数学2及び演習
A: 福澤,東 B: 田地
内容
工学基礎 フーリエ解析とその応用[新訂版]
畑上 到 著,数理工学社
フーリエ解析(フーリエ級数,フーリエ変換)
偏微分方程式(簡単な例の導出,ダランベール の解法,変数分離形の解法)
ラプラス変換(ラプラス変換・逆変換,線形常微 分方程式の解法)
離散フーリエ変換とFFT⇒数値解析法で(予定)
注意点
必修科目
演習(4コマめ)とセットで3単位
講義も大事だが演習も大事
教室内の飲食は禁止
バックグラウンド:数学基礎Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ,
数学 1 及び演習
後に続く科目 : 制御工学(ラプラス変換,伝達関 数),振動学,伝熱工学,信号処理(フーリエ変 換, FFT ),数値解析ほか多数
自分で手を動かして演習問題を解く !!
目標と成績評価
フーリエ級数展開およびフーリエ変換・逆変換の
(基礎を理解し)計算が正確にできる.
簡単な偏微分方程式の導出でき,その解を求め ることができる.
(ラプラス変換の基礎を理解し,)ラプラス変換を
用いて常微分方程式を正確に解ける.
講義の予定
4月16日 講義,4月23日 講義+演習 5月 7日 演習
5月14日 講義,5月21日 演習 5月28日 講義,6月 4日 演習 6月11日 講義,6月18日 演習 6月25日 講義,7月 2日 演習
7月 9日 講義+演習,7月16日演習など
変更があり得るので掲示に注意すること.
講義情報など
このスライド,三角関数の諸定理,演習問題は以 下のページにあるので,各自で取得,印刷すること.
http://www.uno.nuem.nagoya-u.ac.jp/~taji/lecture/lecture.html または
http://133.6.190.133/~taji/lecture/lecture.html
フーリエ級数のはじまり
音=楽器の弦の振動の研究(18世紀)
↓
音は基音と倍音の合成である
(ベルヌーイ, Bernoulli )
数学的には
波=正弦波=三角関数 sin, cos l
t n l
x a n
t x u
n n
cos sin
) , (
1
音(=波)を三角関数の和に展開
周期関数を sin, cos に展開できる
フーリエ(19世紀)
→ 不連続関数の三角関数による展開
ディリクレによる収束性の証明
(例)
n
nt t
t t t
f
t f t
f t
t t f
n
sin ) 1 3 (
3 sin 2
2 sin sin
2 ) (
) ( ) 2 ( ), (
, ) (
1