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r r r r r 対話による学びの質と協同学習への認識に関する研究

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Academic year: 2021

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対話による学びの質と協同学習への認識に関する研究

人間教育専攻 人間形成コース 藤 井 拓 也

[本研究の目的と意義}

学習指導要領の改訂に際して,

r

主体的@対話 的で深い学びJと示され(文部科学省, 2016),  学習における対話による学びが重野見されてい る。対話に基づく学習として展開されているの もののーっとして協同学習が挙げられる。協同 学習の学びの質は,学習者がし功ミなる学習行動 を取るかが重要な視点(Jonson&Jonson,20 10) 

として示唆されており3 効果的な相互作用を生 む他者との学び方に着目し,検討することとし た。

まず,他者との効果的な相互作用をもたらす 学習者として,

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能動的な聞き手J,I情報を提供 する話し手J',

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知識を構築する相手としての他 者jの3点が示されており(藤田, 2018),他 者への関与が自己の考えの構築に影響があるこ

とが示唆されている。また,伊藤・垣花(2015) は,対面状況での説明時に聞き手の理解伏況の モニターを多く行う人の方が,そうでない人よ りも,意味を付与する発言による説明を多く行 うことを明らかにした。自己調整学習において も他者の視点が注目されており,他者と自己の 理解伏態をモニターする学習者の相主が挙げら れている(上淵, 2006)。 ま た 共 調 整 学 習J や「社会的に共有された調整」としりた調整し ていく過程をHadw由人F&Oshige,M (2010)  は,検討・分類しており,このような概念が先 行研究によって迫る知見として考えられる。そ して,長慣ら包009)は,対言曲句な学習行動は,

‑ 9  

指導教員 皆 川 宜 凡

協同活動の認識によって影響を受けることを示 しており,野中 (2017)は3 協同作難志識を複 眼的に検討するため,大学生の学習者のタイプ の事理化を行っている。

本研究では,対話的な学習行動への積極的に 参加@関与を測定する質問紙を作成し対話的 な学習行動の概念構築および質問紙作戒と協同 作業喜志識との関連を検討する。

[方法}

質問紙の構成および作成

協同学習における対話的な参加@関与を測定 する質問紙の作成を調査者の主観が入らないよ うに9 心理学専攻の大学教員と多角的に協議し 作成した。協同学習における主な学習行動とし て 話 す こ とJ,I聞くことJ,

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協力することJ の3つの要素を捉えた。そして,積極的な認知 プ ロ セ ス を 踏 ま え 活 動 促 進J,I発信J,昨日互 理解J,

r

内省」の 4つの概念の構築を行った。

そこから質問項目を選定し対話的な学習行動 尺度は, 20項目を選定した。

研究協力者

O府の私立大学 1校の大学生262名で、あっ た。質問紙の有効回答者数251名(男子151名, 女子106名)であり,調査は, 2018年12月 四

日に行った。同大学の樹受に協力を求め,授業 の最初の部分を利用して実施した。そして,調 査責任者が研究趣旨と質問紙の説明をし2 無記 名方式計甥リp 年齢)により集団実施し,回収

を行った。

(2)

調査材料 れた。以上のことから,協同効用と互恵懸念に 自身が作成した対話的な学習行動尺度,長蹟 おいて,対話的な学習行動との関連が見られ,

ら(2009)が作成した協同作喋認識尺度を使用 協同学習場面での他者との学びに関与した学習 した。

{結果及び考察]

対話的な学習行動尺度について3 記 述 縮 瞳 と因子スクリープロットのデータを算出した。

そして、これらを判断材料として4因子構成を 採用し因子分析(主因子法)を実施した。因 子分析の結果を受け,因子の角械を行いヲ「運営J,

「茸胡平の統合J,I理騨の共有J,I発信Jからな る下位尺度目項目で構成された。想定されて いた相互理解と内省が因子分析の結果から3 理 解を深める行動として理解の統合,王里解を広げ る行動として瑚卒の共有と鱗尺した。これらは3

共調整9 社会的に共有された調整で示唆された 十既念として捉えることができる。因子間の相関

は中程度の相関がみられた。

次に,対話的な学習行動尺度の信頼性の検討 において,全体および男女別のα係数はど、の因 子においても一定の内的整合性を備えていた。

次に協同作難居識との関連を検討し,対話的 な学習行動尺度の下位尺度と協同効用とで有意 な正の相関がみられた。また3 運営と理解の共 有において互恵懸念と負の相関がみられた。 個 人志向との関連はみられなかったO

l

9協同作業認識尺度の協同効用と個人志 向の得点をもとに、 HL群(協同高群,互恵低 群) ,田王群(協同高群,1iJ曹高群) ,LL群(協同 {期主互恵低群)LH群(協同間主互曹、高群)に 分類し,1要因の分散分析を行った。その結果,

運営,瑚卒の共有,発信に関して匹群が日 群より高く、 HL群がLL群より高く,HH群が

LL群よりも有意な差が見られた。珪鮮の統合 においてHL群がLL群よりも有意な差が見ら

行動であることが示された。

{本研究の課題とまとめ}

本研究では9 協同学習における対話的な学習 行動を測定する尺度作成を行ったが協同活動へ の認識を一時点、で測ったもので、あるため,今後 は,経H寺的に対話的な学習行動と協同活動への 認識を追及していく必要がある。

また,今回の調査で協同作業認識の個人志向 のα係数が低く算出されたこともあり,野中 (2017)で示された学習者のタイプを群分けを することが不可能であると判断したコ調査方法 も踏まえた学習者の学習観を詳細に捉えた検討 が求められる。

また,本研究で,対話的な学習行動をグルー プ学習で、どの程度行っているか回答を求めたが,

対話的な学習行動に肯定的カミ否定的カミに捉えて いたかによって調査結果の差異が生むもので、あ ったと推察されるO したがって,今後の研究で は,対話的な学習行動に積極的に関与するとい うことを明確に捉えた質問紙が作成されること を期待する。しかし9本研究で得られた結果は,

今後の課題を指し示す新たな知見となると考え られる。

U

1i  

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