加工撒学聯1告(工学)N・、55ユ987年12月 ,3
LDVによる平均速度の測定
(昭和62年4.月20日 原稿受イ寸)
制御工学科小宮勤一
森 下 太
Measurement of Mean Velocity by means of LDV
by Kin.ichi KOMIYA Futoshi MORISHITA
Abstract
蕊㌶鶯三欝鶯竃≧嚥鶯i緊鷲竃鷹
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1.まえがき 2.実験装置
測定酬は通當のLDVのi胱系において光縣およ s[ …『 隔 p I_ぷ
1』, 1㌔・rel・
ぴ信号処理系に若干の変吏を行なっている。実験装置お
よび実蹴果について述べ1流」馴定の応用への可能性 ㌫。 1㌫.
、・上已
レーザト・方継計(LDV〕は醜測定の一つの 剛{・実職置の酬を示す.この装IF[嚥糊成は 方法として非蜘によ端蜘分の速度酬定できるこ H・−N・レーザを光源としてトラ。肪式のf言号処齪
とか砿く用いられている調・流速測定への応用にお をもつLDVである.すなわち光源からの光をピー、、ス いては非接触測定の利点が重視されていて勘多くの応 プ1戊・タで2つに分け.集光レ以で 1・」定箇所に集光す
用が鮎されており・またこのプ丁法醐する成翻出版 る却‖蹴励粒子による蹴光と,光源からの直接光されている〜〕 @ の一部を齢し.朴マルチプライヤで電気鰐に変換
この報告はLDVを利肌て剛転円板の緬の平均連 している.この信号はド。プラ周波数を古んでいるので
蛙訓掟す砧法に附るもので.上に述べた微少な部 このイ這号の周波数を測定することにより継蜘ること分の連度の測定が出来る特色をすて.出来るだけ広い音日
分の速度の酬を一度聞ミ肌ようと鵡たものである. h。_ご∵.
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圃一1 EXPE印MENTAL ARRANGEMENT
34 小宮勤一・森下 太
ができる。 を平面状に集光レンズによって円板上に直線状に集光さ ホトマルチプライヤの出力は前置増間器で増『畠され周 せる。このことによって測定部分を広げることができる。
波数トラッカの入力となる。周波数トラッカの機能は次 班に円板の前に図2に示す5個2列のピンホールをもっ の通りである。入力信号の周波数に追従するように電圧 マスク]をおき.円板上に直線状に集光している光を図 制御発振器(VCO)の出力周波数を電圧によって制御 3に示す5個の点になるように設置する。このピンホー一
しているので,VCOの出力周波数を局波数電圧変換 ルの大きさは各スポットの光の強度が同じになるように
(F/V変換)を行なえばドフプラ信号に対応するアナロ 実験的に求めた。この為に外部及び内部のピンホールの グ信号を得ることができる。このアナログ信号を光学系 大きさが大きく,他はそれより小さくなっている。また の設置条件に入れて信号処理を行ない連度表示がされる。
但しトラッカの入力信号は問欠的でしかもノイズを含ん
二㌶イ1鷺霊≧;㌫蕊 加(宝』
い時ににはドロップアウトの検出回路が働いて,ドロッ
プアウト直前の表示を保持する機能をもたせてある。 叶 (1mm)
#2(o.4㎜)
以上のよう繊置及びその離によって_点の」蛾は 。 ・3(α・mm)
寸 、4(q2 mm)
測定できるが.多点の連度測定,あるいは平均速度の測
。5(1mm)
定をすることを考えると,光学系及び信号処理系を測定 点の数だけ用意して同時測定を行なうか,あるいは測定 点を移動して周頂的に何点かの測定を行なう2)必要が
でてくる.しかし一方,一般、,もちいられているLDv Mask1
において測定体積中の速度が一様でない場合,すなわち 図一2 MASK 1 連度分布がある場合には検出されたドップラ信号中に速
度分布に対応するドップラ信号が全部含まれているはず
である。合亡=ll=蕊:㌶: 謬諺・ぐ『㌧
に次のような改造を加えた。なおこの実験において測定 図一3 RATATING DISC の対象としたのは回転円板の表而の線速度で.円板は1享
さ5mm,半径60mmの透明アクリル樹脂製であり,そ
の一面を散乱光が得やすいようにヤスリによって表面に i 細いきずを一面につけてある。また円板の回ほ速度は光 1
電式のピ。クア。ブと剛酬・よって測定し,レーザ速 」[i、−L一
度計による測定値の参照値とした。 \㌔]il
−1㍍ 山 3.光学系及び信号処理系の改造 L=5mm
w=01m (亙⊃
光学系に潤しては図1に示す円筒レンズ.マスク1及
びマスク2の増設を行なった。円筒レンズによって光束 図一4 MASK 2
LDVによる平均速度の測定 35
円板全体に対して中心から各スポットまでの長さは図3 に示す通1〕である。更に不必要な散乱光を制阻するため
にFI板の後方にスリット状のマスク2(図4}を設けて, (己) ・ ホトマルチプライヤに入射させる。 200
以上述べたような改造によって得られるドップラ信号
のなかには円板上の5点の速度に対応するドップラ信号 O が含まれているが.信号処理系は一系列であるのでこの
ま・では或る瞬問の最も光の強度の強い点の速度が順次
指示されるだけで平均速度は求められない。また前述の 300 ようにドップラ信号は朋欠的となリドロップアウト回路
が作動して直前の測定仙を保持することになる,また一
←o 方マスク1のために5点の速度に対応するドップラ信号 三 〇 が得られるひん度はほf等しいと考え,検出される信号 O の度数分布を測定することを試みた。
200
/州i l・[i
ω:
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L・1
・ , 、 {503rPs l ト
(c) l
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盤鷲驚ぽ蕊㌻ 。民!直汕
80 100 120 ]40
ナログ信号をA/D変換器によってディジタル信号に変 VELOCi丁Y 〔rrγs〕
換し,適当なサンプリング間隔でマイクロコンピュータ のメモリに記憶させ,その後マイクロコンピュータに
よって度数分布を求めてヒストグラムを作成する。サン プリング間隔は78μs,A/Dコンバータのゴit干化はユOV
が]2ビットに対応させてある。 200 入力信号がない時の処置は次による。すなわちドロッ
プアウト回路が作動している時はサンプリングを中止し,
入力がある時のみサンプリングを行なう。この機能に 0 よってサンプリングされるデータは最も新しいデータに
限られることになる。
ヒストグラムは速度のデータを].17×10−2m/sに相 200 当する2、掴mV毎に区切って度数を数えている。
290rp5 1
,
(d) 1 .{
4.実験結果および検酎
⊆o 前節に述べた装置および方法によって得られたヒスト 自 o グラムの例を図5に示す。円板の回転連度を24.9−44.O
rpsの範囲で6段階に変えてある。横軸は光学系の設置 200 条件からえられる測定周波数に対応する線速度が示され,
縦柚は度数を示している。
この結果から度数の多い山が3つ表われているが,速 O
270rPs l
(e) 1ネ
Aム!ll州
I l .
2419rPS
。)!
1酬;
80 100 120 140
度が8m/s以下に対応する信号は回転数が変化しても VELOCITY [凧ノ5]
ピー一クの位置は変化していない。こ・に現れている信号
は図5の(b)の場合にみられるように全く現れない場合も 図一5 EXAMP」ES OF HISTOGRAM 1
36 小宮勤一・査下 太
あって,信号中に含まれるノイズによるものと判断され. ことが示された。
したがってこの実験装置において測定できる速度の下限 この実験装置は改良すべき点が多く残されている。光 は8m/sとなる。 学系の調整がむずかしいこと,また信号処理装置方法も 8m/s以上の速度に対応する度数分布の別の例を図 改善の余地がある。前書に述べたように流速の平均を測 6に示している。この図の横軸にはマスク1のピンホー 定することを試みて或る程度の成果を得ているので別の ルに対応する速度が#1−#5で示してあり,度数分布 機会に報告する。
のピンホールに対応する速度の位置をNo.3とNα4で
示してある。検出されるドッブラ信号には円板上の5点に対応する 速度のドップラ信号が含まれている。しかしこの実験の データからは5点に対応する速度にピークは現れず,ピ
ンホール#1−#3の中央部と,#4−一#5の中央部の 連度に相当する2つのピークが現れている。この理由は
ドップラ周波数が比較的近いため.また度数分布の広が りの為に互に分離されていないことが考えられるqこの 傾向は円板の回転数が減少することより薪しくなり,図
6の(3)に示されるように度数分布のピークは一つしか現
れない。図6の〔1).②には度数分布のピークは2つ現れている ← が,No.4のピごクに比べてNo.3のピークは度数が非 言 常に少なし㌔これは実験装置に付加したマスク1のピン
ホ_」の大きさ,位置が関係するが最勘大きさでなく 3°°
各ピンホールの光の強度が等しくなかったために生じた
_ 0
と考えられる。この点に閏しては更に検討の必要がある。
5個のピンホールからの信号を分離するにはピンホール
10 11 12 13 14
勧適切な決定と共1・・ピンホー・レ ll隔に肌ても検肘 VELOClTY[。/、]を行なわなくてはならない。
図6のヒストグラムのピークに相当する速度は.2個 図一6 EXAMPLES OF H旧TOGRAM 2 および3個のピンホールの位置に対応する速度の何らか
の意味での代表であると考えられる。この注度から平均 を算出する操作をマイクロコンピュータで行なった。そ
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の結果を図7に示す。円板の回転速度から求めた平均速 15 度とよく一致していること柚かる・
@ 誓
一
5.結 論 』巳1。
周麟トラ・カを信号処理瓢として用し るLDVに
おいて多点の平均速度の可能性を実験的に検討した。測 〉 @読
定の対象は回転円板の上の直線の平均速度で,一般の LDVの光学系にピンホールをもつマスクとスリソトを
加貞て同時に多点のドップラ信号をとり入れて一系列の 0 信号処理装置に若干の改造を加えた結果.限られた測定
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」 L 10 20 30 40 50 [rP5]
条件,速度範囲でほあるが平均速度の測定が可能である 図一ア EXPERIMENTAL RESULTS
LDVによる平均速度の測定 37
参 考 文 献
〕〕例えば
B.M. WATRASIEWICZ&MJ. RUDD;LASER DOP−
PLER MEASUREMENTS. BU丁TERWORTHS,(1976)
2)N.NAKATANI、 M. TAKITA, T. IZUMI&T. YAMA−
DA, LASER DOPPER VELOCIMETRY USING POLARIZATION−PRESERVING OPTICAL FIBERS FOR SIMULTQANEOUS MEASUREMENT OF MUL−
TIDMENSONAL VELOCITY COMPONENTS, R、 S.1.