I N T E R
C U L T U R E
■■ 学校法人 千里国際学園 Senri International School Foundation (SISF) ■■
千里国際学園中等部・高等部 Senri International School (SIS) 併設 大阪インターナショナルスクール Osaka International School (OIS)
〒 562-0032 大阪府箕面市小野原西4丁目4番 16 号 TEL 072-727-5050 FAX 072-727-5055 URL http://www.senri.ed.jp
NO.109
2007 年2月号
FEBRUARYプレゼンテーション大会開催
公文国際奨学生入選
APAC コーラス ・ オーケストラ
英検1級 ・ 仏語 DALFC1 に各1名合格
翻訳コンテスト入選
フランス語暗唱大会優勝
2006/12/12 高等部ホリデイ ・ コンサート
I N T E R C U L T U R E F E B R U A R Y 2 0 0 7 N o . 1 0 9
大迫弘和
SIS 校長
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will be as one
(
John Lennon)
☆ 2007 年が明けてすぐの1月2日、 『千 里国際学園 15 周年記念同窓会』 が千 里阪急ホテルクリスタルホールで行われ ました。 1991 年に開校した本校が丸 15 年を無事終えたことを記念して 16 年目 の 2006 年度中での実現を目指し第6期 卒業生の森脇俊介さんが卒業生全体に 呼びかけて実現したものでした。 まず森 脇さんの奮闘努力に心からの敬意を表し たいと思います。 1991 年4月、 7年生から 10 年生まで の4学年、 生徒数 101 名で本校はスター トしました。 8年生から 10 年生までは全 員帰国生徒、 7年生に 15 名だけ一般生 徒が在籍していました。 11 年生 ・ 12 年 生は生徒を取らず、 10 年生が最上級学 年でしたから、 第一期の卒業生が学園 を巣立ったのは学園が3年の時間を刻 んだ 1994 年の3月でした。 第一期生 33 名が正に世界に羽ばたいた瞬間でした。 それからこれまで 13 期生までの卒業生 を送り出し、 2007 年3月、 本年度の卒 業生、 第 14 期生の卒業をもって卒業生 は 1000 人を超すことになります。 さてこ の3月、 卒業証書番号 1000 号は誰の手 に渡るでしょうね。 同窓会では 「お久しぶりです」 とやっ てきてくれ、 卒業後のこれまでの歩みを、 そして今どこでどんな風に頑張っている かを語ってくれる、 あるいは今がどんな 風にたいへんで、 だけれどそれをどんな 風に乗り越えていこうとしているかを伝え てくれる、 そんな卒業生のそれぞれの話 を拝聴しました。 どの方も最後に必ず「大 迫先生、 がんばってくださいね」 と言っ て下さるのがいかにも本校の卒業生らし いなと思いながら。 と同時にそのように直接お話を伺える のは、 やはり大人数の席ではなかなか 難しく、 私は、 しばし、 同期同士で、 あ るいは期を越えて楽しく歓談している卒 業生の皆さんの楽しそうな姿を遠めに眺 めてもいたのでした。 千里国際学園とい う場で中学 ・ 高校という多感な時期を過 ごし、 今、 その 「千里国際学園という体 験」 を共有するもの同士として、 信頼と 友情で結びついている人たちの姿を。 彼らの過ごした千里国際学園、 それは 時代を先取りする夢の学園としてスタート しました。 そして、 今、 450 名の生徒が 学ぶ SIS は、 その夢を更に進化させなが ら歩もうとしています。 先行する者だけが ぶつかる試練は覚悟の上で、 それでも、 SIS は 「夢」 に向かって進むことを決し て止めないでしょう。 なぜならそれが SIS のレーゾンデートルなのですから。 卒業生の姿から、ひとたび同じ場で 「夢 を共有」 したもの同士としての独特の連 帯感を感じました。 「夢の共有」 とは 「価 値観の共有」 と言ってもいいかもしれま せん。 価値観の共有とは即ち、 人として 正しく生きていくうえで大切なことは何で あるかということについて同じ考えを持っ ているということ。 昨年このインターカルチャーに国際バ カロレア (IB) の 「IB を学ぶ人の人間像」 を紹介しました。 IB がその目標と価値観 を簡明に表現し、 「国際的であること」 と はどのようなことであるかを具体的に示し た 10 の像でした。 そこに私は、 11 番目 として 「夢見る人 Dreamer」 を加えてみ たくなりました。 人と人とがつながってい くためには夢見る人として夢を描き、 そ の夢の実現と共有のために生涯学び続 けること。 同窓会は 1991 年の開校時から4年間 勤務され定年で退職された笹原先生 (国 語科) のご挨拶で閉じられました。 笹原 先生は次のように話されました。 「千里国際学園という場で学んだ人た ちがどのような若者になっているか、 そ れを確かめたい気持ちで今日ここに来 て、 そして皆さん方が浮ついたところの ない、 足が地に付いたしっかりとした若 者であることがわかり、 本当にすばらしい と思いました。 このような皆さんになら日 本の未来をお預けできると思いました。」 夢は彼らにより、 限りなく広がっていく。 ☆ 僕は夢を見る人なのかもしれない でもね、 僕はひとりぼっちではないんだ いつの日にか夢を共有してくれるかい そうすれば世界はひとつになれるのだから (ジョン ・ レノン 大迫訳) (付記) 今回の同窓会の開催にあたり学 園サイドからはカウンセリングセンターの 小野寺文江さんがご尽力くださいました。 記して感謝に代えたいと思います。 小野 寺さん、 いろいろとありがとうございまし た。千里国際学園基本方針
千里国際学園では、 自分の行 動に責任を持ち、 よい人間関係 を維持していく能力が、 生徒各 自に備わっていると信じます。 こ の考えにもとづいて、 次のような 行動の目安がつくられています。<5つのリスペクト>
自分を大切にする
他の人を大切にする
学習を大切にする
環境を大切にする
リーダーシップを大切にする
夢を見る人
もうすぐ
All School Production
ミュージカル 「アニー」
公演予定 ・ チケットのご案内 大迫奈佳江 プロダクションチーム代表 2006-2007 年度のオールスクールプロ ダクションは、 『アニー』 を上演いたしま す。 公演は、 2月 15 日 (木) より2月 17 日 (土) までの3日間、 4回公演で す。 なお本公演は英語公演 (日本語字 幕) になります。 公演予定は以下の通り です。 公演時間は約 1 時間半で、 休憩 はありません。 2月 15 日 (木) 午後4時半開演 2月 16 日 (金) 午後6時開演 2月 17 日 (土) 午後2時開演 マチネー 2月 17 日 (土) 午後6時開演 入場料は本校生徒および 12 歳以下の 小学生が 500 円、 一般が 1500 円となり ます。 チケットの収益はすべて本公演を 支える諸費用一部として使用させていた だいておりますので、 どうぞ寄付としてお 考えくださいますよう、 お願い申し上げま す。 チケットは、 皆様の入場時の便宜を図 るため、 前売り券は指定席となります。 前売り券完売の際は当日券を発券しま すが、 前売り券をお持ちの方が全員入 場されてからの入場になります。 あわせ てご了承くださいますようお願い申し上げ ます。 当日券は、 公演 30 分前よりシア ター前でお求めください。 ほとんどのキャストがダブルキャストに なっています。 キャストの組み合わせ ・Book by Music by Lyrics by THOMAS MEEHAN CHARLES STROUSE MARTIN CHARNIN
Presented on Broadway by Mike Nichols
Based on “Little Orphan Annie” By Permission of Tribune Media Services, Inc.
Produced by
Irwin Meyer Stephen R. Friedman Lewis Allen Alvin Nederlander Associates Inc. The John F. Kennedy Center for the Performing Arts Icarus Productions
この作品は、 インターナショナル ・ ミュージカルス新社 (
150-0022 東京都渋谷区恵比寿南 3-3-12-5F) のライ
センスにより上演される。
オーケストラ ・ プロダクションスタッフのリ ストなどが学園のホームページでご覧に なれます。 公演に関するご質問がありま したら、 大迫奈佳江 072-727-5050 まで お問い合わせください。 ご家族、 お友達、 お知り合い等、 お 誘いあわせの上お越しくださいますようご 案内申し上げます。 ポスター 小林梨奈 (OIS 11 年 )I N T E R C U L T U R E F E B R U A R Y 2 0 0 7 N o . 1 0 9 真砂和典 教務センター、 理科 昨年の 12 月6日に年末恒例となったこの大会が開催され た。 新たな試しみとして 1. 水曜日のロングホームルームから始めたこと 2. 最初の 1 時間は SIS 7、 8年生だけでなく、 OIS のミドルス クールも聴衆として参加したこと 3. ファッションショーを取り入れたこと がある。 そんなこともあって、 とても賑やかに、 何と延々3時間半も 続いた。 発表ごとのひとの出入りが激しく出演者や司会進行 の難波先生はやりづらかっただろう。 ここでお詫びしたい。 段取りの悪さも私が責を負うべきことである。 最後のほうは下 校時間の 6 時を過ぎ、聴衆も 30 人を切ってしまった。 しかし、 ここまで残ってくださった保護者、 教員、 職員、 生徒達はそ れこそ熱心な方々で、 この時点でも大会自体の中身は大変 濃かったと思う。 内容豊かな発表や出展をした生徒の皆さん、 彼らを推薦し て支えた教員達、 裏方となって働いてくださった総合科、 教 務センターの皆さん、 そして何よりも真剣にプレゼンテーショ ンを聞いてくださった聴衆の方々に感謝の言葉を贈りたい。 有難うございました。 これからも本校のプレゼンテーション教 育を暖かく見守ってください。
第四回プレゼンテーション大会開催
◆ What is this animal? G7S English 英語 難波和彦 堂腰展也 (G7-1) 安達結子 (G7-2) 小脇伶奈 (G7-2) 細見莉子 (G7-2) ◆ What kind of animal is a monkey? G7S English 英語 山本靖子 下出まゆ (G7-2) 荒木ふみ (G7-3)
◆ Fashion Show G8 HFL2 生活科学 泉田真由美 児玉谷咲 野坂友紀 大迫茉侑 竹尾麻子 山本郁子 (G8-3) 黒田源 中津りりか 奥井まみ 竹田ひかる 津村柊 阿部竜成 小林大地 (G8-1)
◆ Stray Cats English Through Music 英語 難波和彦 堂腰紗千 (G12-2) ◆ Rainforests G8S Englis 英語 井藤真由美 水口香 池田憲治 (G8-1) 小林大地 (G8-1) 吉川香鈴 (G8-2) 児玉谷咲 (G8-3) 吉田大治 (G8-3) ◆皮膚を知ってる? G7 コンピュータ 基礎 7 情報 合志智子 本田そにあ (G7-1)
◆ Fashion Show Clothing 1 and 2, 編物 (G11,12) 生活科学 泉田真由美 松原由佳 奥恵美子 黒田克人 土井智世 (Clothing G11) 村上琴葉 谷畑美帆 森山理美 有村美樹 岡本唯 矢野美穂子 (Clothing G12) 福島愛巳 渕田桂 富川綾 前田光祐 稲田隼大 (編物 G12) ◆雷の危険性について G10 保健 保健体育 相良宗孝 佐々木愛 (G10-3) 新見ゆり子 (G10-3) 高瀬萌子 (G10-3) ◆歴史を刻んできたヨーロッパのお城 比較文化 社会 ダッタ シャミ 亀井潤 (G10-1) ◆グラフ電卓によるプログラミング プログラミングコンテスト最優秀作品 数学 田中憲三 江頭佑駿 (G7-1) ◆マルコーニ 知の探検隊 総合 青山比呂乃 八木隆太 (G8-3) ◆ゲーム 「2- D 列車が走る」 Information Technology 4 情報 合志智子 石神宥真 (G10-2) ◆ウォルト ・ ディズニーの魔法 情報の技術 総合 青山比呂乃 土井智世 (G11-1) ◆新商品企画 「飲むハミガキ」 Research Skills 情報 合志智子 清水航 (G11-3) ◆光合成色素の分離と吸収スペクトルの観察 SPP (CO 2は光合成と呼吸バロメーター ) より 理科 土佐礼子 斉藤数 松原由佳 (G11-1) 奥恵美子 (G11-4) 展示 「理想の家」 住居模型 (G8) HFL2 生活科学 志垣満理 「 次の流行はこれだ」 コラージュ (G8) HFL2 生活科学 泉田真由美 ファションデザイン画 (G11,12) Clothing 生活科学 泉田真由美 製作物 (G11,12) Clothing, 編物 生活科学 泉田真由美 "Rainforests" ポスター、 パワーポイント G8S English 英語 井藤真由美 水口香 基礎社会ノート、 レポート G 8基礎社会 社会 増尾美恵子 「おもしろい数学の話」 レポート (G10,11,12) 数学講読 数学 馬場博史 図書館でもしばらく展示しています。 大会進行 難波
村上 さくらさん (高等部1年)
川嶋いずみ SIS 奨学金事務担当 この奨学金は、 財団法人 「公文国際奨学財団」 が、 国際 教育の振興に寄与することを目的として、 特色ある国際教育 の実践を行っている全国の中学校 ・ 高等学校に在学している 生徒を対象に、 毎年 10 月頃に募集を行うものです。 採用さ れますと、 中学校 ・ 高等学校を卒業するまでの間給付され、 しかも返還義務がない、 という非常に好条件の奨学金制度で す。 毎年 SIS 生徒の関心度は高く、 今年は 25 名の応募者が ありました。 学内選考の結果、 10 年生の村上さくらさんと9年 生の生徒1名が学校代表として推薦され、 このたび村上さん 村上さくら 高等部1年 今私たちが住んでいる世界は縮まりつつある。 「国際化」 によって他の国や民族の人々とのコミュニケーションが昔 より容易になってきたからだ。 これを支えているのが 「英 語」 だ。 この英語が小学校で授業として導入されることに なった。 この決定については様々な意見が飛び交ってい る。 国語を身につける時期である小学校の時から英語を 教えたら日本語力が乏しくなるのではないか、 という意見 があれば、 国際化を唱える時代に乗り遅れないためには 英語を幼い時から身につけさせるのは大事だと言う人もい る。 色々な意見がある中、 私は小学校における英語教育 は子供たちの世界を広げることにつながり、 世界のとらえ 方がまた一つ増える大切な機会だと思う。 小さいときから英語を学んでいると柔軟に英語の世界を 受け入れることができ、 自然に世界が広がる。 小学生の 年齢だと物事の吸収が早いため、 言語に関してもなんの 抵抗もなく受け入れることもできる。 さらに言語だけでなく、 言語によって認識される世界の見方に関しての受け入れ も極めて柔軟だろう。 つまり、 英語にしかない表現や言 葉を学ぶことによって新しい感覚や考え方に触れることが できる。 例をあげると、 英語の “you” に相当する言葉は 日本語にはなかなかない。 「あなた」 では丁寧すぎるし、 「君」 では軽く見下している感じがする。 また 「お前」 で は軽蔑している気持ちが相手に伝わる。 この “you” の 背景には日本のように地位や性別、 年によって言葉を使 い分けない、 老若男女は平等であるという考え方が見え てくる。 柔軟にものごとを受け入れる時期である小学校で 英語を教えるということは、 このような様々な感覚や考え方 を自然に身につけさせることができると考えられる。 また、 新しい感覚が身につくだけでなく、 日本語以外の言語を 学ぶことによって一つの世界を二つの見方でとらえること ができるということになる。 私は中学生の時、 日本語の絵 本を英語に訳す作業を授業中にしたことがある。 絵本の一 文の中に 「好き」 という言葉がでてきたのだが、 ここで私 は日本語と英語によって異なる好意のとらえ方を実感した。 日本語で言う好意は 「好き」 や 「愛している」 だが、 英 語では “like” と “love” の二つになる。 それぞれ意味は 似ているが、 私が困ったのは言葉の重みが全然違うという 事だった。 英語では友達にも気軽に “I love you” と言っ ても不思議ではないが、 日本語の場合、 恋人同士でさえ も 「愛している」 はなかなか出てこない。 私は結局 “fancy” と訳したが、 同じ物事でも言語によるとらえ方が違うことを 改めて実感させられた。 このように、 二つの違う言語を習 得することは、 二つの見方を通して一つの世界を認識する ことにつながる。 ではなぜ小学校から言語を習得するべき なのか。 それは中学校から英語教育を始めるのでは遅す ぎるからだ。 日本語という概念が固定されてしまっているか ら、 英語を学んでも日本語を通して認識する英語しか身に つかない。 言葉を使うにしても、 いったん日本語で意味を 考えてから使うことになる。 その点、 小学生はまだ考え方 が柔軟で英語を英語として認識できる。 英語を学ぶことの 大事な点は、 英語を外国語としてではなく、 英語そのもの として身につけることによって世界の見方が一つ増えるとい うことだ。 これは幼い時から英語を学ばないと効果がない ものなのだ。 国際化を唱える今の世界は単に英語が駆使できるでは なく、 感覚的に世界の文化、 価値観、 考え方がしっかり 理解できる人を必要としている。 この感覚を心から理解す るには英語を、 日本語を通してからではなく、 英語として 受け入れることが大事になってくる。 これは母語が固定さ れた後ではできない。 幼い時から英語と触れ合うことによっ て世界も広がり、 一つの物事に対する様々なとらえ方がで きる国際人が育まれるだろう。公文国際奨学生入選
が見事採用されました。 25 名の応 募生徒の作文は、 いずれ劣らぬ力 作ばかりで、 選考委員の先生方 (大 迫校長 ・ 木村先生 ・ 真砂先生) も 選考に大変苦労しておられました。 惜しくも選にもれた生徒たちも、 来年度以降に再度チャレンジ してもらえるとうれしいです。 <公文奨学金課題作文> テーマ : 『小学校における英語教育の実施に関し、 これまで のあなた自身の英語学習体験も踏まえながら具体的に論じな さい。』
I N T E R C U L T U R E F E B R U A R Y 2 0 0 7 N o . 1 0 9
APAC 音楽祭 2006
★ APAC とは
Asia Pacific Activities Conference の 略称で、 次の学校が加盟していま す。 < APAC 参加校> 北京インターナショナル・スクール (ISB: 中国)、 上海アメリカン・スクー ル (SAS: 中国)、 ブレント・インター ナショナル・スクール・マニラ (Brent: フィリピン)、ソウル・フォーリン・スクー ル (SFS: 韓国)、 カナディアン・ア カデミー (CA: 神戸)、 千里国際学 園 (SIS/OIS: 大阪)
ORCHESTRA
Chie Asakura (12-3)
Yet another successful APAC
Or-chestra Festival took place last year
at Canadian Academy, Kobe, Japan
on November 15th -18th. From the
six APAC schools, a stunning 89
students gathered as one orchestra to
prepare for and perform the Festival
Concert. Participants from SOIS
were Kouhei Fukuda(SIS12), Aya
Ikejiri(SIS12), Yu Kurokawa(SIS11),
Motoki Maruno(SIS11), Kana
Yokoyama(SIS12) as 1st Violin;
M o m o k o H a m a g u c h i ( S I S 11 ) ,
M a r i I w a m o t o ( S I S 11 ) K o s e k i
K o b a y a s h i ( S I S 1 1 ) , S a k u
-r a M u -r a k a m i ( S I S 1 0 ) , C h i e
Asakura(SIS12) as 2nd Violin;
Ha-ruka Nakamura(SIS12), Misuzu
Sakai(SIS12), Kazumi Terao(SIS12)
as Viola; Haruka Arai(SIS10), Noriko
Kubo(SIS12) and Gen Yoshida(SIS10)
as Cello. Having taken part in my
third and final APAC Orchestra, I
must say that Osaka participants are
always extremely focused and never
stop working to achieve a high level
of music. This year was definitely no
different; I’d like to congratulate every
one of my fellow members for
contrib-uting both effort and fun. Special
re-gards to Yu for performing a solo part
beautifully, and Kana and Haruka N.
for having participated in APAC
Or-chestra for the maximum four times!
The three days of APAC kept us
working long, hard hours. The first
two days were solid practice,
includ-ing both sectional practices and full
re-hearsal. All rehearsals and the Festival
Concert, was lead by guest conductor
Dr. William LaRue Jones of the
Uni-versity of Iowa. Dr. Jones has a firm
and steady temperament; he was
pa-tient with us during practice and never
slacked on basic errors. Dr. Jones
shared his thoughts and advice about
music in a way that expressed his care
about the entire group and the
music we were performing.
On the morning of our
per-formance day, the entire APAC
group went for a social and
cul-tural outing on mainland Kobe.
We visited the Nakamuras’
tradi-tional music studio in Ninomiya,
in which we listened to several live
performances of the koto, shamisen,
and shakuhachi. We were allowed to
experiment with these instruments
afterwards, and I was thrilled to hear
from overseas participants that they
had lots of fun. The next stop was
Sourakuen-Garden, which is one of
the few Japanese gardens in
western-ized Kobe. Compared to practice,
taking a long quiet walk in the garden
was extremely relaxing. Just maybe,
it helped us store energy for the night’s
concert!
The program for the Festival
Con-cert comprised of five contemporary
pieces, all composed by 20th century
western composers. This was a huge
change from string ensemble at SIS
or previous APACs, where we were
used to playing various styles of music
in one performance. That is why, to
be honest, in the beginning I wasn’t
enthralled to see such a collection of
modern music. However, as we took
time practicing these pieces, I was able
to notice and take interest in the
dis-tinct patterns and expressions in
mod-ern string music that makes it unique
from classical or pop. At APAC I
learned to truly enjoy the pieces, but it
wasn’t until the entire event finished
that I realized that this new experience
was an important element in making
APAC invigorating and memorable.
Thank you to all of the APAC
direc-tors for organizing such an enjoyable
event. I would like to especially thank
Mr. Secomb for supporting us Osaka
members for the many weeks before
and during APAC!
Photos, sound clips and videos
(in-cluding the entire Festival Concert)
can be seen on the CA website (URL
http://intranet.canacad.ac.jp/apac/or-chestra/index.htm). Please take a look
at them and enjoy!
Choir
Miriam B. Factora
Choral Director
The APAC Choral Festival that
was held in Shanghai, China on
No-vember 15-19 was another successful
event. Sixteen of our students were
selected to represent our school. They
were: Natsuki Sakagami (SIS-9),
So-phia Clark (OIS-9), Arie Moriguchi
(OIS-10), Erica Otawara (OIS-10),
Lizette Mitamura (OIS-10), Kento
Yamada (SIS-10), Tomoyo Kobayashi
(SIS-10), Aya Yanai (SIS-10), Mai
Fukui (SIS-11), Fumie Watashiba
(SIS-11), Mari Tsugawa (OIS-12),
Deniz Sipal (OIS-12), Yuta Wakao
(OIS-12), Kauruko Nishiono (SIS-12),
日本万華鏡大賞展に入賞
理科斎藤数先生
日本万華鏡クラブでは毎年万華鏡コンテストを開催し、 日本全国からアマチュア の万華鏡愛好家からの新作万華鏡を募集しています。 今年で第7回となり、 光の大 切さをテーマにした万華鏡を募集しました。 本校の斎藤数先生は小さいころから万 華鏡に興味があり、 今回の 「 日本万華鏡大賞展 」 に写真のような万華鏡を応募し ました。 これは、 普通は片目で小さな筒を覗いてオブジェクトの作るいくつもの模様 の変化を楽しむのですが、 先生は何とか立体的な模様を楽しむことができないかと 思い、 両目で見て立体模様の繰り返しを楽しめるような万華鏡を作り、 応募したとい うことでした。 去る 11 月審査があり、 大賞は逃したものの入選となりました。 12 月9 日に東京の科学技術館で表彰式があり翌日から 1 週間展示会が行われました。 続 いて1年かけて日本を巡回するそうです。 大阪では市立博物館で4月から展示され るそうです。 ぜひご覧になってくださいとのことでした。OIS 新任の先生紹介
Alison Jamieson
(Kindergarten Teacher)After spending the first few days of term with the
class I am already impressed by their enthusiasm and
curiosity.
I am originally from Canada and have taught in
London, England. I enjoy travelling and exploring new
places and am looking forward to the opportunity of
exploring this and other regions of Japan.
I know that the class, Mrs. Adam and I are going to
have a wonderful time in kindergarten and am looking
forward to the upcoming months.
Mig Bonnefoy (Elementary Grade 2 Teacher)
Hello, my name is Mig Bonnefoy (alias Mr B!) and
I have just joined the elementary team as the Grade
2 Teacher. I started my working career, many moons
ago, in Air Traffic. However, I swapped this for the
world of teaching and haven’t looked back since. I
Yui Matsumoto (SIS-12) and Rihito
Asashiba (SIS-12). Congratulations
to these students for representing our
school remarkably well. These
stu-dents had a memorable time making
music with other international students
from Canadian Academy in Kobe,
Philippines, Shanghai, Beijing and
Korea. They were under the direction
of an energetic and accomplished
con-ductor, Dr. Axel Theimer, a native of
Austria. Before the combined
chorus-es’ performance, each school
present-ed two songs. Our school sang “Come
to the Music” by Joseph Martin and an
arrangement of the traditional
Japa-nese songs, “Akatombo” and
“Kisya-Poppo.”
On behalf of the APAC Choir
stu-dents, I would like to thank the
follow-ing for their valuable support and help:
Mr. Simon Parker, Mrs. Nakae Osako,
Ms. Barbara Bertram, Mr. Steve
Lew-is, Mrs. Naoki Kanto, Mrs. Tomoko
Syrad, OIS/SIS administrators and
high school teachers.
have taught in various parts of the UK and have spent
the last 6 years in Seoul, South Korea.
Apart from teaching, I have a keen interest in
fol-lowing my Premiership Football Team, Fulham (I was
born and bred in London) and have always been a life
long fan. I also enjoy walking, running and swimming,
not to mention reading and watching funny films or
historical TV programmes.
Terry Barrett
(Middle & High School Math Teacher)I am from England, but have worked at several other
international schools similar to OIS in various
coun-tries, including Germany, Vietnam, Saudi Arabia and
Costa Rica.
Outside of work I enjoy hiking, swimming and
trav-el. I have visited Japan twice before, and am looking
forward to getting to know this country and its people
better. I really appreciate the welcome I’ve received
so far, and I hope to meet more of you in the coming
weeks
I N T E R C U L T U R E F E B R U A R Y 2 0 0 7 N o . 1 0 9 難波和彦 英語科 以前にも書きましたが、 バイリンガルの定義というのは、 そう 簡単なものではありません (2005 年6月号インタカルチュアバ イリンガリズム通信参照)。 二つの言語が話せるといっても、 日 常会話程度か、 その言語で授業を受けたり、 込み入った考え を述べることができるのか、 は様々です。 言語の能力を測るの に、 「話す」 ことだけでなく、 「読み書き」 も重要な要素である ことはいうまでもありません。 これにも様々なレベルがありいま す。 読むことで言うと、 新聞やインターネットなどで文章を読ん で必要な情報を得ること、 文学作品を味わうことができるのとで は、 ずいぶん違いますし、 書くことでいうと、 メールなどの日常 的なことについて文章を書くことと、 自分で創作、 例えば詩を 書くことは、 相当違います。 Balanced / proficient Bilingual (均 衡バイリンガル -2006 年2月号参照) と呼ばれる人は、 どの程 度まで二つの言語を使うことができるのか、 どういった条件が均 衡バイリンガルを実現するのに有効なのか、 を今回は探ってみ ようと思います。 本校で働く教職員は、日常的に二つの言語(英 語+日本語) を使う必要があります。 例えば英語科のネイティ ブの教員で担任をしている人は、 授業では英語を使い、 担任 をするときは日本語という使い分けをしています。 その中のひ とり、 Ms. Namba は、 日本語以前に英語とウェールズ語のバ イリンガルでもあります。 (厳密にいうと3つの言語を使うので、 trilingual というべきですが) 今回は、 彼女へのインタビューを 通して、 1) ウェールズの 2 言語使用の状況 2) 彼女がどのよう にして 2 言語を身につけてきたかについて、 詳しく見てみて、 3) どういった条件が均衡バイリンガルの実現に有効なのか、 を 探ってみようと思います。
イギリスは the United Kingdom という名前があらわすように、 イングランド、 ウェールズ、 スコットランド、 北アイルランドの4 つの国に分かれます。 イングランドの西に位置するウェールズ では、 アングロサクソン人に征服される以前にすんでいたケル ト人の言語がウェールズ語として保持されています。 ウェール ズに住む人はみんなウェールズ語が話せるわけではなく、 北 ウェールズのほうは、 ウェールズ語話者が多く (65-75%)、 南か ら東にかけてのイングランドに近いあたりは、 ウェールズ語話者 の数が減ります (2-10%)。 実際には誰もが英語を話せるわけで、 英語の強力なステータスを考える、 何もしなければウェールズ 語話者はどんどん減って行く一方です。 そこでウェールズ語を 保持するために様々な取り組みが行われています。制度として、 公共の場所での表示はウェールズ語と英語の両方が使われて いて、 例えば交通標識、 街中での表示、 公けの文書などは、 全て2言語表示になっていて、 テレビ新聞などのウェールズ語 のみの公共メディアがあり、 学校もウェールズ語で教える学校 と、英語で教える学校の両方があります。 1988 年以降は、ウェー ルズ語を学校で教えることが (第 1 言語として教えるか、 第2 言語として教えるかのどちらか) 必修となっています。 こういっ た取り組みが功を奏して、 ウェールズ語話者の減少傾向に歯 止めがかかってきたともいわれています。 1991 年の国勢調査 では、 ウェールズ全体で 280 万人、 人口の 18.7% の人がウェー ルズ語を話し、 年代としては 3 歳から 15 歳が、 もっとも多く話 しているということがわかりました (Baker and Jones, 1998:421)。 Ms Namba はウェールズの南東の方で生まれ育ちました。 両 親ともにウェールズ出身ですが、 母親はウェールズ語話者で英 語も話せるバイリンガル、 父親は英語話者です。 母親が生ま れ育った西ウェールズは、ウェールズ語が強い地方で、家庭内、 教会や学校などのコミュニティーでも全てがウェールズ語であっ たので、 中学校に進むまでは、 学校で英語を学ぶという機会 はありませんでした。 Ms Namba の祖母は英語をウェールズ語 に翻訳する仕事をしていましたし、 祖父もウェールズ語を話者 であったので、 家庭の言語もウェールズ語、 学校で授業を受 けるのもウェールズ語という環境でした。 母親は小学校の終わ りまでは、 このようなウェールズ語一色の環境にいたわけです が、 その当時中学校は、 ウェールズ語で教えるところがありま せんでした。 それで 11 歳から英語で教える中学校 (Grammar School と呼ばれる) に入学しました。 それまでに、 ラジオな ど英語に触れる機会はいろいろあったらしいですが、 やはり学 校で使う言語が大きく変わったということで、 最初はかなり大変 であったということです。 ( 以上は Ms Namba の母親へのインタ ビューによる ) Ms Namba の場合は、 父親が英語話者だったので、 家では 英語が家庭の言語でした。 ときどきウェールズ語を使って遊ぶ プレイグループに (これが Ms Namba の母親の仕事でもありま した) いったり、 祖母のところを訪ねたときには、 ウェールズ語 で話をしたりしていましたが、 英語が中心の言語でした。 5歳 で小学校に行き始めましたが、 これがウェールズ語で授業をす る学校でした。 それから、 中学校 ・ 高校でも続いてウェールズ 語で授業をする学校に行きました。 こういった学校では英語の 使用はきびしく制限されて、 もしその規則を破ると、 罰則があっ たらしいです。 ホームルーム・行事やほとんどの科目は、 ウェー ルズ語で行われいて、 英語の授業の時間だけは、 英語が使 われていたということです。 小学校の最初は、 早期トータルイ マージョン (2006 年3月号) で、 ウェールズ語を使うことに専 念して、 英語が教科として教えられるのは数年たってからです。 高校の最後の2年間で A レベルという大学入試資格のための 学習期間で、 Ms Namba の場合は、 3科目を勉強するうちの一 つが英語であり、 しかも英語は第2言語ではなくて、 第 1 言語 つまり国語として教えられていました。 母親の場合は学校での 基本言語が、 小学校から中学校の時点でウェールズ語から英 語に替わり少し苦労をしたということでしたが、 Ms Namba の場 合はちがいました。 高校から大学にいった時点で始めて、 英 語が学校の基本言語となったわけですが、 すでに教科として は英語をの学習をしていたので、 読んだり・書いたりする部分 では問題はありませんでした。 授業の中でディスカッションをす
バイリンガリズム通信
Balanced Bilingual
るときに、 最初に少しだけとまどうことがあったということです。 家庭の言語はずっと、 英語が中心であったので、 テレビ、 本、 その他英語に触れる機会は、 いくらでもありました。 父親としゃ べるときは、 英語でしたが、 母親や弟としゃべるときには、 どち らかというと英語、 時々ウェールズ語を、 祖母としゃべるときは、 ウェールズ語だけ、 という具合に使い分けていました。 今 Ms Namba は日本に住み、 SIS で教えているので、 ウェー ルズ語を使う機会はふだんはなく、 里帰りをしたときだけ、 使っ ているわけですが、 英語とウェールズ語のバイリンガルである ということには、 かわりはありません。 均衡バイリンガルの人が どこまで二つの言語を使えるのかについて調べるために、 Ms Namba に 14 項目のアンケートをしてみました。 言葉の能力を 測るのには、 音声に関する部分 ( 話す・聴く ) と文字に関する 部分 ( 読む ・ 書く ) について分けてみる必要があります。 さら にいうと、 受動的能力 ( 聴く ・ 読む ) 産出的能力 ( 話す・書 く ) についても分かれます。 例えば、 受動的な部分だけでし か二つの言語を使えない場合は 「受動的バイリンガル」、 産 出的な部分でも使える場合は 「アクティブバイリンガル」 とい う表現もあるくらいです。 アンケートの L, S, R, W はそれぞれ、 listening, speaking, reading, writing の能力を測るということを示 しています。 5ポイントでそれぞれの項目について、 自分として どの程度自信をもっているか、 を回答することになっていて、 5 はネイティブと同じ流暢さで使える、 4はネイティブに近いけど、 完璧に自信があるわけではない、 3はそこそこ使えるが、 ネイ ティブレベルからはかなり離れている、 2はかなり努力をすれば 使えるが、あまり自信がない、1は全く自信がないということです。 Ms N は英語はあきらかに全ての項目で5がつき、 ウェールズ 語についても、ウェールズに住んでいた高校生のころであれば、 同様に全て5がつくところですが、 その後はウェールズから離 れているので、 全てがオール5とは限りません。 彼女の場合は 日本語も使うので、 日本語とウェールズ語の両方にこのスケー ルを適用して比較をしてみると、 よりわかりやすいとおもいます。 まず興味深いのは、 日常会話で使う能力のところです。 1の 聴く・話すの部分については、 スコアはどちらも 「4」 ですが、 ウェールズ語が他の部分に比べると少し落ちていて、 日本語 は逆に他よりもも高くなっています。 これは今生活している場所 (次ページ★に続く) が日本であるということが大きく関係してきます。 項目の6の読 めるか、 という点に関してはウェールズ語のほうは 「5」 で落ち ていません。 ウェールズ語について、 項目4の電話で話すとき が 「3」、 1 4の熟語・慣用句などの産出能力が 「4」 となって いることなどを考え合わせると、 特に日常の speaking の能力に ついては、 ふだん生活の中でよく使っていないと落ちてしまうと いうことでしょう。 他の能力、 特に読み書きに関しては、 ウェー ルズに住んでいなくても、 あまり落ちていない、 と言えます。 実際 Ms Namba に聞いてみると、 日常のしゃべる能力というの は、 ウェールズ語だけをしゃべる環境に1週間ほど浸っている と、 もとに戻るのではないか、 と思うということです。 日本語に ついては、 上記で書いたように1,6のように生活の中で使われ る部分については、 身につきやすいようです。 電話、 メディア でのニュースについては、 英語を使って聴いたり、 話したりし ているので、少し低くなっています。 「 読み・書き 」 については、 多くの部分で 「1」 となっていて、 やはり学校で勉強をしてきた 言語ではないのが原因でしょう。 またここには、 日本語には漢 字があることも大きく影響しています。 もしこれがフランス語・ドイ ツ語などアルファベットを使用していて、 学校でも習ったことの ある言語であれば、 もう少しスコアが高くなる、 ということです。 項目5のあらたまったスピーチというのは、 ふつう原稿を用意し たりするので、 そこでいろいろと他の能力も使って準備ができる ので、 スコアが高くなっています。 今回 Ms Namba の言語についてみてきましたが、 彼女がまず 均衡バイリンガルになった背景として、 ウェールズの国をあげ てのバイリンガル政策と、 家族がバイリンガリズムを強く支持し ていたということがあります。 就学するまでは両方の言語を場面 に合わせて使い分けるという形でしたが、 就学してからは、 早 期トータルイマージョンで、 高校までずっと、 ウェールズ語で授 業を受けていました。 普通に考えると、 ウェールズ語のほうに、 ウェイトがおかれていますが、 英語という世界的に強力なステー タスを持つ言語とのバランスを考えると、 ちょうどいいくらいの バランスなのでしょう。 高校卒業時点では、 まさに二つの第 1 言語を使っていたといえるでしょう。 アンケートの結果を、 言 語の能力を基本的対と人会話能力 (BICS=Basic Interpersonal and communicative skills-2006 年 2 月号参照 ) 学習言語能
力 (CALP=Cognitive and academic language proficiency)に分けて見ると、 次のようなことがいえます。 ウェール ズ語のほうを例にしてみると、 日常の 会話での特に話をする能力が落ちて いる、 つまり BICS は、 使っていない と衰えやすい、 日本語のほうをみて みると、 日常使っている部分は、 他 よりも強い、 つまり BICS を生活の中 で使っていると、 身につきやすいよう です。 一方 CALP のほうは、 やはり 学校での学習を通して学ぶものなの で、 日本語のほうでは、 この部分が 弱く、 一方ウェールズ語については、 生活の中で長年使っていないにも関 質問文 能力 英 ウ 日 1 日常生活 ( 買い物、 交通など ) での聴き、 話す能力は? S/L 5 4 4 2 テレビ・ラジオなどのニュースは聴いてわかるか? L 5 5 2 3 電話でのやりとりで、 相手の言っていることがわかるか? L 5 5 2 4 電話のやりとりで、 自分の言いたいことがつたえられるか? S 5 3 2 5 あらたまったスピーチはできるか? S 5 5 3 6 日常生活での表示 ( 買い物、 交通など ) は読めるか? R 5 5 4 7 e メールは読めるか? R 5 5 3 8 e メールは書けるか? W 5 4 1 9 新聞・インターネットなどのニュースは読めるか? R 5 5 1 10 文学作品は読めるか? R 5 5 1 11 エッセー ( 小論文 ) を書くことができるか? W 5 5 1 12 詩など文学作品を創造して書くことができるか? W 5 5 1 13 熟語・慣用句などを読んだり聞いたりして、 理解できるか? L/R 5 5 3 14 熟語・慣用句などを自分で使うことができるか? S/W 5 4 1
0 I N T E R C U L T U R E F E B R U A R Y 2 0 0 7 N o . 1 0 9 わらず、 衰えていないということがいえます。 BICS は獲得しや すく、 衰えやすい、 CALP は獲得に時間がかかるけれど、 衰 えにくいということがわかります。 これは例えば留学などをして、 英語が 「ペラペラ」 になって帰ってきても、 読み書きの能力 が、 伴っていない場合があることにも関連しているでしょう。 読 み書きについて、 もうひとついえる事は、 英語と日本語のよう に違った文字を使う言語間では、 最初のしきいが高く、 会話 は比較的簡単に身につくのに、 読み書きのほうが特に困難を ともなうということです。 日本人が文法などではかなりかけはな れた中国語を読もうとすると、 学習経験がなくても、 わかる部 分がある、 ということなどは、 もちろん共通の文字を使っている 部分が多いということに関係があるでしょう。 Ms Namba が言う には、ウェールズ語を話す能力は 「忘れる」 というより、 “rusty” 「さびつく」 という感覚だとういうことです。 また、 学校を卒業し てからも、 言葉の学習は続いているということも言っています。 仕事や生活の中で日々いろんな表現を覚えることもあるので、 高校卒業以降そういった経験がウェールズ語ではないので、 (★前ページの続き) 島田さつき、 阪上夏希 中等部3年 私たち9年生は12月8日 ・ 9日に1泊2 日の学年旅行としてナガシマ ・ スパーラ ンドに行きました。 「楽しくなければ旅行 じゃナインじゃん」 を目標にして旅行の 準備を進めてきました。 また今回の旅行 の目的は、 公共の場で1人1人が SIS の 生徒としてマナーを守って責任ある行動 をとる、 学年の絆 ・ 親睦を深める、 ほか の人の気持ちや考え方を理解する、 リー ダーシップを発揮するということです。 そ のため、 ほとんど生徒だけのちからで 学年旅行をつくり上げようと、 1日目は グループで活動しました。 ここ最近では バスで行ってバスで帰るという学年が多 かったのですがあえて私たちは自分たち で行きたいところに行く、 というやり方を 選びました。 しかし…そこには多くの問 題があったのです。 グループ決めや場 所の選択でもめたり、 当日電車の時刻を 間違えて結局目的地に辿り着くことがで きなかったグループもありました。 それで も、 経験や過程、 みんなで話し合ったこ と自体が大切なのだと思います。 1日目の夜は部屋を借りて各グループ で5分程度のその日の活動報告をしまし た。 どのグループもそれなりに楽しんで いたようです。 そしてみんなを盛り上げる ためにパフォーマンスをやってくれた人も いました。 大盛況で時間が足りませんで した。 もっとたくさん時間をとっておけば 良かったと思いました。 その後、 部屋で は仲の良いもの同士好きなだけ話してい ました。 特に目立った問題も起きず無事 1日目を終えることができました。 迎えた2日目は、 朝から雨が降ってい てショックでした。 そんな雨にも負ケズ、 私たちはナガシマ ・ スパーランドへ行き ました。 やはりアトラクションのほとんどは 雨のために運行中止だったので残りの乗 り物で何回も遊びました。 濡れた体のま ま高いところでビュバンビュバンと振り回 されたり、 頭上でひっくり返っているアト ラクションの人たちの水滴が振ってきたり と、 なかなかできない体験もしてきました。 雨の中の遊園地は寒かったです。 ナガ シマ ・ スパーランドでの集合時間を早め、 当初の予定よりも早く大阪へと出発しまし た。 休憩も含み、 3時間半ほどかけて大 阪に到着しました。 見慣れた場所に帰っ てきて、 みんな 「終わったんや~」 とい う安堵感を覚えたことと思います。 たかが1泊2日といえども、 私たちにとっ ては長い長い2日間だったのです。 あと 3年間いっしょの仲間達です。 もっと色 んな人とこれからのためにも、 自分自身 のためにも仲良くしてほしかったのです。 今回の旅行ではそのことを果たすことが できたのではないかと思っています。 そ れと同時にほかの課題も見えてきました。 その課題も次の 11 年生の学年旅行で は克服できたらと思います。 この学年旅 行を通して団結力が生まれていたらいい なと思います。 天気は悪かったけれどそ んなことは気にせず遊んでいたみんなは 楽しんでくれたと思います。 一見ただ遊 んで帰ってきた旅行のように見えますが、 委員だけでなく全員が自分たちで自分た ちの旅行を作るという経験がわたしたち にとって大きな勉強であり、 挑戦でもあ りました。 それを遂げた今、 この経験は 今後の糧になることと思います。 旅行委 員もやりがいのある仕事で、 みんなに感 謝される旅行になって本当に良かったで す! 最後になりましたが、 何が起こっても常 にサポートしてくれた先生方、 無事旅行 を終えることができました。 ありがとうござ いました。 その点もウェールズ語が 「さびついく」 原因なのでしょう。 さ らに興味深い話として、 今、 例えばウェールズに里帰りして、 ウェールズ語を話そうとすると、 日本語が頭に浮かんでくること がある、 ということです。 脳の中で3つの言語が、 いったいど んな風に影響しあっているのでしょうか?いくつもの言語を使 う multilingual の人たちについては、 まだまだ研究することが、 ありそうです。 今回は本人の判断によってバイリンガリズムの 度合いを測ってみましたが、 一般化できる信頼性のある説を たてるには、 客観的なテストなどをする必要はあります。 次回 以降のこのコーナーで、 他にも均衡バイリンガルと呼ばれる人 の例を見てみようと考えています。 参考文献
Baker, C. & Jones, S.P. (1998) Encyclopedia of Bilingualism and Bilingual Education. Multilingual Matters
2005 年6月号 バイリンガリズム通信 「バイリンガリズムの利点 と欠点」 2006 年2月号 バイリンガリズム通信 「第 2 言語の習得」 2006 年3月号 バイリンガリズム通信 「イマージョン教育」
自分たちで自分たちの旅行を作るという経験
中等部3年
冬学期編入生紹介
アドミッションズオフィス 学年 名前 在留国 8 金 なり Kim, Na Ri 韓国 9 張 暁 Zhang, Xiao 中国 / ドイツ 9 安本有輝 Yasumoto, Yuki アラブ首長国連邦 11 坂巻由梨 Sakamaki, Yuri 米国手作りのクリスマスキャンプ
高等部1年
松尾多佳子、 荒井遥、 亀井潤、 康未和、 佐々木愛、 山田健人 高等部1年 2006 年 12 月 19 日から 20 日まで私た ち 10 年 は 「CHRISTMAS CAMP」 を 行いました。 このキャンプでは、 お昼に 北公園に集合し、 吹田市野外活動セン ターで初めにアクティビティーとして 1.2 m× 9.6 mの巨大な垂れ幕を作りました。 (写真 : 僕達強者一生不滅) その後全 員でシチューを作り、 フランスパンと一緒 に食べました。 そして夜はお楽しみのレ クリエーション★ビンゴやクイズ大会、 コ ンテストに肝試しをし、 とても盛り上がり ました。 その後寝る前にヒョンジョンサン タさんからの贈り物を受け取り、 皆それ ぞれ良い夢を見たのではないでしょうか。 次の日はとても早い起床だったので、 眠 たいながらの朝ご飯では皆の意外な一 面が見ることができて面白かったです。 そして皆でセンター内の掃除を行いまし た。 毛布のたたみ直し、 鍋の洗い直し いろいろな問題がありましたが無事にお わり、 楽しい思い出を胸にそれぞれ家路 に着きました。 一見楽しそうそうな (もちろん楽しいで すが笑) キャンプに見えますが、このキャ ンプをするまでに壮絶な戦いがありまし た!!実は …皆さんもご存知の通り春に SHAKE CAMP をしました。 目的は4月か ら入ってきた新入生と在校生との距離を 縮め、 一つの学年としての大きなまとまり を作るきっかけの CAMP でした。 SHAKE CAMP では新入生と在校生の交流の始 まりになり、 仲良く学校生活を送っていま した。 しかし私達はこれで満足していま せんでした。 残念ながらこの学年の状態 は、 仲良くなることはできましたが、 お互 いに意見を言い合えない、 表面上 の付き合いになっていました。 それ を解決するためにもこのクリスマス キャンプは SHAKE CAMP よりももっ と深いものをと考えました。 10 年生 にはとても個性的な生徒が多いで す。 しかし、 日常生活の中でこれ らの生徒が、 学校という空間から離 れてお互いに話すことも、 一人一 人が持っている 「個性」 と言うもの をお互いが理解する時間も、 選択 授業をとり入れたこの学校では本当に少 ないと思います。 個性的な人たちとせっ かく一緒に過ごしているのに、 内面的に 深い交流、 自分の個性をお互いにぶつ け合う機会が少ないのはとてももったいな く感じます。 これらを作りあげるためには何が必要な のか。 私たちが考えた結果、 学年みん なで、 学校とは違う空間、 違う時間に集 まり、 そこで何かを作り上げ、 何かをみ んなで作ったという達成感を共有できる 時間を過ごす事が必要だと私達は気づ きクリスマスキャンプをし、 そこでみんな で垂れ幕を作ろうというアイディアが出ま した。 そして第二回クリスマスキャンプ企 画委員が結成されました!最初にクリス マスキャンプを学校行事に認められても らう必要がありました。 そのためには担任 の先生方の賛成意見が必要でした。 企 画そのものは 10 月に始まっていたのに もかかわらず、 担任の先生方との論争は 11 月の下旬になっても終わっていませ んでした。 先生方には何回もキャンプを 行う必要性を聞かれてとても苦戦しました …。 しかし!!私達は絶対に諦めませ んでした!そして私達には最大の見方 の保護者がいることに気づき、 保護者の 皆様にプレゼンテーションをすることにし ました。 プレゼンテーションでは先生方 に指摘を頂いた点や目的を伝えました。 プレゼンテーションに来られなかった保 護者の皆様にも資料をくばりました。 そ の結果大多数の賛成意見を頂き、 その 意見を先生方に見せると私達がここまで するか?というような反応でし、 先生方も OK を出して下さいました。 そのすべて の結果と自分たちの意見をまとめ校長先 生に提出し、校長先生の了解も得ました。 そしてここからが本番!企画をどんどん 進め忙しい日々が続きました。 その結果 素晴らしいキャンプを行うことができまし た。 賛成してくださった校長先生、 担任 の先生方、 保護者の皆様ありがとうござ いました。 キャンプはいろいろな経験、 発見ができます。 みなさんも是非挑戦し てみてください。 SHAKE CAMP にクリスマスキャンプ、 気付けばそれは去年の話になっていま す。 新しい年が来て皆で学校生活を楽 しんでいるなか、 2006 年の思い出にふ けっている 10 年生もいるのではないで しょうか。 2007 年はクリスマスキャンプの 成果がみられる年になると思います!!I N T E R C U L T U R E F E B R U A R Y 2 0 0 7 N o . 1 0 9
学年だより
●中等部1年生 (7年生) 5 つのリスペクトを振り返る 斉藤 数 2組担任、 理科 2006 年度も、 いよいよ日にちを数える までになってしまいました。 この 1 年間本 当にいろいろなことがありました。 新しい 学校になじみ、 友達を作り ・ ・ ・ 、 とい うところから始まって、 いまのあなたがあり ます。 入学時に思っていた学校生活は送 れていますか。 日常の生活で身に着けて ほしい 「5 リスペクト」 は、 理解され、 実 行できていますか。 それぞれのリスペクト には、 学校を卒業しても実践してほしい 内容が含まれているのです。 さて、 学年 の終わるこの時期をひとつの機会と捉え て、 それらについて振り返ってみましょう。 自分を大切にする。 …これは、 「今の私 に100%満足しているだろうか」、 と考え ることが自分を大切にすることの始まりで す。 どのような自分になりたいのか、 誰を お手本にして、 毎日を過ごしていこうか、 そのように実践できない自分には、 何が 足りないのだろうか、 などを考えることが、 自分を大切にすることの始まりです。 実は 「自分に満足できる自分になるために地道 に努力すること」 が自分を大切にすること なのです。 皆さんは自分を作っている最 中です。 ほんとうのはなし、 努力しだいで どのような自分にもなれるのです。 SIS に は手っ取り早いことに、 お手本となる生徒 が、 そして先生方がたくさんいらっしゃい ます。 その人たちからヒントを得て、 自分 なりに味付けをして、 あなたならではの個 性を創造してください。 今までにもたくさ んの生徒を見てきていますが、 本当に信 じられないほどに積極性の出てきた生徒 や、 英会話が流暢に話せるようになった 生徒、 楽器が上手にひけるようになった 生徒、 考えているだけでなく行動的になっ た生徒などなど、 数えればきりがありませ ん。 中学 ・ 高校時代は、 あなたがあなた を創っていく時代です。 考えているだけ でなく、 行動を通して経験を増やしていっ てください。 SIS だからできるのです。 足 を引っ張る人なんてだれもいませんから。 つぎは、 学習を大切にするということを 考えて見ましょう。 学習を大切にするとい うことは、 自分を大切にする (自分がより 豊かになる) ことであり、 結局は他の人を 大切にする (他人の痛みがわかるように なる) ことにもなります。 どうしてかって? それは、 人間生まれたときは脳内が空っ ぽだからです。 脳細胞はあっても、 その 中には、 この社会で生きていくための情 報が入っていないのです。 入っていること は、 どんどん物事を摂取しようとする意思 の気力です。 赤ちゃんは生まれてすぐに 自分に入ってくる多くの情報を受け入れ て、 たくさんの樹状突起 ( 神経同士をつ なぐケーブル ) を伸ばし、 多くの脳細胞と 関係を持っていきます。 そして、 1 ~2歳 くらいになると、 作りすぎた関係を整理し、 必要ないものは捨てて、 だんだん人間社 会で生きていくのに必要な情報を保存す るようになり、 同時に外部から自分の望む ような情報を選択し、 取り入れるようになる のです。 そうなると軸索もますます太くな り細胞同士がよりしっかりと情報を授受す るようになります。 さて、 皆さんは、 この 1 年間でちょうど 0 歳児が 1 歳になる時 のようにたくさんのことを見たり聞いたりし て多くの 「初めて」 を見 ・ 聞きしてきまし た。 そして自分の中で取捨選択し整理し て、 自分に必要な情報を残してきました。 学習するということは、 授業で新しいこと を勉強することのみでなく、 もっとたくさん の内容を含んでいます。 この1年間のうち に取り込んできた新しい情報は捨てない で大切に保存してほしいです。 取り込み・ 保存することが学習だからです。 SIS に始 めて入学して、 感じ ・ 感心し ・ 感動した こと ・ 覚えたことなどは、 在籍する6年間 のうち質の点でも量の点でもこの1年間の ものが一番ではないでしょうか。 1年生一 人ひとりが毎日ひたすら新しいことを学び ながら学校生活を送っている姿は、 高校 3年生の目から見ると、 ほんとにかわいら しい子供のように映っていることでしょう。 そのような各生徒が、 後の5年間でユニー クな個性を持った各生徒になっていくので す。 自分なりの方法で考え、 行動を起こ せるようになるためにも中1の時代に、 フ レッシュな感覚で、 たくさんのすばらしい 個性に出会い、 感動し、 感化されてほし いです。 たくさんの本も読みましょう。 語 彙の器か大きいほど物事を深く考えられる と言います。 同じように、 言葉では現せな い多くの感動を経験し、 全てのものを受 け入れられるほどの大きな器を自分の中 に作って、 豊かなあなたになってほしい です。 そんな生徒がたくさんいる学校な んて、 考えただけでも楽しいです。 このように考えてくると、 5つのリスペクト の中で一番大切なことは、 学習を大切に するということかもしれません。 目から耳か ら、 皮膚から入ること、 何でも学習の対象 です。 授業で、 先生が教えてくれることを 学ぶことは学習です。 同時に、 先生と接 して教え方や人柄 ・ 生き方などを間近に 見ることも学習ですし、 他の生徒のやって いることを見ることもまた学習です。 みん な同じように行動しない SIS では、 10人 いれば10人の異なった個性があります。 SIS ほど多くのことを学べる場所はそうあり ません。 学内のどこに行っても、 学習の 材料は提供されています。 学習しない生 徒ほど、 人まねで満足し、 人の言ってい ることを自分で繰り返すオウムさんになる のです。 オウムさんの多い学校なんてい やですよね。 たくさん学習して、 個性的 な魅力ある人になってください。 ●中等部2年生 (8年生) 募金活動 合志智子 3組担任、 情報科 8年生では秋学期後半に、 LHR の時間 を使って募金活動に取り組みました。 学 園祭の収益金にまだほとんど手を付けず にいたので、 「何か役に立つことに使お う」 という意見から、 生徒自身が募金先を 調べ、 活動状況や募金の用途を見て判 断し、 各クラス1箇所ずつ募金先を決定し 募金をするという手順で行いました。 具体 的には、 1グループ3~4人のグループに 別れ、 インターネットを使って、 あらかじ め担任団が探しておいた公共性の高い募 金先が載っているサイトから入って、 詳し く調べました。 そして各グループで選んだ 団体について、 「団体の活動内容」、 「募 金の用途」、 「この団体を選んだ理由」 を ポスターにまとめプレゼンテーションをし、 1週間ポスターを教室に貼りました。 1週間後の LHR で投票を行い、 1組は 「世 界の子供たちにワクチンを日本委員会 (JVC)」、 2組は 「アジア協会アジア友の 会 (JAFS)」、3組は 「国土緑化推進機構」 が募金先に決定し、 11 月末に送金 (1ク ラス2万円) しました。 「世界の子供たちにワクチンを日本委員 会」 は、 ワクチンが足りないために5歳ま で生きられない発展途上国の子どもにポリ オワクチンを贈る活動を行っています。「ア ジア協会アジア友の会」 は、 発展途上国 で衛生的な飲料水の確保に悩む人々へ 井戸を贈る運動を行っています。 2組に は夏休みにこの JAFS のワークキャンプに 参加して、 インドで井戸建設などの活動 を行った生徒がおり、 その生徒の実際の 体験談を聞いて、 募金先が決定したそう です。 「国土緑化推進機構」 は小学生の ころから緑の羽根募金で親しんでいる団 体で、 日本国内外の森林や水資源の活 用 ・ 整備に関する様々な活動を行ってい ます。 今回の活動は、 募金活動と言っても昨 年の秋学期に取り組んだ 「ミルク募金」 のように、募金箱やポスターをたくさん作っ て学校中に呼びかけ、 毎日募金箱の回 収をした Big Project とは違い、 すでにあ る資金の一部をどこかに募金すると言う規 模の小さい活動でしたが、 生徒たちは担 任団の予想を超える取り組みをしてくれま した。 まずグループで、 その次にクラスで 募金先を1つに決める際に、 「環境保護 に役立てたい」、 「体にハンディキャップ を持っている人を助けたい」、 「医薬品が 足りなくて困っている子どもの命を助けた い」、 「水がなくて困っている人を助けた い」 などいろいろな意見が出て、 討論を しました。 なぜその募金先を選んだのか をみんなにわかってもらうために、 プレゼ ンテーション用のポスターをとても熱心に また興味を持って作成しました。 昨年のミ ルク募金で学んだことも活用できていたと 思います。 冬学期に入ってから各クラスに、 それぞ れの募金先から募金のお礼のお便りをい ただきましたので、 教室に掲示していま す。 その手紙を紹介した時にも、 生徒の みんなはとてもうれしそうな顔を見せてくれ ました。 今回のこの小さな活動を通して、 またいろいろなことを感じ、 自分で考え行 動することを学んでくれたのではないかと 思っています。 ●中等部3年生 (9年生) 自分の気持ちを知る 平井太佳子 2組担任、 保健体育科 先日読んだ本に 「他の人の気持ちを大 切にするということは、 まず自分の気持ち を知ることが大切だ」 と書かれていた。 そ こには、 自分の気持ちを知る練習として 「朝起きてから今まであったことを思い出し てください」 とあった。 書いた方が良い、 というのでその通りにした。 朝起きて、 朝 ご飯を作って、 食べて、 出かける支度を して、 車を運転して…、 あまり細かく書く と大変そうなので、 大まかに書いてみた。 次の指示は 「それぞれの時に何を感じ たか、 どう感じたか、 事柄の横に書いて みてください」 であった。 朝起きた時の気 分? 「……」 思い出してみる。 今朝は、 もっと寝ていたい気分で、 休みの日だっ たら良かったのに、と思ったりもしたかなぁ。 とりあえず書き込んでみる。 次、 朝ご飯 を作っているときの気分?何か感じていた のだろうか?毎日繰り返していることだし、 何を感じたかと言われても…、 ???、 わからない。 行動、 あったこと、 やったこと、 客観的 なことはすぐに書けるのに、 気持ち、 その 時の自分の気持ちとなると思い出せない。 なるほど、 自分の気持ちですら知ることは 難しい。 以来 「今自分が 『なにを』 『どう』 感じ ているのか」 意識を向けるようにしている。 そしてわかったことは、 いろいろ感じてい るけれどかなり無視しているということ。 朝ご飯を作っている時に実は 「今日の 白菜はしゃきしゃきして美味しそうだな」 と いうちょっと嬉しい気分とか 「最近は大根 が安くて嬉しいな。 でも、 豊作で廃棄さ れているのはもったいない、 世界には飢 えている人もいるのに罰当たりだ」 と、 い う腹立たしい気分などを味わっているのだ が、 意識しないし、 意識しないから記憶 にも残らない。 嬉しい、 楽しい、 よい気分を意識する のは気持ちよいしますますハッピーになる が、 悲しい、 悔しい、 腹立たしいなどい やな気分を意識するのは益々気分が落ち 込んで辛い。 しかし 「もういいや」 とふた をする前に 「このイライラした気分はどん な感情なのか」 を考えてみると 「思い通り にいかなくて悔しい」 と思っているというこ とだったり、 「では、 思い通りいくようなこと だったのか」 と自問してみると 「実は自分 の都合のよいように期待していただけ」 で あることに気づいて 「イライラする必要が ない」 ことと分かって気分がすっきりしたり、 痛みの中にも見つめてみる効用があること がわかった。 苦手な食べ物も食べれば栄養になるの と同じなのかもしれない。 甘くて柔らかい ものばかりではなく、 苦くて堅いものもよく 噛んで食べてみるとしよう。 袰岩奈々著 「感じない子どもこころを扱 えない大人」 ( 集英社新書 ) を読んで ●高等部1年生 (10 年生) ソーシャル ・ ネットワーキング 福島浩介 2組担任、 国語科 さて皆さん、 いかがお過ごしですか? ボクが 2006 年に成し遂げられたことって のがいくつかあるのですが、 その中で結 構自分で感動しているモノが、 27 年ほど 吹き続けているトランペットで、 コンサー トピッチの所謂 Double High Bb が出せる ようになったことです。 トランペットは一般 的に変ロ調の楽器なので、 この音はドの 音なのですが、 記譜でいうと五線の上に 五本加えてその上ですな。 ラッパを吹か ない人には恐らくどうでもいいことですが、 ラッパを吹いていますと、 これは結構シビ レることなのです。 これが出来るようになったのは、 実は、 mixi というおそらく日本で最大のソーシャ ル ・ ネットワーキング ・ サービスのコミュニ ティーの一つに参加したのが発端なんで すけどね。 そこで、 大勢のラッパ吹きと知 り合い、 またプロフェッショナルの指導者 の方々の指導を受けることになり、 達成で きたという訳です。 この mixi ってのは大変便利です。 利用 者も、 ボクが加入した 2004 年の夏頃は 10 万人もいなかったと思うのですが、 現 在では数百万人の人が利用しているとか。 そしてありとあらゆるコミュニティーが存在 し、 情報の収集、 同好の人々を見つける のも簡単です。 また、 例の2ちゃんねると いった完全に匿名の掲示板とはやや趣が 異なる (紹介制であること、 足跡が残るこ となど) ため、有用に活用し易くもあります。 タダ、 問題は、 やはりインターネット上 にヴァーチャルに存在する空間ですので、 使い方には十分な注意が必要です。 や はり匿名性はありまして、 掲示板ではすさ