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レターセット作り 〜紙漉ではがきを作ろう〜

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Academic year: 2021

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【特別支援学校(知的障害)】 中学部作業学習「紙漉」 学習指導案 広島県立呉特別支援学校 指導者 中川輝恵(T1)高松千鶴(T2) 春名ともえ(T3) 1 日時 平成20年○月○日(○) ○○:○○~○○:○○ 2 場所 中学部棟 木工室 調理室 3 学年 4 題材名 レターセット作り~「紙漉ではがきを作ろう」~ 5 題材設定の理由 〇 生徒観 中学部作業学習「紙漉」グループの生徒は単一障害Ⅱの生徒が7名である。知的障 害のある自閉症の生徒,視力の弱さ,左まひなど身体障害のある生徒などが所属して いる。どの生徒も作業学習に関心をもち,前向きに取り組んでいる。生徒の中には昨 年度から継続してこのグループで作業している生徒が5名おり,作業工程に見通しが もて,落ち着いて,作業学習に取り組んでいる。今年度新しく作業学習に取り組む生 徒が2名おり,自発的に木工室に移動すること,分担された作業を準備から後片づけ まで一人で取り組むことができるようになってきた。 7名の生徒の見通しのもち方としては視覚であったり,ことばかけであったり,カ ードであったり様々である。また手指の操作は片手にまひがある生徒もいるが,はさ みを持った作業ができたり,小さく紙をちぎることができたり,手先を使った作業は 得意な生徒もいる。ちぎる紙の大きさを一定にすることが難しい生徒もいる。集中力 については作業学習の時間中持続することができる生徒もいれば,10~15分程度 (周囲の状況等によってさらに落ち着けなくなることもある)持続し,ことばかけや 一緒に作業をすることが必要な生徒もいる。周囲の人との協力のしかたについては教 員を通して行うことが多いが,反省会で他の人の発表を聞いたり,その日の作業の片 付けをともに行ったりすることでかかわりが見られるようになってきている。聴覚過 敏で,他の人の声や機械音が気になる生徒は,状況に応じて別室で作業を行うことも ある。 皆,木工室に来るとすぐに準備に取りかかり,繰り返しの中で自分の役割を果たし, 自信をもって集中して作業を行えるようになっている。 〇 題材観 本題材は,作業工程に,道具や器具として,手に持てる程度の重さのすき枠という 道具やミキサーを扱う工程を含むこと,道具を使わず指先でちぎったりもんだりする 作業があるという特色がある。そのため,重い物をもつことが苦手な生徒にとっても 取り組みやすく,活躍の場が設定しやすい。また,作業工程もミキサーをかける時間 の計測に砂時計を使うなどの工夫をすれば自分の判断で次の作業に移れ,カードなど での視覚的な支援を行えば,見通しがもてる設定が行いやすい。 「煮る」や「製品にする」という工程を最後まで責任を持ってやり遂げる場面や, 牛乳パックからラミネートを剥がし,ちぎった後パルプをもんでほぐし,それをミキ サーにかけるという一連の工程を他の人と協力して作業をする態度を身につける場面 が設定できる。働く意欲や他の者と協力して作業する力をはぐくむ題材としてふさわ しいと考える。さらに生活に活用できるはがきを完成させることで,物づくりの喜び や成就感が感じとらせることができると考える。 中学部1年 単一障害 Ⅱ 計1名 合 計 7名 中学部2年 単一障害 Ⅱ 計2名 中学部3年 単一障害 Ⅱ 計4名

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〇 指導観 指導に当たっては,作業活動への意欲と最後まで分担されたことをやりとげる態度 を身につけられるよう,工夫を行う。また,一緒に作業をしていく仲間を意識し,協 力して作業を行えるよう作業の最初と最後の挨拶を大切にし,作業の終了時にはその 日の活動を報告しあい,自分の振り返りやお互いを意識できる場を設定する。 また,個々の力が発揮できるように生徒によって作業内容を考え,細かな作業が得 意な生徒には「ちぎる(ほぐす)」作業,製品の出来映えに関心が強い生徒には「すく」 作業を設定した。安全で能率的に自らすすんで作業(準備や片付けを含む)ができる よう,毎回道具は作業工程ごとに同じ場所にカード等を活用して視覚的な支援でわか りやすく整理する。 作業学習を通して,働く意欲を培い,挨拶や準備・掃除,報告など将来の職業生活 や社会自立を目指して生活する力を高めたい。 6 単元の目標 ○ 挨拶をすることができる。 ○ 担当している作業について見通しをもって作業を行う。 ○ 他の人と協力して作業する態度を身につける。 ○ 作業工程に責任を持ち,終わりと言われるまで集中して取り組む。 7 指導計画 全次「レターセット作り」(148時間)本時 76時 8 本時の目標 全体 ○ 時間に気を付けて挨拶をする。 ○ 工程の終わりを自分で判断し作業を進めるなど見通しを持って作業を行う。 ○ 集中して取り組み,終了をそろえることができる。 ○ 準備や後片付けを自分で注意をして進んで行う。 これまでの様子 目 標 A ・製品の出来映えに関心をもち,工夫 して製品づくりをしようという意欲が あるが,同じ作業を続けていると雑に なってくることがある。 ・作業時間が終わっても,自分のきり がよいところまで続けてしまおうとす る。 ・支援者とともに「○枚作る」とその 日の目標を決めて丁寧に作業をする。 ・時計を見て,作業の「終わり」の時 間になったら,周囲に終わりを伝える。 B ・紙を漉く作業を丁寧に行うが,作業 の中断が難しく,挨拶のための集合に 遅れてしまう。 ・製品の出来映えに関心が強く,後片 付けの途中でも製品を見に行く。 ・ことばがけにより,作業の途中でも 中断ができ,その後丁寧に紙漉ができ る。 ・自分で最後まで後片付けができる。 C ・作業学習への関心は強く,自ら作業 準備をすることができるが,聴覚が過 敏であり,大勢の中では集中力は持続 しにくく,別室での作業をすることで 落ち着いてできる。 ・その日の作業に一人で取り組むこと ができる時間を延ばしていく。 ・カード(写真)を見ながら自分で確

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・道具をもとに戻すときに空いている 場所においてしまう。 認して,もとの場所に丁寧に片付けが できる。 D ・木工室に来たら,すぐに道具の準備 し,紙を小さくちぎることができるが, 握った紙は「ちぎる」とことばがけし ないと握ったまま離さないことが多 い。 ・作業の「終わり」が受け入れられな いことがあり,自分で納得できないと 10分ぐらいその場から動けなくなる ことがある。 ・自分でちぎった紙を離して新しい紙 を取ってちぎる。 ・作業の「終わり」のことばを聞いて, 自分の使った道具をもとの番号の場所 へ片付けることができる。 E ・ミキサー作業の準備から後片付けま での流れは理解しているが,準備や作 業の途中で止まってしまうことがあ る。 ・集中力が保てなくて,決められた作 業以外のことをしてしまうことがあ る。 ・自分で道具の準備をして,「終わり」 の時間まで丁寧にミキサー作業を行う ことができる。 ・「カード」を見て,決められた作業以 外のことをしない。 F ・ラミネートを剥がしたパックを小さ くちぎり,もみほぐすことに持続的に 取り組むことができる。 ・作業の終わりを意識することが難し く「終わり」を告げても,自分が納得 するまで作業が終われないことがあ る。 ・自分で準備をし,時間いっぱいまで ちぎってもみほぐし,片付けまででき る。 ・作業の「終わり」を聞いて,すみや かに片付けをはじめる。 G ・ラミネートを剥がしたパックをちぎ ることができるが,大きいことがまだ 多い。 ・体調により,長時間作業に集中して 取り組むことができないこともある。 ・自分のペースでパルプをちぎる。場 合によっては支援者のことばがけによ り,更に小さくちぎる。 ・作業を持続して行うことができる。 9 指導過程(別紙) 10 教室の配置図(中学部等1階 木工室・調理室(理科室)) 調理台 掃除 道具 作業机 整理棚 流  し 長 机 作 業 机   1 流   し 作 業 机 2 整 理 棚 冷蔵庫 ゴミ箱 椅子 〈 入 り 口 (ミキサー) (すき舟) (掃除機) A B C D E F E2 木  工  室 調  理  室 〈 入 り 口 G C2 A2 B2 T1 T2 T3

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9 指導過程 A(T1) B(T1) C(T1) D(T3) E(T2) F(T2) G(T3) 1 作業の用意をする。 作業工程表を見て,今日の作業を確 認し,必要な道具を用意する。 ○エプロンがまだの生徒 がいれば,つけるように 促す。 ○各自の作業準備ができ ていなければ,作業の準 備をするようにことばが けをする。 作業工程表に本日の作業 を提示する。 必要な道具の写真を掲示 する。 ☆作業準備がすみやかに できているか。 ☆作業準備がすみやかに できているか。 ○その日の作業を確認 し、用意をすることがで きた。 ☆作業準備がすみやかに できているか。 ○作業の準備をするよう にことばかけをする。 ☆作業準備がすみやかに できているか。 ☆作業準備がすみやかに できているか。 ☆作業準備がすみやかに できているか。 ボール,ざる,鍋,箸,バ ケツ,たらい,ミキサー, 砂時計,タイマー,スプー ン,カップ,延長コード, ペットボトル,すき舟,紙 漉き枠,タオル,掃除機, バット, 2 挨拶をする。 Cが号令をかける ○作業の準備を中断するよ うにことばがけを行う。 ☆準備の手を休めて,集 合することができたか。 ☆今日の目標を決めて, 伝えることができたか。 ☆準備を中断し,集合する ことができたか。 ☆皆が集まるのを待って 号令をかけることができ たか。 ☆準備の手を休めて,挨 拶することができたか。 ☆準備の手を休めて,挨 拶することができたか。 ☆準備の手を休めて,挨 拶することができたか。 ☆準備の手を休めて,すぐ に挨拶することができた か。 3 分担された作業を開始する。 各自,安全に作業を行う。 ☆丁寧な作業を行うことが できたか。 ☆落ち着いて作業を行う ことができたか。 ○時々,ことばかけを行っ て集中を持続させる。 ☆集中して作業ができた か。 ○時々,言葉かけを行っ て集中を持続させる。 ☆集中して作業ができた か。 ○時々,ことばかけを行っ て集中を持続させる。 ☆安全に集中して作業が できたか。 ☆自分で道具を用意して 作業を始め,最後まで集 中して作業ができたか ☆意欲的に作業することが できたか。 ☆小さくちぎることができた か。 4 片付け・掃除を行う。 ○作業の終了を伝える。 ☆自分で掃除道具をもっ て,掃除ができたか。 ☆周囲に作業の終わりを 伝えることができたか。 ☆きりがよいところで作業 をやめ,片付けることがで きたか。 ☆写真を見て,使用した 道具をもとの場所に戻す ことができたか。 ○他の場所に移動してい る時は戻るようにことばが けする。 ☆自分で所定の位置に道 具を戻すことができたか。 ○片付けていない道具が あれば,ことばがけする。 ☆後片付けを最後まで行 うことができたか。 ☆「終わり」を聞いて,後片 付けに入れたか。 ☆自分で所定の位置に道 具を戻すことができたか。 5 反省会を行う。 6 挨拶をする。 Cが号令をかける。 反省会で自分の作業を発 表する。 ○注意が持続できないと きはことばがけする。 ☆他の人の発表を聞くこと ができる。 ☆他の人の発表を聞くこと ができる。 ☆自分の作業したことを 発表する。 ☆他の人の発表を聞くこと ができる。 ☆自分のした作業を動作 で示しながら発表できた か。 ☆自分のした作業を発表 できたか。 ☆自分のした作業を動作 で示しながら発表できた か。 ☆自分の作業したことを 発表する。 資料 準備物 全 体 学習活動 ○:支援 ・ ☆:評価 個 別

ち ぎ る

ミキサーをかける

ち ぎ る

ラミネートをはがす

紙 を す く

木工室に来た生徒から,各自の作業準備を行う。 号令をかける。 作業の「終わり」を伝える。 片付けを始め,掃除をする。

参照

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