ABSTRACT 概 要
For young people today, where video contents come from is irrelevant, i.e., whether they are televised or distributed via the Internet. They find images to their liking skillfully and effortlessly. This behavior has been enabled by advances in the video viewing environment including the capability of Internet transmission and the capacity of hard disk drives for recording the contents as well as the spread of the video distribution market. In particular, the Internet is awash with different genres of videos of various lengths, ranging from movies and TV programs produced by professional companies to so-called UGCs (user-generated contents) posted by ordinary users. Regarding paid contents, overseas OTT (over-the-top) service providers such as Netflix and Amazon are entering the Japanese market one after another, resulting in an increase in the number of original contents. Domestic broadcasters and other business operators are also launching content delivery services, contributing to the rapid improvement of the viewing environment for both real-time contents and VOD (video on demand). This is the background of the NHK Broadcasting Culture Research Institute’s survey, “The Japanese and Television - 2015,” which revealed that not only is people’s TV viewing time becoming shorter but also their interest in television is waning. How, then, do Japanese people obtain and enjoy video contents? The Institute has been regularly conducting social surveys about television and viewers. This talk examines the changes over time in the viewing status of television and online videos, and in people’s attitudes to television and TV programs, based on survey data. It introduces the video viewing behavior in detail from the results of a web survey, such as under what circumstances people watch videos. A qualitative research also clarifies how young people come in contact with web contents, including the difference in the circumstances under which television and the Internet are chosen. These findings will help predict future trends of video viewing. 「動画コンテンツ」-いまや,若年層にとって,それが放送経由な のかインターネット経由で提供されるのかは関係ない。気分に 合った動画を,自由にそして上手に探して楽しむ。こうした行動 が生まれた背景には,インターネットの伝送容量や番組録画ハー ドディスクドライブ容量の増加といった「動画コンテンツ視聴環 境の進化」と,「動画配信市場の拡大」がある。特にインターネッ トの世界では,映画やテレビ番組などプロが制作したものから UGC(User Generated Content)と言われる一般人が制作し たものまで,あらゆるジャンルや長さの動画コンテンツがあふれ ている。有料配信の分野においては,NetflixやAmazonなど海 外のOTT(Over The Top)事業者が続々と日本市場に参入し, オリジナルコンテンツの本数も増えてきている。また,国内でも 放送事業者を含め,多種の事業者が新規配信事業に取り組み始 め,リアルタイム配信とVOD(Video On Demand)の両方の 環境を整えようとしている。このような状況のなかで,NHK放 送文化研究所(文研)が行った「日本人とテレビ・2015」調査か らは,視聴時間のみならず人々の意識の中でも「テレビ離れ」が 進行していることが明らかになった。では,日本の人々は,どの ように「動画コンテンツ」を享受しているのか。文研では,テレ ビや視聴者に関する世論調査を定期的に実施している。本発表 では,これらの調査から,人々がふだん,テレビとインターネッ ト動画をどの程度視聴しているのか,テレビやテレビ番組に対す る意識がどう変わってきたのかなど,実態や意識の変化を時系 列で捉える。また,動画の利用については,ウェブ調査の結果 から,どのような場面で動画を視聴するのか,などの詳細な内 容も紹介する。このほか,質的調査から,テレビとインターネッ トをどのように使い分けているのかなど,若年層がどのようにイ ンターネット動画と接しているのかを紹介し,今後の動画視聴動 向を探る手がかりを提示する。
特
別
発
表
テレビとネット動画,
人々はどう使い分けているか
~動画利用の実態と今後~
How People Choose Between Television and
Internet Video
The Use of Video Services - Now and the Future
NHK放送文化研究所 世論調査部 部長(現 岐阜放送局長)
重森万紀
Maki SHIGEMORI
Head of Public Opinion Research Division, NHK Broadcasting Culture Research Institute
*1 通信事業者やインターネット サービスプロバイダーとは無関 係に,インターネット上で提供さ れる動画・音声コンテンツサー ビス。
1.はじめに
本発表では,これからのテレビ視聴者の動向を探る1つのヒントとして,テレビとインター ネット動画の見られ方についてお話ししたい。 本発表の内容を1図に示す。最初にインターネット動画配信サービスやOTT(Over The Top)サービス*1について,海外・国内のサービス状況を簡単に述べる。続いて, NHK放送文化研究所(以下,文研)の世論調査部が行った世論調査結果から,テレビや ネットの利用実態や変化についてお話ししたい。次に2項目めとして,ネット動画利用実 態の詳細について,文研が行ったウェブ調査の結果を紹介する。最後に3項目めとして, 今後の視聴者の動向を探るヒントを得るために行った質的調査とグループインタビューの 結果,および,そこから得られたキーワードやヒントについてお話しする。 なお,本発表の基となっている文研の調査の概要については,付録にまとめて示す。2.テレビ,インターネット動画利用の現状
2.1 インターネット動画サービスの状況 (1)メディア利用の変化 2図は,5年ごとに行っているNHK国民生活時間調査の結果であり,メディアの利用 状況の変化を示す。2図の数字は行為者率と呼ばれ,1日に15分以上その行動をとった 人の割合を示す。この行為者率については,テレビが中ではいちばん高く,2005年まで は9割以上であったが,2010年から2015年の結果は89%から85%へと減少している。 1図 本発表の内容 2図 メディア利用の変化 (NHK国民生活時間調査) 1 テレビ,インターネット動画利用の現状 ➢インターネット動画サービスの状況 ~国内外の動向~ ➢テレビ,インターネットの利用実態と変化 (世論調査結果) 2 ネット動画利用者の利用実態 何を,どのように,なぜ (ウェブ調査) 3 20代の発言から探る「なぜ」の深層 (グループインタビュー調査) とテレビの可能性 100 80 60 40 20 0 (%) 1995 2000 2005 2010 2015 (年) ◆ 2010年の結果と比べて「テレビ」「新聞」は減少, 「インターネット(娯楽)」,「ビデオ等」は増加 各メディアの1日の行為者率の変化(平日・国民全体) テレビ 新 聞 インターネット(娯楽) ビデオ・HDD・DVD 2010年と比較して統計的に増加 インターネットは,趣味・娯楽・教養目的での利用。2005年の調査から調査行動に加えた。 2010年と比較して統計的に減少 CD・テープ ラジオ雑誌・マンガ・本 92 91 90 89 85 52 49 44 13 41 20 33 23 7 7 8 11 15一方で,趣味・娯楽・教養目的のインターネット利用,ビデオ・HDD(Hard Disc Drive)・ DVD(Digital Versatile Disc)を見るという行為については増加している。
また,3図は,インターネット動画サイトをどのくらい利用しているかを年齢層別に見た 結果(全国放送サービス接触動向調査)である。7歳以上の国民全体については,動画 サイトを週3~4日以上利用している人の割合は21%であった。13~19歳と20代について は,約半数の人がネット動画サイトをよく利用していることが分かる。 (2)海外のインターネット動画配信サービスの動向 アメリカで三大OTT事業者と言われているのが,フール−(Hulu),ネットフリックス (Netflix),アマゾンプライム(Amazon Prime)である。4図に,ネットフリックスとアマゾ ンプライムの2つについて,事業の経過を簡単に示す。ネットフリックスについては,プレ ス発表によると,2016年3月末時点での契約者は,世界で8,100万件となっている。また, アマゾンプライムは,もともとは年会費を払っているアマゾンプライムの会員向けの特典と して映像配信サービスを行ってきたが,2016年4月に,月額ベースで動画配信サービスを 始めると発表した。 アメリカではこの他にも,続々とOTT事業者が生まれてきている。現在100程度あると 言われており,競争し合ったり,お互いのサバイバルのために協力関係を結んだりしている。 アメリカでどうしてこれほど多くのOTTが出てくるのかと言うと,アメリカはもともとケーブ ルテレビや衛星放送などの有料サービスで視聴している人が多かったが,これらの料金が 高いことに嫌気がさした若者などが,OTTサービスに移行していることなどが挙げられる。 一方,イギリスのOTTサービスの特徴は,既存のテレビ放送局がすでにOTTサービス を始めていて,大きなシェアを占めていることである(5図)。既存のテレビ放送局が,同 時再送信とオンデマンドの両方を行っている。ネットフリックスやアマゾンもイギリスに進出 4図 ネットフリックスとアマゾンプライムの事業の経過 3図 インターネット動画サイト利用者の割合 (NHK全国放送サービス接触動向調査(2015年11月)・付帯質問) 7-12歳 13-19歳 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 全体 0 10 20 30 40 50 60(%) ◆ 若年層の約半数はインターネット動画サイトをよく利用している。 何らかのネット動画サイトを週3~4日以上利用している人の割合 52 28 21 51 31 22 16 9 2 (a) ネットフリックス(Netflix) 1997年 事業開始 郵送のレンタルDVD 2007年 ネット配信開始 月8ドルからのSVOD
(Subscription Video on Demand) 2010年 海外への展開開始(カナダ,中南米,ヨー ロッパ,オセアニア,アジア) 2012年頃 オリジナル作品制作へ 2013年 『House of Cards』でエミー賞受賞 2016年 世界130か国へ事業拡大 世界8,100万の契約者 (2016年3月末現 在,プレス発表) (b) アマゾンプライム(Amazon Prime) 1994年 事業開始 2005年 Amazon Prime開始 DVD販売や都度課金(TVOD: Transactional Video on Demand)に加え,Prime会員(年 99ドル)向けに映像コンテンツの配信(Amazon Prime Video)を展開 2015年 『Transparent』でゴールデングローブ賞受賞 推定5,400万のPrime会員(2015年末現在, 現地メディア報道)
しているが,既存の放送局が行っているサービスに脅威を及ぼしているという状況ではない。 欧米での動向としては,OTTの拡大に伴って,視聴者の視聴習慣にも影響が出ており, 例えば,視聴者に「一気見(いっきみ)」,英語では「Binge Watching(ビンジウオッチ ング)」といった視聴習慣が生まれている。(ちなみに「ビンジ」というのは,英語で「ど か食い」とか,「度を過ぎた」という意味である。)また,パーソナライズされたレコメンド(番 組推薦)による視聴という習慣も生まれてきている。 (3)国内の状況 国内の状況としては,アマゾンやネットフリックスが日本にも進出してきたことに象徴さ れるように,2015年はVODに尽きる1年だった。多くのサービスが開始したり,リニュー アルしたりという展開があった。こうしたOTTを中心としたVODサービスの広がりに対し て,在京民放キー局の動きも活発になっている。 民放キー局は,自社のプラットフォームだけではなく,外部事業者とさまざまな形で共 同してサービスを展開しているのが最近の特徴である。最新の例では,2016年4月にサイ バーエージェントとテレビ朝日が協業して興した会社により,リアルタイム配信のAbemaTV が開局した。また,2016年5月にはTBSテレビがC Channelへの出資を発表した。C Channelとは,若い女性向けのスマホ動画サービスであり,今後,通販番組と連携するこ と等も検討している。 2016年には,国内の動画配信サービスの動向は,VODからリアルタイムへ拡大・移行 している。前述のAbemaTVに加えて,ソフトバンクとヤフーが,ソフトバンクの契約者で あれば月額500円で7種類のスポーツをライブで見放題というスポナビライブを始めるな ど,放送局以外のOTTのリアルタイム配信サービスが進んできている。こうした中, NHKも同時配信の実験を進めており,放送局が今後,OTTやリアルタイムサービスでど ういった方向性を示していくのかが注目される。 2.2 テレビ,インターネットの利用実態と変化 次に,世論調査結果から見る視聴者のテレビ利用,インターネット利用の実態と変化に ついてお話ししたい。 (1)メディア利用の行為者率と時間量 6図は,2015年10月に実施した国民生活時間調査によるメディア利用の行為者率と時 間量の結果である。行為者率,行為者平均時間ともに,テレビが圧倒的に高くなっている。 行為者平均時間とは,この行為を行った人の平均時間量である。表の右側にある全員平 均時間とは,その行為を行っていない人も含めて平均した行為時間量である。行為者平均 時間を見ると,テレビが圧倒的に多いが,その次に来るのがラジオ,その次が趣味・娯楽・ 5図 イギリスの既存放送事業者によるOTTサービス 公共サービスとして無料 リアルタイム視聴とVODの統合型 キャッチアップ(再放送)30日間 放送済み番組に加え,放送前や独自コンテンツも提供 多様なデバイスで利用可能 広告モデル プレミアム契約(広告なし)も選択可能 広告モデル アクセス数の多さをアピール BBC (公共放送) BBC iPlayer ITV (商業放送) ITVHub Channel4 (非営利・広告放送)All4
教養目的のインターネット,その次がビデオ・HDD・DVDとなっている。 (2)メディア利用の行為者率の変化 7図と8図は,行為者率がどのように推移してきたのかということを,男女年齢層別に 示したグラフである。2005年,2010年,2015年と,3本の折れ線グラフで行為者率の変 化を表している。赤い折れ線が2015年の調査結果であり,テレビについては,若年層か 6図 メディア利用の行為者率と時間量 (NHK国民生活時間調査) 7図 メディア利用の行為者率の変化(1) (NHK国民生活時間調査) 8図 メディア利用の行為者率の変化(2) (NHK国民生活時間調査) ◆ 行為者率,時間量ともに高いのは「テレビ」。 行為者率 (%) 行為者平均時間(時間:分) 全員平均時間(時間:分) テレビ 85 3:52 3:18 ビデオ・HDD・DVD 15 1:54 0:17 新聞 33 0:48 0:16 雑誌・マンガ・本 16 1:16 0:12 ラジオ 12 2:44 0:20 CD・テープ 7 1:36 0:07 インターネット(娯楽)※ 23 2:02 0:28 ※ この調査でのインターネット利用は,趣味・娯楽・教養の利用に限定している。 メディアの1日の行為者率・時間量(2015年10月・平日・国民全体) 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 (%) 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 ◆ 若年層~中年層でテレビは減少,ビデオ・HDD・DVDは中高年層で増加 テレビ,ビデオ・HDD・DVDの1日の行為者率の変化(平日・国民全体) 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 2010年の結果と比べて統計的に増加,減少(以下同様) 男 女 ビデオ・HDD・DVD テレビ 74 11 77 62 14 75 69 14 81 76 2005年 16 85 86 12 94 93 15 95 96 9 96 12 18 22 21 23 17 7 2010年 2015年 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 (%) 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 ◆ 若年層~中年層でテレビは減少,インターネット(娯楽)は男10・40・50代と女40代で増加 テレビ,インターネット(娯楽)の1日の行為者率の変化(平日・国民全体) 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 男 インターネット(娯楽) 女 テレビ 74 36 77 62 39 75 69 32 81 76 28 85 86 22 94 93 19 95 96 12 96 31 33 31 33 20 13 6 2005年 2010年 2015年
ら中年層で行為者率が2010年より減少している。ビデオ・HDD・DVDについては,中高 年層で増加している。趣味・娯楽・教養目的のインターネットについては,男性の10代, 40代,50代,女性の40代で増加している。 (3)テレビの位置づけの変化 次に,国民の中ではテレビに関する意識にも変化が見られているので,データを紹介す る。9図は,NHKが行っている「日本人とテレビ」調査の結果である。8つのメディアを 提示し,「いろいろなことを考え合わせて,あなたにとってどうしても欠かせないメディア」 として,1番目と2番目を選んでもらった。 1番目に欠かせないメディアとして,約半数の人がテレビを選んだが,前回の結果よりは 減少している。2番目を見ると,テレビは増加しており,その一方で,インターネットにつ いては,1番目,2番目ともに増加している。つまり,この結果から,テレビの相対的位 置づけが低下しているということが分かる。 (4)インターネット動画に対する意識変化 さらに,10図の調査結果を見ると,「テレビよりインターネット動画の方が面白いと思うこ とがある」,あるいは「時間があるときは,テレビよりもインターネット動画の方を見ること がある」ということが,「よくある」あるいは「ときどきある」と答える人の割合が,幅広い 9図 テレビの位置づけの変化 (NHK「日本人とテレビ」調査) 10図 インターネット動画に対する意識変化 (NHK「日本人とテレビ」調査) 0 10 20 30 40 > > > > > > > > 50 60 70 80 90 100(%) ◆「1番目に欠かせないメディア」テレビは減少 1番目 2番目 テレビ,ラジオ,インターネット,ビデオ・DVDなどの映像ソフト,CDなどの音楽ソフト,新聞,雑誌,本の8つのメディアから, いろいろなことを考え合わせて,あなたにとってどうしても欠かせないメディアの1番目と2番目を選んでもらった。 赤字は2010年の結果と比べて統計的に増加,青字は減少 図では2%以上の値を表示 テレビ ラジオ インターネット 映像ソフト 音楽ソフト 新聞 雑誌 本 この中にはない 無回答 2010年 2015年 2010年 2015年 55 4 14 4 14 5 3 50 4 23 3 11 5 2 22 8 14 4 6 27 3 26 7 17 4 5 23 2 7 7 7 7 2 2 80 60 40 20 0 (%) 16~ 19歳 全体 20代 30代 40代 50代 60代 70歳 以上 ◆「ネット動画の方が面白いこともある」が,幅広い年齢層で増加している。 80 60 40 20 0 (%) 16~ 19歳 全体 20代 30代 40代 50代 60代 70歳 以上 テレビよりインターネット動画の方が 面白いと思うことがある 時間があるときは,テレビよりもインターネット動画の方を見ることがある 「よく」+「ときどき」ある 「よく」+「ときどき」ある 27 19 66 48 54 44 45 31 35 21 26 13 9 4 31 2010年 2015年 2010年 2015年 赤数字は前回より増加 赤数字は前回より増加 17 11 46 38 47 28 27 15 20 14 12 6 25 22
年齢層で前回結果より増加していることが分かる。「インターネット動画の方が面白いと思 うことがある」という人の割合は,若い年齢層では半数を超えている。 (5)「決まった時間」への抵抗感 また,11図の調査結果を見ると,「好きな番組でも毎回決まった時間に見るのは面倒だ」 と感じる人が30~50代で増加している。録画再生が手軽にできる状況となり,そのよう な習慣が広まってきていることによって,リアルタイムでの視聴に抵抗感を持つ人が中年層 でも増えてきているということが分かる。
3.ネット動画利用者の利用実態
本章では,インターネット動画利用の実態について詳しく見ていくために行ったウェブ調 査の結果を紹介する。この調査は,週1日以上動画サービスを利用しているインターネッ トアンケートモニターを対象にしたウェブアンケート調査であり,特に20代の傾向を詳細に 分析するためにサンプルを増やして実施した。この調査において設定したインターネット動 画の定義と種別(カテゴリー)を12図に示す。 まず,「ふだん見る動画サイト」を選んでもらったところ,13図に示すように,回答者の 96%という圧倒的多数の人が「YouTube(ユーチューブ)」を選んだ。その次が「ニコニ コ動画」の52%で,その他のサイトについては20数%~数%程度の数字であった。 次に,「よく見る動画のタイプ」を12図に示したカテゴリーから選んでもらったところ,い ちばん割合が高かったのは「数分の投稿動画」で35%,次が「テレビ番組動画」で 30%,その次が「音楽動画」で27%という結果になった(複数回答)。 さらに,「ネット動画を見るときに最もよく使う機器」を聞いたところ,どの年齢層でもパ 11図 「決まった時間」への抵抗感 (NHK「日本人とテレビ」調査) 12図 ウェブ調査における インターネット動画の定義と種別 13図 20代はインターネット動画で 何を見ているのか(まとめ) 80 60 40 20 0 (%) 16~19歳 全体 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 ◆ 30~50代で「決まった時間に見るのは面倒」が増加 「好きな番組でも毎回決まった時間に見るのは面倒だ」(年齢層別) あてはまる+まあ,あてはまる 2010年 2015年 赤数字は前回より増加 37 34 39 34 45 44 50 42 49 41 39 30 25 27 24 23 ◆ ふだん見る動画サイト YouTube(96%) ニコニコ動画(52%)… ◆ よく見る動画のタイプ 「数分の投稿動画」(35%) 「テレビ番組動画」(30%) 「音楽動画」(27%)… ◆ ネット動画を見るときに最もよく使う機器 パソコンかスマホでほとんどを占める。 若年層ほどスマホの割合が高い。 20代ではパソコン57%,スマホ38% 数秒(6 ~10秒程度)の 投稿動画 数分(1 ~ 5分程度)の投稿動画 テレビ番組動画 音楽動画 映 画 ライブ配信※ Social Networking Service
ソコンかスマホが大半を占めているが,若年層ほどスマホでという人が多くなっている。 20代ではパソコンが57%,スマホが38%となった。 14図は,20代の人はインターネット動画をどのように見ているのか,についての結果であ る。自分の見る動画をどうやって探しているのか,という質問に対しては,「自分で検索して」 という回答が87%で圧倒的に多かった。次が「閲覧したサイトの関連動画から」で21%であっ た。いわゆるレコメンド的なものも「関連動画から」という経路の分類に入ると思われる。 「どのような時にインターネット動画を見ることが多いか」ということを聞いた結果では,い ちばん多かったのが,「夜,家でくつろいでいるとき」で66%,次が,「まとまった自由時間」 と「寝る前の時間」で,それぞれ34%,「通勤・通学・帰宅中」が15%,以下,「昼休みな どの休憩時間」,「食事中」と続く。上位に来ているのは,自宅内系が多い。これを見ると, 自宅内系という点からも,時間的にも,いままでのテレビの見方と似ているという印象があ る。思ったほど,「通勤・通学・帰宅中」という人が多くないことに驚いたが,後述のグルー プインタビューなどによると,やはり通信料が気になるということも原因のようである。 生活シーンごとに,例えば「夜くつろいでいるとき」「寝る前」「通勤通学」「昼休みなど」と いうような場面で,どういった動画をよく見るかを尋ねたところ,どの場面でも,「数分の投 稿動画」や「音楽動画」を約半数の人が選んだ。特徴的だったのは,「食事中」という場面 であり,そこでは,「数分の投稿動画」の次に「テレビ番組動画」が多くなっており,約4割 の人が選んでいる。動画視聴の目的については,寝る前を除くすべての場面で「暇つぶし のため」が多数となった。寝る前だけは「リラックスするため」という目的がトップに来ていた。
4.20代の発言から探る「なぜ」の深層とテレビの可能性
本章では,さらに深堀りして,20代の発言から得られたキーワードを紹介する。これは, 文研が行った質的調査,いわゆるグループインタビューの結果を基にしている。この調査 は,リアルタイムテレビ視聴,録画再生視聴,インターネット動画視聴を,どのように若者 たちが視聴し分けているのか,利用し分けているのか,についてキーワードを探るために 行った。 15図に,グループインタビュー調査の設計を示す。テレビ番組やインターネット動画へ の接触のしかたから,3つの視聴タイプを設定し,各タイプの男女を,インターネットモニ 14図 20代はインターネット動画をどのように見ているのか(まとめ) ■自分の見る動画をどうやって知るか(認知経路) 「自分で検索して」 ……… 87% 「閲覧したサイトの関連動画から」…… 21% 「SNSでの共有を通じて」 ……13% ■どのような時にインターネット動画を 見ることが多いか(場面) 「夜,家でくつろいでいるとき」……66% 「まとまった自由時間」………34% 「寝る前の時間」………34% 「通勤・通学・帰宅中」………15% 「昼休みなどの休憩時間」………12% 「食事中」………10% ■「夜くつろいで」「寝る前」「通勤通学」 「昼休みなど」の各場面でよく見る動画 タイプをそれぞれ尋ねたところ, どの場面でも「数分の投稿動画」と 「音楽動画」を約半数の人が選んだ。 (「食事中」では,「数分の投稿動画」に「テレビ番組動 画」が4割で続いた) ■「夜くつろいで」「寝る前」「通勤通学」 「昼休みなど」の各場面での視聴目的 「寝る前」を除くすべての場面で 「暇つぶしのため」が多数 次いで「リラックスするため」が多い。ターからそれぞれ5,6人ずつ抽出して,本音を語ってもらった。タイプごとに5,6人のグ ループ男女1組ずつという調査であり,ここで得られた結果が社会状況を語るというもの ではない。あくまでもキーワードやヒントを探るために行った調査である。 15図の青色で示すグループは,テレビのリアルタイム視聴を中・長時間する人たちで,録 画再生視聴も週1回以上行い,インターネット動画視聴もする人たちである(ここでは「リ アルタイム視聴グループ」とする)。緑色で示すグループは,テレビのリアルタイム視聴はほ とんどしないが,録画再生視聴やインターネット動画視聴はする人たちである(「録画視聴 グループ」とする)。オレンジ色で示すグループは,リアルタイム視聴も録画再生視聴もほと んどしないが,インターネット動画視聴はする人たちである(「動画視聴グループ」とする)。 社会全体の視聴パターンの構成比としては,「録画視聴グループ」や「動画視聴グループ」 の人たちは決して多い層ではないので,この点には留意する必要がある。 16図に,グループインタビューにおける発言から得られた発言の要素を示す。以下は, 15図 グループインタビュー調査の設計 16図 20代の視聴行動 (グループインタビューより) リアルタイム+録画+動画 録画+動画 動画 リアルタイム視聴 中・長時間 ほとんどなし ほとんどなし 録画再生視聴 週1回以上 週1回以上 ほとんどなし 動画視聴 週1回以上 週1回以上 週1回以上 “リアルタイム視聴”からも “テレビコンテンツ”からも 離れていない ■調査の目的: •リアルタイム視聴,録画再生視聴,インターネット動画視聴の使い分け •どのような時に,どのような場所で,どのようなコンテンツを見ているのか。なぜか。 どのような効用を期待しているのか。 ■グループの設定について:調査対象は20代社会人とした。 (中高生・大学生は,その時期特有のメディア利用が見られるため,可処分時間がある程度規定されている社会人を対象とした) 「テレビ離れ」仮説 リアルタイム 視聴グループ 録画視聴グループ 動画視聴グループ “リアルタイム視聴” から離 れているが,“テレビコンテ ンツ” からは離れていない “リアルタイム視聴” から離れ ており,さらに “テレビコン テンツ” からも離れている G1 G2 G3 G4 G5 G6 ★20代にとって,社会や自分の周りの情報の出入り口は,ほとんどが「インターネット」 見たい時に,見たい部分だけ,すぐに見たい 20代が なこと ・時間とお金を節約したい ・手っ取り早く結果を得たい ・世間で話題になっていることは知っておきたい ・好きな時に好きなことをしたい ・新しいものを探すより,安心して楽しみたい ・自分自身で選択したい ・自分の意見や趣味が多数派に共感されたい ■動画視聴では「場所」の自由より,「時間」の自由と「無料」が重視される傾向。 ■視聴行動のトリガーは,「ネタ共有」や「ノスタルジー」 (特に 10 代までに見た番組の自由さ,面白さに,懐かしさとハズレのない安心感を感じている)
好き
20代が なこと ・時間とお金をムダ遣いすることが嫌い ・CMが嫌い ・次回まで続きを待たされるのが嫌い ・操作の段取りが多いのが嫌(リモコン操作すら嫌) ・知らないために損をすることが嫌い ・強制されること,マスコミに操作されるのが嫌い ・自分の意見や趣味を否定されることが嫌い嫌い
*2 1980年代から1990年代にか けて世界中で大流行したコン ピューターゲーム。 発言から得られた20代の価値観や視聴行動に関係する特徴である。 まず,20代の人たちにとって,情報のやり取りはほとんどすべてがインターネット経由で あることが,発言から分かった。 そのほかに,この人たちの特徴としては,無駄な時間を費やすのが嫌いということが挙 げられる。手っ取り早く結果を得たい,見たいときに見たいものだけを見たい,という感 覚を持っている。これらの特徴を踏まえた上で,彼らがどのようにテレビや録画,ネットを 見ているのかを紹介したい。 17図において,まず青色の「リアルタイム視聴グループ」の人たちに共通しているのは, リアルタイムテレビ視聴に,共感や,共有できるライブ感のような魅力を感じている点であ る。もう1つ共通する点として,テレビのリアルタイム視聴が“習慣になっている”という発 言があった。 「リアルタイム視聴グループ」の中にも,動画の見方について3つのタイプがあった。1つ目 のタイプは,時間を惜しんでいろいろな動画を時間的に組み合わせて見ていくという見方であ る。つまり,一瞬の隙を惜しんで,パズル的に,テレビがちょっとつまらなくなったら,次はネッ ト動画や録画再生をというように,本当に一瞬の隙もなく当てはめていく。隙間なくはめると いう意味で,我々は,イメージしやすいように「テトリス*2視聴」と呼んでみた。2つ目のタイ プは,動画や音楽を同時に流して,頭が面白いと感じるものを流れているものの中から選び, そのコンテンツに意識を傾けるという見方である。この見方を「マインドザッピング」と呼んで みた。3つ目のタイプは,スマホをしながらテレビを見るという「ながら」視聴である。 17図の「録画視聴グループ」は,録画と動画を利用する人たちである。この人たちはリア ルタイムの放送時間に合わせた生活は無理ということで,録画と動画を組み合わせて,見 たいものだけを時間効率的に見ている。ただ,この人たちは,テレビのコンテンツは大好 きであった。 17図の「動画視聴グループ」は,インターネット動画を見る人たちである。この人たちは, ネット経由の情報に十分満足しており,新旧のテレビ番組から一般投稿動画まで,見たい ときに見たいものを自在にインターネットで探して見ている。 これら3つのグループの人たちに,学童期から10代の頃のテレビ視聴体験を聞いたとこ ろ,テレビ原体験がグループによって異なっていることが分かった。「リアルタイム視聴グ ループ」では,「家族でテレビを見て,一家団らんで楽しかった」という経験があった。「録 画視聴グループ」は,テレビを家族で見たのだが,自分にはチャンネル権はなく,見たい 番組を見たという記憶がないという人たちであり,さらに,「動画視聴グループ」は,家族 団らんや,楽しいテレビ視聴の経験が少ない,または,ないという人たちであった。 17図 各グループの「テレビと動画の視聴スタイル」 3つの視聴タイプ(リアルタイム・録画・動画)を駆使した “テトリス” 視聴/マルチ画面・マルチ音声の “マインドザッピング” /スマホが中 心の “ながら” 視聴 リアルタイム視聴は習慣。 周りと共有できるライブ感や共感性に魅力。 リアルタイムの放送時間に合わせた生活は無理。 録画と動画を組み合わせ,見たいものだけ効率的に視聴。 テレビ放送に ないものはネットで。 ネット経由で十分満足。 テレビや録画機器の必要性を感じない。 見たい ときに,見たいものだけ見る。 どのサイトにどのコンテンツがあるか, 画質がどうかなど,ネットを上手に “あさって” 視聴。 テレビを囲んでの 一家団らんの体験が鮮明 チャンネル権は他の家族に あり,自分で番組を選べる 機会は限られていた。 テレビを囲んでの 一家団らんの体験が少ない テレビ原体験 リアルタイム 録画視聴 動画視聴
テレビ離れの要因についても彼らに聞いた(18図)。まず,「外的要因」としては,家の 中での娯楽が増えた,映像を見る手段の選択肢が増えた,コンテンツの選択肢が増えた, といった発言があった。また,「内的要因」としては,最近テレビ番組がつまらなくなった, という発言がすべてのグループの人から聞かれた。規制が厳しくなって無難な番組が増え たと,すべてのグループの人たちが語っている。自分たちが小中学生のときに見た番組の 方が刺激的でよかったという言葉が聞かれた。 19図は彼らのテレビとの距離感をプロットしたものであり,縦軸はテレビ番組との距離 感を表しているが,彼らは決してテレビ番組やコンテンツとの距離は遠くないということが, 発言から分かった。
5.まとめ ~これからの「テレビ視聴」のヒント~
20図は,これらの調査結果を基に,今後のテレビ視聴はどうなるのかということを, 私なりに考えてまとめた結果である。 若者にとって社会との窓口はインターネットが主流となっているため,今後,若者をテレ ビ視聴に導いていくためには,インターネットの情報に引っ掛かることが鍵になると考えら れる。彼らは,コンテンツの存在を知って関心を持てば,探し出して見てくれる人たちである。 見たいときに見たいという要望に応えるためには,コンテンツを見たいときに見られる 状況にしておくことも重要である。また,今の若者は冗長なものが嫌い,無駄な時間が大 嫌いなので,提供側でも,フルスケールで提供する番組だけでなく,断片視聴を可能に する番組も作る必要がある。さらに,ネットの世界でも画質の良いものを探している人や, 18図 “テレビ離れ”の要因 (グループインタビューより) 19図 「テレビ」との距離感 “テレビ離れ”とは…「テレビ受像機で見る」「リアルタイムで見る」「テレビ局が制作しているテレビコンテンツ, 番組を見る」ことから離れること? 実態は?<
<内的要因のひとつ> ■コンテンツがつまらなくなった,という発言 規制が厳しく,無難で物足りない, 作り込まれていて「生感」がない, 冗長(前置き・中だるみ・先延ばし), 画一化 <外的要因> 環境要因 ■「映像」を見る手段の選択肢が広がった, 家の中の娯楽が増えた パソコン,スマホ(ゲーム,SNS,ニュース, ネットサーフィン,掲示板etc.) 視聴者側要因 ■テレビのマインドシェアの低下 ■テレビが話題になりにくい ■家族の団らんが減り,個の時間が増加 ■ライフステージの変化 ■もともとテレビ視聴時間が少ない 「テレビ離れ」の要因は,「外的要因」の方が大 きいものの, ほぼ全グループにおいて,テレ ビコンテンツがつまらなくなったことなど 「内的要因」も確認できた。 遠 遠 近 近 ◆ どのグループもテレビコンテンツからは,そう遠くない。 テレビ「デバイス」との距離感 「テレビ番組」との距離感 リアルタイム 視聴グループ 録画 視聴グループ 動画 視聴グループコンテンツとして昔のように刺激的なものが欲しいという人たちもいる。 「リアルタイムの」テレビ視聴に導くためには,前述のように,テレビの視聴体験というものが 重要である。視聴体験とは,「同時に見た,楽しんだ」とか,昔の番組を見て,「あの時こう感じた」 というような,過去も含めた「体験の共有」である。こういった視聴体験を絶やさないことが 重要である。 今,若者は放送経由か通信経由かといった基準で,コンテンツや視聴方法を選んでいる わけではない。見たいときに見たい,それがライブであればライブで見たい,という要望が 強い。今はたまたま端末が放送受信機と通信受信機に分かれていることが多いため,社会 との窓口となっていてコンテンツの選択肢も多い通信受信機で見ている人が多いという状況 であるが,1つの端末で放送と通信の両方が受信できて,コンテンツがシームレスに得られ る状況になれば,彼らが見るコンテンツの内容や視聴動向も変わってくるかもしれない。
付録(調査の概要)
20図 これからの「テレビ」視聴のヒント(私見) ◆ テレビ視聴,テレビコンテンツに導くには… • 若者の社会との窓口はインターネット。その情報に引っ掛かることがテレビ視聴誘導のカギ ➡ コンテンツに関心を持ったら,きちんと探し出して視聴してくれる。 • 見たいときに見られる状況にしておくことが重要。(オンデマンドへの要望が強い) •断片視聴を可能とするもの,フルスケールを売りにするもの,を用意 • ネットの世界でも,画質がより良いものを求めている人もいる。 • コンテンツとして「昔のように」刺激的,斬新なものを ◆ リアルタイムのテレビ視聴に導くには… • テレビ視聴体験が重要 ➡ テレビ視聴体験とは? 家族視聴,同時性の共有,テレビ番組にひもづくコミュニケーションの体験, 過去体験や知見の共有 付表1 NHK国民生活時間調査の概要 調査目的 1960年から5年ごとに実施。人びとの1日の生活を時間の面から捉え,生活実態に沿った放送を行うのに役立てるとともに,時間の面から日本人の生活実態を明らかにする基本データとして,広く各方面での利用に供する。 調査事項 (1) 調査対象日(2日間)の午前0時から24時間の時刻別(15分刻み)の生活行動と在宅状況。(2) 付帯質問として,調査相手の個人属性,休日制度など。 調査方法 配付回収法によるプリコード方式 (回答をあらかじめ選択肢として用意しておく方式) 2015年調査の 調査期間・調査対象日 2015年(平成27年)10月13日(火)~26日(月)を調査期間として,2日ずつ7回に分けて調査を行った。 配付日 調査対象日 回収日 第1回 10月12日 13日(火),14日(水) 10月15日 第2回 14日 15日(木),16日(金) 17日 第3回 16日 17日(土),18日(日) 19日 第4回 18日 19日(月),20日(火) 21日 第5回 20日 21日(水),22日(木) 23日 第6回 22日 23日(金),24日(土) 25日 第7回 24日 25日(日),26日(月) 27日 調査対象 全国10歳以上の国民 調査相手 住民基本台帳から層化無作為2段抽出 12,600人 (12人×150地点×7回) 有効調査相手数(率) 7,882人(62.6%)* *1曜日でも有効な回答のあった人 曜日別の指定サンプル と調査有効数(率) 指定サンプル数 調査有効数(率) 平日 18,000 11,056(61.4%) 土曜 3,600 2,195(61.0%) 日曜 3,600 2,170(60.3%)付表2 NHK全国放送サービス接触動向調査(2015年11月)の概要 調査日 2015年11月16日(月)~ 11月22日(日) 調査相手 全国7歳以上の男女 3,600人(12人×300地点)住民基本台帳から層化無作為2段抽出 調査方法 配付回収法 1日単位で,5分以上視聴・利用したかどうかを記入 (インターネットについては,5分以上かは問わず,視聴・利用したかどうかを記入) 調査内容 NHK・民放の放送局が展開する各種サービスの利用の有無 (テレビ・ラジオ,データ放送,録画再生,ウェブサイト,VOD,動画サイト,SNS, インターネットラジオ,ストリーミングなど) 有効数(率) 2,507人(69.6%) 付表3 NHK「日本人とテレビ」調査の概要 「日本人とテレビ」調査は,人びとにとってテレビの位置づけがどのように変化してきた かを時系列で把握するために,1985年から5年ごとに実施している。前回2010年調 査では,調査の有効率を上げるための対策として,調査方式を個人面接法から配付回 収法に変更した。 2015年 調査の調査日 2015年2月27日(金)~3月8日(日) 調査方法 配付回収法 調査対象 全国の16歳以上の男女 調査相手 3,600人(住民基本台帳から層化無作為2段抽出(300地点×12人) 有効数(率) 2,442人(67.8%) 付表4 WEBアンケート調査の概要 調査地域 1都6県(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県) 調査対象者 以下の条件に該当する,15-59歳の男女 ・パソコン・スマートフォン・タブレット端末のいずれかで,週1日以上インターネット の動画を視聴する。 ・本人および家族が,テレビ局・ラジオ局・新聞社・雑誌社・広告会社・調査会社に 従事していない。 調査方法 WEB調査 対象者抽出 フレーム ビデオリサーチ社 協力機関が保有するインターネットリサーチモニター 調査期間 2016年1月23日(土)~25日(月) 有効回収数 3,200人 有効サンプル 構成 (割り当て法 による) (人) 15-19歳 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 計 男性 100 600 300 300 300 1,600 女性 100 600 300 300 300 1,600