Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/
Title
№43:東京歯科大学千葉病院歯科医師臨床研修の協力
型研修施設において生じた問題事例−第2報−
Author(s)
杉山, 節子; 高橋, 俊之; 山倉, 大紀; 野呂, 明夫; 近
藤, 祥弘; 杉山, 利子; 中島, 一憲; 亀山, 敦史; 春山,
亜貴子
Journal
歯科学報, 114(5): 523-523
URL
http://hdl.handle.net/10130/3498
Right
目的:平成18年度から歯科医師臨床研修医制度は法 制化され,本学千葉病院においては単独型のプログ ラムAと,管理型のプログラムB,C,Dの4つの プログラムで臨床研修を行っている。平成18年度・ 19年度に協力型研修施設において対応が必要になっ たケースについては,第27回日本歯科医学教育学会 総会にて高橋らが既に報告した。その結果,研修歯 科医と密に連絡を取ることの必要性が明確になり, 平成20年度より,研修歯科医担任制をとることとし た。今回,平成20年度から25年度までに,担任の指 導歯科医が,担当研修歯科医と密接に連絡を取り 合ったにもかかわらず,対応が必要になった事例に ついて報告する。 方法:平成20年度から平成25年度における臨床研修 管理委員会記録および臨床研修小部会記録に記載さ れた問題事例について分析を行った。 結果および考察:平成20年度から25年度に,協力型 研修施設での研修時に問題となった事例は25例で, その内わけは1.研修歯科医および協力型研修施設 におけるコンプライアンスの問題が6件,2.研修 歯科医の体調不良によるものが4件,3.研修先の 協力型研修施設が施設要件を満たさなくなったもの が5件,4.パワーハラスメントの訴えおよび研修 先変更の相談が10件であった。 その概要は,1.は,研修歯科医の出勤に関する 事例,指導歯科医の指示で研修歯科医が研修先とし て登録していない施設で診療を行っていた事例等 で,研修歯科医には指導を行い,協力型研修施設に は改善を求めた。2.は,持病が研修中に悪化した 事例であった。研修歯科医は,院長やスタッフと早 く馴染むと同時に担任に日々の報告を行いアドバイ スを受けることで,円滑な研修が行えるものと考え る。3.は,協力型研修施設の閉院,指導歯科医の 退職等で,協力型研修施設としての要件を満たさな くなった事例である。4.は,研修先で,言葉のハ ラスメントを受けている,あるいは指導歯科医に無 視されて居場所がない,院長やスタッフとの人間関 係がうまくいかない等の訴えが研修歯科医からあっ たもので,協力型研修施設と連絡を取り,改善を求 めた。研修先を替えたいとの希望を出してくる研修 歯科医の中には,体調を崩す傾向がみられ,早期の 解決が重要である。研修歯科医側にも指導歯科医か らの指示が守れていないなど,社会人としての常識 が疑われる行動をとっていた事例もみられた。