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TRUE Gene silencing法を用いたcyclin D1の発現抑制による頭頸部扁平上皮癌細胞の増殖抑制

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Academic year: 2018

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学 位 論 文 審 査 の 概 要

博士の専攻分野の名称 博士(医 学) 氏 名 飯塚 さとし

主査 准教授 濵田 淳一 審査担当者 副査 教 授 畠山 鎮次 副査 教 授 廣瀬 哲郎 副査 教 授 佐邊 壽孝

学 位 論 文 題 名

TRUE Gene silencing法を用いたcyclin D1の発現抑制による

頭頸部扁平上皮癌細胞の増殖抑制

(Growth inhibition of head and neck squamous carcinoma cells by sgRNA targeting the cyclin D1 mRNA based on TRUE gene silencing)

本学位論文は,細胞周期関連蛋白であるcyclin D1の頭頸部癌の治療標的としての有用性 について論じたものである。

審査にあたり,まず畠山教授から,small guide RNA (sgRNA)によるcyclin D1の発現抑 制が扁平上皮癌細胞のアポトーシスを誘導する機序などについての質問があった。申請者 は,これまでに報告されたcyclin D1の発現状態とアポトーシスとの関係を取り上げた他家 の論文を参考に,自身の考える機序について説明した。廣瀬教授からは,短鎖sgRNAの標 的mRNAに対する特異性に関する質問がなされた。申請者は,sgRNAの標的mRNAへの 結合およびRNA切断酵素であるtRNaseZLによる認識・切断機構の詳細を説明し,短鎖で あっても高い特異性を示しうるとの見解を示した。佐邊教授は,cyclin D1の過剰発現が必 ずしも癌化に関与していないことを指摘した上で,本研究でcyclin D1を治療の標的に選択 した理由について尋ねた。申請者は,所属する教室で行われてきたこれまでの研究成果を 紹介しながら,治療標的としてcyclinD1を着想するに至った経緯を述べた。最後に濵田准 教授から,sgRNAの臨床応用への可能性と課題についての質問があった。申請者は自身の もつ研究成果と他家の報告を紹介しながら,本研究の成果を臨床の場で役立てるために必 要な今後の課題を列挙した。

本論文は,頭頸部癌の生物学的理解を深め,頭頸部癌の診断・治療に新たな展開を導く ものと期待される。

参照

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