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将来の西諸茶業を牽引する担い手の育成(西諸県農業改良普及センター) 宮崎県:平成29年度版宮崎県の農業普及活動

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Academic year: 2018

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(1)

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   儲かる農業の実現

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1 活動のねらい

   西諸県の茶業は、遅場地帯であることを克服するために他産地に負けない高品質な茶 を生産していくことが求められています。一方で、高齢化による茶生産者の減少に対し て産地を維持していくためには、将来の担い手への幅広い支援を行っていく必要があり ます。そこで、管内の若手茶業経営者や後継者等で構成される西諸県茶業青年会を対象 として技術向上や経営改善に向けた各種支援に取り組みました。

2 活動の経過又は普及の関わり

 ⑴ 単価向上に向けた各種取組の実施

    当地区は各自の製茶技術の向上に繋げていくた めに、荒茶求評会を開催しています。求評会では 茶商、茶業支場、生産者がそれぞれで荒茶評価を 行った上で、個々の荒茶について意見交換をしま す。青年会会員へも積極的な出品を促し、様々な 意見をいただきました。

    また、市況データを活用し主要品種の被覆の有 無による平均単価の推移を見える化し、事業を活 用して被覆資材の導入を促しながら、一番茶前の 被覆を推進しました。

 ⑵ 寒冷地向けの優良品種の導入

    管内は晩霜が多い遅場地帯であるため、中晩生 での品種構成が主体となっており、作期分散の観 点から早生品種の導入が課題となっていました。     そこで、平成 27 年度より総合農業試験場茶業 支場で育成された早生で耐寒性の強い良質な品種 「きらり 31」の普及促進展示圃を青年会ほ場に 設置しました。

    青年会を中心に定期的な巡回を実施し、品種特 性や栽培管理について意見を交わす機会を設け、 管内への導入を進めました。

求評会で熱心に聴講する青年会会員

新品種展示圃巡回の様子 市況データの活用

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IJij  ⑶ 自ら経営改善に取り組む意識醸成

    会員の中には、管理作業の省力化を図るための 改良を行う等、自らの課題を見つけ改善に取り組 んでいる者もおり、普及センターでは調査方法等 の助言や支援を行いました。それらの成果をSA Pのプロジェクト活動としてまとめ、地区・県の 冬季大会において発表した他、会員にも紹介し意 見交換を行う等、会員の意識向上に繋げる取組を 行いました。

3 活動の成果

 ⑴  青年会会員を中心に一番茶の被覆が普及し、管 内の一番茶被覆率が平成 27 年度の 16.3%から平 成 29 年度は 23.1%に向上しました。また、一番 茶の価格も県内平均との差が縮まる等、遅場地帯 のハンデを克服しつつあり、茶商からの評価も高 まってきています(表1)。

 ⑵  普及展示圃等の取組により、会員を含め、新品 種「きらり 31」の導入は平成 27 年度の2戸、 15a から6戸、140a(平成 29 年度累計)へと 増えてます。

 ⑶  会員のプロジェクト活動が全国青年農業者会議 土地利用型作物部門で農林水産大臣賞を受賞しま した。県内茶生産者では初めてであり、管内生産 者にも大きな励みとなりました。

    また、新聞等でも取り上げられ、西諸茶業のPR促進につながりました。さらに、 自らが行った機械の改良や技術の開発等を紹介・意見交換する会員が増えており、青 年会全体の技術向上につながる自主的な取組が出てきています。

4 今後の方向

 ・ 今後とも上記の取組を行いながら、会員を中心に西諸県茶業の技術向上の底上げや 経営改善に繋がる各種取組を計画していきます。

 ・ 一方で、高齢化による茶業従事者の減少が今後も続く中、数年内には西諸県茶業青年 会のメンバーが産地を牽引する立場になることが想定されます。普及センターとして はアンケート等による現状や将来の意向の把握、茶業青年会や関係機関との意見交換 等の取組により、西諸県茶業の目指すべき方向を検討していきます。

5 対象集団又は対象農家の声

   茶園巡回や求評会等の取組を通じて、これまで以上に会員間の情報交換が活発化して います。今後も関係機関の協力を得ながら、これらの取組を継続して技術の研鑽等につ なげていきたいです。

機械改良についての意見交換

参照

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