2007年11月期 決算説明会
株式会社T&Cホールディングス
目次
財務ハイライト
国際化 ・ 多角化が進む投資情報提供事業
2008年業績の予想
Our Strategy
2007年11月期ハイライト
2008年11月期ポイント
投資情報提供事業
≪Glocalなビジネス展開≫
金融アドバイザリー事業
≪組織再編≫ : 成熟した制度のもとで事業完結
補足:資産の状況
本資料における注記事項
金融アドバイザリー事業における展開
会社概況
真のグローバル企業への挑戦
その他事業
≪事業の多角化≫
3
25
26
29
31
32
9
13
17
18
22
4
16
2007年度11月期ハイライト
◆売上・利益とも順調に拡大
⇒
連結利益:年間計画を上回る着地
⇒
設立以来続く増収、4年連続の増益を達成
◆投資情報提供事業 : 国際化・多角化が加速
⇒
Fin China の躍進
⇒
NextVIEW社と資本・業務提携
⇒
Marco Polo Network 社との資本提携強化
◆金融アドバイザリー事業 : 投資手段の多様化と資産の拡大
⇒
エンターテインメント投資の本格始動(T&C Pictures)
売上高・損益のポイント
売上高・損益のポイント
財務ハイライト
(単位:百万円)
◆ 金融情報提供事業
→
安定した事業ポートフォリオが機能し、売上は順調に拡大。
◆ 金融アドバイザリー事業
→
高い利益率で収益に貢献。
20.0%
44.9%
44.1%
22.2%
前期比
126
229
266
1,448
2007年11月期
2006年11月期
105
158
185
1,185
当期純利益
経常利益
営業利益
売上
配当見送り
:
営業投資有価証券の償還益、投資有価証券の評価損益計上について、保守的な会計方針
を採用する一方で、税務リスクを避けるために税額負担したことにより、分配可能額がマイ
ナスとなったため配当を見送りました。
468
660
831
21
209
354
436
1011
229
158
79
33
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
1,600
2004年度
2005年度
2006年度
2007年度
金融アドバイザリー事業
金融情報提供事業
経常利益
0 50 100 150 200 250 2004 2005 2006 2007 (人数) NextVIEW Scweiz Pictures Fin China FR USA NY Financial Technologies Financial Research HoldingsT&Cグループ 業績の歩み
(単位:百万円)490
869
1,185
1,448
連結
売上
経常利益
役職員数の推移
53 144 271 142 201 316 235 250 345 295 381 334 0 200 400 600 800 1000 1200 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度
投資情報提供事業
2007年度業績の推移(投資情報提供事業)
116
831
2006年11月期
108.2%
242
営業利益
21.8%
前期比
2007年11月期
1,011
売上
(単位:百万円)
・ 米国のサブプライムローン問題の影響により、金融・資本市場が混迷を深めたものの、投資情報提供事業は総じて
堅調な増加を示した。
・ 日本株情報提供が、新興市場低迷による個人投資家の投資意欲減退を受け足踏みを続けたものの、中国株式市場が
好調を続けたことから中国株情報提供が好伸。為替・国際金融情報提供も、急激な円高進行に見舞われたものの、
為替ニーズの高まりを受け順調に拡大。
116
113
242
116
営業利益
468
660
831
1,011
売上
日本株投資情報
中国株投資情報
為替国際金融情報
金融アドバイザリー事業
2007年度業績の推移(金融アドバイザリー事業)
270
354
2006年11月期
8.2%
292
営業利益
23.3%
前期比
2007年11月期
436
売上
(単位:百万円)
・ 売上・利益ともに順調に成長。着実に事業基盤を拡充。
・ 私募債等の発行残高が増加したことによる管理料収入および販売手数料が増加。安定的収益源が継続的に拡大。
・ 私募債償還による成功報酬、および責任投資を行っている私募債等の償還による売上の計上等利益率の高い業務
での収益向上。
21
209
354
436
0
200
400
600
800
1000
1200
2004年度
2005年度
2006年度
2007年度
270
292
134
-1
営業利益
2007年度業績の推移(キャッシュフロー)
(単位:百万円)
-15
-12
52
59
-12
-162
356
243
74
-646
555
235
52
-1279
1484
481
-1400
-1200
-1000
-800
-600
-400
-200
0
200
400
600
800
1000
1200
1400
2004年度
2005年度
2006年度
2007年度
営業CF
投資CF
財務CF
現金等
連結
・ 投資キャッシュフロー
中長期的な事業拡大を目指し積極投資
2006年度
映画制作費関係
30百万円
Finet株式
456百万円
Marco Polo Network株式
57百万円
マネースクウェアジャパン株式
54百万円
2007年度
映画制作費関係
522百万円
NextVIEW株式
274百万円
Marco Polo Network株式
166百万円
投資情報提供事業の業績推移(半期ベース) Fin Chinaをクローズアップ
46社
41
2006年度
実績
中国商業銀行トップ10行のうち9行と取引実績を有する
など金融データベース提供事業が順調に拡大。
173.4%
113
中国株データベース
システム開発
取引主要銀行:建設銀行、中国銀行、工商銀行、農業銀行、
交通銀行、招商銀行、中信銀行、民生銀行、興業銀行
87.0%
86社
契約社数
要因分析
前期比
2007年度
実績
主要なサービス
(単位:百万円)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
2005年下期
2006年上期
2006年下期
2007年上期
2007年下期
中国株データベース提供
中国市場の発展とともに大きく飛躍する中国拠点 : Fin China
08年1月より、中国工商銀行と新たな契約を締結し、同行VIP顧客に対してFin Chinaの金融情報ターミナル
“FCステーション”を提供することとなりました。顧客数の拡大が見込まれています。
NextVIEW社との資本・業務提携
NextVIEW社とのシナジー効果
・NextVIEW社の商品力強化
T&Cグループ各拠点が有するデータベース・情報発信力を、NextVIEW社商品に
取り込むことで、品揃えの強化や情報入手コストの軽減を図る。
・連携新商品開発
エマージング市場情報の発信、アジア金融情報パッケージの開発、情報端末の機能
アップを行い、アジア統一情報ターミナルを創造。
・販売拡大
NextVIEW社地盤の東南アジアに加え、当社グループ各拠点地域(日本・中国・欧米)
でも、アジア統一情報ターミナルを販売。グローバル展開を目指す。
会社概要
シンガポール・マレーシア・タイ等が営業地盤の金融情報ベンダー(シンガポールではNo1)
証券会社など機関投資家に加え、個人投資家も含めた厚みのある顧客層
地域密着型の投資セミナー(ATIC)をアジア各国で主催。同事業が急成長
アジア市場強化に向けた動き
NextVIEW社との資本・業務提携(関係会社化)
発行済株式の30%を取得
⇒
持分法適用会社へ
Marco Polo Network との提携戦略
Marco Polo Network社とのシナジー効果
Marco Polo Network 社との資本関係強化
(1) 所有割合の変動
0.90% ⇒ 3.67%
(2) 所有株式数
5,773 株
(3) 購入価額
USD 331 / 1 株
金融アドバイザリー事業において、エマージングマーケットを中心とした投資案件の
開拓も担う
投資情報提供事業において、共同でエマージングマーケットの情報発信を拡大
エマージング市場強化に向けた動き
会社概要
ニューヨーク証券取引所グループ、世界銀行グループ、大和証券グループも大株主
インド、ロシア、南アフリカ、ブラジル等エマージングマーケットを中心に約60以上の
取引所と電子取引を行うネットワークを提供する会社
-2007年度に公開した映画-
-2007年度に着手した映画-
T&C
Pictures
ANONYMOUS
CONTENT, LLC
WARNER BROS.
MTV. etc
大手配給会社
との配給契約
有力制作会社
との共同制作
MTV
(50%)
(50%)
*映画「バベル」を制作
ソニー・ミュージック
ジャパン
大手コンテンツ
会社との映画への
共同出資
発展を続ける金融アドバイザリー事業(エンターテインメント投資)
(100%)
グローバルメジャーとのジョイントベンチャー
発展を続ける金融アドバイザリー事業(オフショア業務)
オフショア業務の拡充
グローバライゼーションへの対応
潤沢な投資資金(顧客)存在
成熟した制度下でのビジネス展開
Cayman Islands
Zurich
T&C Financial Advisor Schweiz AG
スイス : 国際的金融センター
外為市場の取引高シェアが
日本を抜き世界第3位
国際資産運用業務において、35%の
マーケットシェアを誇り世界のリーダー
T&C Capital, Ltd.
T&C Guaranty, Ltd.
T&C Ventures, Ltd.
T&C Media Content Ⅱ, Ltd.
T&C Media Content , Ltd.
T&C Music, Ltd.
SPCを中心としたオフショア
オフショア業務
国内市場と切り離した形の自由金
融市場を拠点にして、国外からの
外貨資金を有利な条件で取り込み、
運用する国際金融業務のこと
New York
T&C NY, Inc.
2008年度のポイント
◆投資情報提供事業
⇒
≪Glocal なビジネス展開≫
ローカルに発展するビジネスをT&Cのネットワークでグローバルに
◆金融アドバイザリー事業 :
⇒
≪組織再編≫
中間持株会社の設置により、成熟した制度の下で事業完結
◆その他事業 :
⇒
≪事業の多角化≫
【真のグローバル企業】への挑戦
⇒
No.1のアジア金融情報提供会社へ
≪Glocal なビジネス展開≫
ローカルに発展するビジネスをT&Cのネットワークでグローバルに
Glocal な事業展開
No.1の
アジア金融情報
提供会社へ
北京
上海
深セン
香港
クアラルンプール
ホーチミン
バンコク
シンガポール
ムンバイ
東京
NextVIEW Pte Ltd
Financial China Information & Technology
Co., Ltd.
T&Cホールディングス
本店
シンガポール
事業拠点
クアラルンプール
バンコク
香港
上海
ホーチミン
ムンバイ
本店
上海
事業所
北京
深セン
本店
東京
事業所開設準備中
上海
¾アジア各拠点で、ローカルに発展するT&Cグループ
東京、上海、シンガポール、香港を始めアジアの各拠点に
おいて、地域に密着した金融情報・サービスを提供するこ
とで、各拠点ごとに着実に成長
Glocal に広がるT&Cグループ
投資家教育 / IR事業への進出
アジア市場をフルカバーへ
マルコポーロとのフロントエンド端末の共同開発
¾FinChina 、NextVIEW 、Marco Polo Network との今期の取り組み
・FinChina と NextVIEW の情報を活用することで、アジア金融情報を網羅、品揃え強化
・東京・上海・香港・シンガポールをつなぎ、アジアでのネットワークの強化
・アジア企業を日本へ、日系企業をアジアへ紹介し、株式投資の国際化を促す
・地元の証券取引所等とタイアップすること知名度・信頼性UP /日本の証取ともタイアップを狙う
・エマージングマーケットを世界のあらゆる国からアクセス可能に
・有力な講師によるセミナーで、アジア企業を世界に紹介する
・アジア金融情報端末に注文執行機能を加え、より利便性の高い端末に
・アジアだけなく、T&Cグループの拠点を有する欧米でも顧客開拓
¾Glocal なソリューション提供企業 : T&Cフィナンシャルテクノロジーズの戦略
プロフェッショナルユーザーの問題解決を実現する、投資情報エンジニアリング集団
世界に広がるT&Cグループのビジネスを、日本を始めグローバルに展開・提供するソリューション提供企業
Glocal な事業展開
T&Cフィナンシャルテクノロジーズ
コンサルティング
システム構築
ハイバリュー投資情報
リアルタイム株価情報
グローバルネットワーク
ユーザーフレンドリー
プロフェッショナル
ローコスト
ATIC事業を日本で開拓
NextVIEW、FinChinaの投資情報・データベース
ベストソリューション
お客様の発展
ETF ・ ワラント ・ PTS コンテンツの開発
≪組織再編≫ : 中間持株会社の設置 /
≪事業の多角化≫
組織再編の概略(金融アドバイザリー・エンターテインメント事業)
【
再編前
】
T&Cホールディングス
NY
Schweiz
Pictures
T&C ホールディングス
中間持株会社
【
再編後
】
(2008年予定)
Pictures
NY
Schweiz
その他子会社
その他子会社
SPC
金融アドバイザリー事業
エンターテインメント事業
金融アドバイザリー事業 ・ その他事業
オフショア業務に特化することで差別化を進める
エンターテインメント事業
エンターテインメント関連投資は資金回収期に
スイスに中間持株会社を設置し、成熟した制度のもとで事業完結
より機動的に、より利益の最大化を追求するためにオフショアを有効活用
絶対利益の追求を続ける
営業キャッシュフローの増加
468
21
660
209
831
354
1,011
436
1114
922
0
500
1000
1500
2000
FY2004
FY2005
FY2006
FY2007
FY2008
連結
2008年度業績の予想
413
158
229
79
33
△5.1%
80.2%
78.3%
40.6%
前期比
120
413
476
2,037
2008年11月期
2008年度予想
126
229
266
1,448
2007年11月期
2007年実績
20.0%
44.9%
44.1%
22.2%
前期比
105
158
185
1,185
2006年11月期
2006年実績
当期純利益
経常利益
営業利益
売上
869
1,185
490
1,448
2,037
投資情報提供事業
金融アドバイザリー事業
連結経常利益
(単位:百万円)
今年度より、映画の売上計上がスタートし、興行成績をはじめ最終的な契約内容によって売上計上時期
や計上額、償却方法などの会計処理方法により数億円単位で変動することが予想されます。
New York
Cayman Islands
Tokyo
Shanghai
Hong Kong
Financial China Information & Technology
Co., Ltd.
(95名)
株式会社T&Cホールディングス
(15名)
T&C Financial Research USA, Inc.
(6名)
T&C NY, Inc.
(4名)
California
事業のグローバル化
株式会社T&Cフィナンシャルリサーチ
(32名)
株式会社T&Cフィナンシャルテクノロジーズ
(12名)
T&C Capital, Ltd.
T&C Guaranty, Ltd.
T&C Ventures, Ltd.
T&C Media Content Ⅱ, Ltd.
T&C Pictures, Inc.
(3名)
資本・業務提携
株式会社T&Cホールディングス
上海駐在員事務所(開設準備中)
65%
35%
2007年
11月末
役職員比率(連結)
2007年
11月末
2006年11
月期末
2005年11月
期末
33%
67%
37%
63%
23%
海外
77%
日本
売上比率
≪国際化の流れ≫
¾グローバル化が加速
役職員数
Finet Group, Ltd.
Marco Polo Network, Inc.
※役職員数は、12月初めを基準として表示しております。
T&C Financial Advisor
Schweiz AG(1)
Zurich
Singapore
NextVIEW Pte Ltd
(61名)
関係会社
※各社で重複して就任している役員は各社ごとにカウントしてあります。情熱を持って、No.1となりうる事業に集中し、プロフィタビリティを高めていきます。
≪収益性のある事業≫
グローバルな事業展開により安定
的な収益を積上げ、ニッチで高付加
価値なビジネス展開により更なる
プロフィタビリティ向上を目指す。
≪情熱を持ち続けられる事業≫
中立的な情報を公平に提供し、市場の活性化、
発展に貢献。これからも、情熱を持ち続けられる
事業に力を注ぎ、社会に貢献。
≪No.1になりうる事業≫
アジアにおける投資情報提供事業、世界No.1へ。
今後は、金融アドバイザリー事業で培った
ノウハウを基に、No.1になりうるビジネスを
育成、グループの総合力upを狙う。
事業拡大
Profitability
No.1
Passion
274,572
(2) 関係会社株式
242,350
(3) 特許権
3,221,379
資産合計
2,422,588
固定資産合計
1,154,279
228,757
(2) その他
650,950
(1) 投資有価証券
3 投資その他の資産
1,219,270
21,522
(4) その他
923,060
(2) 映画制作費
32,338
(1) のれん
2 無形固定資産
49,038
1 有形固定資産
Ⅱ 固定資産
798,791
流動資産合計
107,216
5 その他
54,448
4 営業投資有価証券
14,646
3 たな卸資産
140,735
2 売掛金
481,746
1 現金及び預金
Ⅰ 流動資産
(資産の部)
金額(千円)
区分
当連結会計年度
(2007年11月30日)
営業投資有価証券の内訳概要
インド不動産ファンド
20百万円(取得原価)
ファンドオブファンド
42百万円(取得原価)
【1】
【2】
【4】
【1】
国際分散化が進む運用業務
【4】
事業ポートフォリオの価値を高める資産形成
¾事業多角化を示すバランスシート
投資有価証券の内訳概要
Marco Polo Network 214百万円(取得原価+為替差損益)
Finet Group
403百万円(時価)
香港証取GEM市場上場
※映画制作のための資金の受け皿会社を 連結の範囲に含めたため、計上。当社の 出資比率は映画により異なります。