(1)「事務職員とURA類似職で歩ん
できた道から」
令和2年2月12日(水)第2回新潟リサーチ・アドミニストレーション勉強会
筑波大学研究推進部外部資金課外部資金企画係長/URA
池 田 一 郎
(2)CHAPTER
1. はじめに
2. 自己紹介
3. 私の歩んできた道(附属病院経営企画担当編)
4. 私の歩んできた道(外部資金企画担当/URA編)
5. まとめ URA類似職から見た風景
6. おわりに 大学建設のためにみんなで頑張りませんか?
※みなさま、お招きいただきありがとうございます。
お話しする内容は、筑波大学を代表しているものではありません。勉強会ということで恥ずかしくて、
普段ご披露できないことをお話しします。あくまでも小生個人の実態と個人の想いのケーススタディー
としてお聞きくださるとうれしいです。私目線の発表ですので、決して私の手柄集ではなく、携わった
みんな、応援してくれたみんなの実績であることをあらかじめ付記しておきます。
2
(3)はじめに
国家公務員試験に合格して、“官庁”の一つの筑波大学に入職しまし
た。(実は新潟大学様の採用説明会に参加したことがあります)が、
平成16年に国立大学法人化を経て、いつの間に民間の組織になりま
した。一番変わったのは大学附属病院でした。企業的な経営活動が
マッチしやすかったからと思います。
附属病院なんて経験もない。何もわからない人間が、当時としては
珍しい、経営戦略室に配属になり、そこから今に至るまで、事務職員
らしからぬ業務で歩んできました。自称新規事業屋というくらい、15
年間今に至るまで、引き継ぎというものを受けたことがありません。
これはもちろん、自分で望んだものでもありません・・・。行くとこ
ろなかったのでしょうね…(汗。
実際の歩みをお伝えしていきますが、私自身は決して“できる”人間
ではありません。多くの仲間がいたから、理解者がいたから今があり
ます。
結果として、なんちゃってURA(URA類似職?)として歩んできて
しまいました。「事務職員だから」、「URAだから」というのは本来
好きではないのですが、大学建設のためのひとつの参考になれば幸い
です。
想像しよう、未来を。
地球の、環境の、
社会の、未来を。
想像できなければ、
創造はできない。
私たちの未来は、
失敗できない。
創造しよう、未来を。
共に生き、持続できる、
開かれた未来を。
その扉をあける、
挑戦者になろう。
筑波大学ブランドスローガン
(4)自己紹介
47歳 生まれは群馬県太田市、出身は埼玉県川口市。
■学歴
平成7年3月 大学卒
平成20年9月 大学院卒 桜美林大学大学院国際学研究科(現:大学アドミニストレーション
研究科)修士(大学アドミニストレーション)
■職歴
平成 7年 3月 民間流通系会社(担当マネジャー、ストアマネジャー代行)
平成11年10月 筑波大学入職(国家公務員行政Ⅱ種)
経理部主計課予算担当、文部科学省大臣官房会計課
(国立学校特別会計第一予算班)(併任)
平成16年 4月 筑波大学病院総務部企画管理課/経営戦略室
補助金の獲得(プレ&ポストアワード)新規事業開拓など
平成27年 4月 筑波大学病院総務部総務課つくば臨床医学研究開発機構係
臨床研究の橋渡し拠点の立ち上げと経営担当
受託・共同研究契約、プロジェクト支援
平成28年10月 筑波大学研究推進部外部資金課外部資金企画係
(現在に至る) 外部資金の獲得に関する業務・課の総括業務
プレアワード プロジェクトセットアップ支援
平成21年 1月~平成27年2月 筑波大学看護学類非常勤講師(年次ごと採用)
看護学類の非常勤講師として7年間授業。 4
(5)自己紹介
■業績
・査読論文3編、その他論文等6編、学会等発表筆頭22本、分担11本、
講演・事例発表5本、著書(分担共著)1冊。
・学協会(過去の所属含む)は、大学行政管理学会、日本高等教育学会、大学教育学会、日本
通信教育学会、日本医療・経営学会、日本保育学会、 大学マネジメント研究会、FMICS(高
等教育問題研究会)、日本ファンドレイジング協会、RA協議会個人会員/組織会員(RA研究会
からの続投)
・外部資金 科学研究費補助金(奨励研究)を6回挑戦して3回獲得。
大学行政管理学会から若手研究奨励賞受賞。
・受賞 筑波大学附属病院長賞6回、筑波大学附属病院優秀研究発表病院長賞1回
第5回RA協議会年次大会 ポスター発表賞
(大阪大学花岡さんとの共同(花岡さんがほとんどやってくれました!)
・研究キーワード 高等教育 通信教育 学内保育所経営 看護師キャリア開発
附属病院経営 プレアワード
リサーチアドミニストレーション ファンドレイジング
■資格等(主なもの)
教職員免許(中学社会・高校地理歴史)、保育士、社会教育主事補、知的財産管理技能士3級
ビジネスマネジャー検定、准認定ファンドレイザー、経営学検定(初級)など
RA協議会 URA初任者研修を3回修了
(6)私の歩んできた道から(附属病院経営企画担当編)
法人化を間近に控えた3月の最終週。
事件はここから始まった…
「4月から附属病院に異動ね、よろしく」
「あの、やったことないし、あと数日です
よ・・(汗)」
「附属病院では経営戦略室を作った。病院経営
が大事だ。経営戦略・財務基盤の確立は大事だ
ぞ!」
「あの、私、附属病院全然わからないのですけ
ど(汗)」
男は立ちすくんだ。「ぺーのおれが何ができる
んだ?」
まずは、意地でもやってやるか・・・!
まさか、男はこの後15年、今に至るまで、前
例がない、誰もやったことない仕事を続けるの
であった。
気分は、なんちゃって、
6
(7)(8)私の歩んできた道から
(経営戦略をみんなで行うために)
●活動内容
法人化後に、経営戦略というものを根付かせ、
執行部とともに歩むための仕組みを作った。
そのひとつが経営を伝える月刊『経営戦略室だ
より』。毎月出し続け、59号で燃え尽きた。副学
長にも投稿してもらった。
執行部の顔が見える経営をするために、毎年1回
全執行部が自らの言葉で話す、経営説明会を企画
実行した。みんなで行う病院経営!
●ともに活動した職や組織
事務職員、教員、医療職員、病院総務部全課、
ゆりのき保育所保育士、学長、副学長、近隣病
院長、県、市町村 など
●活動ポイント
一方的な執行部からのレターにしないこと。現
場の頑張りを皆に伝えること、大学の執行部にも
病院職員にエールを送ってもらうこと。
附属病院スタッフの元気のために多職種、学内
をつないだ。
●実績(この取り組みだけではないが)病院収益
131億円(平成15年)→305億円(平成28年)
山口元院長
先生
山田元院長・
学長先生
五十嵐元院長先生
松村元院長先生
8
取得:経営学検定(初級
(9)私の歩んできた道から
(学内の初めて物語)
●活動内容
看護部長の命を受けて、学内にはなかった『学
内保育所』を2年半かかり立ち上げた。戦略とし
ては、附属病院等の優秀なスタッフの子育ての両
立の応援をして、特に、附属病院の経営安定のた
め、家族での子育てが当たり前の環境になるため
に設立を企図した。(大学周辺は保育所の空きが
なかった)
●ともに活動した職や組織
施設部や総務部の事務職員、看護部看護師、栄
養管理室栄養士、看護や心理系の教員、芸術や看
護の学生さん、農林技術センター技術職員さん等
●活動ポイント
本学開学以来初めての保育所の設置。事務だけ
ではなく医療職員、技術職員、学生のアイデアを
結集させ、当時最先端の装備を備え、かつ、子ど
もたちのための環境づくりをした。
●実績 開設13年目。60人定員→120人
定員 病棟離職率低下 若手教員の利用増加。
ゆりのき保育所を守ってくれる先生たちに、真心こめて
病院保育所
開所式
もうセミプロ?
9
参考資料①参照
学内外6つの保育所
設立に関わる
取得:保育士
(10)私の歩んできた道から
(教育研究のための外貨を稼ぐ)
獲得に注力した後、事業メンバーとともに事業の成功
のためにサポートをする。(ポストアワード&プレア
ワード プロジェクトマネジメント)
●活動内容
附属病院は法人化をして自立の経営を強いられた。
診療費用を賄うのが精いっぱい。しかし、大学病院
の使命は、未来の医療者育成、地域医療の安定、最
先端の研究など多くのミッションがある。しかしど
れもこれもお金がかかる。
補助金を獲得して、より良い教育研究を!
文科省のGP(教育改革支援プログラム)に応募し
て獲得をしよう。この時からURAっぽい業務が増え
た。
●ともに活動した職や組織
診療科の教員、看護部看護師、薬剤師等の医療職
員、病院総務部、各診療施設、地域病院、県、市町
村など
●活動ポイント
申請書には、自分で調査して下書きをして、各ポ
イントを示してお渡し。90%以上内容は変わるけど
きっかけになり、プロジェクト形成がスムーズに進
む。採択されたからには性格のあるクローズ、事業
化へ持ち込む。文科省とお信頼関係の重視。
●実績 採択事業全ては中間、最終評価ともにSかA
の評価であり、多くは病院で事業化して時代に合わ
せて継続。文科省の事例に多く取り上げられた。
参考資料②③④参照
取得
:PWA検定
(11)私の歩んできた道から
(研究者の気持ちになってみよう)
●活動内容・ポイント
自分の業務の課題解決のためと考え科研費奨励研究
に挑戦した。本学事務職員で初めて採択。6戦3勝。研
究課題は、学内保育所の研究2つ。看護の教育キャリ
ア1つ。あまりされていない研究だった。
教員を目指していたこともあり、看護人事委員会に
て非常勤講師の発令を受け、7年間看護学類の2年制の
キャリア科目『大学経営と看護』を講義した。これら
を通して、教員や研究者の気持ちが少しわかった。
●ともに活動した職や組織
看護学類長、看護学類教授、看護部看護師、ゆりの
き保育所保育士、他大学の事務職員、教員(他の大学
の学内保育所設立の支援も行う) など
●実績
科研費研究→附属病院長優秀研究賞事務職員は初)
講義は7年間 30~100名の2年生への講義。3年時
での保育士試験合格報告2名。看護学類の4年次ゼミで、
この授業からスピンアウトした「学校種別(専門、短
大、4年制など)の看護の学びの違いの研究」を学生
自ら研究し発表した。
附属病院への関心や就職の増加に少し貢献?
○平成26年度科学研究費補助金(奨励研究)看
護に関する大学におけるキャリア教育の調査研
究(26907029)
○平成24年度科学研究費補助金(奨励研究)大
学内保育所から見る子どもに適した「学年」の
あり方に関する研究(24907040)
○平成21年科学研究費補助金(奨励研究)大学
内保育所における管理・運営の研究
(21906034)
○平成21年度 大学行政管理学会若手奨励研究
研究成果が附属病院長秀発表賞
をいただいた。
(厚生労働省の政策の方向性と
同じ結果が出た)
(12)私の歩んできた道から
(プロジェクトマネジャーのまねごと)
●活動内容・ポイント
産業技術総合研究所の生活支援ロボットの『ロボ
ティックベッド実証研究』のプロジェクトマネ
ジャー(発令はないので自称)兼雑用係をした。
ベッドのプロトタイプを病棟シミュレーター環境
である、未来医工融合研究センターや病棟で実証研
究、改良を重ねていった。
多様な職種や組織の視点により、現場がない企業
ではできない研究実証の成果を上げた。
●ともに活動した職や組織
看護部看護師、リハビリテーション部理学療法士、
作業療法士、教員、感染管理室看護師、臨床医療管
理部看護師、医学、看護学類教員、各病棟、各診療
科、企業、患者さん、患者さんのご家族・介助者等
●実績
つくば医工連携フォーラム2014でポスター発表を
した。多くの論文が産出された。
ロボティックベッドが世界初のISOを取得した。
現在第3世代で販売されている。
研究終了前2週間の外来ホール展示会で、販売して
いないのに、私の説明で10台の引き合いがあった。
(それだけ現実の現場は必死で深刻だったのだ)
リショーネ ®
みんなでよいものを探求
ロボティックベッド
ロボット安全検証センター(全
国でただ一つ(つくば))
ロボットの
ISO規格
販売中!
12
未来医工融合研究センター立
ち上げ。たぶんわが国初の病
棟・研究一体型のラボ。
取得
:PWA検定
(13)私の歩んできた道から(筑波研究学
園都市に臨床研究の橋を架ける)
●活動内容
治験管理センターを発展させてつくば臨床医学研
究機構(T-CREDO)を立ち上げた。ロボティック
ベッド実証研究の未来医工融合センターも関連組織
に。非臨床試験が終わったあとの臨床研究、市販後
研究、医療医学以外の学問との融合、臨床開発、ア
ントレプレナー教育などを行う総合機構である。
●ともに活動した職や組織
病院総務部事務職員、看護部看護師、薬剤部薬剤
師、教員、臨床研究開発・治験管理担当医療職・事
務職員、各診療科、各診療部門、国立研究所各機関
研究職、近隣医療施設職員、県、市町村、企業等
●活動ポイント
基礎・応用、社会実証というリニア研究のなかの
臨床研究フェーズ、橋渡しフェーズ、技術移転など
をスムーズにいいくための臨床研究開発マネジメン
トの構築と実践。多職種、他機関、患者さん連携。
●実績
AMED橋渡し拠点の認定 医師主導治験4件。国
研との橋渡し研究が複数走る。
大切な仲間たち!なんちゃってジェネラルマネジャーはどこに
いるでしょう?
“たら”のゼラチンの接着剤、NIMS(物質・材料研究機
構)と筑波大学の臨床研究への橋渡し事例
取得:知的財産管理技能士3級
(14)附属病院経営企画担当編まとめ
●附属病院の経営を本格稼働させる
●あたらしい組織の立ち上げをいくつもする
●新しい研究・教育資金を獲得する
●研究や教育を体感する。学生や患者さんに真摯に向かう。事務職員でもできること。
●研究プロジェクトマネジメントをつかさどる
●夢に向かった新しい組織を作る
●附属病院という特殊な空間と、多職種・患者さん/ご家族、地域医療・社会とのつな
ぎの役目を果たす
14
○新しいことをやり続ける、結果を出し続けるために、相手のことと新しいこと
の理解をし続けた。ともに作り出していくことに努めた。
○執行部や教員、医療職が事務職員を認め、真摯に向かい合ってくれたから、今
の自分があるし、期待に答えたいと思った。“きっかけやつなぎ”になればいい。
(15)私の歩んできた道から(外部資金企画担当/URA編)
(外部資金獲得のために必要なこととは)
●活動内容
公募が出る前のプレアワードモデルを考える。外部資金獲得アクションプランを定めて推進。
●ともに活動した職や組織
URA研究戦略推進室URA、国際産学連携本部技術移転マネジャー、研究推進部、センター等
事務職員 など
●活動ポイント
研究者の研究ステージに合わせた支援、職種連携支援。事務職員はきっかけ作り、情報提供。
つなぎ支援(学内外の組織、府省庁など)。
●実績
各部局における外部資金獲得
プロジェクトセットアップへ
15
研究者/組織
参考資料⑤参照
課題;競争的資金への応募・採択を増やす 方策;公募が出る前の情報収集・分析マッチングを高め、対応から先制につなげる
採
択
応
募
公募開始
(公募期間)
府省FA
公募の策定期間
府省政策の策
定期間
公募期 応募期
競争的資
金の策定
過程
プレ公募期
図:外部資金獲得アクションプランの一部(池田企画立案)
将来的にファンドレイザーも加えるとより強固になるかも
技術移転
事務職員
URA
(16)私の歩んできた道から
(外部資金獲得のためにやること URAなどとの関係 )
●活動内容
事務に置かれたプレアワード専門係。研究者でも、
企業部門でもない。何が貢献できるのか?
政策情報、公募情報、配分機関等の動き、世の中の
動きの収集・分析を担当URA、技術移転マネジャー
の活動分野に合わせて情報を展開。事務でもできる
事務だから得意な分野で貢献し、活動のきっかけに
してもらう。後方支援部隊。
●ともに活動した職や組織
URA研究戦略推進室、URA,国際産学連携本部技
術移転マネジャー 外部資金課 その他事務部門等
●活動ポイント
いけちゃんは「情報のソムリエ」だね。情報は多
様、多角的に収集分析し、ダブっても漏れるよりは
いい。メッシュのような連携だ。と言ってくれた。
(by あるURAさんたちから)
●実績
研究者が知らなかった資金情報のマッチと採択。
地域での新しいプロジェクトの形成 など 16
研究者/組織
URA
マネジャー技術移転
事務職員
活動に資するもの
可能性を作るもの
必要なものを着実
に届け活用へ
学内の組織や仕
組みの情報も・・
研究のモチベーションを
支える。いいお金に
つなげる。
取得
:准認定ファンドレイザー
参考資料⑤参照
(17)私の歩んできた道から
(プロジェクトのきっかけを作る リサーチユニットづくり など)
●活動内容
学際融合の大型資金、競争的資金を獲得
するきっかけとしての「リサーチユニット」
づくりを提案。
プロジェクト立ち上げや地域連携など
を支援した。
●ともに活動した職や組織
芸術系や数理物質系の部局URA,国際産学
連携本部技術移転マネジャー など
●活動ポイント
研究者からやりたいことをお聞きする際に、
事務職員がきっかけを作り、必要なURA等
支援者に集まってもらい、多角的支援をした。
●実績
2つのリサーチユニットの立ち上げ支援、計画中
は数件。一つは、CREST,未来社会創造事業採択に
つながる。 17
「新たな研究領域の創出」、「社会的・地球規模的な課
題の解決」に対応する研究活動の加速化と対外的な可
視化を含めた研究推進体制の充実・強化を図るため、
分野の特性を踏まえつつ筑波大学における部局の枠を
超えた横断的かつ多様な学問領域の研究者群の組織化
を推進するとともに、将来、我が国の当該学問分野を
リードする中核研究拠点化やセンターとしての機能形
成を目的として認定されたのがリサーチユニット。
現在の認定件数140件
※講座制、附置研究所を持たない筑波大学の特性
(18)私の歩んできた道から
(多職種で大型事業に挑む コアチームへの進化と信頼ある連携へ)
●活動内容
大学で大型研究事業を定め、URA、技術移転マネ
ジャー、事務職員で集中獲得支援をした。
(下記注目事項の通り)
●ともに活動した職や組織
URA研究戦略推進室(URA),国際産学連携本部
(技術移転マネジャー、産学連携URA)、研究推進部
(事務)、財務部(事務)、地方公共団体など
●活動ポイント
産学共創的な課題を複合的な視点で支援をした。
(研究・社会実装・技術移転・政策・地域分析など)
●実績
採択数が”数件“などのもの採択は正直厳しい。
未来社会創造事業、CREST、さきがけ、AMED橋渡し
事業など採択
18
平成29年度注目される事業に選定(平成29年度に係る業務の実績に関する評価結果)
大型外部資金の獲得学を増加させるため、URA研究戦略推進室(URA),国際産学連携本部(技術移転マネ
ジャー、産学連携URA)、研究推進部(事務)、財務部(事務)からなる、組織・職種を超えた「外部資金獲
得コアチームを設置し、多様な視点により、特定の大型公募課題に合致する研究課題の発掘、情報収集、申
請書作成支援などの支援活動を集中的に実施している。また、渉外活動を強化した結果、共同研究数が50
2件となっており、中期計画に掲げる平成29年度の目標値(466件)を達成している。
技術移転マネ
ジャー
URA
事務職員
研究者/組織
研究担当副学長/産学連携担当副学長
URA研究戦略
推進室
研究推進部
財務部
国際産学連携
本部
外部資金獲得コアチーム
(19)外部資金企画/URA編まとめ
●お金を取るための「外部資金企画」を事務職員(事務組織)として行う。
●URA、技術移転マネジャーのすごいところを生かして、本学のミッションの「学際融合」
研究の増加、研究から産学連携に至る、研究ステージを加味した、資金獲得マッチングと、
集中支援を推進する。
●公募が出てからの申請支援には限界がある(でもやらないよりはまし。)先制を仕掛ける。
●研究者のモチベーションを大事にしながら、大学として大事な大型資金を獲得しにいく、
職種や組織間を連携した「外部資金獲得コアチーム」の設立と運営をする。
●筑波大学には開学から講座制(白い巨塔)がない大学なので、学際融合のチームが作りや
すいはず、でも、きっかけが必要だ。本学ならではの研究をするためにリサーチユニットづ
くりを研究者とともに行う。
●(一部ではあるだろうが)URAや技術移転マネジャーが事務職員(わたし)を理解してくれて、認
めてくれたから(と思っている?)今がある。そのために私も努力をしたつもり。
19
○目の前で高度専門職のすごいところを見てしまった。それぞれの強みを生かし
た融合はもっとすごかった。
○事務職員とURA等の強みがある。お互いに認め合い、組み合わせたり、活かせ
れれば効果は倍増以上。URA等からの期待は事務職員を成長させる(はず)。
(20)まとめ
URA類似職から見た風景
もやもや感
〇国家公務員Ⅱ種(行政)として筑波大学に
入った。イコール事務職員の一般職。
〇大学には多くの職種がいるほかの組織体に
は少ない風景。
〇事務職員の資質の向上、SDの重要性が叫
ばれている。これは当然のことと思う。でも、
いつのまに政策から消えた話題。
〇大学経営の高度化により、今まで想定して
いなかった業務が発生しており、かつ、高度
化をしている。
〇URAや技術移転マネジャー(コーディ
ネーター)、IRer、ファンドレイザーなど
多岐にわたる専門職の参加。
〇一体事務職員はどこに向かうのだろうか?
庶務だけ、事務だけなんだろうか…。 20
ひらめき
〇附属病院に異動になり風景が変わった。
法人化による経営の深化、医療を通した患者
さん地域社会への真摯さを感じる。
〇多くの専門家が日夜質の向上のために体を
張っている。その人たちが事務職員に期待を
してくれた。ともに考え動いてくれた。執行
部が大きな期待をしてくれた。
〇事務職員でもほかの業種の事務職員(総合
職かなあ)に負けないくらいできることはあ
る。期待にこたえたい、大学をよくしたい。
〇でも、専門家と胸襟を開き歩めばいいこと
が倍になるし、モチベーションがうまく回り、
結果につながる。専門家、高度な支援者のす
ごさを組み合わせていいものにならないだろ
うか。
〇するいけど、つなげて、つながって、相手
を理解尊重することで、道が開ける。きっか
けはとても重要だった。
〇だから自分もそのたびたびで努力したつも
りだ。
(21)おわりに
大学建設のためにみんなで頑張りませんか?
〇大学は、
「教育研究診療地域貢献の総合商社」
だと思う。普通の商
社との大きな違いは、教員という専門家が伴走していること、様々なコ
ミュニティーが身近なこと。課題解決やオープンイノベーションの宝庫。
大学の優位性と思う。
〇伊藤忠商事コーポレートメッセージは「ひとりの商人、無数の使命」、
商社もいわゆる総合職(事務分野にも近い)、我々とは何が違うのか、
オール一般職の大学事務職員ではできないのか?
大学職員にも無数の使命
があり、創出できる。
〇役所だって大きく変わっている、公務員さんが新しいものを生み出して
いる。民間病院は事務職員の資質向上に舵を切っている。大学事務職員等
だって乗り遅れてはならない。
〇「もしどら」のように、マネジャーだってチームを甲子園に連れていく
ための方策はできる。URA、大事務職員等大学をさせる人材は、大学や高
等教育、地域のためにできることはある。
〇プロ野球も、Jリーグも多くのスタッフで試合が作られ、強いチームが
作られる。専門性の尊重と融合、多様な視点からのオープンイノベーショ
ンでさらなる飛躍を。Jリーグ百年構想のような壮大さも必要ではないか。
〇官僚制がベースの大学経営で難しいことはいっぱいあるが、お互いを尊
重しあい、ともに大学建設に頑張りませんか?日本に大学があってよかっ
たと思えるよう。
〇わたしは、高等教育の今と未来を作る誇りは忘れないでいたい。
(22)ディスカッションの話題
「URAと事務職員等の協働のために」
○キーワード(個人的なもの)
(個人にもできる部分)
つながる、つなげる、ひとと組織をつないで伴走する ひとりじゃないんだ!
事務職員もURAも、相手の理解、相手の尊重、お互いに開ける関係に!
分野が違っても、大学の組織運営のことなどでも積極的に学び合う!
(組織的なもの)
業務の流れ(工程)、大学経営(研究・産学経営)を俯瞰して全体感で立ち向かう!
組織や職種の壁を作らない意識、そのために組織の論理の理解とミッションの共有!
(ミッションの達成のために、組織間で強みの最適な組み合わせと活動ができる体制を)
URA(高度専門職)と事務職員等(学内の既存の教職員)の協働で困ったこと、
好事例を持ち寄って、明日からのお仕事に活かしませんか?
22