1 別紙標準様式（第７条関係） 会 議 録 会 議 の 名 称 平成 28 年度枚方市社会福祉審議会 第５回 障害福祉専門分科会 開 催 日 時 平成 28 年 12 月８日（木曜） 14 時 00 分から 17 時 00 分まで 開 催 場 所 ラポールひらかた 研修室２ 出 席 者 石川会長、長尾職務代理、徳村委員、村山委員、荒木委員、河 野委員、平野委員、関委員、松浦委員、松原委員、岩井委員、 前田委員 欠 席 者 上辻委員 案 件 名 １．枚方市障害者計画（第３次）改訂版（素案）について ２．市民意見聴取及び市民意見聴取会について ３．その他 提 出 さ れ た 資 料 等 の 名 称 １．平成28年度枚方市障害者計画（第３次）改訂版（素案） ２．枚方市障害者計画（第３次）改訂版（試案）からの修正点 ３．枚方市障害者計画（第３次）改訂版策定スケジュール 決 定 事 項 障害者計画（第３次）改訂版（試案）から(素案)への変更点の 報告を受け、審議を行い、障害者計画（第３次）改訂版（素案） について、承認した。 会議の公開、非公開の別 及 び 非 公 開 の 理 由 公開 会議録等の公表、非公表 の 別 及 び 非 公 表 の 理 由 公表 傍 聴 者 の 数 ０人 所 管 部 署 （ 事 務 局 ） 福祉部 障害福祉室
2 審 議 内 容 会 長： ただいまから平成28年度枚方市社会福祉審議会第５回の障害福祉専門を 開催いたします。始めに事務局から報告をお願いします。 事 務 局： 平成28年度社会福祉審議会第５回障害福祉専門分科会の開会に先立ち、山 口福祉部長よりごあいさつ申し上げます。 福 祉 部 長： 【福祉部長 挨拶】 事 務 局 ： 続きまして、本日の出席状況の報告をいたします。本日は上辻委員から、 ご欠席の連絡をいただいております。枚方市社会福祉審議会条例で委員の ２分の１以上の出席をもって開催すると規定しており、本日は委員数13人 のうち、出席者は12人であり、開催要件を満たしていることをご報告いた します。 続きまして、本日お配りしている資料についてご確認をお願いします。 【資料確認】 会 長： 本日、傍聴希望の方はいらっしゃいますか。 事 務 局： いらっしゃいません。 会 長： では、案件に入ります。まずは、１．枚方市障害者計画第３次の改訂版（素 案）について事務局よりご説明ください。 事 務 局 ： 10 月 26 日に開催しました専門分科会では、枚方市障害者計画（第３次） 改訂版の試案をご審議いただきました。その後、いただいたご意見等を反 映して、再修正を行い、本日、資料１「障害者計画第３次改訂版（素案）」 としてお示ししています。前回の専門分科会以降に修正した部分について、 資料２で一覧にしておりますので、資料１及び２に沿って、ご説明いたし ます。なお、素案のページ数は、墨字版とルビ版は同じで、点字版は別に ご案内させていただきます。まず、素案１ページの 24 行目（点字版３ペー ジ）、「障害者の雇用の促進等に関する法律」という部分ですが、前は「障
3 害者雇用促進法」と略称にしていたのを、正式名称にしています。続きま して、素案３ページ（点字版は７ページから）、第１章第２節「位置付け と計画期間」ですが、試案の段階では空白となっていましたが、「計画の 位置付け」と「計画期間」の図を追加しています。次に、素案８ページ（点 字版 25 ページ）ですが、第２章第２節「今後の見込み」ということで、手 帳所持者数の推計値について、試案の段階では空白としていましたが、今 回数字を入れています。傾向としましては、身体障害者手帳所持者数は高 齢化の進展に伴い増加、療育手帳はやや増加、精神障害者保健福祉手帳に ついては、発達障害や認知症の方も精神障害者保健福祉手帳の対象となる ことから、高い増加率が続くことを見込んでいます。次に、素案９ページ （点字版 28 ページ）、第３章第１節「基本理念」の４段落目のところで、 「自己決定に基づきその人らしく」との文言を加筆し、「本市では、障害 のあるなしに関わらず、すべての人が個人として基本的人権を尊重され、 地域社会の中で自己決定に基づき、その人らしく生活できる社会を目指し ています」としています。これは、現行の障害者計画の「基本理念」の文 章中には入っているものが、今回抜けてしまっているため、前回の専門分 科会でご指摘いただき、加筆したものです。続きまして、19 ページ（点字 版 57 ページ）、第４章第２節「障害者が安心できるまちづくり」の「福祉 のまちづくり」現状と課題の文章の修正ですが、15 行目（４段落目）から のところを、所管の土木総務課よりご指摘いただき、「また、樟葉駅、枚 方市駅、枚方公園駅、藤阪駅周辺の特定経路において、視覚障害者誘導ブ ロックＪＩＳ規格への改良や段差、勾配の改善等を行ってきました。」と しています。また、次の 21 ページ（点字版 61 ページ）、施策の「（１） 公共施設の整備」の中の「公共施設の整備・改善」の取り組みの文章につ いても、所管の施設整備室よりご指摘いただき、「学校施設ほか市有施設 の整備・改修に際し、多目的トイレ、スロープ等を設置し、バリアフリー 化を進めます」としています。同じ 21 ページの最後（点字版 63 ページの 中ほど）のところですが、新たに施策名として「福祉移送サービス」を追 加しています。障害者等の外出を支援する、アクセシビリティの確保のた め必要な施策であることから、ここに追加しています。続きまして、24 ペ ージ（点字版 6７ページ）、「避難行動要支援者対策」の現状と課題ですが、 １行目に、今年４月に発生した熊本地震について追加記載しています。29 ページ「保育・療育の充実」の現状と課題で、放課後等デイサービスの増
4 加の状況について、具体的な数字を入れております。34 ページ（点字版 96 ページ）、施策の中の「通学支援の充実」ですが、「見守りや促し、介助 等の支援を行います。」としていたところ、そういったことも含む場合が ありますが、あくまで「通学の支援」であるということで、表現を変更し ています。続きまして、40 ページ（点字版 110 ページ）「保健・医療」の 現状と課題、また、42 ページ（点字版 116 ページ）の施策「口腔保健の推 進」の部分で、所管課の保健センターよりご意見いただき、口腔保健に関 する表現の修正を行っています。45 ページ（点字版 127 ページ）施策の「市 職員への雇用」で、所管課の人事課よりご意見いただき、表現の修正を行 っています。また、49 ページ（点字版 134 ページ）、施策の中の「日中活 動系サービス」の取り組みのところで、表現の整理をしています。最後と なりますが、51 ページの施策について、「スポーツ・レクリエーション活 動の推進」と「障害者スポーツ・レクリエーション教室」の２つとなって いたのを、統合しまして、「スポーツ・レクリエーション活動の充実」と しております。また、「障害者のスポーツ活動への支援の充実」を、施策 として追加しています。この間で、事務局として修正した部分は以上とな りますが、その他につきましても、何かご意見があればお願いしたいと思 います。なお、前回、Ｃ委員からご質問のあった、難病患者・重症心身障 害児等への災害時対応についてですが、所管課である保健予防課と保健セ ンターに確認させていただきました。保健予防課は難病患者、保健センタ ーは人工呼吸器を装着している児童と気管切開している児童を対象に、通 常時には定期的に訪問し、チェックリストを使って、災害時の対応や避難 場所等について確認しており、災害発生時には、一定期間内に安否確認す る体制となっているとのことです。また、Ｄ委員からお話のありました、 ラポールの災害時の警報の件ですが、確認したところ、廊下や各部屋に、 フラッシャーという光る警報機がついているのと、廊下の時計のところに 文字で「避難してください」との表示が出るとのことでした。また、ラポ ールの職員がプラカードを持って、避難を呼びかけて各部屋を回ることに なっているとのことでした。 会 長： 今のご説明関してご意見、ご質問はございませんか。 障害者週間ということで、16ページに市民啓発及び地域との交流の推進 という中で、情報発信という部分が書いてあります。写真が12月の広報ひ
5 らかたに掲載されていましたね、Ａ委員。どんなことがあったのですか。 Ａ 委 員 ： 障害者差別解消法の学習会のことが広報ひらかたに載り、私の写真が掲 載されていました。いじめや差別をなくしてほしいです。学習会に来てなかっ た他の障害者にも知ってほしいと思っています。学習会では、いじめの話が多 かったです。会社で悪口やいじめに遭った話や、バスの中で携帯で写真を撮ら れたりしたという話でした。学習会に参加したとても良かったです。 会 長： この広報の写真を見て、クロスロードの人などに何かお願いされたので すよね。 Ａ 委 員 ： クロスロードの職員さんに、11日にクロスロードの忘年会があるので、 そこで、学習会での話をみんなに話してくださいと頼まれました。 会 長： こういう情報発信していただいたことで、他の人からまた話をしてと、 言われたのですね。 Ａ 委 員 ： はい。また、広報に学習会の話を載せてほしいと思います。よろしくお 願いします。 会 長： では積極的な情報発信をお願いします。他にご意見ありませんか。いか がですか。 Ｂ 委 員 ： 45ページ、就職面接会についての記載です。２月で13回目になりますが、 以前は市の産業振興課等の協力も得て、産業振興課が関わっている企業に対 して面接会に出ませんか、障害者を雇用しませんかといったアンケートをし ていただいていました。殆ど良い返事はありませんでしたので、それで途切 れてしまったのかと思います。現在では企業も増えているでしょうし、雇用 率の関係で雇用する必要がある企業もあると思いますので、もし可能であれ ば、障害福祉室だけではなく、今は商工振興課というのでしょうか、そちら にもお力添えいただければと思っています。チャレンジ雇用と市職員の雇用 についてですが、大阪労働局からも枚方市の就ポツへの指導等があって、中 間答申ではもう少し充実した取組みをしっかり実施していきなさいという評
6 価をいただいています。大阪府内の政令市や中核市などの取組等も参考に、 もう少し充実していけるような取組みを市と一緒に実施していけたらと思っ ています。その中で、平成29年度からチャレンジ雇用スタートと書いていま すので、はい、しますよということではなく、やはり準備段階がしっかりと 必要かと思います。それから１年なり２年、チャレンジ雇用で雇用していた だいた後、その方の就職が大変で、難しい状況の中、ハローワークさんも何 とか就職先を探されていました。その辺も含めて、しっかりと支援が必要で す。前もってきちんと計画的に進めていけるような形をとってほしいと思っ ています。今年度、臨時職員の採用という形で、１カ月間雇用していただき ましたが、それを踏まえて、職員の採用試験の障害者枠や非常勤の採用も含 めて、来年度もまた実施できるよう、ぜひ取り組んでいただけたらと思って います。そこもまた一緒に協力していきたいと考えていますので、よろしく お願いします。 会 長： 今のご意見について、一般企業の啓発について、商工振興課でしょうか、 課との連携、それからチャレンジ雇用に向けての準備、そのフォローなど について、あるいはハローワークとの連携について市のお考えはいかがで しょうか。 事 務 局 ： 市の中には障害者雇用推進本部という会議があります。そこは市長を先 頭に障害者の雇用について考える場です。今、委員のほうからお示しいた だいたような、非常勤職員の採用に関してですが、ハローワーク等の協力 も得るなら、一般就労につながることが大事だと認識しています。それぞ れの担当部署と連携し、様々な取組みをしていくために、内部的な調整を 行っているところです。市も頑張りますので、協力のほど、よろしくお願 いします。 会 長： Ｂ委員、よろしいでしょうか。そのように、一人でも多くの方が一般就 労に近づけるように、あるいはパートでもいいですが、就労できるように サポートしていけるようにしていきたいと思います。他にご意見ありませ んか。よろしいですか。前回、ずいぶんディスカッションした部分があっ て、それも反映されている内容もありますし、新しく表現を変えていただ いた内容もございます。質問についてもお答えいただいていますが、他に
7 何かございませんか。 この内容でご承認いただくということで、よろしいでしょうか。 一 同： はい。 会 長： では、障害者計画（第３次）改訂版（素案）については、承認されまし たので、よろしくお願いします。 次の案件にまいります。２．市民意見聴取及び市民意見聴取会について、 事務局からご説明願います。 事 務 局 ： 今後のスケジュールということで、意見聴取について説明いたします。 資料３をご覧ください。本日は特に修正意見がございませんでしたので、 この計画（素案）をもちましてパブリックコメントに準じるかたちで市民 からの意見聴取を行います。市民意見聴取は、12 月 19 日から１月 12 日ま で実施する予定です。１月６日には市民意見聴取会をラポールひらかたで 昼と夜の２回行う予定です。 続きまして、次回の障害福祉専門分科会で すが、１月 30 日の午後２時より予定しています。またご案内を送らせてい ただきますが、次回の分科会では、市民意見聴取の結果報告と障害者計画 第３次改訂版（案）をお示ししたいと考えています。報告は以上です。 会 長： ただいまのご説明について何かご質問はないでしょうか。なければ、その 他に移ります。事務局より説明願います。 事 務 局 ： 専門分科会の会議録をお渡ししていますので、内容確認をしていただけ たらと思っています。何か修正がありましたら、事務局まで連絡いただけ ますようお願いします。 会 長： ご意見ご質問はございませんか。 Ｃ 委 員 ： 先日、枚方市で虐待防止の委員会が開かれました。その会で、１年間の虐 待についての報告がありましたが、事業者における虐待が複数（３件）挙が っています。これらは障害者計画改訂版を策定する際に、具体的な課題とし て確認しなければならないかと思っています。虐待に関しては、事業者連絡 会でも年に1回はテーマとして取り上げておりますが、当事者に対する、い
8 わゆる専門職の知識と権利擁護というものがまだまだ不十分だということ が示されていると思っていますので、また連絡会でもその問題を提起してい きます。それから、事業者連絡会で来ていただいた、人口規模は枚方市と同 じぐらいの西宮市のあおば園さんと、その前に来ていただいた東大阪市のパ ンジーさんが、それぞれ障害者週間での取組みをテレビで取り上げられてい ます。障害者計画も基本的なこととして本当に大事ですが、市が地域や障害 者と何を一緒に取り組もうとしているのか、市民にイメージが湧くような、 そのような企画も一緒に考えていければと思っています。専門的なものだけ を理解するのではなく、どうすれば市民皆さんに分かってもらえるか、グル ープホームの建設でも、枚方市では市民の協力が得られているとは限らない 部分もたくさんあると思います。これらについても一緒に考えていく必要が あると思っていますので、よろしくお願いします。 会 長： 大切な意見だったと思いますので、よろしくお願いします。他に何かご意 見ございませんか。無いようですので、これで平成28年度社会福祉審議会第 ５回障害福祉専門分科会を閉会します。どうもありがとうございました。
