• 検索結果がありません。

対象の動き を考慮 し た混合ガウス背景モ デルに 基づ く 前景分離

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "対象の動き を考慮 し た混合ガウス背景モ デルに 基づ く 前景分離"

Copied!
40
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平成 26 年度  博士前期課程学位論文

対象の動き を考慮 し た混合ガウス背景モ デルに 基づ く 前景分離

首都大学東京 システ ムデザイ ン研究科

情報通信 システ ム学域

13890506

王  文娟

(2)

目次

目次

第 1 章 序論 1.1 研究背景 1.2 従来法と 問題点 1.3 本研究の位置付け

1.4 論文構成

第 2 章  時空間混合 ガ ウ ス 分布 モ デル

2.1 多重解像度 GMM 前景分離の概要

2.2 WALsH 変換 に よ る特徴量の生成

2.3 背景前景特徴量の定義及び GMM の作成 2.4 多重解像度方式

2.5 従来法の間題点お よ び原因 2.6 終わ り に

第 3 章  提案 法 3.1 は じ めに

3.2 カ ラ ー空間に よ る特徴量の生成 3.3 カ ラ ー空間の決定

3.4 残像問題

3.6 動き検出 3.7 DS の紹介

第 4 章  実験結果 お よ び評価

4.1 残像間題におい て実験結果 4. 1. 1 SDSP の実験結果及 び評価  4. 1.2 LDSP の実験結果及 び評価  4. 1.3 拡大実験 

4.2 前景の背景化間題及び評価 4.2. 1 SDSP の実験結果及び評価  4.2.2 LDSP の実験結果及 び評価  4.2.3 考察 

2 3 4  4   5  6 

9 9

20 20 20 21

7  o8   00   2   2   2   1   1   1   1   1   1   2   4   6   6   7   8   1   1   1   1   1   1   1   l  1  

8

3.5 前景の背景化問題

22

28

(3)

目次

:11 

第 5 章  本研究の成呆 と 今後の課題 5. l 本研究の成果

5.2 今後の課題 謝辞

参考文献

29

29

29

31

32

(4)

図表目次 m 一

 

図表目次

図 1 Walsh 変換によ る GMM 前景分離フ ローチ ャ ー ト

図 2 Walsh 変化によ る特徴量の生成

図 8 色空間に よ る前景分離の処理結果  (a): 処理用元画像  (b):RGB 空間 に よ る前景分離結果  (c):CM Y 空間によ る前景分離結果  (d) : CM YK 空間に よ る前景分離結果

図 4 色空間によ る影除去の処理結果  (a): 処理用原画像  (b): RGB 空 間で前景分離及び影除去結果  (c) : CM Y 空間で前景分離及び影除去結

果  (d):CM YK 空間で前景分離及び影除去結果

図 5 残像問題が生 じ る動画 ら く 時間 を経 っ た フ レーム

図 6 残像問題が生 じ る動画の前景分離処理結果  (a): 図 11(a) に対応す る 前景分離処理結果  (b) : 図 11(b) に対応する前景分離処理結果 _ _ .. 15 図 7 画像全体の忘却係数 を大き く し た処理結果 (a): 図 11(a) に対応す る前

景分離処理の結果  (b):図  11 (b)に対応す る前景分離処理の結果 _ .. 15 図 8 背景化問題 が生 じ る動画  (a): 対象は移動中の フ レー ム (b): 対象

は し ば ら く 止 ま っ た フ レ ー ム

図 9 図 14 の処理結果 (a):移動中の対象の前景分離の処理結果  (b) し ば ら く 止 ま っ た対象の前景分離の処理結果

図 10 残 像 問 題 が生 じ る 動 画 の (b): 対象が途中ま で移動 し た フ レー

図 11 図 10 の前景分離の前景分離処理の結果  (a): 対象が動き 始め た フ レー ムの前景分離処理の結果  (b): 対象が途中 ま で 移動 し た フ

レー ムの前景分離処理の結果

図 12 ダイ ヤモ ン ドサーチ(DS)の LDSP (左) と SDSP (右) _ _ _ _ _ 19

図 13 SDSP に よ る前景分離処理の結果  (a): 移動量が 0 で ある部分 を残

像 と す る 前景分離処理の結果  (b):移動量が 1 以内 で あ る部分 を残 像 と す る前景分離処理の結果

図 14 SDSP によ る前景分離の処理結果  (a): 移動量が 0 で あ る部分 を残

像 と す る前景分離処理の結果  (b):移動量が 2 以内で あ る部分 を残像 と す る前景分離処理の結果

(a): 対 象 が動 き 始 め た フ レ ー

4  6 

(a) : 原動画のある時刻のフ レーム (b) : しば 12

13

15

16

1 6 ム

18

18

20

21

図 15 LDSP に よ る前景分離処理の結果  移動量が 4 以内で ある部分 を残

(5)

図表目次

I

V 一

 

来法に 離結果

図 18 実験対象 を速 く 移動 し た前景分離処理の結果  (a): 実験用原画像

(b): 従来法に よ る前景分離結果  (c):LDSP によ る残像判定 を行っ た

前景分離結果

図 19 柄の付いてい る実験対象によ る実験結果  (a):実験用原画像  (b):

(a) を用い る前景分離結果  (c): LDSP によ る残像判定を行っ た前景分 離結果

像 と す る前景分離処理の結果

図 16 LDSP に よ る前景分離処理の結果  6 枚 スキ ッ プ し て移動量 4 以内 で あ る部分 を残像 と す る前景分離処理の結果

図 17 実験対象 を遅 く 移動 さ せた実験結果  (a): 実験用原画像  (b): 従 よ る前景分離結果  (c) :LDSP に よ る残像判定 を行 っ た前景分

図 20 SDSP によ る前景の背景化処理の抑圧結果  (a)移動量が 0 で ある部

分 を止 ま っ た と す る処理結果  (b)移動量が 1 以内 で あ る部分 を止ま っ た と す る処理結果

図 21 LDSP に よ る前景の背景化処理の抑圧結果  (a)移動量が 0 で あ る部

分 を止ま っ た と す る処理結果  (b)移動量が 2 以内の部分が停止 し てい る と す る処理結果

23

23

24

25

26

27

27

(6)

あ ら ま し

V 一

 

あらま し

正規混合分布モ デル を用い た ビデオ映像から の前景分離手法では、 切 り 出す対 象がフ レーム内で動 く こ と を前提と し てい る。  そのため、 対象が静止 し た場合 にそれ を背景 と し て学習 し て し まい、 再度動き 出 し た と き に、 静止時の領域が 学習 さ れた背景モ デルから外れ、 前景と 判断 さ れて し ま う。 一方移動 し ていた 対象が停止す る場合、 時間が経過する と 、 背景と 判断 さ れ、 検出で き な く な る。 

そ こ で本研究では、 前景 と し て切 り 出 さ れた領域の フ レーム間での動き 量 を調 べ、  こ れ ら の問題 を解決す る方法を提案 し、 実画像実験 を通 し て その有効性 を

確認する。 

,

(7)

Summary

V I

Summary

In the foreground segmentat ion method based on the Gaussian m ixture model, i t is assumed that the tar get required to be detected m oves in a im age sequence. Hence, when the tar get stands still, it is lear ned as a back ground.

A f ter that, when the tar gets begins to move again, the im age region at wh ich

the tar get stood before is apt to be determ ined as a foreground by

m istake.0 n the other hand, if the object has been moved to stop, sets a time,

i t is determ ined that the back ground and can not be detected .In the

proposed method, we exam ine the movement of the regions detected as a

foreground between successive frames, and remove the regions judged to

solve these problems. I ts effectiveness is confirmed through exper iments

using real im age sequences.

(8)

第 1 章  序論 1 一

 

第 1 章  序論 1.1 研究背景

監視 カ メ ラ や ビデ オ処理に よ る移動物体の検出技術は動作認識や 歩行者認識 な どのア プ リ ケー シ ョ ンにおけ る基本的 な技術で あ る。 

現在固定カ メ ラ を対象 と し た前景分離手法と し て、 混合 ガ ウス分布 モデル(Gaussian M ixture Model:GMM) を利用 した手法[1] [2] が提 案 さ れてい る。 文献 [1] [2] の手法は ピク セル単位で独立に前景分離 を 行 う た め、 不安定 さ と 計算量に問題点 と し て指摘 さ れて い る。  ゆえ

に、 Walsh 変換係数 を特徴量と し た GM M 前景分離手法が提案 さ れ

てい る [3] 。 こ の手法は輝度値に対 して Walsh 変換 を行い、 直流成分 と 交流成分 を それぞれ独立 し た特徴量と し て利用す る。  さ ら に こ の 手法は多重解像度方式 を採用 し てい る。 小 さ い ブ ロ ッ ク サイ ズは解 像度が高い がノ イ ズが生 じやすい。  大き い ブ ロ ッ ク サイ ズは解像度 が低い がノ イ ズの影響 を受け に く い。  こ の手法は異な る ブ ロ ッ ク サ イ ズで得 ら れた前景分離の結果 を統合 し、 解像度が高 く ノ イ ズの影 響 を受けに く い結果 を得 られ る。

文献[3] では光の変動や雪のよ う な悪天候に も安定 し た前景分離 を 実現 し てい る。  こ の方法では、 風に よ る木々の揺れや光源の ち ら つ き 等に よ る背景の変化 を確率的にモ デル化す る こ と で、 単純な背景 差分法の性能向上が達成 さ れてい る。  こ の手法に対 し て さ ら に計算 量 を削減す る方法が提案 さ れた[4]。 一方で、 監視 シ ステ ムや画像検 索 シ ステ ムに よ る対象物の検出精度の更な る向上が強 く 求め ら れて お り 、 前景分離技術の高性能化が期待 さ れてい る。 

1.2 従来法と 問題点

本研究は文献 [3] [4] の手法に注目 し てい る。 こ れら の方法ではでは、

画素 あ るいは小 ブ ロ ッ ク 毎に、 輝度特徴に対 し て背景、 前景それぞ

れ を表現す る ガ ウス分布 を構築 し 、 入力信号が ど ち ら の分布 に属す

るか を判断 し て 前景分離 を行 う。  ま た、 その結果 を用い て ガ ウ ス分

(9)

第 1 章  序論 2 一

 

布 を更新す る。  更新の速 さ は、 忘却係数で制御す る。  こ の手法で は 前景対象 が常に移動 し て い る こ と を前提 と し て 処理 を行 う 。そ のた め対象の動 き の変化に帰因 し て、前景分離性能が低下す る二つの問 題 が生 じ る。

第一 に、 映像の途中か ら対象が動き出すよ う な動画像 を処理す る 場合に起こ る問題で ある。 動き出 し た対象が前景と し て正 し く 検出 さ れ る。  一方で 、 対象が最初に存在 し ていた領域が、 間違 っ て 前景 と し て検出 さ れて し ま う。  こ の前景は対象が動かずに残 っ て し ま う 偽の前景で あ る。  本研究ではこ の偽の前景のこ と を残像 と 呼ぶ こ と に す る。

第二に、 前景 と 判定 さ れてい た対象が映像の途中で止ま っ て し ま う 場合に起こ る問題 で あ る。  こ のケースでは前景対象が背景 と し て 学習 さ れて し ま う。  本研究ではこ れ を前景の背景化問題 と 呼ぶ こ と にす る。 

1.3 本研究の位置付け

本論文ではこ の二つの問題 を解決す るために、 動き検出 を処理過 程に加 え る工夫 を提案 し てい る。

残像は対象物体の動 き に追従せず、 元の位置に残 っ て い る と い う 特 徴があ る。  ゆえに、 こ の特徴 を利用 し 、 検出 さ れた前景部分に対 し て動き 検出 を行 う。  動き がない前景部分が残像領域 と 判断 さ れ、  こ の領域の学習 を コ ン ト ロ ールす る忘却係数 を大き く す る こ と で学習

を速め、 速やかに背景モ デルに移行 させ る。  こ のこ と で短時間で残 像 を消去す る こ と がで き る。  こ の方法では、 動き 検出 を行 う 領域は 全画面で な く 、前景 と 判断 さ れた部分だけに限定す る。 し たがっ て、

大幅な計算負荷の増大 を軽減さ け るこ と ができ る。

前景の背景化問題に対 し ては、 同様に前景と 判定 さ れた領域で動 き を評価 す る。  前 フ レ ー ムで 動 き があ り 、 現 フ レ ー ムで 動 き が検出 さ れな く な っ た領域は前景対象が途中で止ま っ た領域 と 判断す る。 

その時点で その領域の  GM M の更新お よ び前景分離処理 を停止す

る。 こ れに よ り 、 そ の領域が背景に切 り 替わっ て し ま う の を避 け る

(10)

第 1 章  序論 3 一

 

こ と がで き る。 ま た、 その領域で動き が検出 さ れた時点で 前景対象 の動き が再開 し た と 判断 GM M の更新 と 前景分離処理 を同時に再 開 す る そ の領域 が以 前学習 さ れて い た背景モ デル を そ の ま ま利 用 で き るので 、 改 めて 学習 す る必要がない。  し た が っ て 、 そ の領域 を 素早 く 背景 と 判断 す る こ と が可能で あ り 、 計算量 も 削減で き る。 

1.4 論文構成

本論文は全 5 章で構成 さ れ る。  本章では、 本研 究の背景、 位置

付け を示 し た。  第 2 章では提案法の基礎 と な る多重解像度 GM M

前景分離につい て述べ、 その問題点 を説明す る。 第 3 章では動 き

検出 を処理過程に加 え る提案法について述べ る。  第 4 章では実験

結果 を通 し て 、 提案法の有効性 を評価す る。 第 5 章では本研究の

成果 と 今後の研究課題 につい て述べ る。 

(11)

第 2 章  時空間混合 ガウ ス分布モ デル 4

第 2 章  時空間混合ガウス分布モデル 2.1 多重解像度 GMM 前景分離の概要

本章では本研究に用い る文献 [3] [4] の前景分離処理について概説 を 行 う。 こ の手法は Walsh 変換に基づ く GM M 前景分離処理 と 多重解 像度処理 を組み合わせた も ので ある。

こ の手法の処理の流れ を図 1 に示す。は じめに入力画像は RGB か ら Ycbcr に変換 さ れ、Y 成分(輝度値 : L um inance) を処理に用い る。 

こ の輝度値に Walsh 変換 を施 く 、 直流成分と 交流成分 をそれぞれ独 立な特徴 を と 考え、 Walsh 係数 を特徴量と す る。  その特徴量 を背景 モ デル と 比較 し、 前景/背景の判定を行 う。 判定の結果に従い背景モ デルの更新 を行 う。  最後に多重解像度方式で処理 さ れた異な るサイ ズの前景分離の結果 を統合 し 、 最終的に解像度が高 く ノ イ ズの影響 を受けに く い処理結果 を得 られる。 以下、 Walsh 変換によ る特徴量 の生成、 混合 ガウス分布モ デルによ る前景/背景の判定お よ び更新、

そ し て多重解像度方式処理について述べる。 

ラ 、 :;l51

度 直  (Lum inance)

前景背景 理 

ガ ウスモ デル を

図 1 Walsh 変換 に よ る GMM 前景分離 フ ロ ー チ ャ ー ト

(12)

第 2 章  時空間混合 ガウ ス分布モ デル 5 一

 

2.2 Walsh 変換によ る特徴量の生成

本節では文献[4] の前景分離に用い る特徴量の定義 と 特性について 述べ る。 は じ めに、 入力 さ れた画像 を RGB か ら Ycbcr に変換 し、 輝 度値 をのみ を抽出す る。  n X n サイ ズの領域 を一つのブ ロ ッ ク と し て、

直交変換で ある Walsh 変換 を施す。  Walsh 変換係数 を用いて 3 つの 特徴量 を次のよ う に定義す る。 

f0 = Wn(0,0)

3

fv = i2xlwn(1, 0)l

i=0

fh =

=0 J2 XIWn(0,J)l

)  )  )  1  2   3   (  (  ( 

wn(i,j) は n X n サイ ズのブ ロ ッ ク内に座標 (i,j) におけ る  Walsh 変換 係数のこ と で ある。  f o は直流成分(DC) で あ り 、  f vは垂直方向の交 流成分で あ り 、 f hは水平方向の交流成分(AC) で あ る。 交流成分(AC) は減衰が速い ため、 各方向に対 し て Walsh 変換係数の重みづけ を加 算 し、 AC スペ ク ト ルの減衰 を抑え る。  AC 成分のスペ ク ト ルパラ メ ー タ を与え る係数の座標は 3 ま で と 設定 し てい る。  直流成分( f o) は そのブ ロ ッ ク 全体の平均の明 る さ を、 交流成分( f vと f h) はそれぞ れ対応す る方向のテ ク スチ ヤを表 し てお り 、 こ れ ら の特徴量は異な る特性 を示 し て い る。  特徴量の取 り 出す係数の位置関係 を図 2 のよ う に示す。 図 2 では、 (0,0) は直流成分 (DC) から生成す る特徴量 fo を 表す。 (1,0) 、 (2,0) 、 (3,0) は交流成分 (AC) の垂直成分を表 し、 こ の三 点の重み を加算 し た も のは特徴量 fv を表 し てい る。同様に、点(0,1)、

(0,2) 、 (0,3)は交流成分(AC) の水平成分を表 し、 こ の三点の重みを加 算 し た も のは特徴量 fh を表 し てい る。

従来法は直流成分 と 交流成分 を特徴量 と し て利用 し てい る。  そ し

て、 直流成分 と 各交流成分はお互い独立 し てい る た め、  それぞれ独

立に GM M を構築す る。  ゆえに、 時刻 t において直流成分 と 交流成

(13)

第 2 章  時空間混合 ガウ ス分布モ デル 6 一

 

0

0 1 2

t

赤い部分(0,0):直流成分

青い部分 (1,0)(2,0)(8,0) :垂直方向の交流成分 緑の部分 (0,1)(0,2)(0,3) :横方向の交流成分

図 2 W al sh 変化に よ る 特徴量の生成

分か ら 構築 さ れた特徴量は以下のよ う に定義 さ れ る。

XDc,t = f0

XAc,t = [fv, fhl T

(4) (5) 文献[3] は斜め方向の交流成分 も利用す るが、  こ こ で計算量 を削減 す る た めに、 文献 [4] の提案法 を利用 し、 斜めの方向の交流成分 を省 略す る。 

2.3 背景前景特徴量の定義及び GMM の作成

本節は文献 [3] にお い て提案 さ れて い る前景/背景の判 定法につい て述べ る。  前述のよ う に GM M は背景の変化の確率 をモ デル化す る 方法で あ る。 つ ま り 、 時刻 t におけ る特徴量 X, が観測 さ れ る確率 を P(X,) と 仮定す る。 

p(Xt) = Σi

= 1 ω i,t X N ( オ I t, Σ j t) (6)

K は各計算 ブ ロ ッ ク に対 し て構築で き る最大の分布の数、  ωl,, は  i

番目の分布 の重み、 N(オ ,,, Σ ,,) は i 番目の分布の平均値 オ  l,,、 分散行列

(14)

第 2 章  時空間混合 ガ ウ ス分布モ デル 7 一

 

∑i,, を持つ ガウス確率密度関数で ある。

時刻 t+ 1 に新 し い特徴量 X,+, が得 ら れる と 、 現在存在 し てい る各 ガウス分布に一致す るか ど う かを判定す る。  次の式に満 たす場合に その分布に一致す る も のと 判定さ れる。 

X t十 1 - j,t I く T (7)

T は一致す るか ど う か を判定す る閾値で あ る。  T の定義は以下のよ う

で あ る。 

Tx = δ x X オx,i,t 十 2・ 5 XOx,t (8)

x は直流成分 と 交流成分 を表 し てい る。 δxは閾値 を調整す る ため のパラ メ ー タ で ある。  時刻 t+ 1 に得 られる特徴量 X,+1 は現在すでに 存在 し てい る分布がない場合、 つま り 、 式(7) を満たす分布が存在 し ない場合、 前景 と し て判定 さ れる。 ま た、 背景モ デルに一致 し ない 場合 も 、 前景 と し て判定 さ れ る。

特徴量 X,+, と 一致す る分布が存在 し ない場合、 新 し い分布 を構築

す る。  現在存在 し て い る全ての分布の中で、 最 も小 さ い重み を持つ 分布の平均値 X

' + ' 、高い値の分散δnewと 低い値の重み を ωnewで置き 換 え る。

ま た一致す る分布が存在す る場合は、 その平均 と 分散 を更新す る。 

オ t 十 1 = (1 - a ) t 十αX t十 1

σ t 1 = ( 1 - α)σt 1 十α(X t 1 - t 1) 2 (9)

αは忘却係数で あ り 、 閾値は[0,1] で ある。 重みの更新は以下のよ う に行 われ る。 

ω1,t十 1 = ( 1 - α ) Wi,t 十 α M i,t (10)

M i,, の値は現時点での観測が一 致す る分布では  M i,, は 1 、一 致 し ない

(15)

第 2 章  時空間混合 ガ ウス分布モ デル 8 一

 

場合 0 と 与え られてい る。

更新 さ れた分布は、 重み と 分散の比( ω l,,/σ l,,) が大き い順に並べ ら れ る。 つ ま り 、 重みが大き く 、 分散が小 さ い値 を持 っ て い る分布か ら順に並べ ら れる。  こ の整列に基づき 、 新 し い背景モ デルは以下の 式のよ う に判定 さ れ る。 

B = a 「 gm inb( Σ j=1 ω j,t > Tb) (11) B は新 し く 判定 さ れた背景モ デルの数、 Tbは背景モ デル と し て判定

さ れる分布の数 を制御す る閾値で あり 、 定義域は[0,1] で ある。 

2.4 多重解像度方式

本節では、 文献[3]で提案 さ れてい る多重解像度方式の前景分離手 法につい て説明す る。 前述のよ う に、 小 さ い ブ ロ ッ ク サイ ズの処理 結果は解像度が高い も のの、  ノ イ ズの影響 を受けや す く 不安定で あ る。  大 き い ブ ロ ッ ク サイ ズの処理結果は解像度 が低い も のの、 ノ イ ズの影響に強 く 安定な結果が得 ら れる。 多重解像度方式では、 前景 分離 を行 う 単位 と な る ブ ロ ッ ク サイ ズは一つ ではな く 、 複数のサイ ズ を用い る方式で あ る。  小 さ い ブ ロ ッ ク サイ ズの結果 と 大き い ブ ロ ッ ク サイ ズの処理結果 を統合 し 、 解像度が高 く ノ イ ズに強 く 安定 し た前景分離 を行 う。  こ の手法は、 前景分離の精度 を向上 さ せ る手法 で あ る。

異な る特徴量 と 異な る ブ ロ ッ ク サイ ズを用い る それぞれ前景分離 結果は 2 値画像で あ る。 前景は 1 、 背景は 0 と す る。 従来法では同

- ブ ロ ッ ク サイ ズにおい て、 特徴量各成分の判定結果 を論理和(OR) で 結合 す る。  さ ら に異 な る ブ ロ ッ ク サイ ズ間 の処理結果 を論理積 (A ND) に よ っ て統合す る。  こ れによ っ て得 ら れ る前景分離結果 を最 終結果 と し て 出力す る。  本研究で使用 さ れて い る処理 ブ ロ ッ ク サイ

ズは 2 x 2 から 64 x 64 までで ある。従来法は直流成分 (AC) と 交流成

分(DC) で処理 を行 っ てい るが、 前景分離の結果に対 し て ブ ロ ッ ク サ

イ ズによ っ て OR/AND 処理で結果 を統合す る。 

(16)

第 2 章  時空間 混合 ガウス分布モ デル 9 一

 

よ り 良質 な前景分離の結果 を得 る た めに、 各 ブ ロ ッ ク サイ ズの結 果に対 し て、 モル フ ォ ロ ジー処理[5] を行 う。  小 さ い ブ ロ ッ ク サイ ズ の処理におい て、 ノ イ ズに反応 しやすい。  こ れ を防 ぐ た めに、 各 ブ ロ ッ ク サイ ズに拡大/縮小によ る  Closing 処理及び縮小/拡大によ る

Opening 処理 を行い、 よ り 精度の高い前景分離結果 を得 る こ と がで

き る。 

2.5 従来法の問題点および原因

従来法に よ り 解像度が高 く ノ イ ズに強 く 、 安定す る前景分離の 結果 を得 る こ と がで き る。  し か し、 こ の手法は前景対象の動 き に基 づ い て い る た め、 前景分離性能 を低下 さ せ る二つ の問題 が生 じ る。

第一 に、 映像の途中か ら 対象が動き 出す よ う な動画像 を処理す る 場合に起こ る残像問題 で あ る。  前景分離の処理 し た結果におい て、

対象の動き を追従す る も ので正 し い前景と 対象が最初に存在 し てい た領域に現れ る残像 と 二つの前景が検出 さ れた。  対象が止 ま っ て い る間に、 その画像上の領域が既に背景と し て学習 さ れ、  ガ ウ スモ デ ル を構築 さ れて し ま う こ と が原因で あ る。 対象が動 き 出す と 、 止ま っ てい た位置に新 たに見え始める。 新 し い背景は学習 さ れた背景モ デル と は異な っ て い る ために、 前景と 判断 さ れて し ま う。  ゆえに、

二つの前景が検出 さ れた。

第二に、 前景 と 判 定 さ れていた対象が映像の途中で止 ま っ て し ま っ た場合に起こ る前景の背景化問題で ある。  前述のよ う に前景分離 を正 し く 検出す るために、 GM M は常に更新 さ れて い る。  それに従 い、 静止 し た対象に対 し て 、 十分に学習 を行 う 。 そ の特徴で止 ま っ て い る 前景は前景 と し て検出 さ れ るはず で あ る 、 し か し 、 GM M の 更新に従 っ て 、背景モ デルに変化 し て し ま う。 それ以降は対象の静 止 し た領域 を背景 と 判断 さ れて し ま い、 検出 さ れ な く な る。 

2.6 終わ り に

本章は文献 [3] [4] で提案 さ れた多重解像度方式 GM M 前景分離手

(17)

第 2 章  時空間混合 ガウ ス分布モ デル 10

法につい て説明 し た。 多重解像度方式は前景分離の精度 を向上 さ せ、

良質 な 結果 を得 る こ と がで き る。 最後に、 従来法の問題点お よ び そ

の原因 を説明 し た。 

(18)

第 3 章  提案法 l l

第 3 章  提案法

3.1 は じ めに

本章では、 本研究におけ る提案方式について述べ る。  提案法は文 献 [3] [4] で提案 さ れた  GMM 多重解像度前景分離方式 を基盤 と して、

それよ り 良質 な結果 を実現す る シ ステ ムで あ る。  こ こ で は、 カ ラ ー 特徴量 を用い る GM M を利用 し、 忘却係数 を制御す る こ と で、 従来 法の問題点 を解決す る。 

3.2 カ ラ ー空間によ る特徴量の生成

従来法は輝度値 を用いて特徴量を生成す るため、 相対的に明 るい 室外に撮影 し た動画に適用 さ れてい る。  本研究は室内撮影 さ れた動 画 を処理対象 と し てい る。 室内は室外ほ ど明 る く で な く 、 その上、

照明の状況、 鏡 な どの鏡面反射ま た影 な どの影響 を受けやすい複雑 な環境で ある。 正確な処理結果 を得 るこ と を目的 と し て Walsh 変換 を用いずに、 画像のカ ラ ー空間の成分 を特徴量 と す る こ と に し た。

fx は n* n サイ ズの ピク セル ブ ロ ッ ク の各色成分の平均値 で あ る。 

次のよ う に計算す る。 

f (Rc8) = Σ f=, Σ f =, χ (i, J) (12)

x(i,j) はブ ロ ッ ク サイ ズ n* n 内の座標 (i,j) におけ る各成分の数値で あ る。  カ ラ ー成分はお互いに相関がないた め、  それぞれ独立に ガ ウ ス分布モ デル を構築す るこ と ができ る。 従っ て、 時刻 t において色 成分か ら構成 さ れた特徴量は次のよ う に定義 さ れ る。 

X(x,,) = fx (13)

x は色成分 を表す。  提案法のフ ロ ーチ ャ ー ト は図 3 のよ う で あ る。 

(19)

第 3 章  提案法 1 2 一

 

従来法の式 [7]- [11] を利用 し、 前景 ・ 背景ガ ウスの判定と ガ ウス分 布の更新 を行 う。 

3.3 カ ラ ー空間の決定

し か し 、  カ ラ ー空間には様々な種類がある。  本研究では一般に よ く 使われてい る RGB 空間、 CM Y 空間、 CM YK 空間 を評価 し、 結果 を比較 し て使用す る色空間 を決定する。 RGB と  CM Y は三色系に属 し てお り 、 R( 赤 ) 、 G( 緑 ) 、 B( 青 ) を加法混合、 また C( シア ン ) 、 M ( マ ゼ ン タ) 、 Y(イ エ ロ ー) を減法混合によ り 色 を表現方式で あ る。  CM YK 空間は CM Y か ら 派生 し、 キー ・ プ レー ト (key plate)成分 を加 えた減 法混合によ る色の表現方式である。  CM YK 空間では一般に K が黒の こ と を指 し てい る。

まず、 室内で撮 っ た動画 を こ の三つの空間によ る特徴量 を生成 し 前景分離 を処理す る。  結果は以下のよ う で ある(図 3)。 

(a) (b)

(c) (d)

図 3 色空間 に よ る前景分離 の処理結果  (a) : 処理用元画像  (b) :R GB 空間 に

よ る前景分離結果  (c) :CM Y 空間に よ る前景分離結果 (d) : CM Y K 空間に よ る

前景分離結果

(20)

第 3 章  提案法 13

実験結果 よ り 、 RGB 空間 と  CM Y 空間はほぼ同 じ で ある。 指 と 影部 分が検出 さ れて い る。  CM YK 空間は指の部分が検出 さ れたけれ ど、

影の部分がほ と ん ど検出 さ れなかっ た。 CM YK 空間では黒い画像 を 正 し く 検出で き ない恐れがある。

室内は複雑で あ り 、 ノ イ ズの影響 を受けや すい環境で あ る。  その た め、 前景分離だけ で な く 、 ノ イ ズに対す る強 さ も確認す る必要が あ る。  ゆえに影除去 を行い、 二つの実験結果 を総合 し、 最終的に決 定す る。 図 3(a) に対 し て影除去を行っ た結果 を図 4(a)、 (b)、 (c) に示 す。

こ れ ら よ り 、 RGB 空間は影の部分が除去 さ れてお り 、 指 と 影が区 別 さ れてい る こ と がわかる。  CM Y 空間では影の部分がほぼ除去 さ れ ていない。  CM YK 空間は最初か ら影の部分が正 し く 検出 さ れてい な いため、 評価で き ない。 RGB 空間の処理結果は他の空間よ り す ぐれ てい る こ と がわか っ た。  前景分離 と 影除去の結果 を統合 し 、 我々は RGB 空間 を用いてベ ー ス と し て実験す る。 

(a) (b)

(c) (d)

図 4 色空間に よ る影除去の処理結果  (a) : 処理用原画像  (b) : R GB 空間で 前

景分離及 び影 除去結呆  (c) : CM Y 空間で前景分離及 び影 除去結果  ( d) : CM Y K 空

間 で 前景分離及 び影 除去結果

(21)

第 3 章  提案法 14

3.4 残像問題

図 5 に示すよ う に、 すでに背景と して学習 さ れた対象が動き 出 す と 、 止 ま っ て い た と こ ろ に新たな背景が見え始め る。  こ の背景は 既に その領域に学習 さ れた背景モ デル実際は前景対象 と 異な っ て い る た め、前景 と 判断 さ れて し ま う。こ う し て残像問題 が起き る(図 6)。 

図 6 か ら、残像の部分が対象の元の位置に現れて い る こ と がわかる。

前述のよ う に、  ガ ウス分布の更新すなわち学習の速度は忘却係数 に よ っ て制御 さ れ る。  忘却係数 を大き く すれば、 ガ ウ ス分布 の更新 が速 く 行 われ、 小 さ く すれば更新が遅 く な る。  そ こ で 、 残像の部分 の忘却係数 を大き く す る こ と によ り 、 学習が速 く な り 、 背景モ デル に変化す る時間 を縮める。 残像領域の映像 を止ま っ て い る も のと 認 識 さ せ る こ と で、 速 く 背景に切 り 替え る こ と がで き る。  こ れに よ り 残像問題が解決で き る と 考え られる。

し か し 、 画像全体で忘却係数 を大き く す る と 、 至 る と こ ろ で常に

モ デルが更新 さ れて し まい、前景分離が不安定に な る(図 7)。図よ り 、

残像の部分が確実に消 さ れてい る こ と がわかっ た。  し か し、 検出す

べき 前景が部分的に欠けてい る。  こ の実験か ら忘却係数 を大き く す

る こ と で 、 残像の部分 を消すこ と がで き る と 証明 し た。  し か し、 正

し い前景の形 を保 ち なが ら残像部分 を消すために、 正 し い前景 と 残

像の領域 を区別す るのは必要で あ る。 

(22)

;

i : i 章  提 l l

_

1

(a) (b)

15

図 5 残 像間 題 が生 じ る 動 画  ( a) : 原 動 画 の あ る 時刻 の フ レ ー ム (b) : し ば ら く 時間 を 経 っ た フ レ ー ム

(a) (b)

図 6 残 像 問題 が生 じ る 動画 の 前景分離 処理 結果  ( a) : 図 1 1 ( a) に 対 応 す る 前 景 分離 処理 結果  (b ) : 図 1 1(b) に 対応 す る 前 景分離 処理 結果

(a) (b)

図 7 画 像 全 体 の 忘 却 係 数 を 大 き く  し た 処理 結果  (a):図 l l (a) に 対 応 す る 前 景 分

離 処理 の 結果  (b):図  l l (b)に 対応 す る 前 景分 離 処理 の 結果

(23)

第 3 章  提案法 l 6 一

 

(a) (b)

図 8 背 景化 問題 が生 じ る 動画  ( a) :対象は移動中 の フ レ ー ム (b ) :対 象 は し ば ら く 止 ま っ た フ レ ー ム

(a)

図 9 図 14 の処理 結果  (a) : 移動中 の対象 の前景分離 の処理結果  (b) : し ば ら く 止 ま っ た対 象 の 前 景分離 の処理結果

3.5 前景の背景化問題

移動 し て い る対象 が し ば ら く 止ま っ た場合(図 8)、 前述のよ う に GM M は常に更新 さ れてお り 、静止 し た対象に対 し て十分に学習 が 行われ、 そ れに従い 、 止ま っ てい る対象は背景 と 認識 さ れて し ま う

(図 9)。 図 9 よ り 、 前景 と し て検出 さ れるべき 領域が部分的に欠け

て い る こ と がわか る。

前景が背景に切 り 替わ る ケー スに関 し て 、二つ の状況が考え ら れ

る。  一つは背景に な っ て も かま わない ケー ス(例 えば駐車 し て い る

車) で あ り 、 も う 一つは背景に な っ た ら困 る ケー ス (一時停車 し て い

(24)

第 3 章  提案法 17

る車)。  今回は二つ目のケ ー ス を想定 し て い る。

忘却係数 を小 さ く す る こ と によ り 、 小 さ く すれば更新が遅 く な る。 

前景の背景化に対 し ては、 前景と 判定 さ れた領域で動き を評価 し て、

前 フ レー ムで動 き があ り 、 現フ レームで動 き が検出 さ れな く な っ た 領域ではその時点で GM M の更新お よ び前景分離処理 を停止す る。 

こ れに よ り 、 その領域が GM M の更新に よ り 背景に切 り 替わっ て し ま う の を避 け る こ と がで き る。その後 で動 き が検出 さ れた時点で GM M の更新 と 前景分離処理 を再開す る こ と で 、以 前学習 さ れて い た背景モ デル を そ のま ま利用 で き 、その領域 を素早 く 背景 と 判断す る こ と が可能 で あ る。 

3.6 動き検出

残像問題 を解決す る には、残像の領域 と 正 し い 前景の領域 を区別 し 、忘却係数 を異 な る数値に設定す る必要があ る。 実験結果 か ら を 確認 で き た。 残像が対象の動き に追従せずに、 元の位置に残 る と い

う 特徴があ る こ と がわか っ た (図 10、 11)。 ゆえ に、 正 し い

前景 と 残像 を区別す る には、対象の動 き を評価す る必要 が あ る。 前 景の背 景化問題 で は、 対象 の止 ま る瞬間 を検知 す る 必要 が あ る。 つ ま り 、 残像問題 に し て も 、 前景の背景化問題 に し て も 、 そ れ ら を解 決す る に は対象 の動 き を検出す る必要が あ る。

そ こ で 、 前景分離過程に動 き 検出 を加 え る こ と に し た。 現在、 さ

ま ざま な動き 検出方法が提案 さ れてい る。  H 261 、H 263、M p EG-1 、

MPEG-2 と MPEG-4 の処理における BMME 法 (block -matching

motion estimation)[6] 、  LOGS(2-D logarithmic search)[7] 、

TSS(three-step search)[8] 、 CDS(conjugate direct ion search) [g] 、

CS(cross search) [10] 、  NTSS(new three-step search) [11] 、

4SS(4-step search) [12] 、 BBGDS(block -based gr adient descent

search) [13] 、 DS(di amond search)[14] な どがあ る。  計算量の観点

か ら 、 本研 究で は ダイ ア モ ン ドサーチ

(25)

・ ll 1 ',, ill 'l

l t

I S

(a) (b)

図 10 残 像 問 題 が 生 じ る 動 画 の  ( a) : 対 象 が 動 き 始 め た フ レ ー ム (b)

対 象 が 途 中 ま で 移 動 し た フ レ ー ム

(a) (b )

図 11 図 10 の 前 景 分 離 の 前 景 分 離 処 理 の 結果  ( a) :対 象 が 動 き 始 め た フ レ ー ム の 前 景 分 離 処 理 の 結 果  (b ) : 対 象 が 途 中 ま で 移 動 し た フ レ ー ム の 前 景 分 離 処 理 の 結 果

(DS:di am on d sear ch) を利用す る こ と に し た。 

3.7 DS の紹介

DS は BM ME(block-matching motion estimation)[6] /J 、ら 派生 し た動 き 検出 方式 で あ る。  DS は LDSP (Large Diamond Search Pattern) と SDSP (Small Diamond Search Pattern) の二つ の検索パ タ ー ン に 分け ら れてい る(図 12)。

L DSP は、検索点 を中心 と す る  J m 8 点のサーチ ホイ ン ト か ら 構成

(26)

第 3 章  提案法 19

さ れ る検索 ブ ロ ッ ク で ある。  SDSP はサーチ ポイ ン ト を中心 と す る周 り の 4 点のサーチ ポイ ン ト から な る検索 ブ ロ ッ ク で あ る。 こ の手法 で 同 じ 位 置 の画 素 の輝 度 値 の差 の絶対 値 の合 計 (SAD: sum of absolute dif ference) が評価値と し て を用い られる。 SAD の値が小 さ いほ ど、 類似位置と な る。 本研究では、 類似度の一番高い点は適合 点と 定義す る。

本研究に用い ら れ る DS のアル ゴリ ズムは以下のよ う にな る :

step1) 検索点 を中心点と す る。 中心点及び周 り の検索点において

SAD を計算す る。 中心点の SAD の値が最 も小 さ い場合、

適合点は中心点 と な り 、計算 を終了す る。 そ う で なければ、

次のステ ッ プ に進む。

step2) step1 に計算 さ れた SAD 最小点 を中心に、 新た な計算 ブ ロ ッ ク を形成 し、 SAD 最小点が中心点 と な る な ら、 計算 を終 了す る。  そ う で なければ、 こ のステ ッ プ を繰 り 返す。

step3) 適合点と 検索点の距離 を計算する。 

本研究において、 計算 さ れた適合点 と 検索点 と の距離は移動量と 定義す る。 移動量が 0 で ある場合は適合点と 検索点の位置が一致す る と 、 移動量が 1 で あ る場合は適合点 と 検索点の位置は ピク セルー  個分 を離れてい る と 考え る。 

■ 

l

'

l

l ■ 

l Ir ●  '

●  'll Ir

1 1.

l

■ 

''・ 

. .

l

'

図 12 ダイ ヤモ ン ド サーチ (DS)の LDsP (左 ) と sDs p (右)

(27)

第 4 章  実験結果及び評価 2 0 一

 

第 4 章  実験結果およ び評価

4. l 残像問題において実験結果

本節は実映像 を用い た実験を通 し て、 提案法の有効性 を評価す る。 

こ こ で、 本実験では一番適切なパタ ー ン を探 し出す為に、 Ds の二つ のパ タ ー ン を別々に用い て実験す る。  ま た、 動いて い ない前景 と 判 断 さ れた領域の処理 と し て、 その前景の領域の部分のみ忘却係数 を 大き く し 、 動き 検出の有効性 を確認す るこ と にす る。 今回の実験に おい て 、  シ ン プル な実験環境 をつ く るため、 忘却係数 を最 も 大き な 数値 1 に設定す る こ と に し た。 

4.1.1 SDSP の実験結果及び評価

図 5(a) に対 し、 SDSP パ タ ー ンで処理 し た結果は図 13(a)(b) と な る。 

図 13(a)は移動量が 0 で ある部分 を残像と する処理の結果で あ り 、 図

13(b)は移動量が 1 ま での部分 を残像と す る処理結果で ある。  処理結

果 よ り 、 図 13(a) では残像はほぼ消 さ れていないのに対 し て、 図 13(b) では、 残像だけで な く 、 正 しい前景も消 さ れてい る。  SDSP 処理で得

ら れた移動量は小 さ いから で ある。 

(a) (b)

図 13 SDSP に よ る 前景分離処理の結果  (a): 移動量が 0 で あ る 部分 を残像 と

す る 前景分離処理 の結果  (b):移動量が 1 以内 で あ る 部 分 を残 像 と す る 前景分

離処理の結果

(28)

第 4 章  実験結果及び評価 2 1 一

 

(a) (b)

図 14 SDSP に よ る 前景分離の処理結果  (a): 移動量が 0 で あ る部分 を残像 と

す る 前景分離処理 の結果  (b):移動量が 2 以内 で あ る部分 を残像 と す る 前景分離 処理の結果

4.1.2 LDSP の実験結果及び評価

LDSP の実験では、 SDSP 実験と 同様に、 図 5(a)の映像に対す る実 験結果 を図 14(a)(b)に示す。 図 14(a)は移動量が 0 で ある部分 を残像 と す る前景分離処理の結果で あ り 、 図 14(b)は移動量が 2 以内の部分 を残像 と す る前景分離処理の結果で ある。 図 14(a)は残像がほぼ消 さ れてお ら ず、 図 14(b)は残像が少 し消 さ れてい る こ と が分か る。  アル ゴリ ズムの原理に よ り 、 LDSP の移動量は 0 ま たは 2 以上で あ る。 実 験結果よ り 、 LDSP は SDSP よ り 本実験において理想に近い結果が得

ら れる と 考え てい る。

図 13(a) と 図 14(a)は移動量が 0 で ある部分 を残像 と 判断す る実験

結果 で あ る。  理論上では、 残像の部分が元の位置か ら 離れずにい る

た め、 移動量が 0 で あ る が、 実際には、 移動量が 0 で あ る部分が消

さ れて い ない。  こ れは、 屋内の照明が安定 し て い ないので 、 輝度値

が常に変わっ て い る こ と が原因 と 考え ら れ る。  ま た カ メ ラ の微小振

動 と 対象の移動の速度 な どの影響 を受け て い る た め、 理論上移動量

が 0 に な るはずの検索点が元の位置か ら少 し移動 し た こ と を原因 と

考え ら れ る。  照明に よ る輝度値の変化や カ メ ラ の振動か ら の影響 を

削減す る た め、  あ る程度の移動量 を許す必要が あ る。 

(29)

第 4 章  実験結果及び評価 2 2 一

 

4.1 .3 拡大実験

輝度値の変化や カ メ ラ の振動によ る影響 を削減す るために、 拡大 実験 を行 う こ と に し た。  ある範囲内の移動量 を許す と 、 残像は多 く 消え る と 予測 さ れ る。 従っ て、 検索点の移動量が 4 以内で あれば、

残像と 設定 し て、 実験を行っ た ( 図 15) 。

実験結果 と 以前の結果(図 l4(a)) を比べる と。 予想通 り 残像の部分 がほぼ消え る結果が得 ら れた。 し か し、正 しい前景 も 消 さ れてい る。 

今 までの実験では隣接二枚のフ レームの間に DS を行 っ てお り 、残像 だけ で な く 、 正 し い前景の部分に も移動量が小 さ い と こ ろ があ る。 

移動量の小 さ い前景部分が残像と 判断 さ れ、 検出で き な く な り 、 消 さ れて い る。 従っ て、 正 し い前景の移動量 を大き く すれば、 こ の問 題 を防 ぐ こ と がで き る と 考え ら れる。  そこ で、 何枚かのフ レー ムを ス キ ッ プ し て、 DS を行 う 実験 を行っ た と こ ろ、 結果は さ ら に よ く な っ た(図 16)。

以上の二つの実験か ら、 正 しい前景 を保 ちながら残像 を消す処理 の動作には、 対象の移動量が大き く 関わっ てい る こ と がわかっ た。 

こ れ を検証す るために実験対象のス ピー ド を変え る実験 を行 っ た。 

(30)

第 4 章  実験結果及び評価 28 一

 

図 15 LDsP に よ る 前景分離処理の結果  移動量が 4 以内 で あ る部分 を残像 と

す る 前景分離処理の結果

図 16 LDSP に よ る 前景分離処理の結果  6 枚 ス キ ッ プ し て 移動量 4 以 内 で あ る

部分 を残像 と す る前景分離処理の結果

(31)

第 4 章  実験結果及び評価 2 4 一

 

(a)

(c)

(b)

図 17 実 験対 象 を遅 く 移動 さ せ た実験結果  ( a) : 実験用原画像  (b) : 従来法 に よ る 前景分離結果  (c) : L D SP に よ る残像判定 を行 っ た 前景分離結果

図 17 、 18 は同 じ く 隣接二枚のフ レームの間で移動量が 10 以内の部分 を残像と す る条件で実験 を行っ た前景分離処理の結果である。 図 17 は実験対象が遅 く 移 動 し てい る動画の処理結果で あ り 、図 18 は速 く 移動 し てい る動画の処理結果で あ る。

図 17(c) におい て、残像が消えてい る と と もに、正 しい前景 も かな り 消えてい る。 

図 18(c) において、 残像と 正 しい前景の両方が消えてい る ものの、 図 17(c) よ り

正 しい前景の消え る部分がかな り 減少 し てい る。

実験結果か ら対象の移動速度が実験結果に影響 を与 えてい る こ と が確認で き

る。  よ り よい結果 を得 るためには、 対象の速度は重要で あ る こ と がわかっ た。 

(32)

第 4 章  実験結果及び評価 2 5 一

 

(a)

(c)

(b)

図 18 実験対象 を速 く 移動 し た前景分離処理の結果  ( a) : 実験用原画像  (b) : 従来法に よ る 前景分離結果  (c) :L DSP に よ る残像判定 を行 っ た 前景分離結果

ま た、 今ま で の実験対象の模様は シ ン プルで あ る。 動き 検出 を用い て も 、 う ま く 適合点 を検出で き ない可能性がある。  従い、 柄の付い てい る物 を対象 と し た実験 を行い、 実験結果 と 模様の依存性 を検証す る( 図 19)。

本実験は 6 枚 を スキ ッ プ し、 移動量が 4 以内で ある部分が残像と す る前提で

行っ た。 図 19(a) はゆっ く り と 移動 し た実験対象の原画像で あ り 、 (c) は残像判定

を行 っ た実験結果 で あ る。 図 よ り 、 正 しい前景 も少 し消 さ れてい る こ と がわか

っ た。  しか し、 図 16 と 比べ、 消 さ れた正 しい前景の部分がは るかに減少 されて

い る。  ゆえに、 実験結果は実験対象のテ ク スチ ヤーに大き く 依存 し てい る こ と

が言 え る。 

(33)

第 4 章  実験結果及び 評 価 26

l

- _-

l

-

-

(b)

(c)

図 19 柄の付い て い る 実験対象 に よ る実験結果  (a) :実験用原画像  (b) : ( a) を用

い る前景分離結果  (c) : L D SP に よ る 残像判 定 を行 っ た 前景分離結果

(34)

第 4 章  実験結果及び評価 27 一

 

(a) (b)

図 20 SDSP に よ る 前景の背 景化 処理の抑圧 結果  (a)移動 量 が 0 で あ る 部 分 を

止 ま っ た と す る 処理 結果  (b) 移動 量 が 1 以 内 で あ る 部 分 を 止 ま っ た と す る 処理 結果

(a) (b)

図 2 1 LDSP に よ る 前景の背景化 処理の抑圧 結果  (a) 移動 量 が 0 で あ る 部 分 を

止 ま っ た と す る 処理 結果  (b)移動量が 2 以内 の部 分 が停止 し て い る と す る 処理 結果

4.2 前景の背景化問題及び評価

本節では実映像 を用い た実験 を通 し て 、 前景の背景化問題 を抑圧

す る提案法の有効性 を評価す る。  前景の背景化に対 し ては、 前 フ レ

ー ムで動き があ り 、 現 フ レー ムで動き が検出 さ れな く な っ た前景領

域ではその時点で GM M の更新 と 前景分離処理 を停止 す る。 

(35)

第 4 章  実験結果及び評価

28

4.2. l SDSP の実験結果及び評価

本実験で は、 残像問題のよ う に移動量が 0 と 1 に分け て 実験 を 行 っ た。 図 19 は図 8(b) に対す る実験結果で あ る。 図 19(a) は対象 の移動量が 0 で あ る部分が停止 し てい る と し た実験結果 で あ る。 

図 19(b) は移動量が 1 以内で あ る部分が停止 し て い る と し た実験結 果 で あ る。 実験結果 よ り 、 SDSP によ る動 き 検出が機能 し て い る こ

と がわか る。 そ し て移動量が 1 以内 と し た結果は 0 と し た結果 よ り 有効で あ る。  し か し 、 ど ち ら も 効果が薄い と 言 え る。 理想 な結果 が得 ら れ な か っ た。 

4.2.2 LDSP の実験結果及び評価

本実験では、 SDSP の実験 を参照 し、 移動量 を 0 と 2 に分け て実 験 し た。 図 20 は図 8(a) に対す る実験結果で あ る。 図 20(a) は対象 の移動量が 0 と し た実験結果で ある。 図 20(b) は移動量が 2 と し た 実験結果 で あ る。 実験結果に よ り 、 LDSP に よ る動 き 検出は SDSP

よ り 効果 があ る こ と がわか る。 そ し て移動量が 2 以内の結果は 0 の と き の結果 よ り 有効で あ る。 

4.2.3 考察

本実験では SDSP と  LDSP によ る動き検出の有効性 を示 し た。 

し か し 、 対象 が止 ま っ て い る間の移動量は理論上に 0 のはずで あ

る も のの、 移動量 を理論値 0 と し た実験結果 が不適切 で あ っ た こ

と がわかっ た。室内の照明の ち ら つきや カ メ ラ の微小の振動 な どの

影響 が考 え ら れ る。 ま た、 今回の実験対象は人間で あ る た めに 、 服

の模様 も 検索点は元の位置にず ら し た原因 に な る と 考 え て い る。 

(36)

第 5 章  本研究の成果 と 今後の課題 2 9 一

 

第 5 章  本研究の成果と 今後の課題 5.1 本研究の成果

多重解像度  GM M 前景分離室内におけ る残像問題 と 前景の背景 化問題 を解決す る た めの手法 を提案 し た。提案法は室内の照明状況 を考慮 し 、 W alsh 変換 を行わずに色空間の成分で 特徴量 を 定義 し た。

残像問題 では、残像が対象の止ま っ て い た位置か ら動かない こ と に基づ き 、動 き 検出 を処理に加 え る こ と に し た。 動 き のな い前景部 分 を残像 と 定義 し て 、残像問題の解決 を図 り 、 前景分離の精度の向 上 を達成 し た。 動 き 検出は前景の領域に限 っ て行 われ る た め、 計算 量が大幅 な増加は行 わない。

前景の背景化問題 で は、 前景領域が止 ま っ た 時点 を検出 し 、 そ の 領域内で の GM M の更新 と 前景分離処理 を停止す る こ と で 、 対象/

領域の新 た な背景モ デル生成 し て し ま う こ と を不正 だ。 そ し て、 対 象の動 き 出す と と も に その領域の GM M の更新 と 前景分離 を再開 す る こ と で、以前学習 さ れた背景モ デルが利用 で き 、 素早 く 背景 と 判断す る こ と がで き る。

以上の よ う に動 き 検出 を プ ロ セ スに加 え る こ と で残 像問題 と 前 景の背景化問題 を解決 し 、 実映像 を用い た実験 を通 し て 、 提案法の 有効性 を示 し た。 

5.2 今後の課題

ま ず、 残像問題 におけ る提案法では、 正 し い前景 を極力消 さ ない と い う 前提で、 残像問題 を処理 し た。  し か し 、 残像部分に消 し残 り があ る と と も に、 正 し い前景 も部分的に消 さ れて い る。 こ のよ う な 問題 を解決す る ために、 更な る改善が必要で あ る。

前景の背景化問題 では、 対象の止ま っ た瞬間 を検出す る た め隣接

す る二枚の フ レー ムの間に動き 検出 を行 っ た と こ ろ、 対象の速度が

小 さ い場合に、 動い てい る対象が止ま っ てい る と 誤認 さ れ る結果が

(37)

第 5 章  本研究の成果と今後の課題 30 一

 

得 られた。  よ り スマ ー ト な動き検出方法 を開発す るのは も う一つの

課題にな る。 

(38)

謝辞 3 1 一

 

謝辞

本研究におい て、 多大な ご指導 をいただい た首都大学東京大学院 システ ムデザイ ン研究科の田川憲男教授に深 く 感謝い た し ま す。  本 研究の副査 をお引 き 受け頂き ま し た首都大学束京大学院 シ ステ ムデ ザイ ン研究科の大久保寛准教授、 西川清史准教授に感謝い た し ます。

ま た、 日頃 よ り 研究へのご指摘 を頂き ま し た首都大学東京 シ ステ ムデザイ ン研究科の西谷隆夫客員教授、 何  宜欣助教、 当研究室 M

2 の井沢拓人氏、 塚田翔太氏、 平岡拓也氏、 前川良太氏、 同 M I の

浅川貴浩氏、 崔  震氏、 佐藤恩子氏、 牧野紘樹氏、 和田貴之氏に感

謝いた し ます。 

(39)

参考文献 32

参考文献

[1] C. Stauf fer and W.E.L Grimson, Adaptive Background M ixture models for Real-Time Tracking, IEEE Int, Cont, Computer Vision and Pattern, Pecognitim, pp 246-252,1999

[2] T. Bouwmanz , F. El Baf and B. Vachon, Background Modeling Using M ixture of Gaussians for Foreground Detection- A survey , recent Ptents on Computer Science Vol. 1, 3, no _pp 219-237, 2008.

[3] H. Tezuka and T. Nishitani, A Precise and Stable Foreground Segmentation using Fine-to-Coarse Approach in Transform Domain, IEEE Int. Conf on Image Processing, pp 2732-2735, 2008.

[4] Toshiaki Shiota, KazukiNakagami and Takao Nishitani,

"Efficient Shadow Removal Foreground Segmentation Include

Dark-Areas," IEICE Tech. Rep., CS2010-139, pp 389-390, March 2011 . [5]Mikio Takagi and haruhisaShimoda, Hand Book of Image Analysis , University of Tokyo Press, 2004

[6]K. R. Rao and J. J Hwang, Techniques and Standards for Image, Video and Audio Coding , Englewood Cliffs, NJ: Prentice Hall, 1996.

[7] J. Jain and A. Jain, Displacement Measurement and Its Application in Interframe Image Coding,   IEEE Trans. Commun., vol. COMM -29, no 」 )p.1799- 1808, 1981 .

[8] T. Koga, K. Iinuma, A. Hirano, Y. Iijima, and T. Ishiguro, M otion Compensated Inter frame Coding for Video Conferencing, Nat.

Telecommun. Conf., New Orleans, LA, pp. G5.3.1- 5.3.5. , Nov 29- Dec 3

1981

(40)

参考文献 33

[9] R. Srinivasan and K. R. Rao, Predictive Coding Based on Efficient M otion Estimation, IEEE Trans. Commun., vol. COMM -33, no 」 )p.

888- 896,Aug. 1985.

[10] M. Ghanbari, The Cross-Search Algorithm for M otion Estimation, IEEE Trans. Commun., vol. 38 , no 」 )p 950- 953, July 1990.

[11 ] R. Li, B. Zeng, and M. L. Lieu, A New Three-Step Search Algorithm for Block M otion Estimation,   IEEE Trans. Circuits Syst. Video Technol.,vol. 4, no _ pp 438- 442, Aug. 1994.

[12] L. M. Po and W. C. Ma, A Novel Four-Step Search Algorithm for Fast Block M otion Estimation, IEEE Trans. Circuits Syst. Video Techno1., vol. 6, no _pp 313- 317, 1996.

[13] L. K. Liu and E. Feig, A Block-Based Gradient Descent Search Algorithm for Block Motion Estimation in Video Coding, IEEE Trans.

Circuits Syst.Video Technol., vol. 6, no 」 )p 419- 423, 1996.

[14] S. Zhu and K.-K. Ma, A New Diamond Search Algorithm for Fast

Block-M atching M otion Estimation,   IEEE Transaction on Image

Processing, vol. 9, no 2, pp 287-290, 2000.

参照

関連したドキュメント

The Mathematical Society of Japan (MSJ) inaugurated the Takagi Lectures as prestigious research survey lectures.. The Takagi Lectures are the first series of the MSJ official

We show that a discrete fixed point theorem of Eilenberg is equivalent to the restriction of the contraction principle to the class of non-Archimedean bounded metric spaces.. We

I give a proof of the theorem over any separably closed field F using ℓ-adic perverse sheaves.. My proof is different from the one of Mirkovi´c

Theorem 4.8 shows that the addition of the nonlocal term to local diffusion pro- duces similar early pattern results when compared to the pure local case considered in [33].. Lemma

We have formulated and discussed our main results for scalar equations where the solutions remain of a single sign. This restriction has enabled us to achieve sharp results on

Keywords: continuous time random walk, Brownian motion, collision time, skew Young tableaux, tandem queue.. AMS 2000 Subject Classification: Primary:

The variational constant formula plays an important role in the study of the stability, existence of bounded solutions and the asymptotic behavior of non linear ordinary

As we saw before, the first important object for computing the Gr¨ obner region is the convex hull of a set of n > 2 points, which is the frontier of N ew(f ).. The basic