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Yb系固体レーザーへの期待

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Academic year: 2021

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高出力 Yb 添加固体レーザーの進展 ラズマ

Yb 系固体レーザーへの期待

井 澤 靖 和

(大阪大学レーザーエネルギー学研究センター) レーザー技術の進展により,出力エネルギー ∼100kJ やピーク出力 10 W (=1 PW,ペタワット) がすでに達成され,MJ やエクサワット (EW) をめざした計画が 進行している.このようなレーザーを集光することにより,∼10 J/cm に達する高 エネルギー密度や 10 W/cm を超える光強度など,超高密度フォトン状態を実験室 で実現できるようになり,「高エネルギー密度状態の科学」や「高強度場科学」と銘 打った新しい学術 野が開拓されてきた. 高強度レーザーとプラズマとの相互作用により電子は相対論的エネルギーにまで加 速され,プラズマからは高エネルギーの粒子やテラヘルツから γ線領域に至る強力 な電磁波が放出される.すでに 1GeV に達する単色電子ビームや最大エネルギー 100MeV に近い陽子ビームの発生が報告されている.また,高エネルギー陽子や γ 線などと原子核との相互作用による核励起,核変換,核破砕,核融合などの研究が数 多く行われ,「レーザー核科学」とでも称すべき新しい科学領域が 成されはじめて いる.これらの研究をもとにして,レーザー粒子加速,レーザープ 取り上 X 線源,γ 線源,レーザー駆動中性子源,レーザー駆動イオン源や中性子源による癌治療,PET 用短寿命核種の生成,放射性廃棄物処理など,具体的な応用に向けた提案が行われ, その実用化に必要なレーザー性能も明らかになってきている. 超高密度フォトンを基盤とするこのような新しい応用を具現化するには,大きなパ ルスエネルギーと大きなピーク出力を併せもち,しかも高繰り返し動作が可能な新し いレーザー光源の開発が必要である.例えば,50∼100J,1∼10PW,0.1∼1kHz が,ひとつのレーザー開発目標値といえよう.この特集で 積効果 げられている Yb 系 固体レーザーは,従来からの主流であった Nd 系固体レーザー材料に比べて,いくつ もの優れた特性を有している.量子効率が高く,レーザー媒質内での発熱を抑制でき るため,高繰り返し動作が可能となる.レーザー上準位の寿命が長く,励起エネルギ ーの蓄 しいレ に優れ,大きなパルスエネルギーを取り出せる.蛍光帯域幅も広く,短 パルス化も期待できる.高繰り返し,高平 出力レーザー用の新 レーザ ーザー媒質と して期待される所以である.本特集が今後の高出力 ある. ー開発の一助となれば幸い で

巻頭言

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参照

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