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主将挨拶先日行われました関西インカレで男子は 74.5 点を獲得し 5 位に入ることができました チームとして掲げた目標が総合 5 位でありましたので 目標を達成できて本当にうれしく思っております 昨年の冬季練習が始まる前に部員から目標を集めそれを基に 5 位という目標を立てました 冬季から今までず

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Academic year: 2021

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関西インカレ総括号

平成

27 年 5 月 22 日発行

~目次~

1 主将挨拶、監督挨拶

2 関西インカレ結果

3 関西インカレ詳細

4 新入部員紹介

No.2

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主将挨拶

先日行われました関西インカレで男子は74.5 点を獲得し、5 位に入ることができました。 チームとして掲げた目標が総合 5 位でありましたので、目標を達成できて本当にうれしく 思っております。昨年の冬季練習が始まる前に部員から目標を集めそれを基に 5 位という 目標を立てました。冬季から今までずっと、この目標を達成するために部員全員で頑張って きました。それほど私たちは関西インカレでの目標を達成したいと思っておりましたので、 実際に達成した瞬間は本当にこの上なく嬉しく、皆で歓喜しておりました。大会新を出した 櫻井(4)、山西(2)や多種目で得点した平井(4)、石田(4)の他にも、院生や下回生などがランキ ングを覆し得点を稼いだり、リレーでは二種目とも蒼穹新を出すといった勢いが今のチー ムにはあります。この勢いに乗って、来る伊勢予選、七大戦、東大戦でも好成績を残したい と思います。最後になりましたが、関西インカレの 5 日間蒼穹会の皆様方には本当に多大 な声援をいただきました。本当に感謝申し上げます。これからもいつもと変わらぬご支援・ ご声援の程をよろしくお願いします。 京都大学陸上競技部主将 石田真也

監督挨拶

4 月 22 日のハーフマラソンから始まった関西インカレが終了しました。今大会では 74.5 点 を獲得し、チーム目標であった5 位を勝ち取ることができました。部員一同、非常に嬉しく 思っております。 今回このような素晴らしい結果を出すことができたのは4回生を中心として苦しい時の粘 りを見せることができたからだと思います。主将石田(4)の 4 種目に渡る大車輪の活躍、岡 本(4)の入賞、両リレーの蒼穹新には目を見張るものがありました。また最終日の平井(4)の 2 連覇や櫻井(4)、山西(2)の大会新記録などがなければ目標の達成はなかったでしょう。 しかし、実はチーム事情は厳しいものがあります。今大会両リレーを除いた69.5 点のうち 3 回生以下の得点は大会新ボーナスを含め 19 点にしかなりません。来年以降、1 部での残 留争いから抜け出し上位入賞するためには 3 回生以下から得点にからめる選手が出てこな いと厳しいでしょう。3 回生以下にはこのことを受け止めさらに精進してもらいたいと考え ています。 さて、全日本大学駅伝予選会までおよそ 1 ヶ月となりました。私たちにはまだまだ達成せ ねばならない目標があります。2 年連続の出場のため長距離部員中心にチーム一丸となって まいります。 最後になりましたが、蒼穹会の皆様のご声援がなければ 5 日間という長丁場の試合を戦い 抜くことはできなかったと思います。連日、応援に駆けつけていただいた皆様にこの場を借 りて厚く御礼申し上げます。 京都大学陸上競技部監督 西村優汰

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92 回関西学生陸上競技選手権大会

男子一部総合成績 1 位 関西学院大学 187 点 2 位 大阪体育大学 110 点 3 位 京都産業大学 84 点 4 位 大阪教育大学 80 点 5 位 京都大学 74.5 点 6 位 立命館大学 71 点 7 位 関西大学 66 点 8 位 同志社大学 57 点 男子一部トラックの部 男子二部総合得点 1 位 関西学院大学 116 点 1 位 京都教育大学 179 点 2 位 京都大学 70 点 2 位 龍谷大学 121 点 3 位 京都産業大学 59 点 3 位 摂南大学 115.5 点 男子一部フィールドの部 女子総合得点 1 位 大阪体育大学 67 点 1 位 立命館大学 145 点 2 位 関西学院大学 50 点 2 位 大阪成蹊大学 122 点 3 位 立命館大学 32 点 3 位 武庫川女子大学 80 点 男子一部混成の部 1 位 関西学院大学 21 点 2 位 大阪教育大学 9 点 3 位 大阪大学 3 点

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・関西インカレ詳細 第一日目 4 月 22 日(水) (長居周回コース) ハーフマラソン この日の気温は22℃。しかし、強い日差 しの中で暑さを感じるレースとなった。京 大からは平井健、松葉、高石の三選手が出 場。レースは序盤から平井が引っ張り、5 キロすぎまでは大会新ペース。高石はこの 集団の後ろ、松葉は大きく離れた後方集団 でレースを進める。10 キロ手前からペー スは落ち着き始め集団は京産大の三名と平 井のみになる。しかし13 キロ過ぎで寺西 (京産大)が飛び出すとこれに平井は対応 できない。他の2 名を引き離し、寺西を追 うもペースは上がらず我慢の走りに。一方 松葉と高石も5 キロ通過時点で余裕がなく 徐々にペースが落ち始め、10 キロを過ぎ ると一気にペースダウンしてしまう。平井 は最後までこの位置を保ち、二年連続の2 位。本調子とは言えない状況で最低限の仕 事をした。結局、松葉と高石は後半10 キ ロが3.30/km までペースが落ち、苦しい走 りとなったが何とか走りきった。高石、松 葉は練習の出来からすると満足はいかない 結果であり、一部の舞台で力を発揮するこ との難しさを本人のみならず部員全員が痛 感するレースとなった。 第二日目 5 月 14 日 (木) ヤンマースタジアム長居 110mH 予選(4-3+4) 佐藤 優斗 (4) 4 組 8 着 15.25 +0.5 男子110mH には現ハードルパートチーフ の佐藤が出場した。前半が苦手の佐藤だ が、他校の14 秒中盤の選手らと比較的横 並びとなる。しかし、6 台目でハードリン グに制裁を欠き、抜き足をぶつけるという アクシデントを起こしてしまい、それ以降 周りに置いて行かれる形となってしまいフ ィニッシュ。結果は、15 秒 25 と自己記録 に0.02 秒迫る好記録だっただけに、ハー ドリング局面における凡ミスが悔やまれる 形となった。次のレースで自己記録の大幅 更新をきたいしたい。(田中伸) 1500m 予選 (2-4+4) 岡野 颯斗 (3) 1 組 9 着 4.05.16 久好 哲郎 (M2) 1 組 8 着 4.03.03 足立 涼 (3) 2 組 5 着 3.55.97 Q 男子1500m予選は1組に久好と岡野、 2組に足立が出場した。1組目は1周目が 65秒とゆったりとしたペースだったが、 300m過ぎに岡野が転倒し、久好はそれ に巻き込まれそうであったが何とか避け た。岡野はその後すぐに立ち上がり集団に 追いついた。2人はそのまま先頭集団の後 方につけていたが、ラスト1周で先頭がス パートをかけると先頭から離されていき、 久好、岡野の順で8位、9位でゴールし、 決勝進出はならずであった。2組は1周目 が61秒という早めなペース。足立は終始 先頭集団の中でレースを進めた。ラストは 先頭のスパートについていき、5位でゴー ル。プラスで決勝進出を決めた。(永岡) 100m 予選 (5-2+6) 澤 薫 (2) 2 組 6 着 11.06 +1.2 1位 寺西 雅俊 京都産業大 1.04.56 2位 平井 健太郎 京都大 1.05.30 3位 中西 健 京都産業大 1.05.48 4位 奥村 杏平 京都産業大 1.06.27 5位 中野内 直人 立命館大 1.07.07 6位 土井 政人 立命館大 1.07.22 7位 本藤 光 関西学院大 1.08.01 8位 松井 政洋 関西学院大 1.08.12 17位 松葉 悠剛 京都大 1.11.35 18位 高石 雅貴 京都大 1.11.38

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紀平 直人 (3) 3 組 5 着 10.98 -0.1 石田 真也 (4) 5 組 2 着 10.66 +0.7 Q 直前に雨が降り始め、気温が下がる厳しい 天候の中、男子100m 予選には2組に 澤、3組に紀平、5組に石田が出場した。 澤はスタート後徐々に他大の選手に差を広 げられる苦しい展開で、予選敗退となる。 紀平も同様周囲に先行される苦しいレース 展開になり、後半で意地の追い上げを見せ るも追いつくことが出来ずに予選敗退。石 田は終始落ち着いた走りで後ろと大きく差 をつけ、余裕をもって2着で準決勝へ駒を 進め、チームに良い流れを作った。(庄司) 1500m 決勝 1 位 神谷 天地 (関学大 2) 4.03.75 2 位 山本 大志 (立命館大 4) 4.04.33 3 位 三根 亨 (大阪大 4) 4.04.59 7 位 足立 涼 (京都大 3) 4.06.45 トラック種目最初の決勝種目である150 0m決勝へは足立が進出した。1周目が6 9秒、2周目が72秒という異常なスロー ペース試合は進んだ。試合が動いたのはラ スト500m。スパートをかけた選手たち が飛び出した。足立もこれについていった が、ラスト300mあたりから先頭に徐々 に離されていき、7位でゴールした。目標 の4 位には届かなかったが次期主将として チームに勢いを与える貴重な2 点をもたら した。(永岡) 4×100mR 予選 (2-3+2) 紀平-石田-牧川-眞武 1 組 2 着 40.40 Q 蒼穹新 史上最速ともいえるメンバーで関西インカ レ1 部の4継に臨むこととなった。1走の 紀平は持ち味の切れの良いスタートと華麗 なコーナーリングで2走の石田へバトンを つなぐがわずかに詰まってしまう。それで も、石田は主将らしい快走を見せ、バトン はスムーズに3走の牧川へと渡る。牧川も 得意のコーナーリングと伸びのある走りで 2位でアンカーの眞武につなぐ。眞武は、 3位の同志社が僅差で迫ってくる中、力ま ずに自分の走りをしてなんとか2着を守り きりゴール。結果は40 秒 40 と、蒼穹記録 を大幅に更新し、日本選手権参加標準のA 記録を突破するという好記録であった。バ トンワークで悔やまれる点があったため、 決勝では更なる記録の更新が期待できる結 果となった。(田中伸) ハンマー投げ決勝 1 位 木村 太一 (京産大 4)63m72 2 位 吉堂 将規 (天理大 4)60m08 3 位 森 大輝 (大体大 2)59m15 19 位 若園 直樹 (京大 4) 39m96 小雨が降り肌寒ささえ感じるコンディショ ンの中、男子ハンマー投げに4 回生の若園 が出場した。関西インカレ前での練習では 投擲練習場の端まで飛ばすほどの大きな投 擲をしており、ベストの更新が期待される 試合だった。1投目は35m62。重心の移 動と右足の動きがかみ合わず、ターンが乱 れてしまったためハンマーに高さが無かっ た。2 投目は 39m96。ターンの際、足を 思いどおりに接地することができずターン 数を普段より少なくして投げた。当然ハン マーに力は伝わらず、40m手前で落ちてし まった。3 投目はファール。時間の経過と ともに投擲サークル内にも雨が溜まって滑 りやすくなってしまっており、2 回転目の 接地で足を滑らせ、体勢を大きく崩してし まいファール。結果として、この舞台で大 きくベストを出すことを目標としていた が、ほとんど実力を出せないまま終わって しまった。悔しい結果となってしまった が、このままでは終わらない。うまく切り 替えて、七大戦での大ベストに期待した い。(金子)

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十種競技(前半) 神野 洋介 (M2) 3066 (暫定 17 位) 100m 11.42 +1.2 走幅跳 5.98 +0.5 砲丸投 10.34 走高跳 1.65 400m 52.46 第2 日、第 3 日の 2 日間に渡って行われる 男子混成種目には神野が出場した。1 種目 目である100m は京大としてもトラック& フィールドの部での最初の種目となった が、スタートの合図と同時に好スタートを 決め、そのまま力強い走りで自己ベストを 叩き出した。続く走り幅跳びでも1 本目か ら見事に足を合わせると、2 本目、3 本目 はのびのびとした跳躍で記録をさらに伸ば した。さらに3 種目目となる砲丸投げでも 着実に点数を伸ばし、4 種目目の棒高跳び では170m は跳ぶことが出来なかったもの の155m、150m、165m と一発でクリアし ていった跳躍は見事であった。この日の最 終種目でもあった400m はベストには及ば ないものの素晴らしい走りを見せ、総合得 点の自己ベスト更新を期待させると共に、 ハーフマラソンで得点が伸び悩み沈んでい た京大チームを大きく勢いづける結果とな った。全体としては、100m では自己ベス トを更新するなどラン種目を中心に良い結 果を残しており、明日の後半への期待を募 らせた。(林) 女子400m 予選 (6-2+4) 坂上 小百合 (3) 5 組 8 着 1.01.63 女子400m 予選には坂上が出場した。格上 の選手たちの中での出場となったが、臆す ることなく積極的なレースを見せてくれ た。前半から周りの選手に先行されるが、 焦ることなくフォームを維持しつつ懸命に 前を追っていく。後半は坂上持ち前のスタ ミナを活かし、大きなストライドで最後ま でしっかりと走りきった。結果は8 着で惜 しくもPB とはならなかったが、気迫の走 りは女子4継とマイルでの彼女の活躍を期 待させるものであった。(眞杉) 女子4×100mR 予選 (3-2+2) 金澤-坂上-藤森-山中 1 組 7 着 51.32 学部生のみのオーダーで出場となった。調 子の良い 1 走金澤はスムーズなスタートを するも、周りから置いていかれてしまう。2 走坂上はバトンパスでつまってしまい思う ように加速が出来ない。3 走藤森と 4 走山 中の間のバトンパスも少しつまってしまっ た。二人は粘りの走りをするも、強豪私立に は歯が立たずに徐々に差を広げられる苦し いレースになった。他大学との個人能力の 差を見せつけられるレースとなったが、目 標としていた51”99 は達成し、女子部に勢 いを与えた。(珍坂) 対校得点(二日目終了時点) 男子一部 1 位 京都産業大学 31 点 2 位 関西学院大学 16 点 3 位 天理大学 15 点 5 位 京都大学 9 点 第三日目 5 月 15 日(金) 100m 準決勝 (2-4) 石田 真也 2 組 2 着 10.62 +0.3 Q 男子4×100mで蒼穹新を叩き出し勢い に乗る石田が出場。落ちついたスタートを 切り順調に加速して上位に食い込む。勝負 は後半となり、石田は後半に伸びを見せ、 2着でゴール。3着の選手との差0.02 秒という接戦を制し、見事に決勝進出を決

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めて昨年の準決敗退の雪辱を果たした。 (庄司) 100m 決勝 (+0.2) 1 位 多田 修平 (関西学院大 1) 10.43 2 位 石田 真也 (京都大 4) 10.60 3 位 石塚 春輝 (大阪体育大 3) 10.63 気温が高く、風も少ない好条件で行われた 男子100m決勝には石田が出場。号砲の のち、関学の選手が一人飛び出て、石田は 2位を争う展開となった。序盤周囲にやや 遅れるも準決勝同様に中盤から伸びのある ダイナミックな走りで上位に食い込み、全 力のトルソーでフィニッシュ。結果2着で 主将としての関西インカレ100mを表彰 台で飾り、京大にとって非常に大きな7点 をもたらした。(庄司) 4×400mR 予選 (2-3+2) 紀平-土屋-新村-庄司 1 組 2 着 3.12.96 Q 蒼穹新 京大短長の歴史を変えた、そんなレースで あった。1 走は安定感抜群の紀平。400m のファイナリストをも上回る素晴らしい走 りを見せ2 走土屋にバトンパス。土屋はバ ックストレートでの位置取りにも成功し2 番手に躍り出る。さらに持ち前の後半の強 さをいかんなく発揮し快走。続く3 走は新 村。序盤から積極的に前を追うがなかなか 差はつまらない。逆に後続に差を詰められ るが、ラスト100m で意地の粘りを見せ 2 番手を死守する。そしてアンカーは短長の 絶対的エースであり前主将の庄司。華麗な バトンワークからスムーズに加速する。勢 いそのままに駆けぬけ、優勝候補近畿大に 次ぐ2 位でゴール。蒼穹新記録をマークし 史上初の決勝進出を決める。(加藤) 5000m 決勝 1 位 乾 拓馬 (関西学院大 3) 14.26.86 2 位 奥村 杏平 (京都産業大 2) 14.29.70 3 位 中西 健 (京都産業大 4) 14.30.67 4 位 平井 健太郎(京都大 4) 14.33.70 6 位 横山 裕樹 (京都大 M2) 14.40.70 17 位 尾崎 拓 (京都大 2) 15.29.22 5000m 決勝には平井健、横山、尾崎の三 人が出場した。優勝候補筆頭の平井が先頭 を引っ張る展開の中、それほど速くないペ ースで中盤までレースは進む。横山は平井 のすぐ後ろ、尾崎は集団の後方で冷静に走 る。レースが動いたのはラスト1 周の鐘が なる直前。京産大、関学の選手がスパート をかけると平井、横山の両選手は対応しき れない。ラスト100m で立命の選手を抜か し平井は4 位。横山は 6 位でゴールした。 平井は調子が悪いながらも優勝を狙ってい たので表彰台にも届かなかったのは予想外 であった。10000m でのリベンジに期待が かかる。横山は目標の3 位には届かなかっ たものの最上級生らしい安定した走りでチ ームに得点をもたらした。尾崎は3000m

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以降大幅にペースが落ちてしまい本人とし ても不本意な結果に終わった。初の関西イ ンカレという舞台で上位層との力の差を感 じさせられたレースとなった。(山下) 十種競技(後半) 1 位 北野 貴士 (関西学院大 4) 7050 2 位 中村 泰輔 (関西学院大 4) 6916 3 位 乾 大輔 (関西学院大 2) 6914 16 位 神野 洋介 (京都大 M2) 5872 PB 110mH 16.53 (+0.9) 円盤投 29.18 棒高跳 3.40 やり投 48.95 1500m 4.44.27 十種競技2 日目には前日に引き続き神野が 出場した。最初の種目となった110mH で は、前日の勢いそのままに自己ベストに迫 る力走を見せ、疲れを見せないその走りは チームを大きく勇気付けた。続く円盤投で はベストには及ばないものの30m 近い投 擲を見せた。この日の3 種目目である棒高 跳びでは、跳べばベストとなる3m60 はク リアすることが出来なかったものの、昨年 の関西インカレの記録である3m40 はミス なくクリアし着実に点数を伸ばした。今シ ーズンに入って自己ベストを更新している やり投げではチームや観客からの声援を受 け、50m まであと 1m 程度まで迫る投擲で 見るものを湧かせた。そして、十種競技最 後の種目である1500m では前半から集団 に必死に食らいつく素晴らしい走りで見る ものを魅了すると、ラスト1 周でさらなる 猛スパートをかけた。どれほど苦しくても 力の限り走るその姿はチーム全員を感動さ せ、4 日目、5 日目に競技を控える選手を 大いに励ました。総合得点でも自己ベスト を大きく更新し、関西インカレが今年で最 後となる神野の活躍は得点には結びつくこ とはなくとも、男子一部総合5 位に多大な 貢献を果たす結果となった。(林) 女子3000mSC 決勝 1 位 渡辺 真央 (立命館大 4) 10.33.25 2 位 川島 はるか(京都産業大 4)10.45.65 3 位 磯口 春南 (武庫川女子 4)10.47.57 17 位 小堂 夏希 (京都大 3)12.21.76 女子3000m障害には小堂が出場した。実 力のある選手も多く、三月より練習を積み 始めた小堂にとっては、厳しい展開になる ことが予想された。レース開始直後より集 団は縦長になり、小堂は前と少しあいた最 後尾となった。気温も高く障害を飛ぶ練習 もあまりつめていなかったこともあり、小 堂も徐々に疲れ始め、苦しい展開になって しまう。しかし、2000mを通過したあたり より、前にいた選手のペースが落ちてきた ところを逃さず、苦しい中小堂も粘り徐々 に前との差をつめて、最終的に二人を抜い てゴールした。タイムは目標には及ばなか ったものの、久しぶりのレースで最後まで 懸命に粘って走った小堂の姿を見て、元気 づけられたものも多かった。(岡本) 女子棒高跳決勝 1 位 那須 眞由 (園田学園女大 1) 3.70 2 位 坂本 明日香(武庫川女大 4) 3.70 3 位 宮川 海峰 (武庫川女大 3) 3.70 12 位 宮崎 伶菜 (京都大 5) 2.60 女子棒高跳びには宮崎が出場した。最初の 高さである2m40 は 1 回目の試技で余裕を もってクリアした。続く2m60 も 1 回目で クリア。しかし2m80 の 1 回目ではバーに 体がかすってしまい、惜しい跳躍ではあっ たが失敗となった。踏切などの修正を行い

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二回目以降の試技に挑戦するも、バーを越 えることはできず記録は2m60 となった。 自己ベストには届かなかったものの、目標 達成となる素晴らしい跳躍であった。(清 水) 女子4×400mR 予選 (3-2+2) 釜谷-坂上-藤森-山中 2 組 7 着 4.09.37 1 走の釜谷はベテランらしい冷静な走り。 内側の大教大の選手に150m 付近で食われ たものの慌てずに自分の走りを貫きラスト で再び抜き返して7 チーム中 6 位で 2 走坂 上へバトンを渡す。坂上がコーナー中盤で 大教大に抜かれて最下位へ転落。それでも 坂上は懸命の走りで61″5 の好ラップをマ ーク。3 走藤森、4 走山中はともに短長が 専門ではないものの大崩れすることなくし っかりと走りきった。しかし前のチームと の差が縮まることはなく、最下位を脱出す ることはできずに予選落ち。目標の4 分 10 秒はきったものの非常に厳しいレース となってしまった。それでも今までメンバ ーを揃える事ができずにいた女子マイルに 出場できたことは女子チームにとって大き な一歩となったであろう。1 走の釜谷はこ の関西インカレで競技を引退。長く女子チ ームをエースとして支え続けた釜谷へは最 高の賛辞を贈りたい。(川﨑皓) 蒼穹新記録を出した男子マイルメンバー 対校得点(三日目終了時点) 男子一部総合得点 1 位 関西学院大学 82 点 2 位 京都産業大学 54 点 3 位 大阪教育大学 37 点 6 位 京都大学 24 点 女子総合得点 1 位 立命館大学 75 点 2 位 大阪成蹊大学 55 点 3 位 武庫川女子大学 49 点 京都大学 0 点 第四日目 5 月 16 日 (土) 200m 予選 (4-3+4) 牧川 真央 (M1) 1 組 3 着 22.02 +0.4 Q 紀平 直人 (3) 3 組 7 着 22.18 -0.8 石田 真也 (4) 4 組 1 着 21.66 ±0.0 Q 男子200m には石田、牧川、紀平の 3 人が 出場した。牧川は1 組で登場。得意のコー ナーで前半から攻めたてた。最後には流す 余裕を見せたが、あまりにも抜きすぎたた め後ろの選手に追いつかれそうになり、結 果的にはギリギリ3 着を勝ち取り準決勝を 決める形となった。紀平は3 組に出場。本 人の得意種目だがスタートで出遅れて前半 置いていかれてしまう。後半は巻き返すが 勝負をひっくり返すことはできなかった。 石田は4 組で出場。コーナーを抜けたとこ ろから持ち味の伸びのある走りで周りを引 き離し、危なげなく1 着で準決勝を決め た。(珍坂)

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800m 予選 (3-2+2) 櫻井 大介(4) 1 組 1 着 1.52.18 Q 山崎 貴志(M2)2 組 3 着 1.55.32 友田 浩平(2) 3 組 7 着 1.59.72 男子800mには山崎、櫻井、友田の三名が 出場した。1 組の櫻井は集団の中ごろに位 置し、徐々にペースが上がる中、冷静にス パートをかけ先頭を奪い着実に決勝へと駒 を進めた。2 組の山崎はスローペースで先 頭を引っ張らされる展開となり、ラスト 300mからのスパート勝負では上手く先頭 に出ることができず3 着となった。3 組の 友田は果敢に格上の選手についていくもラ スト300mあたりから徐々に離れ始め、7 着という厳しい結果に終わった。櫻井の貫 録あるレースは決勝への期待を高まらせ京 大を大いに盛り上げた。(立花) 400mH 予選 (4-1+4) 佐藤 優斗(4)1 組 6 着 53.72 PB 広兼 浩二郎(2) 2 組 DNS 男子400mH には佐藤が出場した。広兼は ケガのため無念の棄権。ポテンシャルの高 い選手であるだけに回復が待たれる。1 組 目に登場した佐藤は格上の選手に囲まれな がらも前半から積極的なレース展開。しか し、周りの選手からはじわじわと差を広げ られていき後半も懸命な粘りを見せるも結 果は7 人中 6 位で予選通過とはならなかっ た。実力の差を見せ付けられる結果となっ てしまったものの、自己ベストを更新して 自身初の53秒台の走り。チームの勢いに 貢献し短距離パートチーフとしての意地を 見せた。(川﨑皓) 200m 準決勝 (2-4) 牧川 真央(M1) 1 組 DNS 石田 真也(4)2 組 3 着 21.63 -0.3 Q 牧川が4 継との兼ね合いから足の負担を考 えて棄権したため、京大からは石田のみの 出場となった。準決勝のレースは走り幅跳 びと競技時間が被っており、ピットからそ のまま移動して走るという慌ただしいレー スとなった。石田は良いスタートをするも 前半は全ての選手がほぼ互角。勝負が動く のは後半の100 メートルで、予選と同じく 直線に入ったところからまくしたて、追い 上げた。流石に疲れもあったか最後は少し 苦しそうな走りだったが粘りをみせ、3 着 に入り決勝を決めた。(珍坂) 走幅跳 決勝 1 位 青山 耕也(立命館 3) 7.53 +0.0 2 位 茂松 佑人(関学 4) 7.49 +0.0 3 位 成定 駿介(関学 4) 7.47 +0.7 6 位 石田 真也(京都大 4) 7.19 +0.0 PB 11 位 西村 優汰(京都大 M1)7.01 +0.0 23 位 松下 隼人(京都大 3) 6.65 +1.0 今大会短距離種目で好調を見せる石田は自 身の専門種目である走幅跳でも好調であっ た。一本目からシーズンベストに近い跳躍 を見せ、三本目には自己ベストを跳びベス トエイトに残る。200m の準決勝をはさん だ4 本目以降は疲れのためか記録伸ばすこ とはできなかったが、主将としての意地を 見せた。5 年目の関西インカレとなる西村 は自己ベストを狙うものの、競技中に脚を 痛めたためか思うように記録を伸ばせず、 無得点に終わる。本人としては不本意な結 果になり悔しさをにじませた。当日の一週 間ほど前から体調を崩していた松下はなん とか本番までに調整してきたものの厳しい 戦いとなりベストには届かなかった。京大 勢はランキングを覆しての3 点を獲得した ものの、目標には及ばない悔しい結果とな った。(竹田) 3000mSC 決勝

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1 位 乾 拓馬 (関西学院大 3)8.54.31 2 位 池田 雄規(関西学院大 4)9.04.86 3 位 宇野 幹也(同志社大 2)9.05.50 8 位 岡本 和晃(京都大 4)9.12.81 PB 11 位 岡野 颯斗(京都大 3)9.30.26 14 位 久米 祐輔(京都大 3)9.33.63 PB 3000mSC 決勝には 4 回生の岡本、3 回生 の岡野と久米が出場した。序盤、関学の乾 と京産の奥村が飛びだし、大きな3 位集団 が形成される。京大の三人はこの集団の中 でレースを進めていく。久米は格上しかい ない集団の中、徐々に後れを取るが終盤粘 ってPB を記録した。岡野は昨年度入賞し たこともあり得点が期待されたが終盤粘り 切れず11 位に終わる。岡本は 9 番手でラ ストの鐘をきくと水郷手前で立命2 人を抜 き7 位に浮上。ラストの直線で一人抜き返 されるも、見事8 位入賞し、4 回生の意地 を見せつけた。岡本は自己ベストを16 秒 ほど更新する素晴らしい走りで4 継決勝、 最終日に向けチームに勢いを与える結果と なった。(山下) 4×100mR 決勝 1 位 関西学院大 39.78 NGR 2 位 大阪体育大 40.08 3 位 大阪教育大 40.33 6 位 京都大 40.46 (紀平-石田-牧川-眞武) 決勝のオーダーは、予選で蒼穹記録を突破 したメンバーで臨むこととなった。紀平は 個人の100,200m と 4 継、マイルの予選と 疲労が溜まっている中、力強い走りを見 せ、石田にバトンパス。石田もこの日 200m の予選と準決と走り幅跳びの予選決 勝を終え、疲労が溜まっている中、主将と しての意地の走りを見せ牧川にバトンパ ス。牧川は、200mを棄権し温存していた 力を爆発させる快走で眞武にバトンをつな ぐ。アンカーの眞武はラスト周りの強豪校 に飲み込まれる中でも粘りの走りを見せ、 6 位でフィニッシュ。結果は 40 秒 46 と、 疲労が溜まっていることを考慮するとかな りの好記録といえるだろう。今後、このメ ンバーで更なる記録の更新が期待される結 果となった。(田中伸) 女子200m 予選 (7-2+2) 釜谷 美翔子(M2)5 組 6 着 28.19 +0.3 女子200m には M2 の釜谷が出場した。悪 くないコンディションの中、釜谷は比較的 良いスタートを切る。徐々に加速していく が、うまくスピードに乗ることができず、 水濠付近から内側の選手が次々と迫ってく る。差を付けられてしまったが、懸命の走 りで前を追い、ゴールまで駆け抜けた。悔 しい結果に終わったが、この関西インカレ で競技生活を終える釜谷の意地の走りを見 ることができた。(坂口) 女子800m 予選 (6-2+4) 岸本 絵理(2)1 組 5 着 2.22.00 CB 女子800mには岸本が出場した。序盤は同 志社大学の力のある選手が引っ張り、岸本 もそれについていった。400mまではほぼ 集団で66~67 秒の好タイムで通過したも のの、ここからは実力のある選手らにじわ じわと離されてしまい後ろで走ることにな ってしまう。それでも600mはほぼ目標通 りのタイムで通過することができ、ラスト 200mからも、岸本は苦しそうではあった が、なんとか粘りをみせて前にいた選手を 抜き、結果としては組5 着でゴールした。 タイムは大学ベストを更新し、まずまずと いったところだが、練習の様子や彼女の気 持ちの強さを考えればまだまだ記録は伸ば せるだろう。岸本の今後に期待したい。 (岡本)

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対校得点(四日目終了時点) 男子一部総合得点 1 位 関西学院大学 133 点 2 位 大阪体育大学 69.5 点 3 位 京都産業大学 65 点 7 位 京都大学 31 点 女子総合得点 1 位 立命館大学 92 点 2 位 大阪成蹊大学 63 点 3 位 武庫川女子大学 58 点 京都大学 0 点 第五日目 5 月 17 日(日) 10000mW 決勝 1 位 山西 利和(京都大 2) 41.30.01 NGR 2 位 菅波 裕也(びわスポ 2)43.07.84 3 位 長澤 匠 (びわスポ 2)44.30.35 5 位 大本 康平(京都大 2) 45.31.31 PB 10 位 田中 雄也(京都大 2) 47.17.68 男子10000mW には、大本、田中雄、山西 の2 回生トリオが出場した。山西はスター ト直後から他者を寄せ付けない圧倒的なペ ースで歩き始めた。気温が高かったためか 中盤やや失速したものの、見事大会新記録 での優勝を果たした。大本は最初4 位集団 の中で余裕を持った動きで歩き、一人にな っても後続との差を広げつつ懸命に前を追 い続けた。途中で先行する選手が2 名失格 となったことにより順位を上げ、目標の6 位を上回る5 位での入賞を果たした。田中 雄は後方から落ち着いたスタートを見せた ものの、徐々に前の集団と差を広げられ、 入賞争いに加わることができなかった。こ の先彼の持ち味であるスピードを活かして 積極的なレースができれば京大の得点に貢 献することができるだろう。この種目で京 大は17 点を獲得し、最終日を幸先良くス タートすることができた。(足立) 大会新記録で優勝した山西 800m 決勝 1 位 戒田 規彰(関西大 4) 1.49.12 NKR NGR 2 位 櫻井 大介(京都大 4) 1.49.18 NGR 3 位 田中 智則(近畿大 4) 1.49.53 男子800m決勝には櫻井が出場した。レー スは400m通過 52 秒というハイペースの 展開の中、櫻井は集団中ごろにつき機会を 窺う。ラスト1 周の鐘とともに関西大の高 田が前に飛び出し2 位との差を広げるが、 櫻井は果敢に追撃しラスト100mの地点で は5 人が入り乱れる混戦となった。そこか らは激しいスパート合戦が繰り広げられ、 あと一歩及ばず0.06 秒の差で 2 位という 結果に終わった。大会記録は更新したもの の、目標には届かず非常に悔しい結果とな

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った。しかし思うように練習ができない時 期があったにもかかわらずほぼベストタイ ムで走ることができ、これからの活躍に期 待がかかる。(立花) 大会新記録を出すも2 位に終わった櫻井 200m 決勝 (-0.6) 1 位 三原 雅司 (大阪教育大 3) 21.36 2 位 大石 烈 (関西大 2) 21.52 3 位 伊山 裕人(関西学院大 3)21.54 6 位 石田 真也(京都大 4) 21.68 決勝には主将・石田が出場。このレースま でに100 を 3 本、4 継で 2 本、幅跳びを 6 本、200 を 2 本というかなりハードなスケ ジュールを戦い抜いてきた。そんな中でも 石田は意地を見せて予選準決と変わらない 伸びのある走りを見せてくれたが、流石に 他大学の選手も関西屈指の実力者。タイム は自己ベストに近かったが、結果は6 位と なった。本人はこの結果に満足がいってな いように見えたが、関西インカレ1 部決勝 という大舞台で勝負する主将の姿は部員の 心を熱くさせた。(珍坂) 三段跳 決勝 1 位 森本 一毅(大体大 3) 15.50 +0.7 2 位 大橋 悠生(関学大 4) 15.47 +0.1 3 位 高橋 佑悟(立命館 2) 15.33 -0.9 13 位 山岡 隆央(京都大 4) 14.42 +0.0 19 位 日浦 幹 (京都大 M1) 13.95 +0.8 西村 優汰(京都大 M1) NM 昨年の雪辱を果たすべく気合を入れていた 山岡はベスト更新に向け試行錯誤を重ね新 たな跳び方を考えていたが、本番でそれを 発揮することできずベストエイトに残るこ とはできなかった。日浦は怪我のためなか なか練習を積めていなかったものの関西イ ンカレに向けて調整してきており、一本目 からシーズンベストを跳ぶなど好調ではあ ったが自己ベストの更新はならなかった。 前日の怪我から回復しきれないままでの出 場となった西村はなんとか記録を残そうと するも、怪我の影響からかなかなか踏切が できずNM となってしまう。この競技で 特に山岡と西村の2 人は得点を狙っていた ものの全く届かない結果となり、一部での 戦いの厳しさを改めて感じさせた。(竹田) 棒高跳 決勝 1 位 山方 諒平 (大阪教育大 M1) 5m30 2 位 日置 健也 (関西学院大 3) 5m10 3 位 石川 明斗 (関西学院大 2) 5m00 6 位 田中 皓介 (京都大 D2) 4m60 男子棒高跳びには、田中(D2)が出場し た。田中は4m40 を一発でクリア、その勢

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いのまま自己ベスト・タイとなる4m60 を 一発でクリアした。勝負の分かれ目は試技 数となり、田中は見事6 位を勝ち取った。 また惜しくも越えられなかった4m80 も、 一回目の試技ではあわや、という跳躍を見 せ、更なる記録更新への期待も高まった。 (広兼) やり投げ 決勝 1 位 中西 琢真(大体大 3) 74.41 2 位 高橋 輝 (大体大 4) 71.85 3 位 小林 隼 (関西大 4) 69.00 19 位 山本 裕太 (京都大 4) 52.85 やり投決勝には投擲PC の山本が出場し た。山本は昨年の関西インカレへの出場が 叶わなかった悔しさをバネに練習を積み、 京都インカレで自己記録を更新して関西イ ンカレ出場を決めており、その勢いそのま まに大舞台での更なる記録の更新が期待さ れていた。練習投擲では好調を窺わせる投 擲を見せて迎えた1 投目であったが、助走 と投げが噛み合わず飛距離は伸びない。自 らラインを越えてファウルにする。修正を 図った2 投目も本来の投擲を見せられず 52m85 と追い込まれてしまう。一発に賭 けた最後の3 投目だったが、力みもあり記 録を伸ばすことができず51m57。52m85 の19 位で試合を終え非常に悔しい結果と なった。トップエイト進出ラインも 63m50 と、必ずしも届かない記録ではな かっただけに残念ではあったが、この悔し さは多種目出場が予想される七大戦や東大 戦といった対校戦で晴らしてほしい。大舞 台で格上の選手を相手に力を発揮すること の難しさを痛感させられた試合であった。 (浅野) 10000m 決勝 1 位 平井 健太郎(京都大 4) 29.56.05 2 位 中西 健 (京産大 4) 30.07.55 3 位 稲垣 諒 (関西大 3) 30.35.07 12 位 平井 幹 (京都大 M2) 31.15.86 15 位 柴田 裕平 (京都大 2) 31.41.95 男子10000m には、平井幹、平井健、柴田 が出場した。平井健、平井幹と京産大の中 西、寺西の4 人から成る先頭集団は 2000m を 5 分 40 秒台で通過するハイペー スな展開であった。平井幹はここでオーバ ーペースだったのかその後大きく失速して しまい、ラストスパートは素晴らしかった ものの入賞には程遠い結果だった。一方、 平井健は途中の京産大の寺西のスパートに も自分のペースを刻みながら落ち着いて対 応し、後半は独走態勢に入って見事1 位で ゴールした。柴田は後方集団に何とか食ら いついて5000m を 15 分 10 秒で通過した ものの、徐々にペースを落としてしまい、 残念ながら目標の31 分 20 秒を達成するこ とはできなかった。来月の伊勢予選では今 日のようなハイペースな展開が予想される が、今日の結果を受けて改めて勝負の厳し さを痛感させられた。(足立)

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今大会3 種目目にして念願の優勝を 勝ち取った平井 4×400mR 決勝 1 位 大阪教育大学 3.08.52 2 位 近畿大学 3.08.84 3 位 大阪体育大学 3.09.22 7 位 京都大学 3.11.49 蒼穹新 (紀平-土屋-新村-庄司) 残るはこの種目のみとなった時点での総合 順位は5 位。そして同じく決勝に残る立命 が2.5 点差で迫る。この結果がすべてを決 めるといっても過言ではない。まさに大一 番となった。1 走紀平は他大に引けを取ら ない走りで1つ外側のレーンを走る同志社 をかわす。この安定感は京大には欠かせな い。2 走は土屋。前半から突っ込んできた 同志社の上野にくらいつき、上位集団との 差を詰める。しかし土屋の本領はラスト 100m。上野を抜き去り一気に差を広げ る。ラップ46 秒という見事な走りであっ た。続く3 走は新村。バックストレートで 同志社に抜かれるも必死であとを追う。後 半大きく離されることなく、持ち前の持久 力が光る。そしてアンカーは庄司。同志 社、立命との勝負となる。前半では立命の 井上に抜かれるがくらいつく。その後は互 角の闘いを繰り広げラスト100m。庄司が 前主将の意地を見せ、ラスト50m で立命 を刺す。そのまま逃げ切り7 位でゴール。 タイム3’11”49。蒼穹新記録、日本イン カレ標準突破、1 部 5 位確定。関西インカ レ最終種目にふさわしい活躍であった。 (加藤) 女子走幅跳 決勝 1 位 宇都宮 絵莉(園田学園女大 4) 6.02 2 位 辻本 愛莉香(大阪成蹊大 2) 6.01 -0.7 3 位 末永 成美 (大阪成蹊大 3) 6.01 +0.7 32 位 金澤 和寿美(京都大 3) 5.06 -1.0 女子走幅跳には金澤が出場した。金澤は今 季100mのベストを更新しており、走幅 跳も自己ベストかつ5m20以上を目指し てこの試合へ臨んだ。気温は高く好記録が 期待されていた。多くの人が応援に駆けつ ける中、2本目に足の合った、いい跳躍を したが、目標にはあと少し届かず5m06 で競技を終えた。(永岡)

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新入生名簿(5 月 22 日現在) 五十嵐 隆皓 混成 4632(八種) 前橋 伊東 悠希 三段跳 13.40 本郷 岡本 和也 100m/200m 11.04/22.35 北野 神先 宏樹 400m 51.12 姫路西 川井 拓哉 5000m/1500m 15.32.59/4.15.72 明石城西 河合 優樹 走幅跳/三段跳 6.88/14.04 岡山城東 川岸 亮平 1500m/5000m 4.20.84/16.25.3 三田学園 小柴 鷹介 長距離 福島 小林 直礼 400mH 藤島 高野  圭太 競歩 24.53.71 竹園 田中 達也 800m 1.56.74 小野 谷口 博紀 1500m/5000m 4.24.14/16.19 桐蔭 土田 侑秀 1500m/3000mSC 4.13.83/10.09.30 滝 冨永 貴弘 1500m/5000m 4.18/15.33 徳山 永井 健太郎 1500m/5000m 4.03.94/15.21.12 大教大池田 中山 奎吾 やり投げ 59.68 済々黌 長谷川大智 5000m/3000mSC 15.12.91/9.31.75 東大寺 宮坂 優太 400m 49.80 世田谷学園 宮崎 奨之 800m 2.01 洛星 渡邊 康介 1500m/5000m 4.11.89/15.48.42 刈谷

女子

小野 萌子 200m/400m 27.30/60.32 高松 完山 聖奈 200m/走幅跳 26.05/5.00 広島 澤  なつ香 マネージャー 大教大池田 菅野 紗希 100m/200m 12.87/27.2 砺波 高野 寛子 競歩 24.23.04 高岡 林  玲美 走高跳 1.63 四条畷 増田 茄也子 1500m/3000m 4.49/10.41 浜松北 山川 典恵 マネージャー 淡路三原 横山 優花 円盤投 32.52 奈良

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蒼穹ニュース 平成27年度 第2号 平成27年5月22日発行 発行所:京都大学体育会陸上競技部 編集者:川﨑晧斗・永岡源太郎・山下弘輝(副務) 特別協力:阿邊啓明・宮垣寛之(学連員) 稲垣達也(記録係)・佐藤啓太(HP 係) 写真担当:竹田風馬・田中雄也・林聖也 陸上競技部 HP http://www.kusu.kyoto-u.ac.jp/~athletic/ 陸上競技部記録 HP http://www.kusu.kyoto-u.ac.jp/~athletic/kiroku/index.htm 関西学連 HP http://gold.jaic.org/jaic/icaak/index.htm メールアドレス kutf.hukumu@gmail.com(永岡)

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