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動的に変化し続ける電力システムの創造

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Academic year: 2022

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(1)

次世代のエネルギーを実現するイノベーション F E A T U R E D A R T I C L E S

[ⅰ]パワーグリッド

動的に変化し続ける電力システムの創造

多田 泰之|

Tada Yasuyuki

齋藤 有香|

Saito Yuka

末永 晋也|

Suenaga Shinya

岡本 佳久|

Okamoto Yoshihisa

電力システムは,時間の経過による設備や技術の劣化・陳腐化が避けられず,さらには国内の みならず世界の各地域における理想の姿は歴史的背景の相違も相まって決して同一ではないに もかかわらず,いずれの地域でも重要なインフラとして社会を支えているため,活力を維持し続け ることが必要である。本稿では,世代を越えて活力を維持する電力システムについて,生物学的 な動的平衡のアナロジーを利用した考察を試みるとともに,ICTのポテンシャルを整理したうえで,

硬直化を避け,動的に創造し続ける電力インフラに貢献する日立の技術について述べる。

1. はじめに

昨今,自然災害の猛威により,安全・安心な社会を維 持するための方策が問われている。これに対し,物理現 象の正確な理解に基づき,膨大な情報処理を伴うエンジ ニ ア リ ン グ を 実 現 す る ニ ー ズ に 応 え ら れ るICT

(Information and Communication Technology)は大き な期待を寄せられている。ひと昔前には想像もできな かった情報処理を社会に提供することで,安全で安心な 社会構築に貢献するはずである。

実際に日立では,電力システムにおいてもICTの活用 を前提として,電力エネルギーの供給信頼性維持と託送 料低減という一見両立が困難な課題を解決するべく議論 が進んでいる。

本稿では,日立が将来にわたって優れた機能を送電事

業者に提供し続けるために,徹底して抽象化した形而上 的な世界観において,電力システムが発展維持するとは どのようなことかを考察した。

2. 電力システムの機能維持と発展

人口減少社会の到来に加え,電力システムのみならず 社会インフラ全体の老朽化に直面している日本では,

QoL(Quality of Life)の向上を図りながら合理的な社会 インフラの更新をめざしている。一方,世界の課題に目 を向けると,人口増加だけでなく,無電化地域もいまだ 存在しており,電力エネルギーの恩恵にあずかっていな い人々も数多く存在するなど,日本とは状況が大きく異 なる。さらに,地球温暖化問題は,多くの課題を複雑化 させる。

こうしたさまざまな課題をつど個別に解決するのでは

(2)

なく,あらゆる課題への普遍的な最適解たりうる理想的 な電力システムは仮定可能だろうか。結論から言えば,

理想的な電力システムなる「モノ」が存在していて,い ずれの社会環境においても,それを適用すればいいとす るのは不適切と考える。なぜなら社会インフラは,地域 や歴史,あるいは慣習に大きく依存するものであり,普 遍的な電力システムが個別最適とは限らないからであ る。また仮に実現したとしても,維持のみにとどまるの であればシステムの硬直化を招くだけでなく,予測不能 な要因への対処が適切になされず,理想状態の維持すら ままならない可能性もある。そのため,こと電力システ ムにおいてはQoLの向上という目的に寄与すべく,関係 者が鋭意努力を続ける「行動」が重要であると思われる。

2.1

動的平衡という視点

電力システムに限らず,社会インフラの構築にゴール はなく,さまざまな設備や技術を新陳代謝する不断の取 り組みを続けなければ,システムとしての機能を維持す ることはできない。図1に示すように,インフラを構成 する技術・設備・労働力は個々のライフサイクルに応じ て置き換わりながら,全体としての機能を維持する。さ らに,そのインフラの構築・更新およびメンテナンスを 手掛ける人や組織も,知識や技術力を得ることで,成長 や組織としての新陳代謝が繰り返される。抽象的な表現 をすれば,社会インフラは生物そのものではないが,生 物学的に「生きている」動的平衡システムと見なすこと ができる。福岡伸一氏の著書『生物と無生物のあいだ』

では,動的平衡システムについて,「生物は物質である以 上,エントロピー増大は避けられないのに,生命体とし てまとまり続けるのは,エントロピー増大を凌駕(りょ うが)するスピードで代謝されるためである」としてい る1)。例えば,マクロな視点で見ればすでに一定レベル

の電力システムが構築されている日本において,電力シ ステムは構造物として存在し,電力を人々に届けるとい う役割を果たし続けている。一方で,ミクロな個々の構 成要素や技術に着目すると,時代の変化などにより更新 され,新しいものに置き換わり続けている。目的のため に一つの大きなシステムとして機能し続けているが,中 身が激しく入れ替わっている点が,動的平衡システムと 類推される。

上記のアナロジーを用いて社会インフラを一つの生物 として捉えた場合,(1)過去から未来を貫く行動規範の 明確化,(2)デジタル技術と数理技術の適切な融合,

(3)革新を恒常的に促す環境の整備という三つの要件を 満足するソリューションを提供する技術開発が必要であ り,これらに寄与するソリューションを提供し続けるこ とが日立の役割だと考える。

図2は,社会インフラを取り巻く環境やニーズが変化 する中で,そのニーズに応えながらQoLを向上し続ける イメージを記している。ただしその変化とは,取り巻く 環境がいかに変わろうとも,インフラシステム自体は変 わらない行動指標を貫き,一貫した行動・目的を実現す る中での変化である。電力システムでいえば,系統信頼 性の維持を制約とした最適性をめざす行動が,具体的な アクションプランになると考える。電力システムの目的 は,人々に常に安定した電力を届けることであり,社会 システムの根本を支える電力システムの停止は多大な社 会的損失を生む。災害が深刻化する現代においては,多 くの人がそのことを実感しているであろう。

一方,行動規範だけが優れていても実現手段を持たな いのでは画餅である。そこで膨大な情報を処理する能力 を,デジタル技術の革新を適宜取り込みながら充実させ る,「デジタル技術と数理技術の適切な融合」の取り組み が必要である。電力システムは,物理現象を基盤とする ものであるから,デジタル技術のみならず,物理現象を

時代 活性度

個々の技術設備労働力の活性度

(新陳代謝カーブ)

ライフ サイクル

ユニットとしての活性度維持

図1| インフラシステムの更新による 活性度維持を示すイメージ

電力インフラに当てはめた場合,個々の技術・設備・

労働力の機能が適切な新陳代謝によって維持され ているイメージを示す。

(3)

適切に分析し,コントロールするアナログ/数理解析技 術を高い次元で融合することが重要である。

また,時代の変化とともに,世代間で適切に情報が共 有されるリーズナブルな環境の確立をめざすには,革新 を恒常的に促す環境整備が重要である。例えば,歌舞伎 などの伝統芸能においても「伝統を守るには革新が必要」

であると異口同音に発信されている。これは,以前と同 じ質を維持しても,社会のニーズの変化に応えられなけ れば陳腐化してしまうことを示唆していると思われる。

「生きている」電力システムを維持するためには,技術や 設備の陳腐化や劣化の流れに逆らいながら,電力システ ム全体の機能には技術の進化を活用し,向上し続ける仕 組みが重要である。

必要な情報や技術は,時代とともに変化する。これら の要請に応えながら適切な情報を管理するための工夫 は,これからの時代に不可欠なだけでなく,図2に示す 活力ある動的平衡を実現するために重要である。

2.2

電力システムの進化

フランスの哲学者アンリ・ベルクソンは創造的進化に ついて,生命はある目標をもって進化するのではなく,

「生の弾み」という表現で表される何ものかにより生物自 身にとっても予見できないような飛躍によって創造的に 進化をしている,と喝破している2)

電力システムにおいても,設備や技術を新陳代謝する ことで動的平衡の状態が保たれており,さらに時代の ニーズに応えながらQoLを高め,システムとしての向上 を図りつつも,予見不可能な事象が社会を襲うことは存 在する。このとき,活力のある動的平衡状態であれば,

このような予見不可能な事象を奇貨として,より優れた 動的平衡状態に不連続に変化させることができる。この 不連続の変化こそが「進化」と考えられる(図3参照)。 しかしながら,活力が不足したり,変化ドライバの効 果を適切に取り込めなかったりすれば,変化ドライバが

時代 QoL

具体化

ニーズ

社会インフラの維持・成長

(新陳代謝カーブ)

システム ・ 設備の活性度

図2| QoL向上と社会インフラの維持・成長 との関係を示すイメージ

電力インフラに当てはめた場合,社会の変化するニー ズに応えるべく,維持・成長を続ける電力インフラの プロセスのイメージを示す。

注:略語説明 QoL(Quality of Life)

時代 QoL

十分な活力があれば 不連続な向上が実現可能

ドライバの影響を うまく活用 予見不可能な

変化ドライバ

活力ある動的平衡状態

より良い 状態へ 進化

図3| 社会システムの動的平衡と 進化のイメージ

電力インフラに当てはめた場合,予見不可能なドライ バの発生をレバレッジにして,維持・成長の延長線 を越えた革新的な「進化」を遂げるイメージを示す。

(4)

次世代のエネルギーを実現するイノベーション F E A T U R E D A R T I C L E S

もたらす悪影響に飲み込まれ,縮小均衡する可能性もあ る(図4参照)。

この事象を避けるためには,活力豊かに動的平衡状態 を維持するだけでなく,変化ドライバを包含するさまざ まに存在する可能性の中で,最も優れた方法を分析同定 する技術が必要となるはずである。ここに網羅的な選択 肢を想定し,それぞれの選択肢をデジタル上で評価する,

つまりサイバー空間上で進化を支援する仕組みの重要性 も浮かび上がる。

以上をまとめると,電力システムの進化を支援するた めには,サイバー空間にシステムを再現するデジタルツ インという概念だけでは不十分であり,「サイバー空間上 で淘汰(とうた)されるケースを事前に推定する機能」

も併せて必要になる。この機能は,さまざまな設備の状 態を網羅的に作り出すだけでなく,あらゆる環境変化下 における性能を緻密に分析することを支援する仕組みが 重要になると考える。

3. 日立のユースケース

3.1

動的平衡に貢献するユースケース

前述した理念を現時点での課題に照らし合わせて具体 的なプロジェクトに射影した内容を以下に紹介し,理念 の例題としたい。

3.1.1 オンライン最適化電圧制御

「過去から未来を貫く行動規範の明確化」における数理 技術の一つであるOPF(Optimal Power Flow:最適潮流 計算)を活用し,規範にある信頼性維持や最適性を実現 する例として,電圧・無効電力オンライン最適制御

(OPENVQ)を提案し,開発を進めている。これは電力市 場連携や需要予測活用により将来系統の予見断面を計算 し,予見断面へのOPF適用により,送電ロス低減と信頼性 維持を両立する最適電圧プロファイル(電圧設定)を繰り 返し演算して装置へ適用するシステムである(図5参照)。

時代 QoL

ドライバの影響を 吸収しきれず 予見不可能な

変化ドライバ

状態悪化 劣化

動的平衡状態の維持のみ 図4| 社会システムが縮小均衡してしまう

イメージ

電力インフラに当てはめた場合,予見不可能なドライ バの発生を吸収しきれず,劣化するイメージを示す。

予見断面

NG

事前実時間

操作断面り返

データベース

需給計画データ(GC後)

系統状態データ(センサーなど)

外部提供データ(気象など)

OK 電圧プロファイルを実現する設備ステータス 予見断面作成

最適潮流計算(OPF) 電圧信頼性評価

系統設備操作

図5| OPENVQの処理アウトライン 将来予見断面へのOPFにより最適電圧設定を実現 する設備ステータスを演算し,系統設備へ反映する。

注:略語説明

OPF(Optimal Power Flow),GC(Gate Close)

(5)

本システムの効果測定や顧客への訴求をねらい,保守 コストを含めた経済的な効果や信頼性などさまざまな側 面を評価して見える化を行うOPENVQシミュレータの 開発も進めている。本シミュレータへ,IEEE 118 母線 モデルをベースとした系統モデルを組み込み,国内の需 給変化を模擬したパターンを利用して効果算定したとこ ろ,最大で10%程度の送電ロス改善の可能性が明らかに なった3)

OPENVQはこのような効果をアピールすることで,2019 年度にNEDO(New Energy and Industrial Technology  Development Organization)「民間主導による低炭素技 術普及促進事業/低炭素技術による市場創出促進事業」

に お い て, タ イ 王 国 発 電 公 社(EGAT:Electricity  Generating Authority of Thailand)での実証を提案して 採択されており,効果と事業性が評価される計画である。

3.1.2 電力システムの保守点検作業の高度化

一度構築された設備は機能において常に劣化する。電 力システムは人の手により,劣化した設備を更新するこ とで性能が維持されている。図1に示したように,設備 のライフサイクルの中で保守作業により活性度を維持し つつ,現場では常に新しい技術を取り入れ,手法を改善 しながらQoLの向上を図り,社会環境の変化に対応し,

保守点検の高度化を実現している。

国内の保守点検における最近の課題は,少子高齢化に よる作業員の減少および,インフラ設備の老朽化である。

一方,技術においては,センサーデバイスの性能向上と 価格低下や,計算機の処理速度の向上により,ドローン やロボット,AI(Artifi cial Intelligence)技術のインフ ラ設備点検への適用が検討されている。今後は,さまざ まなセンシングデバイスと人が共存しながら点検を行う 世界がやってくることが考えられる。

一方で,インフラ保守点検業務にAIを取り込むには課 題もある。取得した画像データを転送する無線技術など の手段を整備する必要があり,また,AIを活用したアル ゴリズム開発においてもインフラ分野では教師データが 少ないなど,実システムとしての導入にはいくつかの課 題解決が必要である。

既に日立は,電力設備点検高度化の研究を推進してお り,通信分野においても,大みか事業所において5G(Fifth  Generation)実証実験を2019年9月に開始している4)。ま た,診断アルゴリズムの開発には,産業分野などで培っ た,少ない教師データでもAIの精度を上げるノウハウを 適用している。このように,日立の持つさまざまな業界・

分野における研究や開発から得られる知見やノウハウ が,保守点検の現場でのトータルシステム最適化に貢献 できるものと考える。

3.2

電力システムの進化を促すインフラ最適計画

日本の電力系統は高度経済成長期に集中的に整備さ れ,急速に老朽化が進んでいる。また近年は,図3で変 化ドライバとして表現したような発送電分離などの予見 不可能な外部環境の変化も進んでいる。今後は,設備の 老朽化に加え,多様な環境変化を見据えた系統計画の策 定が求められる。しかし一方で,昨今の需要減少に起因 して系統整備に当てられる予算は年々減少傾向にある。

不要な設備の圧縮や必要な設備の増強といった選択と集 中も見据え,環境変化に応じて合理的に系統を進化させ ることが課題である。

信頼性や予算などの制約付きの計画問題に対しては,

数理最適化による求解アプローチが考えられる。しかし,

系統計画においては,系統の信頼性を評価するために複 雑多岐にわたる分析を必要とするため,単純な数理計画 問題に落とし込むことが困難となる。一方,設備投資に おける透明性の確保も求められるため,一定のスパン内 で実現困難な最適解を求めるよりも,実行可能解を網羅 的に求めて,多様な観点から計画を評価・選定する方が 重要と言える。

そこで,日立は系統構成の変化を表す状態遷移モデル を活用した計画生成方式を提案している(図6参照)。本 方式では,設備の更新・除却といった対策候補に基づき,

計画期間において取り得る可能性のある系統構成を網羅 的に生成し,系統構成をノード,対策候補をブランチと する状態遷移モデルを生成する。ここで各ノードには,

信頼度解析に基づく外部環境の許容値を属性情報として 割り当て,各ブランチは予算制約に基づく対策候補の組 み合わせとして構成する。これにより,計画期間におけ る環境変化に応じて,遷移可能なパス,すなわち実行可 能な系統の進化の過程を網羅的に抽出できる5)

4. おわりに

最近では,ドローンを利用した電力設備の巡視の効率 化が検討されている。ドローンは電力システムの巡視効 率化をするために発明されたわけではないが,有効に活 用されていることに鑑みると,電力システムに携わる多

(6)

次世代のエネルギーを実現するイノベーション F E A T U R E D A R T I C L E S

くの人々の普遍的な行動規範が柔軟かつ有用であること を示す好例であると思われる。

世代をまたいで知見のみならず行動規範を横断させる ことが,電力システムを動的に平衡させ,持続可能に変 化し続けるために重要であると考える。顧客のデータか ら価値を創出し,デジタルイノベーションを加速する 日立が推進するLumadaは,先進的なデジタル技術で人 の英知のみならず,思いをも共通化することができ,動 的に変化し続ける電力システム構築のための重要なバッ クボーンを構成することになると確信している。

執筆者紹介

多田 泰之

日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 エネルギーソリューション本部 電力システム設計部 所属

現在,オンライン最適化技術の電力システムへの導入に向けた 活動全般に従事

博士(工学),技術士(電気電子部門)

電気学会会員,IEEE会員 齋藤 有香

日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 エネルギーソリューション本部 電力システム設計部 所属

現在,国内における電力設備保全の高度化に関する研究に従事 電気学会会員

末永 晋也

日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ システムアーキテクチャ研究部 所属

現在,電力システムのソフトウェア技術に関する研究に従事 博士(情報科学)

電気学会会員

岡本 佳久

日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ システムアーキテクチャ研究部 所属

現在,系統計画の高度化に関する研究に従事 電気学会会員

参考文献など

1) 福岡伸一,生物と無生物のあいだ,講談社(2007.5)

2)アンリ・ベルクソン(合田正人,外訳),創造的進化,筑摩書房

(2010.9)

3)末永晋也,外:オンライン最適電圧プロファイル実現に向けた研究,

電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌)139,4,pp.251〜

258(2019.4)

4)日立ニュースリリース:ファナック,日立,ドコモ,5Gを活用した製造 現場の高度化に向け共同検討を開始(2019.9)

https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2019/09/0902.

html

5)岡本佳久,外:高信頼かつ経済合理的な社会インフラの形成に向 けた計画支援技術の検討,電気学会研究会資料(2019.8)

系統構成対策候補

外部環境の許容値

L1除却

S

3

S

2

S

5

S

4

S

1

S

0

L1除却 L4新設

初期の系統構成S0

L4新設 L1除却

L5新設

L5新設

+10%

+10%

既設 Load L1

L2 L3

L4 L5 G

PV 未設

PV Load

+10%

+5%

PV Load

+5%

+0%

PV Load

+0%

+0%

PV Load

+5%

+5%

PV Load

+5%

+10%

PV Load 図6| 系統構成の変化を表す

状態遷移モデル

初期の系統構成と対策候補に基づき,系統構成を ノード,対策候補をブランチとする状態遷移モデルを 生成する。各ノードに対して,信頼度解析に基づく外 部環境の許容値を属性情報として割り当てることで,

環境変化に応じた実行可能パスを抽出可能である。

注:略語説明

G(Generator),PV(Photovoltaics),S(State),L(Line)

参照