■H22 年度実績報告=テーマ報告<A>
生活に根ざした精神文化の継承
―主な関係業務分野
1/3-(1)
・(2)-
〔担当=長野
環〕
①儀礼に関するまとめ-1
②儀礼に関するまとめ-2
③紫雲古津における川洲畑の情報
④食文化試行レシピ(調理方法)
⑤伝統的漁法に関する取り組みの工程
⑥特別採捕実施状況概報
⑦儀礼に関するまとめ-3
〈資料〉
伝統的漁法試行調査で執り行われた儀礼の説明
宿主別橋で行われた儀礼に関する説明
昔の川洲畑の状況(イメージ図)に新しい情報を
加えた説明
昨年度、試行した伝統料理のレシピを紹介
特別採捕に関する手続きから試行調査までの流れ
を説明
特別採捕試行当日の流れの説明
精神文化の継承について・・・
資料は主にH22 年度
の『調査報告書』より
抜粋
【1‐6】 ◎カムイチェプノミ(亜別川にて)
平成 22 年9月 28 日(火)実施
場所 内 容 画 像 ◆ ア ベ ツ 沢 で の カ ム イ チ ェ プノミ(サケ神 への祈り) ‐カムイノミの準備 (現地)– ①火の準備 ②酒(焼酎)の準備 ③湯呑み茶碗(3個)トゥキの代用 ①アペ(火)の準備 ②酒(焼酎)二合瓶2本 ③湯呑み茶碗 3個 ‐カムイチェプノミ‐ ◆祭司=貝澤福次さん、副祭司=貝澤薫さん 貝澤福次さん:モシリコルチ オリパク トラノ ネワ ネ コロカ シンリップリ 国土を司る神 遠慮 一緒に ~して ~に けれど 先祖 風習 ウネロクス アパセケウトゥム コトゥキアニ クコオンカミ であったので 尊い御心に 私は杯を捧げ 私はお祈り タパントノト タパナクネ チェプカレプ ウウェカプ タパン この酒 これらのものは 魚 やらせる 懐かしがる この ホシキトゥキ イレスカムイ ワッカウシカムイ アッペッナイカムイ 最初の杯 人間を育てる神 水の神 亜別沢の神 チェプコイキ ポロンノ ウイナ ピラウトゥル コタン エイノンノ 魚を獲る たくさん 取る 平取 部落 祈りの イタク ネナ サルンクル ピパウシコタン タパン薫 タパン耕一 言葉 ~だよ 沙流川の人 平取 部落 この 薫 この 耕一 タパン福次 エイノンノ イタク ネナ この福次 祈りの 言葉 ~だよ 貝澤薫さん:アイヌ文化環境保全調査係 シサム ウタラ アイヌ ウタラ アシリチェプ 和人 人々 アイヌ民族 人々 新しい 魚 カムイチェプコイキ ポロシリヌプリ ヌプリカムイ イ カムイノミ 神魚を獲る 幌尻岳 山の神 私 祈る アプトアシ シシリムカ シシリムカ ワッカウシカムイ アッペッナイ 雨降り 沙流川 沙流川 水の神 亜別沢 アプンノ ピリカノ チェプコイキ ヤン 静かに よい 魚を獲る ~しなさい 貝澤(耕)指導員:全ての神様、私たちアイヌ文化環境調査室では、今、伝統文化の伝統的 漁法をこれから再現いたします。魚・鮭がうまく獲れるように、そして みんなが怪我なく終わるようにお守りください。全ての神々に礼拝い たします。特に亜別の神様、宜しくお願いいたします。 随時、他の調査員に酒をまわす。 ● 貝澤福次さんのカムイノミ内容の解説(聴き取り内容より) ・祭司である福次さんは、亜別川に対し、先祖の風習のとおり、遠慮とともに一 生懸命お祈りしますので、何事もないようにとそれぞれの神へカムイノミ(神へ の祈り)をしています。 ・魚がたくさん獲れるようにとお酒を捧げます。 ・お祈りを捧げた者は沙流川の人「薫・耕一・福次」という者ですよと亜別沢の 神様に知らせているのです。 ● 貝澤薫さんのカムイノミ内容の解説(聴き取り内容より) ・副祭司である薫さんは、和人やアイヌの人々と共にお祈りいたしますから、穏 やかに魚を獲らせてくださいと幌尻岳・山の神・亜別沢の水の神へ祈っています。 ● 貝澤指導員は、今日の儀式が無事終了しますようにと日本語で祈りました。【1‐15 】 ◎儀式の流れ‐2 儀式次第 概 要 画 像 ① ◆トノトを注ぐ(木幡弘文さん) ※トノトを注ぐ際、トゥキを持った人の左側から注ぐ(普通の儀式の時は2回にきって注ぐが、シンヌラッパの際はきらずに注ぐ)。 ①トノトを注ぐ(木幡弘文さん) ②チノミシリへのカムイノミ ② ◆チノミシリ(我ら・祭る・所)へのカムイノミ モシリコルチ モシリコロカムイ タパン テタ クコロ エカシ ノミ ア チノミシリ タパンペ ネノ ウェンメノコ
mosir kor huci mosir kor kamuy tap -an teta ku=kor ekasi nomi a ci=nomi -sir tap –an-pe neon wen menoko 国土の主なる嫗神様 国土司る神 この ここに 私の 祖父 祈る(~し)た 我ら・祭る・所 これ ~のように 悪い 女
ク ネ コロカ コンネワ ペウレ ヒタ ク ヌ イタク タネ アナクネ オンネ ウナラペ ク ネ ワクス タン モシリ
ku ne korka ku onne wa pewre hi ta ku nu itak tane anakne onne unarpe ku ne wakusu tan mosir 私 ~だ けれども 私 年寄りの 若い(~した)時に 私 聞く 言葉 今はもう 年寄りの おばさん 私 ~だから この 静かな大地
モシリ オルン トノト トゥラ ノ ク パスイ スイェ ク キ ワ チノミシリ ク ノミ コル カン ルウェ ネ ナ
mosir orun tonoto tura no ku pasuy suye ku ki wa ci=nomi -sir ku nomi kor ku=an ruwe ne na 静かな大地 ~を 酒 一緒に 私 捧酒箸 ゆする 私 それなので 我ら・祭る・所 私 祈る~している 私 いる ところ ~だよ
テエタ カネ ク コロ エカシ エネ イタキ メノコ アナクネ パセ イタク ソモ ウ エ ネ ナ セコロ ク エ ワ
teeta kane ku kor ekasi ene itak-hi menoko anakne pase tak somo u e ne na sekor ku e wa 昔 ~(の)まま 私の 祖父 このように 話す 女 ~は 重い 言葉 言わない そう ~だよ ~と(言う) 私(祖父)~から
ク ヌ コロ カン ルウェネ ア コロカ タネ アナクネ オンネ ルプネマッ ク ネクス ク パスイ スイェ オリパク トゥラ ノ
ku nu kor ku=an ruwe ne a korka tane anakne onne rupne-mat ku ne kusu ku pasuy suye oripak tura no 私 聞く~している 私 いる 様子である けれども 今はもう 年寄りの おばあさん 私 ~なので 私 捧酒箸 ゆする 遠慮(する) 一緒に
ク イキ コロ カン ルウェ ネ ナ
ku iki kor ku=an ruwe ne na 私 する ~している 私 いる ところ ~だよ
オラー モシリコロカムイ モシリコロフチ トノト トゥラ ク パスイ スイェ オリパク トゥラ ノ ク イキ コロ カン
ora mosir kor kamuy mosir kor huci tonoto tura ku pasuy suye oripak tura no ku iki kor ku=an すぐに 国土 持つ 神 国土の主なる嫗神様 お酒 ~と 私 捧酒箸 ゆする 遠慮(する) 一緒に 私 する ~している 私 いる
ルゥエ ネ ナ ク タリ ウタラ オピッタ ミシム ノ ピリカ ノ カネ ネプキ エアシカイ ク二 ノ トゥラ ノ
ruwe ne na ku tari utar opitta mismu no pirka no kane nepki e-askay kuni no tura no ところ ~だよ 私 を(上へ)上げる 仲間 皆 寂しい ~で 立派な ~で 様子 仕事 上手だ はず ~で 一緒に
ク イソイタク コロ カン ルウェ ネ ナ
ku i soitak kor ku=an ruwe ne na 私 話す ~したなら 私 いる ところ ~だよ
オラー チノミシリ テクサム タ リ カス ノ リ ルイカ ピリカ ルイカ ア カン ルウェ ネ ヒネ ピリカ ノ ルイカ
Ora ci=nomi –sir teksam ta ri kasu no ri ruyka pirka ruyka a ku=an ruwe ne hine pirka no ruyka すぐに 我ら・祭る・所 目の前 ~で 高い あまりにも 高い 橋 美しい 橋 私 いる ところ ~である そして 立派な ~で 橋
ホントム ワ ノ ク ノミ コロ カン ルウェ ネ ナ テタ ネプキ ウタラ カ ピリカ ノ ミシム ノ ネプキ クニ ノ
hontom wa no ku nomi kor ku=an ruwe ne na teta nepki utar ka pirka no mismu no nepki kun I no 中程 ~から ~で 私 祈る ~している 私 いる ところ ~だよ このあいだ 仕事 仲間 ~も 立派な ~で 寂しい ~で 仕事 はず ~で
カムイノミ ク イキ コロ カン ルウェ ネ ア コロカ タネ ピリカ ルイカ ピリカ ノ
kamuy-nomi ku iki kor ku=an ruwe ne a korka tane pirka ruyka pirka no 神への祈り 私 する ~している 私 いる ところ ~である ~けれども 今 立派な 橋 立派な ~で
ア カラ ワ ホントム ワ ノ ク ノミ コロ カン ルウェ ネ ナ オリパク トゥラ ノ ク パスイ スイェ
a kar wa hontom wa no ku nomi kor ku=an ruwe ne na oripak tura no ku pasuy suye 作る ~ので 中程 ~から ~ので 私 祈る ~している 私 いる ところ ~だよ 遠慮 一緒に ~で 私 捧酒箸 ゆする
ク キ コロ カン ルウェ ネ ナ ピリカ ノ インカラ エンコレ アニ
ku ki kor ku=an ruwe ne na pirka no inkar en=kore ani
私 ~している 私 いる ところ ~だよ 立派 ~で 見える 私にくれる ~(しなさい)よ ③イナウへチッカする ④自分のトゥレンペ(憑き神)にチッカ(雫 をしたたらす)する ⑤トノトを頂く ・メノコ アナクネ パセイ タク~ルウェ ネ ア コ ロカ:女はパセ イタク(重 い 言葉)を言ってはいけ ないとおじいさんから聞 いたそうです ・「チノミシリ(我ら・祭る・所)の前で、お祈りしているよ うすです ・チノミシリ テクサム タ~ク ノミ コロ カン ルウェ ネ ナ:高く立派な橋(新しい宿主別橋)の中程から遠慮し ながら私はお祈りしているのですよ」と言っています。 タネ アナクネ~ルウェ ネ ナ:「今はもう、年寄りのおばあさんなので、遠 慮しながらではありますが、一緒にお祈りしているのですよ」と言っています。
【3‐(1)‐31】 ク)川洲畑栽培試験マニュアル 聞き取り協力者の昔の川洲畑の状況に新しい情報を加えてみました。 ◎紫雲古津おける川洲畑の情報 カモメが来ている春先にはキュウリ ウオガ入って来ている。平取大橋の あたりまであがってきた 〈IC20100428-002 鍋澤保さん〉 富川方向 川向方向 本町方向 イナキビやヒエを植えていた。クスエプトイタと言っていた 〈IC20100428-002 鍋澤保さん〉 シュムンコツ〔紫雲古津)村(東岸、)人家三十余軒〕本名 シユンコツにして、西地面の義也。畑多く有。【松浦武四郎 1884『新版蝦夷日誌(上)』P139(株)時事通信社】 あちこちに沼があり、池にはガマやペ カンペあった〈IC20100428-002 鍋澤 保さん〉 川洲畑はサラサラで畝切りして歩きながらでも土寄せし ていける。祖母と川原へ行って遊びだったが、播いた作物 が芽出しをしたら間違いないので、足を引きずって歩けと 言う。芽出しの雑草なら採れるし、鎌や鋤がなくても除草 になる。草を蹴っ飛ばす用な気持ちで足を引きずって歩く ので、作物の土盛りにもなる。そのまま歩くと勝手にちゃ んと土持って植物の土盛り補強になる〈IC20100428-002 鍋澤保さん〉 沙流川では11 月ごろにカモメが来 てシシャモが入って来ているを知ら せる。この辺(紫雲古津)あたりま で来る〈IC20100428-002 鍋澤保さ ん〉 1878年(明治11年)130年以上前の紫雲古津 の試験地周辺記載を紹介する 『佐瑠太川(沙流川)に着いたが、この川は思わ ぬ深みがあって、(省略)私は大声でアイヌの少 年を呼び、丸木舟に乗って川を渡してもらった。 それから私たちは平賀、去場、荷菜を通り過ぎ た。これらはみな純粋のアイヌ村で、黍、煙草、 南瓜の小さな畑に囲まれている』【イザベラ・バー ド2007年『日本奥地紀行』P375~6 平凡社】 国道方向 対岸のシラウ川ではピパがたくさ ん捕れた。それで穂ちぎりをした 春の雪しろのあとを畑にした〈IC20100428-002 鍋澤保さん〉 現在は大きな木はえていない 現在の堤防のあたりは大きな木が 生え、上ると富川まで見えた 〈IC20100428-002 鍋澤保さん〉 シカ対策および防風林を兼ねて周辺にあるススで畑をめぐ らした柵を作るのを試みたい 〈IC20100428-002 鍋澤保さ ん〉 5月11 日整備の様子 大雨後の8月23 日の様子 9月2日の畑の様子 9月2日高畝が残った様子 土壌分析結果:・PH及び各土壌 養分は高い。特に石灰、苦土が 多く含まれている。 ・やや粘土 質でCECが高く、地形的にも典 型的な川洲畑といえる。 ・肥料 の保肥力も高く地力のある畑 土壌診断結果 土壌分析結果:・PH及び各 土壌養分は高い。特に石灰、 苦土が多く含まれている。 ・ やや粘土質でCECが高く、 地形的にも典型的な川洲畑と いえる。 ・肥料の保肥力も高 く地力のある畑 来年度も今年度の紫雲古 津試験畑と同じ所で行い、 動物対策・防風林となる柵 を畑の周辺にあるススを 利用して作ってはどうだ ろうかとの提案がありま した 協力者の提案
【3‐(2)‐ 5 】
■調査の成果
A.伝統的漁法に関する取り組みの工程
今年度(H22 年度)は、伝統的漁法を伝承する際の基礎資料とするため、実証試験ならびに実証試験を行うために必要な漁具の作製、試験地整備等を行いました。これらの取り組みについて作業の工程とし てまとめました。 ケリ(靴)用 シペ(シロザケ)皮 乾燥 食文化の再現(保存) 保存用焼き干し トバ ※食文化試行の詳細は、3-(1)川洲畑現地調査での報告を参照。 アプ(魚捕り鈎)、ポンイサッケキ(小さい簀)、ラウォマプ(どう)等 作製試験候補地選定
現地踏査・現地状況把握漁具作製
実証試験
特別採捕に関する手続き
試験地整備
基礎資料作成
食文化の再現
(採捕した魚の保存・利用)
試験地整備 特別採捕に関する 手続き 雑魚掬い ラウォマプ(笯) クトゥ(どう) 等の実証試験 食文化の再現(利用) ※食文化試行の詳細は、3-(1)川洲畑現地調査での報告 を参照。■
アイヌ文化環境保全調査 特別採捕実施状況概報①-さけ
2 伝統漁法の試行状況
●伝統的な漁具を用いて、図・写真A~Eの漁法を試行しました。その結果を【表1】にまとめました。 ◇日時 平成22年9月28日(火) 午前6時~午後5時 ◇場所 沙流川支川水系アベツ川の沙流川合流点から道道平取門別線亜別橋までの区域 A マレプ(自在もり) *採捕の調査位置図は、5項、特別採捕調査位置図に示しました。 B アプ(魚とりかぎ) A1 採捕作業の流れ
C やす D ラウォマプ(うけ) ● 採捕場の整備(前日まで) ⇒ わな漁の仕掛け(梁)設置 ⇒ 土のうによる水位調整 *上=左側写真の説明 B 下=右側写真の説明 ▼ 【表1】採捕の方法、その尾数 A マレプ(自在もり) 12 尾●
沙流ふ化場からのさけ運搬 ⇒ 生け簀からのさけ搬出 B アプ(魚とりかぎ) 1 尾 ⇒ 搬送車両への積み込み C やす 14 尾 C ▼ D 0 尾●
採捕場へのさけ搬送、放流 ⇒ さけを一尾ずつリレーで川に E その他(追い込み等) 13 尾 ⇒ 採捕場の川辺で放流 合計 40 尾 D ▼●
現地での採捕具作製と儀礼 ⇒ さけたたき棒の作製 ⇒ 漁の開始にあたっての祈り3 採捕後の利用状況
●採捕後は、主に伝統的な方法で調理・加工しました。その状況を写真①~⑥、【表2】に示しました。 ▼ 【表2】採捕後の用途、その尾数●
文化伝承者による指導と試行 ① イ 儀式にともなう食用 3 尾 ④ ⇒ アプ(魚とりかぎ)による採捕 ⇒ マレプ(自在もり)による採捕 ロ 保存用食材試作用A 27 尾 乾燥・燻製(筋子も) ▼ ニ 生活用具試作素材用 10 尾 皮製品等 *●
新ざけを迎える儀礼と食事 ② 合計 40 尾 ⑤ ⇒ チセ内での心づくしのカムイノミ ⇒ 伝統を基調にしたさけ料理 ▼●
採捕したさけの調理・加工 ③ ⑥ ⇒ 多様な調理法の伝授、試行 ⇒ 生活用具の素材としての加工 (処理は翌日以降に継続) ラウォマプ(うけ) ① メフン=さけの腎臓 ② さけを迎える儀礼後の食事 ③ 儀礼後に供した地域の伝統食 ④ 干し筋子の試作 ⑤ さけのさばき・仕分け・加工 ⑥ 皮製品試作のための素材確保 ※伝統的な調理・加工法により、ほとんど余 すところなく利用しています。【1‐20】 ◎儀式の流れ-7 日 時 概 要 画 像 ⑮ ◆使用した祭具を片付ける ①木幡寛さんは、儀式を行った場所に膝まずき、オンカミ(礼拝)を行った後、オッチケ(トゥキ(杯)・イクパスイ(捧酒箸)が 載せたまま)を持ったまま再びオンカミした後さげる(片付ける)、選ばれた若者(息子の弘文さん)に手渡す。→弘文さんがオン カミしながらオッチケを受け取る。 ②オニカプンチタラペ(半分模様付きゴザ)を片付ける(所作は①と同様に行います)。 ‐これで全ての儀式は終了です。‐ ①トゥキをさげる ②ゴザをたたんでさげる 息子の弘文さんが受け取る 同上 最後に ・木幡さん親子は、毎年この場所に来てカムイノミをおこなっているそうです。 ・木幡寛さんは、おじいさんが馬番をしていた場所である「ペロ「コナラ」の枯れ木付近の番兵小屋跡地」でのカムイノミを希望 していました。 ・また、儀式に関して、勉強して伝える人たちがいない状態で、適当に教える人っていうのは嫌だから、「きちんとしたことを教え られる人を育てられる」ように「自分たちが頑張らないといけない」と仰っていました。 親子で一枚 最後に全員で一枚 -木幡さんが準備した道具- ①オニカプンチタラペ(半分模様付きゴザ) ②オッチケ(膳)2膳、イクパスイ(捧酒箸)2 ③イナウを立てるための箱と砂 ④パイプ椅子 供物 ①シト(イナキビの団子)、赤飯 ②シラリ(トノトの搾りかす) ③トノト(お酒) -調査室で準備した祭具等- ①トゥキ(杯)2 ※アイヌ協会平取支部より借用しました。 ②ブルーシート(1枚) ③バーベキューコンロ ※橋の上で直接火を熾すことは出来ないのでアペオイ(囲炉裏)の 代用品として準備しました。 宿主別橋たもとの番兵小屋跡地 カムイノミをおこなった場所 ペロ(コナラ)の枯れ木付近 の番兵小屋跡地