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【03】第2部「特別の教育課程による日本語指導の開始に向けて」 ~文部科学省初等中等教育局国際教育課課長補佐 河村裕美様からの説明(一部抜粋)~

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Academic year: 2021

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3 HANDSnext した。自文化を二つ持つことは素晴らしいこと、 自分の Home(居場所)を見つけることの大切さ、 必ず誰かが助けてくれるということを忘れない でほしいことなど、外国にルーツを持つ 藤を 経験した彼らの言葉は、非常に印象深いもので した。 今回のフォーラムで、初めてブラジル人学校 に通う子どもたちの様子を知った方もたくさん いらっしゃると思います。外国人児童生徒問題  思宇(国際学部大学院2年) 王 舫璐(国際学部大学院1年) 安 秋爽(国際学部大学院1年) コハツ ホセ(国際学部4年) 岩村 恵(国際学部4年) 曽 徳機(国際学部4年) 加藤 ジオランデル(国際学部4年) 叶 金栄(国際学部4年) 竹元 志穂(国際学部4年) 堀部 聖人(国際学部3年) 村里 杏子(国際学部3年) 城田 美好(国際学部3年) に対して私たち学生にできることは、微々たる ものですが、今回のフォーラムで、外国人児童 生徒の存在について少しでも広まることを願っ ています。また、今後も外国人児童生徒の声に 耳を傾け続け、HANDS Jr. 一丸となって外国人 児童生徒支援に関わっていこうと思っています。 最後になりましたが、HANDS Jr. のメンバー、 大学の先生方、フォーラムに来てくださった皆 様など、多くの方々に感謝いたします。 荒井 絵理菜(国際学部2年) 佐藤 乃巴桂(国際学部2年) 丹治 真奈(国際学部2年) 佐々木 ひとみ(国際学部2年) 大和 優希(国際学部2年) 遠藤 さくら(国際学部1年) オルティス ゆみこ(国際学部1年) 坂本 有悠美(国際学部1年) 桑田 梢(国際学部1年) 齋藤 柊奈(国際学部1年) 高橋 はるか(国際学部1年) 持丸 英理佳(国際学部1年) みなさん、こんにちは。本日は、来年4月か ら始まる予定の特別の教育課程による日本語指 導について背景やその内容について説明します。 まず、背景について、2 つの側面からみていき ましょう。 1 つ目は、日本語指導が必要な外国人児童生徒 の数です。小・中・高等学校において、平成 24 年度の時点で、27,013 人在籍しています。その 数は、平成 20 年度をピークに若干微減していま すが、全国的な統計をみると、いわゆる集住都 市といわれているところから、全国まんべんな く散在しているという状況に移りつつあります。 次に、日本語指導が必要な日本国籍の子ども の数です。右肩上がりでどんどん増えています。

第2部

「特別の教育課程による日本語指導の開始に向けて」

∼文部科学省初等中等教育局国際教育課課長補佐 河村裕美様からの説明(一部抜粋)∼ 《 学生実行委員 》

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4 HANDSnext 国際結婚の場合などで生まれた子は日本国籍を 持つことができ、その家庭内言語が外国語であ る場合や、一番接するその兄弟と外国語で会話 している場合などには、なかなか日本語を学ぶ 機会が少ないということから、日本語指導が必 要な日本国籍の子どもの数が増加していると言 えます。 文部科学省では、そういった子どもたちに対 していろいろな施策を行っています。例えば、7 か国語での「外国人児童生徒のための就学ガイ ドブック」、外国人の児童生徒が在籍する学校に 対しての教職員の加配、日本語指導を担当する 教員や保護者対象の研修・講習、自治体の取り 組みを支援する補助事業、外国人の子どもたち の円滑な受入れに資することを目的とした「外 国人児童生徒受入れの手引き」の作成と配布、 教材情報をはかるための情報検索サイト「カス タネット」の整備などです。また、子どもがど れぐらいの日本語のレベルでどういった教育が 必要なのかという、日本語能力測定方法という 冊子は、現在印刷段階であり、外国人の子ども に対して、日本語を教える先生をどうやって研 修したらよいのとかという研修マニュアルも、 現在配布準備中であります。 学校教育における日本語指導は、現在、学校 の先生方の創意工夫で行われております。全国 的に公立の学校に入って勉強したいという希望 をいただく機会が多くなってきましたので、国 全体として、制度を作ったほうがいいという状 況になってきました。いろんな基準や誰の責任 で何をやるのかが、明確になることによって、 教育が充実するから制度を作るのです。 日本語指導が必要な子どもが学校に入ってく ると、その子どもに対してどのような教育支援 が必要なのだろうと考えます。日本語でも、い ろんなレベルの子がいます。その子が一日の大 半を過ごす学校生活を日本語で行うことができ て、かつ学校では勉強というものがありますか ら、その勉強を日本語で学ぶことができるよう にすること、それが我々が日本語指導といって いるものです。 日本語指導とは、学校生活を営む日本語とと もに学習に取り込む日本語という 2 つの言語の 習得を指しています。 今回は、特別の教育課程における日本語指導 の対象となる子どもたちは、義務教育の子ども としました。 そして、指導者について、いろんな議論があ りました。いきついた結論は、日本語担当教員 という主たる指導者を置くということです。こ れは、教員免許を有する教員に当てましょうと いうことになりました。学校全体の教育制度が 分かっていてなおかつ、教育課程の他の教科と のバランスも分かっていて、発達段階に応じた カリキュラムを学び免許を持っている先生とい うのが、特別の教育課程としての日本語を制度 として運用できるという結論になったわけです。 授業時間に関して、1年間で何時間日本語指 導を受ければよいのか、また、標準というのを 作ったほうがいいのかどうか、議論がありまし た。日本語指導が必要な子どもたちというのは、 本来在籍学級で授業を受けながら日本語指導を 受けたほうが良いと考えています。いずれ、ずっ と学校生活を 6 年間、3 年間と過ごしていく時間 の大半を、例えば外国人の子どもたちだけで過 ごすとか、日本語教室の中だけで過ごすという のは、子どもの発達にとってあまり良くありま せん。ですから、1 年間のうち、最大 280 単位時 間と上限に決めました。来日直後、日本語指導 が重点的に必要なときには、まずは学校生活に 慣れるために別教室で学びましょう、そして徐々 に戻してくださいよというための上限でもあり ます。下限は年間 10 単位時間としました。こち らの考え方は、大体月1単位時間です。ただし、 月 1 以下では日本語の特別課程が組めないのか というとそうではなく、日本語指導をやっても かまいません。 指導形態については、子どもたちが在籍する 学校が望ましいと書く予定です。ただし、指導 者の確保の点から、また地理的な要因から、学

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5 HANDSnext 校外で指導する場合があることも認めていきた いと思っています。 指導計画と学習評価の実施については、教育 委員会に出す指導計画については、おおまかな 内容、学校内で共有していく指導計画について は、細かいものになります。具体的な記入例に ついて、文科省で作成しておりますので、今後 ホームページ等でみなさまに公表していく予定 です。個別の指導計画や評価については、子ど もたち 1 人 1 人の学習の成績だけをみるのでは なくて、子どもたちが学習に参加しようとする 意欲や態度についても、積極的に評価してくだ さいよということを書いています。 最後に、この制度を導入すると、学校や教育 委員会は、それを基準として体制を作り始めま す。そして、研修が始まっていきます。学校全 体で、いろんな取り組みが始まるので、国全体 で徐々にですがこういった取り組みが、広がり 始めることが期待されます。我々は一人でも多 くの子どもが日本の学校で学んでいくことを選 択して、卒業して、高校進学、就職というもの に結びつけられればなと思います。 ありがとうございました。 (編集 船山千恵) この後、会場の中から、外国人児童生徒教育 拠点校担当教員・研究者・日本語教室ボランティ ア・学生等、7 人から質問を受け、それぞれの質 問に対して、河村様に丁寧に応答していただき ました。今回の依頼につきまして、お忙しいと ころご協力いただきました河村様とご理解いた だきました文部科学省関係者の皆様に、この場 をお借りいたしまして、HANDS プロジェクト 一同、厚く御礼申し上げます。 第 3 部は、「北関東における外国人児童生徒教 育にどのように向き合うか」と題し、 城県、 群馬県そして栃木県の 3 県における取り組みが 登壇者から発表されました。 城県からは、 城大学人文学部人文コミュ ニケーション学科准教授の稲葉奈々子氏による、 「進学格差対策」や「入試における特別措置の可 能性」についての報告がされました。国勢調査 の結果から集計した国籍別通学率によって、ブ ラジル・ペルー・フィリピン籍の進学率が他の 国籍と比較して低いことが明確になったことや、 格差対策の必要性について述べられました。群 馬県からは、いせさき NPO 協議会社会貢献ネッ ト理事の本堂晴生氏による、「NPO 活動からの ネットワーク作り」と題した、群馬県伊勢崎市 における NPO による外国人児童生徒支援の実践 についての報告がありました。学校現場に入り 込んでの支援の他、不就学の子供に対する進学・ 就学へ向けての学習サポートなど、積極的な活 動内容が伺え興味深いものでした。

第3部 「北関東における外国人児童生徒教育に

どのように向き合うか」

国際学部特任准教授

若 林 秀 樹

参照

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