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鉄道助成部の平成 22 年度の取り組み 1 鉄道助成業務執行体制の見直しへの対応 (1) 鉄軌道輸送高度化事業費等補助金に係る業務が平成 22 年度から国に移管されたところであるが 本年度については 国土交通省からは 業務の円滑な引継ぎを図るため 業務の支援等を実施するよう要請を受けているところであ

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(1)

その他鉄道助成業務の実施

に関し必要な事項

(2)

1 鉄道助成部の平成22年度の取り組み 1 鉄道助成業務執行体制の見直しへの対応 (1) 鉄軌道輸送高度化事業費等補助金に係る業務が平成22年度から国に移 管されたところであるが、本年度については、国土交通省からは、業務の円 滑な引継ぎを図るため、業務の支援等を実施するよう要請を受けているとこ ろである。 本業務については、地方運輸局が相当部分の実務を担当することとなって おり、申請書類のチェックや現地審査への同行と言ったその場その場での対 応とあわせて、現地審査における審査事例集の作成・配布や審査に関する説 明会を行い、地方運輸局による業務の円滑な実施を支援する(別紙1)。 (2) 当該補助金に係る現地審査は地域鉄道事業者の要望を把握するため有効 であったが、当該審査が今年度から国に移管されたことを踏まえ、今後の地 域鉄道事業者に対する情報提供体制のあり方について、「地方鉄道支援に係 る連絡会」や「地方鉄道支援に関する情報交換会」等の場において、関係者 と調整のうえ、見直しを行う。 (3) 平成23年度からの当該業務や、本年4月の事業仕分けを受けた超電導 磁気浮上式鉄道(リニア)に係る補助金交付業務の執行体制について、国土 交通省において検討が進められることが想定される。よって、この結果を踏 まえて、鉄道助成部の執行体制を検討する。 2 審査業務の効率的・効果的な執行(別紙2) 引き続き、重点審査項目、現地審査集中期間への対応策、工事等の件数が多 大な事業における抽出基準を11月までに設定し、12月からの本格的な現地 審査に臨む。 その際には、以下の項目について、留意する。 ① 審査業務量の多い整備新幹線案件、地下高速鉄道整備事業案件を中心とし て、前倒し審査案件を21年度よりも拡充する方向で検討する(現在のと ころ、整備新幹線では3件、地下高速鉄道整備事業においては2件の前倒 し審査を予定)。 ② 例えば、整備新幹線の構築物等の審査は、時間を要する一方、審査時間も 限られていたことから、このような21年度審査結果を踏まえて、抽出基準 の策定を行う。 3 助成制度に対する事業者等の理解促進(別紙3) 今年度もホームページ及びガイドブックについては、本年6月に改訂を行っ たところであるが、その際、行政刷新会議の「事業仕分け」において指摘され た補助金の交付状況についても掲載した。 4 地域鉄道事業者を支援するための技術情報等の収集と提供(別紙4) 平成 21 年度の現地審査において聴取した地域鉄道事業者からの技術情報等 に関する要望に基づき、本年6月に審査指摘事例集を作成・提供した。

(3)

時期 本省(鉄道局) 地方運輸局(鉄道部) 鉄道・運輸機構 鉄道事業者 4月頃 補助予定額の内示 補助予定額の内示 交付申請書の記載内容チェック 5~9月頃 申請内容の審査 交付申請書の受理・審査 内示額に基づき交付申請 交付決定 経由・通知 事業実施 6月末 現地審査指摘事項事例集の配布 現地審査事例集の作成 10月頃 補助金審査の説明会 現地補助金審査同行 12~3月 現地補助金審査 完了実績報告書の提出 補助額の確定 完了実績報告 確定額の通知 経由・通知 経由 支払請求書作成 支払 補助金受領 2

(4)

平成22年度予算 鉄道関係助成金における交付(繰入)決定の状況 (単位:千円) 平成22年度 残額 事 項 予算額 金額 (=未交付額) A B C=A-B 1.整備新幹線建設助成事業 145,731,436 145,731,436 -① 整備新幹線整備事業費補助 70,600,000 H22.4.1 70,600,000 - ・整備新幹線(5線5区間)の新線建設 ② 整備新幹線整備事業資金 ※ 72,431,436 H22.4.1 72,431,436 - ・整備新幹線(5線5区間)の新線建設 ③ 整備新幹線建設推進高度化等事業費補助金 2,700,000 H22.4.1 2,700,000 - ・フリーゲージトレインの技術開発調査等 2.主要幹線鉄道整備助成事業 583,000 424,713 158,287 ④ 新線調査費等補助金(新線等調査) 190,000 190,000 -(新線調査) 100,000 H22.4.1 100,000 - ・中央新幹線に係る調査 (中央リニア調査) 90,000 H22.4.1 90,000 - ・中央リニアに係る調査 ⑤ 幹線鉄道等活性化事業費補助(幹線鉄道) 393,000 234,713 158,287 (高速化) 20,000 H22.4.1 20,000 - ・JR札沼線の電化 (総合連携計画) 323,000 H22.4.1 164,713 158,287 ・【一部未交付】総合連携計画に基づくコミュニティ・レール化(継続事業のみ交付決定) (貨物鉄道整備) 50,000 H22.4.1 50,000 - ・北九州~福岡間及び隅田川駅の貨物輸送力増強 3.都市鉄道整備助成事業 13,779,968 13,421,968 358,000 ⑥ 都市鉄道利便増進事業費補助 2,100,000 2,100,000 -(速達性向上) 1,296,000 H22.4.1 1,296,000 - ・相鉄・JR直通線及び相鉄・東急直通線の新線建設 (駅利用円滑化) 804,000 H22.4.1 804,000 - ・阪神三宮駅の改良 都市鉄道整備事業費補助 10,472,968 10,472,968 -⑦ (地下高速鉄道) 10,472,968 H22.4.1 10,472,968 - ・仙台市東西線及び名古屋市6号線の新線建設、東京メトロ等の大規模改良 (⑤) 幹線鉄道等活性化事業費補助(都市鉄道) 389,000 389,000 -(旅客線化) 389,000 H22.4.1 389,000 - ・大阪外環状線の旅客線化 ⑧ 鉄道駅総合改善事業費補助 490,000 460,000 30,000 (駅総合改善) 460,000 H22.4.1 460,000 - ・京急蒲田駅等の総合改善 (総合連携計画) 30,000 未 - 30,000 ・【全額未交付】総合連携計画に基づくコミュニティ・ステーション化 ⑨ 譲渡線建設費等利子補給金 328,000 未 - 328,000 ・【全額未交付】譲渡線の建設に要した借入金の利子等に対する補給、例年3月に繰入申請 4.リニア等鉄道技術開発推進助成事業 956,598 956,598 -⑩ 鉄道技術開発費補助金 956,598 956,598 -(リニア) 467,298 H22.4.1 467,298 - ・超電導リニア基礎技術及び実用化に向けた走行試験等の技術開発 (高温超電導) 90,000 H22.4.1 90,000 - ・高温超電導磁石及び地上コイルの高度化等の技術開発 (一般鉄道) 399,300 H22.4.1 399,300 - ・鉄道総研、JR貨物、東急等が行う鉄道の安全性向上等のための技術開発 5.安全・防災対策等助成事業 1,514,434 1,098,965 415,469 ⑪ 鉄道防災事業費補助 411,000 411,000 -(落石対策等) 200,000 H22.4.1 200,000 - ・JR三島会社が行う落石・なだれ対策、海岸保全等の防災事業 (青函トンネル) 211,000 H22.4.1 211,000 - ・青函トンネルに係る変電所の配電盤の改修 ⑫ 踏切保安設備整備費補助金 152,000 未 - 152,000 ・【全額未交付】法に基づく踏切保安設備の整備、例年3月に交付申請 (④) 新線調査費等補助金(本四連絡橋) 28,434 未 - 28,434 ・【全額未交付】大鳴門橋の維持修繕に要する費用のうち鉄道負担分、例年8月に交付申請 ⑬ 鉄道施設総合安全対策事業費補助 923,000 687,965 235,035 (鉄道駅耐震補強) 840,000 H22.4.1 604,965 235,035 ・【一部未交付】建築協会(小田急等)及び東京メトロ等の駅耐震補強 (老朽化対策) 83,000 H22.4.1 83,000 - ・伊豆急行の鉄道施設改良・補修事業 162,565,436 161,633,680 931,756 ┌ 一 般 財 源 90,134,000 89,202,244 931,756 └ 特 定 財 源 ※ 72,431,436 72,431,436 -小 計 (1~5) 交付(繰入)決定 備考 年月日 別紙2 3

(5)

鉄道建設本部 105,591,440,000 (北海道新幹線・新青森~新函館) (9,571,496,000) (東北新幹線・八戸~新青森) (9,812,797,000) (北陸新幹線・長野~金沢) (41,850,037,000) (九州新幹線・博多~新八代) (43,887,258,000) (九州新幹線・武雄温泉~諫早) (469,852,000) 鉄道建設本部 72,431,436,000 (北海道新幹線・新青森~新函館) (6,915,078,000) (東北新幹線・八戸~新青森) (7,181,831,000) (北陸新幹線・長野~金沢) (24,477,322,000) (九州新幹線・博多~新八代) (32,831,229,000) (九州新幹線・武雄温泉~諫早) (1,025,976,000) ③ 鉄道建設本部 3,850,000,000 (新幹線新線調査) 鉄道建設本部 99,522,770 (中央リニア調査) 鉄道建設本部 195,777,774 (高速化) 北海道高速鉄道開発㈱ (JR北海道・札沼線) 101,280,781 青森市総合都市交通対策協議会 (青い森鉄道) 11,767,000 和歌山電鐵貴志川線・地域公共交通活性化再生協議会 21,254,000 ひたちなか市公共交通活性化協議会 (ひたちなか海浜鉄道) 45,000,000 福井鉄道福武線活性化連携協議会 8,333,333 富山市都市交通協議会 (富山地方鉄道) 24,229,423 JR可部線活性化協議会 -北九州貨物鉄道施設保有㈱ (JR貨物・北九州~福岡) 324,638,335 京葉臨海鉄道㈱ (JR貨物・隅田川駅) 109,080,000 1.整備新幹線建設助成事業 新線調査費等補助金〔新線調査〕 ⑤ 幹線鉄道等活性化事業費補助〔幹線鉄道〕 (総合連携計画) (貨物輸送力) 整備新幹線建設推進高度化等事業費補助金 2.主要幹線鉄道整備助成事業 ④ ① 整備新幹線整備事業費補助 ② 整備新幹線整備事業資金

(6)

平成21年度 補助金等の交付実績

(別紙3)

(単位:円) 交付実績額 鉄道建設本部 (相鉄・JR直通線) 1,249,000,000 鉄道建設本部 (相鉄・東急直通線) 317,295,000 (駅利用円滑化) 神戸高速鉄道㈱ (阪神三宮駅) 719,600,000 札幌市 5,481,401 仙台市 (東西線) 6,785,776,123 東京都 878,784,202 名古屋市 (桜通線) 3,494,066,188 大阪市 652,706,187 中之島高速鉄道㈱ (京阪中之島線) 522,185,484 西大阪高速鉄道㈱ (阪神なんば線) 147,023,382 (東京メトロ) 東京地下鉄㈱ 1,043,842,278 千葉県 4,172,597,000 市川市 50,799,000 船橋市 43,626,000 松戸市 114,744,000 成田市 2,039,983,000 鎌ケ谷市 77,093,000 印西市 125,201,000 白井市 110,859,000 (旧)印旛村 29,882,000 (旧)本埜村 22,411,000 (旅客線化) 大阪外環状鉄道㈱ 208,256,000 蒲田開発事業㈱ (京急蒲田駅) 318,000,000 日暮里駅整備㈱ (京成日暮里駅) 839,000,000 江古田駅整備㈱ (西武江古田駅) 174,311,440 野方駅整備㈱ (西武野方駅) 140,146,634 北大阪急行電鉄㈱ (阪急西宮北口駅) 99,180,600 東長崎・椎名町駅整備㈱ (西武椎名町駅) 12,801,920 ⑩ 鉄道建設本部 328,000,000 3.都市鉄道整備助成事業 ⑥ 都市鉄道利便増進事業費補助 (速達性向上) 地下高速鉄道整備事業費補助 (公営) (準公営) 〔⑤〕 ⑨ 譲渡線建設費等利子補給金 交付先 (成田スカイアクセス線) 幹線鉄道等活性化事業費補助〔都市鉄道〕 ⑦ 補助金等 ⑧ 空港アクセス鉄道等整備事業費補助 (空港アクセス鉄道) 鉄道駅総合改善事業費補助 5

(7)

(リニア基礎技術等) (財)鉄道総合技術研究所 598,925,879 (リニア高温超電導磁石等) (財)鉄道総合技術研究所 100,000,000 (財)鉄道総合技術研究所 (軽合金製車体の安全性向上他) 192,917,000 日本貨物鉄道㈱ (入換機関車) 75,000,000 日本貨物鉄道㈱ (運用計画) 13,400,000 東京急行電鉄㈱ (連接踏切ブロック) -東京急行電鉄㈱ (回生ブレーキ) 37,800,000 東京急行電鉄㈱ (省エネ・空調装置) 1,500,000 ㈱京三製作所 (列車制御装置) 27,200,000 ㈱ケイ・エス・エイ (レール断面測定装置) 4,280,000 住友金属工業㈱ (溶接部疲労耐久性向上) 2,500,000 日本信号㈱ (広帯域無線測距通信装置) 50,000,000 川崎重工業㈱ (電池駆動LRV) 52,944,000 (青函トンネル) 鉄道建設本部 1,007,374,406 北海道旅客鉄道㈱ 189,160,315 四国旅客鉄道㈱ 69,691,643 九州旅客鉄道㈱ 76,812,448 由利高原鉄道㈱ 15,915,953 秋田内陸縦貫鉄道㈱ 16,441,579 北陸鉄道㈱ 31,147,328 岳南鉄道㈱ 15,331,964 しなの鉄道㈱ 9,730,124 上田電鉄㈱ 27,659,990 わたらせ渓谷鐵道㈱ 13,498,539 富士急行㈱ 26,973,416 明知鉄道㈱ 17,613,873 樽見鉄道㈱ 15,116,930 近江鉄道㈱ 18,666,666 信楽高原鐵道㈱ 9,999,999 叡山電鉄㈱ 55,628,000 錦川鉄道㈱ 10,599,250 鉄道防災事業費補助 ⑪ 5.安全・防災対策等助成事業 4.リニア等鉄道技術開発推進助成事業 (落石・なだれ等対策) 鉄道技術開発費補助金 (一般鉄道) ⑬ 鉄道軌道輸送高度化事業費補助金 ⑫

(8)

平成21年度 補助金等の交付実績

(別紙3)

(単位:円) 交付実績額 土佐電気鉄道㈱ 11,666,666 甘木鉄道㈱ 27,965,920 平成筑豊鉄道㈱ 130,809,249 十和田観光電鉄㈱ 11,945,839 三陸鉄道㈱ 76,363,387 IGRいわて銀河鉄道㈱ 24,898,253 阿武隈急行㈱ 42,562,197 万葉線㈱ 26,018,508 富山地方鉄道㈱ 49,711,650 富山ライトレール㈱ 32,616,273 上毛電気鉄道㈱ 15,375,535 上信電鉄㈱ 51,693,586 真岡鐵道㈱ 14,647,589 ひたちなか海浜鉄道㈱ 13,733,333 関東鉄道㈱ 41,029,360 秩父鉄道㈱ 36,030,865 伊豆急行㈱ 84,588,333 静岡鉄道㈱ 67,341,974 大井川鐵道㈱ 48,714,795 天竜浜名湖鉄道㈱ 45,179,103 長良川鉄道㈱ 56,541,065 三岐鉄道㈱ 14,736,666 伊賀鉄道㈱ 64,333,333 福井鉄道㈱ 97,634,651 えちぜん鉄道㈱ 154,029,326 京福電気鉄道㈱ 10,000,000 北近畿タンゴ鉄道㈱ 29,359,980 神戸電鉄㈱ 259,690,508 八頭町 (若桜鉄道) 11,982,591 一畑電車㈱ 29,148,000 高松琴平電気鉄道㈱ 50,330,032 土佐くろしお鉄道㈱ 35,600,000 筑豊電気鉄道㈱ 16,300,995 松浦鉄道㈱ 173,542,402 島原鉄道㈱ 17,549,243 ⑭ -広島電鉄㈱ 127,125,000 函館市 68,849,480 万葉線㈱ 4,687,500 災害復旧事業費補助金 ⑮ LRTシステム整備費補助金 交付先 ⑬ 鉄道軌道輸送高度化事業費補助金 補助金等 7

(9)

北海道旅客鉄道㈱ 13,891,290 四国旅客鉄道㈱ 8,835,064 福島交通㈱ 2,100,000 富士急行㈱ 5,748,672 近江鉄道㈱ 14,038,600 広島電鉄㈱ 3,620,000 九州旅客鉄道㈱ 21,411,714 富山地方鉄道㈱ 4,985,000 上信電鉄㈱ 6,600,500 上毛電気鉄道㈱ 10,401,200 関東鉄道㈱ 5,899,999 秩父鉄道㈱ 4,085,000 一畑電車㈱ 5,700,000 島原鉄道㈱ 14,390,000 新京成電鉄㈱ 4,322,666 名古屋鉄道㈱ 5,382,172 〔④〕 (独)日本高速道路保有・債務返済機構 19,814,000 (社)鉄道建築協会 (京成) 213,559,000 (社)鉄道建築協会 (小田急) 221,587,833 (社)鉄道建築協会 (東急) 128,183,333 (社)鉄道建築協会 (近鉄) 56,308,103 (社)鉄道建築協会 (南海) 110,666,666 (社)鉄道建築協会 (京阪) 12,917,800 (社)鉄道建築協会 (名鉄) 13,007,750 交通サービス㈱ (阪神) 49,033,332 北大阪急行電鉄㈱ (阪急) 79,160,000 北大阪急行電鉄㈱ 24,494,666 大阪府都市開発㈱ 44,000,000 東京地下鉄㈱ 122,333,333 九州旅客鉄道㈱ -北総鉄道㈱ 4,600,000 (老朽化対策) 伊豆東海岸鉄道整備㈱ (伊豆急) 82,807,766 鉄道施設総合安全対策事業費補助 ⑯ 踏切保安設備整備費補助金 新線調査費等補助金〔本州四国連絡橋〕 ⑰ (耐震補強)

(10)

鉄道軌道輸送高度化事業費補助金に係る

審査指摘事項事例集

平成22年6月

独立行政法人

鉄道建設・運輸施設整備支援機構

別紙4

(11)

すが、平成22年度からは「鉄道軌道輸送対策事業費補助金」と

して、国から鉄道事業者等に対して直接交付することになりまし

た。

当機構では、これまで実施してきた本交付業務を通じて培っ

てきた申請書類等のチェックや現地審査に関して、様々な事例

の蓄積を有しています。

本資料は、鉄道事業者から、「自社の参考としたいので、これ

までの現地審査等で指摘した事項について、審査事例集を作

成し、公表して欲しい。」というご要望を受けて、主に平成21年

度の現地審査の指摘事項等を取りまとめたものです。

今後の助成対象事業の円滑かつ適正な実施のため、ご活用

いただければ幸いです。

【問い合わせ先】

〒231-8315

神奈川県横浜市中区本町6-50-1

(横浜アイランドタワー 20階)

独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構

鉄道助成部 助成第二課

TEL 045-222-9135

FAX 045-222-9149

(12)

5.その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

2.入札・契約業務に関すること・・・・・・・2

3.工事の施工に関すること・・・・・・・・・・4

4.補助金の手続きに関すること・・・・・・8

1.設計・積算に関すること・・・・・・・・・・・1

(13)

1 【指摘事例】 PCまくら木化工事の積算において、しゅん工図等作 成に係る測量費用を計上していた。 【審査結果】 二重計上のため否認。 しゅん工図等作成に係る測量費用 は、技術管理費として共通仮設費率 に含まれており、積上げ計上すると二 重計上となるため。 2 【指摘事例】 重軌条化工事の積算において、全て夜間作業で計 上していたが、実態は一部昼間作業を行っていた。 【審査結果】 昼間作業相当額を超える額を否認。 施工の実態に即した積算を行って いないため。 3 【指摘事例】 PCまくら木化工事等の工事価格算出において、1社 のみの見積書により価格を決定していた。 【審査結果】 積算の改善を指摘。 業者の見積りによる積算は、2社以 上から見積を徴収すべきである。さら に、金額については業者の希望価格 的なものとなることが多いので、採用 する場合は内容を査定する等、価格 が割高とならないように努める必要が あるため。 材料単価の見積りについても同様 である。 4 【指摘事例】 直接工事費の大小にかかわらず、諸経費率(共通 仮設費・現場管理費・一般管理費等)について、自 社で決めた一律な率で積算していた。 【審査結果】 積算の改善を指摘。 諸経費率は、工事種別・対象金額 によって異なるものであり、一律とす るのは好ましくないため。

(14)

-1-指摘事例及び審査結果

5 【指摘事例】 入札・契約業務を行うための社内稟議書に予定価 格が記載されていた。 【審査結果】 予定価格は入札前に稟議書等に記載しないよう改 善を指摘。 予定価格は、秘扱とし書面を封印し 管理する必要があるため。 6 【指摘事例】 予定価格が作成されていない、もしくは、作成されて いても、自社において積算がされていない例がみら れた。 【審査結果】 自社積算を行い、その結果を尊重して予定価格を適 正に決定するよう指摘。 補助金を受けて事業を行う場合は、 補助金の適正な執行が求められる。 そのため、積算の適切な実施に努 め、予定価格を作成することが求めら れるため。 7 【指摘事例】 随意契約理由書が書面で整理されていない。 【審査結果】 随意契約理由書を作成するよう指摘。 補助金等が国民から徴収された税金 その他の貴重な財源でまかなわれる ものであることに留意し、競争性、透 明性の向上が求められるため、理由 書を整理し説明責任を果たす必要が あるため。 8 【指摘事例】 ・契約約款の整備がなされていないため、請書のみ で契約がなされていた。 ・発注にあたり、工事内容の説明を書面ではなく口 頭で行っていた。 【審査結果】 契約約款、仕様書を作成し、条件明示するよう改善 を指摘。 請負者とのやりとりは書面によること が基本である。

2.入札・契約業務に関すること

(15)

-2-9 同工事区間において、レールの重軌条化及びPCま くら木化、または、PCまくら木化の箇所別発注がな されていた。 【審査結果】 工事は一括発注するよう検討を指示。 一括発注とすることで諸経費率が逓 減され、工事費が縮減されるため。

(16)

-3-指摘事例及び審査結果

10 【指摘事例】 コンクリート柱化において、1箇所、門形柱で施工し ていた。 【審査結果】 シングル柱相当額を超える額を否認。 当該工事においては構造上シングル 柱で十分であり、将来の先行投資は 認められないため。 11 【指摘事例】 踏切保安設備の更新工事において、防そケーブル を用いている上に防そ工事(砂詰め)を行っていた。 【審査結果】 二重計上となるため、原則高価な方を否認。 防そケーブルに加え防そ工事(砂詰 め)を行うことは二重対策であり、過 剰と判断されるため。 12 【指摘事例】 踏切保安設備の更新で、ケーブル収容率からみれ ば70mmでよいところ、150mmのトラフで施工してい た。 【審査結果】 収容率を考慮のうえ適切な幅のトラフで施工するよ う改善を指摘。 トラフの幅については、ケーブルの収 容率を勘案し、必要な幅を決定しなけ ればならないため。 13 【指摘事例】 産業廃棄物の処分において、マニフェストのE票(最 終処分終了票)がない。 ※ マニフェスト制度:産業廃棄物の適正な処理を 推進する目的で定められた制度。E票は排出事業者 の最終処分終了確認用。 【審査結果】 請負者から取り寄せるよう指摘。 産業廃棄物が最終処分場において処 分されたことの確認ができないため。

3.工事の施工に関すること

(17)

-4-14 車両の更新において、発生品の一部が倉庫に保管 されていた。 【審査結果】 3月20日の期限までに処分するよう指摘。 補助対象工事は発生品の処分まで 含むため。 15 【指摘事例】 排水溝の設置において、流末処理がされていないた め、排水があふれる恐れがある。 【審査結果】 適切に対処するよう指摘。 工事の計画が適切になされていない ため、整備効果が不十分。 16 【指摘事例】 施工計画書がなく、工事施工前に施工内容等の協 議がされてない。 【審査結果】 施工計画書を作成し、施工打合せを行うよう指摘。 施工管理、安全管理、品質管理、出 来形管理等が適切に実施されていな いため。 17 【指摘事例】 PCまくら木化工事においてまくら木交換した箇所の 一部で道床噴泥が生じている。 【審査結果】 整備箇所の調査と整備計画の改善を指摘。 PCまくら木交換を行う場合は、必要 に応じ道床厚や路盤の整備も併せて 行うべきである。

(18)

-5-指摘事例及び審査結果

18 【指摘事例】 現地審査において、使用材料を聞いても明確な回答 がなく、検査結果の合否についての問いにも説明が 不十分であった。 【審査結果】 鉄道事業者として補助事業の内容を適切に把握す るとともに技術力向上を図るよう指摘。 現地審査時には工事内容の確認の ため出来高確認等の説明を求める場 合があり、それに対する状況説明が なされないと工事内容の適否が確認 できないため。〔施工業者任せの工事 にしないためにも技術力向上は必 要。〕 19 【指摘事例】 しゅん工検査後の完成物件引渡しを口頭で行ってい た。 【審査結果】 契約約款の整備と書面による引渡しの改善を指摘。 財産の帰属を明確にするため、引渡 しの期日等を書面で残す必要があ る。 20 【指摘事例】 PCまくら木化工事で施工したPCまくら木において、 亀裂が発生しているものが2本あった。 【審査結果】 品質管理の徹底を指示した。その上で、交換するよ う指示。 材料の品質管理と施工管理を怠って いるため。 21 【指摘事例】 乗降監視装置において、ホームや待合室へ設置す べきところ、駅務室内に設置されているものが2台 (2駅)あった。 【審査結果】 適正な場所へ付け替えるよう指示。 補助事業の目的を満たしていないた め。

(19)

-6-22 現地審査において、埋設物や足場の出来高確認を するため写真の提出を求めたが、一部写真撮影の 失念により確認できなかった。 【審査結果】 埋設物等の確認できる写真記録を残すよう指示。 埋設物や仮設物は、完成後の確認が できなくなる。このため、工事着手前 に施工業者との打合せを行い、出来 高確認できる必要な写真記録を残す 必要がある。 23 【指摘事例】 連動装置の更新において、一部機器が新品ではなく 古い機器が再利用されていた。テスト時に古い機器 で行って特に問題が生じなかったため、そのまま使 用したものであるが、積算の単価は、新品単価に なっており、製品も事業者の手元にあった 【審査結果】 新品と取り替えるよう指示。 設計図の内容とおり整備することが 求められる。

(20)

-7-指摘事例及び審査結果

24 【指摘事例】 重軌条化において、施工箇所の20mが過年度(平 成16年度施工)補助箇所と重複していた。 【審査結果】 20m分を否認。 重複する箇所は耐用年数を経過し ておらず、財産処分手続きもとられて いない。よって、これを認めると二重 補助になるため。 25 【指摘事例】 前年度補助工事の橋りょうの改良工事(沓座の改 良)において、橋りょう塗装(補助対象外)のための 支保工足場費用を計上していた。 【審査結果】 支保工足場費用を否認。 補助対象は当該年度に実施される 工事に限る。 (補助対象外の工事が同時に施工 されている場合は、その費用計上に ついて注意すること。) 26 【指摘事例】 防護設備の工事内容が「法面固定 防護網」から「防 護柵 防護網」に変更されてたが、機構への変更申 請手続きがとられていない。 【審査結果】 速やかに手続きを行うよう指導。 交付決定内容と現地の工事内容に変 更が生じた場合は機構を通じ国への 変更手続きが必要になるが、必要な 変更申請手続きが行われていないた め。

4.補助金の手続きに関すること

(21)

-8-27 ・中古品は材料費は安価であるが、労務費等は新品と変わらず、総合的にみるとコスト増と なる場合がある。 ・中古品(レール、PCまくら木)で整備する場合は、発生原因の整理・品質の規格基準を満 たしているかが条件であり、キズ等の有無に留意する。

参照

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