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At a Glance: ( ) 国内トップクラスの顧客基盤を持つリテール証券会社で 主に個 人投資家や未上場法人のお客様に幅広い金融商品 サービスを 提供しています 営業員による付加価値の高い提案型サービスを 7.3 提供する ダイワ コンサルティング コースと

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Academic year: 2021

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(1)

事業概況

p28 At a Glance p30 In the Industry p32 リテール p36 ホールセール p40 投資 p42 アセット・マネジメント p46 システム、リサーチ

(2)

05 06 07 08 09 7.3 71.0 74.4 18.3 40.4 101.0 120 80 40 0 ( 十億円 ) ( 年度 ) 05 06 07 08 09 141.5 1.4 92.8 -167.4 68.7 200 100 0 -100 -200 ( 十億円 ) ( 年度 )

At a Glance:

大和証券グループの主要事業

リテール

国内トップクラスの顧客基盤を持つリテール証券会社で、主に個 人投資家や未上場法人のお客様に幅広い金融商品・サービスを 提供しています。営業員による付加価値の高い提案型サービスを 提供する「ダイワ・コンサルティング」コースと、インターネッ トを通じて利便性の高いサービスを提供する「ダイワ・ダイレク ト」コースの2つのお取引コースを自社内に有しています。

ホールセール

国内外の拠点をベースとしたグローバル・ネットワークを有す るホールセール証券会社です。国内外の機関投資家や事業法 人・金融法人のお客様向けに、資金運用業務、投資銀行業務、 リサーチ情報の発信など幅広い業務を行い、お客様の多様な ニーズに応えます。

投資

金銭債権やプライベート・エクイティ等の厳選した案件への 投資を行なっています。 ベンチャー投資やバイアウト投資、アジアを対象とした 投資ファンドの運営を行なっています。 経常利益の推移 経常利益の推移

(3)

アセット・マネジメント

当社グループのアセット・マネジメント部門の中核を担う資産運 用会社です。大和証券や銀行など幅広い販売チャネルを通じて、 さまざまな運用対象の投資信託の設定・運用を行なっています。

システム、リサーチ

大和総研グループは、大和総研ホールディングスを中間持株会 社として、システム、リサーチに係るサービスを提供します。 当社グループ内向けにサービスを提供する大和総研と、グルー プ外のお客様にサービスを提供する大和総研ビジネス・イノ ベーションがその中核を担います。

グループサポート

大和証券、大和証券キャピタル・マーケッツを中心とした グループ企業の事務代行業務を行なっています。 当社グループにおける不動産管理や、法人のお客様に対する 不動産のソリューション・鑑定評価を行なっています。 当社グループと三井住友フィナンシャルグループがそれぞれ出 資する資産運用会社です。国内外の機関投資家に対し年金運用 などのサービスを提供しているほか、個人投資家向けの投資信 託の設定・運用も行なっています。 05 06 07 08 09 4.4 17.4 13.0 11.6 9.9 05 06 07 08 09 5.7 4.4 4.6 2.9 3.1 20 15 5 10 0 ( 十億円 ) 10 6 4 8 2 0 ( 十億円 ) ( 年度 ) ( 年度 ) 05 06 07 08 09 7.3 13.3 9.7 9.1 7.9 15 10 5 0 ( 十億円 ) ( 年度 ) *3社合計(内部取引および配当の受取りを除く) 経常利益の推移 経常利益*の推移 大和投資信託 大和住銀投信投資顧問

(4)

In the Industry

主要事業のマーケット・シェア

リテール関連

ラップ口座契約件数 (2009年度末) 日本証券投資顧問業協会資料より 大和証券作成

アセット・マネジメント関連

公募投資信託運用資産残高*2 (2009年度末) 投資信託協会資料より 大和証券グループ本社作成 オンライン取引専用口座数*1 (2009年度末) 各社公表資料より大和証券作成 公募株式投信資金純増額(ETFを除く)*2 (2009年度) 投資信託協会資料より 大和証券グループ本社作成

45.1

%

18.6

%

17.2

%

31.6

%

*2 大和投資信託・大和住銀投信投資顧問の合計の対業界シェア *1 大和証券の「ダイワ・ダイレクト」コースとオンライン証券大手5社(SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、カブドットコム証券)の 6社合計に占めるシェア

(5)

ホールセール関連

M&Aアドバイザリー (2009年度、日本企業関連公表案件)

Thomson Reuters Marketsより 大和証券キャピタル・マーケッツ作成 エクイティ総合*3主幹事リーグテーブル (2009年度) 大和証券キャピタル・マーケッツ作成 デット総合*4主幹事リーグテーブル (2009年度) 大和証券キャピタル・マーケッツ作成 円債総合主幹事リーグテーブル (2009年度)

Thomson Reuters Marketsより 大和証券キャピタル・マーケッツ作成

22.9

%

17.4

%

17.8

%

20.3

%

*3 エクイティ総合:既公開株式(含海外株式)+国内CB+海外CB+新規公開株式+REIT *4 デット総合:普通社債+財投機関債+円建外債+地方債+住宅金融支援機構RMBS

(6)

お客様のご都合に応じて、インターネットや コールセンターを通じてお取引できるサービス お客様の状況に応じて、資産運用をサポートする オンリーワンのサービス ダイワの証券総合サービス(入出金・残高照会、決済サービス、資産管理) eメンバー*1、お預り資産優遇サービス、ダイワのポイントプログラム 店舗(口座開設、各種事務手続き、ATM、セミナー) コールセンター(資料請求、問合せなど) インターネット(投資情報、残高照会、取引、情報取得など) 国内株式、株式ミニ投資、るいとう、外国株式、国債・社債・外貨建債券、投資信託、 年金保険、ダイワFX 、ダイワ365FX、ダイワCFD、ダイワPTS 、ダイワのネットローン ダイワSMA、ダイワファンドラップ、 株式プレミアム取引、ダイワのSATローン 支店担当者への投資相談 店舗

リテール

E

2

つのお取引コースと総合力を活かした多様な商品・サービス  大和証券では、あらゆるお客様の取引スタイルに対応するため、営業員による付加価値の高い提案型サービスを 提供する「ダイワ・コンサルティング」コースと、インターネットやコールセンターを通じて、利便性の高いサー ビスを提供する「ダイワ・ダイレクト」コースの

2

つのお取引コースを用意しています。店舗網(全国

119

店)

*

、コール センター、インターネットという

3

つのチャネルをすべて自社内に有し、グループ内のリソースを最大限に活用で きることが、大和証券の強みです。  さらに、国内外の株式や債券、投資信託といった投資・運用商品に加え、年金保険やラップ口座サービス、証券担保 ローンなど、お客様の多様化するニーズを網羅できる充実した商品・サービスラインナップも強みとなっています。 *2010年7月1日現在 変更可能 大和証券のサービス体系(201071日現在) *1 取引残高報告書や取引報告書などをお手持ちのパソコン上で確認できるサービス *2 「ダイワ・コンサルティング」コースの店舗経由取引の手数料を100とした場合の水準

*3 Interactive Voice Response(自動音声応答)の略

*4 1日定額手数料 「ダイワ・コンサルティング」コース 「ダイワ・ダイレクト」コース 基本サービス お取扱窓口 商品・サービス 投資相談 国内株式委託手数料水準*2 共通 共通 インターネット (パソコン・携帯電話) コールセンター IVR* 3インターネット (パソコン・携帯電話) 100 75 70 30またはハッスルレート*4 100 — 70 約定ごと手数料 50万円以下 150円(税込) 50万円超  300円(税込) またはハッスルレート 現物取引 信用取引 信用取引サービス

(7)

投資信託 代理事務手数料の推移 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 2007年度 2008年度 2009年度 4 3 2 1 0 (十億円 ) (四半期別の月間平均)

2009

年度の業績

1.

事業環境と業績のレビュー

E不安定な事業環境においても業績は順調に回復

2009

年度通期の東証一部の一日平均株式売買代金は、前年度比

23.4

%減の

1

5,297

億 円と低迷しました。一方で、株式の公募・売出し額は、過去

10

年間で最大の水準にまで拡 大しました。 このような事業環境のもと、大和証券の

2009

年度業績は順調 に回復しました。受入手数料では、募集・売出し手数料が、エク イティ・ファイナンス案件の増加や株式投資信託の販売拡大を受 けて前年度の

2.1

倍と大きな伸びとなりました。一方、投資信託の 代理事務手数料等は、前年度比

11

%減となりましたが、リーマン ショック以降、四半期ベースでは増加傾向となっています。この 結果、純営業収益は前年度比

21.6

%増の

1,920

億円となり、経常 利益は前年度比

119.9

%増の

404

億円となりました。

2.

実績と成果の検証

E顧客基盤拡大の取組みにおいて手ごたえ 大和証券では、安定収益の拡大と持続成長につながる「預り資 産の純増」に注力した営業を基本姿勢としています。投資信託で は、

2009

7

月に取扱いを開始した「ダイワ外国債券ファンド– ダイワスピリット–」が、高格付の先進国債券と相対的に高い金 利水準の新興国債券への分散投資により安定性と収益性を兼ね 備えていることがお客様から支持され、着実に残高を伸ばしてい ます。また、

2016

年のオリンピック開催への期待もあり、高い経 済成長が見込まれているブラジルの株式を投資対象とした「ダイ ワ・ブラジル株式オープン– リオの風 –」も預り資産の拡大に貢 献しました。 外国株式の売買についても、中国・インド・ブラジルの銘柄を 中心に増加しています。 投資一任運用サービスであるラップ口座(「ダイワSMA」・「ダ イワファンドラップ」)では、サービス開始以来、業界No.1を維 持しており、契約資産残高・契約件数において、それぞれ

40

%を 超えるシェアを有しています。 また、お客様との接点を増やすために支店網を充実していま す。

2009

9

月には府中支店を出店、

11

月には所沢ステーショ ンプラザを所沢駅前支店に昇格し、

2010

3

月には

119

店舗目 となる相模原支店を出店。さらに

6

月には、お客様の利便性向上 を目的として、札幌支店を北洋大通りセンターに移転しました。 ラップ口座の契約資産残高と業界シェア 300 200 100 0 45 30 15 0 (十億円 ) (%) ラップ口座契約資産残高 契約資産残高シェア 出所 : 日本証券投資顧問業協会資料より大和証券作成 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 2007年度 2008年度 2009年度

(8)

2010

年度の重点戦略

 大和証券は、大和証券グループの中期経営計画「

Passion for the Best 2011

」のなかで、

2011

年度の経常利益目標を

1,200

億円としています。この目標を達成するため、

2010

年度 では以下の戦略を実行していきます。

1.

コンサルティング部門の戦略

E商品・サービスのさらなる充実による顧客基盤の拡大 コンサルティング部門では、お客様の幅広いニーズをとらえ た商品・サービスを拡充させていくことで顧客基盤を拡大して いきます。 ひとつの例がインパクト・インベストメントと呼ばれる商品で す。インパクト・インベストメントとは、投資リターンの獲得だけ ではなく、貧困や環境といった社会的な課題への取組みに貢献がで きる新しいスタイルの投資であり、急速に注目を集めている分野で す。大和証券はインパクト・インベストメントの代表的な商品であ る「ワクチン債」や「マイクロファイナンス・ボンド」を日本で初め て販売するなど実績を積み重ね、現在では同分野の外貨建債券の国 内累計販売額において、

71

%の圧倒的シェアを有しています*。こ れは外債販売における当社グループの過去からの継続した取組み が、国際機関などの多くの発行体から高く評価された結果といえま す。インパクト・インベストメントは、新しい投資の形として今後 もニーズはさらに拡大するものと考えられます。大和証券は、同分 野における一層のプレゼンスの拡大を目指していきます。 また、外国株式の取扱いについても、中国、インドやブラジルなど高い成長が期待できる アジア等の新興国の株式への投資を積極的に提案していきます。大和証券キャピタル・マー ケッツとの連携を強化し、今後も取扱い銘柄やマーケット情報を充実させることによって さらに実績を伸ばします。 投資信託についても、残高の拡大に向けた取組みを継続していきます。お客様の高い分 配金受取りニーズに応えるべく、分配型ファンドの品揃えを拡大し、より幅広く提案して いきます。また、環境に応じた新ファンドをタイムリーに提供していきます。 年金保険やラップ口座サービス、証券担保ローンの分野でも、サービス内容を一層充実 させ、さらなる市場の拡大を目指します。 *2010年6月末現在

2.

ダイレクト部門の戦略

Eアクティブな投資家層へのアプローチを強化 ダイレクト部門では、従来の顧客基盤に加え、アクティブな投資家層を取り込む戦略を 推進しています。

2009

年度においては、「ダイワ

365FX

」と「ダイワCFD*1」という新しい

2

つのサービスを開始しました。 外国株式の売買代金 180 150 120 90 30 60 0 (十億円 ) 中国・香港 インド ブラジル その他(北米等) 1Q 2Q 4Q 3Q 4Q 2008年度 2009年度

(9)

「ダイワ

365FX

」は東京金融取引所に上場している「くりっく

365

」を当社が取扱業者とし てお客様に提供する取引所外国為替証拠金取引です。本年

2

月より、手数料の割引キャン ペーンなどのプロモーションを積極的に行い、「くりっく

365

」における売買代金シェアが

10

%超にまで拡大しています。

2010

8

月からは「ダイワのトレーディングボード

365FX

」を無料提供し、マーケットの拡大が期待される取引所FX における一層のシェア拡 大を目指します。 「ダイワCFD」はお客様と当社との間で行われる相対の差金決済取引です。

2009

10

月より「日本

225

指数先物CFD」の提供を開始、

2010

5

月からは国内株式CFD (

100

銘柄)を新たに追加いたしました。 さらに、「ダイワ

365FX

」、「ダイワCFD」ともに、パソコンに加えて携帯電話でのお取引 も可能とし、利便性の向上を実現しました。 また、

2010

7

月より「ダイワ・ダイレクト」コース専用の「信用取引サービス」の株式委 託手数料*2を大幅に引き下げました。あわせて、アクティブな投資スタイルのお客様に、よ り快適な投資環境を提供するため、「ダイワのトレーディングボード」のバージョンアップを 行いました。今後も引き続き、取引スピード・操作性の向上を図ってまいります。

*1 Contract For Difference:株式、株価指数等の商品を対象として、取引開始時の約定価格と取引終了時の約定価格との 差額により決済を行う差金決済取引。 *2 インターネット経由注文(パソコン、携帯電話による売買注文(コールセンターでの自動音声応答(IVR)による売買 注文含む))の約定ごとの株式委託手数料。

トピックス

—当社グループの銀行業への参入準備 当社グループでは、2011 年の開業を目指し銀行業への参入に向けた準備を進めています。大和証券は新銀行の代理店と して、営業力やインフラ等の事業基盤を新銀行に提供する中核的な役割を担います。新銀行は、インターネットのほか、代理 店である大和証券の店舗およびコールセンターを通じ、高金利の預金商品を低コストで提供することによって顧客基盤と収 益の拡大を目指します。また、大和証券の「スウィープ・サービス(自動振替)」を活用し、新銀行の提供する預金口座と大和 証券の証券総合口座を一元管理できる仕組みを提供します。このように、銀行口座と証券口座の連携によってお客様の利便 性を高め、当社グループの提供するサービスの一層の充実と差別化を図ってまいります。 銀行プロパーのお客様 大和証券のお客様 銀行口座開設の勧誘 預金の勧誘 銀行口座開設の申込 新銀行 銀行代理店(大和証券) インターネット (パソコン) インターネット (パソコン・携帯) 店舗 コールセンター 証券口座 株式・債券・投信等 預り金 銀行口座 振込 (全銀システム) スウィープ・サービス (自動振替) 定期預金等 普通預金 振替 銀行口座開設の申込 ダイワMRF 本人確認・預金の受付 本人確認・預金の受付

(10)

ホールセール

2009

年度の業績

1.

事業環境と業績のレビュー

Eエクイティ・ファイナンス市場が急回復

2009

年度の事業環境で特筆すべきは、エクイティ・ファイナンス市場の回復です。日本 の株式公募・売出し総額は、

2008

年度まで

3

年連続で減少していましたが、

2009

年度に は

6

兆円を超え、過去

10

年間で最高水準となりました。金融危機によって痛んだ財務基盤 を修復する企業が増えたことが、増資ラッシュにつながりました。一方、国内の株式市場は 回復を見せたものの、力強い成長をみせる新興国と比べると出遅れる結果となりました。 こうした環境下、大和証券CMの

2009

年度の連結経常利益は、前年度の

1,674

億円の 赤字から

687

億円の黒字へと大きく回復しています。営業収益においては、エクイティ・ ファイナンス市場の活況を受けて、引受け・売出し関連の手数料が前年度の

2.9

倍となっ たほか、トレーディング損益も

594

億円の黒字(

2008

年度は

47

億円の赤字)に転換しま した。また営業投資有価証券関連損益は、三洋電機株式の売却益が貢献し、前年度の

751

億円の赤字から

2009

年度は

898

億円の黒字と大きく拡大しました。 E提供する商品・サービスの「質」を追求  大和証券キャピタル・マーケッツ(以下、大和証券

CM

)が提供するサービスは、いずれもその顧客企業の業績や 競争力と密接にかかわっています。そのため、お客様とのリレーション以上に、精緻な情報にもとづくソリュー ションの提供や、提案を着実に遂行していく執行力が重要です。大和証券

CM

は、大和証券グループの総合力を活 かし、提供する商品・サービスの「質」を追求しています。たとえば、リテール事業を営む大和証券との連携、さら には評価

No.1

のリサーチ力の活用などにおいて、その強みを発揮しています。  こうした強みは、第三者評価にも表れています。各種のリーグテーブルにおいて上位にランクインしているほか、 「

Euromoney Japan Awards 2009

」においては、大和証券

CM

が主幹事を務めたサムライ債、株式公募・売出し、

(11)

2.

実績と成果の検証

E次の成長に向けた

4

つの大きな事業再編 (1) 三井住友フィナンシャルグループとの合弁解消 約

10

年間続いた三井住友フィナンシャルグループとの合弁を解消し、

2010

1

1

日に大 和証券CMは独立系の投資銀行として新たなスタートを切りました。合弁解消後も大きな影 響はなく、独立系の強みを活かし、新規の案件も相次いで獲得しています。 (2) M&A業務推進のため日本を含むアジア・米国・欧州の体制を確立

2009

7

月、欧州のM&Aアドバイザリー特化型の独立系投資銀行であるClose Brothers

Corporate Finance (Holdings) Limited(以下、「CBCF」)を買収しました。CBCFは特にミドル マーケットにおいて高いプレゼンスを誇っており、この買収によって日本企業によるクロス ボーダーM&A案件の獲得および執行能力の向上を図っています。

2010

5

月にはCBCF

を「Daiwa Corporate Advisory Partners Limited」に商号変更しました。これに伴い、日本・

アジア・米国・欧州のM&Aグローバル体制が整いました。

(3) リサーチ部門の強化

大和証券CM内に「金融証券研究所」を新設し、大和総研からアナリスト・ストラテジ

スト等を移管させました。「Institutional Investors」誌のランキングで

2

年連続No.1とい

う実績を誇る精鋭のリサーチ部隊を取り込んだことで、質の高い情報・分析をこれまで以 上に活用して、ブローカレッジ収益の拡大を図ります。

(4) グローバルネットワークの再編

米国の規制により、銀行との合弁会社の傘下に置くことができなかった大和アメリカコー

ポレーションを、合弁解消に伴い大和証券グループ本社から譲り受け、大和証券CMの

100

%子会社「Daiwa Capital Markets America Inc.」としました。これにより大和証券CMは、 日本・アジア・米国・欧州という広範なネットワークを備える、文字どおりのグローバルな 順位 会社 ランクイン人数 1 大和 24 1 野村 24 3 UBS 21 4 三菱UFJ 16 5 シティ 13 5 JPモルガン 13 7 クレディ・スイス 9 7 ゴールドマン・サックス 9 9 ドイツ 8 9 みずほ 8

Institutional Investors 2010 All-Japan Research Team)」

(12)

2010

年度の重点戦略

 大和証券

CM

は、大和証券グループの中期経営計画「

Passion for the Best 2011

」のな

かで、

2011

年度の経常利益目標を

600

億円としています。この目標を達成するため、

2010

年度では以下のような戦略を実行していきます。

1.

アジア市場をマザー・マーケットへ

* Eかつてないスピードと規模で人材と資本を投入 大和証券CMは「アジアを代表し、世界に通用する質の高い投資銀行」を目指しています。 具体的には、グローバル・マーケッツ部門の「アジア株TOP5ブローカー」、グローバル・ インベストメント・バンキング部門のエクイティ・キャピタル・マーケットにおける「リー グテーブルTOP10」という目標を掲げています。そして、これらの実現のために、かつてな いスピードと規模で事業基盤を拡大していきます。たとえば副社長以下

5

名の役員がアジア を拠点に活動しており、その陣頭指揮のもと、約

2

年間で最大

400

名の増員と、ITインフラ 株式公募・売出し(含むCB) 三井住友フィナンシャルグループ グローバル公募 計19,325億円 三菱UFJフィナンシャル・グループ グローバル公募 10,700億円 東芝 公募増資 3,330億円 T&Dホールディングス 国内公募 1,240億円 日本電気 グローバル公募 1,236億円 普通社債 三井住友銀行(劣後含む) 計3,290億円 ソフトバンク 計1,850億円 東京電力 計 1,550億円 シャープ 計 1,500億円 その他債券 欧州投資銀行(EIB) ユーロ建グローバル債 27.5億ユーロ 欧州復興開発銀行(EBRD) 米ドル建グローバル債 15億米ドル メキシコ合衆国(JBIC保証付) サムライ債 1,500億円 財投機関債 住宅金融支援機構 計1,737億円 日本高速道路保有・債務返済機構 計1,300億円 日本政策金融公庫 計 900億円 ストラクチャード・ファイナンス 貸付債権担保S種第14、16、18回住宅金融支援機構債券 計4,500億円(発行) 計1,560億円(引受) 貸付債権担保第26、28、29、31、33回住宅金融支援機構債券 計3,310億円(発行) 1,038億円(引受) 日本生命2009基金特定目的会社第1回特定社債(一般担保付) 1,000億円(発行) 450億円(引受) M&A 新日鉱ホールディングス・新日本石油の経営統合 新日鉱ホールディングス側アドバイザー NECエレクトロニクス・ルネサステクノロジの経営統合 NECエレクトロニクス側アドバイザー 香川銀行・徳島銀行の経営統合 香川銀行側アドバイザー 2009年度の主な引受主幹事(含む共同主幹事)とM&A公表案件

(13)

の拡充も早期に行います。また、アジアを中心とした海外拠点の資本を、

2010

年度中に約

1,900

億円に増強します。(すでに

2009

年度中に香港で

180

億円、韓国で

25

億円の資本増 強を実行済。) *当戦略の詳細については、特集「アジアのマザー・マーケット化を急げ」(22~26ページ)をご参照ください。

2.

既存ビジネスの強化

E強みを持つ商品・サービスを重点的に拡大 アジアビジネスの拡大を図る一方で、既存ビジネスについても以下のような取組みに よって強化していきます。 (1) ブローカー評価の向上 ブローカー評価の向上による新規のお客様の獲得と収益の拡大に取り組みます。そのた めに、金融証券研究所による質の高い情報提供と、お客様との関係強化に注力します。すで に

2010

3

月には国内外の機関投資家を対象とした過去最大規模のコンファレンスを主 催し、国内外から高い評価をいただきました。 (2) 商品力の向上と大和証券との連携強化 市場環境やお客様のニーズ・リスク選好の変化を的確に捉えた商品を提供していきます。 大和証券CMでは、国債、社債などに加え、外国債券、資産担保証券、仕組債など、さまざま な商品を取り扱い、国内外のお客様に販売しています。今後は全国

119

店舗*、約

330

万の 証券総合サービス口座を有する大和証券との連携を強化することで、収益の拡大に結び付 けていきます。 *2010年7月1日現在

トピックス

—アジアでの新規株式公開(IPO)引受け業務が本格化 大和証券CMと上海証券が2004年に設立した合弁会社「海際大和証券」は、中国における日系で唯一の合弁証券会社で すが、2010年、中国での新規公開(IPO)の単独主幹事を日系では初めて務めました。この新規株式公開企業はレンズメー カーの「上海康耐特光学」で、中国の深セン取引所にあるベンチャー企業向けの市場「創業板(中国版ナスダック)」に上場し ました。海際大和証券は新株を引き受けて、現地の投資家に販売するほか、同公開企業のIR活動や公開後の資金調達なども 支援する予定です。大和証券CMは中国以外でも、2009年度に韓国の東洋生命の新規上場で主幹事を務めています。この ように、アジア地域の事業基盤を活かし、新興企業の新規公開に沸くアジアの需要を着実に取り込んでいきます。

(14)

投資対象 日本を含むアジア企業に対するグロース投資 投資対象地域 日本以外のアジア(約75%)/日本(約25%)

ファンド規模 80百万米ドル(2009年10月30日時点)。今後もファンド規模拡大を目指す。

Daiwa Quantum Capital Partners I, L.P.

の概要

投資

基本成長戦略

大和PIパートナーズは、旧大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツで培った 投資経験やノウハウを承継し、日本の再生とアジアの成長をテーマに、金銭債権やプライ ベート・エクイティ等への投資を行なっていきます。こうした投資事業においては、より 厳選した投資を行うとともに、投資先企業の成長、再生に資するような投資を目指します。 また、大和クオンタム・ファンドなどのファンド運営業務に積極的に取り組んでいき、 収益構造の安定化を図るとともに、投資家に魅力的な投資機会を提供することを目指して いきます。  大和

PI

パートナーズの前身である大和証券

SMBC

プリンシパル・インベストメンツは、

2001

年の営業開始以 来、日本を代表する投資会社のひとつとして、プライベート・エクイティや金銭債権、不動産などへの投資を行なっ てきました。  大和証券

SMBC

プリンシパル・インベストメンツは、

2010

2

月に保有していた資産を(新)大和証券

SMBC

プリンシパル・インベストメンツに移管するとともに、「大和

PI

パートナーズ」に商号を変更し、大和証券グルー プ

100

%の投資会社として新たなスタートを切りました。

トピックス

—大和クオンタム・キャピタルが第一号ファンドの運用を開始 大和PIパートナーズとソニー(株)の元CEO出井伸之氏が代表を務めるクオンタムリープが設立した合弁会社である大和 クオンタム・キャピタルは、2009年10月30日よりプライベート・エクイティファンド「Daiwa Quantum Capital

Partners I, L.P.」の運用を開始しました。当ファンドは環境・省エネルギー関連事業や消費関連事業に従事するアジア企業と、

これらアジア企業に資本や知的資源を提供する日本企業の成長を支援し、相互の長期的な企業価値の向上を目的としたグ ロース投資を行なっていきます。

(15)

基本成長戦略

2009

年度は、国内における新規上場案件が

19

社(うち旧大和SMBCキャピタルが関与 した企業は

5

社)に留まるなど、事業環境に底打ちの兆しが見られませんでした。今後も本 格的な事業環境の回復には時間を要すると考えられるなかで、大和企業投資はこれまで蓄 積してきた知見とノウハウを活かし、バイアウト投資やアジアを対象とした投資ファンド の運営の拡大などに取り組みます。 (201071日より大和SMBCキャピタルより商号変更)  大和企業投資は、大和証券グループと三井住友フィナンシャルグループ間のベンチャーキャピタル合弁事業の 解消に伴い、当社グループの

100

%子会社として再出発しました。合弁事業を行う以前より、長年ベンチャーキャ ピタル事業に従事してきた経験を通じて培ってきたノウハウを活かし、多くの企業の成長支援・株式上場に携わっ てきました。  大和企業投資では、

IT

やライフサイエンス分野などの最先端企業を的確に評価するための専門家を揃え、投資先 企業の成長に応じた経営支援を行う体制を整えています。

トピックス

—ベトナム企業を対象とする未上場株投資ファンドの運用を開始 当社グループは2008年より、ベトナム国内最大手の証券会社であるサイゴン証券を戦略的パートナーとしてベトナム 関連のビジネスを行なってきました。2009年にはさらにその子会社であるサイゴン証券アセットマネジメントと共同で、 ベトナム国内の高成長企業を対象とする未上場株投資ファンドの運用を開始しました。 アジア地域でも高い経済成長が期待できるベトナムでは、ハノイ UPCOM 市場の開設など、未上場株式取引のプラット フォームの整備が急速に進んでいます。大和企業投資は、当ファンドの高パフォーマンス実現を目指すと同時に、アジアを 対象とした投資ファンドの規模拡大を図っていきます。

投資

(16)

大和投資信託の公募株式投信残高 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 12 8 6 10 4 2 0 ( 兆円 ) 公募株式投信(ETF除く) ETF 公募公社債投信 2008年度 2009年度

アセット・マネジメント

2009

年度の業績

1.

事業環境と業績のレビュー

E業界最大の資金純増額シェアを獲得

2009

年度の国内投資信託業界は、株価の回復と投資家のリスク 許容度の上昇に伴う資金流入の増加によって運用資産残高は拡大 しました。

2009

年度における業界全体の公募株式投資信託の資金 純増額(ETFを除く)は、

4

8,383

億円に達しています。 こうした市場環境のなかで、大和投資信託は毎月分配型の債券 型投資信託や新興国の株式・債券ファンドを新規設定し、強まる 投資家ニーズを的確に捉えたことで、公募株式投資信託(ETFを除 く)の資金純増額は国内最大となる

9,189

億円(シェア

19.0

%)と なりました。この結果、当社の公募株式投資信託(ETFを除く)の 運用資産残高は

2008

年度末の

4

1,561

億円から

2009

年度末に は

5

7,424

億円へと拡大し、国内シェアは

11.5

%となりました。 金融危機の影響を大きく受けた

2008

年度下期を底に、半期 ベースの業績は期を追って回復したものの、

2009

年度通期の営 業収益は前年度比

6.4%

減の

637

億円、経常利益は同

14.5%

減 の

99

億円となりました。

2.

実績と成果の検証

E投資家ニーズを捉えた商品開発と販売チャネルの拡大に成果 (1) 大型ファンドの新規設定

2009

年度は、「ダイワ外国債券(毎月分配型)– ダイワスピリット –」と「ダイワ・ブラジル 株式オープン– リオの風 –」の

2

本が、運用資産残高

1,000

億円を超える大型ファンドとなり ました。「ダイワスピリット」は先進国と新興国の債券に分散投資することにより、着実な成長 と安定した収益を目指した商品の特徴が投資家の強い支持を獲得し、当社グループの中核商品 に成長しています。一方、高い経済成長が期待されるブラジル株式に投資する「リオの風」は、 E充実したリサーチ力とリスク管理体制に裏付けられた運用力  投資信託に対する投資家のニーズが急速に多様化するなかで、特に新興国株式ファンドや外国債券ファンドの人 気が高まっています。大和証券投資信託委託(以下、「大和投資信託」)の強みは、早くからグローバルリサーチ体制 を整えたことで、これらのほぼ全てのファンドを自社内で運営管理できることです。組成するファンドは、できる だけわかり易い仕組みにすることでリスクの状況などの把握も容易になり、投資家や販売会社から強い信頼と支持 を獲得しています。

(17)

2014

年のFIFAワールドカップに加え、

2016

年のオリンピック開催が新たに決まったこと も後押しし、人気となりました。 (2) 販売チャネルの拡大

2009

年度は販売チャネルの拡大でも大きな成果がありました。特に、比較的利回りの高 いブラジル・レアル建債券等を投資対象とする「ブラジル・ボンド・オープン(毎月決算型)」 が、銀行のお客様に人気となった結果、銀行窓販チャネルにおいて取扱社数が大幅に増加 しました。

2010

年度の重点戦略

 大和投資信託は、大和証券グループの中期経営計画「

Passion for the Best 2011

」のなか

で、

2011

年度の経常利益目標を

150

億円としています。この目標を達成するために、

2010

年度では以下に代表される戦略を実行していきます。

1.

運用力・商品開発力の強化

E大型ファンドの新規設定の継続

2010

年度も、引き続き投資家の海外資産への投資意欲が持続すると予想されるなか、大 和投資信託ではアナリストの現地採用を増やし、グローバルなリサーチ・運用体制を一層 強化することで、新興国株式ファンドや外国債券ファンドなどの商品開発を推進していき ます。このグローバル体制の強化により自社運用比率をより高め、投資家からの信頼向上 につなげます。

2.

顧客サポート力の強化

E販売拠点に軸足を置いたマーケティング 主力販売会社に対しては一層のサポート強化を図ります。個別の販売会社の営業戦略に 合わせた最適な商品を提供していきます。販売拠点に軸足を置いた情報収集を行うことで、 投資家のニーズに合致した商品開発を行なっていきます。 ファンド名 設定日 残高(十億円) ダイワ/ロジャーズ国際コモディティTM・ファンド 09/04/23 38.9 ダイワ外国債券ファンド(毎月分配型) – ダイワスピリット – 09/03/12* (07/23) 352.4 ダイワ・ブラジル株式オープン – リオの風 – 09/11/25 117.6 ダイワ印伯中・国家基盤関連株ファンド – 未来のデッサン – 10/01/29 32.2 ダイワ・ニッポン応援ファンド – 京都の志士達 – 10/02/19 39.3

2009

年度の主な新規設定ファンド(2009年度末残高300億円以上) *09/03/12自己設定後、07/23より販社取扱

(18)

アセット・マネジメント

大和住銀投信投資顧問の運用資産残高推移 6 5 4 3 2 0 1 (兆円 ) 投資顧問 公募投資信託 私募投資信託 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 2008年度 2009年度

2009

年度の業績

1.

事業環境と業績のレビュー

E公募投信部門の健闘により、収益は前年度より微増

2009

年度は投資家の投資意欲の緩やかな拡大を反映し、特に公募投信の分野で資金流入 が進み、営業収益は前年度比

5.7

%増加の

205

億円、経常利益は前年度比

6.9

%増加の

31

億円と、いずれも前年度を上回る結果となりました。

2009

年度末における運用資産残高は、前年度末比で

33.2%

増加の

4

5,540

億円とな りました。このうち、投資顧問の運用資産残高は、ポートフォリオ・リバランスに伴う内外 公的機関からの資金流出があったものの、その他の資金流入や株価の回復に伴う増加分も あり、前年度末比

14.4

%の増加となりました。一方、公募投信の運用資産残高は前年度末 比

63.7

%の大幅増となりました。これは特に外貨建債券ファンドが牽引役となり、資金導 入額が大幅に拡大したことによるものです。

2.

実績と成果の検証

E高い運用力を維持しつつ、プロダクトと販売チャネルを拡充 (1) 運用力の向上とプロダクトの拡充 新たに設置した「投資戦略部」により、トップダウン機能およ び運用の意思決定プロセスを強化し、運用力向上を図りました。 R&I「年金情報」の「

2009

年運用会社の年金顧客評価」において は、運用能力や情報開示などを総合的に判断する「全体評価」の分 野で第

1

位を獲得しています。また、機関投資家向けのアジア株式 ファンドを組成するなどプロダクトの拡充も進んでいます。 (2) 公募投資信託の強化

2009

年度は公募株式投資信託

5

本を新規設定しました。加え て既存ファンドにおける販売会社開拓・拡大への取組みの成果も 表れ、大幅な資金純増につながりました。販売チャネルの開拓が 進んだことで、取扱販売会社数は前年度比

23.5

%増加しています。 E年金運用におけるトップクラスの評価と実績  運用資産の約

6

割を占める投資顧問の分野では特に年金運用に強みを発揮しており、格付投資情報センター (

R&I

)が発行する「年金情報」の顧客評価で常に高い評価を受けています。  また投資信託の分野においては、年金運用で培ったノウハウを商品開発・運用に活かすとともに、米国の大手資 産運用会社

T.

ロウ・プライス社との提携によりグローバルな運用・調査体制を確立しています。

(19)

2010

年度の重点戦略

 大和住銀投信投資顧問は、大和証券グループの中期経営計画「

Passion for the Best

2011

」のなかで、

2011

年度の経常利益目標を

50

億円としています。この目標を達成するた めに、

2010

年度では以下に代表される戦略を実行していきます。 E市場環境と顧客ニーズに即した商品開発・運用に注力 大和住銀投信投資顧問では引き続き、「運用力の向上」、「運用プロダクトの拡充」、「事業 基盤の強化」、「業務効率化の推進・リスク管理体制の強化」を推進していきます。特に

2010

年度はアジア資産の運用能力強化を重点戦略と位置付け、アジア株式の運用・リサー チ体制の一層の強化を図っていきます。

トピックス

1

—不動産アセット・マネジメント事業に本格参入

トピックス

2

—インドでのアセット・マネジメント事業に参入 大和投資信託および大和証券グループ本社は、2010年3月29日、インドにおいてアセット・マネジメント事業等を行なっ て い るShinsei Asset Management (India) Private Limited( 以 下、「SAMI」)お よ びShinsei Trustee Company (India)

Private Limited(以下、「STC」)の全株式を(株)新生銀行およびその他株主から取得することを決定しました。今後は、インド 金融当局および中央銀行からの承認を取得後、SAMIおよびSTCを大和証券グループの100%子会社とする予定です。その 狙いは主に2つあります。ひとつは、急拡大を続けるインド国内のアセット・マネジメント事業への新規参入。もうひとつは、 日本の投資家に対する商品供給力をさらに強化・拡充していくことで、インド経済の高成長を享受することです。 大和証券グループ本社は2009年7月1日、DAオフィス投資法人(以下、「DAO」)の資産運用会社であるダヴィンチ・ セレクト(以下、「DS社」)の全株式を取得するとともに、DAOの第三者割当増資の引受けを行いました。なおDS社は、その 社名を「大和リアル・エステート・アセット・マネジメント」に変更しています。 これによって、当社グループは J-REIT の資産運用会社を傘下に収め、不動産アセット・マネジメントビジネスへの参入 を果たしました。 今後の戦略としては、当社グループの資金調達力を活かしてDAOの財務基盤を強化する一方で、当社グループが持つ不動 産関連情報をフル活用して物件の取得を拡大し、優良な不動産投資商品を継続的に供給できる体制の構築を目指していきます。

(20)

システム、リサーチ

基本成長戦略

E大和総研 リサーチ部門では、蓄積されたリサーチノウハウをもとに、市場価値の高いレポートの 提供を一層進めていきます。また、金融・資本市場活性化に向けた提言活動を促進し、当社 のプレゼンス向上を図ります。そして、大和証券グループで掲げるアジアビジネス強化を支 援するため、中国・インドなどの資本市場・マクロ経済の調査体制の拡充とクオリティ向 上を図ります。 コンサルティング部門では、特に大和証券CMのインベストメント・バンキング部門の 支援につながる活動を強化します。そのため、グループ内の連携を高めつつ、経営基盤の強 化、サービス拡充およびアジア投資ビジネスへの提案を推進していきます。 システム部門では、

2011

年度の開業を目指すインターネット銀行のシステム構築を始 めとして、他のグループ各社との連携も強化し、SOR*、デリバティブ、外為システム等の グローバルシステムや海外拠点ネットワークを構築します。またコスト効率性を追求し、 「ミドルバックシステムの内製化推進」「データセンター機能に関する規模・配置の最適化」 および「システム構築コスト・期間の圧縮」を促進していきます。

*Smart Order Routingの略

E大和総研

BI

大和総研BI では、事業の持続的な成長を実現していくため、お客様との関係をより一層 深めるとともに、商品の拡充やコンサルティングサービスの充実などの競争力を強化して いきます。また、システム開発・運用業務の品質向上およびコスト効率化に向けた業務改 革を行うなど、事業基盤を強化していきます。  大和総研ホールディングスは、大和総研と大和総研ビジネス・イノベーション(以下、大和総研

BI

)を子会社に持 つ中間持株会社です。大和総研と大和総研

BI

では、リサーチ、コンサルティング、システムの各機能を担っています。  大和総研は、グループ各社に対してマクロリサーチ情報、システムサービスを提供するとともに、グループにお ける総合的なコンサルティング機能を担っています。リサーチ部門では、国内外の経済、資本市場、産業等に関し てグローバルなネットワークを駆使した調査・分析を行い、グループ各社を通じて投資情報として提供しています。 コンサルティング部門では、専門的な知見と経験にもとづいた、経営戦略、事業評価、人事制度、財務提案など幅広 い分野にかかわるソリューションを提案し、その実現をサポートしています。システム部門では、グループ各社に 対して社会インフラともいえる大規模情報システムの構築から保守、運用にいたるトータルなシステムサービスを 提供しています。  大和総研

BI

は、情報システム事業を展開しており、大和証券グループ以外のお客様に対してシステムコンサル ティング、システムインテグレーションサービスなどを提供しています。

参照

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