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昭和36年1月16日16時20分ごろの茨城県沖地震と津波

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Academic year: 2021

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昭和

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分ごろの茨城県沖地震と津波脅

酒 井

~ 1. ま え が き 標題の地震でソト名浜・鮎川両検潮所に津波とおぼしき ものが記録されたので,参考になればと思い関係事項を 書き残すこ

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にした. ~ 2. 緊急地震調査状況 東京の震度III,やや緩慢気味ではあったが津波業務を 必要とするのではないかを意識させるような地震動であ った.16h23mごろから震度のみの電報がはいり始め, 地震電報・津波電報の類は16h28mごろからであった. 有線通信課現業室で臨時の緊急調査業務が行われ, 16h 35mまでに約40通の入電があったがP-SJf

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離円のmatch が悪く,伊豆方面,千葉県,茨城県など震央の推定に まどった. 結局等

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円の中心らしきものが

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距離 円の交点,初動および震度分布などのいずれにも比較的 よく合うということで震央とした(北緯36度,東経142 度,深さ20km) .緊急調査という上からは地震発生 時刻が好運で,震後約15分にして震央決定ができた. しかし, dataがあまり良質でなかったので、所要舟聞を 多く必要とした.夜半というような時刻関係では入電も 遅れがちとならざる得ず, dataもこれ以上に粗悪とな らうし,調査人員も少くなるなどで相当な所要時間とな ったで、あろう.16 h35m仙台津波中枢から「ツナミナシ, ヨン

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(三陸および福島県沿岸に津波はありません)が 入電,本庁でも同時刻茨城・千葉両県の太平洋沿岸に津 波はありませんの津波警報を発表したー この地震には過去の例から相当余震が続発するものと 予想したが,はたして規模の大きなものが9回も翌日00 h41mまでに続発した.以後大きなものはなかったがだ いたい 2月半ごろまで続いた.しかし,予想より短期間 で終った感がある

長 O. Sakai: The lbaraki-oki Earthquake ofJan.

16, 1961 (Received Nov. 10

1961). 制 気 象 庁 地 震 課

550.342 ~ 3. 津波の状況 この地震の各地の振幅を津波予報図に plotすると津 波の有無境界付近にあり,

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一般が問題にするような津 波の発生はない」との予想が得られ,一般からも津波の 観測情報は入らなかった.しかし,小名浜検潮所に津波 らしき記録が出た旨の通知が数日後あったので,鮎川・ 小名浜・祝町(那阿川河口から約700m上流にあり一県 営)・名洗などの検潮記録も入手できた.いずれも気象庁 使用のフース型で,これらを北から順次南へ比較転写し たのが別図である.高JI振動のある海況にあったので確実 なことはいえないが,少くとも本震と21h12mごろの余 震では津波の発生が確実のようである.その他の余震で も2-3発生した疑いのないこともない.これらはとも に津波予報の対象とすべき津波の規模ではないが,津波 発生有無の限界設定調査などには有力な資料となろう. ~ 4. 津波の伝搬状況 等

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円の中心を波源とする場合鮎川へは65分,小名 浜へは70分という伝搬時間はどうも海の深さだけから では説明がしにくい.小名浜で、の自記時刻が不確実と思 い照会して確めた.副振動があったおりに津波が発生し たので,真の津波到着時刻は17h30mよりよほど以前な のかも知れない.波源を震央から離して北方へ移動して 考えるにしても,福島県東方沖では離し過ぎるおそれが あろう祝町での記録からいつでもあまり北方へは移せ ない. ~ 5. 茨城県沖地震と津波 鹿島灘から茨城県沖にかけての地震で津波の発生のあ った地震を当ったが,明治以来にはないようである.こ の地震を最初とするのは早計であるが,この地域でもこ の程度の地震になれば津波を発生することは事実のよう である.ついでながらこの地域のわずか北方の福島東方 沖の地震になるとにわかに津波発生の地震が多くなる しかし M は7.7以下であり, 津波の規模の小さいの は震源の深さが60km程度らしいことに主因があるの 1ー

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62 験 震 時 報 26巻 3 号

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の等

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円の中心と

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で決定 した震央の模様を図の左下に添加しておいた.

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-昭 和36年1月16日16時20分Cろの茨城県沖地震と津波一一酒井 63 では電子計算機で求めるらしいが,震度および初動分布 最後に御協力を得た仙台管区気象台,水戸・銚子両地 などの上からも意外な地に震央が求められている感があ 方気象台,小名浜測候所関係官に深謝する,

参照

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