 28 年度計画 ガ ス 製 造 量 8,667,660 送 出 量 8,667,660 加熱用・その他 220,167 卸 供 給 量 482,997 販 売 量 家 庭 用 2,127,450 商 業 用 861,927 工 業 用 4,372,564 公用・医療用 602,556 計 7,964,497 (出所:平成 28 年度供給計画をもとに 45MJ/㎥に換算) 3. 平成 28 年度のガス生産計画について (百万㎥、45MJ/㎥(約 10,750kcal/㎥)) 製造・購入量 液化石油ガス 205 液化天然ガス 8,384 その他購入ガス 79 合 計 8,668 (出所:平成 28 年度供給計画をもとに45MJ/㎥に換算)

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2 4. 平成 28 年度のガス売上高の見通しについて(平成 28 年 10 月 2Q 決算時点) 大阪ガス単体のガス売上高は、6,010 億円と想定しています。 5. 平成 28 年度の設備投資計画及び資金計画について (1)平成 28 年度設備投資計画 平成28年度の大阪ガス単体の設備投資は515億円の計画です。 製造設備については、既存設備の更新や地震防災対策などで70億円を計画しています。 供給設備では、新規のお客さまに対応するための需要本支管や供給管の敷設、経年ガス 導管の入替改修、地震防災対策など、導管網の拡充・整備を中心に356億円を計画して います。業務設備では、試験研究設備や業務関連設備などで86億円を計画しています。 なお、設備投資の実施にあたっては、工期・仕様の見直し、技術開発、競争購買の更な る推進等のコストダウンに取り組むことにより、設備投資額の抑制を図っていきます。 (2)平成 28 年度設備投資資金計画 必要資金は、自己資金で賄えない場合は、社債発行や長期借入金等により調達する予 定です。 6. 原料費調整制度の実施状況について (1) 原料費調整制度について 原料費調整制度とは、為替レートや原油価格の変動といった外生的要因による原料費 の変動を、速やかにガス料金に反映させることを目的とした制度です。具体的には、貿 易統計に基づく原料(LNG 及び LPG)の輸入価格を調整指標として、基準単位料金(1 ㎥当たりの従量料金)を毎月見直します。ただし、ガス料金の大幅な変動を避けるため、 上限バンド(調整上限)が設定されています。 平成27年 平成28年 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 平均原料価格 料金反映 平均原料価格 料金反映 平均原料価格 料金反映 平均原料価格 料金反映 平均原料価格 料金反映 制度イメージ (H21年5月~)

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3 平均原料価格が上限バンドを上回った場合には下記価格を平均原料価格とみなします。 平均原料価格 上 限 バ ン ド 136,080円/トン (2) 原料費調整制度の実施状況 適 用 期 間 通 関 統 計 対 象 期 間 平均原料価格 (LNG換算) (円/トン) 差 額(*3) (円/トン) 従量料金単価 の調整額(*4) (円/m3 標準家庭月額 (33m3税込) (円/月) 平成26.4月(*1) 平成25.11~平成26.1月 85,900 19,970 16.92 6,562 平成26.5月(*1) 平成25.12~平成26.2月 88,680 22,750 19.85 6,838 平成26.6月 平成26.1~3月 89,590 23,660 20.64 6,864 平成26.7月 平成26.2~4月 89,220 23,290 20.29 6,852 平成26.8月 平成26.3~5月 88,420 22,490 19.59 6,829 平成26.9月 平成26.4~6月 87,520 21,590 18.80 6,803 平成26.10月 平成26.5~7月 86,000 20,070 17.49 6,760 平成26.11月 平成26.6~8月 85,250 19,320 16.88 6,740 平成26.12月 平成26.7~9月 84,930 19,000 16.62 6,731 平成27.1月(*2) 平成26.8~10月 86,310 1,260 1.04 6,702 平成27.2月 平成26.9~11月 89,460 4,410 3.84 6,794 平成27.3月 平成26.10~12月 93,440 8,390 7.26 6,907 平成27.4月 平成26.11~平成27.1月 94,250 9,200 8.04 6,933 平成27.5月 平成26.12~平成27.2月 90,170 5,120 4.46 6,815 平成27.6月 平成27.1~3月 83,420 -1,630 -1.40 6,621 平成27.7月 平成27.2~4月 74,250 -10,800 -9.45 6,356 平成27.8月 平成27.3~5月 66,200 -18,850 -16.45 6,125 平成27.9月 平成27.4~6月 58,280 -26,770 -23.36 5,897 平成27.10月 平成27.5~7月 56,010 -29,040 -25.37 5,830 平成27.11月 平成27.6~8月 57,210 -27,840 -24.32 5,865 平成27.12月 平成27.7~9月 58,630 -26,420 -23.10 5,905 平成28.1月 平成27.8~10月 59,200 -25,850 -22.57 5,923 平成28.2月 平成27.9~11月 58,480 -26,570 -23.19 5,902 平成28.3月 平成27.10~12月 56,210 -28,840 -25.20 5,836 平成28.4月 平成27.11~平成28.1月 53,020 -32,030 -28.00 5,743 平成28.5月 平成27.12~平成28.2月 50,190 -34,860 -30.45 5,663 平成28.6月 平成28.1~3月 46,080 -38,970 -34.03 5,544 平成28.7月 平成28.2~4月 42,500 -42,550 -37.18 5,440 平成28.8月 平成28.3~5月 38,080 -46,970 -41.03 5,313 平成28.9月 平成28.4~6月 34,440 -50,610 -44.27 5,206 平成28.10月 平成28.5~7月 33,700 -51,350 -44.88 5,186 (*1) 消費税法・地方税法の改正および「地球温暖化対策のための石油石炭税の税率の特例」によるガス料金 の改定を実施 (*2) 料金改定を実施 (*3) 基準平均原料価格との差額。基準平均原料価格は以下の通り (平成24.2.1~平成26.12.31:65,930円/トン、平成27.1.1~:85,050円/トン) (*4) 差額÷100円×0.081円(調整額>0の場合:小数第2位未満切捨て、調整額<0の場合:小数第2位未満 切上げ)

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4 7.連結決算の概要について (1) 平成 27 年連結決算実績および平成 28 年度決算見通し ① 連結の範囲 当期の連結子会社 149 社[前期 145 社]および持分法適用関連会社 16 社[前期 13 社] 連結子会社:前期末の 145 社から 7 社増、3 社減の 149 社となりました。 持分法適用関連会社:前期末の 13 社から 3 社増の 16 社となりました。 ② 業績の概要 %表示は対前期増減率(1 株当たりは増減額) 売上高 (億円) 営業利益 (億円) 経常利益 (億円) 親会社株主に帰属 する当期純利益 (億円) 1 株当たり 当期純利益 (円) 連 結 13,220 △13.5% 1,466 +39.6% 1,349 +24.8% 843 +9.9% 40.53 +3.67 個 別 10,397 △16.9% 1,120 +39.7% 1,133 +28.4% 832 +18.5% 40.03 +6.26 連単倍率 1.27 1.31 1.19 1.01 - 当期の売上高は、ガス事業における販売単価の下落及び販売量の減少等により、 前年に比べて 2,061 億円減(△13.5%)の1兆 3,220 億円となりました。経常利益は、 LNG価格の下落に伴う原材料費の減少等によって、ガス事業の利益が増加したこ となどにより、268 億円増(+24.8%)の 1,349 億円となりました。親会社株主に帰 属する当期純利益は、上流事業で減損損失を計上したものの、ガス事業の利益が増 加したことなどにより、76 億円増(+9.9%)の 843 億円となりました。 ③ 財政状態の概要 %表示は対前期末増減率 資産合計 (億円) 負債合計 (億円) 純資産合計 (億円) 自己資本 合計(億円) 自己資本 比率(%) 連 結 18,297 △1.7% 8,939 △5.2% 9,357 +1.8% 9,066 +2.0% 49.5 +1.8 個 別 14,252 +1.0% 7,300 △5.7% 6,951 +9.1% 6,951 +9.1% 48.8 +3.6 連単倍率 1.28 1.22 1.35 1.30 - (注)連結の自己資本合計は、純資産合計から少数株主持分を除いた数値です。 総資産は、たな卸資産及び売掛債権等の流動資産の減少等により前期に比べて 324 億円減の1兆 8,297 億円となりました。また、負債は前期に比べて 493 億円減

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5 の 8,939 億円となり、純資産は前期に比べて 169 億円増の 9,357 億円となりました。 これらの結果、自己資本比率は前期末の 47.7%から 49.5%となりました。 ④ 連結キャッシュ・フローの状況 当期(億円) 前期(億円) 増減値(億円) 営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 2,818 1,569 +1,249 投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー △1,441 △1,107 △334 財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー △907 228 △1,136 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 減 額 465 724 △258 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 2,093 1,627 +465 有 利 子 負 債 の 期 末 残 高 5,671 6,339 △667 当期の営業活動によるキャッシュ・フローは、2,818 億円の収入となりました。 これは税金等調整前当期純利益に減価償却費を加え、法人税等の支払額等を加減し た結果によるものです。また、投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資 産の取得による支出等により 1,441 億円の支出となり、財務活動によるキャッシ ュ・フローは、社債の償還による支出等により 907 億円の支出となりました。 これらの結果、当期の現金及び現金同等物は 465 億円の増加となりました。 これに現金及び現金同等物の期首残高 1,627 億円を加え、現金及び現金同等物の 当期末残高は 2,093 億円となりました。 ⑤ 平成 28 年度決算見通し (平成 28 年 4 月 27 日当初見通し分) %表示は対前期増減率(1 株当たりは増減額) 売上高 (億円) 経常利益 (億円) 親会社株主に帰属 する当期純利益 (億円) 1 株当たり 当期純利益(円) (通期) 連 結 11,705 △11.5% 780 △42.2% 520 △38.3% 24.99 △15.54 個 別 8,870 △14.7% 575 △49.3% 450 △46.0% 21.63 △18.40 連単倍率 1.32 1.36 1.16 - 次期(平成 29 年3月期)の売上高は、当期に比べてLNG価格が下落すると想定し ており、原料費調整制度に基づくガス販売単価の下落などにより、1,515 億円減(△ 11.5%)の1兆 1,705 億円となる見通しです。 経常利益は、ガス事業で、売上高に比べてLNG価格の下落による原材料費の減少 幅が大きくなることにより発生した利益が当期に比べて縮小することや、電力事業の 利益減少等を織込み、569 億円減(△42.2%)の 780 億円となる見通しです。また、親

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6 会社株主に帰属する当期純利益は、当期に比べて 323 億円減(△38.3%)の 520 億円と なる見通しです。 (平成 28 年 10 月 26 日予想変更分) 売上高 (億円) 営業利益 (億円) 経常利益 (億円) 親会社株主に帰属 する当期純利益 (億円) 1 株当たり 当期純利益 (円) (通 期) 連 結 11,705 820 780 520 25.00 個 別 8,905 485 625 495 23.80 修正の理由 決算の状況および直近の原油価格・為替レートの動向等をふまえたことによるもの です。 (2) 平成 28 年度第 2 四半期連結決算実績 ① 連結の範囲 当期の連結子会社 147 社[前期 149 社]および持分法適用関連会社 16 社[前期 16 社] 連結子会社:前期末の 149 社から 2 社増、4 社減の 147 社となりました。 持分法適用関連会社:前期末の 16 社からの増減はありません。 ② 業績の概要 %表示は対前年同四半期増減率 売上高 (億円) 営業利益 (億円) 経常利益 (億円) 親 会 社 株 主 に 帰 属 する四半期純利益 (億円) 連 結 5,323 △17.0% 499 △46.9% 501 △46.0% 333 △49.4% 個 別 4,120 △19.6% 377 △51.3% 509 △38.5% 399 △34.1% 当第 2 四半期の売上高は、ガス事業で原料費調整制度によって都市ガスの販売単 価が低めに推移したことなどにより、前年同期に比べて 1,090 億円減の 5,323 億円 となりました。経常利益は、ガス事業で原料価格の変動がガス販売価格に反映され るまでのタイムラグによる影響が、前年同期に比べて縮小したことなどにより、427 億円減の 501 億円となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、326 億円減の 333 億円となりました。

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7 8.C02排出量削減の取り組みについて (1) 都市ガス製造所の CO₂排出量の 5 ヵ年推移 H23 H24 H25 H26 H27 CO₂排出量(製造所合計)(千 t-CO₂) 100 93 88 90 93 泉北製造所 80 78 72 73 74 姫路製造所 20 15 16 17 19 ガス販売量 (百万㎥) 8,681 8,503 8,524 8,259 8,021 製造所排出原単位 (g-CO₂/㎥) 11.5 10.9 10.3 10.9 11.7 (参考)事業所等を含めた都市ガス事業全体 CO₂排出量/都市ガス事業(千 t-CO₂) 145 135 133 136 136 (注)購入電力を削減した効果を適切に評価することを重視し、電力の排出係数は火 力電源平均係数(0.69kg-CO₂/kWh)を用いて算出した CO₂排出量を管理対象とし ています。 都市ガス製造所での CO₂排出量は、都市ガス事業での CO₂排出量の約 2/3 を占めてお り、これまで LNG の冷熱や気化時の圧力差(膨張圧)を利用した発電設備の活用による 購入電力削減や、海水ポンプのインバータ化などの省エネルギー・CO₂排出削減に取り 組んできました。 平成 27 年度の CO₂排出の水準は、平成 2(1990)年度と比べると CO₂排出量で 39%、 原単位で 21%にそれぞれ大幅に低減されています。また、エネルギー使用効率化の徹底 により製造所の都市ガス製造効率(※1)は 99%を超えています。 (※1) 製造効率の定義 平成 25 年度まで製造所からの CO₂排出量、排出原単位は低下傾向にありましたが、平 成 26~27 年度は発電設備の稼働減に伴う外部からの電力購入量の増加などの影響によ り、増加傾向に転じました。 一方、製造所以外の自社オフィスビルにおいて、省エネルギー・CO₂排出削減を図る 「グリーンガスビル推進活動」を展開し、行動観察を活用した省 CO₂化技術の導入や設 備の省エネルギー運用などを推進することで、都市ガス事業全体では平成 27 年度は前 年と同量の排出量に維持できました。 バリューチェーンの取組みとしては、都市ガス原料となる LNG の輸送においては、平 成 26 年 11 月に就航した新型 LNG 船で従来船比 20%以上の燃費削減を実現し、CO₂排出 量の抑制と輸送コストの低減を図っています。 更に、エネルギー事業者として、自らの排出量削減のみならず、お客さま先での CO₂ 排出抑制にも努めています。天然ガスコージェネレーションや高効率ガス空調などの開 発・普及を通じて、平成 27 年度には平成 20 年度を基準として、お客さま先での CO₂排

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8 出を約 102.4 万 t-CO₂抑制しました。 (2) 今後の削減に向けた方針 都市ガス製造所では今後の更なる排出削減に向け、製造プロセスにおける省エネルギ ーの徹底や、LNG 冷熱・膨張圧など未利用エネルギーを活用した発電の拡大などにより、 購入電力および天然ガスなどのエネルギー使用量を抑制していきます。例えば、泉北製 造所ではコージェネレーション設備の増設や海水ポンプのインバータ化を図るととも に、LNG 気化時に膨張タービンを積極的に稼働させ、未利用エネルギー利用量を増加さ せる運用で購入電力の削減に努めます。また、姫路製造所では冷熱発電設備を新たに増 設するなど、設備増設やより効率的なオペレーションを通じた省エネルギーに取り組ん でいきます。 自社オフィスビルでも、各種節電・省エネルギー対策に引き続き取り組むとともに、 建屋の改修と合わせ、先進的な省エネルギー技術、再生可能エネルギーの導入を図って いきます。 さらに、高い発電効率(現状 52%)の固体酸化物形燃料電池(SOFC)など、高効率な 燃料電池やコージェネレーションシステムの高性能化開発と普及活動に加え、太陽光・ バイオガスなど再生可能エネルギーの活用や家庭やビル・工場等での IT を活用した省 エネルギーに役立つエネルギーマネジメントシステムの高機能化と普及、スマートエネ ルギーハウスやスマートエネルギーネットワーク向け設備の開発・普及などを通じて、 お客さま先での CO₂排出抑制にも一層取り組んで参ります。 また、当社は、(一社)日本経済団体連合会が主導する産業界の自主的取り組みであ る低炭素社会実行計画にも、ガス事業者、電気事業者の両方の立場で参画しています。 それぞれの業界全体で策定した、自らの事業活動からの排出抑制、低炭素製品の開発・ 普及、技術移転等の国際貢献、革新的技術開発に関する 2020 年、2030 年計画の実現を 目指します。 9. 障がい者雇用状況について (平成 28 年 6 月 1 日現在) 雇 用 数 160.5 人 雇 用 率 2.35%

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9 10. 高齢者・視覚障がい者対策について 大阪ガスグループでは、住宅用火災・ガス・CO警報器「ぴこぴこ」、住宅用火災警報器 「けむぴこ」、ガス消し忘れ自動通報・遠隔しゃ断サービス「るるるコールM」、ガスと火 災の監視&出動サービス「くるぴこ」、ホームセキュリティ「大阪ガスセキュリティパー トナー」など、ご家庭を火災や犯罪などからお守りする安心・安全サービスを約300万世 帯にご利用いただいています。その他、定期的にお客さま宅に電話をかけ、お客さまの ご様子を伺う「お元気コールプラス」、健康相談や緊急ボタンを押せば、ナースコールセ ンターに通報される「おまもりコール」などのサービスをご用意しております。各自治 体が提供している緊急通報サービスにも協力しており、85自治体、約41,000件の方にサ ービスを提供しています。 平成24年度より、顧客接点業務従事者等を対象として、厚生労働省の事業として行政 や団体が実施する「認知症サポーター」養成講座の受講を推進しています。昨年度はホ ームセキュリティ会社の298名が受講し、累計の受講者数は1,272名となりました。 公益財団法人大阪ガスグループ福祉財団は、「高齢者を対象とした福祉活動や研究・調 査への助成事業」と「高齢者の健康維持・増進を目指す健康事業」を両輪に活動してい ます。平成27年度の高齢者福祉助成は107件、調査・研究助成は19件、健康事業は223回 実施し、参加者は16,787名でした。 また昭和57年から、視覚障がいを持つ方を対象とした料理講習会を定期的に開催して います。最新のSiセンサーコンロやオーブンなどを使い、調理の楽しさを体感いただき ながら、ガス機器の安全性や機能性をご理解いただく機会となっています。平成22年か らは、日本ハム株式会社さまと共催しています。今年は12月に実施すべく調整を進めて おります。

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10 新規質問1 電力の小売り全面自由化が 2016 年 4 月から実施されました。電力広域的運営推進機 関の発表によれば。6月末現在、関西電力管内のスイッチングは約 26 万件となってい ます。これに対する貴社の評価、その対応状況について見解を明らかにして下さい。 全国では 7 月までに新たに自由化された低圧需要家の 2%程度が新規事業者と契約し、 さらに 2~3%が旧一般電気事業者の自由化メニューに切り替えされており、欧米と比べ ても低くはないと、電力・ガス取引監視等委員会が評価していると認識しています。 その中で当社は、地域に根差したサービスショップがお客さま宅などでシミュレーシ ョンを行うなど丁寧な説明を行っていることを評価頂いており、10 月末で約 23 万件の お客さまからお申込みを頂いております。 今後もお客さまからお選び頂けるよう、引き続き丁寧な説明を行うと共にサービスメ ニューの拡充などを行い、総合エネルギー事業者としてお客さまの快適な暮らしに貢献 して行きたいと考えております。 新規質問2 今後、家庭向け電気の料金メニューを増やすことは検討されていますか。再生可能エ ネルギーの普及を促進するメニューや省エネルギーを促進するメニュー、オール電化に 対応したメニュー等を開発される予定はありませんか。貴社の見解を伺います。 当社の電気に切替えたお客さまからは「シンプルな料金プラン」であることも評価頂 いているポイントだと考えております。現時点ではご指摘のようなメニューの設定は予 定しておりませんが、お客さまからお選び頂けるよう、料金だけではなく、様々なサー ビスメニューを常に検討しております。 2016 年 6 月には、主に業務用のお客さま向けの料金メニューについて、「ベースプラ ン B」のオプション割引・「動力プラン」を追加・拡充し、料金メニューの充実を図り ました。 また、電力の小売自由化に合わせ、世界最高水準の発電効率である「エネファーム type S」を発売し、お客さま宅で余剰となった電力の買い取りを日本で初めて開始しました。 これにより、CO2 排出量の削減や、国が推進する電源の多様化・分散化、電力需給ピ ークの緩和に寄与してまいります。 今後も、電気料金メニューやサービスの拡充を行い、総合エネルギー事業者として、 お客さまの快適な暮らしとビジネスの発展に貢献してまいります。

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11 新規質問3 貴社は、電力事業に参入し、その事業エリアは関西電力管内外にも広がっています。 今後の電力事業拡大の見通し、電源開発の目標等について貴社の見解を伺います。 お客さまに低廉で安定的な電力をお届けするためには、天然ガス火力発電を中心としつ つ、ベースロード電源となる石炭火力発電や再生可能エネルギーなども含めた多様な電源 を組み合わせながら電源の拡大を図ることが必要であると考えております。 中期経営計画では 2020 年代に国内外で 600 万 kW 程度の電源保有を掲げており、電力事 業の全国展開を目指すこととしていますが、当社はガス事業を通じて関西地域に顧客基盤 を持っていることから、電力事業も関西地域を中心に事業拡大を図る予定です。 現時点で大阪ガスグループが保有する電源規模は、天然ガス発電を中心とした国内火力 が約 170 万 kW、国内再生エネルギーが約 10 万 kW、海外 IPP(当社持分)が約 110 万 kW と、国内外の合計で約 290 万 kW となっています。 今後の電源開発として、国内では中山名古屋発電所の隣接地に発電容量 11 万 kW の石炭 火力発電所を建設中です。木質系バイオマス燃料を 30%混焼することにより CO2 排出量を 抑制いたします。また、山口県宇部市において発電容量 120 万 kW 級の石炭火力発電所の 建設を検討しており、2015 年 3 月に電源開発(株)さま、宇部興産(株)さまと共同出資会 社を設立しました。利用可能な最新技術である超々臨界圧(USC)発電設備の導入を検討 し、CO2 排出量や硫黄酸化物(SOX)・窒素酸化物(NOX)・ばいじんの排出量の抑制を行い環 境への負荷低減を図ります。さらに 2016 年 4 月には、兵庫県姫路市内(出光興産所有地) において発電事業の検討および準備を進めるため、出光興産(株)さまと共同で「姫路天然 ガス発電株式会社」を設立しました。熱効率が最高水準の LNG コンバインドサイクル発電 の導入を検討し、同様に CO2 排出量等の抑制を行い環境への負荷低減を図ります。2016 年 10 月には、福島県・相馬港における天然ガス火力発電事業への参画を決定し、事業推 進会社である「福島ガス発電株式会社」の株式を 20%取得しました。本事業は、「経済財 政運営と改革の基本方針(2014 年 6 月閣議決定)」に盛り込まれた、「福島・国際研究産 業都市(イノベーション・コースト)構想」において、「新たなエネルギーの創出(環境 負荷の低いエネルギーの導入)」プロジェクトに位置づけられており、低廉で環境負荷の 低い電力の安定供給と、発電所周辺地域の経済や産業の発展への貢献を目指して、事業を 進めてまいります。 再エネ電源としては、国内で風力発電所を 5 箇所、太陽光発電所を 6 箇所保有・運転し ています。2015 年 9 月には和歌山県の印南風力発電(株)の株式を 95%取得することを決 定するなど、引き続き新たな再エネ電源の開発について検討を進めてまいります。

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12 新規質問4. 2017 年4月から、都市ガスの小売り自由化が予定されています。貴社におけるその対 応状況、見解を明らかにして下さい。 環境変化を事業拡大のチャンスととらえ、お客さまとのつながりを一層強いものに していくことで、選ばれ続ける企業グループとなることを目指してまいります。 ガス小売の全面自由化に向けては、お客さまへのサービスに支障が出ないよう、情 報システム対応などの準備を進めています。 また、新たな価値提案として、ご家庭のお客さまのより安全で快適な暮らしに貢献 するため、ガスや電気のエネルギーに、住まいに関する様々なサービスを組み合わせ てご利用いただける「住ミカタ・サービス」の提供を開始しました。「住ミカタ・サー ビス」では、「水まわり修理」「エアコン修理」「安心安全サポート」「リフォーム」等 のサービスを提供しています。 今後、競争も激しくなると予想されますが、都市ガス・LPG、電力等のエネルギー販 売に加え、エネファームなどのガス機器や、省エネ、メンテナンスなどのサービスを 組み合わせることで、お客さまの様々なニーズにお応えし、選ばれ続けるエネルギー 事業者になっていきたいと考えています。

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13 追加質問1. 貴社は、電気事業低炭素社会協議会に地球温暖化対策の貴社の実行計画を提出したと 思います。電気事業低炭素社会協議会へ提出した貴社の計画を明らかにして下さい。 当社は、昨年策定された「電気事業低炭素社会協議会の低炭素社会実行計画(以下、 実行計画)」に賛同し、2016 年 2 月の発足当初から電気事業低炭素社会協議会(以下、 協議会)に参画しております。 そして、ご指摘の通り、実行計画に整合した事業者としての取組みである当社の「個 社取組計画」を協議会に提出し、協議会の理事会の承認をいただいております。 「個社取組計画」の内容につきましては、競争上の観点から開示しておらず、詳細は 差し控えさせていただきますが、「国内の企業活動における取組み」「主体間連携の強化」 「国際貢献の推進」「革新的技術の開発」という実行計画の 4 本柱に基づいた取組みに ついて記載しております。例えば、家庭用燃料電池「エネファーム」や電源コージェネ などの分散型電源の普及を通じた、低炭素社会への貢献などについて言及しております。 地域および地球規模の環境保全は、エネルギービジネスを中心に事業を展開する大阪 ガスグループにとって極めて重要な使命です。大阪ガスグループは、我々のあらゆる活 動が環境と深く関わっていることを認識し、事業活動を通じて環境との調和を図り、エ ネルギーと資源の効率的利用を実現することによって、持続可能な社会の発展に貢献し ます。 追加質問2. 9 月 27 日に開催された「電力システム改革貫徹のための政策小委員会」において、資 源エネルギー庁が示した資料「電力システム改革貫徹に向けた取組の方向性」では、「検 討事項⑤:廃炉会計制度の在り方」として、「送配電部門の料金(託送料金)の仕組みを 利用し、費用回収が可能な制度とする。」ことが挙げられています。この問題について、 貴社の考え方を示して下さい。 新しい制度について、多面的な角度から、その是非を議論すべきかと思います。 まずは負担すべき廃炉費用の規模や、原発による受益と負担の関係を明確にしなければ、 電気料金を負担するお客さまの理解は得られないと考えます。 過去から将来にわたる原発の受益と負担との関係を十分に考慮し、新たな負担を求め られる需要家や事業者の意見も踏まえて慎重に議論を行うべきと考えます。

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14 追加質問3. 電力広域的運営推進機関によれば、9月末現在で、関西電力管内のスイッチング件数 は 38.09 万件となっています。貴社に切り替えた需要家は概ねこの7割程度と推察され ています。切り替えた人の多くは月間使用量が多い人と思われていますが、貴社へ切り 替えた人のうち、月間使用量が 300kwh以上の人の比率はどれほどでしょうか。 今後の営業活動に影響を及ぼすおそれがあるため、公表を控えさせていただきます。 なお、「大阪ガスの電気」は使用量が月々200kWh以上で料金メリットが出るため、多 くのお客さまにメリットが出やすいプランとなっています。それらのお客さまに 1 件 1 件料金シミュレーション行い、丁寧にご説明したうえでご契約頂いていますので、ご契 約頂いたお客さまの多くが 200kWh 以上だと認識しています。 以上

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