マイナンバーの利活用と
確実な制度スタートの実現に向けて
2015年4月22日 株式会社野村総合研究所 未来創発センター 制度戦略研究室 〒100-0005制度の概要
住民と事業者からみたマイナンバー制度
住民と事業者からみたマイナンバー制度
社会保障・税・災害対策分野の決められた書類・手続等でマイナンバーの記載が必要 社会保障・税・災害対策分野の決められた書類・手続等でマイナンバーの記載が必要 成りすまし防止のための本人確認、プライバシー保護のための情報の安全管理が必要 事業者 給与等の支払者 (個人番号関係事務実施者) 番号付番機関 (J-LIS:地方公共団体情報システム機構) 本人確認 ) 給与所得の 源泉徴収票等 (番号付き) 番号申告 番号通知 住民票コード 市町村 (住民登録住所) 住民 番号通知 税務署等 (個人番号利用事務実施者) 番号申告 確定申告書 (番号付き) 金融機関 世帯に 支払調書 番号申告 本人確認 金融機関 (個人番号関係事務実施者) ) 世帯に 関する情報 (番号付き) 支払調書 (番号付き)マイナンバー制度導入に向けて
正しい制度理解がネガティブ思考をポジティブ思考に変える
正しい制度理解がネガティブ思考をポジティブ思考に変える
住民・事業者はそれぞれに不安と期待を抱いているが、未知なるものへの不安の方が 住民・事業者はそれぞれに不安と期待を抱いているが、未知なるものへの不安の方が 大きい。安心して制度スタートを迎えるために、制度の正しい理解と不安の解消が必要 住民の不安と期待 事業者の不安と期待 何のための制度なのか 成りすましで被害に遭わないか 何をどう対応すればよいかわからない この対応は法令違反にならないだろうか 住民の不安と期待 事業者の不安と期待 番号を何に使われるかわからない 何がどう変わるのか 手続が簡単になるのはうれしいけど、本当? 従業員は番号を提供してくれるだろうか 顧客の数が多いので番号収集が大変だ 番号利活用で様々な情報が入手可能になるかも 手続が簡単になるのはうれしいけど、本当? 個人番号カードは便利に使えるかも 番号利活用で様々な情報が入手可能になるかも 個人番号カードで新たなビジネスが生まれるかも マイナンバー制度を正しく理解することにより、不安は解消され、制度開始時の混乱や ネガティブな思考、非協力的な行為を回避し、制度への期待を高める効果が見込める。 ネガティブな思考、非協力的な行為を回避し、制度への期待を高める効果が見込める。 期待の高まりは、マイナンバーカードの普及・よりよい利活用アイデアの創出を促す。マイナンバーの成功と発展のために
利活用分野の拡大・カードの普及・正しい利活用が重要
利活用分野の拡大・カードの普及・正しい利活用が重要
悪用や成りすましなどへの不安が非常に大きい。不安をしっかりと受け止め、着実な利 悪用や成りすましなどへの不安が非常に大きい。不安をしっかりと受け止め、着実な利 活用拡大・カード普及を実現するとともに、安心感がもてる仕組が必要である マイナンバー自体の利活用 「利用分野の拡大」①
マイナンバー自体の利活用 「利用分野の拡大」①
社会保障・税・災害対策分野は、ニーズも高くかく悪用の不安も少ないことから、国民の理解を得やすい 利活用分野は、ニーズと不安解消の両面のバランスを踏まえながらも着実に拡大すべきである すでに制度として認められている業務で効果が得やすい分野から拡大してはどうか マイナンバーカードの利活用 「まずは持ってもらう」②
ご提案 「健康組合よるマイナンバーを活用したレセプトデータ管理」 まずは、マイナンバーカードを原則すべての住民に交付できる・交付する仕組づくりが必要である マイナンバーカードの普及率が上がれば、公的個人認証の利活用シーンは飛躍的に増えることが期待できる 健康保険証との統合を着実にご推進願いたい マイナンバーカードを全住民に普及することこそが、IT最先端国家実現の糸口となる 「野放図な利活用抑制の仕組づくり」③
マイナンバーカードを全住民に普及することこそが、IT最先端国家実現の糸口となる 特定個人情報保護委員会が監視・監督する安全・安心な仕組をしっかりと伝える 特定個人情報保護委員会が監視・監督する安全・安心な仕組をしっかりと伝える 公益性、住民や事業者等利用者の利便性が高い分野から徐々に拡大する 利活用拡大については、マイナンバー等分科会など公開の場で検討、外部発信を行いながら進める。マイナンバー利活用のご提案
健康組合よるマイナンバーを活用したレセプトデータ管理
健康組合よるマイナンバーを活用したレセプトデータ管理
番号法改正により、健康保険組合等の保有する健診情報等での利用が開始される 番号法改正により、健康保険組合等の保有する健診情報等での利用が開始される 健康保険組合等が行う被保険者の特定健康診査情報の管理等に、マイナンバーの利用を可能とする 予防接種履歴について、地方公共団体間での情報提供ネットワークシステムを利用した情報連携を可能とする 同様に、健康保険組合等の保有するレセプトデータ管理等の業務において、 同様に、健康保険組合等の保有するレセプトデータ管理等の業務において、 マイナンバーの利活用を認めてはどうか レセプトデータにマイナンバーを付番し、他データ(特定検診等)と紐付けた分析やサービス利用を認める ▪ 被保険者の本人同意の上で、健康保険組合が健康相談等に利用する ▪ データをマイポータル経由で被保険者に還元する。本人同意の上で付加サービス(アドバイス等)を提供する 既に、同種の情報は健康保険組合が利用しかつ被保険者に還元されており、国民の抵抗も少ないと思われる ▪ レセプトデータの分析に基づく保健事業 ▪ レセプトデータの分析に基づく保健事業 ▪ 被保険者にも領収書、明細書と言う形で還元(但し紙ベース) 米国におけるレセプトデータ活用事例 既に米国では、レセプトデータを活用した分析や、慢性疾患患者の通院・投薬管理やアドバイスを行うネットサービスが提 供されているHMSA Online (American Well社提供 Microsoft支援)
▪ 米国の非営利医療保険Blue Cross Blue Shield of Hawaiiの提供サービス ▪ 米国の非営利医療保険Blue Cross Blue Shield of Hawaiiの提供サービス
マイナンバー利活用のご提案
マイナンバーを活用したレセプトデータ管理イメージ
マイナンバーを活用したレセプトデータ管理イメージ
現状 レセプトデータとマイナンバーを紐付ける事で 現状 ? 1.被保険者の状況把握 レセプトデータとマイナンバーを紐付ける事で 被保険者の的確な状況把握と支援が可能に (本人同意が前提) 健康保険組合 適切なアドバイス・指導 Aさん (被保険者 慢性疾患 患者) 健康保険 組合 1.被保険者の状況把握 が難しい ・定期的に受診しているか? ・投薬を忘れていないか? ・そもそもどんな状況か? 2.改善に向けた指導が難しい レセ プト レセ プト 健康保険組合 連携 適切なアドバイス・指導 マイナンバーで 2.改善に向けた指導が難しい ・どうやってアドバイスする? ・フォローどうする? 課題: 被保険者の正確な状況把握 プト 過去データ 健診 情報 連携 マイポータル 受診履歴 マイナンバーで 統合診断・分析 被保険者の正確な状況把握 が出来ず、適切な指導・アドバ イスが出来ない 以前加入 (健診・レセプト) をマイナンバーで 紐付け移管 健康記録 慢性疾患 治療支援 健康相談 以前加入 の健康保 険組合 健康相談マイナンバー利活用のご提案
(ご参考) HMSA Onlineのサービス
(ご参考) HMSA Onlineのサービス
HMSA Onlineでは、HMSA加入者・非加入者向けに専用のポータルを提供している HMSA Onlineでは、HMSA加入者・非加入者向けに専用のポータルを提供している 医者の検索・情報提供 Web会議・電話などでの直接コンタクト・訪問予約 医師との間での診察・診断履歴の共有化(以下HMSA加入者向けのみ。レセプトデータ活用) 加入者本人による診察・診断履歴参照 診察・診断内容の専門医とかかりつけ医との情報伝達 診察・診断内容の専門医とかかりつけ医との情報伝達 生活習慣病患者への定期的アラートやアドバイス提供、など円滑な制度導入に向けた施策
依然として民間事業者での対応準備が進んでいない
依然として民間事業者での対応準備が進んでいない
国内の事業者500万社のうち中小企業は385万社と圧倒的多数を占める。中小企業 国内の事業者500万社のうち中小企業は385万社と圧倒的多数を占める。中小企業 支援機関を活用した支援事業により、制度対応を促すことが必要であると考えられる 事業者アンケートより 経営者協会セミナーにて 2015年4月に実施 開催地 北陸 開催地 北陸 回答企業 143社 このままでは事業者・従業員・扶養親族の制度対応が 制度開始までに整わない恐れがある 相談先として最も身近な支援機関を活用することで、 理解が不十分な中小企業における対応を促進させる円滑な制度導入に向けた施策