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学習意欲を高める授業と評価のデザイン : 形成的評価を活用し子供と創る授業を通して

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Academic year: 2021

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(1)  学習意欲を高める授業と評価のデザイン ∼形成的評価を活用し子供と創る授業を通して∼.                    教育実践高度化専攻                    授業実践リーダーコース                    P10028A                    二木 智由. 1間題の所在.     間授業デザインの提案.  我々教師は,すべての子供が「学ぶことが楽し.  結論. い」と意欲的に学習に取り組む姿を願い授業を行. 4研究の概要. っている。それは,子供が,将来も自ら学びを求. (1)学習意欲を高める授業と評価のあり方(理論). め,社会の中で自分を生かそうとする「学び続け.  第I章では,r学習意欲とは」「目指すべき授業. る学習者」に成長することを意味すると考えるか. とは」という問いを明らかにするため,先行研究. らである。しかし,各種調査から学習意欲の低下. や実践研究の分析からその方向性を探った。学習. 等が問題となり,その対策が論じられている。今. 意欲とは,自発的,能動的に学習しようとする欲. 回改訂された学習指導要領においてもr確かな学. 求である。その欲求を高めるには,学習意欲の構. 力」の向上に関し,(3)学習意欲の向上と学習習慣. 成要素を授業デザインの視点にすることが大切. の確立があげられている。その背景にあるものは. であることが明確となった。そこで,辰野・桜井. 何か。学習意欲は学びの根幹をなすものであり,. の要素をもとに,研究のねらいを意図した要素を. それを培う場が授業である。そう考えたとき,何. 設定し,授業の視点とした。 宰円に間す島フソケLトO1問岨目O1報ユ蜆丁ω通りで高札 ○ 畝束・●㎜1レベル(畝乖。縣味〕. を目標に,どこを目指して授業を描いてきたのか,. ○掌田子皿レ川ル‘甜求ホ狙榊乱、.挑唖力.厄日力.帽続性一自蜆性.目主性〕. ○哩虹螂情レベル(よ吉や果し吉。由己助力凪棚晒.必1蠣〕 ○ 串門標境 咄. 今一度,見つめ直す必要があると考えた。. 担脈わから硅いことがむると.先生■[聞くことがで官ゐ. 空. も白と∋宣いと白克巾拮1胆{え=田圭な」1かと{i為.. ]. 旭苗し孟 とは…目舌1価 τL者. 4. 新しい一と1一曲鈷と.肺■一り見見したりしτ^たく’’品. 芋衙1岨 誼誠水≡1 一 一  1.  そこで,本研究では,目標分析を中核とするr形. 5. 2 研究の目的  学習意欲を高める授業と評価の在り方につい. τ. 日覆向十τ自苗τ1†1距士てて,躬コ寸拮. 持帰相≡. 日. 自省が如てい岳帽カ在十分1[1帖’したい。. 業を構成し,その実践から形成的評価の有効性と. 一. 舳肺で1ユ:匡,告白一莇よ勺nTし西と咀。. 11. 左拒白と岨力しτ争亜ことは躰しい^. 1里. ≡.≡由;.■=く・蛙由、一寸「=くf可たりI,ゆτく,ユ式=りす竜. 1目. 今までよJ{■tすかしい卍出頭に冊」蛆じ」と由狙㌧. 1■. 冊し」著^方壱宇耐す品とモn由佃1一{航帆^1乱.テく庁拮. 15. も,とかしこく’一■たい.. 1o. ^業卍1’文王らと脂す⊥とでよ一照オえ岳一とができ岳 で目瑚三け目ガびと■oカ㍗。誤脱^宰御一ようとじτい乱. 触衆 欣求. 酉己勅カ四i而亜鴉. 靭舎い 胃靹1調. 倣水聖 曲1獺. 榊. 軸告」. 10 1o. 血しい問脈モ迦1fす1一先咄春邊nす1.侑てみも 自伽’弓肋剋一こ1日り獺んπ、ろ。. 日主性 現唖カ 白霊性. 酎. 央舳』τ{単品しと1きおもしらい.. ■=宮伸螂し盲. 宙. bかる・で眺虹は^渦出冊七舳乱棚禍一とがモ岬。. 盟 囲. や品と睨田左山.占1ユ馬1害吉τ=訪宕ら曲すIL仲一距くLと由’口ム 自捌ユ舳盟がよくて富ると思う.. 里’. 澁由呂れ克一冊藺Iユもちらん他。学酎世んで政J阻ん楓鴫。 麗卍肺誤1●lL出コか拍と。とlL由{わか岳2モ0固た』.. 蜻 蛆 η 姐. 学習意欲を高める指導の一方向性を提案するこ. みんな。世に立自たいと届ら。. 10. 1フ■. て,形成的評価を活用した算数科を中心とした授. 興味 一酬カ. 目. いに近づく授業をデザインすることにした。. 出口獺. ’吉中縣し毒. 中品ぺ吉」とがもhl‘.{れ荘優先彗せ眉」」由で1品.. 。. 成的評価」という評価の捉えを活用し,子供の思. ・小らな寿天方山胴冒勅題棚で、軸・一と旧北い.. ■ I. お缶弓括い=肋痂毛と.い割1射胡描τ皿ぺτい^. ウ,ユ1乱籠1し怜サい鐵田虹τ山岳・. 休出一字冊と拒業珊肋凱帯弓の切肋乱が吉吉んと柑昌. 籏苗■惟. ㎜カ. 日己軸カ唖一島帖鵬 自主情≡ 口!蛛. ■ 一 ■ ■ 白貫性. 靹,境 腓岬カ.       図11学習要素の視点を入れた質問紙. とにある。.  第皿章では,r形成的評価」のねらいは何か,. 3実践報告書の構成. どう活用すれば軸のぶれない授業構成ができ,学.  序論. 習意欲を高めることにつながるのかを探った。形.  第I章 学習意欲を高める授業と評価. 成的評価の核となる目標分析は,研究者の固定概.  第1I章 形成的評価を活用し子供と創る授業. 念を払拭させ,その重要性と有効性を伝えてくれ.  第皿章 学習意欲を高める算数科授業デサイ     ンの提案. た。目標が明確に’なることは,その学習の目指す. べき到達地点への道筋が明確になるということ.  第W章 学習意欲を高める総合的な学習の時. である。そのことで,軸のぶれない授業が構成さ. 一58一.

(2) れ,刻一刻と変化する意欲の徴候を逃さず,目. 学習の時間を関連させた『地域のお宝探し」とい. 指す目標に向けて臨機応変に授業や指導を改. う単元を描き実践化を図った。その2っをつなぐ. 善・修正しながら授業展開することを可能にす. ものとして「和算」を活用し,総合的な算数的活. る。まさに,r目標と指導と評価の一体化」を. 動を軸にした。その結果,算数の学びが日常生活. 機能させる評価法であることが明確となった。. の場で活かされ,学習意欲の更なる高まりと共に,.   1 萬腱目標O)明1竃化. 地域の素晴らしさ(宝)や先人の知恵(和算)を 体感できる授業となった。その授業の支えとなっ. ≡合目押価    ㌔一\ 未到達者⑦発見と治療. たのが形成的評価の機能であり,単元や子供の目. 4指導計画の作成. 的・目標を達成することを可能にしたことからも, 到達目標⑭接云と授菓展開. その有効性が明確であると言えるであろう。. 石 購成的評価. 学年 単元. 関心・意欲・態度. 学び合うカ. 既習初学びや勲. 学び合いを追し. お宝探しω取ゆ. れた垣国神社か 寛という先人①. て,共に学ぴ・高. 組み切中で,自も. 身近にある見な. 投棄一計自・指導内容の修正 ㌔_ 補充・深化指導.   ヨ繍解価.     /              補充1深化指導    1.              抵設定可8畠な姐台     1. 1::=:薫意ノ7. 昌標実現に向か うため④自己評 {醐力. 主体性がちΦ自 ち⑭課題発見力. を碁盤とした行 訪力,実行力. ち,篁数⑦挙びと. 知恵を,涼喰を遍 め合う,深い絆を. ⑭行動や判断を. ○年. 先人Φ知恵を試. してそのよさ著. 育むことができ. 適切に評価し,状. ,鰯⑭ 宝探し. 器にお宝を探そ. 探究することが. る。. 測こ応じて修正. うとする。. できる。. しながち目標実 現を目指すこと ができる。. 図2:評価の流れ.         図3:評価規準 (2)学習意欲を高める授業デザインの提案(実践). 5 研究の成果と課題. ○ 算数科授業デザイン(検証I).  算数科と総合的な学習の時間での検証を終え,.  第皿章では,算数科授業「図形の拡大と縮小」. 目標分析の重要性とそれを機能させる役割を持. を介して,形成的評価を活用した授業デザインを. つ形成的評価の有効性を実感した。子供の徴候を. 描き実践化を図った。その他の手立てとして,問. 見逃さず,適切な言葉かけをしたり,臨機応変な. 題解決的な学習の流れの中で,体験的・発展的な. 授業や指導の改善・修正したりするためには,決. 算数的活動や学び合い活動を効果的に活用し,学. して軸のぶれない授業が必要である。結果,その. 習意欲を高める授業の在り方を検証した。その結. ことが,学ぶ喜びや子供の思いに即した授業を可. 果,目標分析をもとにした指導計画よって,到達. 能にし,段階を経て学習意欲の高まりへと誘う授. 目標への道筋が明らかとなり,形成的評価の機能. 業を可能にする。その中核をなす機能が形成的評. を活用し,実態に即した臨機応変な改善・修正を. 価であり,その有効性には疑いがない。しかし,. 行いながら,軸のぶれない授業を子供と共に授業. 学習意欲(子供の思い)とは,2つの検証授業だ. を創ることができた。この授業により,算数科の. けで明らかにできるほど単純な問題ではない。年. よさや楽しさを自らの力で発見し,日常生活への. 間を通し,生涯を通して「学び続ける学習者」を. 活用の域まで探究することができた。. 育む授業と評価のデザインを描き続けていくこ. ○ 総合的な学習の時間授業デザイン(検証■). とが大切であり教師の使命と考える。.  第w章では,算数科で培った学びや学習意欲を,.      修学指導教員 加藤 明 長澤 憲保. さらに高次なものとするため,算数科と総合的な.      指導教員   加藤 明. 一59一.

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