札幌医科大学学術機関リポジトリ
ikor
S APPORO M EDICAL U NIVERSITY I NFORMATION AND K NOWLEDGE R EPOSITORY
・コンテンツの著作権は、執筆者、出版社等が有します。
・利用については、著作権法に規定されている私的使用や引用等の範囲内で行ってください。
・著作権法に規定されている私的使用や引用等の範囲を越える利用を行う場合には、著作権者の 許諾を得てください。
Title
看護学生の動作姿勢にかかわる教育的介入による効果の検討 : 小型モーションセンサーを使用した客観的評価を用いて
Author(s)
首藤, 英里香; 中村, 円; 大日向, 輝美Citation
札幌保健科学雑誌,第6
号: 21-27Issue Date 2017
年DOI 10.15114/sjhs.6.21
Doc URL http://ir.cc.sapmed.ac.jp/dspace/handle/123456789/6986
Type Technical Report
Additional
Information
File Information n2186621X621.pdf
研究報
看護学生の動作 にかかわる 的介 による効果の検討
-小 ーション ン を 用した 的評価を用いて-
藤英 中村 大日向輝美 医 大学保健医療学部看護学
本研究の目的は、体位変換と 介助の動作について小型モーシ ンセンサを用いる 的 を り 入れた教 的介入の 果を明らかにすることである。対象はA大学看護学生7名であ た。対象者は 位で 床している 者 の体位変換と 子 介助を実施した。実施時に小型センサを用いて 部の
角度を し、実施 を動 した。教 的介入として、研究者は した 角度を フで示 し、実施時の動 とともに対象者と確認して 部負担の ない動作 の指 を行 た。研究デ インは シン ル ースデ インを採用し、4つのセッシ ン(介入 、介入 、介入 日、介入1 月後)に分 けて実施した。 角度の変 は対象によ て は られたものの、全学生が介入 日・1 月後で
角度40 より であ た。教 的介入 の では「自 の動作に関する具体的・ 的な理 」「よ り良い援助 の 」等の内 が記述されていた。小型センサを り入れた教 的介入は一定の 果が得 られると考えられた。
キーワード:看護動作、 角度、動作 、小型モーシ ンセンサ
Study on the Effects of an Educational Intervention on the Working Posture of Nursing Students: Objective Assessment with a Small Motion Sensor
i a U ado a N U Te mi IN T
Department of Nursing, School of Health Sciences, Sapporo Medical University
T e p pose o t is sin e- ase esea as to e a ate t e e e ts o an ed ationa inte ention aimed at improving the working posture of nursing students during nursing tasks. Seven nursing students from Uni e sit e e as ed to pe o m t e tas o an in t e position o a mo patient in in ed a e- up, and transferring her to wheelchair. During the task, the forward inclination angle (FIA) of the lower
a as meas ed it a sma motion senso and t e a tion as e o ded on ideo T e ed ationa intervention consisted of showing a diagram plotting the angle and the video to each subject immediately after task performance and giving guidance on the best posture. Four sessions of task performance were undertaken (before intervention, intervention, a day after and a month after intervention). Changes in the FIA over the sessions varied from student to student, but the FIA was lower than the risk level of 40 degrees in all subjects in the third and fourth sessions. According to the subjects’ feedback, the intervention helped them to understand their action subjectively and visually and to learn how to provide better assistance to patients T ese es ts s o a de ee o positi e e e ts o t e p esent ed ationa inte ention
e o ds N sin a tion o a d in ination an e o in post e ma motion senso
Sapporo J. Health Sci. 6 21-27(2017) I 10. 15114/sjhs. 6. 21
受付日:2016年11月2日 受理日:2017年2月2日
先 藤英里香: 060‐8556 札幌 中 1条西17 目 札幌医科大学保健医療学部看護学科
藤英里香、中村 、大日向 美
Ⅰ は
め に看護 者の 発症 は他 種と して く、
が の原 の とつとな ている。 に や中
、 自 な 、 の りを う動きが看護動作時の を引き こす 子とされている1),2)。看護援助の 中で に体位変換と 介助は、これらの 子を う 負担の大きい動作であるといわれている。したが て、
のためには体位変換および 介助時の 部 の負 担を さ ることが必 である。さらに人 の身体負担 を さ 発症を する方法としては、 ディメカ
クスの活用が 要であることが報告されている3)。 ディメカ クスは物理学と 学の 原理を利用した経
の良い と動作のことである4)が、それを活用す るためには原理を理 し 識的な行動を らなければなら ない。看護師を対象とした体位変換にかかわる研究では、
ディメカ クスの 識や技術、認識 のために くの 看護師が 部に負担のかかる で看護援助を行 ている 現 が報告されており5)、安全で 的に身体を うため の教 的介入の必要 が える。また、先行研究では、看 護師の 発症は 後 であることや、看護学生の
発生 が いこと、 ディメカ クスの原理を理 して いてもそれを単 に活用できないことが いなど6)‐8)が述 られており、学生を対象にした の にかかわ る教 が められていると考える。
このような現 の中、 ディメカ クスを 識的に活用 するための教 的なかかわりとしては、自 の動作 を
的に することが 要であり、そのために デオ などを り入れて 的に確認することの有 が明ら かにな ている9)。自 の動作 を確認する手段として 次 的に動作分 を行いその 果を報告している研究10)
もみられている。しかし、これまである動作 は、
角度や きを正しく 定するために 数のカメ が必要で ありその費用も であるのに加えて、 する場所が限 られてしまい実 の看護動作を分 することは しい。
そこで、動作 すなわ 看護者の ディメカ クスに かかわる教 的介入において、実 の看護動作を する 機 として、身体に できる小型モーシ ンセンサ(以 下、小型センサ)に 目した。この小型センサは身体の位 の時 的変 を 定できることから、 デオ と 用することによ て、ある時 における 次 的な動き を えることが である。さらに、小型センサで さ れたデータを角度に 換し、実施後す に確認できる を教 的介入に活用することで、自 の動作の を 的に えることができ、 の改 につながるのではない かと考える。
今回 々は、 子の う身体的負担の大きい体位変 換と 動作に をあて、小型センサを用いて動作時の
角度を し、その数 を対象である学生とともに確 認しながら適切な動作 の指 を行うという教 的介入 の 果を検 したいと考えた。この研究を して教 的介 入による 改 の を し、今後の 果的な技術教
つな ていくことを らいとする。
Ⅱ 法
研究デ イン
シン ル ースデ イン(対象者 ース インデ イン)とした。
シン ル ースデ インは、対象者は 数で「コントロ ール 」を けないが、1人 つの対象者に対して介入を 入していない時 ( ース イン )と介入を 入して いる時 (介入 )を 定し、その時 における従属変数 の変 によ て介入の 果を判定する実験研究法の1つで ある11)。また、この研究法は 定がくり返し行われるとい う があり、個人における変 や反 を することか ら結果を対象者に することが である。本研究で は、教 的介入の有 について対象となる学生個々に対 して、 的指 を用いて介入 と し経時的に し ていくことから、この方法を採用することとした。
研究対 者
A大学看護学科1年次学生 1)対象学生の 定条件
1年次 に ディメカ クスについての を受 けている
それに う体位変換および 動作の 習を終えて いる
2)除外条件
部の および の自 がある者を除く
研究 法
)実 する体位 換および移 介助動作の内
研究対象者は、 ッド上に 位で 床している 者 を 手 動し、 位から長 位、 位
、 子 の 介助を行うこととした。また、体位 変換および 介助は学生が 習で体験した方法とした。
手 の 動は、 を ッドフレームに付けて「て この原理」を活用する方法で行い、 位から 位 の 体位変換は、対象者の手 の上 を「てこ」にしてカー を き上体を こし、 部を支 として回 さ る方法 とした。 子 は、歩行 で一部介助が必要な対象 者を 定し、看護者の を対象者の の に入れ 部 もしくは を支える方法とした。 ッドの さは、学生 自身が適切であると考える さに調 さ た。なお、 者
は身長168.4cm、体 67.3kgの同一の 者とした。
)動作 の 機器
MicroStone 8 ン ル小型 線モーシ ンレコ ー M P-RF8 を 用して、 部の 角度を した。
は、小型センサを固定した ンドを 下部に巻き、
床 に いた基 となる小型センサとの 角の相対 角度を算出した。動作終 後、 された 角度のデー タは動作角度 フト ア M P-DA2-S を 用し て フ した。
また、体位変換および 介助動作の実施 を動 した。 した動 より、研究対象者が立位から し める時 ~ 者 を 子に ら るまでの時 を算出 した。
)実 法
実施 を4つのセッシ ンに分け、 教 的介入 : ース イン1 (BL1)、 教 的介入実施時:介入 ( )、
介入 日: ース イン2 (BL2)、 介入 1 月 後: ース イン3 (BL3)と 定した。それ れのセ ッシ ンで3回 つ 動作・体位変換を行い 角度の
を実施した。
実験条件としての 立変数は、介入 に行う動作 に 関する教 的介入である。介入の内 は、対象者が小型セ ンサを し体位変換および 動作を行 た後、研究者 は した 部の 角度のデータを経時的な れ線 フで示し、体位変換・ 介助時の動 と合わ て対象者 と一緒に確認した。確認時には、どの動作の時に 角度 が 度にな ているのかを対 さ ながら、 部に負担の
ない動作の指 を行 た。その 、 部の 角度・
角度と しながら介入した。 角度・ 角度と は、日本人の 的な体 データから算出した結果に基づ いた、 部にかかる負担が大きいと判断できる な 角度( 角度)と、 が必要な 角度( 角度)
のことである12)。今回は先行研究と同 に 角度40 、 角度30 を目安として動作の指 を行 た。 角度 が大きい動作の時には、 の さ・基 の広さ・
線と基 の関係の からどのように改 するとよい か、学生に考えさ ながら適切な動作 を具体的に え た。また、本実験における従属変数は各セッシ ンで3回
つ する 角度である。なお、従属変数の変 が 立変数に することを明瞭にするため、実験条件を 入 するタイ ン は 数被験者 で介入時 を らして行う こととした。
)対 者の基本的 性および質 調査
対象者の基本的属 として、 別、年 、体 (身長、
体 )について確認した。加えて、今回行 た教 的介入 の 果について 問紙を用いて確認を行 た。これらは介 入 に実施した。「今回実施した自 動作の り返り」で は、 部 角度を フで確認することにより自 の 動作を 的に できると うか、 指 を含めた今回 の介入は今後の看護援助に活かしていくことができると
うかについて5件法(5 : う、4 : し う、3 :ど らともいえない、2 :あまり わない、1 : わない)
で回 を得た。さらに、 ース イン3 に、介入後1 月 の自 動作について 問紙を用いて確認を行 た。 介 入後、指 を受けた内 を動作時に活用することができて いると うか、 指 を含めた今回の介入は今後の看護援 助に活かしていくことができると うかについて5件法(5
: う、4 : し う、3 :ど らともいえない、2
:あまり わない、1 : わない)で回 を得た。また、
教 的介入 の について自 記述 を けて記載して もら た。
分析 法
1)4つのセッシ ンでそれ れ3回 つ した 角度 は、対象者 とに経時的変 を フに示した。 部 の 角度は、 角度および 角度内に ま て いるかを確認し、安全な 動作であるかどうかおよ び教 的介入の 果の有 の判断指 とした。 し た 角度および実施時 は、3回 した全ての 定 からセッシ ン とに 等を算出し、角度・
時 の変 についてはSPSS Statistics 22.0を用いて Friedman検定を行 た。
2) 問紙調査は、5件法で したものについて 問項目 とに を算出し、自 記載の項目は記述内 を 類 に従い分類した。
理的配
対象学生 の倫理的配慮として研究目的および 内 を説明した上で、 の し出のあ た学生に対して、研 究 加は自 であること、 名 の保 、 中中断の 利の保 、成 には一切関係ないこと等を口頭およ び書 で説明し、 名で同 を得た。なお、本研究は札幌 医科大学倫理委員会の 認を得た後に実施した( 認年月 日: 成27年10月23日)。
Ⅲ
果対 者の 性
本研究の対象者は 4名、 3名の 7名で、年 19.1 0.4 、身長164.6 9.1cm、体 55.4 9.5kgであ た。
腰部 角度の
4つのセッシ ン との 角度の は、 ース イン1 (以下、BL1)34.3 25.4 、介入 (以下、 ) 34.7 24.4 、 ース イン2 (以下、BL2)30.3 20.8 、
ース イン3 (以下、BL3)31.6 20.3 であり、有 な差が認められた(p=0.000)。BL3ではBL1・ と して、
BL2ではBL1・ と して有 に 角度が していた
(表1)。また、対象者別の各 における 角度は表2
藤英里香、中村 、大日向 美
ッション との腰部 角度
Friedman
平 中 (25 タイル 75 タイル pair p
BL1 (1) 34.3 25.4 29.6 (11.7 53.6) BL1 and I 0.00 (2 1)
**Ⅰ(2) 34.7 24.4 32.4 (15.5 52.2) BL1 and BL2 0.00 (1 3)
**BL2 (3) 30.3 20.8 27.7 (11.7 46.2) BL1 and BL3 0.00 (1 4)
**BL3 (4) 31.6 20.3 29.2 (13.8 47.3) Ⅰ and BL2 0.00 (2 3)
**Ⅰ and BL3 0.00 (2 4)
**BL2 and BL3 1.00
p 0.01 対 者別の 期における腰部 角度( )
ースライン 期(
1
介 直 ) 介 期(Ⅰ 的介 実 時) ースライン 期(2
介 日) ースライン 期(3
介1
月後)平 中
(25
タイル75
タイル 平 中(25
タイル75
タイル 平 中(25
タイル75
タイル 平 中(25
タイル75
タイルNo1 31.7 25.9 22.0 (10.3 52.0) 24.1 16.0 20.8 (10.5 35.2) 22.4 20.4 14.1 ( 5.5 38.6) 21.5 17.7 14.5 ( 7.6 34.7) No2 43.8 26.1 44.7 (18.0 67.4) 41.7 24.6 41.2 (20.7 63.3) 34.8 23.2 30.5 (14.9 56.6) 36.9 23.0 35.5 (15.8 56.6) No3 33.4 18.9 32.5 (18.0 47.7) 30.1 17.0 27.8 (16.0 43.0) 28.1 16.5 25.4 (15.2 40.8) 30.5 16.7 26.6 (18.4 43.2) No4 34.2 29.3 26.1 ( 7.4 57.7) 39.7 25.6 42.8 (15.3 60.1) 32.1 20.7 31.3 (13.2 47.5) 29.4 18.4 29.4 (10.9 45.5) No5 40.0 23.6 38.6 (20.3 59.1) 42.6 23.2 45.8 (22.3 60.6) 38.4 20.0 43.5 (20.5 53.4) 39.5 21.2 44.7 (21.5 56.5) No6 26.7 17.7 24.6 (11.6 39.8) 31.1 16.3 30.4 (19.4 42.4) 31.0 16.1 30.6 (19.0 43.2) 28.5 15.7 27.8 (15.1 38.7) No7 26.5 26.1 13.2 ( 7.8 39.0) 32.8 35.5 30.0 (12.2 57.4) 27.3 21.8 19.3 ( 9.6 40.5) 35.1 21.5 31.8 (16.8 48.9)
ッション との実 時間( )
Friedman
平 中 (25 タイル 75 タイル pair p
BL1 (1) 54.7 17.4 50.0 (42.0 67.5) BL1 and I 1.00
Ⅰ(2) 49.2 10.4 45.0 (41.5 58.5) BL1 and BL2 0.03 (1 3)
*BL2 (3) 46.0 11.1 43.0 (36.5 57.5) BL1 and BL3 0.00 (1 4)
**BL3 (4) 44.0 11.1 42.0 (34.0 51.0) Ⅰ and BL2 0.25
Ⅰ and BL3 0.01 (2 4)
*BL2 and BL3 1.00
的介 に対する学生の感想
カテ リー 体的 内 (一部 )
自己の動作に関する 体的・
的 理解
自分の動作を自分で確認する とができ いので か た
動画と合わせて 体的 グラフで を確認できたので 善する とができた 的に る とで 自分のど が のか る とができた
屈の 度がわかる とで 腰への 担が理解できた
基 面積を たり 上体を屈曲 せ いよう気をつけ が 実 できた 内 の り りの機
年 に で た とであるが ている とが く 指導によ て思い す とができた 一度学 とも回 を重 る ど 指導内 を思い す とができた
学 した内 を再び行う とで 思い す とができた よい復 ができたと思 た
善への意識
動画 けで くグラフで示 た とによ て 特にどの動作で に気をつけるか意識し 善す る とができた
体的 腰部屈曲角度を示しても えると 担が い を意識してとる とができる までは と ど意識してい か たが 指導を受けた とで意識して動作時に活用する と ができた
を曲 て を低くする とを意識するように た
より い援助への意
自分の 題 が視覚的に理解でき 善 が 確に る とで より い援助を行おうという意 につ がる
自分の看護行 を 的に評価する とで 自分にと ても患者にと ても質の い看護行 を できるように ると思う
身体 担を する とは看護者にと ても対 者にと ても い と ので 今回の学びを活 かしてよりスムーズで 看護を実 したい
実 において体位 換 移 を介助する 面が 度も た とか 動作の必要
性がより分か た
に示した。 角度の の変 は3つの 向に分けら れ、1)BL1に て ・BL2・BL3で が した者:3名
(No1~3)、2)BL1に て で が 大したがBL2・BL3 でBL1より した者:2名(No4・5)、3)BL1に て ・ BL2・BL3で が 大した者:2名(No6・7)であ た。
実 時間について
4つのセッシ ン との実施時 の は、BL1:54.7 17.4 、 :49.2 10.4 、BL2:46.0 11.1 、BL3:
44.0 11.1 であり、有 な差が認められた(p=0.000)。
BL2ではBL1と して、BL3ではBL1・ と して有 に実施時 が していた。
質 調査の 果
教 的介入にかかわる 問紙調査において5件法で回 を得た結果、介入 の「 部 角度を フで確認する ことにより自 の動作を 的に できると うか」:
4.9 0.4 、「指 を含めた今回の介入は今後の看護援助に 活かしていくことができると うか」:5.0 0.0 、 ース イン3 の「介入後、指 を受けた内 を動作時に活用 することができていると うか」:4.6 0.5 、「指 を含 めた今回の介入は今後の看護援助に活かしていくことがで きると うか」:5.0 0.0 であ た。また、教 的介入 の についての自 記載(表4)では、「自 の動作に 関する具体的・ 的な理 」「 習内 の り返りの機 会」「 改 の 識 」「より良い援助 の 」にか かわる内 が記述されていた。なお、教 的介入 の において、 定的な記述はみられなか た。
Ⅳ
今回の研究では、看護学生を対象として小型センサを用 いる 的 を り入れた教 的介入の 果を明らかに するために、介入 後の 部 角度と実施時 、学生の
的 に をあてて考察する。
部 角度の変 では、教 的介入 と して介入 の 日および1 月後に 角度が 下していた。今回、
研究を実施した介入 である ース イン1 は、1年次 に ディメカ クスおよび体位変換等の ・ 習を行 てから 6 月が経 している時 であり、学生の動作 が体位変換の実施 中で している もみられてい た。実施時 についても、授業を受けてから 半年経 し ている ース イン1 の方が、教 的介入後の ース イン2 ・3 と して長くな ていることから、学生は
習内 を い出し考えながら実施したことでより長い時 がかか ていたと われる。「わ 」の未 さに す る さやこわばりを き つには、それ れの局 に さ わしい的確な指 法が められる。さらに、「わ 」の習 得を す初 者に られるも とも基本的な問題 は、気
付いていないことに するゆがみや れと、気を られ ることによるこわばりの二 である13)といわれてい る。初学者である学生は、 識的な身体のゆがみや未 さからくるこわばりが生 やすいと考えられ、動作 に おける学生の気づきを し正しい技術を示すことで、スム ー な動きにつながる があると考える。また、藤田 ら14)は、看護実践の内 を「一 の れ」としてイメージ し、その技術を支える 成要 となる基本動作やその原 理・原則を明確にすることの必要 を述 ている。今回の 介入では、 角度という 的指 と実 の動作を表す 動 とを組み合わ て を したことにより、技術の れとその原則の理 を したことが、実施時 の や 角度の変 につなが たと される。さらに、介入 に て介入時には と ど変 が か た 角度 が、介入 日さらに1 月後において とな ていた。
これは、 め被験者の記 に していた原理の 識と情 報が「体験」(つまり原理を確認する行 )によ て関係 づけられ、 された手 き的 識として被験者の中に 記 された15)ことによる がある。1年次 の学習 後から時 は経 しているものの、介入 にその時学
識を し 識を活用した「体験」を行 たことが、そ の後の動作 に したのではないかと考える。
対象者別の 部 角度の結果では、経時的な変 より 3つの 向がみられていた。 にNo6とNo7は、 角度 の が ース イン1 に て介入 ・ ース イ ン2 ・3 で が 大していた。しかし、この学生の ース イン1 における 角度は26.7 17.7 と26.5
26.1 であり、これは 角度30 より でかつ他の学 生よりも い とな ていた。さらに ース イン2 ・3 では、他の学生と同 に 角度40 より であ た。
このように、2名の学生は介入 から 角度が であ たことから、その後に が 加しても 角度および 角度には らなか たと考えられる。なお、この2名の 学生に対しても、介入 に指 が全く必要 か たわけで はなく、適切な動作 に関する教 的介入を実施してい た。 田ら13)は、「技 」とは外 に現われた身体 動を
う行動的行 けに限定されるものではなく、身体が えることを する身体 するためには、認 行 と実 践的な身体的行 の 合が められると述 ている。学生 の身体的行 がある程度できていると される場合であ ても、 がどのようにできているのか、その を考え さ る認 的 の介入を行うことによ て、適切な動作 を身体が えていくことにつなが ていくと考えられる。
教 的介入に対する学生の 的 では、全員が「今 後の看護援助に活かしていくことができる」と回 してお り、「動 けではなく フで示されたことによ て、
にどの動作で に気をつけるか 識し改 することが できた」「基 を広 たり、上体を さ ないよう 気をつけながら実施できた」など自 の動作に対する具体
藤英里香、中村 、大日向 美
的・ 的な理 や 改 の 識 についての記載が みられていた。 田ら16)は、学生が「できた」 をのが さない適切なフィード ックと、 日 から目の で きている現象や に気づく を うことが必要である と述 ている。体位変換や 介助は、自分の身体 を り所にコツをつかみながら身についていくことが く17)、 と 動が結びつかなければ習得できない技術で ある16)。「できた」 を身体で理 するためには、関 する要 を具体的にイメージできる で示すことが技術の 習得につなが ていくと考えられ、その手段の一つとして 小型センサを活用した教 的介入の有用 が示 された。
また、学生の では「自分の問題 が 的に理 で き改 が明確になることで、より良い援助を行おうとい う にもつながる」という記述や、介入後の実習におい て 者の体位変換を行う場 が 度も られたことから
「安全な 動作の必要 がより分か た」との記載もみ られていた。これは、教 的介入の が学生の関 を し、安全な 動作 の理 や につなが たのではな いかと考えられる。看護教 方法の課題について藤岡ら18)
は、学生自身が自分の身体について し、その自 で合 理的な動き方を り、そこから立つ、 る、 動するなど の基本的生活行動を していくことの 要 について述
ている。さらに、そのような で看護が学生の中で 合されていくことにより、「身体である自 」を ースに した他者理 や看護援助を発 することを にするとい われている。学生は、 段 気なく行 ている自 の動作 を り返り、看護活動における安全な動作 を 識する ことにより、そのことが対象者 のより良い看護につなが ることを理 し実践していこうとする にも したの ではないかと 察される。
以上より、小型モーシ ンセンサを用いる 的 を り入れた教 的介入は、介入後の 部 角度および動 作 にかかわる認識に良 な 果をもたらすことが示 された。
本研究の と今後の 題
本研究の対象者は、動作 の教 的介入に の を示した学生であり 々関 が か たことが 定され る。さらに、今回は1校の学生を対象としており同一の教
を受けている の い集団であることも研究の限 といえる。また、今回の分 は体位変換および 介助の 一 の動作における 部 角度と実施時 の を算 出していることから、動作 との結果は明らかにはしてい ない。今後は、それ れの動作における結果を分 して教 的介入の を行 ていくことが必要であると考える。
なお、本研究は 成23 26年度科学研究費助成事業 手 研 究 ( B )( 研 究 代 表 者 : 藤 英 里 香 、 課 題 番 号 : 25862113)より研究助成を受けて実施した。
用 文
1) 田茂樹,久 , 則:看護師の 症発 症にかかわる 業 要 の 学的研究. 業医学33:
410‐422,1991
2)北西正 ,名 :看護業務従事者における の 学的検 .日本 会誌1(1):13‐16,1995
3) 未 子, 子,金 子:看護における ディメ カ クスに関する文献の検 .東京 立医療技術 大学紀要11:175‐181,1998
4)小川 一, 木 子,大久保 子他:看護動作の デンス.東京,東京電機大学出版局,2003,p1‐6 5)久 美紀子, 和,藤田きみ 他:看護・介護
作業時の ディメカ クス活用 に関する一考察.
立大学看護 大学部学術雑誌7:90‐96,2003 6) 方 美, 之,久田 :看護 大学生におけ るアン ートによる 調査.東京 子医科大学看護
大学部研究紀要19:97‐99,1997
7) 本雅史:新人看護 員を対象とした 教 . 外科・災 外科41:223‐230,1998
8) み,北村 子, 下 子他:看護 の に関する研究(第1報) 看護 子学生の 実 調査 . 立大学看護 大学部学術雑誌5:45‐
51,2001
9) 紀,中村 子:看護学生の ディメカ クス習 得に関する研究(2) TR による指 後の
・表 電図変 .日本教 学会論文誌33(1):
1‐9,2009
10) 井英子, 本 江, 代弘: ディメカ クス習得 における 的教 方法に関する検 動作分 を用いた ッドメーキン 動作の分 .新 公立
大学紀要21:75‐82,2000
11) 田 子:臨床看護におけるシン ル ース研究法 の 先行研究の を して .看護研究47(6): 541‐550,2014
12) 和,安田 ,西村 他:医療現場に 務す る看護師を対象とした ディメカ クス学習教 の活 用と .人 看護学研究9:1‐10,2011
13) 田 一, 藤 美:技 の習得 程と身体 の 得 体的関与の と「わ 言語」の機 .言語文 論集51(2):77‐94,2003
14)藤田 代子, 削な さ,川本利 子他: 援助の 技術習得 程における自 と学習方略との関係.
業医科大学雑誌30(1):83‐95,2008
15)有川誠, 野 一:原理に対する理 及び 作体験が 具 作 の改 に及 す 果.教 理学研究 48:501‐511,2000
16) 田 美子,吉岡なつき, 洋他:看護学生の
子 と 動習得 程における 要 と看護 技術の「 」の試み. 医療大学紀要2(1):
37‐46,2014
17)山口みのり:新人看護師の看護技術の習得 程-先 看護師と実施する体位変換時の身体 に を当て て .日本看護技術学会誌11(3):4‐12,2013 18)藤岡完治,堀 久子編:看護教 3.看護教 の
方法,東京,医学書院,2002,p10‐11