徳島市都市計画マスタープラン
―徳島市都市計画の基本方針―
みんなで創る
は じ め に
本市は、県都として文化・福祉・産業など、あらゆる分野において 徳島県をリードし、将来像である「心おどる水都・とくしま」の実現 に向け、発展を続けています。
しかし、近年、人口減少や少子高齢化、また、低炭素型都市づくり、 災害に強いまちづくりなど、対応しなければならない様々な課題が顕 在化してまいりました。
こうした社会情勢や都市環境の変化に適切に対応し、計画的な都市 づくりを進めるため、第4次徳島市総合計画に即した新たな都市計画 マスタープランをこのたび策定いたしました。
都市像を「みんなで創る 水と緑の心ふれあう都市」と定める新プ ランでは、土地を効率的に利用し都市機能の集約を図るとともに、高 齢社会に対応した身近な生活の支援や、水と緑と共生する都市構造の 形成を目指しています。
また、各地域におけるまちづくりにつきましては、地域別意見交換 会でいただきました地元の方々の豊かなアイデアや地域ならではの特 徴や資源を活かし、地域の皆様と行政が連携、協力して取り組むこと としております。
今後、このマスタープランを都市計画の新たな指針として活用し、 まちづくりの主役であります市民の皆様をはじめ、企業や NPO など 関係機関とのパートナーシップのもと、魅力あるまちづくりの推進を 図り、本市のさらなる発展のため、一層の努力を重ねてまいる所存で ございますので、皆様方の一層のご理解とご協力をお願いいたします。
結びに、新プランの策定に当たり、ご尽力、ご協力を賜りました 徳島市都市計画マスタープラン策定市民会議の委員の皆様をはじめ、 様々な機会を通じて貴重なご意見、ご提言をいただきました市民の皆 様に心から感謝を申しあげます。
平成 24 年3月
沿
革
本市は、天正 13 年(1585 年)に豊臣秀吉によって行われた四国征伐時の功績により蜂須賀家政が、 渭津の地に徳島城を築城し、その城下町として発展してきました。
その後、塩田と新田開発、藍づくりなどの商業的農業の発展を図り、特に藍づくりを中心とした藍産 業の興隆により繁栄し、全国有数の商業都市に発展しました。
明治 22 年 10 月 1 日の市制施行時には、人口 6 万 861 人、戸数 1 万 4,607 戸、面積 11.57km2で、
全国第 10 位の大都市でした。
昭和 20 年 7 月 4 日の徳島大空襲で市街地の大半を焼失しましたが、戦後、市民の旺盛な復興意欲の もと、都市計画による戦災復興土地区画整理事業を実施し、抜本的な都市構造の改変を行い、近代都市 への発展を遂げてきました。
近年では、平成 10 年に明石海峡大橋が開通し、本州と陸路によりつながり、近畿圏との交流がます ます活発になっています。また、概ね 10 年後の開通を目指して、四国横断自動車道(鳴門 - 徳島間) の整備等が行われており、今後ますます近畿圏との交流が活発になるものと予想されます。
平成 22 年 10 月 1 日現在の市域面積は 191.62km2、人口は 264,548 人(国勢調査)であり、徳島
県はもとより四国東部の政治・経済・文化の中心的役割を担っています。
■徳島市の位置
総面積 : 191.62km
2
東 西 : 16.40km 南 北 : 19.45km 東 経 : 134度34分 北 緯 : 34度 4分
福井県
岐阜県
愛知県
三重県 滋賀県 京都府
大
阪
府
兵庫県
奈良県
和歌山県 鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山
口
県
徳島県 香川県
愛媛県
高知県
徳島市
徳島市
高松市
■行政区域の変遷
年月日 面積(㎢) 適 用 年月日 面積(㎢) 適 用 明22.10. 1 11.57 市制施行 49.10. 1 188.05 津田海岸町埋立 大15. 4. 1 15.88 斎津、沖洲村合併 50.10. 1 188.14 〃 昭 3.10. 1 19.31 川内村向別宮、金沢合併 51.10. 1 188.15 〃
12. 4. 1 41.72 加茂名町、八万村合併 58. 2.28 188.14 徳島市と石井町の区域変更(竜王団地) 12.10. 1 47.53 加茂町合併 63.10. 1 190.12 国土地理院基本測量成果
26. 4. 1 101.69 勝占村、多家良村合併 平 5. 5.18 191.11 東沖洲1・2丁目埋立 30. 1. 1 119.87 新居町、入田村合併 6.12.20 191.23 津田海岸町埋立 30. 2.11 139.90 上八万村合併 15. 7.25 191.37 川内町旭野埋立 30. 3.31 159.11 川内村合併 16. 4. 9 191.39 東沖洲2丁目埋立 41.10. 1 168.17 応神村合併 19.12.25 191.57 東沖洲1・2丁目埋立 42. 1. 1 187.44 国府町合併 20. 6.26 191.58 東沖洲1丁目埋立 46.12. 末 187.75 津田海岸町埋立 20.12.22 191.62 東沖洲1丁目埋立 48.10. 1 188.04 〃
■面積の推移
■人口・世帯数の推移
1 1.6 1 5.9 1 9.3 4 7.5 1 01.7 1 59.1 1 68.2 1 87. 4
1 87. 8 1 88. 0
1 88. 1 1 88. 1
1 88. 2 1 88. 1
1 90. 1 1 91. 1
1 91. 2 1 91. 4
1 91. 4 1 91. 6
1 91. 6 1 91. 6
0 5 0 1 00 1 50 2 00 2 50
明治 2 2年
大正 1 5年
昭和
3年1 2年2 6年3 0年4 1年4 2年4 6年4 8年4 9年5 0年5 1年5 8年6 3年 平成
5年6年1 5年1 6年1 9年2 0年2 4年 (k㎡)
6 0,8 61 6 8,4 57
7 4,5 45 9 0,4 54
9 7,0 22 1 19, 581
1 02, 672 1 21, 416
1 71, 419 1 82, 782
1 93, 233 2 23, 451
2 39, 281 2 49, 343
2 57, 884 2 63, 356
2 68, 706
2 68, 218 2 67, 833
2 64, 548
1 4,6 07
1 5,9 31 1 6,9 46
1 9,4 11 2 0,9 29
2 6,1 95 2 4,6 97
2 7,5 52 3 7,2 33
4 3,8 01 5 0,5 69
6 3,4 50 7 2,6 32
8 0,3 08 8 4,8 27
9 1,7 00
9 9,0 02 1 04, 891
1 09, 698 1 11, 675
0 2 5,0 00 5 0,0 00 7 5,0 00 1 00, 000 1 25, 000 1 50, 000
0 50,0 00 100, 000 150, 000 200, 000 250, 000 300, 000
明治 22年
大正 9年14年
昭和
5年10年 15年 22年 2 5年 3 0年 3 5年 4 0年 4 5年 5 0年 5 5年 6 0年 平成
2年7年1 2年 1 7年 2 2年 (世帯) (人)
人口 世帯数
地
勢
本市は、市の北部を流れる四国一の大河である吉野川とその支流の三角州に発展した四国東部に位置 する徳島県の県庁所在地です。また、年間を通じて比較的温暖な気候に恵まれ、東部は紀伊水道に臨み、 南部は山々の緑を背にした自然豊かな都市で、本市の象徴とも言うべき眉山、城山が市の中心部にある ほか、吉野川をはじめとする大小合わせて 138 もの河川が市内を流れる、他に類をみない水とともに 発展してきた都市です。
中心市街地には、新町川と助任川に囲まれた 「ひょうたん島」 の愛称で親しまれている地域があり、 親水空間の整備、周遊船の運航、川沿いのライトアップなど、水と緑と光によるまちづくりが行われ、 個性的な市街地が形成されています。
郊外においても、網の目状に流れる鮎喰川、勝浦川、園瀬川等の清流や大神子海岸、小松海岸、中津 峰山を中心とする緑豊かな山々など、豊かな自然が分布しています。
目
次
序
「都市計画マスタープラン」について
1 策定の背景……… 1
2 位置付け……… 1
3 構成……… 4
4 計画の期間……… 4
5 策定の手続き……… 5
6 活用の方針……… 5
1
都市づくりの課題
1 社会経済情勢の変化に伴う新たな課題……… 62 広域的に要請される課題……… 9
3 都市づくりを推進するための課題……… 10
2
都市づくりの理念・目標
1 都市づくりの理念……… 122 都市づくりの目標……… 13
3 将来都市構造……… 15
3
都市づくりの基本方針
1 土地利用の方針……… 192 都市交通体系の方針……… 24
3 水と緑の都市環境の方針……… 28
4 都市景観形成の方針……… 31
5 都市防災の方針……… 35
6 住環境整備の方針……… 37
4
地域のまちづくり方針
1 基本的な考え方……… 39
2 生活拠点の設定……… 39
3 地域区分の設定……… 40
4 地域のまちづくり構想……… 41
5
実現に向けて
1 実現に向けて重視すべき視点……… 952 協働のまちづくり推進のための役割分担……… 97
3 計画の管理と継続的な改善……… 98