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<論文>教職課程履修者の中・高等学校における部活動についての意識調査

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1.はじめに

平成29年に告示された学習指導要領が、小学校は令和2年度、中学校は令和3年度から本格 実施される。この学習指導要領は、従来の内容中心から、新しい時代に求められる資質・能力 を育む教育課程の実現が求められている。授業改善の方向として、児童・生徒の「主体的・対 話的で深い学び」が示され、児童・生徒の協働的な学びの実現等、教員の指導技術等の向上が 求められている(文部科学省2017)。 更に、児童・生徒が抱える問題は、複雑化、多様化する傾向にあり、その対応も喫緊の課題 とされている。例えば、平成27年10月28日に中央教育審議会から出された「教職員定数に係る 緊急提言」によれば、「子供の貧困と教育格差の拡大」、「障害の状態に応じた特別な指導を必 要とする児童生徒の著しい増加」、「日本社会への適応に課題がある外国人児童生徒の増加」、 「いじめ・不登校・暴力行為などの生徒指導上の課題の更なる深刻化」の4点をあげ、 多様な 課題を抱える子供たちが社会で活躍できるようにするための指導体制の整備を課題としている。 その一方で、平成28年に行われた教員勤務実態調査(文部科学省2019)においては、平成18 年度調査と比較して、平日・土日ともに、小、中学校のどちらの教諭も勤務時間が増加し、1  日当たり、小学校で平日43分・土日49分、中学校で平日32分・土日1時間49分増加している。 業務内容別では、小学校教諭では、平日において、授業(27分)、 学年・学級経営(9分)が 増加し、中学校教諭では、平日で授業(15分)、授業準備(15分)、成績処理(13分)、学年・学 級経営(10分)が増加、土日で、 部活動(1時間3分)、 成績処理(10分)が増加しているこ

教職課程履修者の中・高等学校における

部活動についての意識調査

西

仲 則

博*

Study of Awareness on Club Activities in the Teaching

Profession Course

(NISHINAKA Norihiro)

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とが報告されている。1 週間当たりの学内総勤務時間の平均では、小学校教諭が57.29時間(平 成18年度より4.13時間増)、中学校教諭が63.20時間(平成18年度より5.14時間増)となり、法的 就業時間37.5時間(平成18年度は40時間)を大幅に上回っている。更に、 厚生労働省が過労死 の労災認定基準として定める「1か月当たり80時間以上の時間外労働」に相当する 週間60時間 を上回っているのが、小学校教諭で32.7%、中学校教諭で57.7%となっている(割合は、 文部 科学省2019を基に算出)。 平成31年1月25日に出された中央教育審議会「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指 導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申)」 (中央教育審議会2019)においては、このような、教員の過重労働の原因として、「若手教師の 増加」、「総授業時間数の増加」、「中学校における部活動時間の増加」の3点が挙げられている。 若手教員の増加は、経験の少なさから来る授業準備や校務の処理に要する時間の長時間化とつ ながっている。また、総時間数の増加は平成10年の学習指導要領に比して、小学校低学年で年 間70単位時間(週2コマ相当)、 小学校中学年から中学校で年間35単位時間(週1コマ相当) の標準授業時数が増加している。 部活動時間については、「各学校においては部活動が過熱化 しており、しかも多くの教師が顧問として関わっている実態になっていると考えられる。」と 指摘されている。 このような問題は、教職課程の履修者が教師になった時に、直面する問題である。特に、部 活動については、教育課程外に実施される学校の教育活動の一つとされているが、部活動指導 は、主任等の命課と同様に年度はじめに校長から出された「部活動の監督・顧問」という職務 命令による付加的な職務であり、拒否できない中、生徒、保護者、地域の期待もあり、指導に 関する必要な技能を備えていない教師に、メンタルヘルスの状態が悪かった傾向が報告されて いる(文部科学省2019)。 そこで、本研究においては、 教職課程を履修者に対して、「部活動についての意識」を調べ るために、アンケート調査を行った。このアンケート調査では、中・高等学校における部活動 の経験、教師になったときに部活動の指導への参加の意向の有無、生徒への部活動の促進の意 向の有無、部活動の社会体育への移行についての意識を調べた。この調査から、履修者の部活 動に対する意識の傾向を調べ、今後の教職課程の指導に対する知見を得ることを目的とする。

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2.教員の部活動に対する勤務実態とその対応等について

 部活動の位置づけ 平成29年度に告示された中学校習指導要領の総則第5学校運営上の留意事項において、「教 育課程外の学校教育活動と教育課程の関連が図られるように留意するものとする。特に、生徒 の自主的、自発的な参加により行われる部活動については、スポーツや文化、科学等に親しま せ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等、学校教育が目指す資質・能力の育成に資する ものであり、学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意すること。その際、 学校や地域の実態に応じ、地域の人々の協力、社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体 との連携などの運営上の工夫を行い、 持続可能な運営体制が整えられるようにするものとす る。」とあり、 部活動は、 教育課程外であるが、学校教育の一環として位置づけられている。 更に、「学校での持続可能な運営体制が整うために」とあるように、 あくまでも学校での部活 動体制は、学習指導要領上、保持されていると考えるのが妥当である。  部活動指導の位置づけ 部活動の監督・顧問については、校長が職務命令によって、「部活動の監督・顧問」を発し た場合は、付加的な職務とされ、職務の遂行が求められる(中央教育審議会2007)。 また、教育課程外の自主的な活動であるが、学校での教育活動である点から、部活動指導に おける、注意義務が発生する。「最高裁判決(昭和58年2月18日)では、「課外のクラブ活動で あっても、それが学校の教育活動の一環として行われるものである以上、その実施について、 顧問の教諭を始め学校側に、生徒を指導監督し事故の発生を未然に防止すべき一般的な注意義 務のあることを否定することはできない。」(最高裁判所1981)とし、事故発生の未然の防止策 を講じる必要があり、指導教員の安全配慮義務があることを示した。 その上で、「しかしなが ら、課外のクラブ活動が本来生徒の自主性を尊重すべきものであることに鑑みれば、何らかの 事故の発生する危険性を具体的に予見することが可能であるような特段の事情のある場合は格 別、そうでない限り、顧問の教諭としては、個々の活動に常時立会い、監視指導すべき義務ま でを負うものではないと解するのが相当である。」(最高裁判所1981)とし、事故発生が予見で きる可能性がある場合は、部活動の活動に立ち会い、監視指導を行わなければならず、そうで ない場合については、活動への立ち会い、監視指導を行う義務まで負うことはないと判決が下 された。しかし、 東野・小幡(2018)の研究によれば、「最高裁判決では常時立会う義務は否

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定されているものの、(略)教員の広範な立会を求める地裁判決も数多く見られる。 むろん、 高度の危険性を内在するスポーツは数多くあるが、あまりにも広範な立会義務は教員の負担を 増すばかりである。」とある。このように、生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動の 指導は、校長の服務命令として従わざるを得ないが、部活動中の事故に対しては、立ち会い責 任や監督責任が問われる事から、部活動の指導に時間が割かれる現状であることを示している。  教員勤務実態調査等における部活動指導時間について 平成18年度文部科学省委託調査「教員勤務実態調査(小・中学校)」報告書(文部科学省2006) において、教員の1ヶ月当たりの平均残業時間は平日・休日を合わせて約42時間(平日:約34 時間、休日:約8時間)であった。これは、昭和41年度調査と比較すると約5倍に増大してい ることになる。 平成26年に公表された OECD 国際教員指導環境調査(TALIS)(国立教育政策研究所2014) の結果では、中学校教員の一週間当たりの平均勤務時間は、調査参加国・地域平均が38.3時間 であるのに対し、日本は53.9時間と調査参加国・地域の中で最長であった。特に、放課後の課 外活動の指導にかける時間が週7.7時間と参加国最長で、 参加国の平均週2.1時間に比して、顕 著に長いことが報告されている。 平成28年度に行われた公立小学校・中学校等教員勤務実態調査では、平成18年度の調査に対 して、中学校教諭では、平日で授業(15分)、授業準備(15分)、 成績処理(13分)、学年・学 級経営(10分)が増加、土日で、部活動(1時間3分)、 成績処理(10分)が増加しているこ とが報告された。特に、中学校教諭においては、土日に部活動・クラブ関わる時間は、10年前 に比べて約2倍になっていることが示された。 更に、平成30年に行われた、第3回 OECD 国際教員指導環境調査(TALIS2018)において は、前回の調査より中学校教員の1週間あたりの仕事時間が2.1時間増え、56時間になり、参加 国中最長であった。課外活動への指導の週あたりの時間は、前回調査より0.2時間短くなり、7.5 時間であることが報告された(国立政策教育研究所2019)。 他国と比べても、 教員の勤務時間 の多さ、特に、部活動に関する時間の多さが顕著に示された。  国の対応―チーム学校の導入― このような現状に対して、平成19年3月29日、中央教育審議会の「今後の教員給与の在り方

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について(答申)」(中央教育審議会2007)においては、教員の職務の見直しや学校事務の軽減・ 効率化によって教員の時間外勤務の縮減を可能とする実効性のある措置を講じるとともに、教 員の勤務態様の特殊性等を踏まえつつ、教員の勤務時間の弾力化を進めていくことが必要であ るとされた。その上で、学校管理者に対して、教員のサポート体制の充実、変形的労働時間制 の導入、部活動での外部指導者の活用の促進、部活動による時間外勤務が可能な限り生じない ように校長が適切に管理・監督するように指導を行うことを求めた。 平成25年5月27日に高等学校での部活動中の体罰を背景とした生徒が自死をする事案が社会 問題化した。そこで、文部科学省(2013)は各学校の運動部活動において適切かつ効果的な指 導が展開され、各活動が充実したものとなるよう、指導において望まれる基本的な考え方を7 つの事項にまとめた「運動部活動での指導のガイドライン」を公表した。ここでは、部活動を 「校長のリーダーシップのもと、 教員の負担軽減の観点にも配慮しつつ、 学校組織全体で運動 部活動の運営や指導の目標、方針を検討、作成するとともに、日常の運営、指導において、必 要な場合には校長が適切な指示をし、顧問の教員等の間で意見交換、指導の内容や方法の研究、 情報共有を図ることが必要です。」とし、校長の指導力を発揮することで、 教員の負担軽減を 図ることを求めている。 平成27年10月28日、中央教育審議会(2015a)の「教職員定数に係る緊急提言」においては、 少子化に伴う、教員定数の機械的な削減に対して、「本審議会においては、学校が直面する諸 課題に対応しつつ、新しい時代に求められる資質能力を育成するための方策を審議してきたが、 これらは全て実際に教育活動を行う教職員の資質能力の向上と教職員数の確保なくしては画餅 に帰するものであり、上記の考え方は暴論であると言わざるを得ない。」とし、「本審議会は、 このような喫緊の教育課題に対応し、教育改革を学校が真に実行できるようにするため、加配 定数を含む教職員定数の充実を強く求める。」と教員定数の充実を示した。 同時に、 教育機能 を最大限発揮するために、「「チーム学校」の取組を進め専門人材を活用するとともに、コミュ ニティ・スクールを導入し地域の知恵や活力を学校づくりに活かすことが非常に重要となる。」 と学校・教員の教育活動を支える体制の充実を求めた。 続いて、平成27年12月21日に出された「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策につ いて(答申)」(中央教育審議会2015b )においては、 教員が担ってきた業務を「教員が行うこ とが期待されている本来的な業務」、「教員に加え、専門スタッフ、地域人材等が連携・分担 することで、より効果を上げることができる業務」、「教員以外の職員が連携・分担すること

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が効果的な業務」、「多様な経験を有する地域人材等が担う業務」の4つに分類し、専門ス タッフとの間で連携・分担を行い、学校の教育力を最大化していくことが必要であるとしてい る。専門スタッフとしては、カウンセリング、部活動指導、外国語指導、キャリア教育、体験 活動などの地域との連携推進、保護者対応、学校図書館業務、ICT 活用支援業務、指導補助業 務を担う人材があげられている。 平成29年6月22日に松野博一文部科学大臣から、「新しい時代の教育に向けた持続可能な学 校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(諮 問)」が中央教育審議会になされて、同年12月22日、中央教育審議会(2017)は、「新しい時代 の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関す る総合的な方策について(中間まとめ)」をとりまとめた。 この中間まとめでは、 これまで学 校・教師が担ってきた14の業務について、①基本的には学校以外(地方公共団体、教育委員会、 保護者、地域ボランティア等)が担うべき業務、② 学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要 のない業務、③教師の業務だが、負担軽減が可能な業務、に分類した上で、国、教育委員会等 及び各学校がそれぞれ取り組むべき方策を提示した。 文部科学省は、平成30年2月には、「学校における働き方改革に関する緊急対策の策定並び に学校における業務改善及び勤務時間管理等に係る取組の徹底について(通知)」(文部科学省 2018)を出して、教育委員会や各学校における業務改善及び勤務時間管理等に係る取組を進め るよう呼びかけた。同年3月にはスポーツ庁から「運動部活動の在り方に関する総合的なガイ ドライン」を示し、校長に対しては「生徒や教師の数、部活動指導員の配置状況を踏まえ、指 導内容の充実、生徒の安全の確保、教師の長時間勤務の解消等の観点から円滑に運動部活動を 実施できるよう、適正な数の運動部を設置する」ように求め、学校設置者には、「部活動指導 員を積極的に任用し、学校に配置する。」ことを求めている。 教員の負担軽減の視点から学校 全体としての適切な指導、運営及び管理に関わる体制の構築を図ることが示されている。また、 指導の合理的かつ効率的・効果的な活動と、適切な休養日等の設定など、生徒の技術の向上と 心身のバランスに配慮することが盛り込まれている。 平成31年1月25日に出された「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の 構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申)」(中央教育審議 会2019)においては、教師の働き方改革に対して、教師個々人や学校の努力よりも、文部科学 省、各教育委員会の本気の取り組みを求めている。この答申のはじめには、「‘子供のためであ

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ればどんな長時間勤務も良しとする’という働き方は、教師という職の崇高な使命感から生ま れるものであるが、その中で教師が疲弊していくのであれば、それは‘子供のため’にはなら ないものである。教師のこれまでの働き方を見直し、教師が日々の生活の質や教職人生を豊か にすることで、自らの人間性や創造性を高め、子供たちに対して効果的な教育活動を行うこと ができるようになるという、今回の働き方改革の目指す理念を関係者全員が共有しながら、そ れぞれがそれぞれの立場でできる取組を直ちに実行することを強く期待する。」と、教員の働 き方改革に真摯に取り組むことを求めている。 文部科学省は各教育委員会、国公立の学校設置者あてに令和2年9月1日付けで、「学校の 働き方改革を踏まえた部活動改革についての送付について」という文書を出し、「学校と地域 が協働・融合」した部活動の具体的な実現方策と「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革の スケジュールについて」(資料1参照)を発表した(文部科学省2020、 文化庁2020、スポーツ 庁2020において確認できる)。 資料1でも明らかなように、全国的に休日の部活動を2023年か ら段階的に地域への移行をする方針で、2020年度からその実践研究が行われることが示された。 従来の部活動の社会体育への移行議論よりも進み、国としての実現スケジュールを示したこと は、部活動の指導に対して大きな影響を今後及ぼすと考える。

3.研究の方法

 部活動に関する先行研究 部活動を行うことによる効果を検討する研究としては、藤田(2001)が部活動は、学業成績 の中・下位の生徒たちの向学校性(学校生活に対する満足度)に対して補償的効果があること を示している。また、中学生の部活動の選択には、活動内容による選択を行う生徒と、部活動 を自分の学校においてできることを選択理由とする生徒がいることを示し、部活動の社会体育 への移行や合同部活動を考える上で、学校に部活動が組織されている事の意味の再考を示唆し ている。岡田(2009)は、中学生における部活動の参加への積極性と学校への心理社会的適応 について質問紙調査を行い、部活動に積極的な生徒は全体的に部活動に所属していない生徒に 比べ、学校生活の諸領域や心理的適応の得点が高くなっていたことを報告している。 竹村他(2007)は、高校生におけるスポーツ系部活参加の有無と学業の達成目標および適応 との関係について、質問紙調査を行った。その結果、部活群は非部活群に比べて、課題志向性 (個人の能力の発達を目標とする志向性)および協同性(仲間と協力することを目標とする志

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向性)が高い傾向があることを示した。また、部活群は非部活群に比べて、無気力感3因子の うちの自己不明瞭感が低く、授業満足感が高いことから、授業への適応が良好であることを示 した。藤原他(2016)においても、高校生の部活動への積極性が高いほど、学校適応、スクー ル・モラールともに得点が高いことが報告されている。 部活動を指導している教師への研究として、中澤(2009、2011a、2011b、2011c、2012、2013) の一連の研究があげられる。これらの研究は、 部活動指導について、 歴史的な面からの研究 (中澤2011a、2011b、2013)と量的研究(中澤他2009)、質的研究(中澤2011c、2012)がある。 特に中澤(2011c)は、運動部活動指導に対して積極的な教師は、指導上の困難も、勝利と生徒 指導が補完関係にあるという捉え方を崩すことなく、スポーツを通した教育的効果を実感し続 けているからこそ、その困難も乗り越えていたことを報告している。それに対して、中澤(2012) では、消極的な顧問教師に対する聞き取り調査を行い、それでもなぜ指導を続けるかを明かそ うとした。その結果、部活動指導が日々の教育実践に有効であるという認識を持っており、部 活の受け持ちに対して、管理職や他の同僚からの説得や圧力、職場での教育目標、校務分掌、 人事が介在していることを明らかにしている。その結果、消極的な顧問教師は、苦悩と葛藤を 抱えながら、運動部活動にかかわり続けざるを得ない現状を明らかにした。  調査の目的 先行研究では、研究対象が中学、高等学校の生徒または、部活動の指導を受け持つ教師にあ てられ、部活動を通して得られる教育的効果について論じられてきた。また、それを指導する 教師は、疲弊しながらも、その教育的効果を支える事を行っていることが示された。 2 で示したように、文部科学省は、教員の働き方改革の中、チーム学校として部活動は 外部指導者の活用を進め、休日の部活動については地域の社会体育への移行を示している。 このような、状況の中、本研究においては、 教職課程を履修者に対して、「部活動について の意識」を調べるために、アンケート調査を行い、履修者の部活動に対する意識の傾向を調べ、 今後の教職課程の指導に対する知見を得ることを目的とする。特に、部活に関する経験や、そ の中で得たもの、部活動に対する意識、部活動の経験が教師になったときの部活指導に対する 意識に影響を及ぼしているのかを明らかにし、今後の教職課程の関連教科へのフィードバック を意図している。

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 調査対象 2020年度前期・後期に教職課程履修者の内、筆者担当の前期教職入門履修者26名、後期生徒・ 進路指導論履修者25名、数学教育法Ⅱ履修者61名、数学科教育法ⅢB履修者13名、教職実践演 習履修者15名の計140名が今回調査の被験者である。  調査方法・時期等 GoogleForms を基にして作成した「部活動についてのアンケート調査」を用いて、 オンラ イン講義後に行った。 調査に当たっては、「学生の個人情報を保護し、統計的処理を施して、 個人が特定できない 形で、その結果を公開すること」と、「回答や回答の有無によって、 不利益を被らないこと、 成績に影響を与えないこと」を示して行った。 調査は、2020年8月3日、9 月14、15、16日の4日間で行った。  調査問題について 「部活動についてのアンケート調査」は、16問からなっており、4 件法(無所属を選択する 欄を設けてあるため、正確には5件法)での回答を求めたのが11問、自由回答が5問からなる (資料2、表1参照)。 Q1~Q16については、中・高等学校それぞれでの「部活動への学校の姿勢」、「部活動の所 属」、「部活動での姿勢」。「指導者の部活動への姿勢」、「教師になってからの部活動への姿勢」 (生徒への勧奨、部活指導の希望、部活指導へ負担感、部活指導のやりがいの4問)、「(部活動 表1.各質問のカテゴリーと回答法について 回答法 高等学校 中学校 カテゴリー 4件法 Q5 Q1 部活動への学校の姿勢 自由記述 Q6 Q2 部活動の所属 4件法 Q7 Q3 部活動への姿勢 4件法 Q8 Q4 指導者の部活動への姿勢 4件法 Q9、Q11、Q13、Q14 教師になってからの部活動への姿勢 自由記述 Q10、Q12 教師になってからの部活動への姿勢の理由 4件法 Q15 社会体育への移行について 自由記述 Q16 部活動の思い出

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の)社会体育への移行について」、「部活動の思い出」の8つのカテゴリーを設定した。今回の 研究では、「部活動の思い出」のQ16のエピソード研究については、除外とする。  分析の方法として 中、高等学校での部活動への所属についての分類を行い、その結果を基にして、中高ともに 部活動に所属していた群(Ⅰ群)、中学校は部活動に所属したが高等学校は所属していない群 (Ⅱ群)、中学校は部活動に所属していないが、 高等学校では所属した群(Ⅲ群)、中高ともに 部活動に所属していない群(Ⅳ群)に分けて分析をしていく。 次に、全体の傾向を捉えるため、調査問題で4件法での回答を求めたQ1~Q15(Q2、6 、 10、12は自由記述のため除く)11問については、平均と標準偏差を示し、問いに対して肯定的 か、否定的であるかの傾向を示す。各問いとも、1 、2 の回答を肯定的、3 、4 の回答を否定 的と解釈する(以下同様の対応)。 Q3、4 、 7 、8 については、部活動を行った人の判断を 聞くものであるため、部活動に所属していない者は除外する(回答時に5を選択させたため)。 次に、Q9、11、13、14、15については、全体的な分析と、先に示したように4つの群の比 較検討を行っていく。これは、中学校、高等学校での部活動への参加の有無が教師になったと きの部活動指導についての考え方に影響を与えているかを検証するためである。Q15について は、1 元の分散分析を行い、群間に反応に対する差があるかを調べる。  部活動への所属についての分析 調査対象者の中学校、高等学校での部活動への所属について分析を行った。分析には、Q2、 Q6を用いて、所属無し、運動部、文化部、兼部について頻度分析を行った。その結果が表2 である。これより、Ⅰ群が105人(全体の75%)、Ⅱ群が25人(全体の17.9%)、Ⅲ群が7人(全 体の5%)、Ⅳ群が3人(全体の2.1%)となることがわかる。調査対象の傾向として、中、高 等学校のどちらかで部活動に所属していた(Ⅳ群以外)被験者が、全体の97.1%にのぼること が明らかになった。 更に、運動部に所属経験がある被験者は、68名で全体の48.6%であり、更に、中高どちらか で、 運動部に所属していた被験者は、 全体の80.9%と運動部での所属が非常に多いことがわか る(表2参照)。

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4.分析の結果

 各項目の結果 Q1~Q15のうち、4 件法で回答を得た、Q1、3 、4 、5 、7 、8 、9 、11、13、14、15 については、表3にその回答の分布をまとめた。Q3、4 については、中学校の部活動をして いた被験者に対する問いのため、中学校時に部活動に所属していなかった10名は回答していな い。そのため、総被験者数140名から除き、有効回答者数が130名となっている。同様にして、 Q7、8 においても、高等学校での部活動に所属していなかった被験者を除き、有効回答者数 (n)を112名とした。  部活動に対する学校の取り組みに対する評価 Q1、5 の結果から「部活動が盛んであった」事に対して、中学校で85.7%、高等学校では 85.0%が肯定的な回答を示しており、中高に所属していた学校の「部活動への学校の姿勢」と して、部活動指導に力を入れていた事がわかる。 Q4、8 は、中・高等学校での部活動の指導者が熱心であったかどうかを問うものである。 表2.調査対象の中・高等学校での部活動の所属について (単位人) 高等学校 計 運動・文化兼部 文化部 運動部 所属無し 10 1 3 3 3 所属無し 中 学 校 103 0 15 68 20 運動部 26 0 18 3 5 文化部 1 1 0 0 0 運動・文化兼部 140 2 36 74 28 計 表3.Q1、3、4、5、7、8、9、11、13、14、15についての結果 Q15 Q14 Q13 Q11 Q9 Q8 Q7 Q5 Q4 Q3 Q1 2.57 1.56 1.57 1.89 1.69 1.69 1.57 1.59 1.79 1.62 1.71 M 1.02 0.80 0.63 1.00 0.85 0.95 0.85 0.79 1.03 0.93 0.84 SD 140 140 140 140 140 112 112 140 130 130 140 n 25 85 69 64 71 65 66 82 72 80 68 1 38 39 61 39 53 28 32 37 28 29 52 2 47 11 9 24 6 11 6 18 16 11 13 3 30 5 1 13 10 8 8 3 14 10 7 4 17.9% 60.7% 49.3% 45.7% 50.7% 58.0% 58.9% 58.6% 55.4% 61.5% 48.6% 1 27.1% 27.9% 43.6% 27.9% 37.9% 25.0% 28.6% 26.4% 21.5% 22.3% 37.1% 2 33.6% 7.9% 6.4% 17.1% 4.3% 9.8% 5.4% 12.9% 12.3% 8.5% 9.3% 3 21.4% 3.6% 0.7% 9.3% 7.1% 7.1% 7.1% 2.1% 10.8% 7.7% 5.0% 4

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その結果として、中学校で76.9%、高等学校では83.0%が肯定的に答えている。 これらから、 教職課程履修者の多くが、 部活動の盛んな学校に所属し、 熱心な指導者に出 会った経験があることがわかる。  部活動への姿勢について Q3、7 は、中、高等学校時代に部活動に熱心に取り組んでいたかどうかを問うもので、そ の結果は、 中学校で83.8%、 高等学校で87.5%が肯定的な回答を示している。 中学校、 高等学 校での部活動については、熱心に取り組んでいたと評価していると言える。表4は、運動部、 文化部による部活動への取り組みについてまとめたものである。Q3においては、運動部と文 化部のそれぞれの平均は1.62(SD=0.96)と1.69(SD=0.97)であった。t検定を使って比較 した結果、t(127)=-0.336、p>0.001、効果量(Cohen’s d)d=0.29、95%CI[-0.489,0.347] で有意な差があるとは言えなかった。Q7においても同様にして、それぞれの平均は1.70(SD =1.00)と1.39(SD=0.55)であった。t検定を使って比較した結果、t(108)=1.751、p>0.001、 効果量(Cohen’s d)d=0.17、95%CI[-0.041,0.669]で有意な差があるとは言えなかった。 Q3、7 の結果とも、運動部、文化部ともに平均が2以下であることから、被験者が、運動部、 文化部に関係無しに、部活動に熱心に取り組んでいたと言える。  教師になってからの部活動への姿勢 Q9、11、13、14は、被験者が教師になったときにどのような対応をするかを問う問題群で あり、表3に基づいた全体的な傾向について分析し、更に、Q11における回答分布との関連に ついても分析をしていく。 次に3で示した被験者を中高ともに部活動に所属していた群(Ⅰ群)、中学校は部活動に 所属したが高等学校は所属していない群(Ⅱ群)、 中学校は部活動に所属していないが、 高等 学校では所属した群(Ⅲ群)、中高ともに部活動に所属していない群(Ⅳ群)に分けて、 群間 表4.Q3、Q7における運動部・文化部別の反応について 文 化 部 運 動 部 SD M n SD M n 0.97 1.69 26 0.96 1.62 103 Q3 0.55 1.39 36 1.00 1.70 74 Q7

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での反応の違いについて分析をしていく。 Q9は、「生徒として、部活動に参加するには意義がある。」という問いであり、生徒に部活 動を推奨するかどうかをみる問いである。表3の結果より、88.6%がこれを支持する回答をし ている。Q9で肯定的に答えた被験者の多くは、人間関係と自己の成長についての理由を挙げ ている。「人間関係」には、「先輩、同級生、後輩との絆やチームワークを深めることができる ため。」のように、部活動を通して先輩、 後輩、他のクラスの人との関係作りをあげている。 「自己の成長」とは、「時間管理能力、 協調力、努力する力などが高まるから」「諦めない気持 ちや礼儀など社会に出て強みになるものが得られる場だと感じたため。」の回答にあるように、 部活動を通して、 資質・能力を得たことをあげている回答をさす。「経験」は「普段の学校生 活だけでは体験できないことがたくさんあったから。」、「一つの目標に向かって練習するとい う、勉強とは違った経験ができるから。」といった部活動での経験に価値をおいた回答をまと めたものある。 Q9において、生徒に部活動を推奨することに否定的に答えた回答(11.4%)について表6 にまとめた。否定的に答えた反応が少ない中、その理由として「部活動に参加するもしないも 自己の判断」とする「自己の判断」に分類した回答が8名で、否定的な回答を示した16名中半 分がこの理由を挙げていることになる。また、次に多い理由として「多様な選択がある」とい うのがある。これは、放課後の過ごし方として、部活動以外に習い事や他の社会体育など、学 校外での活動にも目に向けることをあげている。 Q11は、「教師になったら部活動の指導をしたいか」という問いに対して、 肯定的に答えた のが103名で、全体の73.6%であった。 表5.Q9で肯定的に回答した被験者のQ10の回答分析 計 その他 経験 自己の成長・人間関係 人間関係 自己の成長 71 3 14 11 21 22 1 53 4 4 13 21 11 2 7 18 24 42 33 計 表6.Q9で否定的に回答した被験者のQ10の回答分析 計 無所属への配慮 意義がない 多様な選択がある 時間の無駄 自己の判断 6 0 0 3 1 2 3 10 1 1 1 2 6 4 1 1 4 3 8 計

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次にQ12の結果についてみる。Q11で肯定的に答えた被験者の反応理由を表7にまとめた。 Q12の反応について、「指導欲求」、「指導者の影響」、「生徒の成長」、「生徒との交流」、「生徒 の支援」という5つの肯定的な理由と、「指導欲求」があるが、「未経験の不安」、「超勤への不 安」と言った2つの不安を選択理由として、まとめることができた。 表7からは、「部活指導をしたい」という積極的な理由として、「部活動の指導そのものをし たい」という理由が40件で最も多い。これは、Q11に肯定的に答えた中で38.8%を占めている。 中高の部活動の経験から、その指導者にあこがれて部活指導を行いたいという理由を示してい るのが、10件となっている。この理由を示す被験者は、Q11で2の「どちらかといえばそうで ある」にはいないことが特徴的である。「生徒の成長」や「生徒の支援」といった、「部活動で の生徒の成長や頑張りを支える立場になりたい」という理由をあげたのは18件で、17.5%であっ た。部活動を通して、「担当学級、 学年以外の生徒と交流できる」ことや「授業と違った生徒 との交流」を理由とした「生徒との交流」を理由にあげたのが、14件で、13.6%であった。 表7.Q11で肯定的に答えた理由について(Q12より) 指導欲求があるが 計 その他 超勤への不安 未経験の不安 生徒の支援 生徒との交流 生徒の成長 指導者の影響 指導欲求 64 6 0 0 3 5 10 10 30 1 39 4 7 4 5 9 0 0 10 2 10 7 4 8 14 10 10 40 計 表8.Q11で否定的に答えた理由について(Q12より) 計 その他 未経験への不安 超勤への不安 指導への不安 24 1 6 9 8 3 13 1 0 5 7 4 2 6 14 15 計 表7、8の注 「指導欲求」:部活動の「指導」をしたいと答えている 「指導者の影響」:中・高の部活動の顧問へのあこがれ、影響を理由としている 「生徒の成長」:部活動を通して、生徒が成長させたい、成長をみたいとしている 「生徒との交流」:部活動を通して生徒との交流を計れることを理由としている 「生徒の支援」:生徒の活動の「支援」を理由にあげている。「指導」という言葉を使っていない。 「未経験への不安」:「経験がない」部活動指導への不安を示している 「超勤への不安」:休日がなくなることや、他の仕事と部活動でオーバーワークになることへの不安 「指導への不安」:部活動指導での技術や熱意がないことへの不安

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指導欲求があるが、指導に対して不安であるために、「どちらかといえばそうである」を選 択した被験者が11名いる。これらの被験者は、「顧問になり、指導したいという思いはあるが、 今まで未経験の部活を持ちたくはないから。」のように、経験のない部活指導には否定的であ る被験者が4名いる。また、「是非部活動の指導をしたいとは思うが、「部活動手当」が出るも のの、初年度等は忙しくて、できなかったり、 土日が休めなくなるのは少々苦ではある。」の ように、部活動指導をしたいが、休日勤務やオーバーワークへの懸念を示している被験者が7 名であった。 Q11で否定的な反応を示した被験者の理由については、表8にまとめた。表8から、最も多 かった理由が「指導への不安」15件であり、 次に「超勤への不安」14件であった。「指導への 不安」に含まれる理由としては、「学生時代の自分の顧問のような立派な技術はなく、 生徒へ 教えることができないと思うからです。」、「専門知識がない状態で生徒に指導することは困難 であり熱心に活動している生徒に対して失礼だと考えているため。」、「運動が得意でないため 指導できる自信がない」、「全力でサポートしなければならなく、現段階でその自信がない」と いった、部活動指導での技術や熱意がないことへの不安を示している。 「超勤への不安」としてあげられてたのは、「教師個人への負担が大きく思われるため。」、「授 業を教えること以外に負担が増えるからです。」、「休みの日にも出勤しないといけない。 給料 に反映されない」といった負担感からの不安である。 また、「私自身は部活動を通して陸上競 技について見識の深い、よく生徒のことを見てくれる教員とめぐりあったため「部活動に参加 してよかった」と心から思っているが、英語教師と教務主任と休日返上のクラブ活動指導をす べてこなしていた顧問の姿を思い出すと、自分自身がこなせるようには思わないし、労働のあ りかたとして負荷が重すぎるようにも感じている。」といった、 自分の部活動の顧問の姿が大 きすぎて、それと比較して、自分には負荷が大きいという理由をあげている被験者がいた。こ れは、 被験者の体験として、「部活動の顧問が超勤である」という認識で、 教師の労働として 問題があるということを導いていると言える。 Q13では、「部活動の指導については負担感がある」という問いで、 表3より、 肯定的な答 えが全体の92.9%である。「負担感がある」ことへの肯定なので、被験者は「部活動指導」に負 担感を持っていることが示された。さらに、Q11の回答に対するQ13の回答の分布を表9にま とめた。表9より、Q11で1と回答した部活動指導に取り組みたいという被験者でも、全体の 40.71%が部活指導には負担感があることを認めていることが言える。

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Q11の回答を1、 2 と答えた群を肯定群(以降Q11肯定群とする)、3 、 4 と答えた群を否 定群(以降Q11否定群とする)として、Q13の回答の平均点はそれぞれ、1.74(SD=0.641)と 1.16(SD=0.442)であった。t検定を使って比較した結果 t (138)=5.04、p<0.001、d=0.97、 95%CI[0.350、0.801]で有意差があり、効果量(Cohen’s d)が大きく、Q11肯定群の方が、 否定群よりもQ13の平均値が高い事が示された。両群とも、平均値が2以下であるため、部活 指導については負担感があることに肯定的であるが、Q11否定群の方がQ11肯定群よりも、強 い肯定であること言える。 Q14では、「部活動の指導についてはやりがいがある」という問いで、 表3より、 肯定的な 答えが全体の88.6%である。部活指導へのやりがいは認めていることになる。さらに、Q11の 回答に対するQ14の回答の分布を表10にまとめた。表10より、Q11で部活動の指導に否定的に と回答した被験者(Q11で3、4 の回答 )でも、23名が部活指導にやりがいがあることを認め ていると言える。 表9.Q11の回答に対するQ13の回答について Q13の回答 計 4 3 2 1 64 1 6 40 17 1 Q  の 回 答 11 45.7% 0.7% 4.3% 28.6% 12.1% 39 0 2 17 20 2 27.9% 0.0% 1.4% 12.1% 14.3% 24 0 1 4 19 3 17.1% 0.0% 0.7% 2.9% 13.6% 13 0 0 0 13 4 9.3% 0.0% 0.0% 0.0% 9.3% 140 1 9 61 69 計 100.0% 0.7% 6.4% 43.6% 49.3% 表10.Q11の回答に対するQ14の回答について Q14の回答 計 4 3 2 1 64 0 1 7 56 1 Q  の 回 答 11 45.7% 0.0% 0.7% 5.0% 40.0% 39 0 1 20 18 2 27.9% 0.0% 0.7% 14.3% 12.9% 24 3 4 9 8 3 17.1% 2.1% 2.9% 6.4% 5.7% 13 2 5 3 3 4 9.3% 1.4% 3.6% 2.1% 2.1% 140 5 11 39 85 計 100.0% 3.6% 7.9% 27.9% 60.7%

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Q11肯定群とQ11否定群のQ14の回答の平均点はそれぞれ、1.30(SD=0.502)と2.22(SD= 1.031)であった。t検定を使って比較した結果 t (138)=-7.02、p<0.001、d=1.35、95%CI [-1.173,-0.657]で有意差があり、効果量( Cohen’s d )が大きく、Q11肯定群の方が、否 定群よりもQ14の平均値が低い事が示された。すなわちQ11肯定群の方がQ11否定群よりも、 部活動指導にやりがいを感じていると言える。 Q13の回答とQ14の回答のクロス集計を表11にまとめた。この表から、部活動に対して負担 感があると肯定的に答えた群(Q13で1、2 と答えた群)130名(92.9%)の内、Q14を肯定的 に答えた群(Q13で1、2 と答えた群)が115名で、140名中82.1%であることが示されている。 すなわち、部活動の指導に負担感があることを認めるが、一方で、やりがいのあることも認 めていることが読み取れる。 表11.Q13の回答に対するQ14の回答について Q14の回答 計 4 3 2 1 69 5 8 18 38 1 Q  の 回 答 13 49.3% 3.6% 5.7% 12.9% 27.1% 61 0 2 19 40 2 43.6% 0.0% 1.4% 13.6% 28.6% 9 0 1 2 6 3 6.4% 0.0% 0.7% 1.4% 4.3% 1 0 0 0 1 4 0.7% 0.0% 0.0% 0.0% 0.7% 140 5 11 39 85 計 100.0% 3.6% 7.9% 27.9% 60.7% 表12.Q11の回答に対するQ15の回答について Q15の回答 計 4 3 2 1 64 20 19 16 9 1 Q  の 回 答 11 45.7% 14.3% 13.6% 11.4% 6.4% 39 7 19 11 2 2 27.9% 5.0% 13.6% 7.9% 1.4% 24 1 7 10 6 3 17.1% 0.7% 5.0% 7.1% 4.3% 13 2 2 1 8 4 9.3% 1.4% 1.4% 0.7% 5.7% 140 30 47 38 25 計 100.0% 21.4% 33.6% 27.1% 17.9%

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 社会体育への移行についての意識 Q15では、「部活動を社会体育として、学校から切り離してもよい。」という問いで、表3よ り、肯定的な反応が全体の45.0%であり、 否定的な反応が55.0%となり、賛否が割れた状態に なった。さらに、Q11の回答に対するQ15の回答の分布を表12にまとめた。 Q11の回答を1、2 と答えた群を肯定群、3 、4 と答えた群を否定群として、Q15の回答の 平均点はそれぞれ、2.79(SD=0.956)と2.03(SD=0.986)であった。t検定を使って比較し た結果 t (138)=4.10、p<0.001、d=1.83、95%CI[0.394, 1.125]で有意差があり、効果量 (Cohen’s d)が大きく、Q11の肯定群の方が、否定群よりもQ15の平均値が高い事がわかる。 これより、部活動指導に否定的な群は、部活動の社会体育への移行について、部活動指導に肯 定的な群よりも、肯定的であることが言える。  部活動の経験と部活動指導への影響について 中、高等学校での部活動の所属経験と、教師になったときの部活動指導への影響について、 Ⅰ群~Ⅳ群のQ9、Q11、Q13、Q14、Q15の反応をそれぞれ対応無しの1元配置分散分析で 比較を行った。 Q9の結果として、F(3,136)=5.303、p<0.01、2=0.11となり、有意でかつ効果量も中から 大であった。TurkeyHSD を用いて多重比較を行ったところ、Ⅰ群(M=1.54、SD=0.760)と Ⅱ群(M=2.16 SD=1.068)間(p=0.005、d=0.75)でⅠ群の方がⅡ群より平均値が有意に 低く、効果量が中程度であった。したがって、中・高ともに部活動に所属していた群(Ⅰ群) の方が、中学校は部活動に所属していたが、高等学校では部活動に所属していなかった群(Ⅱ 群)よりも、生徒に部活動を勧める傾向が強いと言える。その他の群間においては、有意な差 を見つけることができなかった。 Q11の結果として、F(3,136)=3.245、p<0.05、2=0.07となり、有意でかつ効果量も中から 大であった。TurkeyHSD を用いて多重比較を行ったところ、Ⅰ群(1.80、SD=0.955)とⅡ群 (2.44、SD=1.158)間(p=0.019、d=0.64)でⅠ群の方がⅡ群よりも平均点が有意に低く、効 果量も中程度であった。従って、Ⅰ群よりもⅡ群の方が部活動指導に否定的であると言える。 その他の群間においては、有意な差を見つけることができなかった。 Q13の結果として、F(3,136)=3.812、p<0.05、2=0.08となり、有意でかつ効果量も中から 大であった。TurkeyHSD を用いて多重比較を行ったところ、Ⅰ群(1.64、SD=0.652)とⅡ群

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(1.24、SD=0.523)間(p=0.026、d=0.64)でⅡ群の方がⅠ群よりも平均点が有意に低く、効 果量も中程度であった。また、Ⅱ群(1.24、SD=0.523)とⅢ群(2.00、SD=0.577)間(p= 0.027、d=1.38)でⅡ群の方がⅠ群よりも平均点が有意に低く、効果量も大きかった。従って、 Ⅱ群は、Ⅰ群、Ⅲ群よりも部活動指導に負担感があると答えていると言える。 Q14の結果として、F(3,136)=2.615、p>0.05、2=0.06となり、有意でなく、かつ効果量も 小であった。そのため、各群間には、平均値の有意差は認められなかった。 Q15の結果として、F(3,136)=0.626、p>0.05、2=0.01となり、有意でなく、かつ効果量も 小であった。そのため、各群間には、平均値の有意差は認められなかった。

5.考 察

今回の調査において、被験者は、中・高ともに部活動に所属していた群(Ⅰ群)が105名と 全体の75.0%と、非常に多く、逆に中、高とも部活動に参加していない群(Ⅳ群)が4名と非 常に少ないことが示された。これにより、中高のどちらかで部活動に所属していた被験者は、 136名で全体の97.1%であることが示された。 また、 Q3、7 に対して、83.8%、87.5%が肯定的な回答を示していることから、 中、 高等 学校では部活動に熱心に取り組み、Q1、5 の結果から「部活動が盛んであった」事に対して、 85.7%、85.0%が肯定的な回答を示していることから、 部活動指導に力を入れていた中学校ま たは、高等学校に所属していた。Q4、8 の結果より、中学校で、76.9%、高等学校で83.0% の被験者が「部活動の指導者が熱心であった」と肯定的に答えている。 これらのことから、今回の被験者の特徴として、部活動に熱心な中、高等学校に多く通い、 そこで部活動を行い、熱心な指導者に出会った経験を持っていると言える。言い換えると、そ ういう層に属する学生が、教職に就くことを目指しているとも言える。極端に偏った集団であ るとも言える。懸念として、部活動の成功体験が強いため、部活動でのいじめや暴力問題、部 活動参加への強要、部活動での長時間拘束に対する嫌悪感等の問題に悩む生徒への気づきが遅 れ、問題が深刻化することも考えられる。そのため、これらへの対応についての知識・技術の 習得が課題であると考える。 「教師になってからの部活動への姿勢」についての反応では、これらの集団の特性が表れて いる。Q9は、「生徒として、部活動に参加するには意義がある。」という問いであり、生徒に 部活動を推奨するかどうかをみる問いである。表3の結果より、88.6%がこれに肯定的に答え

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ている。その理由をきいたQ10の結果は、 表5より、「人間関係」、「自己の成長」とその両方 を勧奨の理由としてあげているのが99名と全体の70.1%となっている。 被験者の経験として、 部活動を通して先輩、後輩、他のクラスの人との関係作りや、自己の資質・能力を得た経験が、 部活動勧奨の拠り所になっていると言える。これは、経験から生まれた1つの価値観である。 これに対して、Q10では、Q9に否定的に答えた反応の中で、「部活動に参加するもしないも 自己の判断」や、「多様な選択がある」という意見は、多様な価値観を持つ中、高校生に対す る上で、放課後の過ごし方として、部活動以外に習い事や他の社会体育など、学校外での活動 にも目に向けることへの配慮が必要であることを示していると考える。 部活動の指導については、Q11の結果より、「部活動の指導を行いたい」と答えたのが103名 で全体の73.6%であった。表7、8 より、Q11で肯定的に答えた被験者の反応理由として、「指 導欲求」、「指導者の影響」、「生徒の成長」、「生徒との交流」、「生徒の支援」という5つの肯定 的な理由があげられた。また、Q11で「どちらかといえばそうしたい」と答えた被験者の中に は、「指導欲求」はあるが、「未経験の不安」、「超勤への不安」の2つをあげている被験者が11 名いた。「部活動を指導したい」と答えた被験者の多くが、「自分自身が中学、高校で指導され てきたことを今度は自分が生徒に伝えたいから。」のように、部活動での経験を次代に伝える ことを理由としている。一方で、生徒の交流や生徒の成長を支援することをQ11に肯定的に答 えた理由としている被験者もおり、生徒との関わりを重視する視点は、生徒指導、学級指導に 還元される視点なので、今後の教職での指導に活かせるようにしたい。 Q11に否定的な回答をした被験者はその理由として、「指導への不安」、「超勤への不安」、「未 経験の不安」の3つに大別できた。「指導への不安」として、「学生時代の自分の顧問のような 立派な技術はなく、生徒へ教えることができないと思うからです。」、「専門知識がない状態で 生徒に指導することは困難であり熱心に活動している生徒に対して失礼だと考えているため。」、 「運動が得意でないため指導できる自信がない」、「全力でサポートしなければならなく、 現段 階でその自信がない」といった、部活動指導での技術や熱意がないことへの不安を示している。 このような現状は、 実際の教員の中でも表れており、(公財)日本体育協会(2014)に出した 「学校運動部活指導者の実態に関する調査」においては、 運動部の指導者で、 担当部活動の経 験が無く、体育教師以外の教員の割合を中学校で45.9%、高等学校で40.9%と報告されている。 これらの問題は、部活動の指導に対する体系的な学習を教職課程の履修中や教師になってか らも、行われていないことに起因すると考える。更に、部活動の指導技術だけでなく、部活動

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中の注意義務責任があることを2.で示したが、 運動部においては、 スポーツ外傷や障害の予 防(山本他2019、倉持他2019)のように、スポーツ医学等の専門的な知識・技術が求められて いることにも、留意しなければいけない。教職課程は、部活動の指導員になることを目的とし ていないが、部活動に関する学びは、その重要度を増しているだけでなく、広範囲の学習が必 要であることを示している。 Q13、14の結果は、表11より、部活動の指導に負担感があることを認めるが、 一方で、「や りがい」のあることも認めていることが読み取れる。教育における「やりがい」は、生徒の成 長や、自己の成長といった無形なものとして語られ、それが、今日の教員の長時間労働の温床 になっていることは、示されてきた(文部科学省2018)。「やりがい」を持つことは、大変重要 なことであるが、それだけで、問題を避け続けることはできないことに、注意を向ける必要が ある。 Q15の部活動の社会体育への移行については、その賛否が分かれる結果となった。今後、文 部科学省が進める「休日部活動の地域への段階的な移行」(資料1参照)が進行することによ り、教員の部活動に対する指導時間の短縮が期待される。しかし、多様な生徒との関わりを持 ち、生徒の成長に携わることに「やりがい」を持つ教職の履修者や教員への対応も検討されな ければいけない。部活動の指導員として、地域スポーツへの参画が期待されるが、それで全て 上手く行くわけではない。学校と地域の緊密な連携による、部活動の社会体育化を進めていく ことが求められる。これらのモデル研究や、教員のリカレント教育にも、教職課程として視野 に入れた活動が求められる。 中学校、高等学校での部活動の経験と「教師になってからの部活動指導」の項目に影響が及 ぶかどうかを調べた結果、Q9、11、13において、それぞれⅠ群とⅡ群の間に反応に対して有 意差を見出すことができた。Q13においては、更に、Ⅱ群とⅢ群間においても有意差を見出し た。Q14、15においては、有意差を見出すことが出来なかった。Ⅱ群は、中学校では部活動に 所属していたが、高等学校では無所属であった群である。結果より、Ⅱ群は、生徒に部活動を 勧奨することに対して、Ⅰ群よりも否定的で、部活動を指導する事に対しても、Ⅰ群より否定 的である。また、部活動指導の負担感に関しては、Ⅰ群、Ⅲ群よりも強く肯定していると言え る。これらの結果より、Ⅱ群は、Ⅰ群よりも、部活動に対して否定的な意見を持つ群であると 言える。Ⅲ群、Ⅳ群については、Ⅰ群に比して、極端に人数が少ないことから、統計的に有意 な差を見出すことが出来なかった。

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6.おわりに

本研究では、「チーム学校」の1つとしてあげられている、 部活動の指導員や地域スポーツ クラブとの連携等について、教職履修者の意識調査を行い、今後の教職課程履の指導への還元 を試みた。 今回の調査では、教職課程履修者の部活動指導へのニーズが高いことや、生徒に部活動を推 奨することを厭わない履修者が多いことが示された。これらは、部活動の良い経験から生まれ てきたものであるが、部活動の負の部分や、部活動での指導や安全教育、健康教育についての 知識が必要であることが、先行研究でも示されている。 教職課程は、部活動の指導員になることを目的としていないが、これらの結果は、履修者の 部活動に関する学びの重要性が増しているだけでなく、広範囲の学習が必要であることをも示 している。 また、今後の地域スポーツへのモデル研究や、教員のリカレント教育にも、教職課程として 視野に入れた活動が求められると考える。

7.参考・引用文献

文化庁(2020):学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について   https:/ /www.bunka.go.jp/seisaku/geijutsubunka/sobunsai/92497901.html 中央教育審議会(2007):今後の教員給与の在り方について(答申)   https:/ /www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/07062816/005.htm 中央教育審議会(2015a):教職員定数に係る緊急提言   https:/ /www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1363512.htm 中央教育審議会(2015b):チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について(答申)   https:/ /www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1365657.htm 中央教育審議会(2017):新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築の ための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(中間まとめ) https:/ /www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/_ _icsFiles/afieldfile/ 2018/01/26/1400723_01.pdf 中央教育審議会(2019):新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築の ための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申)

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  https:/ /www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/sonota/1412985.htm 東野充成,小幡博基(2018):部活動中の事故と教師の責任論, 九州工業大学教養教育院紀要 2号 pp.4761 http:/ /hdl.handle.net/10228/00006515 平井明代編著(2017):教育・心理系研究のためのデータ分析入門(第2版)理論と実践から 学ぶ SPSS 活用法,東京図書 川崎祥子(2018):学校における働き方改革―教員の多忙化の現状から考える勤務時間制度の 在り方―,立法と調査,2018.9 No.404 国立教育政策研究所(2014):OECD 国際教員指導環境調査(TALIS)2013年調査結果の要約   https:/ /www.nier.go.jp/kenkyukikaku/talis/imgs/talis2013_summary.pdf 国立教育政策研究所(2019)OECD 国際教員指導環境調査(TALIS)2018報告書―学び続ける 教員と校長―のポイント   https:/ /www.nier.go.jp/kenkyukikaku/talis/pdf/talis2018_summary.pdf 倉持梨恵子,村田祐樹, 大見卓司(2019):学校現場におけるアスレティックトレーナーの関 与の実態と必要性に関する検討,日本アスレティックトレーニング学会誌,5巻,2号, pp.109114 藤田武志(2001):中学校部活動の機能に関する社会学的考察,学校教育研究,16巻,pp.186199 文部科学省(2006)平成18年度文部科学省委託調査「教員勤務実態調査(小・中学校)」報告 書 ベネッセ教育総合研究所   https:/ /berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=3261 文部科学省(2013)運動部活動での指導のガイドライン

https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop04/list/detail/_ _icsFiles/ afieldfile/2018/06/12/1372445_1.pdf 文部科学省(2017):中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 総則編 https:/ /www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/_ _icsFiles/ afieldfile/2019/03/18/1387018_001.pdf 文部科学省(2018):学校における働き方改革に関する緊急対策の策定並びに学校における業 務改 善及び勤務時間管理等に係る取組の徹底について(通知) https:/ /www.mext.go.jp/a_menu/shotou/hatarakikata/_ _icsFiles/afieldfile/2019/04/ 15/1414498_3_1.pdf

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文部科学省(2019)文部科学省委託調査研究「公立小学校・中学校等教員勤務実態調査研究」 調査研究報告書,株式会社リベルタス・コンサルティング https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/_ _icsFiles/afieldfile/ 2018/09/27/1409224_005_1.pdf 文部科学省(2020):「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について」の送付について  https:/ /www.bunka.go.jp/seisaku/geijutsubunka/sobunsai/pdf/92497901_04.pdf 中澤篤史・西島央・矢野博之・熊谷信司(2009):中学校部活動の指導・運営の現状と次期学 習指導要領に向けた課題に関する教育社会学的研究―8都県の公立中学校とその教員への 質問紙調査をもとに―,東京大学大学院教育学研究科紀要,48,pp.317337 中澤篤史(2011):なぜ教師は運動部活動へかかわり続けるのか,体育学研究,56(2),pp.373 390. 中澤篤史(2011a ):学校運動部活動の戦後史(上): 実態と政策の変遷 一橋社会科学,3, pp. 2546 中澤篤史(2011b):学校運動部活動の戦後史(下): 議論の変遷および実態・政策・議論の関 係 一橋社会科学,3,pp.4773 中澤篤史(2012):学校運動部活動への教師のかかわりに関する記述的研究―消極的な顧問教 師が離脱しない/できない理由と文脈の考察―,一橋大学スポーツ研究,31,pp.2938 中澤篤史(2013):学校運動部活動と戦後教育学/体育学 : なぜスポーツは学校教育へ結びつ けられるのか,〈教育と社会〉研究,23,pp.135144 岡田有司(2009):部活動への参加が中学生の学校への心理社会的適応に与える影響, 教育心 理学研究 57巻,4号,pp.419431 最高裁判所(1981):最高裁判所判例集 昭和56(オ)539   https:/ /www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/267/054267_hanrei.pdf スポーツ庁(2020):学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop04/list/detail/1406073_00003.htm 山本利春, 笠原政志,清水伸子(2019):学校現場におけるスポーツ外傷・障害に対する教員 の救急対応の現状と課題,日本アスレティックトレーニング学会誌,2019,5巻,2号, pp.101108 上記 URL については、2020.9.30に確認を行った。

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資料2 「部活動についてのアンケート調査」 Q1 中学校は,部活動が盛んであった. 1.盛んであった      2.どちらかといえそうである 3.どちらかといえばそうでない   4.盛んでなかった Q2 中学校時代に部活動を行っていた人は,具体的な部活動名を答えて下さい.行っていな い人は「なし」と答えて下さい. Q3 中学校時代に部活動を行っていた人は1~4から1つをQ2で「なし」の人は5.を選 択して下さい. 1.熱心に取り組んだ        2.どちらかといえばそうである 3.どちらかといえばそうでない   4.熱心でなかった 5.部活動に参加していなかった 資料1 学校の働き方改革を踏まえた部活動改革のスケジュール 文部科学省2020、文化庁2020、スポーツ庁2020において閲覧できる(2020.9.30確認)

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Q4 所属した部活動の教師について.中学校時代に部活動を行っていた人は1~4から1つ をQ2で「なし」の人は5.を選択して下さい. 1.熱心であった      2.どちらかといえばそうである 3.どちらかといえばそうでない   4.熱心でなかった 5.部活動に参加していなかった Q5 高等学校は,部活動が盛んであった. 1.盛んであった      2.どちらかといえそうである 3.どちらかといえばそうでない   4.盛んでなかった Q6 高等校時代に部活動を行っていた人は,具体的な部活動名を答えて下さい.行っていな い人は「なし」と答えて下さい. Q7 高等学校時代に部活動を行っていた人は1~4から1つをQ2で「なし」の人は5.を 選択して下さい. 1.熱心に取り組んだ        2.どちらかといえばそうである 3.どちらかといえばそうでない   4.熱心でなかった 5.部活動に参加していなかった Q8 所属した部活動の教師について.高等学校時代に部活動を行っていた人は1~4から1 つをQ6で「なし」の人は5.を選択して下さい. 1.熱心であった      2.どちらかといえばそうである 3.どちらかといえばそうでない   4.熱心でなかった 5.部活動に参加していなかった Q9 生徒として,部活動に参加するには意義がある. 1.そう思う      2.どちらかといえばそう思う 3.どちらかといえばそう思わない  4.そう思わない Q10 Q9を選択した理由を答えて下さい. Q11 教師になったら部活動の指導をしたい. 1.そう思う      2.どちらかといえばそう思う 3.どちらかといえばそう思わない  4.そう思わない Q12 Q11を選択した理由を答えて下さい.

参照

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