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NTMobile におけるアドレス無変換型 RS の検討

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Academic year: 2021

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(1)

NTMobile

におけるアドレス無変換型

RS

の検討

土井 敏樹

鈴木 秀和

内藤 克浩

渡邊 晃

名城大学理工学部情報工学科

三重大学大学院工学研究科

1

はじめに

近年,公衆無線網の普及や小型端末の発達により,自 由に通信を開始できる通信接続性と,移動しながら通 信できる移動透過性が要求されている.

我々は,通信接続性と移動透過性を同時に実現でき る技術として,NTMobile(Network Traversal with Mo-

bility)[1, 2]

を提案している.NTMobileでは、アプリ ケーションに対して重複しない仮想

IP

アドレスを提供 し、実際の通信は実アドレスでトンネル通信を行うこ とにより上記機能を同時に実現できる.

NTMobile

では、アドレス変換機能を持つ

RSN(Relay Server NAT Type)を経由する事で,一般端末との通信

を行うことができる.しかし、このタイプの

RS

であ ると,SIPのようにメッセージ内に

IP

アドレスを含む プロトコルを利用する場合,アドレス変換時に通信パ ケット内で

IP

アドレスの相違が生じてしまい利用でき ないという課題がある.本稿では、このような課題を 解決するために,アドレス変換を行なわず,RSにエイ リアスしているアドレスを通信に使用するアドレス無 変換型

RST(Relay Server Transparent type)の動作につ

いて検討を行った.

2 NTMobile

2.1 NTMobile

の動作

図.1

NTMobile

の概要を示す.

NTMobile

では、シ ステムの構成要素として、NTMobileの機能を実装した エンド端末

(NTM

端末)の他に、

NTM

端末の位置情報 を管理する

DC(Direction Coordinator)、エンドエンド

の通信が行えない場合にパケットを中継する

RS

が存在 する.NTM端末は,DCから端末を一意に識別できる 仮想

IP

アドレスを与えられ、NTM端末同士の通信の 識別に使用する.アプリケーションは、割り当てられ た仮想

IP

アドレスを自分のアドレスとして認識する.

実際の通信は、実

IP

アドレスにより仮想

IP

アドレ スのパケットを

UDP

でカプセル化することにより実現 する.

DC

はエンド端末が存在する位置から通信経路を

Study of No addresss conversion type Relay Server in NTMobile

†Toshiki DOI and Hidekazu SUZUKI and Akira WATANABE Faculty of Science and Technology, Meijo University

‡Katsuhiro NAITO

Graduate School of Science and Technology, Mie University

RS

DC

Internet

NAT Router

NTM Node (Fixed Node)

NAT Router

3G Network

NTM Node (after move)

NTM Node (before move)

NTM Node RS

General Server

Handover Wifi

General Communication

Encrypted Communication through Tunnel

RSN

1: NTMobile

の概要

決定し、NTM端末に経路確立手順を指示する.この手 法によって、アプリケーションに対して、NATの存在 や移動に伴う実

IP

アドレスの変化を隠蔽することがで きる.

2.2 RSN

の動作と課題

NTMobile

では,基本的にはエンドエンドの経路を確 立するが,通信相手が

NTMobile

の機能を持たない一 般端末の場合,NTM端末は

RS

との間に

UDP

トンネ ルを構築し,更に

RS

NAT(アドレス変換)機能を

持つことにより,RS経由で通信を行う.このタイプの

RS

をアドレス変換型

RS(以後 RSN

Relay Server NAT Type)と呼ぶ.一般端末からは,自分の通信相手が常

RSN

であるかのように見えるため,NTM端末側は 通信しながら自由に移動可能である.

しかし,SIPのようにメッセージ内に

IP

アドレスを 含むプロトコルを使用する場合,RSNにより,IPヘッ ダ内のアドレスは変換されるが,パケットのメッセー ジ部の

IP

アドレスはアドレス変換されない.このため,

パケットのヘッダ部とメッセージ部の

IP

アドレスに相 違が生じ利用できないという課題がある.

3

アドレス無変換型

RS

本稿では,アドレス変換を行わないアドレス無変換

RS(以後 RST:Relay Server Transparent type)の動

(2)

作についての検討を行った.RSTを利用すると,通信 相手が一般端末であっても

NTMobile

を用いて

SIP

信が可能となる.

3.1 RST

の原理

RST

は,あらかじめ

DC

より複数の実

IP

アドレスを 配布してもらう.NTM端末は,通常の仮想アドレスを 割り当てる仮想インタフェースの他に,提案方式で使 用する仮想インタフェースを持ち,RSが保持している

IP

アドレスの内の1つを新たな仮想インタフェース に割り当てる.

RST

は通信パケットをカプセル化/デカプセル化する のみであり,アドレス変換は一切行わない.すなわち,

MN

CN

のアプリケーションはお互いのアドレスを エンドエンドで認識できる.この方法によると,MN が通信中に移動が可能であると共に,メッセージ中に

IP

アドレスを含むようなアプリケーションであっても

NAT

を跨る通信が可能となる.

3.2

コネクションの確立

2

に提案方式における

NTM

端末と一般端末がコ ネクションを確立するまでのシーケンスを示す.なお,

MN

NAT

配下に存在する

NTM

端末,CNは実

IP

ドレスを保持する一般端末とし,MN側から

CN

に通 信を開始するものとする.

NAT Router DNS Server DCMN RST

NTM Node (MN)

General Node (CN)

Direction Request

Relay Direction

Route Direction Tunnel Request

Tunnel Response DNS Name Resolution

UDP Tunnel

RIPRS⇔RIPCN Direction Response

Source Address Translation RegistrationTunnel Establish and Connection

RIP:RIPCN RIP:RIPRS

RIP:RIPMN VIP:RIPRS

Outer IP Header Original IP Header RIP:RIPMN

RIPMN⇔RIPRS

RIPRS⇔RIPCN

RIPNAT⇔RIPRS

RIPRS⇔RIPCN

Real IP RIP Virtual IP VIP

2: NTM

端末と一般端末間のコネクション確立手順

MN

DNS

サーバに

CN

A

レコードと

NTMobile

専用レコードの問い合わせを行う.CNが一般端末であ る場合,NTM専用レコードの問い合わせに対する応答

を得ることができないため,CNが一般端末であること が分かる.

次に,MN

DC

MN に対して

Direction Request

を送 信し,トンネル構築の指示要求を行う.DCMNはエンド 端末の位置関係を判断し,トンネル構築手段を決定す る.その後,DC

Relay Direction

RS

へと送信し,

MN

CN

の通信を中継するように指示する.

DC

は更 に,Route Directionにより

MN

に対して

RS

との間に トンネル構築の経路指示を行う.MN

RS

Tunnel Request

を送信し,RS

Tunnel Response

を応答する.

以上の動作により,MN

RS

との間に

UDP

トンネル が構築される.CNは自分の通信相手が

RS

であるもの と認識し,MNのアプリケーションは自分の

IP

アドレ スは

RS

のものであると認識する.

3.3

トンネル通信

MN

は,宛先が

RIP

CN(CNの実アドレス)であるパ ケットを送信する際,カーネルにて

UDP

でカプセル化 を行い,相手ノードへと送信する.このとき,内側の

IP

ヘッダは送信元:

RIP

RS,宛先:RIPCNとし,外側

IP

ヘッダは送信元:RIPMN,宛先:RIPRSとなる.外側

IP

アドレスは,NATでアドレス変換された後,送信元:

RIP

NAT,宛先:RIPRS となる.RS

MN

からのパケッ トを受信すると,外側

IP

ヘッダのデカプセル化を行う.

CN

には,RIPRS,宛先:RIPCNのパケットが届く.

このようにして,MN

CN

のアプリケーションは

RST

の実アドレスと

CN

の実アドレスを用いて通信を 行うため,RSTはパケットのアドレス変換をする必要 がない.この手法によるとメッセージ内に

IP

アドレス を含む

SIP

のようなプロトコルであっても

NAT

を跨る 通信が可能である.

4

まとめ

NTMobile

におけるアドレス無変換型

RS(RST)の

動作の検討を行った.今後は,検討した動作を元に実 装を進める予定である.また,RSTの他の応用につい ても検討を進める予定である.

参考文献

[1]

内藤克浩,他:NTMobileにおける移動透過性の実 現と実装,DICOMO2011シンポジウム論文集,pp.

1349–1359(2011)

[2]

鈴木秀和,他:NTMobileにおける相互接続性の確 立手法と実装,DICOMO2011シンポジウム論文集,

pp. 1339–1348(2011)

(3)

NTMobile における

アドレス無変換型 RS の検討

† 名城大学 三重大学

土井敏樹 鈴木秀和 内藤克浩 渡邊晃

(4)

研究背景

• 移動しながら通信をしたいという要求

– 公衆無線網や小型端末の普及

• IP ネットワークでは IP アドレスを通信識別子として利用する

– 接続場所が変わると IP アドレスが変化 – 端末が移動すると通信継続が難しい

• IPv4 ネットワークにおける NAT の存在

– 相手端末が NAT 配下に存在すると,インターネット側端末から通信を 開始できない

移動透過性と NAT 越えを同時に実現する技術 NTMobile(Network Traversal with Mobility)

NAT

Network Address Translation

移動透過性

NAT

越え技術

(5)

NTMobile とは

• 移動透過性と NAT 越えを同時に実現する技術

• 特徴

仮想アドレスの導入

・ 端末を一意に識別できる仮想アドレスを提供

・ 移動に伴う実アドレスの変化を隠蔽

UDP トンネルを使った通信

・ 通信開始時に UDP トンネルを構築

・ 全てのデータパケットを UDP を使ってカプセル化

(6)

NTMobile の概要

Internet

Relay Server(RS)

General Node Direction Coordinator(DC)

NTM Node RS

NTM Node

NTM Node

パケットの中継 端末の位置情報管理

仮想アドレスの割り当て トンネル経路の指示

NTMobileの機能を

実装したエンド端末

NAT Router

NAT Router

(7)

NTMobile の概要

Internet

Relay Server(RS)

General Node Direction Coordinator(DC)

NTM Node RS

NTM Node

NTM Node

パケットの中継 端末の位置情報管理

仮想アドレスの割り当て トンネル経路の指示

NTMobileの機能を

実装したエンド端末

NAT Router

NAT Router

(8)

NTMobile の概要

Internet

General Node Direction Coordinator(DC)

NTM Node RS

NTM Node

NTM Node

パケットの中継 端末の位置情報管理

仮想アドレスの割り当て トンネル経路の指示

NTMobileの機能を

実装したエンド端末

NAT Router

NAT Router

Relay Server(RS)

(9)

NTMobile の概要

Internet

Relay Server(RS)

General Node Direction Coordinator(DC)

NTM Node RS

NTM Node

NTM Node

パケットの中継 端末の位置情報管理

仮想アドレスの割り当て トンネル経路の指示

NTMobileの機能を

実装したエンド端末

NAT Router

NAT Router

(10)

NTMobile 動作シーケンス (1/2) - 名前解決

• 通信相手端末の名前を解決する

– 端末のネットワーク接続時

– A レコード問い合わせの応答をフックしてネゴシエーションを行う

NTM Node(MN) NAT DNS DC MN

DNS Request for A Record

DNS Reply for A Record DNS Request for NTM Record

DNS Reply for NTM Record A

レコードの

問い合わせ

NTM

レコード の問い合わせ

一般端末の場合,NTM レコードが存在しない

通信相手端末は 一般端末である

(11)

NTMobile 動作シーケンス (1/2) - 名前解決

• 通信相手端末の名前を解決する

– 端末のネットワーク接続時

– A レコード問い合わせの応答をフックしてネゴシエーションを行う

NTM Node(MN) NAT DNS DC MN

DNS Request for A Record

DNS Reply for A Record DNS Request for NTM Record

DNS Reply for NTM Record A

レコードの

問い合わせ

NTM

レコード の問い合わせ

一般端末の場合,NTM レコードが存在しない

通信相手端末は 一般端末である

(12)

NTMobile 動作シーケンス (1/2) - 名前解決

• 通信相手端末の名前を解決する

– 端末のネットワーク接続時

– A レコード問い合わせの応答をフックしてネゴシエーションを行う

NTM Node(MN) NAT DNS DC MN

DNS Request for A Record

DNS Reply for A Record DNS Request for NTM Record

DNS Reply for NTM Record A

レコードの

問い合わせ

NTM

レコード の問い合わせ

一般端末の場合,NTM レコードが存在しない

通信相手端末は 一般端末である

(13)

NTMobile 動作シーケンス (2/2) – トンネル構築

NTM Node(MN) NAT DC MN RS General Node

Direction Request

Relay Direction Direction Response Route Direction

Tunnel Request

Tunnel Response

UDP Tunnel

指示要求

・トンネル構築の 指示の要求

中継指示

・通信中継を指示

経路指示

・トンネルの経路の指示

トンネル要求

・トンネルを構築したい

UDP

トンネル構築

(14)

NTMobile 動作シーケンス (2/2) – トンネル構築

NTM Node(MN) NAT DC MN RS General Node

Direction Request

Relay Direction Direction Response Route Direction

Tunnel Request

Tunnel Response

UDP Tunnel

指示要求

・トンネル構築の 指示の要求

中継指示

・通信中継を指示

経路指示

・トンネルの経路の指示

トンネル要求

・トンネルを構築したい

UDP

トンネル構築

(15)

NTMobile 動作シーケンス (2/2) – トンネル構築

NTM Node(MN) NAT DC MN RS General Node

Direction Request

Relay Direction Direction Response Route Direction

Tunnel Request

Tunnel Response

UDP Tunnel

指示要求

・トンネル構築の 指示の要求

中継指示

・通信中継を指示

経路指示

・トンネルの経路の指示

トンネル要求

・トンネルを構築したい

UDP

トンネル構築

(16)

NTMobile 動作シーケンス (2/2) – トンネル構築

NTM Node(MN) NAT DC MN RS General Node

Direction Request

Relay Direction Direction Response Route Direction

Tunnel Request

Tunnel Response

UDP Tunnel

指示要求

・トンネル構築の 指示の要求

中継指示

・通信中継を指示

経路指示

・トンネルの経路の指示

トンネル要求

・トンネルを構築したい

UDP

トンネル構築

(17)

NTMobile 動作シーケンス (2/2) – トンネル構築

NTM Node(MN) NAT DC MN RS General Node

Direction Request

Relay Direction Direction Response Route Direction

Tunnel Request

Tunnel Response

UDP Tunnel

指示要求

・トンネル構築の 指示の要求

中継指示

・通信中継を指示

経路指示

・トンネルの経路の指示

トンネル要求

・トンネルを構築したい

UDP

トンネル構築

(18)

NTMobile 動作シーケンス (2/2) – トンネル構築

NTM Node(MN) NAT DC MN RS General Node

Direction Request

Relay Direction Direction Response Route Direction

Tunnel Request

Tunnel Response

UDP Tunnel

指示要求

・トンネル構築の 指示の要求

中継指示

・通信中継を指示

経路指示

・トンネルの経路の指示

トンネル要求

・トンネルを構築したい

UDP

トンネル構築

(19)

実際の通信の様子

• 現在の RS : RSN(Relay Server NAT type)

– アドレス変換型

– 受信したパケットをデカプセル化 + アドレス変換

• MN(NTM 端末 ) から CN( 一般端末 ) への通信開始

MN NAT RSN CN

UDP Tunnel

RIP:RIP

MN

VIP:VIP

MN

RIP:RIP

RS

RIP:RIP

CN

外側IPヘッダ 元IPヘッダ RIP

NAT

↔RIP

RS

VIP

MN

↔VIP

CN

RIP

MN

↔RIP

RS

VIP

MN

↔VIP

CN

RIP

RS

↔RIP

CN

MN(Mobile Node)

CN(Correspondent Node)

(20)

実際の通信の様子

• 現在の RS : RSN(Relay Server NAT type)

– アドレス変換型

– 受信したパケットをデカプセル化 + アドレス変換

• MN(NTM 端末 ) から CN( 一般端末 ) への通信開始

MN NAT RSN CN

UDP Tunnel

RIP:RIP

MN

VIP:VIP

MN

RIP:RIP

RS

RIP:RIP

CN

外側IPヘッダ 元IPヘッダ RIP

NAT

↔RIP

RS

VIP

MN

↔VIP

CN

RIP

MN

↔RIP

RS

VIP

MN

↔VIP

CN

RIP

RS

↔RIP

CN

MN(Mobile Node)

CN(Correspondent Node)

・ネゴシエーション時,

DC

が一般端末に対応する仮想アドレスを用意

・Route DirectionでNTM端末に対して仮想アドレスを通知

(21)

実際の通信の様子

• 現在の RS : RSN(Relay Server NAT type)

– アドレス変換型

– 受信したパケットをデカプセル化 + アドレス変換

• MN(NTM 端末 ) から CN( 一般端末 ) への通信開始

MN NAT RSN CN

UDP Tunnel

RIP:RIP

MN

VIP:VIP

MN

RIP:RIP

RS

RIP:RIP

CN

外側IPヘッダ 元IPヘッダ RIP

NAT

↔RIP

RS

VIP

MN

↔VIP

CN

RIP

MN

↔RIP

RS

VIP

MN

↔VIP

CN

RIP

RS

↔RIP

CN

NAT処理

MN(Mobile Node)

CN(Correspondent Node)

(22)

実際の通信の様子

• 現在の RS : RSN(Relay Server NAT type)

– アドレス変換型

– 受信したパケットをデカプセル化 + アドレス変換

• MN(NTM 端末 ) から CN( 一般端末 ) への通信開始

MN NAT RSN CN

UDP Tunnel

RIP:RIP

MN

VIP:VIP

MN

RIP:RIP

RS

RIP:RIP

CN

外側IPヘッダ 元IPヘッダ RIP

NAT

↔RIP

RS

VIP

MN

↔VIP

CN

RIP

MN

↔RIP

RS

VIP

MN

↔VIP

CN

RIP

RS

↔RIP

CN

デカプセル化 + NAT処理

MN(Mobile Node)

CN(Correspondent Node)

NAT処理

(23)

RSN の問題点

• NTM 端末から一般端末へ通信を開始する場合

– RSNは受信パケットをデカプセル化してアドレス変換 – 送信元アドレスが RS のアドレスとなる

• メッセージ内に IP アドレスを含むプロトコルの場合

アドレス無変換型

RS

IP

アドレス

IP

アドレス

IP

アドレス

IP

アドレス

Message Header

• ヘッダ部とメッセージ部の IP アドレスに相違が生じる

アドレス変換をしない

RS

アドレス変換前

アドレス変換後

(24)

RSN の問題点

• NTM 端末から一般端末へ通信を開始する場合

– RSNは受信パケットをデカプセル化してアドレス変換 – 送信元アドレスが RS のアドレスとなる

• メッセージ内に IP アドレスを含むプロトコルの場合

アドレス無変換型

RS

IP

アドレス

IP

アドレス

IP

アドレス

IP

アドレス

アドレス変換 される

Message Header

• ヘッダ部とメッセージ部の IP アドレスに相違が生じる

アドレス変換をしない

RS

アドレス変換前

アドレス変換後

(25)

RSN の問題点

• NTM 端末から一般端末へ通信を開始する場合

– RSNは受信パケットをデカプセル化してアドレス変換 – 送信元アドレスが RS のアドレスとなる

• メッセージ内に IP アドレスを含むプロトコルの場合

アドレス無変換型

RS

IP

アドレス

IP

アドレス

IP

アドレス

IP

アドレス

アドレス変換 されない アドレス変換

される

Message Header

• ヘッダ部とメッセージ部の IP アドレスに相違が生じる

アドレス変換をしない

RS

アドレス変換前

アドレス変換後

(26)

提案方式:アドレス無変換型 RS

• アドレス無変換型 RS : RST(Relay Server Transparent type)

– アドレス無変換型

– 受信したパケットをデカプセル化 ( カプセル化 ) するのみ

• 特徴

– RSの実 IP

アドレスを

NTM 端末の仮想 IP

アドレスとして追加する

NTM Node(A)

プール

RST

RIP:実IPアドレス VIP

:仮想

IP

アドレス

RIP

RIP A

VIP

VIP A NTM Node(B)

RIP

RIP B

VIP

VIP B

(27)

提案方式:アドレス無変換型 RS

• アドレス無変換型 RS : RST(Relay Server Transparent type)

– アドレス無変換型

– 受信したパケットをデカプセル化 ( カプセル化 ) するのみ

• 特徴

– RSの実 IP

アドレスを

NTM 端末の仮想 IP

アドレスとして追加する

NTM Node(A)

RST RIP 1

RIP 2

・ プール

RIP:実IPアドレス VIP

:仮想

IP

アドレス

RIP

RIP A

VIP

VIP A NTM Node(B)

RIP

RIP B

VIP

VIP B

(28)

提案方式:アドレス無変換型 RS

• アドレス無変換型 RS : RST(Relay Server Transparent type)

– アドレス無変換型

– 受信したパケットをデカプセル化 ( カプセル化 ) するのみ

• 特徴

– RSの実 IP

アドレスを

NTM 端末の仮想 IP

アドレスとして追加する

NTM Node(A)

RST RIP 1

RIP 2

・ プール

RIP:実IPアドレス VIP

:仮想

IP

アドレス

RIP

RIP A

VIP

VIP A NTM Node(B)

RIP

RIP B VIP

VIP B RIP

RIP A VIP

VIP A RIP 1

RIP

RIP B VIP

VIP B RIP 2

追加

追加

(29)

仮想アドレスの使い分け

• 仮想インタフェース (Virtual Interface)

– 物理インタフェースの他に仮想的にインタフェースを持つ – 提案方式ではさらにもう 1 つ仮想インタフェースを追加する

物理IF

(RIP)

仮想IF

(VIP)

仮想IF

(RIP 1 )

アプリケーション

NTM

端末

(30)

仮想アドレスの使い分け

• 仮想インタフェース (Virtual Interface)

– 物理インタフェースの他に仮想的にインタフェースを持つ – 提案方式ではさらにもう 1 つ仮想インタフェースを追加する

物理IF

(RIP)

仮想IF

(VIP)

仮想IF

(RIP 1 )

アプリケーション

NTM

端末

現在の

NTMobile

で使用する仮想インタフェース

(31)

仮想アドレスの使い分け

• 仮想インタフェース (Virtual Interface)

– 物理インタフェースの他に仮想的にインタフェースを持つ – 提案方式ではさらにもう 1 つ仮想インタフェースを追加する

物理IF

(RIP)

仮想IF

(VIP)

仮想IF

(RIP 1 )

アプリケーション

NTM

端末

提案方式で追加した仮想インタフェース

(32)

仮想アドレスの使い分け

• 仮想インタフェース (Virtual Interface)

– 物理インタフェースの他に仮想的にインタフェースを持つ – 提案方式ではさらにもう 1 つ仮想インタフェースを追加する

物理IF

(RIP)

仮想IF

(VIP)

仮想IF

(RIP 1 )

アプリケーション

NTM

端末

提案方式で追加した仮想インタフェース

(33)

RST を用いた実際の通信の様子

• MN(NTM 端末 ) から CN( 一般端末 ) への通信開始

MN NAT RST CN

UDP Tunnel

RIP:RIP

MN

VIP:RIP

RS

RIP:RIP

RS

RIP:RIP

CN

外側IPヘッダ 元IPヘッダ RIP

NAT

↔RIP

RS

RIP

RS

↔RIP

CN

RIP

MN

↔RIP

RS

RIP

RS

↔RIP

CN

RIP

RS

↔RIP

CN

VIP:Virtual IPRIP:Real IP

MN(Mobile Node)

CN(Correspondent Node)

(34)

RST を用いた実際の通信の様子

• MN(NTM 端末 ) から CN( 一般端末 ) への通信開始

MN NAT RST CN

UDP Tunnel

RIP:RIP

MN

VIP:RIP

RS

RIP:RIP

RS

RIP:RIP

CN

外側IPヘッダ 元IPヘッダ RIP

NAT

↔RIP

RS

RIP

RS

↔RIP

CN

RIP

MN

↔RIP

RS

RIP

RS

↔RIP

CN

RIP

RS

↔RIP

CN

VIP:Virtual IPRIP:Real IP

・アプリケーションがパケットを送信

・カーネルでパケットをカプセル化

MN(Mobile Node)

CN(Correspondent Node)

(35)

RST を用いた実際の通信の様子

• MN(NTM 端末 ) から CN( 一般端末 ) への通信開始

MN NAT RST CN

UDP Tunnel

RIP:RIP

MN

VIP:RIP

RS

RIP:RIP

RS

RIP:RIP

CN

外側IPヘッダ 元IPヘッダ RIP

NAT

↔RIP

RS

RIP

RS

↔RIP

CN

RIP

MN

↔RIP

RS

RIP

RS

↔RIP

CN

RIP

RS

↔RIP

CN

VIP:Virtual IPRIP:Real IP

NAT処理

・外側

IP

ヘッダをアドレス変換

MN(Mobile Node)

CN(Correspondent Node)

(36)

RST を用いた実際の通信の様子

• MN(NTM 端末 ) から CN( 一般端末 ) への通信開始

MN NAT RST CN

UDP Tunnel

RIP:RIP

MN

VIP:RIP

RS

RIP:RIP

RS

RIP:RIP

CN

外側IPヘッダ 元IPヘッダ RIP

NAT

↔RIP

RS

RIP

RS

↔RIP

CN

RIP

MN

↔RIP

RS

RIP

RS

↔RIP

CN

RIP

RS

↔RIP

CN

VIP:Virtual IPRIP:Real IP

NAT処理

デカプセル化

・受信したパケットをデカプセル化

・アドレス変換は行わない

MN(Mobile Node)

CN(Correspondent Node)

(37)

RST を用いた実際の通信の様子

• MN(NTM 端末 ) から CN( 一般端末 ) への通信開始

MN NAT RST CN

UDP Tunnel

RIP:RIP

MN

VIP:RIP

RS

RIP:RIP

RS

RIP:RIP

CN

外側IPヘッダ 元IPヘッダ RIP

NAT

↔RIP

RS

RIP

RS

↔RIP

CN

RIP

MN

↔RIP

RS

RIP

RS

↔RIP

CN

RIP

RS

↔RIP

CN

VIP:Virtual IPRIP:Real IP

NAT処理

デカプセル化

RST

からのパケットを受信

・通信相手は

RST

であると認識する

MN(Mobile Node)

CN(Correspondent Node)

(38)

まとめ

• NTMobile における課題

– メッセージ内に IP アドレスを含むプロトコルを使えない – RSN でパケットの IP アドレスの相違が生じてしまう

• アドレス無変換型 RS(RST) を提案

– 動作の検討

• 今後の予定

– RST の他の用途についての検討

– 動作に向けての実装

参照

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