石田, 伸幸 日本鉄塔工業株式会社

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(1)九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository. Dynamic Properties of Unbalanced Tensions of a Power Transmission Line 本村, 禎浩 九州大学大学院人間環境学府都市共生デザイン専攻博士後期課程. 鶴, 則生 九州大学大学院人間環境学府. 石田, 伸幸 日本鉄塔工業株式会社. 森本, 康幸 九州大学大学院人間環境学研究院都市・建築学部門. 他. https://doi.org/10.15017/19058 出版情報:都市・建築学研究. 7, pp.55-62, 2005-01-15. Faculty of Human-Environment Studies, Kyushu University バージョン: 権利関係:.

(2) 都市 ・建 築学研究 J. of Architecture. 九州大 学大学 院人間環境 学研 究院紀 要. and Urban. Design,. Kyushu. University,. 第7号,2005年1月. No.7, pp. 55. 62 , Jan. 2005. 送電線不平均 張力の変動特性 に関す る研 究 Dynamic. Properties. 本 村 禎 浩*,鶴. of Unbalanced 則 生**,石. Sadahiro. MOTOMURA, Yasuyuki. Tensions 田 伸 幸***,森. of a Power. Transmission. 本 康 幸****,前. 田 潤 滋****. Norio TSURU, Nobuyuki. MORIMOTO. and Junji. Line. ISHIDA,. MAEDA. A power transmission line system is dynamically treated as a coupled structure of cables and towers. It is well-known that the dynamic behaviors of an unbalanced load of the transmission line in strong winds are strongly affected by the line-putting situation and a ratio of the continuing line-length, etc. The authors have developed some ideas and devices to confirm the influence of the line-putting methods in a wind tunnel. Wind tunnel tests were performed to gather the information of the unbalanced load associated with the line attachment type and the ratio of the continuing line length. The paper reports a several features of the dynamic behaviors of unbalanced tension of transmission lines. Keywords. : Transmission. line, Wind tunnel test, Unbalance. tension, Dynamic. property. 送 電線,風 洞 実 験,不 平 均 張 力,変 動 特 性 1.は. じめ に. が 適 正 で あ る こ とを示 した.本 研 究 で は,送 電 線 不 平. 大 型 送 電 用 鉄 塔 へ の 動 的設 計 法 の 導 入 に 伴 っ て,周. 均 張 力 の 変 動 特 性 を解 明 す る た め の 実 験 検 証 デ ー タ. 辺 地 形 の 影 響 を 考 慮 した 風 速 予 測 と共 に 鉄 塔 の 力 学. を得 る 目的 で,1基2径. 解 析 の 高 精 度 化 が 求 め られ,送 電 線 へ の 風 荷 重 の影 響. モ デ ル を 用 い た 風 洞 実 験 を 実 施 し,鉄塔 支 持 部 反 力 と. 間 の 送 電 線‑鉄 塔 連 成 系 の縮 約. に 関 す る 実 規 模 で の フ ィ ー ル ド試 験1)2)の取 り組 み な. 送 電 線 張 力 変 動 の 基 本 性 状 を検 証 す る.. ど も進 め られ て い る.一 般 に 送 電 線 の 支 持 方 式 や 径間 角 度 お よび 隣 接 鉄 塔 間 の 径間 長 差,あ る い は 風 速 変 動 場 の 非 一様 風速 分布 に よる送 電線 の不 平均 張 力の発. 2.実. 験概 要. 実 験 モ デ ル の 風 洞 内 設 置 状 況 を写 真1に 示 す.中 間. 生 は 送 電 鉄 塔 へ 不 平 均 荷 重 と して 作 用 す る こ とが 知. 鉄 塔 支 持 部 反 力 計 を 写 真2に 示 す.1基2径. られ て い る.し か しな が ら,鉄 塔 に 作 用 す る不 平 均 張. を縮 約 し,中 間位 置 の鉄 塔 支 持 部 反 力 計 で 風 向 直 交 方. 間 のモデル. 力 は 耐 風 設 計3)〜5)の 優 先 課 題 で あ る に も か か わ らず,. 向 の鉄 塔 荷 重 を測 定 し,両 端 側 壁 の張 力 計 で風 向 直 交. この 不 平 均 張 力 を考 慮 した 水 平 縦 荷 重 は 静 的 な 荷 重. 方 向 の 送 電 線 張 力 を計 測 した.表1に 実 験 条 件 を 示 す.. 状 態 で 評 価 す る こ とが 多 く,突 風 時 の 風 速 変 動 成 分 や. 以 下 で は 左 右 の 径 間 長600mmで. そ の 空 間 分 布 を含 む 風 荷 重 全 体 の 影 響 は 定 性 的 に も. 条 件 と左 側 径 間 を400mmで. 定 量 的 に も考 慮 され て お らず,強 風 時 にお け る送 電 線 の 張 力 変 動 の 発 生 要 因 と支 持 鉄 塔 に 及 ぼ す 影 響 が 十. 比 を1対2の 条 件 を用 意 した.ま た 中 間 部 の 支 持 方 式 を. 分 に は 解 明 され て い な い 現 状 が あ る.. 施 した.ま た鉄 塔 支 持 部 をモ デ ル 化 した 中間 部 の架 台. 既 報 告6)〜9)で,風速 一 定 の 場 合 の 静 的 な張 力 につ い. 径 間 比 を1対1に した. 右 側 を800mmに. して,径 間. 懸 垂 と耐 張 支 持 方 式 の 条 件 に あ わ せ て 風 洞 実 験 を 実 に は 高 い 剛 性 を 持 た せ,カ ル マ ン振 動 等 を抑 制 す る構. て,混 合 法10)11)に よ る解 析 手 法 が 有 効 で あ る こ と を確. 造 に して,張 力 変 動 の み を抽 出 で き る よ うに した.送. 認 し12)13),静的 不 平 均 荷 重 に対 して は 従 来 の評 価 手 法. 電 線 を 想 定 した ケ ー ブ ル 部 に は 直 径0.9mmの ワ イ ヤ ー を使 用 し,風 向 に直 交 す る よ うに配 置 した.接 近 流. *都. 市共生 デザイ ン専攻博 士後期課 程. 人 間 環 現 学府 日本 鉄 塔 工*** 業 株 式 会社 *都 市 ・建 築 学 部 門 ***. **. は 乱 流 と一 様 流 を 用 い た.乱 流 は 正 方 格 子 を用 い て 生 成 し,乱 れ の 強 さ6%程 度 の 風 速 場 と した.一 様 流 は 乱 れ の 強 さ は1%程 度 以 下 の もの と した..

(3) 生 じ,径 間 長 さが 長 い方 に 引 かれ て 振 動 して い る状 況 を反 映 して い る. 耐 張 支 持 の 径 間 比1対2の 線 路 方 向 反 力 波 形 の 振 幅 は1対1の 線 路 方 向 反 力 波 形 の 半 分 程 度 で あ る.. 写 真1風. 洞 内 設 置 状 況(径 間 比1:2). 時 刻(sec) 間鉄 塔支持部反 力波形. 図1中. (径 間 比1:1,5m/s). 写真2中. 間鉄塔支持部反力計. 表1モ. デル のパ ラメー タ 図2中. 間鉄 塔 支持 部 反力 波 形 径間比1:1,10m/s). 3.実. 験結 果. (1)中. 間 鉄 塔 支 持 部 線 路 方 向反 力 波 形. 乱 流 場 で の 支 持 反 力 の 波 形 特 性 を 以 下 に 示 す.耐 支 持 の 径 間 比1対1の 10,14.5m/sに. に,耐. つ い て,そ. 張. 線 路 方 向 反 力 波 形 を 平 均 風 速5,. つ い て,そ. 張 支 持 の 径 間 比1対2の 10,14.5に. (. れ ぞ れ 図1,2,3に. 示 す.耐. 線 路 方 向 反 力 波 形 を 平 均 風 速5, れ ぞ れ 図4,5,6に. 張 支 持 の 径 間 比1対1の. 反 力 波 形 は 径 間 比1対2に. 示 す.全. 体的. 中間鉄塔支持部 線路方 向. 図3中. 間鉄 塔 支持 部 反力 波 形. (径 間 比1:1,14.5m/s). 比 べ て 振 幅 が 大 き く,変 動 周. 期 が 長 い 特 徴 を 示 し た. 耐 張 支 持 の 場 合 は,径. 間 比1対1お. よ び 径 間 比1対2と. もに 中間鉄 塔 支持 部線 路 方 向反 力波 形 は風 速 が高 く な る と 変 動 周 期 が 短 く な っ た. 耐 張 支 持 の 径 間 比1対1の. 反 力 波 形 は 風 速 が 高 くな. っ て も,ほ ぼOmNを 中 心 に 変 動 し て い る. 一方 ,耐 張 支 持 の 径 間 比1対2の 反 力 波 形 は 風 速 が 高 くな るにつ れ て変 動 の 中心が 正 の方 向 にずれ た状態 で 変 動 す る.径. 間 長 さ の 違 い に よ り,平 均 張 力 に 差 が. 図4中. 間鉄塔支持部 反力波 形 (径 間 比1:2,5m/s).

(4) 図5中. 間 鉄塔支持 部反力 波形. 図7中. (径 間 比1:2,10m/s). 図6中. 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 の パ ワ ー ス ペ ク トル (径 間 比1:1,5m/s). 間 鉄 塔 支持 部反 力 波 形. (径 間 比1:2,14.5m/s) 図8中 (2)中. 間 鉄 塔 支 持 部 線 方 向 反 力の 変 動 特 性. 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 の パ ワ ー ス ペ ク トル (径 間 比1:1,10m/s). 前 節 の 結 果 を ス ペ ク トル 特 性 で 検 証 す る. a.耐. 張 支 持 の 径 間 比1対1の. 平 均 風 速5,10,14.5m/sで. 場合 の線 路方 向支持反 力のパ. ワ ー ス ペ ク トル を そ れ ぞ れ 図7,8,9に 速5m/sの. 場 合 で は 卓 越 周 波 数 は20Hz付. 示 す.平. な ピ ー ク を 持 つ が,平. 近 に あ り,顕 著. 均 風 速IOm/sの. 波 数 は20Hz付 近 に 加 え て30Hz及 ー が 大 き くな る .. 均風. 場合 では卓越 周. び に40Hz付. 近 でパ ワ. ま た耐 張 支 持1対1で 平 均 風 速14.5m/sの 場 合 の パ ワ ー ス ペ ク トル は ,20Hz以 外 に45Hzと55Hz付 近 に もス ペ ク トル ピ ー ク が 表 れ る .風 速 が 大 き く な る と,複 数 の 卓 越 周 波 数 を 持 つ ス ペ ク トル 分 布 へ と変 化 し,高 周. 図9中. 波 域 に 移 行 す る. b.耐. (径 間 比1:1,14.5m/s). 張 支 持 の 径 間 比1対2の. 平 均 風 速5,10,14.5m/sで. 場合 の反 力計 の変動成 分のパ. ワ ー ス ペ ク トル を そ れ ぞ れ 図10,11,12に 風 速5m/sの 場 合 の 卓 越 周 波 数 は15Hzと45Hz付 ー クが 表 れ ,卓 越 周 波 数 域 が2つ 表 れ る. 平 均 風 速10m/sで 50Hz付. 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 の パ ワ ー ス ペ ク トル. 示 す.平. 均. 近でピ. の パ ワ ー ス ペ ク トル で は,15Hzと. 近 に ピ ー ク が 若 干 移 動 し,さ ら に 風 速 が 大 き く. な る と 高 周 波 域 に ス ペ ク トル の ピー ク が 移 行 す る.す な わ ち,平 15Hzと40Hz以. 均 風 速14.5m/sで 外 に60Hz付. の パ ワ ー ス ペ ク トル で は, 近 に も ピ ー ク が 表 れ,こ. の. よ う に 風 速 が 大 き く な る と,複 数 の 卓 越 周 波 数 域 を 持 つ ス ペ ク トル 分 布 形 状 へ と 変 化 す る.. 図10中. 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 の パ ワ ー ス ペ ク トル (径 間 比1:2,5m/s).

(5) 大 き い.耐 張 支 持 の 径 間 比1対2の 場 合 で も,左 右 端 の 張 力 計 の 最 大 振 幅 に は顕 著 な差 は 見 られ な い が,中 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 は 両 端 張 力 の50%程 度 の 値 に 止 ま っ て い る. 懸 垂 支 持 の 径 間 比1対1の 場 合 の 両 端 張 力 の 最 大 振 幅 は耐 張 支 持 の1対1の 値 に 比 べ て10%程 度 小 さい.ま た,懸 垂 支 持 の径 間 比1対2の 場 合 の 左 右 端 張 力 の 最 大 振 幅 は 耐 張 支 持 の1対2の 値 よ り若 干 小 さ い 程 度 で あ る. 図11中. 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 の パ ワ ー ス ペ ク トル (径 間 比1:2,10m/s). 図12中. 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 の パ ワ ー ス ペ ク トル (径 間 比1:2,14.5m/s). 図13中. 間鉄塔 支持部反 力の平均値 成分. (3)中 間 鉄 塔 支 持 部 線 路 方 向 反 力 及 び 両 端 張 力 の 平 均値成分 乱 流 場 で の 支 持 反 力 と両 端 反 力 の 平 均 特 性 を 検 討 す る.中 間 鉄 塔 支 持 部 線 路 方 向 反 力 及 び 両 端 張 力 の平 均 値 成 分 を図13,14,15に. 示 す.耐. 張 支 持 の 径 間 比1. 対1の 場 合 に は,風 上 か ら見 て側 壁 の 左 端 張 力 計 と右 端 張 力 計 の 平 均 値 成 分 は ほ ぼ 同 じ値 を 示 し,中 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 計 は ほ ぼOmNで. あ っ た.耐 張 支 持 の径 間 比. 1対2の 場 合 に は,平 均 値 成 分 は径 間 長 が 長 い 右 端 張 力 の 方 が左 端 張力 よ り大 き く,中 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 の 値 は 右 端 張 力 と左 端 張 力 の 張 力 差 とほ ぼ 同 じ値 を 示 た. 懸 垂 支 持 の 場 合 に は 径 間 比1対1と 径 間 比1対2と も. 図14左. 端 張力の 平均値成分. 図15右. 端 張力 の平均値成 分. に,中 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 の 平 均 値 成 分 は ほ ぼOmNの 値 を示 す.中 間 鉄 塔 支 持 部 が 懸 垂 支 持 の場 合 や 耐 張 支 持 の 場 合 で も,左 端 張 力 と右 端 張 力 の 平 均 値 成 分 は ほ ぼ 同 じ値 を 示 し,支 持 方 式 は 両 端 支 持 張 力 に 大 き な 影 響 を 及 ぼ さ ない と言 え る. (4)中 間 支 持 部 線 路 方 向 反 力 及 び 両 端 張 力 の 最 大 値 こ こ で は 支 持 反 力 と両 端 張 力 の 最 大 値 に 着 目す る. 中 間鉄 塔 支 持 部 線 路 方 向 反 力 の 最 大 振 幅 を 図16,左 右 端 張 力 の 最 大 振 幅 を 図17と18に 示 す.耐 張 支 持 の 径 間 比1対1の 場 合 で は,左 右 端 の 張 力 計 の 最 大 振 幅 は ほ ぼ 同 じ値 を示 す が,両 径 間 張 力 の位 相 差 に よ り中 間 鉄 塔 支 持 部 線 路 方 向 反 力 に は 不 平 均 張 力 が 生 じ る こ とが わ か る.ま た,そ の 最 大 振 幅 は他 の ケ ー ス に比 べ 最 も.

(6) 準偏 差 は径 間長 が短 い側 の左端 張 力 の方 が若 干 大 き い.ま た 中 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 は左 右 端 張 力 の 間 の 値 を 示 して お り,耐張 支 持 の 径 間 比1対1の 標 準 偏 差 の場 合 ほ ど顕 著 な違 い は無 い. 一 方 ,懸 垂 支 持 の 径 間 比1対1の 場 合 の 左 右 端 張 力 の 標 準 偏 差 は 耐 張 支 持 の 径 間 比1対1の 標 準 偏 差 に 比 べ て30%程 度 小 さい.ま た 懸 垂 支 持 の径 間 比1対2の 場 合 で は,左 右 端 張 力 計 の標 準 偏 差 は 耐 張 支 持 の1対2の 標 準 偏 差 よ り若 干 小 さい.. 図16中. 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 の最 大 振 幅. 図19中 図17左. 図18右. 間鉄 塔 支 持 部 反 力 の 標 準 偏 差. 端張力 の最大振 幅. 図20左. 端 張力計 の標準偏差. 図21右. 端 張力 計の標 準偏差. 端 張 力 の最 大 振 幅. (5)中 間 支 持 部 線 路 方 向 反 力 及 び 両 端 張 力 の 標 準 偏 差 こ こで は 支 持 反 力 と 両 端 張 力 の 標 準 偏 差 に 着 目す る.中 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 の標 準 偏 差 を 図19,左 右 端 張 力 計 の 標 準 偏 差 を 図20と21に 示 す.径間 比1対1の 場 合 で の 左 右 端 張 力 の標 準 偏 差 は ほ ぼ 同 じ値 を示 す が,中 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 は 常 に 両 端 張 力 よ り大 き い 値 を 示 し,最 大 振 幅 と同 様 に標 準 偏 差 も他 の ケ ー ス に 比 べ 最 も 大 き な値 を 示 す.耐 張 支 持 の 径 間 比1対2の 場 合 の 標.

(7) (6)耐 張 型 鉄 塔 支 持 部 線 路 方 向 反 力 の 最 大 値 に 及 ぼ す乱れ の影響 耐 張型 の場 合 で 中間鉄 塔 支持 部 反 力の 最 大振 幅 に 及 ぼ す 乱 流 場 と一 様 流 場 の影 響 を 径 間 比1対1と 径 間 比1対2の 場 合 につ い て 図22と23で 検 討 す る. 径 間 比1対1の 場 合 で の最 大 振 幅 は,低 風 速 域 で は 乱 流 場 と一 様 流 場 で あ ま り差 は な い が,風 速14.5m/sま で 大 き くす る と乱 流 場 の 方 が 一 様 流 場 の2倍 程 度 ま で 差 が 広 が る.一 方,径 間 比1対2の 場 合 で は,の 最 大 振 幅 は 低 風 速 域 に お い て 乱 流 場 と一 様 流 場 で ほ とん ど 差 が 出 な い.. 図24中. 図22中. 間 鉄 塔 部 反 力 の 標 準偏 差(径 間 比1対1). 間 鉄 塔 部 反 力 計 の 最 大 振 幅(径 間 比1対1) 図25中. (8)左. 間 鉄 塔 部 反 力 の標 準 偏 差(径 間 比1対2). 右 端 張 力 の コ コ ヒー レ ンス. 乱 流 場 に お け る 左 右 端 張 力 の コ コ ヒー レ ン ス か ら 位 相 特 性 を 検 証 す る.た. だ し中 間 鉄 塔 支 持 部 は耐 張 型. の み を 扱 っ た.図26,27,28に,そ 14.5m/sで の 径 間 比1対1の ン ス を 示 す.耐. 張1対1の. 関 係 が 見 ら れ る.風. 図23中. 間鉄 塔 部 反 力 計 の最 大 振 幅(径 間 比1対2). 更 に,風. ぼす乱れ の影響. に,移. は20Hz付. 速10m/sで. 近 に明 確 な 逆 位 相 の. は20Hz付. 近 に 加 え て,. 近 に も 明 確 な 逆 位 相 の 関 係 が 表 れ る. 速 を14.5m/sに. の 関 係 は 減 少 し,40Hz付. (7)耐 張 型 鉄 塔 支 持 部 線 路 方 向 反 力 の 標 準 偏 差 に 及. 左 右 端 張 力 の コ コ ヒー レ 場 合 の左 右 端 張 力 の コ コ ヒー. レ ン ス で は,風 速5m/sで. 40Hz付. れ ぞ れ 風 速5,10,. 上 げ る と20Hz付. 近 の逆位相. 近 の ピー クが 若 干 高 周 波 数 側. 動 す る.. 同 様 に,図29,30,31に. そ れ ぞ れ 風 速5,10,14.5m/s. 中間鉄 塔支 持部 反 力 の標 準偏 差 に及 ぼ す乱 流場 と 一 様 流 場 の 影 響 を径 間 比1対1と 径 間 比1対2の 場 合 に. で の 径 間 比1対2の. つ い て 図24と25で 検 討 す る.径 間 比1対1の 場 合 の 標 準. 5m/sで は45Hz付. 偏 差 で は 多 少 の ば らつ き は あ る も の の,全 風 速 域 で 乱. が,風. 流 場 の 方 が 一 様 流 場 の2倍 程 度 の 値 を 示 す.径 間 比1対. 減 少 す る.風. 2の 場 合 の 標 準 偏 差 で は,乱 流 場 の 方 が 一 様 流 場 の1.5. の 関 係 は さ ら に 減 少 し,60Hz付. 倍 程 度 と多 少 そ の差 が 小 さ くな る.. 係 が 表 れ る.. ス を 示 す.耐. 場 合 の左右 端 張力 の コ コヒー レン. 張1対2の. 場 合 の コ コ ヒー レ ン ス は 風 速. 近 に 明 確 な 逆 位 相 の 関 係 が 見 られ る. 速 が10m/sに. な る と45Hz付. 速 が14.5m/sに. 近 の 逆位 相 の 関 係 は. な る と45Hz付. 近 の逆位相. 近 に 新 た な 逆位 相 の 関.

(8) 図26左. 右 端 張 力 の コ コ ヒー レ ンス. 図30左. (径 間 比1対1,5m/s). 図27左. 右 端 張 力 の コ コ ヒー レン ス (径 間 比1対2,10m/s). 右 端 張 力 の コ コ ヒー レ ン ス. 図31左. (径 間 比1対1,10m/s). 右 端 張 力 の コ コ ヒー レ ン ス. (径 間 比1対2,14.5m/s). 4.ま. とめ. 1基2径 間 の 送 電 鉄 塔 に着 目 し,中 間 鉄 塔 支 持 部 線 路 方 向 反 力 の 変 動 特 性 を 風 洞 実 験 に て 検 証 した と こ ろ 以 下 の 所 見 が 得 られ た.最 大 振 幅 及 び 標 準偏 差 は耐 張 支 持 で の 径 間 比1対2よ. り も耐 張 支 持1対1の 方 が 大 き. く,こ の場 合,左 右 端 張 力 よ りも 中 間 鉄 塔 支 持 部 反 力 の 標 準 偏 差 の 方 が 大 き い.こ れ は左 右 の電 線 が 同形 状 に な っ て 両 径 問 の 固 有 周 期 が 近 似 す る こ とか ら,両 径 間 の 振 動 モ ー ドの 位 相 が 逆 転 した 場 合 に 中 間 鉄 塔 支 図28左. 右 端 張 力 の コ コ ヒー レン ス. (径 間 比1対1,14.5m/s). 持部 反 力 の最大 振幅 や 標 準偏 差 が最 も大 き くな る も の と考 え られ る.径 間 比1対1の 場 合 で は,中 間 鉄 塔 支 持 部 を懸 垂 支 持 に す る こ と に よ っ て,左 右 端 張 力 の 最 大 振 幅 及 び 標 準 偏 差 の 低 減 効 果 が 見 られ た. さ らに,耐 張 支 持1対1の 中間 鉄 塔 支 持 部線 路 方 向 反 力 の最 大 振 幅 及 び 標 準 偏 差 は,高 風 速 に な る に つ れ, 風 速 の 乱 れ に よ る 影 響 が 大 き く な る 傾 向 が 見 られ た. 本 実 験 デ ー タ は実 モ デ ル の 送 電 線 一鉄 塔 連 成 系 の 張 力 変 動 解 析 プ ロ グ ラ ム の 検 証 デ ー タ と して 活 用 で き る. 謝辞. 図29左. 右 端 張 力 の コ コ ヒー レ ンス. (径 間 比1対2,5m/s). 本 研 究 は,平 成16年 度 共 同研 究 「 送電線 の張 力変動 見 積 も りの 高 精 度 化 に 関 す る研 究 」(代 表 者:前 田潤 滋)の 支 援 の 下 で 実 施 した も の で,関 係 各 位 に お 礼 申.

(9) し上 げ ま す.. Strong Winds, The 14thConference of the Electric Power Supply Industry, Vol.2, No.T2-B-11,. 参 考文 献 1)北. 嶋 知 樹,松. 大:架. 崎 豊,渡. 邊 友 行,藤. 井 一 幸,高. 橋忠. 空 送 電 線 の 横 振 れ 観 測 と数 値 シ ミ ュ レー シ. ョ ン(そ. の1平. 坦 地 形),第17回. 風工学 シ ンポジ. ム 論 文 集,pp.357‑362,2002. 2)北. 嶋 知 樹,藤 行:架. 井 一 幸,高. ウ. 橋 忠 大,松. 崎 豊,渡. 邊友. 空 送 電 線 の 横 振 れ 観 測 と数 値 シ ミ ュ レー シ. ョ ン(そ. の2山. 岳 地 形),第17回. 風工学 シ ンポジ. ム 論 文 集,pp.363‑368,2002. 3)電. ウ. 気 学 会 電 気 規 格 調 査 会 標 準 規 格,JEC‑127‑1965, 送 電 用 鉄 塔 設 計 標 準,pp.34‑35,1965.. 4)電. 気 学 会 電 気 規 格 調 査 会 標 準 規 格,JEC‑127‑1979, 送 電 用 支 持 物 設 計 標 準,pp.75‑77,1979.. 5)NationalElectricalSafetyCord,C2‑2002,IEEE, pp.171‑172,2002. 6)石 田 伸 幸,前 田 潤 滋,他3:静. 日 本 建 築 学 会 大 会 学 術 講 演 梗 概 集,No.20111, pp.221‑222,2001 田 誠,前. 田 潤 滋,他2:静. pp. 1721-1728, 2003. 10)小. 園 茂 平,前. 線 不 平 均 張 力 の 基 本 特 性 に 関 す る 研 究(そ の2), 日 本 建 築 学 会 大 会 学 術 講 演 梗 概 集,No.20112, pp.223‑224,2001.. 8) Sadahiro Motomura, Shirou Honda, Nobuyuki Ishida, Yasuyuki Morimoto and Junji Maeda: Improved Estimates of Unbalanced Transmission-Line Loads in. 野 稔:多 ス パ ン 鉄 塔 送 電 本 建築 学会. 構 造 系 論 文 報 告 集,第353号,pp.48‑61,1985. 11)皆. 川 洋 一:ケ. ー ブ ル ネ ッ トを 支 配 す る 非 線 形 常. 微 分 方 程 式 の 誘 導,日. 本建 築学 会大 会学 術講演 梗. 概 集,pp.1199‑1200,1981. 12)本. 村 禎 浩,本. 田 四 郎,鶴. 田 潤 滋:静. 則 生,石. 田 伸 幸,森. 本康. 的風 荷 重 に対 す る送 電線 不 平 均. 張 力 の 基 本 特 性 に 関 す る 研 究,日. 本建築 学会九 州. 支 部 研 究 報 告,第42号,pp.185‑188,2003. 13)本 村 禎 浩,本 幸,前. 的 風 荷 重 に お け る送 電. 田 潤 滋,牧. 線 系 の 動 的 応 答 特 性 に 関 す る 研 究,日. 幸,前 的 風 荷 重 にお け る送. 電 線 不 平 均 張 力 の 基 本 特 性 に 関 す る 研 究(そ の1),. 7)本. pp.229-234, 2002. 9) Sadahiro Motomura, Shirou Honda, Nobuyuki Ishida and Junji Maeda: Highly Accurate Estimates of Transmission-Line Loads, Proc. 1l`hInternational Conference on Wind Engineering, Vol.2, No.A07.6,. 田 四 郎,鶴. 田 潤 滋:静. 則 生,石. 田 伸 幸,森. 本康. 的 風 荷 重 に対 す る送 電線 張 力 の. 基 本 特 性 に 関 す る 研 究,日. 本建 築学会 大会学術 講. 演 梗 概 集,No,20109,pp,217‑218,2003..

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