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目次 1 本書の概要 PC 動作環境の説明 ハードウェア ソフトウェア GUI デモンストレーションの動作確認 GUI デモンストレーションの概要 RL78/G13 Stick の接続

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RL78/G13 Stick スターターキット

ユーザーズ・マニュアル

テセラ・テクノロジー株式会社 Rev :1.0 2011/7/5

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目次

1 本書の概要 ... 4 2 PC 動作環境の説明 ... 5 2.1 ハードウェア ... 5 2.2 ソフトウェア ... 5 3 GUI デモンストレーションの動作確認 ... 6 3.1 GUI デモンストレーションの概要 ... 6 3.2 RL78/G13 Stick の接続 ... 7 3.3 USB ドライバー、サンプルプログラムのダウンロード ... 7 3.4 USB ドライバ、サンプルプログラムのインストール ... 9 3.5 USB ドライバ、サンプルプログラムの説明 ... 9 3.6 USB ドライバーのインストール ... 10 3.7 GUI のインストール ... 17 3.8 GUI デモンストレーション ... 20 4 GUI デモンストレーション画面の説明 ... 22 4.1 RL78/G13 タブ A/D コンバータデモンストレーション ... 23

4.2 Real Time Clock タブ リアルタイム・クロックデモンストレーション ... 24

4.3 Memory Demo タブ メモリーアクセスデモンストレーション ... 25 4.4 Low Power タブ 低消費電力動作デモンストレーション ... 26 4.5 Self Test タブ セルフテスト機能デモンストレーション ... 30 5 デバッグ動作確認 ... 33 5.1 動作確認手順 ... 33 5.2 CubeSuite+の概要 ... 34 5.3 CubeSuite+のダウンロード ... 35 5.4 CubeSuite+のインストール ... 36 5.5 サンプルプロジェクトの読み込み ... 37 5.6 ビルド ... 40 5.7 RL78/G13 Stick の接続 ... 41 5.8 ダウンロード & 実行 & デバッグ ... 41 5.9 終了 ... 46 6 CubeSuite+の紹介 ... 47 6.1 新しいプロジェクトの作成 ... 47 6.2 ソースファイルの追加方法 ... 51 7 CubeSuite+の機能紹介 ... 53 7.1 関数一覧を表示する ... 53 7.2 変数の値を表示する (リアルタイム表示更新) ... 54 7.3 メモリ・SFR の値表示 ... 55 7.4 ブレークポイントの設定方法 ... 56 8 フラッシュメモリへの書き込み ... 57 9 困ったときは ... 60 9.1 USB ドライバーが見つからない ... 60 9.2 デバッガを起動すると、エラーが出る ... 60 9.3 GUI デモンストレーションが動作しない ... 61 10 ハードウェア資料編 ... 62 10.1 部品配置図 ... 63 10.2 各部の説明 ... 64 10.3 半田ショートパッド ... 68 11 回路図 ... 69

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- 3 - 注意事項 ・本資料の内容は予告なく変更することがあります。 ・文書による当社の承諾なしに本資料の転載複製を禁じます。 ・本製品は評価とエンジニアが安全性、信頼性を理解する目的に設計・製作されています。 ・本資料に記載された製品の使用もしくは本資料に記載の情報の使用に際して,当社は当社もしくは第三 者の知的財産権その他の権利に対する保証または実施権の許諾を行うものではありません。上記使用 に起因する第三者所有の権利にかかわる問題が発生した場合,当社はその責を負うものではありませ んのでご了承ください。 ・本資料に記載された回路,ソフトウェア,及びこれらに付随する情報は,半導体製品の動作例,応用例を 説明するためのものです。従って,これら回路・ソフトウェア・情報をお客様の機器に使用される場合には, お客様の責任において機器設計をしてください。これらの使用に起因するお客様もしくは第三者の損害 に対して,当社は一切その責を負いません。 ・本製品は CMOS 半導体と同様の取り扱いをしてください。使用者は本製品を使用する間、静電気を蓄積 しないように注意してください。 ・作業台を含む測定機器類はすべてのテストにおいて、アースを施してください。 ・使用者はリストストラップなどを使用して静電気を逃がしてください。 ・コネクタとデバイスピンは素手でさわらないでください。

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1 本書の概要

本書では、あらかじめ RL78/G13 Stick に書き込まれている GUI デモンストレーションプログラムを実行し、PC 上の GUI と連携した動作確認方法を説明します。 次に、マイコン総合開発環境 CubeSuite+と RL78/G13 Stick を組み合わせた、デバッグ動作の確認方法を説 明しています。 PC の OS は WindowsXP を使用しているものとして説明しています。 CubeSuite+の操作や機能の詳細は CubeSuite+のヘルプをご覧下さい。 開発ツールの準備 ・ CubeSuite+のダウンロード ・ CubeSuite+のインストール デバッグ動作確認 ・ サンプルプロジェクトの読み込み ・ ビルド ・ RL78/G13 Stick の接続 ・ ダウンロード & 実行 & デバッグ

動作確認手順

GUI デモンストレーション ・ RL78/G13 Stick の接続 ・ USB ドライバー、サンプルプログラムのダウンロード ・ USB ドライバーのインストール ・ GUI のインストール ・ GUI デモンストレーションの実行

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2 PC動作環境の説明

2.1 ハードウェア

本書に沿いスターターキットを使用するためには,次の条件の PC ハードウェア環境が必要です。 ・プロセッサ : 1GHz 以上(ハイパー・スレッディング,マルチ・コア CPU に対応) ・メイン・メモリ : 1G バイト以上(64 ビット版 Windows 7 では 2G バイト以上) ・フリーディスクスペース :350MB 以上 ・ディスプレイ : 1024×768 以上の解像度, 65536 色以上 ・インターフェイス : USB2.0 CubeSuite+やサンプルプログラム等を WEB からダウンロードするためにインターネット回線が必要です。

2.2 ソフトウェア

本書に沿いスターターキットを使用するためには,次の条件の PC ソフトウェア環境が必要です。 ・Windows XP (32bit 版)

・Windows7 (32bit 版、64bit 版)

・.NET Framework (Windows 7 の場合はインストール不要) Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1

Microsoft .NET Framework 3.5 日本語 Language Pack ・Visual C++ 2008 SP1 ランタイムライブラリ Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ (x86) ・Internet Explorer 6.0 以上 最新の Service Pack がインストールされていることを推奨します。 CubeSuite+の動作環境は、「ルネサスエレクトロニクス マイコン開発ツール インストーラ はじめにお読 み下さい(CubeSuite+ 統合開発環境パッケージ リリースノート)」をご覧ください。

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3 GUIデモンストレーションの動作確認

3.1 GUIデモンストレーションの概要

RL78/G13 Stick には出荷時にあらかじめ GUI デモンストレーションプログラム (YRPBRL78G13_Stick_Demo_SW.hex)が書き込まれています。

RL78/G13 Stick を PC に接続して、PC 上で、デモ GUI (YRPBRL78G13-Demo)を起動することで、簡単に RL78/G13 Stick の機能を体験することができます。 GUI デモンストレーションには次のようなデモンストレーション機能があります。 ・ 外部電圧センシング ・ 温度センシング ・ RTC 動作 ・ RAM アクセス&データフラッシュ書き込み ・ 動作モード切り替え (低消費電力モードへの移行) ・ セルフテスト機能 デモ GUI (RL78/G13 DEMO) YRPBRL78G13_Stick_Demo_SW.hex

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3.2 RL78/G13 Stickの接続

3.2.1 RL78/G13 Stickのジャンパースイッチを以下のように設定します。 3.2.2 付属のUSBケーブルを使用して、RL78/G13 StickをPCのUSBへ接続します。

3.3 USBドライバー、サンプルプログラムのダウンロード

3.3.1 下記のWEBページをWEBブラウザで開きます。 http://www.tessera.co.jp/rl78.html 3.3.2 下記の「サンプルプログラム&USBドライバ」から をクリックしてソフトウェアを ダウンロードします。 ジャンパ 設定 J6 2-3 ピン接続 J7 2-3 ピン接続 J8 2-3 ピン接続 J9 2-3 ピン接続 J3 接続

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- 8 -

3.3.3 「ファイルのダウンロード」画面が表示されるので、 保存 をクリックします。

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- 9 - TKRL78 RL78G13Stick SAMPLE_RL78G13Stick.mtpj サンプルプログラムプロジェクトファイル main.c ソースファイル RL78G13Stick_Demo setup.exe GUI インストーラ programming YRPBRL78G13_Stick_Demo_SW.hex GUI デモンストレーションプログラム programming.mtpj フラッシュ書き込み用プロジェクトファイル USB Drivers win2k

MQB2SALL.inf 32bit OS 用 USB ドライバー wlh_amd64

MQB2SALL.inf 64bit OS 用 USB ドライバー

3.4 USBドライバ、サンプルプログラムのインストール

3.4.1 ダウンロードした「TKRL78.zip」を解凍して、解凍された「TKRL78」フォルダをCドライブに保存します。

3.5 USBドライバ、サンプルプログラムの説明

● サンプル・プログラム本体のフォルダ構造

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3.6 USBドライバーのインストール

Windows OS のバージョンによってインストール方法が異なります。お使いのバージョンによってそれぞれ下記 の手順を実行してください。

Windows 7 → 3.6.1 USB ドライバーのインストール Windows 7 編 Windows XP → 3.6.2 USB ドライバーのインストール Windows XP 編

3.6.1 USBドライバーのインストール Windows 7 編

Windows XP をご使用の方は「3.6.2 USB ドライバーのインストール Windows XP 編」をご覧下さい。 <1> RL78/G13 Stick を USB に接続している状態で、スタートメニューの中の「コンピューター」で右クリックをし

て、「管理」をクリックします。

<2> 「コンピューターの管理」画面が表示されるので、「コンピュータの管理」→「システムツール」→「デバイス マネージャー」をクリックします。

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- 11 -

<3> 「ほかのデバイス」→「不明なデバイス」の上で右クリックし、「ドライバーソフトウェアの更新」をクリックしま す。

<4> 「どのような方法でドライバーソフトウェアを検索しますか?」の画面で、「コンピューターを参照してドライバ ーソフトウェアを検索します」をクリックします。

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- 12 -

<5> 「コンピューター上のドライバーソフトウェアを参照します。」の画面で下記のドライバー格納場所を検索対 象に指定して 次へ をクリックします。

・ 32bit 版 OS の場合 → C:\TKRL78\USB Drivers\win2k ・ 64bit 版 OS の場合 → C:\TKRL78\USB Drivers\wlh_amd64

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- 13 -

<7> 「ドライバー ソフトウェアが正常に更新されました。」の画面が表示されたら 閉じる をクリックしま す。

<8> 「コンピューターの管理」画面でドライバーがインストールされたことを確認します。下記の例では RL78/G13Stick は USB 接続仮想 COM ポートとして“COM4”に割り当てられました。

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- 14 - 3.6.2 USBドライバーのインストールWindows XP編

RL78/G13 Stick を USB に接続することで、「新しいハードウェアの検出ウィザード」画面が表示されますので、 下記手順で USB ドライバーのインストールを実行して下さい。

Windows 7 をご使用の方は「3.6.1 USB ドライバーのインストール Windows 7 編」をご覧下さい。

<1> RL78/G13 Stick と接続すると、プラグ&プレイで接続が認識されて、「新しいハードウェアの検出ウィザー ド」画面が起動します。 「いいえ、今回は接続しません」を選択し、 次へ をクリックします。

<2> 以下のウィンドが表示されたら「一覧または特定の場所からインストールする」を選択し、 次へ をク リックします。

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- 15 -

<3> 以下のウィンドが表示されたら、「次の場所で最適のドライバを検索する」と「次の場所を含める」を選択し て、「C:\TKRL78\USB Drivers\win2k」を指定し、 次へ をクリックします。インストール先のフォルダ がデフォルト設定で無い場合は、相当するフォルダを指定してください。

<4> 以下のウィンドが表示されたら「Renesas Starter Kit Virtual UART」ドライバーのインストールは完了です。 完了 をクリックします。

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- 16 -

<5> スタートメニューの中の「コンピューター」で右クリックをして「管理」をクリックします。

<6> 「コンピューターの管理」画面が表示されるので、「コンピュータの管理」→「システムツール」→「デバイス マネージャー」をクリックします。

<7> 「ポート(COM と LPT)」に「Renesas Starter Kit Virtual UART」が表示されていることを確認します。下記の 例では RL78/G13 Stick は USB 接続仮想 COM ポートとして“COM3”に割り当てられました。

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- 17 -

3.7 GUIのインストール

3.7.1 先ほど解凍・保存したGUIインストーラ、「C:\TKRL78\RL78G13Stick_Demo\setup.exe」を実行します。 3.7.2 「Welcome to the Install Shield Wizard for Renesas YRPBRL78G13」画面が表示されるので、 NEXT

をクリックします。

インストールが開始します。

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- 18 -

3.7.3 「Select Installation Folder」画面が表示されるので NEXT をクリックします。

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- 19 -

3.7.5 「Installation Complete」画面が表示されるので、 Close をクリックします。

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- 20 -

3.8 GUIデモンストレーション

GUI デモンストレーションを実行する為には RL78/G13 Stick に GUI デモンストレーションプログラム (YRPBRL78G13_Stick_Demo_SW.hex)が書き込まれている必要があります。 書き込まれた状態で製品は出荷 されておりますが、デバッグ等を行い GUI デモンストレーションプログラムがフラッシュメモリに書き込まれてい ない場合には「8 フラッシュメモリへの書き込み」を参照してプログラムを書き込んでください。

3.8.1 ウィンドウズのスタートメニューから、「すべてのプログラム」→「Renesas Electronics Tools」→ 「YRPBRL78G13」→「YRPBRL78G13-Demo」をクリックして、「RL78/G13 Demo」を起動します。

RL78/G13 Stick が USB ポートに接続されていない場合、アプリケーションエラーが表示される場合があり ます。

3.8.2 「RL78/G13 Demo」が起動するとRL78/G13 Stick が接続されているCOMポートが自動的に検出され 接続されます。

3.8.3 自動的に接続されない場合には、「RL78/G13」タブを選択してRL78/G13 Stickが割り当てられている COMポート番号を選択し、 Connect をクリックします。

RL78/G13 Stick が割り当てられている COM ポート番号は USB ドライバーのインストール時に確認してい ます。

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- 21 -

3.8.4 下記の画面が表示されます。RTCの時刻とグラフの値の表示が常時更新されます。

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4 GUIデモンストレーション画面の説明

<1> ADC 外部電圧表示、温度表示

ボード上のポテンショメータ電圧(External Voltage)とマイコン内蔵の温度センサ出力(Internal Temperature)を 表示します。

<2> Real Time Clock タブ

RL78/G13 の RTC 日時を表示します。

<3> Memory Demo タブ - データ・フラッシュ& RAM

データ・フラッシュの表示、RAM 内容の書き込みや表示が可能です。 <4> Low Power タブ – スタンバイ機能モード選択 RL78/G13 のスタンバイ動作モードを設定することが可能です。 <5> Self-Test Function タブ – セルフテスト機能 RL78/G13 内部のセルフテスト機能を実行することが可能です。

<2>

<3>

<4>

<5>

<1>

<2>

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4.1 RL78/G13 タブ

A/Dコンバータデモンストレーション

ボード上のポテンショメータ電圧とマイコン内蔵の温度センサ出力がそれぞれ「External Voltage」グラフエリア と「Temperature」グラフエリアに表示されています。 すべての A/D コンバータデータは GUI によって 5 秒ごとに取得されています。 RL78/G13 の内部リファレンス電圧が「Reference Voltage」に表示されます。(TYP: 1.44V) 内部リファレンス電圧は下記の式の様にボード上のポテンショメータ電圧を取得する際に使用します。 ポテンショメータ電圧(V) = (ポテンショメータ電圧入力の A/D 変換値 ÷ リファレンス電圧の A/D 変換値) × 1.44(V) 右の Clear ボタンをクリックすることでグラフ表示が初期化され、グラフスケールが自動調整されます。 ボード上のポテンショメータ(R15)を時計方向に回すことによって、ポテンショメータ電圧表示が増加します。 また、マイコンに触れることによって温度表示を変化させることができます。 温度センサは RL78/G13 デバイスに内蔵しているため、室温を反映していない場合があります。

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4.2 Real Time Clock タブ

リアルタイム・クロックデモンストレーション

RL78/G13 のリアルタイム・クロックの機能(RTC)を使用して、カレンダーを実行しています。 RL78/G13 は 1 秒ごとに RTC 用の年、月、日、時、分、秒レジスタ値を GUI に送信し「RL78 RTC Time」として 表示しています。 RL78/G13 Stick が PC に接続されて電源が投入されると初期値からスタートします。 Sync をクリックすることによって、PC の時刻に RTC を合わせることができます。 RTC によるインターバル割り込み機能とアラーム機能を使用することができます。 ドロップダウンメニューから割り込み間隔を選び、「Enable」をクリックすることによって、任意の割り込み間隔で ボード上の LED D2 が点滅します。

アラーム日時を選び、「Set Alarm」をクリックすることによって LED D2 の点滅がストップします。アラームが起 動すると LED が点灯します。

また、アラームが起動したことは GUI にも表示されます。

RTC タブが選択されると自動的にアラーム時刻が 1 分後に設定されますので、「Set Alarm」をクリックするだ けでタイマーをセットすることができます。

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4.3 Memory Demoタブ

メモリーアクセスデモンストレーション

データ・フラッシュの表示、RAM 内容の書き込みや表示が可能です。

”Data Flash Content”の Enable をクリックすると、RL78/G13 は A/D コンバータの変換値を 5 秒ごとに内 部のデータ・フラッシュへ書き込み始めます。

マイコン内蔵温度センサ A/D 変換値とポテンショメータ電圧入力の A/D 変換値の 4Byte が書き込まれます。 温度センサ A/D 変換値の最初の 1Byte 目は整数の値で 2Byte 目は小数の値です。

データ・フラッシュ値は 64Byte 分が表示されています。 書き込まれた 4Byte のデータは赤く表示されます。

データ・フラッシュの内容はデバイスの電源供給が遮断されても保持されつづけます。

「Byte to write to RAM」エリアに任意の値を入力し、 Writer をクリックすることで、 RL78/G13 の内蔵 RAM に値を書き込むができます。

READ をクリックすることで RAM データが「Byte read from RAM」へ表示されます。 低消費電力モード(STOP mode)でも RAM の内容は失われません。

RAM への値書き込み RAM 内容の表示

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4.4 Low Powerタブ

低消費電力動作デモンストレーション

RL78/G13 は「HALT」「STOP」「SNOOZE」3 種類の低消費電力モードを有しています。

低消費電力モードに移行するにはそれぞれ HALT STOP SNOOZE をクリックします。

SNOOZE モードを除いて Release をクリックすることによって低消費電力モードから通常モードへ移行し ます。 SNOOZE モードの場合、ポテンショメータを操作することで通常モードへ移行します。 J3 に電流計を接続することでマイコンの消費電流を測定することが可能です。 マイコン電源(VMCU)の消費電流を測定する場合には、通電していない状態でピンヘッダに電流計を接続し、 通電を開始してください

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- 27 - 4.4.1 HALT Mode このモードでは CPU への動作クロック供給を停止します。 クロックの発振は継続しており周辺ペリフェラルには供給されています。 4.4.2 STOP Mode このモードではメイン・システム・クロックが停止します。 サブ・システム・クロックを使用している RTC は動作を継続しています。 4.4.3 SNOOZE Mode このモードは STOP モードの一部で、定期的なソフトウェアイベントによる動作ではなくハードウェアイベントに より実現しています。 SNOOZE モードに移行する前に、通常モードに移行する電圧値の上限閾値、下限閾値を設定してください。 またプルダウンメニューから A/D 計測の間隔も指定してください。 このデモンストレーションは、ポテンショメータ電圧を指定した電圧範囲内にセットしておく必要があります。 SNOOZE モードでは、STOP モードの状態から指定した RTC 定期周期割り込み間隔で周期的に A/D コンバ ータへシステムクロックが供給されます。 指定した入力チャンネルの A/D コンバータによる測定は自動的に行われます。(本ボードの場合、チャンネル 2 にポテンショメータが接続されています。) A/D コンバータの変換結果が指定電圧範囲外であった場合には、A/D コンバータは割り込みを発行して、シ ステムクロックが CPU に供給され RL78/G13 が完全にウェイクアップします。 A/D コンバータの変換結果が指定電圧範囲内の場合、CPU はウェイクアップせず次の RTC 定期周期割り込 みまで STOP モードにとどまります。 上限閾値電圧を 2.9V、下限閾値電圧を 2.5V と設定した場合、ポテンショメータ電圧を 0~2.5V に操作した場 合と 2.9V~5V に操作した場合にだけデバイスはウェイクアップします。 この方法が RL78/G13 SNOOZE モードからウェイクアップさせる唯一の方法です。 SNOOZE モードがセットされると、ポテンショメータの操作を促すために低消費電力モードの説明画面が表示 されます。 ツールティップスと説明は SNOOZE ボタンの上にポインタをかざすと表示されます。

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RL78/G13 には他にもウェイクアップ方法が存在しますが、このデモンストレーションには含まれておりませ ん。

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- 29 - 4.4.4 標準電流消費

下記の表は動作モード別の実測標準電流消費です。 設定によって電流消費をさらに低減することができます。

動作状態

電源モード 消費電流 CPU 32 MHz 32 KHz UART Timer ADC RTC LVD Flash RAM RUN 5.1 mA On On On On On On On Off On On HALT 1 mA Off On On On On On On Off On On STOP 0.76 µA Off Off On Off Off Off On Off Off On

SNOOZE

1 µA

(定期周期割り込み 間隔に依存)

Off Off On Off Off On

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4.5 Self Testタブ

セルフテスト機能デモンストレーション

RL78/G13 はいくつかの新しいセルフテストと安全ハードウェア機能を有しています。 ● ハードウェア CRC 演算機能 これは一部もしくはすべてのコードフラッシュメモリのバックグラウンド CRC 演算を行う、または周辺 CRC 演算 ユニット(汎用 CRC)として所望のデータの CRC 演算を行う事が可能です。 ● RAM、SFR ガード機能 内部 RAM と SFR レジスタの書き換え保護機能を確認できます。 ● 周波数検出機能 発振周波数の測定をすることが可能です。 それぞれ GUI でデモンストレーションすることが可能です。 フラッシュ・メモリ CRC 周辺 CRC RAM、SFR ガード システムクロック周波数 モニタリング

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- 31 - 4.5.1 CRCテスト機能

「CRC Test」ボックス内の「Initiate Background CRC」の Automatic をクリックすると、コード・フラッシュメ モリの最初の 32Kbyte が CRC 演算され、ボタンの下に表示されます。

周辺 CRC を初期化するためには「Initiate peripheral CRC」の Enable ボタンをクリックします。

「Memory Demo」タブのデータ・フラッシュ 64Byte について CRC チェックが行われ、RL78 と GUI それぞれの計 算結果が下記のように表示されます。

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- 32 - 4.5.2 RAM、SFRガード機能

RL78/G13 は内部 RAM と SFR レジスタの部分的な書き換え保護機能を有しています。

「Enable RAM Protection」あるいは「Enable SFR Protection」選択して Enable ボタンをクリックします。 「Enable RAM Protection」が有効の場合、512byte の RAM メモリが保護されます。そのため下記のデータが変 更されることなく GUI に通知されます。(データは GUI に送り続けられています。)

● A/D コンバータ測定値 ● RTC レジスタ値

● RAM エリア書き込み。(読み込み機能は RAM データを読み込むことができます。)

「Enable SFR Protection」が有効の場合、関連するポートモードレジスタが保護され LED が点滅しません。 Disable ボタンが押されると SFR の保護が解除され再度 LED が点灯し始めます。 4.5.3 システムクロック周波数モニタリング RL78/G13 はシステムクロック周波数を測定して確かめる機能を有しています。 Enable ボタンをクリックすることで RL78/G13 により測定された 32MHz 高速内蔵発振回路の周波数を表 示します。 32MHz 高速内蔵発振回路の周波数を測定するためのリファレンスクロックは 32.768KHz の外部サブクロックを 使用しています。 GUI には周波数の最小値と最大値も表示されます。

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- 33 -

5 デバッグ動作確認

5.1 動作確認手順

下記のような流れでデバッグ動作確認を行います。 サンプルプロジェクトの読み込み ビルド ダウンロード & 実行 & デバッグ 終了 CubeSuite+のインストール CubeSuite+のダウンロード RL78/G13 Stick の接続

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5.2 CubeSuite+の概要

CubeSuite+はコーディング,ビルド,デバッグなどの各開発フェーズに必要な開発ツールが連携性を持って統 合されている、効率的な開発が可能な統合開発環境フレームワークです。 各開発フェーズに必要なツールを統合することで,さまざまなツールを使い分ける必要がなくなり,本製品の みでソフトウェア開発における全フェーズを行うことができます。 統合されたツールは連携性を重視した設計が行われているため,設計フェーズのアウトプットがデバッグ・フェ ーズでも自動的に反映されるなど,さまざまなシーンにおける開発効率の向上を実現しています。 ビルド

CubeSuite

+ 設計 ソースファイル コード生成機能 コンパイラ アセンブラ デバッグ シュミレータ TK デバッガ IECUBE E1 E20 デバッガ エディタ オブジェクト ファイル リンカ ロードモジュール ファイル Hex ファイル

ターゲットボード

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5.3 CubeSuite+のダウンロード

ルネサスエレクトロニクスの WEB ページから CubeSuite+をダウンロードします。 5.3.1 下記のWEBページをWEBブラウザで開きます。 http://japan.renesas.com/products/tools/ide/cubesuite_plus/cubesuite_plus_tools_product_landing.jsp 5.3.2 ダウンロードメニューを開き、WEBの説明をお読みの上、CubeSuite+をダウンロードします。

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- 36 -

5.4 CubeSuite+のインストール

5.4.1 ダウンロードしたCubeSuite+パッケージ(CubeSuitePlus_Package_Vxxxxx.exe)を実行します。

5.4.2 「CubeSuite+ – InstallShield Wizard」画面が表示され、しばらくすると下図の「ルネサスエレクトロニクス マイコン開発ツール インストーラ はじめにお読み下さい」が表示されます。

5.4.3 「CubeSuite+のセットアップを開始する」をクリックしてインストールを行います。

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- 37 -

5.5 サンプルプロジェクトの読み込み

5.5.1 スタートメニューの「全てのプログラム」→「Renesas Electronics CubeSuite+」→「CubeSuite+」を起動し ます。

5.5.2 しばらくするとCubeSuite+が起動するので、「スタート」 をクリックします。

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- 38 -

5.5.4 「C:\TKRL78\RL78G13Stick\SAMPLE_RL78G13Stick.mtpj」を選択し、インストールしたサンプルプログ ラムを開きます。

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- 39 -

プロジェクトの説明

CubeSuite+に読み込まれたプロジェクトは以下の様になっています。

プロジェクト名

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- 40 -

5.6 ビルド

5.6.1 メニューバーの「ビルド」→「ビルド・プロジェクト」あるいは、 をクリックしてプロジェクトをビルドし ます。 5.6.2 「出力パネル」に下記のようなビルド完了メッセージが表示されたらビルド完了です。 --- ビルド終了(エラー:0 個, 警告:0 個) --- ========== 終了しました(成功:1 プロジェクト, 失敗:0 プロジェクト)(20xx 年 xx 月 xx 日 xx:xx:xx) ==========

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- 41 -

5.7 RL78/G13 Stickの接続

5.7.1 RL78/G13 Stickのジャンパを以下のように設定します。 5.7.2 RL78/G13 StickをPCのUSBへ接続します。

5.8 ダウンロード & 実行 & デバッグ

5.8.1 メニューバーの「デバッグ」→「デバッグ・ツールへのダウンロード」若しくは をクリックして、プロ グラムをマイコンにダウンロードします。 エラーメッセージが表示される場合には、「9 困ったときは」もしくは CubeSuite+のヘルプを御参照くださ い。 ジャンパ 設定 J6 1-2 ピン接続 J7 1-2 ピン接続 J8 1-2 ピン接続 J9 1-2 ピン接続 J3 接続

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- 42 -

5.8.2 マイコンへのダウンロードが完了すると、プログラム実行位置を示すソースファイルが表示されますの

で、メニューバーの「デバッグ」→「実行」若しくは をクリックして、プログラムを実行します。

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- 43 - 5.8.4 RL78/G13 Stick上のLEDが点滅します。

これでサンプルプログラムが正常に動作していることが確認できました。

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- 44 -

5.8.5 メニューバーの「デバッグ」→「停止」若しくは をクリックして、プログラムを停止します。

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- 45 -

RL78/G13 Stick、CubeSuite+の関係

本ボードを CubeSuite+との組み合わせでデバッグを行う場合、CubeSuite+上ではデバッグ・ツールとして 「RL78 EZ Emulator」を選択してください。

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- 46 -

5.9 終了

5.9.1 メニューバーの「ファイル」→「終了」または をクリックして、CubeSuite+を終了します。

5.9.2 「デバッグ・ツールから切断してデバッグを終了しますか?」とダイアログが表示されるので、 OK を クリックします。

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- 47 -

6 CubeSuite+の紹介

6.1 新しいプロジェクトの作成

6.1.1 「スタート」 をクリックします。

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- 48 - 6.1.3 「プロジェクト作成」画面が表示されるので、下記のように設定を行い、 作成 をクリックします。 6.1.4 プロジェクトが作成されました。 引き続きデバッグ・ツールの設定を行います。 マイクロコントローラ → RL78 使用するマイクロコントローラ → R5F100LE(64pin) プロジェクト名 → test (任意) 作成場所 → C:\TKRL78 (任意)

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- 49 -

6.1.5 「プロジェクト・ツリー」の「RL78 シュミレータ」を右クリックし、「使用するデバッグ・ツール」→「RL78 EZ Emulator」を選択します。

6.1.6 「プロジェクト・ツリー」の「CA78K0R」をダブルクリックし、「プロパティ」を表示します。「リンク・オプショ ン」タブをクリックして「オンチップ・デバッグ・オプション・バイト制御値」を「85」に設定します。

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- 50 -

6.1.7 メニューバーの「ファイル」→「プロジェクトを保存」をクリックしてプロジェクトを保存します。

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- 51 -

6.2 ソースファイルの追加方法

プロジェクトにソースファイルを追加登録する方法を紹介します。 ここでは,ソースファイル“a.c”が登録されている状態で,ソースファイル“b.c”と“c.c”を追加登録する例を示し ます。 6.2.1 プロジェクト・ツリーの「ファイル」にカーソルをあわせて,右クリックします。「追加」→「既存のファイルを 追加」をクリックします。

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6.2.2 ソースファイル“b.c”と“c.c” を選択し, 開く をクリックします。Cソースファイル以外を選択する事 も可能です。

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7 CubeSuite+の機能紹介

7.1 関数一覧を表示する

7.1.1 使用している関数の一覧を表示するには、プロジェクト・ツリーの「プログラム解析」にカーソルをあわ せて,右クリックします。「関数一覧」をクリックします。 7.1.2 下記のように関数一覧が表示されます。関数名をダブルクリックすると、その関数の記述を表示しま す。 関数の記述が表示されます。 関数名を ダブルクリック

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7.2 変数の値を表示する (リアルタイム表示更新)

7.2.1 変数の表示を行うには、「デバッグ・ツールへの接続とプログラムのダウンロード」が完了した状態で行 います。 7.2.2 値を表示する変数を選択して、右クリックし、「ウォッチ 1 に登録」をクリックします。 7.2.3 「プロジェクト・ツリー」の「RL78 EZ Emulator」をクリックし、「デバッグ・ツール設定」タブをクリックします。 プロパティの中の「実行中のメモリ・アクセス」→「実行を一瞬停止してアクセスする」を「はい」に設定し ます。 以上で設定は完了です。 「実行を一瞬停止してアクセスする」 を「はい」に設定 「ウォッチ 1」に変数が登録され、 値が表示されます。 表示する変数を選択して、 右クリック

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- 55 - ローカル変数のリアルタイム表示更新は行われません。 変数読み出し時には内部的に一瞬ブレークしています。CubeSuite+の動作レスポンスが悪くなる可能性 があるためリアルタイム表示更新を有効にしているときにはメモリパネルを閉じることを推奨します。

7.3 メモリ・SFRの値表示

7.3.1 メモリ・SFRの表示を行うには、デバッグ・ツールへの接続とプログラムのダウンロードが完了した状態 で行います。 7.3.2 メニューの「表示」→「メモリ」→「メモリ 1」をクリックします。パネルにメモリの内容が表示されます。 メモリの内容が表示されます。

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- 56 - 7.3.3 メニューの「表示」→「SFR」をクリックします。パネルにSFRの内容が表示されます。

7.4 ブレークポイントの設定方法

7.4.1 ブレークポイントの設定を行うには、デバッグ・ツールへの接続とプログラムのダウンロードを行った状 態で行います。 7.4.2 ブレークを設定する行の左端をクリックして、ブレークポイントを設定します。 SFR の内容が表示されます。 クリックすると、 ブレークが設定されます。

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- 57 -

8 フラッシュメモリへの書き込み

HEX ファイルのフラッシュメモリへの書き込みは CubeSuite+を使用して行います。 8.1.1 RL78/G13 Stickのジャンパを以下のように設定します。 8.1.2 RL78/G13 StickをPCのUSBへ接続します。 8.1.3 CubeSuite+を起動して、「ファイル」→「ファイルを開く」をクリックし、 「C:\TKRL78\RL78G13Stick_Demo\programming\programming.mtpj」のプロジェクトを開きます。 ジャンパ 設定 J6 1-2 ピン接続 J7 1-2 ピン接続 J8 1-2 ピン接続 J9 1-2 ピン接続 J3 接続

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- 58 - 8.1.4 プロジェクト・ツリーの「RL78 EZ Emulator」の上でダブルクリックしてプロパティーを表示し、「ダウンロ ードファイル設定」タブを選択します。 8.1.5 「ダウンロード」→「ダウンロードするファイル」→「[1]」→「ファイル」に書き込むファイルが指定されてい ることを確認してください。 GUI デモンストレーションを実行する場合には、GUI デモンストレーションプログラム C:\TKRL78\RL78G13Stick_Demo\programming\YRPBRL78G13_Stick_Demo_SW.hex が選択されていることを 確認してください。

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- 59 -

8.1.6 「デバッグ」→「デバッグ・ツールへダウンロード」をクリックします。

8.1.7 プログラムソースが表示されたら、「デバッグ・ツールから切断」をクリックします。

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9 困ったときは

本章では、トラブルに関して対処方法を説明します。

9.1 USBドライバーが見つからない

チェック・ポイント 1 サンプルプログラムに USB ドライバーが付属しておりますので、「3.6 USB ドライバーのインストール」参照し、 USB ドライバーをインストールしてください。

上記をチェックした後に、RL78/G13 Stick を PC に再接続し、「Renesas Starter Kit Virtual UART」として認識さ れる事を確認してください。

9.2 デバッガを起動すると、エラーが出る

いくつかの要因により発生することが考えられますので、エラーの内容を確認してそれに応じた対処を行って ください。 9.2.1 「デバッグ・ツールの開始に失敗しました。 CPUから応答がありません。・・・」(E1200416)、「デバッグ・ ツールの開始に失敗しました。 エミュレータと通信できません。・・・」(E1200256)、「デバッグ・ツールの 開始に失敗しました。 モニタ・メモリにアクセスできません。」(E1203186) チェック・ポイント 1 PC と評価キットの間に USB ハブ等を使用している場合、それらを排除してください。(USB ハブ使用時の動作 は保証しておりません。) チェック・ポイント 2 RL78/G13 Stick のジャンパ設定が正しいかどうか確認してください。 チェック・ポイント 3

RL78/G13 Stick を PC に再接続し、「Renesas Starter Kit Virtual UART」として認識されていることを確認してく ださい。 チェック・ポイント 4 プロジェクト・ツリーの「RL78 EZ Emulator」の上でダブルクリックしてプロパティーを表示して、「ダウンロードフ ァイル設定」タブを選択し、「ダウンロード前にフラッシュ ROM を消去する」を「はい」に設定した後デバッガを起 動してください。

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- 61 - 9.2.2 「デバッグ・ツールの開始に失敗しました。 IDコードが間違っています。・・・」(E0602202) マイコン内蔵のフラッシュ・メモリが記憶しているセキュリティ ID と、デバッグ時に指定した ID コードが一致しな い場合に出るエラーです。 チェック・ポイント 1 プロジェクト・ツリーの「RL78 EZ Emulator」の上でダブルクリックしてプロパティーを表示し、「接続用設定」タブ を選択し、「フラッシュ」→「セキュリティ ID」に正しい値設定されているか確認してください。 チェック・ポイント 2 セキュリティ ID が分からない場合、マイコン内蔵のフラッシュ・メモリを一度消去する必要があります。 消去する前に設定しているセキュリティ ID を確認し、 プロジェクト・ツリーの「RL78 EZ Emulator」の上でダブルクリックしてプロパティーを表示し、「接続用設定」タブ の「フラッシュ」→「セキュリティ ID」に設定してください。 その後、「ダウンロードファイル設定」タブを選択して「ダウンロード前にフラッシュ ROM を消去する」に設定し、 デバッガを起動してください。 9.2.3 「デバッグ・ツールとの接続が切断されたためデバッグを中止します。」(E0210003)、「プログラムの実 行に失敗しました。」(E0209002) 評価キットとの通信ができなくなった場合に発生します。 チェック・ポイント 1

一度 PC から RL78/G13 Stick を抜き、再度接続して評価キットが「Renesas Starter Kit Virtual UART」として認 識されることを確認した後、デバッグを再開してください。

9.3 GUIデモンストレーションが動作しない

チェック・ポイント 1 GUI デモンストレーションプログラムがフラッシュメモリに書き込まれていることを確認してください。 チェック・ポイント 2 評価キット上のスイッチ設定、ジャンパ設定が正しいことを確認してください。 チェック・ポイント 3

RL78/G13 Stick が割り当てられている COM ポート番号が、「Board Connection」ダイアログで設定されている ことを確認してください。

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10 ハードウェア資料編

本章では、RL78/G13 Stick が持つハードウェアに関して説明します。 マイコン R5F100LEAFB ※RL78/G13 動作周波数 外部メイン・システム・クロック :未実装 サブシステム・クロック :32.768KHz インターフェイス USB コネクタ 拡張コネクタ(J1,J2) コネクタ未実装 電流測定コネクタ(J3) 外部電源供給コネクタ(J4) コネクタ未実装 E1 エミュレータ接続用コネクタ(J5) コネクタ未実装 供給電圧 5.0V USB 給電 動作確認用 ハードウェア LED (D2) ポテンショメータ (R15) その他ハードウェア 動作モード設定用ジャンパースイッチ(J6-J9) パワーLED(D1) ※( )内はキット上のシルク(表示名)を示しています。

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10.2 各部の説明

10.2.1 J6-J9 (動作モード設定用ジャンパースイッチ) J6,J7,J8,J9 は動作モード設定用ジャンパースイッチです。 ● GUI デモンストレーションを行う場合などの、デバッガ機能を使用せず CPU 内蔵のフラッシュメモリに書き 込んだプログラムを実行する場合には、以下の設定にして電源供給を開始してください。 USB マイコン(μPD78F0730)を介してバーチャル COM ポートとして PC と通信することが可能です。 (P13(TXDA2)、P14(RXDA2)を使用) また、E1 を接続して、オンチップ・デバッグする事も可能です。(J5 にコネクタ実装が必要) ジャンパ 設定 J6 2-3 ピン接続 J7 2-3 ピン接続 J8 2-3 ピン接続 J9 2-3 ピン接続 ● USB 接続でのデバッグ機能を使用する場合には以下の設定にしてください。 ジャンパ 設定 J6 1-2 ピン接続 J7 1-2 ピン接続 J8 1-2 ピン接続 J9 1-2 ピン接続 10.2.2 D1 (電源LED) POWER LED です。ボードへ電源が投入されると点灯します。 10.2.3 D2 (LED) 汎用の LED です。 RL78/G13 の P77 に接続されており、”LOW”を出力すると点灯します。 10.2.4 J3 (電流測定コネクタ) 電流計測用のピンヘッダです。 通常時はジャンパーピンでショートして使用します。 マイコン電源(VMCU)の消費電流を測定する場合には、通電していない状態でピンヘッダに電流計を接続し、 通電を開始してください。

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- 65 - 10.2.5 J4 (外部電源供給コネクタ) J4 に電源を接続することで、外部電源で動作させることが可能です。 下記のようにジャンパを設定して、はんだショートパッド NF1 をオープン、NO1 をショートに設定してください。 使用方法によって破損の可能性があるため、回路を理解した上で御利用下さい。 ジャンパ 設定 J6 未接続 J7 未接続 J8 未接続 J9 未接続 J4 1pin プラス J4 2pin マイナス ※ 1Pin はランド形状が四角形の形をしています。 ※ オンチップ・デバッグは使用できません。 10.2.6 J5 (E1 エミュレータ接続用コネクタ) E1 エミュレータ接続用コネクタです。 RL78/G13 を E1 エミュレータと接続してデバッグすることができます。 USB マイコン(μPD78F0730)を介してバーチャル COM ポートとして PC と通信することが可能です。 (P13(TXDA2)、P14(RXDA2)を使用) コネクタは実装されておりませんので、2.54mm ピッチピンヘッダを実装する必要があります。 (推奨コネクタ FFC-14BMEP1) 10.2.7 J10 製品製造時に使用するコネクタですので使用しないでください。 10.2.8 USB1 USB コネクタです。 PC と接続することでデバッグ、GUI デモンストレーション、電源供給を行うことが可能です。 接続する前に動作モード設定用ジャンパースイッチの設定を確認してください。 10.2.9 R15 (ポテンショメータ) 多回転ポテンショメータです。 中点は P22/ANI2 に接続されています。 付属のマイナスドライバで操作してください。

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- 66 - 10.2.10 J1, J2 (拡張コネクタ) 拡張コネクタです。コネクタは実装していません。 2.54mm ピッチ、コネクタを実装することができます。(推奨コネクタ FFC-30AMEP1) デバイスのマニュアルと回路図をお確かめの上ご使用下さい。 J1 端子表 J1 ネット名 RL78/G13 端子名 備考 1 GND VSS / EVSS 2 VDD VDD / EVDD 3 P10 P10/SCK00/SCL00 4 P11 P11/SI00/RxD0/TOOLRxD/SDA00 5 P12 P12/SO00/TxD0/TOOLTxD 6 TXD P13/TxD2/SO20 7 RXD P14/RxD2/SI20/SDA20 8 P15 P15/SCK20/SCL20 9 P16 P16/TI01/TO01/INTP5 10 P17 P17/TI02/TO02 11 P55 P55 12 P54 P54 13 P53 P53 14 P52 P52 15 P51 P51/INTP2/SO11 16 P50 P50/INTP1/SI11/SDA11 17 P60 P60/SCLA0 18 P61 P61/SDAA0 19 P62 P62 20 P63 P63 21 P31 P31/TI03/TO03/INTP4 22 P77 P77/KR7/INTP11 23 P76 P76/KR6/INTP10 24 P75 P75/KR5/INTP9/SCK01/SCL01 25 P74 P74/KR4/INTP8/SI01/SDA01 26 P73 P73/KR3/SO01 27 P72 P72/KR2/SO21 28 P71 P71/KR1/SI21/SDA21 29 P70 P70/KR0/SCK21/SCL21 30 NC 未接続 J1 J2

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- 67 - J2 端子表 J2 ネット名 RL78/G13 端子名 備考 1 GND VSS / EVSS 2 VDD VDD / EVDD 3 P140 P140/PCLBUZ0/INTP6 4 P141 P141/PCLBUZ1/INTP7 5 P00 P00/TI00 6 P01 P01/TO00 7 P02 P02/ANI17/SO10/TxD1 8 P03 P03/ANI16/SI10/RxD1/SDA10 9 P04 P04/SCK10/SCL10 10 P130 P130 11 AVrefp P20/ANI0/AVREFP 12 AVrefm P21/ANI1/AVREFM 13 P22 P22/ANI2 14 P23 P23/ANI3 15 P24 P24/ANI4 16 P25 P25/ANI5 17 P26 P26/ANI6 18 P27 P27/ANI7 19 T_RESET リセット入力 20 P120 P120/ANI19 21 P43 P43 22 P42 P42/TI04/TO04 23 P41 P41/TI07/TO07 24 P137 P137/INTP0 25 P146 P146 26 P147 P147/ANI18 27 P06 P06/TI06/TO06 28 P05 P05/TI05/TO05 29 P30 P30/INTP3/RTC1HZ/SCK11/SCL11 30 NC 未接続

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10.3 半田ショートパッド

半田ショートパッドを利用して回路を切り離すもしくは接続することにより、ボード上の回路をカスタマイズする ことができます。 半田ショート用パッドは、下図のような形をしています。 オープンにする場合には、パッドのくびれている部分をカッター等で切断してください。ショートする場合には、 半田ごて等を使用して半田ショートパッドに半田を盛ってショートしてください。 半田ショートパッド 半田ショートパッド (オープン時の形状) (ショート時の形状) 10.3.1 はんだショートパッドの位置 10.3.2 はんだショートパッドの接続 半田ショートパット名 出荷時状態 説明 NO1 オープン J4 から電源を供給数する場合、ショートに設定します。 NF1 ショート USB1 コネクタからの電源供給接続です。 NF2 ショート シリアルデータ受信によって STOP モードからウェイクアップ させるための、P14/RxD2 と P16/INTP5 接続です。 NF3 ショート P121/X1,P122/X2 端子のプルダウン接続です。 X1 を実装する場合に切断します。 NF4 ショート 備考 :グランド端子はボード内で全てショートされています。

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参照

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原則としてメール等にて,理由を明 記した上で返却いたします。内容を ご確認の上,再申込をお願いいた

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