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中国・上海市及び江蘇省周辺水環境の変遷と現状

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(1)

著者 小寺 浩二

出版者 法政大学文学部

雑誌名 法政大学文学部紀要

巻 78

ページ 149‑164

発行年 2019‑03‑18

URL http://doi.org/10.15002/00021790

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Ⅰ はじめに

 急速な発展を遂げる中国の中でも,特に顕著な 経済的な発展を示す沿岸都市周辺では,1980 年 代から大気汚染や水質汚濁が進行し,その後様々 な対策がとられるようになってきた。しかし,

1990 年の北京での初めてのアジア大会前にはさ らに著しい開発が進み,2001 年の世界貿易機構

(WTO)への加盟を経て 2008 年に開催された北 京オリンピック前後でさらに加速的な発展を遂 げ,環境問題も一層深刻化してきている。

 沿岸都市の中でも上海市や南京市を中心とした 江蘇省地域の発展は著しく,河川・運河・湖沼な どが多く古くから水辺の都市として発展してきた 地域において,水質汚濁の問題は特に大きな課題 である。

 1985 年からこの地域に足を運び,1999 年~

2001 年にかけては繰り返し調査を行ったが,改 めて 2018 年 8 月に集中的な現地調査を行う機会 を得たので,以前の現地調査の結果とも併せ,日 本とも比較して考察を行う。

Ⅱ 対象地域の発展と水環境の変遷

 上海市は,長江河口の東端に広がる平均高度 5 m 以下の低平な沖積平野に位置する。古くは江 南の一農漁村に過ぎなかったが,アヘン戦争

(1843 年)以後,外国人居留地の租界が設けられ たことから近代都市建設が進められ,特に,解放 後は経済特別区に指定されるなど,様々な面で発 展を続けている。

 1960 年代初頭には人口は 1,000 万人を超え,

2001 年で 1,400 万人,現在では市区だけで 1,800 万人。常住人口は 2,400 万人を超えたといわれる。

 1920 年代以降,上海市へ人口と工業が集中す

中国・上海市及び江蘇省周辺水環境の変遷と現状

小 寺 浩 二

要 旨

 急速な発展を遂げる中国の中でも,特に顕著な経済的発展を示す沿岸都市周辺では,1980 年代から大気汚染 や水質汚濁が深刻化し,1990 年代からは様々な対策もとられるようになってきた。上海及び江蘇省周辺の水環 境について,1999 年に引き続き,2018 年 8 月に現地調査を行う機会を得たので,その結果と共に水辺環境の現 状を報告し,この地域の水環境の変遷について考察する。

 上海,杭州,蘇州,太湖,南京,京杭大運河など,広範囲の水質調査を行った結果,それぞれの地域の水質 の特徴が明確となった。1980 年代~2000 年前後と比べて,様々な対策により水質は改善傾向にあるが,南京市 街や上海市街では,都市型の水質汚濁が未だ顕著で,特に上海では,黄浦江左岸の蘇州河を中心とする支流の 水質が悪く,浄化施設などの対策はとられているものの,あまり改善されていない。

 ただし,上海でも南京でも水辺空間の整備は驚くほど進み,都市中心部から郊外へと一層の整備が展開され つつあった。過去の資料も精査しつつ,さらに詳細な調査を継続していきたい。

キーワード:上海市, 江蘇省, 京抗運河, 水環境, 水辺環境, 経済発展, 水質汚濁, 河川管理

(3)

ると蘇州河への排水流入が激増し,急速に汚濁が 進んだ。しかし,環境保持よりも経済発展が優先 されたため河川の汚濁防止に関する事業は遅れ,

1980 年代には,河口から約 26 km 上流の華漕ま でが「黒臭帯」とよばれるほど汚濁が深刻化し,

その水質は,中国の分類で最悪の第Ⅴ類に位置づ けられた。

 上海市人民政府は,こうした自体に対し 1988 年に「蘇州河環境整備事業」の推進を決定し,5 年ごとの計画で,下水処理施設を整備し,河口部 に閘門を設置したり,市内の汚水を処理後長江へ 放流するなど,様々な取組を行ってきている(小 寺ほか,1999)。

Ⅲ 現地調査結果

 2018 年 8 月 17 日~24 日の期間に上海及び江蘇 省において水環境に関する現地調査を行った。河 川・湖沼・運河・水道水などの測水調査ととも に,古くからの環濠集落の現状や,新たに開発さ れつつある水辺都市についても調査した。

1.水文観測結果

(1) 広域調査

1) 電気伝導度(溶存成分の総量指標)

 日本の一般的な地域と比較して全般的に EC

(電気伝導度)の値は高く,汚染傾向が見られた。

中でも上海地域では 700 µS/cm を超える著しく 高い値が観測された。一方,南京市街や杭州では

図2 対象全域の電気伝導度分布

図3 対象全域のpH分布

図4 対象全域のTOC分布 図1 対象地域概略

(4)

値が低い。

2) pH(水素イオン濃度)

 ほとんどの地域で弱アルカリ性を示し,特に太 湖や南京・上海の湖沼など,停滞水域で特に値が 高かった。夏季でもあり炭酸同化作用の影響と考

えられる。

3) TOC(全有機炭素)

 水道水は別として,全般的に高い値を示し,

5 mg/ℓ以上の地点が広く分布した。pH 同様,

湖沼などの停滞水域で高い傾向を示したが,太 湖,杭州の値は,それ程高くはなかった。

(2) 上海市

1) 電気伝導度(溶存成分の総量指標)

 他の地域と比べて高く,水道水でも 300 µS/

cm を示し,400 µS/cm 以下の地点は江浦江右岸 支流の一部くらいで,ほとんどの地点で 500 µS/

cm 以上を示し,特に蘇州河や市街地の河川では 600 µS/cm で,700 µS/cm を超える地点も多く 存在し,日本では考えられないほど高い値であっ た。

2) pH(水素イオン濃度)

 ほとんどの地点で 7.2 以上の弱アルカリ性を示 したが,水道水では全て 7.6 以上であった。

 また,江浦江右岸支流の一部や西部では,8.0 を超える地点があり,流れのない停滞水域と考え られる。

3) TOC(全有機炭素)

 水道水を除き,3 mg/ℓ以下を示したのは北部 の 1 地点のみで,ほとんどの地点で 4 mg/ℓ以上 を示し,6~7 mg/ℓが最も多い 12 地点。7 mg/

ℓ以上も 10 地点あった。

4) まとめ

 電気伝導度と TOC の値から,著しい水質汚濁 が明確となった。また,pH の高さと現地での観察 結果から,ほとんど流れのない停滞水が多く,潮 汐変化が水質に影響していることが示唆された。

 EC が高く,黄浦江は長江に繋がりすぐ下流で 海に流れ込むことから塩水遡上の影響も考えられ るが,成分分析結果と併せて考察する必要があ り,汚染の原因もこの結果だけでは判断できない。

(3) 南京市

1) 電気伝導度(溶存成分の総量指標)

 上海と比較して低く,500 µS/cm 以上の地点 図5 上海市のEC分布

図6 上海市のpH分布

図7 上海市のTOC分布

(5)

は 1 箇所のみで,ほとんどの地点で 400 µS/cm 以下であり,約半分の地点で 300 µS/cm 以下で あった。

2) pH(水素イオン濃度)

 上海同様,ほとんどの地点で 7.2 以上を示した が,7.8 以上が 8 箇所,8 以上が 3 箇所と少なく,

約半数の地点で 7.6 以下を示した。

3)TOC(全有機炭素)

 上海同様高く,4 mg/ℓ以下は 2 箇所のみ,

6 mg/ℓ以上の地点が 14 地点と河川の約 3 分 2 を占めた。

4) まとめ

 EC や pH がそれ程高くないことから,南京市 街は上海よりも長江の上流に位置するため,ある 程度の地形傾斜もあり,上海のような流れの停滞 による水質悪化は小さいと思われるが,TOC の 値はほとんど変わらないことから,家庭雑排水の 処理不足になどによる水質汚濁が著しいと考えら れる。

2.水質分析結果

(1) 広域調査

1) 主要溶存成分バランスの分布

 EC や TOC の高さから懸念された程の顕著な 都市型の汚染水のパターンはあまり見られず,地 質の影響で溶存成分濃度が高く,水の停滞が原因 で不十分な汚水処理水と生物活動により有機物が 多くなっていると考えられる。

 しかし,上海市街地の数カ所では,典型的な都 市型汚濁水のパターンを示すものがあり,他の地 域とは水質が異なっていることがわかる。

 杭州の水は,西湖も運河も濁っていてあまりき れいには見えなかったが,溶存成分で見る限りで は,ほとんど水道水と変わらないほどの水質を示 したのは驚きであった。

2) 主要溶存成分の組成

 トリリニアダイアグラムから判断できる水質組 成から見ても,あまり著しい汚染は見当たらな い。上海市街地の EC が高い地域の組成も,若干 海水と生活排水の影響が見て取れる程度で,明確 には起源を特定できない。

図8 南京市のEC分布

図9 南京市のpH分布

図10 南京市のTOC(全有機炭素)分布

(6)

表1 現地調査と水質分析結果

(7)

 図11 調査地域全域の主要溶存成分の分布(上)と組成(下)

(8)

図12 上海市の主要溶存成分の分布(上)と組成(下)

(9)

図13 南京市の主要溶存成分の分布(上)と組成(下)

(10)

(2) 上海市

1) 主要溶存成分バランスの分布

 上海地域の詳細な図を見ると,圧倒的に都市型 の汚染水が多いことがわかり,特に,黄浦江の右 岸側の支流よりも,蘇州河など左岸側の支流の汚 染が著しいことがわかる。

 それ以外の地点の成分バランスはほとんど同じ で,この地域の地質が反映されていると思われる。

 また,硝酸成分も多くの地点で含まれている が,それ程大きな値ではなかった。

 水道水は,ほとんど同じ性質である。

2) 主要溶存成分の組成

 あまり大きな差は見られないが,詳細に見る と,地域によってある程度組成がグルーピングさ れる。黄浦江右岸では,陽イオンではアルカリ土 類金属が卓越し,陰イオンでは硫酸成分が多い。

一方右岸側では,アルカリ金属と塩化物イオンが 多く,キーダイヤグラムでは,明らかに違う場所 にプロットされる。

(3) 南京市

1) 主要溶存成分バランスの分布

 ほとんどの地点で Ca-HCO3型で成分バランス は変わらず,濃度のみが異なっているように見え るが,北東部の NO. 24(NL4)だけは,硫酸イ オン成分が多い。

 上海と違って,硝酸イオンはほとんど検出され ず,農地の影響はほとんどないと考えられる。

2) 主要溶存成分の組成

 陽イオンではバラツキがほとんどないが,陰イ オンのバラツキが大きい。

 最も大きく他の水質と異なるのが,飲料水(現 地で販売されているペットボトル水)で,EC も 低いことから,精製の過程で大きくバランスが異 なってしまっていると考えられる(NO. 30 と 31)。

 また,NO. 24 の地点は,トリリニアダイアグ ラムでも,他の地点とは異なった位置にプロット される。

(4) 日本(首都圏)との比較

 2018 年の 5 月から 6 月にかけて行われた「身 近な水環境の全国一斉調査」の中で,法政大学で 調査した地点の一部の結果を表 2 と図 14 に示す。

 全般的に,中国と比較し EC と溶存成分濃度は 低いが,下町を中心に都市型の汚染水の性質を示 す地点が多く,硝酸濃度の高い地点も目立つ。

 pH については,7 以下から 8 以上までとばら つくが,TOC に関しては,4 mg/ℓを越えるの は数地点で,ほとんどで 3 mg/ℓとなり,中国の 値と大きく異なる。

 今回対象とした中国諸都市と日本の首都圏の水 質を総合的に比較すると,① EC と溶存成分濃度 の値が中国で顕著に高い。② TOC の値が中国で 著しく高い。③硝酸に関しては,日本と比較して ほとんど検出されないという特徴が明確になった。

 日本での採水が 6 月,中国での採水が 8 月とい う時期の違いはあるものの,水質に大きな差が現 れたのは,今回対象とした中国諸都市での河川水 の流れが遅く高温と高濃度の栄養塩をもとにプラ ンクトンなどの有機物が大量に発生し,その際高 濃度であったはずの窒素を取り込んだため,河川 水中の硝酸濃度が下がったものと考えられる。

 有機物の組成を調べることで,本仮説は証明さ れると考えられ,まずは全窒素・全リンを測定し てみることが必要である。

3.水質浄化設備と水辺空間整備

(1) 上海市

 1995 年から始まった蘇州河の水質改善計画で 示 さ れ て い た 河 川 の 水 質 浄 化 施 設( 小 寺 他,

1999)を,数カ所で確認することができた。

 水深があり,流れもある河川では,エビなどの 養殖池で見られるような水車タイプの装置で水を 曝気する方法を取っていた(写真 1)。

(11)

図14 日本の首都圏の主要溶存成分の分布(上)と組成(下)

(12)

写真1 河川に設置された水車式装置  一方,水深が浅く,停滞している水路などで は,パイプを設置し所々から空気を出す,水層で 使われているような浄化設備となっていた(この タイプは南京の市街地でも多く見られた)。

 上海郊外では,鉄道網の整備とあわせて,ウ オーターフロント開発がより一層進められてお り,開発の現場には,写真のような看板も掲げら れていた(写真 3)。

写真3 開発のスローガン

 新しくできた地下鉄の入り口近くでいくつもの 高層ビルが建設中で,あわせて周辺水辺空間の整 備を行っている様子は,その典型的なもので(写 真 4),市街地から地下鉄で 30 分程度の範囲に未 開発のクリーク地帯が多く,さらに開発が進んで いくものと思われる。

写真2 水層タイプの浄化装置

写真4 建設中のビル群と水辺(横に地下鉄入口)

表2 日本の首都圏の水質(2018年)

(13)

 外灘にも近い黄埔江の支流地域ではすでに水辺 空間の初期の整備は終わり,より高度に活用するた め,周辺の老朽化した低層集合住宅の建て替えや,

周辺商店街を再開発しての新しい水辺空間のエリ ア化やその連結の工夫が始まっていた(写真 5)。

 外灘の開発も一段落し,2000 年代初頭とそれ ほど大きな違いは見受けられなかったが,保存の ため整備された河岸域の歴史的な建造物の裏に,

老朽化して時代から取り残されたような中層の建 物群の一帯があり,30 年前を知るものからする と懐かしいものの,上海の街をより魅力的にする ためには,何らかの対策が必要と思われた。

 しかし,そうした建物の内部だけを改装し,欧 米人を中心とした外国人で連日賑わう飲食店など もあり,新たな上海の街の展開も垣間見られた。

(2) 杭州市

 三十数年前と変わらず,水都として多くの観光 客を集めていたが,西湖沿岸は近代的な公園とし

て整備され,すっかり趣が変わっていた。

 銭塘江・西湖・京杭運河を中心に多くの水路が 張り巡らされている水の街であることに変わりは ないが,古い景観を残す水辺も近代的に整備され た水辺もあり,新たな杭州の水辺空間が形作られ ていた(写真 7~9)。

写真5 整備された支流住宅地域の水辺(黄埔江右岸)

写真6 かつて最も高かった上海大夏と外灘のビル群

写真7 観光客であふれる西湖東岸

写真8 杭州駅裏の古くからの運河の景観

写真9 ビル街の水辺整備(中山北路の京杭運河)

(14)

(3) 南京市

 南京でも,同様に市街地の河川中に水層タイプ の浄化パイプが設置されており,水辺環境の整備 も進められていた。市街地の近くを長江が流れて はいるものの,洪水対策が中心の整備で水辺には 近寄れなかったが,市街地には中小河川が多く,

それぞれの規模に応じた親水化が進められ,郊外 の大規模な水路沿いには高層住宅群が建設され,

上海と同様の様相を示していた(写真 10~12)。

写真10 南京旧市街地の水辺整備(中山南路)

写真11 南京市街地の水辺整備(秦淮河)

写真12 南京郊外の高層住宅と水辺整備(秦淮新河)

4.京杭大運河と水辺の観光

 今回対象とした地域は,京杭運河でつながる水 辺の町とも言える地域である。かつて,経済発展 のための大動脈となった運河をめぐり,水辺の町 を訪ね歩く旅が,国内外の多くの人を引き寄せ,

一大産業ともなりつつあった。

 特に楊州には,京杭運河と関わりのある様々な 史蹟が分布し,観光スポットとなっていた(写真 13~15)。

写真13 大運河の閘門の一つ(揚州・邵伯鎮)

写真14 整備された古くからの水辺(楊州・東関古渡)

写真15 史蹟と古い町並みと井戸(揚州・東門遺蹟)

(15)

 上海の豫園も南京の夫子廟の街も水辺景観を活 かした観光地で,昼も夜も大勢の観光客で賑わっ ていた。(写真 16,17)。

写真16 上海・豫園の水辺

写真17 夜も賑わう水辺(南京・夫子廟)

 蘇州・杭州といった大きな町は,都市としても 発展して高層ビルが建ち並んだため,今ではもっ と小規模な水郷集落の魅力が人を引きつけつつあ り,人気の観光スポットになっている(写真 18)。

写真18 上海郊外の水郷集落の一つ(七宝老街)

Ⅷ おわりに

 この地域を初めて訪れたのは,1985 年,学生 時代のことで,文化・風習の違いとともに,1978 年に始まった改革・開放の激しいうねりのような ものが強く印象に残っている。その後,1990 年

~1995 年のタクラマカン沙漠調査を経て,上海 交通大学と連携して蘇州河の水質改善プロジェク トの研究を行ったのが 2000 年前後。その後も,

エコツーリズムで中国各地を訪問する度に経由し た上海ではあったが,調査は約 12 年ぶりで,改 めて,その変化の速さと激しさに驚いた。新たな 課題も増えたため,今後も継続した調査を行って いきたい。

註 調査・分析に関しては,ゼミ生諸君の多くの協力 を得た。特に,水質分析・分布図の作成などは大 学院生の浅見和希君の手によるところが大きい。

ここに記して感謝の意を表したい。

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(17)

In the rapidly developing China, air pollution and water pollution have become serious since the 1980s around coastal cities, which show particularly remarkable economic development, and from 1990's various countermeasures have been taken. We got an opportunity to conduct on-site survey in Shanghai and Jiangsu Province surrounding area in August 2018, so we report the current situation of the waterside environment along with the results and consider the transition of the water envi- ronment in this area.

As a result of extensive water quality surveys such as Shanghai, Hangzhou, Suzhou, Taihu Lake, Nanjing, the Grand Canal, the characteristics of the water quality in each area became clear.

Water quality is improving by various countermeasures compared with the 1980s ~ 2000, but in Nan- jing and Shanghai city-type water pollution is still remarkable, especially in Shanghai, the Suzhou River on the left bank of Huangpu River Water quality of the main branch is bad, although counter- measures such as purification facilities are taken, it has not improved much.

However, in Shanghai and Nanjing the maintenance of the riparian space has been astonishing- ly progressing, and further development has been progressing from the city center to the suburbs. I would like to continue further detailed investigation while closely examining past materials.

Keywords : Shanghai City, Jiangsu Province, Grand Canal, Water Environment, Waterfront Environment, Eco- nomic Development, Water Pollution, River Management

Changes and the Current Situation of the Water Environment in the Area Surrounding Shanghai and Jiangsu Province, China

Koji KODERA

Abstract

表 1 現地調査と水質分析結果
図 12 上海市の主要溶存成分の分布(上)と組成(下)
図 13 南京市の主要溶存成分の分布(上)と組成(下)
図 14 日本の首都圏の主要溶存成分の分布(上)と組成(下)

参照

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